- 淫魔・サキュバスとHなことをする小説 10体目
311 :93マイル=流れSS書き[sage]:2014/08/21(木) 22:45:06.24 ID:8QE1eoRk - また、いきなり投下させてもらいます。前より長いです。
* * * * * 時刻は七時を前にしたところ。ある三連休を前にした金曜日の夜、藤沢徹は地下鉄の駅から地上の出口にたどりついたばかりだった。 そして目の前の横断歩道の信号がちょうど赤から青に切り替わる。 運が良いなと少しだけ笑みを浮かべながら彼はゆっくりと踏み出した。 マンションのエントランスを抜け、エレベーターの前に立ちすぐ側のボタンを押す。 少しだけ落ち着かないのか、革靴のつま先をトントントンと小刻みに床を叩く。 「もう、来てるかな……」 合い鍵を渡している恋人がいるかもしれない。そんな期待をしていれば、家路までの道のりで微かな苛立ちなど見せない。 彼女を待たせるわけにはいかないからだ。
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312 :93マイル=流れSS書き[sage]:2014/08/21(木) 22:46:02.51 ID:8QE1eoRk - エレベーターを降り、左に曲がって奥の角部屋にたどり着く。
そして鍵を挿さずにドアノブを捻れば待ちかねたように重い扉がギィィという音を立てる。 そして、部屋にはピアノの音が響いている。 ドビュッシーの『ベルガマスク組曲』の『月の光』である。 音は正確にはピアノではなく部屋の中のCDラジオから聞こえている物だ。彼女の趣味。 そして現実の月の光は徹の背中の方角で輝いていた。 「サクヤ! 来てるのか?」 そう呼びかけていると、奥から「徹?」と返答が帰ってくる。 それを確認して徹は靴を脱いで、少し早足気味にリビングへの廊下を進んでいく。 「お帰りなさい。今日は私が先だったねー」 対面式のキッチンでサクヤと呼ばれた女性が返答をする。年の頃は二十代半ば。髪の毛は後ろで束ねている。 快活そうな印象を与える顔が笑顔を作る。エプロンをして何やら料理を作っている。 鍋の中ではホワイトシチューが煮込まれている最中だった。 明日、いや今夜から三連休という社会人にとってはかなりの休息の期間になる。 基本的にカレンダー通りの勤務であるふたりにとってはそれこそ多大な期待が込められている。 「じゃあ、着替えてくる」 「ダメよ! ご飯の後……」 いきなり強く制止を命じるような言葉の後、少しだけ言いずらそうにして顔を横に向ける。 その表情はどこか恥ずかしそうな顔をしている。 大学を卒業することから、彼氏彼女となり三年が経過して半同棲に近い状況にいるふたりには、 倦怠という二文字は今のところはあり得ない。それはもちろん夜においても。 ああ仕方がないな。徹は覚悟を決めることにした。
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313 :93マイル=流れSS書き[sage]:2014/08/21(木) 22:47:47.41 ID:8QE1eoRk - ホワイトシチューはサクヤの得意料理である。
母と祖母の影響からか、和食よりも洋食中心のメニューが多いが、 味に関しては充分過ぎるのもあってか徹は不平の一つも漏らしたことはない。 あるとすれば常に三日先のメニューを考えている彼女に和食をリクエストするくらいである。 彼女はドイツ人の祖母から血を受け継いだクォーターである。 日本人として見るには少しだけ彫りが深く、 形の良い鼻梁が顔の中心に存在しているだけで顔つきの良さを印象強くさせている。 「……ねえ、徹」 台所の流しに皿を片付けた直後にサクヤが徹を後ろから抱きしめてくる。 細身の身体ながら、形の良いお椀型の乳房が徹の汗ばんだ背中に押しつけられる。 「分かってるよ……風呂じゃなくて、シャワーで良いんだな?」 