- バーバパパでエロパロ
294 :バーバピカリのプール1/8 ◆vpePLp7Z/o [sage]:2014/08/30(土) 22:29:26.93 ID:2qRzjzTG - あまりにも暑いので尽きたと思っていたネタが湧いたが、
書き上げたときには涼しくなっていた…… 「バーバピカリの実験」の後日譚ですが、 ・バーバピカリには人間の彼女がいる ・バーバピカリは秘密基地と称するビルを持ってる ・季節は暑くてしょうがない夏 ということだけ気にすればいいバカエロ話です。 ** ドアの前で私はコンビニのビニール袋を下ろし、指紋認証装置に指を押し当てた。 その後、網膜認証のレンズをのぞきこみ、六桁のパスコードを入力、ようやく鍵が外れる。 中に入ると、冷房が身体に吹き付けられ、ほっと息をついた。 観葉植物とカーペットタイル、オフィスロビー風の空間をロボット掃除機が横切っていく。 掃除機の上にメモスタンドが立っているのに気づき、私は追いかけて手にとった。 メモにはこんな一文が書かれている。 『屋上まで来て ピカリ』 名前書かなくてもここには彼しかいないのに、いやメールしてくれればいいのに。 まあ、彼なりの遊び心が働いているのだろう。 しかしこの、バーバピカリの秘密基地に屋上なんてあるのだろうか? 最近、私とバーバピカリの関係にはいくつか変化が生じた。 一つは呼び方が『ピカリさん』から『ピカリくん』になったことだ。 呼び捨てにしてみたこともあるがしっくりこなかったため、 『ピカリくん』という呼称を採用してみた。 『なんで“ピカリくん”なんですか』 当初、彼は不満そうだった。 『私の方が年上だし』 『そんな体育会系な理由で?』 『べつに変な呼び方でもないじゃない。 夫婦や恋人同士でも“くん”付けしている人はいるし。普通ですよ』 普通と言われると彼は反論材料をもたなかったようで、何も言わなくなった。 正直に言うと、 彼が秘密基地に隠し持っているDVD等の八割が女医ものや女教師ものだったので、 そこを意識したアピールだったのだが、効果があったかはわからない。 関係は相変わらず彼の方が優位で、何かとネチネチガミガミ言う。面倒くさい男の子だ。 女教師なら、ちょっとは優位に立てると思ったのに。 変化のもう一つは、私と彼が恋人同士になったことだ。 友人に、相手が有名人のバーバピカリであるという点を伏せて 『恋人になった』と報告してみたら、こんな評が返ってきた。 『そもそも毎日メールし毎週末一緒に過ごし互いの家に入り浸って DVDの隠し場所まで知ってるのに、いまさらバカじゃないの?』 私もそう思う。
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295 :バーバピカリのプール2/8 ◆vpePLp7Z/o [sage]:2014/08/30(土) 22:34:45.11 ID:2qRzjzTG - ま、まあ、恋人になるまでは、節度を保ったお付き合いだったのだ。
最近は……そろそろ節度という言葉を思いだした方がいいな、という付き合いだけど。 この天気のいい夏の日に、行楽ではなく彼の家に来ている点でもうダメなのかなあ。 でも、まだ夏の四連休の初日だし、これからどこに行くか話しあって決めればいいよね。 そんなことを思いながらエレベーターで最上階へ。 確認したが、エレベーターに屋上のボタンはなかった。 最上階について辺りを見回すと壁際の小さな鉄扉が開け放されていることに気づく。 覗きこむと、上り階段が見えた。二十段くらいの高さで、その奥にまた鉄扉だ。 私は手にした荷物を冷蔵庫に入れるか迷ったが、 アイスクリームだけ冷凍庫に入れて、ほかはそのまま持って上がることにした。 ビニール袋の中のコーラやスポーツドリンクを飲みたいと思うかもしれない。 この暑さだ。飲み物なしではとてももたないだろう。 鉄扉ごしにすでにむっとした熱気が感じられる。 扉を押しあけると、まぶしさに目がくらんだ。 熱いコンクリートにサンダルが貼りつきそうだ。 いますぐ屋内に逃げ帰りたくなったのをがまんして、私は周囲を見回した。 普段は人が立ち入らない場所らしく、縁には手すりもない。 そう高い建物ではないが、やっぱり怖い。 縁には寄らないようにしようと考えながら、外側に広がる住宅地を眺める。 少し離れた場所にある盛り上がった泡のような建物は彼の実家、バーバ家の邸宅だ。 タンクやうなりを上げる機械類が並ぶ中に不似合いなものが鎮座していた。 プールだ。 大きさはごく小さく、子供用のビニールプールと大差ない。 足を踏み入れても、すねがやっと濡れる程度の深さだ。 もちろん、泳げるような広さではない。 で、このプールの色は、鮮やかな空色だ。 「……」 入れってことだよね。
