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名無しさん@ピンキー
悪魔娘の深謀
不気味なモノに寄生されて虜になる娘!!Part19
淫魔・サキュバスとHなことをする小説 10体目

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不気味なモノに寄生されて虜になる娘!!Part19
710 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/09/08(月) 11:30:57.79 ID:oam1aTe+
ジ·エンブリオ「呼ばれた気がして」
淫魔・サキュバスとHなことをする小説 10体目
362 :悪魔娘の深謀[sage]:2014/09/08(月) 23:57:21.81 ID:oam1aTe+
「ん、んんーっ…よく 寝た かなぁ…」
穏やかな陽光が鋭い角度で窓から差し込む。魔界の太陽は瘴気に阻まれその熱烈な眩しさがやわらげられている。
そういえば、そのせいか気候はどこも人間界よりは穏やかで寝苦しいという経験とは大分ご無沙汰になっていた。
野宿でそれだけ寝心地が良くて、これだけ価格の張りそうな寝具に囲まれて気持ち良く寝られないわけがない。
だからこそ、このように昼ごろまで寝過ごしてしまうのは仕方のないことであるし、当たり前のことなのだ。
枕やベッドがあるのはごく普通のこととしてそれがここまで身体に合ったものだったのは初めてだった。
なるほど、これくらいの厚みがちょうどよかったんだと、エリーは枕を手に取り色々触っている。

それにしても過ごしやすい気候だ。
ここに来る前にいた火山地帯の温泉も故郷にはない楽しいところだったし、奥地にはどこまでも水が広がる海というところがあるという。
魔界という土地は禍々しい場所とばかり聞かされてきてはいたがなかなかどうして素敵な場所だ。
瘴気が少々臭いのがどうにも厄介だが、それにすでに鼻が慣れてしまった彼女にはいよいよこの地に暮らす魔物たちがうらやましく思えてきた。
「…魔王を倒したら寄り道しながら帰るのもいいかなぁ。いや、みんなが帰りを待ってる。観光に行くなら一度帰って旅行の準備を整えてからの方がいいね」
呑気にも、一番の目標を終えた後の計画などを想像し始めるエリー。
だが、それほどにこの家にゆったりした時間が流れ、殺伐とした彼女の心を解きほぐしていたことも事実だった。
…しかし、なにかその安寧に水をさしているものがある気配がしたのは彼女の気のせいだろうか。
体内からふつふつと内臓を押しのけ持ちあがってくるような何かが。



「…?なんか重い…?」
ふと、重力の実感に乏しい平らかな胸に違和感を覚えたエリーは、パジャマを脱いで視線を下ろす。
やっと、やっと希望が現れてきたのかと期待して目と鼻の先のそこへと焦点を合わせる。しかし、それは彼女の望むものとは対極にあるものだった。
そこにあったのは、銀色の輝き。夢の中でリリスに付けられたあのピアスが金属光沢を放ち存在を主張していた。
内側からピアスに圧迫されているせいで彼女の乳首は散々こねくり回した後のように切なく尖り、彼女の脳髄にうすぼんやりとした希求を訴えかける。

なんだこれ、
彼女のつぶやきがきっかけとなり、急速に彼女の記憶が四半日分巻き戻る。
そう、そうだあのときリリスに…
ということは、ということはこれは、

おっぱいを…乳首を貫通してる…!?
「…えっ…キャーッ!?う、ウソっ!?なんであの時のピアスが!?」
淫魔・サキュバスとHなことをする小説 10体目
363 :悪魔娘の深謀[sage]:2014/09/08(月) 23:58:12.68 ID:oam1aTe+
ギィとドアが開く音と、コツコツというハイヒールの音が叫び声のいまだ残響する部屋にゆるやかに鳴り響く。
「あらあら、騒がしいわね。寝坊くらいで大騒ぎしたら肌が荒れるわよ?」
「り、リリスっこれはいったいどういうことなのよっあたしの身体にいったい、」
「別に何にもしてないわよ。そのピアスのことなら貴女にあげるって言ったじゃない」
「で、でもあれは夢の中のことで…!?」
「べつにいいじゃない、お礼なんだから現実にしたって。
それに、慎ましいエリーの胸に大人なピアスがついた見た目、清楚なのに猥らなアンバランスでとびきりにエッチよ?」
「いや、あたしのはまだこれから大きく…じゃない、このピアス外してほしいんだけど。あたしには似合わないと思うしね、それに、」
「あらなんで?その感覚がなんでもない一瞬一瞬を官能で彩ってくれるのよ?とってもエリーにとってプラスだと思うけど?」
「えええ…あたしそんなのイヤだぁ…そんなの辛いよ、ヘンタイだよ」
「あら、人間はお堅いのね。カタイのは男の人の身体だけにしてほしいところなのに。
大丈夫よ。慣れればとっても気持ち良くなれるって言ったじゃない。ほら、不安なら安心できるまで抱きしめてあげる。
あ、おっぱい飲む?」
「おばさんが何言ってるのさっ、あたしは勇者なの!子ども扱いしないでってば!」
「あら、勇者なら生意気な口を叩いてもいいわけじゃないわよ?そんなことをしゃべるのはこの舌かしら?」
「あだだだだ!?」