「うん……」 ふたりが夜を共にするときは、決まって風呂に入るのが習慣である。 そうした方が、落ち着いて眠ることができるからだ。 もちろんそれは身体を求め合う日ではない場合。 お互いを求め合う日に、そんな悠長なことはしていられない。 それは誰よりもふたりが分かっていたことだった。 洗面所で上半身が半裸なまま、ふたりはゆっくりとキスをする。 そして離れた途端にサクヤは徹の胸板の中心にキスをする。 「汗臭いぞ……」 「良いの。男っぽい匂いが良いの」 サクヤは匂いフェチだった。中学校から部活動のマネージャーをしていたが、 目的は男子の汗臭さを感じるのが主な目的である。 特にサッカー部は走り回っているとので汗が良いとか。それにはさすがに徹にも理解の余地はない。 ただ武道系のこびりついた汗の臭いは願い下げだと語ったことで、徹はかなり安心をしたことは言うまでもない。
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314 :93マイル=流れSS書き[sage]:2014/08/21(木) 22:48:51.18 ID:8QE1eoRk - シャワーの水流が狭いバスルームに響く。サクヤは徹に抱きついたまま、彼の喉仏を舌でなぞるように舐める。
「んっ……」 さすがに男でも微妙な部分を舐められれば声を漏らす。 「……そろそろ、身体洗うぞ」 「やだ、このまま」 余裕があるとしばらくは愛撫寸前のようにお互いの身体を洗うが、 この日のサクヤは少しだけ性欲が高まってしまったようだった。 「……せめて股間くらいは洗わせろ……」 「……うん」 こういう場合はのサクヤは身体の汚れを気にしないが、徹が拒否の意志を示さない限りは我慢をする。 だというのに、視姦をする気は充分にあるのか、 じっと泡まみれの己に打ち込まれる楔を上気した顔で待ち侘びるように見つめていた。 そして、徹の指先が会陰をなぞるように泡を擦りつけたとたん、 指先が陰嚢側に戻るや否や後ろから抱きついていたサクヤの指先がその泡をさらに引き延ばすようにアヌスに擦りつける。 「こら……まだだろ……」 「やっ……」 「今日は、あれやってやるから」 その言葉にサクヤの指が止まる。 「いいの?」 「ああ、だから……指を引け」 その言葉に少しだけサクヤは迷いを見せずに手を離す。その目には期待の視線が徹に向けられている。 ただ、徹はあまり望まないような素振りを見せておきながら、少しだけ鼓動を高鳴らせた。 それからサクヤも淡々と股間を洗う。さっきのお返しという野暮なことをするほど徹は興奮はしていなかった。 この後、どれだけお互いの肉体で溺れるかを分かっていたから。それほどにサクヤは欲情が赦されたとき落ち着きを失う。
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315 :93マイル=流れSS書き[sage]:2014/08/21(木) 22:50:17.91 ID:8QE1eoRk - バスローブなんて舞台装置な物は持ち合わせていない。
互いに震える身体をバスタオルで水滴を無言で拭き取ることに終始する。 言葉を漏らすのも何か勿体つけるかのように。 震えていたのは互いに沸き上がる欲情の現れだった。 歩き出したサクヤは揺れるような危うい足取りで寝室へ向かう。それを徹は支えることもなくゆっくりと追う。 裸のままのサクヤはベッドの前で立ち尽くし、やってきた徹に左手を差し出した。 彼女その左手を握り替えし、そのまま身体を少し洗い力で引き寄せ、抱き留めた。そしてそのまま唇を奪う。 男が主導権を握る構図。だが、口の中では女が主導権を握る。 差し込まれた舌を唇を使って愛撫をしていたのはサクヤだった。 徹の舌の先端をくすぐるように啄ばみ、今度は自分の唾液に塗れた舌を絡ませる。 その言葉にし難い甘美な感触は徹から力を奪い取りそうなほどだった。 