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【監禁】囚われた女 3人目【拉致】

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【監禁】囚われた女 3人目【拉致】
423 :受難[sage]:2014/09/01(月) 23:39:10.52 ID:EivXaNVn
スレの主旨にあっているか不安ですが投下します。

     ****

深夜までかかった仕事をようやく終え、ユキは暗い夜道を一人で歩いていた。
 ここ連日は繁忙期でどうしても朝からこの時間帯まで働かねばならない。
 自分で選んだ仕事で、後悔がないとはいえ、さすがにこう激務が続けば心身ともに参ってくるのは当然だった。

(明日に備えて、早く帰って休まないと) 

 今のユキは、家には風呂と睡眠のために帰っている状態である。疲労はとっくにピークに達していた。
 友人たちはいわゆるアフターファイブを楽しんでいるというのに自分は何をやっているんだろう、
二十代前半という女盛りをすべて仕事に捧げていいのだろうか、と思う時もある。
 
(いけない、気をしっかり持たないと)
 
 誰もいないと思い込み、ユキは「よしっ!」と声を上げた。
 
 ――ところが、彼女の跡を気付かれずにつけている男がいたのである。

 実は、この男はほんの少し前にユキと道ですれ違った人物だった。

「次はあいつにしよう」
 
 ユキの顔と体を見た瞬間、男は誰にも聞こえないほどの小声でそうもらしていた。
 男は気に入ったのだ、長い髪を後ろに束ねたユキのばっちりとした大きな目に主張の強くないきれいな唇、
すらっとした体にもかかわらず薄いブラウスの上から盛り上がりがはっきりと分かる豊満な胸が。
 
(はあ、早くベッドで寝たいなあ)

 自分の身に危険が迫っていることなど露知らず、ユキの意識は完全に散漫としていた。
 女の一人歩きに慣れたせいで、警戒心が薄れていたのだ。

 男が周囲を確認し始める。誰もいないことを確認すると、服のポケットから小瓶とハンカチを取り出した。
 小瓶には液体が入っており、それをハンカチへと慎重にかける。
 そして瓶を再びポケットに入れると、ハンカチを利き手に持ち替えた。
 街灯がかからぬ地点までユキが差し掛かった時、男は一気にユキの背後へ駆け寄る。
 そしてハンカチで彼女の鼻と口を塞いだ。

「んむぅっ!」

 ユキは急に口を塞がれ、思わず声を出す。が、まだ自分の身に何が起こったのかよく分かっていない。

 一方、男は女に抵抗させまいと、素早く空いた方の腕で体をがっちりと抑える。
 その手際の良さは、これが初めてではないことを物語っていた。 

 自分が襲われていることにようやく気付いたユキは、あらん限りの声で叫ぶ。
 だがハンカチと手で口を覆われているため、その声が悲鳴として外部に届くことはなかった。
 そして彼女はやがて意識を失ったのである。
【監禁】囚われた女 3人目【拉致】
424 :受難[sage]:2014/09/01(月) 23:43:44.36 ID:EivXaNVn
     ****

「へへ……だろ」
「ああ……よく……。それに……」

 誰かの声がする、とユキは思った。
 しかし彼女は麻酔薬のせいで未だに意識が朦朧としていた。

「……だな。おい、……ろ! 起きろ!」

 突然頬を何度も引っぱたかれて、ユキは痛みとともにようやく覚醒する。
 
(はっ!)