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296 :バーバピカリのプール3/8 ◆vpePLp7Z/o [sage]:2014/08/30(土) 22:40:13.20 ID:2qRzjzTG - 私はまず片方のサンダルを脱ぎ、ロングスカートを腰にはしょった。
つま先を水につけてみる。 日なたでぬくめられた水が心地よい。 私は片足で立ったまま、水面を軽く蹴った。 跳ね上げられた水は予想外に気持ちを浮き立たせた。 プールに足を突っこみ、残ったサンダルも脱ぐ。 「わっ」 思わず声を出してしまった。 プールの底が柔らかかったからだ。 ぐんにゃりとした、シリコンのような……いや、生き物の上に乗っている感覚だ。 事実そうなのだろうが。 何度か足踏みしてみる。私、別に恋人を踏みたいとか、そういう嗜好ないんだけど。 重いとか思ってそうだな。でも言ったら許さない。 「……」 ここまで彼は無反応。現在の私は一人でちゃぷちゃぷしている寂しい女だ。 「……その、なにか言ってくれないんですか?」 返事はない。 ちょっと意地悪な気分になってプールの底を足の指でくすぐってみる。 親指の爪を立てて軽くひっかくと、かすかな震えが伝わってきたが、すぐ静まる。 がまんしているようだ。 しかし 「もしかして、ほかに期待していること、ある?」 返事はないが、足下でプールが軽くうごめく気配がある。 私はもう一度周囲を見回した。 青い空、白い雲、住宅地の風景。 近くに今いる場所より高い建物はなく、誰かから覗かれる心配はなさそうだ。 それにしても、だ。 「その、もうちょっと……先に言っておいてくれれば水着を着てくるとか」 ああでも水着を期待してるわけじゃないんだろうな。それくらいはわかる。 「外、なんですよ、ここ。まあ、下から見えるような場所じゃないけど、それでも」 私は大きく息を吸い込み、吐き出してから宣言する。 「わかりました。今日だけですからね! あと、変な水着のリクエストは受けつけませんから!」
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297 :バーバピカリのプール4/8 ◆vpePLp7Z/o [sage]:2014/08/30(土) 22:46:55.85 ID:2qRzjzTG - 私はサマーカーディガンを脱いでたたみ、床に置いた。
脱衣かごがあればいいのになあ、とちらっと思う。 男の子にそういう気づかいを期待するだけ無駄なのだろうか。 キャミソールに手をかけるとき一瞬ためらったが、 はずかしがる方がはずかしい気がして一気にめくりあげた。 しなやかな肢体があらわになる、と言いたいが、とても言いたいが、 中途半端に肉がついた身体があらわになる。 「あ、あかるいところで見て幻滅とかしてないですよね?」 ブラを見られるより下腹を見られる方が恥ずかしいと思いながら、後ろ手でホックを外す。 それなりにかわいい下着を選んでいるつもりだが、彼は気にもとめていないだろう。 少なくとも、コメントをもらったことはない。 明るいところで自分の乳房を見るのは、なんだか変な感じだった。 自分が露出狂になったようで落ち着かない。 思わず手で胸を隠して、周囲を確認してしまう。 手の中で乳首が硬くなっているのを感じているから、余計だ。 なんだかんだ言って期待している自分が恥ずかしい。 「じゃあ、下も脱ぎますね」 わざと大きな声で言って、恥ずかしさをまぎらわした。 一度プールの外に出てスカートを脱がなくては、と大股で一歩踏み出した、 のが悪かったらしい。 足の裏につるっとした感触があり、身体のバランスが失われる。 そのまま、前のめりに倒れこんだ。 青い空に響く、悲鳴と水しぶき。 これじゃ本当に「一人で水遊びしている寂しい女」だ。 私は顔をしかめながら起きあがる。 プールの底がやわらかく受け止めてくれたので痛みはない。 が、当然、スカートは水びたしだ。 「おでかけ用」のスカートだったのに。 軽やかな生地はすっかり重くなり、腰にまとわりついていた。 私は水を吸った白いレースをうらめしく眺める。 別にこの、白くてふわふわしたスカートに彼がコメントをくれるわけではないのだが、 それでもがっかりだ。 気持ちまで重く沈みこむような気がする。 まあ、もう濡らすことを気にしなくてもいいし、この場で脱いでしまうか。 …… 「ピカリくん」 「……」 「スカート、脱げないんだけど」 「……」 「手、放してくれる?」 「いやだ」
