- 原作を知らない・うろ覚えの作品でエロパロ
178 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/09/09(火) 00:03:14.00 ID:9640L9H1 - 「よっす」
珍妙な服の女が私に挨拶をしてきた。黒いベッドに鉄臭い部屋は、随分と汚れているように見える。 その中で女だけは妙に小綺麗で、屈託のない笑顔だけ見れば、それは敵意も無いように思えた。 珍妙な女は珍妙な触手を地面に垂らしながら、ぺたぺたと裸足で近づいてくる。そのとき。 遠くで激しい物音がする。それが何か確かめる気力もない。ただ恐ろしい何か、漠然とそれだけは分かっていた。 体に力は入らず、物を考えるのも億劫だった。怪我は無いか、それと身辺の事を2、3質問された後、 至極あっさりと要求を突きつけられた。 「私の夜伽の相手になってほしい」訳がわからない。 この妙ちくりんな女は深海棲艦というものらしい。露出の高い妙な服に、頭にこれまた妙な帽子を被っている。 その深海棲艦がまた、どうして?質問を投げ掛けても霧が晴れないばかりか、更に深くなってゆく。 「大井」それが私の名前らしい。「艦娘」という兵士であるらしいが、武器もない。ついでに服すら薄手のワンピースだ。 ますます今の状況が分からなくなった。元兵士の私が、どうやら敵兵である妙な女に求愛を受けている。 「ごめん、状況がわからないんだ。私は誰で、どうしてここに…ええと、何をしていた?」 「何も怖くないよ。みんな良い人だよ。何も心配はいらないし、痛くもない」 「説明がたりてないよ、北上さ……」 言いかけた時、小綺麗な女の顔が私の目の前にあった。
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