しかし徹はその誘惑を振り払いって唇を離し、そのまま一気に両腕でサクヤを抱き上げた。 「……ダメだろ……まだ、主導権は俺にあるんだからな……」 こくん、と言わんばかりにサクヤは首肯で了解を示す。所謂、お姫様抱っこという形でベッドに降ろされる。 振動はそれほどでもないのに、吐息を漏らす。興奮と期待の入り混じった物だ。 徹は既にサクヤと手を触れた時点でバスルームから繰り返した中途半端な勃起の繰り返しを終えて、 今にでも挿入したがる程に高ぶっていた。 「……サクヤ、もう濡れてるのか?」 その言葉にサクヤは首を振る。そしてどこか恥ずかしそうな顔をする。 欲情はしているものの、こういった指摘には何故か弱いようだ。 徹はゆっくりと膝立ちになって、彼女の両脚を少し開かせる。 「もう少し……」 やや膝を曲げた姿勢で股間を大きく開く。徹はそのままサクヤの腰を見下ろす体制になる。 そして右の手のひらをそっと恥丘のデルタに当て、 そのまま中指だけでなぞるようにしながら秘裂の入口に触れる。 そして確かめるように指を離そうとすると、粘液が糸を引いて、すぐに途切れた。
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316 :93マイル=流れSS書き[sage]:2014/08/21(木) 22:50:52.36 ID:8QE1eoRk - 「少しずつやるからな……」
女性が濡れるのは自然なことだが、意外にも中まで濡れているとは限らない。 入口近くが濡れていることはよくある。だから、徹はゆっくりと濡れた粘液で彼女の中を濡らすように擦り付けていく。 「……ぁあ……」 さっきまでは勢いで身体を求めようとしていた。だが、今は徹の慎重な愛撫にしっかりと応えようとしている。 過剰ではない、ごく自然に自分が示す反応を返す。それだけで、彼女のために彼は愛撫の手を休めはしない。 「んっ……あっ……」 明らかな声を上げる頃には、サクヤの中はしっとりと濡れていた。そのまま挿入しても痛がることはないだろう。 だが、そこまで安易に抱こうとするほど徹も馬鹿ではない。濡れた感触を確かめつつゆっくりと引き抜く。 その粘液に濡れた指先を軽く舐めた。 膝立ちの姿勢からサクヤの太股の間に顔を近づける。徹は息をそこに吹きかけると、サクヤの全身が弛緩する。 「どうして欲しい?」 「いじわる……」 「どうして欲しい?」 抗議の声を無視して徹は問いかける? 「舐めて……」 「どこを舐めて欲しいんだ?」 「わたしのおまんこ舐めてよっ!」 言った途端にサクヤは両手で顔を覆った。恥ずかしいのか、主導権を握られているのが悔しいのか。 しかし、徹はその反応はお構いなし、目の前の秘裂の入口を軽く舐める。 「んっ……」 違和感に明らかな反応。そして、そのまま指で少し開かせてそのまま舌で嘗め回す。 「あっ……んん……」 慎重な舌使いにサクヤも声は出すもののどこか緊張を感じさせるものがある。 それを読み取った徹はすぐに溢れつつあった愛液をすするように秘裂に唇で吸い付いた。 「んんーっ!!」 予想外だったのか、我慢は含まれて入るものの明らかに快感を示す反応を返した。 その姿に徹は嗜虐心をそそられ、そのまま指と唾液でサクヤの中を濡らした。 そのたびに彼女は嬌声を上げ、痙攣するように時には背筋を反らして快感に踊った。
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317 :93マイル=流れSS書き[sage]:2014/08/21(木) 22:51:24.81 ID:8QE1eoRk - 「ああっーっ!!」