 ユキが目を覚ますと、そこは自分の家などではなく、知らない部屋の一室であった。
 そして眼前にはこれまた見知らぬ若い男が二人がいる。
 一人は髪を金髪に染めた強面で、もう一人は紳士そうな優男であった。
 彼らは実に下卑た笑みを浮かべていた。
 
「えっ……」
 
 そしてそれだけではない。ユキは自分の手も足も粘着テープで固定されていることに気付いた。
 つまり縛られているのだ。

「い……」
 
 ここまで状況が把握できれば十分だった。

「いやああぁぁぁ!」

 自分は拉致監禁されたのだ、と思うとユキは恐怖と悲鳴が止まらなかった。
 が、その声はすぐに男の掌にかき消される。

「んんっーーー」

「うるせーぞ! 静かにしろこの野郎!」

 金髪男の顔と恫喝があまり怖かったため、ユキは素直に従った。すると男もユキの口から手を離す。

「あんまり怯えさせるなよ。大事なお客さんなんだから」

 優男が金髪を咎める。二人の関係はどうやら対等のようだ。
 見るからに悪そうな顔と一見紳士そうな顔と、そのアンバランスさが一層ユキに恐怖を与える。
【監禁】囚われた女 3人目【拉致】
425 :受難[sage]:2014/09/01(月) 23:44:45.04 ID:EivXaNVn
「わ、私……お金なんてありません」

 泣きそうになるのを必死に抑え、ユキはこう言った。
 身代金目的の誘拐なら自分は不適だ、と伝えたかったのである。
 しかし男たちの返事は、彼女を絶望の淵へといざなうものだった。

「ははっ、金目当てなんかじゃないよ」
「俺たちは、お前目的で拉致ったんだから」

 その言葉で、男たちの目的が理解する。ユキは全身から汗が噴き出すのを感じ、心臓はさらに早く鼓動する。

「い、いやああーー! お願い、それだけはぁぁあああ!」

 すると金髪の男が絶叫するユキの頬を叩いた。彼は女を殴ることにためらいなど微塵も感じない男だった。

「てめえ! さっき俺は何て言った!」
 
 肉体的な痛みがさらに恐怖を倍増させる。ユキは堪えていた涙を流さずにはいられなかった。
 そして彼女が心身ともに苦しんでいる様を、男たちは興奮さめやまぬといった表情で見ていた。

 我慢の限界を迎えた金髪が突然ユキに覆いかぶさり、その豊かな胸をブラウスの上から揉みしだき始めるた。

「いや、やめて……」

 また殴られるという恐怖から抗議の声はいたく小さいものだった。そのか細い声がさらに男の欲情に油を注ぐ。
 金髪はブラウスのボタンを一気に弾き飛ばした。そしてユキのたわわなバストが外気に晒される。

「おー、いい乳してんじゃねえか」
「ブラも中々かわいらしいね」

 男たちが品定めするように視線を胸へと集中させている。

「お願い、もう……いや……」

 ユキは、夢なら覚めてほしい、と願ったが、これは紛れもなく冷酷な現実であった。
【監禁】囚われた女 3人目【拉致】
426 :受難[sage]:2014/09/01(月) 23:45:30.09 ID:EivXaNVn
「んんぅっ!」

 そして今度は優男が突然ユキの唇を奪う。彼は口内に舌を入れ、執拗に女の唾液を味わった。

「んっーー、むぅぅーー」

 これほどの嫌悪感を感じたこともないユキは、何とか唇を引き離したいのだが、肝心の腕は後ろ手に縛られている。
 彼女は大人しく口内を蹂躙されるしかなかった。
 口の端からは男のとも己のともしれぬ唾液がこぼれ落ちていく。

 だがせっかく手に入れた獲物への凌辱が当然これで終わるはずもない。
 金髪はすかさずブラジャーを剥ぎ取る。そして豊かな胸は完全に解放された。
 乳房はぷるぷると震えており、乳首は実にきれいな薄い桃色だった。
 それが今、恐るべき暴漢によって無慈悲にも力強く揉まれ、ついには乳首を吸われてしまう。

「んっーー! んんっーーー!」

 ユキは自分の胸までもが毒牙にかかっていると知り、必死に声を上げようとするが、それは優男の口が許さなかった。
 女性のくぐもり声と、ぴちゃぴちゃという唇の音だけが、室内にこだまする。

(いやぁ……どうして、こんな……)

