- 一発芸を強要される女の子の小説
545 :名無しさん@ピンキー[]:2014/08/25(月) 15:52:19.04 ID:9HEH9N5D - 「好きです!お願いします!私と付き合ってください!」
屋上――太陽に照りつけられたコンクリートの上で、蓮川ルミが俺の目の前で手をつき額を擦り付けた。 「お前」 「お願いです!私なんでもしますから!お願いですっ」 立ち尽くし、やっと声を絞り出した俺の足元で、ルミが泣き叫ぶように懇願してくる。 普段の上品な立ち振る舞いや、多少の男性なら確実に魅了する輝きを捨て去ったようにして。 突然こんな事を言われても……嬉しいには嬉しいが、戸惑う。 「そんな土下座なんかされてもよ」 「う。やっぱり、だめですよね」 そういうと、ルミは顔を上げた。 不安げながらも美麗かつ繊細な顔立ちが太陽のように競り上がり、ボリューミーな胸が垂れ下がる。 俺は一瞬安堵したが、彼女はそうではなく。 上体を上げただけで、手は焼けたコンクリートにつけたまま、腰を落としたまま、信じられない事をし始めた。 「わんわん!わんっわんっ!はっはっはっ!わぉーーーん!」 犬の真似。四つん這いになったまま、人気のない屋上の一角で吼え叫び駆け回る。 ベロを出したり、尻を振ったり。一体こいつは何をしているんだ? さらに呆然となる俺の前でルミは急に立ち止まり、今度は満面の笑顔で訊いてきた。 「どうですか!?」 そんなこと言われて俺はどうしたらいいんだ。犬の真似されたところでどう答えれば良いのかわからない。 「そ、そんな犬の真似なんかされてもよ」 「ううううう、やっぱり」 訳のわからない事してないで、普通にやってりゃ俺だって。そう言おうとする前に、ルミは自分の着ている服に手をかけていた。 「はあ!?」 「こんな真似なんかじゃダメですよね。わかってます。わかっていたんです」 驚いている俺を他所に、ルミは白い素肌を曝け出していた。いや、自分の中で響いた生唾を飲み込む音からして、わざと止めなかったのかもしれないが。 とにかく、ルミは悲しげな切なげな表情を作り、俺の目の前で完全な裸になり―― 「あ、あつっ、わん、わんわん。わ、わおー、わおーわんわん!」 また犬の真似。まさか、真似のクオリティを指摘されたとでも思ったのか? 『犬は服を着ないから、全裸でやれ』と言われたと思ったのか? わざと下品に艶かしい肢体を揺らし震わせ、汚れた熱い地面を駆けずり回ってそこいら中の匂いをかぎ、片足を上げたすごいポーズまでとって見せている。 なんとか勇気を出して止めに掛かろうとする俺の方を見て、ルミは目を輝かせた。 わあ、と感激し、這ったまま駆け寄ってきた。四つん這いとは思えないすごい速さだ。 そしてルミは、信じられないくらいの笑顔でとんでもない事を言った。 「ありがとうございます、私とエッチしたくなってくれたんですね!? うれしいです!」 「は、はああ!?」 ルミに握られて気づいた。完全に勃起してる。 そ、そんなもん見たら当たり前だろ!慌てふためいている間に、ズボンのチャックを開けられ、いきり立ったモノを大気に晒させられた。 上気するルミ。まるで「ちんちん」のポーズをとって、俺を見上げ、ピンクのベロをだらしなく下げて、涙ぐんでまで喜んでいる。 「ああ、あああ、頑張った甲斐がありました……」 「お前、なんでこんな」 「さあ、始めましょう!」 ゴロリと転がって、濡れに濡れた鮮やかなピンクのそれをぱっくりと開いてみせてきた。 俺はルミの体に誘い込まれるようにして全身を寄らせ、互いの秘所を一つに――――。 「あぁん、あんっ! あああああ、夢にまで見たラブラブエッチ……」 とろけるような笑顔で悦ぶルミ。こいつは一体なんなんだ? どうして人間をやめんばかりの勢いで告白を? そこまで俺が好きなのか? そうだ、不器用なのだろうな。そんな事を考えられるほど冷静になったのは後の話。 今の俺はただ、互いの、いや、己の肉欲を満たすために賢明に腰を振り女の尻に打ち当てるだけだった。
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