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298 :バーバピカリのプール5/8 ◆vpePLp7Z/o [sage]:2014/08/30(土) 22:52:30.42 ID:2qRzjzTG - やっと返事があったと思えば拒否。
その上、プールの底から伸びた青い手がスカートのすそと足首をつかんでいる。 お子さまプールの深さでなかったら、まるっきりホラー映画だ。 「なんなの、もう。本当は入っちゃだめだったとか?」 「入らせる気、だったけど」 命令か。 底から伸びる手は二本三本と増え、 私のふくらはぎを、ふとももを、腰ををがっちり押さえこむ。 「透けさせたらいいかんじのスカート、はいてるからです」 初めて着ているものについてもらうコメントがこれなのか。 「透けさせるために着てきたんじゃないんだけど……」 「白い服なんて透けさせるためにあるもんです」 ひどい極論である。 じゃあ実験用白衣も看護士の制服もウェディングドレスも透けさせるためにあるのか、 と聞いたら「そうです」と答えそうな気がするので、あえて言わないでおく。 「エロい格好して人に馬乗りになっといて、文句言わないでください」 エロい格好になったのも馬乗りになったのも、彼のせいなんだけど。 そう口に出す前に彼の手がぺったり尻肉にはりつく。 濡れた布のしわを伸ばすように、彼の指が尻をなで、もみこんでいく。 下着のふちをなぞりながら、嫌みっぽい声で言われた。 「だいたい、白いスカートの下に紐パンとかさかる気しかないじゃないですか。 少しは節度というものを取り戻してください」 「ピカリくんにだけは言われたくないよ!」 それも、スカートの内側から伸ばした指でパンツを脱がそうとしてる人なんかに!
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299 :バーバピカリのプール6/8 ◆vpePLp7Z/o [sage]:2014/08/30(土) 22:58:28.57 ID:2qRzjzTG - 数十分後。
「はたから見たら、ですね」 「……うん」 「あなたって一人で水遊びしている寂しい女ですよね」 「う、ぁう」 「返事してくださいよ」 「むり」 無理だ。 はたから見れば子供用プールで一人でちゃぷちゃぷしている寂しい女である私は、 六度目の絶頂に身体を震わせていた。 いや、八度目だっけ? わからない。 プールの底に引き倒され、無数の手に胸をもみくちゃにされ、下着の間から挿入され、 下から突き上げられ続けて現在に至る。 ぬるい水がたまった水面に倒れこみたい気持ちでいっぱいだが、 彼の手によって腰を押さえられ、身体は騎乗位を保っている。 たしかにはたから見れば、 子供用プールの上から私の上半身が突き出して遊んでいるように見えるだろう。 上半身はだかで子供用プールで遊んでる女ってなんだ。 痴女か。プールに欲情するオナニー女か。 跳ねる身体を押さえられず、 白いものが混じった臭い水が顔にかかっても身体が熱くなるばかりだ。 にしても、今私の身体に挿入されてるもの以外にも、 私の足の裏にこすりつけられているものや両尻肉をたたいているものなど、 複数本の彼のものがプール内でうごめき白いものを吐き出しているのだが 「ピカリ、くん、だい、じょぶ」 「大丈夫ですよ」 また、びゅっと白いものが飛び出し、腹にねばりつく。 「外からは見えませんから。それくらいは気をつけてます」 人目じゃなくて、彼の身体が心配なんだけど。
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300 :バーバピカリのプール7/8 ◆vpePLp7Z/o [sage]:2014/08/30(土) 23:05:33.37 ID:2qRzjzTG - こんなに射精したら身体がきついんじゃないかな。