 普通なら家に帰って休んでいるところだ。そして束の間の安らぎを終えたのち、また仕事をする。
 その繰り返しが日常であった。
 だがそれが男どもの穢れた欲望のためだけに、崩壊させられたのだ。
 自分はもう二度と日常の側に立つことはないのだろう、そう思うとユキは神をも恨む気分であった。
【監禁】囚われた女 3人目【拉致】
427 :受難[sage]:2014/09/01(月) 23:46:59.03 ID:EivXaNVn
     ****

「ぷはぁ! ……ああ、君の唇と唾、とってもおいしかったよ」

 優男は十分もユキの唇を密着させたのち、ようやくそれを解除した。
 苦しかったのだろうか、ユキは解放された途端に空気を貪るようにして激しく口呼吸した。
 彼女の口元は唾液まみれで、口紅が見事にひかれた美しい唇は見る影もなかった。
 
「それと、今日の夕食はきっとカレーだったんだね。かすかだけど、匂ったよ」

 これを聞いた時、ユキは羞恥で心が張り裂けそうであった。
 確かに今晩はコンビニであらかじめ買っておいたカレーパンを仕事場で食べていた。
 
「まじかよ、臭ーな。ちゃんと歯磨けや」
 
「磨いてます! 家に帰ればすぐ磨きますから!」

 女のプライドが許さなかったのか、ユキは大声で反論した。 

(そうよ、家にさえ帰れてれば)

 屈辱感で胸がいっぱいになる。すると男たちに反抗する意志が芽生えてきた。

 だが、それを読み取ったのか、金髪が唐突にユキの頬を何度も平手打ちした。
 苦痛にあえぐユキの中で反抗の灯火はすぐ消えてしまった。

「大声出すなって、何度言えば分かんだよ!」

 怒りに燃える金髪を優男が落ち着かせる。 
 だがユキはもうすすり泣くことしかできなかった。

「もう……帰して」

 その懇願が無駄であったことは、金髪がユキの口内に布を突っ込んだことからも容易に分かった。
【監禁】囚われた女 3人目【拉致】
428 :受難[sage]:2014/09/01(月) 23:48:00.52 ID:EivXaNVn
「んむぅっ!」

「臭え口には蓋をしとかんとな」

 そう言って金髪は粘着テープでユキの唇を覆った。手足を縛られ、猿轡をされ、ユキの監禁度合いはより一層強まった。

 そして男たちは最後の行動に出る。すなわち、まだ衣類で隠されている下半身をむき出しにしようというのだ。

「むうぅぅぅーー」

 男たちが最後の砦を崩そうとしていることに気付いたユキは、体をくねらせ必死に抵抗した。
 だがやはり女の力ではあっさりと男に封じられてしまう。
 金髪が抑えつけている間に、優男がスカートとパンツを脱がせ、ユキの秘部をついに露わにしたのだ。

「んんんーーーっ!!」

 羞恥で、ただでさえ叩かれて赤い頬がさらに紅潮する。

(嫌ぁ……もう、いやぁ……誰か……助けて……)

 しかし助けなど来るはずもないことは当人が一番よく知っていた。
 そして良心の欠片もない男たちはユキの秘部へと手を伸ばす。

「んっ……むふぅ……」
 
 優男が丁寧に割れ目をなぞる。
 その手つきはまるで恋人をいたわるように優しいものだったため、ユキの意思に反して体は敏感に反応した。
 官能がユキを襲う。

(なんで……私、犯されてるのに……)

 防衛反応だとは分かっていても、なぜ自分がこんなみだらな感触を受けているのか理解できなかった。

「おいおい、無理矢理されてるのに、こいつ感じちゃってるよ。とんだ淫乱だな」

 金髪はセオリー通りにユキを挑発する。だがそれすらもユキの心に大きなダメージを与えた。

(私……そんな……)

 金髪が乳首を舌で転がし、時には指で弾く。そして優男が相変わらず秘部を愛撫する。
 それを十数分繰り返した。
【監禁】囚われた女 3人目【拉致】
429 :受難[sage]:2014/09/01(月) 23:48:46.29 ID:EivXaNVn
「ふむ、そろそろ頃合いかな」