「…ふぅ…ぅっ…ふー…あぁっ…!…っう、気持ちいいってこんなに面倒なときもあるん…だね…」
結局言いくるめられたエリーはピアスを付けたままとなってしまった。
エリーは勇者に選ばれただけあって弁が立つ方ではあったがそれでもうら若い少女、数百年という寿命を持つ悪魔族のリリスに口先で勝つことは無理だったようだ。
あれこれと理由を並べてピアスが邪魔だと暗に伝えたかったのだが、子どもみたいにダダをこねるのかと一蹴されグゥの音も出ない。
それと、リリスから母乳が出るということはかなり意外だったが、これがかなり彼女の口に合い美味しかった。


まぁ、せっかくの好意だ、気味が悪いが突っぱねてないで受け入れるのも手だ。
彼女の言う通り、これはあたしに利益となるものなのかもしれない。
やたらに嫌がって知り合って早々に揉め事を起こしてはせっかくこっちの味方になってくれたのに信頼を失いかねない。
それにこんなもの、最悪我慢して慣れてしまえば何とかなる。
……そう考えたことを彼女は楽観的すぎたとすぐに反省することになった。
淫魔・サキュバスとHなことをする小説 10体目
364 :悪魔娘の深謀[sage]:2014/09/08(月) 23:59:49.24 ID:oam1aTe+
彼女の両胸は全体が薄い悦楽の皮膜の包まれていたようなものになっていた。
エリーのわずかな所作はその都度すべて乳首から情欲のスイッチに発破をかけることになり、落ち着けない性の高揚感に常時振り回され続けるのはかなりの負担である。
凹凸程度の乳首は完全に突起となり、上の下着などこれまで用意したことすらなかった彼女に肌着の摩擦が容赦なくさらなる快楽を直訴する。
食事は少ししか取れず、こんな調子で風呂などどうしたらいいのだろうかと不安が募る。
しかし、どうにも起き抜けからムラムラした気分を処理するのは気が引けた。ここは他人の家だ、何かの拍子に汚したら悪いし、そういう姿を真昼間にリリスに見られたくない。
そこで、この家を散策して気を晴らそうと廊下に出てはみたが、心は落ち着くばかりかなおも増してどんどん昂ぶっていくばかりだ。
もう何をしても結局乳首が擦れてつらい。しかし、じっとしていても悶々とした気分は耐え難く抑えきれなかった。
だからせめてムラムラとした感情の潮流に押し流されないようにしようという散策であったが、はっきり言って逆効果となっている。
一歩一歩の振動が身体を疼かせ、刺激を求める身体につられる形で夢の中での快感とあのどうにかなってしまいそうになりかけたリリスの手技が不意に再生される。

正直なところ彼女は夢の中でリリスに誘われていたあのとき、嫌々な態度の反面で内心は期待していた。
何と言ったって風俗のプロ集団、それもその首長が自分を誘っているというのだ。よほど嫌な思い出でもない限り期待するなという方に無理がある。
もし、相手が男だったら貞操観念から嫌悪感もよぎったかもしれないが、相手は同姓。
もちろんそれはそれで同性愛の倫理の問題がありそうなものだが、彼女のまだ幼い頭にはまだ性愛という単語に常識も偏見も知能も乏しかった。
ゆえにいざ事に及ぶとなったとき、精を吸収されるという言葉のおどろおどろしさとリリスに遊ばれてる苛立ちが彼女の心を躊躇させたが、
それでもなお固辞することは彼女の好奇心が認めなかったのだ。
たとえ、悪魔と関係を持つことがどれほどに危ういことか先人がその身をもって示していたか知っていても。

しかし、そのせいで大変なことになってしまった。こんな性感をずっとトロ火で温めているようなじりじりとした性欲の自己主張に付きまとわれてはまともに戦うこともできない。
まったく割に合わない、なんでリリスとの約束を果たした後にこう次々と迷惑事に付き合わなければならないのか、彼女は文句たらたらに歩いている。
そんな今もこうして、ふいにフラッシュバックされるリリスの手技に顔は紅潮し、すでに何のために部屋を出たのかさえ忘却の彼方だ。
ただでさえおぼつかない足取りで歩いている。そのうえで突き当りが遠い廊下の奥を見つめると、その広さにめまいがする。
散策という目的は次の部屋まで持続させることすらできず、気になっていたはずの食堂の隣の厨房の扉は素通りしてしまった。
「…と、とにかくは、部屋に…帰ろう。…あ、寝室、どの部屋だっけ…?」

あたかも夢遊病でも発症しているようなどこか危うい様子でエリーは手前から一つづつ扉に手をかけ、中を覗く。
幼い肉体にまるで女であることを強調しているかのような胸ピアス。そしてその力にあてられ上気する顔、湿気た股間、震える身体。
もし彼女が着ているのが寝巻でなくいやらしい皮革や扇情的なゴムの衣装や薄手で過激な下着であったとしたら、
その姿は可憐な勇者ではなく餓えた幼い淫魔と見るものに映っただろう。

それにしても、普段の彼女なら都合よく利用されたと見るやすぐに相手に一発拳を喰らわせて逃げ出したものだが…
彼女はこうしてリリスに怒りをぶつけることもこの屋敷から出ていくこともない。
つまりはそれだけのバイタリティーと思考力を左右一対のピアスただ一つに奪われてしまったのだ。
「お礼とか言ってなんでこんなものを勝手につけちゃうかなぁ……?はぁ、やっぱり魔界の連中の考えてることってわっかんないなぁ…
あたしを騙そうとしてる目じゃないし…ふぅ、ふぅ…あぁもうわかんない!部屋帰って剣の手入れして時間つぶそう…」
しかしこの時彼女はこのとき気付くよしもない。
砥ぎ石の上で剣を前後させる研磨の動きが今の彼女の胸には一番の大打撃を与えることにつながったとは。


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