最後に徹はクリトリスに吸い付いた。 既に包皮から露出していた真珠のような形状にも近いそれは徹がクンニリングスをしている最中には激しく勃起をしており、 刺激を与えられるのを待ち望んでいた。そして徹は再び膝立ちになって荒く息を吐く目の前の女性を確認する。 改めて見下ろすサクヤの肢体。細身の身体ながら、巨乳とは言わないまでも、平均以上のバスト。 乳輪の大きさは小さいながら、色はピンクに近い。そして興奮からなのか既に乳首は隆起している。 肉感的ではないが細身の身体だというのに、触れるとその柔らかさに徹は相変わらず少しだけ感動する。 それだけ彼にとっては理想的な肉体を彼女が持っている。少しだけ汗ばんだ肌。 秘裂とその中を濡らされただけで、その性的興奮は期待とは違う、 早くして欲しいという焦らしに対する抗議のようにすら見える。 「サクヤ……我慢できないのか?」 少しだけビクっと反応する。サクヤはもうじれったい気持ちでいっぱいだった。 しかし、徹は元々、射精だけが目的ではなく、その身体を堪能させてもらいたかった。 「……ピル飲んだか?」 「うん……」 それを聞いて安心したのか、徹は一気にサクヤに覆いかぶさる姿勢になる。 頭の横に両腕を着き、ゆっくりと彼女の唇に口付けをする。 それはさっきのように舌を絡めるようなものではなく、本当にささやかな口付けだった。ただ、徹はそのまま抱きついた。 「あったかい……」 「そうだな……」 サクヤは裸で抱き合うのが好きだ。それに合わせて徹も抱きつかせる。これだけで十分も二十分も費やすことができる。 普段は服を着ているからできない。セックスをするからできる特別なこと。 「……徹……そろそろ、徹のおちんちん欲しいなぁ……」 少し甘えるような言葉をサクヤが発して、そう言われると同時に大人しくしていた徹の股間の楔は言葉通り張り詰めてしまった。 「ああ……中に出してやるよ」
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318 :93マイル=流れSS書き[sage]:2014/08/21(木) 22:52:46.68 ID:8QE1eoRk - サクヤの両足を開かせて、そのままいわゆるM字開脚の姿勢にさせる。
そのまま徹は、狙いを定めるように秘裂に己を挿入していく。 「ぁああっ……うんっ……」 挿入されている感触を堪能するように、サクヤは熱に浮かされたような声を漏らす。 その声に合わせるようにゆっくりと徹は彼女の中に進入する。 そして彼の顔には陶酔したと同時に漏れた吐息が吹きかけられる。 「サクヤ……可愛いな、お前は……」 愛おしくなった徹は、そう囁いて彼女の唇に自分の唇を重ねる。 先ほどの主導権はどこへやら、今度はじっくりと徹がサクヤの舌を愛撫する。 差し込んだ舌で歯茎を嬲り、空気を求めようと開かれた唇、その間から抜け出た舌を自分の唇で啄ばむように吸う。 「ぷはっ……」 「んんっ……」 唇と唇が離れたと同時にサクヤは切なそうな声を漏らす。 「……キスも良いけど、動いてよ……わたし、我慢できないよ……」 「ああ」 そう返事を返して、ゆっくりと徹は腰を彼女の股間を支点にするように円を描くように動き始める。 「あっ……んっ……」 少しずつ快感を示す艶のある声を出す。 徹はそれに気づいたと同時に腰を引き、ゆっくりと少しずつピストン運度を始めた。 「ぁあー……んっ!」 引き抜かれる感触とその反動で挿入された勢いにしかめるような反応を示す。 だが、それは一瞬の違和感に過ぎない。 「ああっ! うぅっ!! はぁんっ!!」 サクヤは動き出した彼の動きに明らかな反応と、身体の奥の熱くなる劣情が増大していくのを意識していた。 そして、抑えられない気持ちが口から声を漏らすのを止めてはくれない。
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319 :93マイル=流れSS書き[sage]:2014/08/21(木) 22:53:22.27 ID:8QE1eoRk - 「徹っ! やぁあ! ふぁぁぁん!! あぁっー!!」