 優男がそう言うと、二人の男は一斉に自身も全裸となった。
 ユキへの最大の凌辱が今始まろうとしていたのである。

「んむぅぅぅうーーー!」
 
 何をされようとしているのか一瞬で悟ったユキは、
たとえ意味がないと分かっていても、懸命に助けを求める声を上げずにはいられなかった。

(やだ、いや、お願い……)

「よお、これから俺はお前を犯すぜ」

 いやらしくも金髪はわざわざそう宣言した。彼はユキが嫌がり、苦しむ様を観たかったのである。
 
 ユキは懸命に首を振る。それが金髪の下劣な欲望をそそっているとも知らず。

 金髪は自身のそそり立ったモノをまずはユキの眼前に持っていき、これでもかと見せつけた。
 そのグロテスクな形状にユキは顔を背けずにはいられない。
 だが、金髪の手が顔を押さえつけているためそれができなかった。

(やぁ……気持ちわるい……)

 そして男のモノがユキの頬に擦りつけられる。

「んんぅーーー!」

「ははっ、そんなに嫌がんなよ。お前みたいな淫乱の大好きなもんだろうが」

 嫌がる姿を見せることにより、金髪のサディスティックな情念がますます表立っていく。
 5分ほどそうしていたが、もう飽きたのか、彼はモノをユキから離した。

(やった……)

 安堵はすぐにかき消される。金髪はついに最大の苦痛をユキに与えようとしていたのだ。
【監禁】囚われた女 3人目【拉致】
430 :受難[sage]:2014/09/01(月) 23:49:53.43 ID:EivXaNVn
     ****

「じゃ、俺はカメラを持ってくるよ」
 
 優男がそう言うなり、金髪はユキの下半身の方へ移動する。
 そして己のモノを割れ目へと躊躇なく近づけた。

「んむぅぅぅーーーー!! んんぅぅーーーーーっ!!」

 もはや一線を越えられることは明らかだった。
 彼女は最後の力を振り絞って懸命に暴れるが、やはりそれは無意味だった。

(いやああああぁあぁぁ!)
 
 その時、ユキをずっしりとした痛みが襲う。
 ついに不浄なるモノが彼女の美しい大事な花園へと挿入されたのだ。

(いたい、痛いぃぃぃ!)

 ユキが苦痛と屈辱にあえいでいる瞬間を優男はばっちりとカメラに収める。
 彼もまた実に楽しそうであった。

「何だよお前、そんなに痛がるなんて。おいおい、もしかしてお前……初めてか」

 金髪の言ったことは当たっていた。ユキはまだ純潔を保っていたのだ。
 というのも、彼女は軽い男性不信だったのである。
 高校時代、初めて出来た彼氏が執拗に自分の体を求めてきたとき、彼女は彼に幻滅し、
ひいては男という存在そのものにがっかりしたのである。 
「結局、男なんて体目的の輩ばかりじゃない。男の優しさなんて目的のための手段よ」
 当時彼女はそんなことを周囲にもらしていた。
 そして大学は女子大に進学したため、これといった出会いもなく、また無意識に避けていた。
 もちろんそんな男ばかりではないことは分かりつつあったものの、
結局はこうして男女関係を経験しないまま23歳の現在に至ったのだ。

 だが、それが今、無惨にもその純潔は奪われてしまったのである。

 ユキはもう抵抗せず、男のなすがままにされていた。彼女は心を閉ざしたのである。
 むしろ今は、さっさと終えて、さっさと家に帰してほしい、ということしか頭になかった。

「んんっ、んんっ」

 しかし痛みのせいでどうしてもガムテープ越しから声がもれてしまう。

「どうやら本当に初めてらしいな」
「意外だね、こんなかわいらしい娘が」
「なに、きっと口臭がひどくて男が近寄らなかったんだよ」
 
 金髪はそう言って笑う。
 この男、女の肉体的にも精神的にもいたぶるのが大好きな悪党なのだ。
【監禁】囚われた女 3人目【拉致】
431 :受難[sage]:2014/09/01(月) 23:52:04.24 ID:EivXaNVn
「おい、そろそろ俺に代わってくれよ」
「まあ待て。もうちょい……」

