- 戦隊シリーズ総合カップルスレ 19
607 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/09/05(金) 22:52:32.82 ID:V2hAfvhw - 明カグできた
烈車橙桃『愛し恋しのイマジネーション』 読みたくない方は適宜NGよろしくです
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608 :烈車橙桃1/7[sage]:2014/09/05(金) 23:04:47.98 ID:V2hAfvhw - あれ、顔が近付いてきた。
思う間もなく、唇が触れた。 「!!」 驚いて一歩後退さり、その精悍な顔をきっ、と睨みつける。そんなカグラを 見て、明がニヤリと笑った。 シャドー怪人を倒し、烈車に戻る道すがら。後ろにいる明に話しかけようと 振り返ったその瞬間のことである。つまりここは往来であり、ライト以下 トッキュウジャーの面々がふたりに背を向けてすぐ目の前を歩いている。 「もう!何するのよこんな所で!」 「お前が可愛いからだ」 「…………!!」 小声で抗議するカグラを意に介する様子もなく、明はスタスタと皆を 追い越し先頭へ行ってしまった。ライトが彼に話しかける声が微かに聞こえる。 短い間に「弁当」という単語が3度耳に届いた。 もう、明くんのバカ! 熱くなった頬を両手で押さえる。 明と唇を重ねるのは初めてではない。コインシャドーの企みで、 廃れてしまった銭湯を守るのに奔走したあの日から、急激に距離が縮まり、 気が付けばそういう仲になっていた。 ミオの背中をそっと見る。 明とのことは、ミオにすら話していない。恥ずかしいということに加え、 恋愛の話をあまり好まない彼女の反応が怖かった。カグラがミオに秘密を持つのは、 これが初めてである。 「ミオちゃん……!」 後ろめたさから、ミオに駆け寄り腕を絡める。 「びっくりしたぁ。どうしたの急に」 ミオの優しい笑顔に、ちくりと胸が痛んだ。
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609 :烈車橙桃2/7[sage]:2014/09/05(金) 23:07:21.46 ID:V2hAfvhw - 「いやぁん、明クンが来ないわっ!」
ワゴンが身をくねらせて叫んだ。 「保線作業は終わってるハズ。激しく心配っ!……カ・グ・ラ・ちゃぁん」 弁当をふたつ手に取り、クネクネとカグラに近付いてくる。 「……はい?」 「これ、明クンに持って行ってあげて?置いといたら、ライトくんに 食べられちゃうわン」 「えっと……どうしてふたつ?」 ワゴンの顔を見つめると、小さく投げキッスを寄越した。ふたりで食べて来るように。 そういうことか。 やはりこの人には勘付かれていたのか。全身がカッと熱くなった。 無駄な動きに余念のないワゴンに、口元で人差し指を立てて見せると、 「OK」のサインが返ってきた。 「ご・ゆっ・く・り♪」 ……本当に大丈夫なのだろうか?いささか不安ではあるが、食事を取っていない 明のことも心配である。 それぞれ好みのものを口に運んでいる皆の顔を見回す。あまりここで モタモタしていると、変に思われてしまうだろう。 もう一度、ワゴンにしっかりと目で訴え、カグラはツインテールを揺らしながら 小走りに烈車を降りた。
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610 :烈車橙桃3/7[sage]:2014/09/05(金) 23:10:38.43 ID:V2hAfvhw - ビルドレッシャーの中に、明の姿はなかった。
どこ行ったのかなぁ……? 少し待っていれば戻ってくるかも知れない。弁当を適当な場所に置き、 運転席に腰を下ろす。 改めて、恋人がカスタマイズした車内を見渡してみる。 すごいな、明くん。 誇らしさが胸に湧く。 明の姿が脳裏に浮かぶ。凛々しい立ち姿や、時折見せる笑顔。すべてが、 どうしようもなく愛おしい。 「…………!」 シートに染みついているものであろうか、ふいに明の匂いを感じた。何やら 彼の腕の中にいるような気持ちになり、身体が火照る。 突如、全裸で白いシーツに横たわる自分の姿が見えた。 や、やだ……。ダメ!変な想像しちゃダメよ! 胸が高鳴る。一度頭に浮かんでしまったものは、最早止められない。 まだ明には唇しか許してはいないが、近頃はふとした折に淫らな 映像が浮かんでしまい、途方に暮れることが増えた。恋をしている者ならば、 多かれ少なかれしてしまう想像ではある。が、彼女のイマジネーション力を持ってすれば……。 それは、彼女自身に大変な事態をもたらしてしまうのであった。
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611 :烈車橙桃4/7[sage]:2014/09/05(金) 23:13:28.39 ID:V2hAfvhw - 現実よりやや豊満な両の乳房に、明の浅黒い手が伸びてくる。