赤玉……は迷信だとしても、当然、健康にはよくないだろう。 そう思いながら私は腹についた精液を身体に塗り広げる。 自分でもなぜそんなことをしているのかわからないが、気持ちよくて手が止められない。 「だから、だいじょぶ、なのは、それじゃなく、て」 「どうせ人目はないんだから、もっと声だしてください」 深く突き上げられ、私はそれこそ水遊びをする子供のような高い声をあげる。 まったく話がかみあわないが、向こうもそんなに余裕ではないんだろうな、 と私は自分の中でひくひくするものを咀嚼しながら思う。 「はやく、なかに、だして」 「少しはがまんできないんですか」 「ピ、ピカリくんに、言われたくないよ、身体のそとは、こんなに、べたべたなのに」 「うるさいな、精液が似合うから、汚してあげてるんです」 「そんなもん似合っても、ん、あぅ」 また深く突き上げられてえづく。 「どうせ、僕が選んだ水着は着てくれないんでしょ」 そういえばそんなことも言った、が、根に持っていたのか。 「だからせいぜい、僕の精液でも着ててください」 はねあがった濁り水が、アスファルトにこぼれ大きなしみとなった。 私たちはたがいに水をはねかけて遊ぶ子供のように声をあげ、身体をはずませる。 きらめく水が虹を作り、こんな汚い水で虹を作ってもなあ、 とかすかに苦笑したことをおぼえている。
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301 :バーバピカリのプール8/8 ◆vpePLp7Z/o [sage]:2014/08/30(土) 23:10:26.09 ID:2qRzjzTG - **
十数分後。 私たちはだらしなく屋上にのびていた。 彼はもうプールの形をしておらず、べったりとひらたくなっている。 中に入っていた水は流れ出し、屋上の一角にある排水口に向かっている。 流れる後に白いものが残っているのを見て、あらためてどぎまぎする。 そして流れた先に脱ぎ捨てた私の服があるのを見て、どぎまぎが冷める。 ……まあ、仕方ないか。 着替えも置いてあるし、どうにもならないわけじゃない。 身体に残る余韻を押し殺して、彼の上で起きあがる。 「ピカリくん、下でシャワー浴びましょうよ」 返事はなく、うめき声が空気の抜けたビニールプールのような身体からもれてくる。 「冷凍庫にアイス入れてあるし」 「うー」 「いろんな味のを買ったんだ。はんぶんこして食べようと思って」 「あー」 「ピカリくん?」 まだ賢者タイムなのかしら、と私は彼のほおをぺちぺちたたく。 彼は不機嫌そうに眉をしかめて言葉を返した。 「ゆらさないで。吐きそう」 ? 「調子悪いの?」 「……いや」 彼はかすかに目をそらして言う。 「ちょっと頭が痛くて、ちょっと胃がむかむかするだけ」 私は顔をあげ、じりじりと照りつける太陽を見上げてから、再び問いかけた。 「ピカリくん、私が来るどれくらい前から屋上にいたの?」 「……一時間、弱、くらいかなあ。で、でも、水に浸かってたし」 「ピカリくん」 「……」 「熱射病というのは、海水浴や水泳の授業でもなるものなんですよ」 少しの間のあと、彼は目を細めて私を見上げて言う。 「前から思ってたけど、君って保健室の先生みたいだよね?」 「いいから、さっさと家に入って水飲んでください!」 結局そのあと、彼は夏風邪も併発して寝こんでしまい、 私の連休は彼の看病でつぶれてしまった。 もちろん、看病と称していろいろなことをしたが、それは別の機会に語らせてもらいたい。
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302 :おまけ ◆vpePLp7Z/o [sage]:2014/08/30(土) 23:16:10.59 ID:2qRzjzTG - そのころのバーバモジャ
「私、モジャさんのこと愛してますよ?」 「な、なにいきなり」 「言わなきゃ伝わらないと思って」 そう言って彼女は僕の身体に顔を埋める。 「このままずっと、私の部屋にとじこめてしまいたいくらいに」 「……」 彼女の指が僕の毛をくるくるもてあそぶ。正直に言えばちょっと痛い。 「ずっと、この部屋にいませんか」 「でも、この展覧会、今週までだし」 「この季節にモジャさんと外に出るのは無理です」 こうして僕は彼女と冷房のきいた部屋をふりきって、一人の週末を過ごすことになった。 ちなみに彼女いわく「監禁したいのはホントですよ。ただし光熱費は払ってくださいね」 とのことだ。
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