 金髪は腰の動きをさらに激しくさせる。
 それに呼応してユキの苦しみにあえぐ声もまた激しくなった。

「んんあっ! んあっ! んんぅーー!」

 すると優男はユキの口を覆うガムテープをはがし、口内の布を取り出した。
 彼はその布の匂いをじっくり堪能すると、自らの怒張したモノをユキに咥えさせる。

「んむぅ! んぅぅ、むぅぅ」
 
 優男がモノを前後させるに従ってぬちゃぬちゃという唾液が擦れる卑猥な音が響く。

「はあ、この娘の口の中、とっても温かいや」
 
 優男は早くも絶頂にたどり着きそうなとろんとした表情を浮かべる。

 上と下の口を同時に犯され、ユキは苦しみの頂点にいた。

(もう……いや……)

 その時、口の中に何かの液体が流れ出した。
 それはとても苦く、臭く、この世のものとは思えないほどまずいものだった。

「うっ、おえぇ、ごほっ」

 ユキは本能的にそれを吐き出す。それは優男の精液であった。

「い……やぁ……」

 だがそれでは終わらない。ユキの秘部はまだ激しく突かれているのだ。

「あっ、ああっ、ああん! んあぁ、んあぁっ!」

 痛みばかりで気持ちよさなどこれっぽちも感じない。世の女性たちはなぜこんなことを楽しむのか。
ユキにはまるで分からなかった。

「よし、出すぞ!」

 金髪はそう言ってもユキから離れる気配はない。
 つまり彼は秘部の中にそのまま出そうとしているのだ。
 
 これにはユキも正気を取り戻さずにはいられなかった。

「いやあああ、ダメ、抜いて、お願い、お願いします!」
   
 しかし金髪は聞く耳持たない。そして彼はついに果てた。

「ああああああーーー!!」
 
 ユキは狂人の声としか思えぬほど鋭く甲高い声で叫び、そのまま号泣した。

「うるせえな。後でピル飲ませるから喚くな」

 そう言って、金髪は服を着始める。優男もカメラの電源を落とし、服を手に取り始めた。
【監禁】囚われた女 3人目【拉致】
432 :受難[sage]:2014/09/01(月) 23:54:10.02 ID:EivXaNVn
     ****

「もう、いいでしょ。早く帰してよ」

 ユキは束縛から解放されていた。今では羽織っているボタンの弾けたブラウスだけが凶行を物語るばかりだった。
 
「あー、それなんだけど、ね」
 
 優男が、いかにも困ったというような表情を浮かべ、ユキと向かい合っていた。
 金髪はトイレに行っているらしいが、長らく戻ってこない。

「実はさ、俺たち、このお礼に君をいいところに連れて行きたいと思うんだ」

 ユキは怒りを抑え込むのに苦労した。

(お礼ですって。どの口がそれを言うの!)

「そんなのいりません。早く帰して下さい!」
 
「そう、分かったよ」

 そして優男はいつの間にかユキの背後に立っていた金髪男に目配せする。

「じゃあ早くかえ……んぐぅっ!」

 金髪は再び麻酔薬の染み込んだハンカチをユキの鼻と口に当てていた。
 ユキが完全に眠ったのを確かめると、金髪はユキを担ぎ出す。

「バカな奴だな。俺たちの顔を見られているのにやすやすと帰すわけねえだろ」
「まあ、カメラに収めた映像で口を封じるって手もあるけどね」
「それはお前、あそこにいってからの手段だろ」

 男たちは子どものように笑い合った。
 そしてぐったりとしたユキを闇夜に紛れて車へ乗せると、二人はそのままいずこへと発進していった。

―――――
 とりあえず以上です。


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