無遠慮なその掌は、跡がつきそうな程の力強さで、思うがままに 乳房を蹂躙する。 『明くん、痛いよ……』 潤んだ瞳で手の持ち主を見つめれば、愛情と欲望に満ちた鋭い目が 見返してくる。身を起こし、明の唇に自分の唇を重ねると、僅かに開いた 上下の歯の隙間をこじ開け、舌が侵入してくる。その舌に、自ら舌を 絡ませていく。 夢中で互いの舌を味わううちに、胸の先端が痛いほどに固くなってくる。 『お願い……。おっぱい、して……』 そこへの刺激を明にねだると、感触を楽しむように親指の腹で転がされ、 乳房に埋めるように押し込まれ、ぐりぐりと円を描かれる。 息が荒くなり、あられもない声が喉から漏れる。 『……明、くん。好き。大好き……!』 愛の言葉を呟きながら喘ぐカグラを、再びシーツに押し倒し、 今度は口を使って乳首を愛される。 舌で転がされ、軽く歯を立てられ……。 その快感は下半身へ伝わり、もどかしさに腰を震わせる。それに気付いた 明の指が、熱くなったその部分をねちねちと往復する。
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612 :烈車橙桃5/7[sage]:2014/09/05(金) 23:16:32.84 ID:V2hAfvhw - こちらもすっかり勃ちあがってしまった突起を2本の指が捕らえ、
優しく捏ねる。 『や…ぁっ!』 蜜と汗をたっぷりと溢れさせ、想像の中のカグラは明の手で あっさりと達した。 そんなカグラに、明が四つん這いの姿勢を取らせる。 現実のカグラの身体も全く同じ状態である。いつの間にか床に膝をつき、 座席に上半身を預けるようにしてお尻を後ろへ突き出している。 薄っぺらな下着では蜜を吸い取りきれず太股まで溢れ、ニーハイソックスの 履き口の色を一段濃く染めている。 『明くん、来て……』 「明くん、来て……」 想像と現実が、同時に同じ言葉を口にした。
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613 :烈車橙桃6/7[sage]:2014/09/05(金) 23:19:10.85 ID:V2hAfvhw - 自らも服を脱ぎ捨てた明の指が、感触を確かめるように、ぬるぬると
出し入れされる。 『あん……』 カグラの蜜で汚れた指が、その部分を左右に開く。 熱いものが押し当てられ、じわり、じわりと奥へと侵入してくる。 「や……!やぁ……あ……!」 腰をがっしりと掴まれ、徐々に激しくなる明の動きを余すところなく 受け止めさせられる。奥の奥を容赦なく幾度も抉られ、たまらず涙が溢れる。 『すごいよぉ……!』 びくん、と、カグラの身体が硬直し、一瞬ののちにゆるゆると弛緩する。 『あ、あぁ……』 同時に、明の熱い迸りを感じる。 荒い息を吐きながら、身体を捻って明を見ると、唾液に濡れ光る唇を 強く吸われた。
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614 :烈車橙桃7/7[sage]:2014/09/05(金) 23:21:35.11 ID:V2hAfvhw - 「明くん、好き……」
明の匂いのする座席に顔を埋め、呟いたその時。現実のカグラのお尻を 鷲掴みにする手が現れた。 「え?」 一瞬でイマジネーションから覚めた。 まさか……。恐る恐る首を後ろに回す。 そのまさかであった。現実の明が、目をぎらつかせてカグラのお尻を まさぐっている。 「**#$%%%〜!!!!ちょっと、やだぁ!!いつから いたのよおぉぉぉ!」 「ずっとだ」 あまりの恥ずかしさに逃げようとするカグラに覆い被さり、意外な 手際の良さで服を脱がしにかかる。 「やだやだやだっ!!こんなとこじゃ嫌!!」 イマジネーションの中ではあれやこれやと行っているとは言え、現実では 初体験ということになる。それがビルドレッシャーの中というのは 避けたいところであった。 「俺とてここで至すのは好みじゃない」 片手でカグラの胸を揉みしだきながら、空いている手を顔の前で握りしめる。 「……好みじゃない」 胸を揉まれているカグラも同じ動作をする。 「が!間もなく死出の旅に赴くこの身。惚れた女を抱く機会を 逃すわけにはいかない!」 「……いかない!……じゃなくて!赴かない!明くん赴かないから! ……ああっ!」 下着をはぎ取られ、足を大きく開かせられる。イマジネーション以上の 熱さのものが押し当てられた。 こんな、たて続けじゃ、身体、持たないよぉ……! 声にならない声を上げながら、それでもカグラは、恋しい人の腕の中で、 甘やかな波に飲み込まれていくのであった。
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615 :烈車橙桃[sage]:2014/09/05(金) 23:25:06.30 ID:V2hAfvhw - 読んで下さった方、ありがとうございました。
明くんのキャラや口調がまだ掴めておらず、彼のセリフを書く時は 脳内に樹液の姿が浮かんでしまい困りました。
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