名前を呼ぶ声に思わず徹の動きも勢いを増す。 「サクヤ、愛している……」 「愛してる! もっと、ぁあっ! ああっ!!」 言葉を交わしたと同時に、サクヤの中で徹は強烈な快感を覚える。 「んっ……締め付けてきたな……そんなに、俺の精液欲しいのか?」 「欲しいの! 徹の白くて熱いの頂戴!!」 叫ぶような咆哮で欲情を示し、体内に射精という刻印を要求する声に徹は、 安易なテクニックを弄することなく、一気にサクヤの求めに応じる。 「いっぱいっ! いっぱい出して!」 少しでも早く徹を射精に導こうと、サクヤの両腕と両足は徹の背中で交差させられる。 さすがにこうもされると徹とて動きにくいが、そこはグラインドをしつつ浅い動きで翻弄する。 「そこぉっ!! いいのぉぉ!!」 浅い部分は確実に彼女の快感を呼び起こし、あらに強烈な締め付けを徹に体験させる。早くしろといわんばかりに。 「くっ……サクヤ、行くぞ……」 「出して! 徹、わたしの中にいっぱい出してぇっ!!」 勢いそのまま、徹はサクヤの身体を起こし、対面座位の姿勢に変える。 「はぁっ……深いぃ!! イク! イっちゃうぅぅー!!!」 「ぐっ!!」 強烈な締め付けと同時に、サクヤの体内、子宮に向けて大量の精液が叩きつけられるように放出される。 その互いの絶頂にふたりは身体を震わせる。 「ぁぁぁああああっっっ!!!!」 徹が強烈な射精感を味わっていると同時に、サクヤがあまりの快感に悲鳴のような声を出す。 その声を聞いて、徹はそろそろかな、ということを考えていた。 悲鳴を上げるサクヤは徹に抱きついたまま背中をビクビクと震わせたかと思うと、 背中の肩甲骨の辺りが盛り上がり、そこを突き破るように蝙蝠のような翼を生やした。 そのまま肩を震わせながら、徹の首を抱え込むようにより強く抱きついてくる。 「……イっちゃたから、翼生えちゃった……」 「それは良かったな……」
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320 :93マイル=流れSS書き[sage]:2014/08/21(木) 22:53:54.62 ID:8QE1eoRk - 徹がサクヤがサキュバスだと徹が知ったのは彼女と初めてセックスをした際だった。
その際も絶頂を感じたサクヤは同じように翼を生やした。 それについて、サクヤは説明をしてくれた。曰く、祖母が実は人間ではなくサキュバスだったこと。 そして祖父と日本で結婚して子供を生んで以降は普通に老いていき死んだこと。 そしてサキュバスのハーフだった母親も同様に祖母ほど強い力を持ってはいなかったが美貌はやはり人並み外れだったという。 ただサクヤを生んでからは年相応な容姿になっていった。ただし平均以上の外見の若さを誇ることに変わりはないが。 「会ったことはないけど、数少ないクォーターのサキュバスなの」 それこそ徹はどう反応していいかは分からなかったが、すぐに彼女の肉体に溺れた。 堕落するという気持ちが分かるほどに快感を味合わった。 それこそサキュバスの魅了の力が絶大に彼を刺激したことは言うまでもない。 サクヤは祖母と母から魅了、言い方を変えればチャームという術を教わっている。 簡単に言えば、弱いものでは自分に視線や意識を向けさせる、 さらには目の前の人間の性的興奮を高めたり、直接的に肉体を欲情させる、 高度な物になると相手の意識を奪ったり、精神破壊まですることが可能であること。 ただしサクヤの代になると生死に関わるレベルで意識を奪う魅了はできなくなってしまった。 ただし、その他にもサクヤにはサキュバスの力を引き継いだことで様々な人間には使えない魔法のようなことができる。
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321 :93マイル=流れSS書き[sage]:2014/08/21(木) 22:54:32.79 ID:8QE1eoRk - そんなことは既に日常となっており、徹は翼を生やしたサクヤと繋がりながら、次の言葉を待っていた。
「……ありがとう……徹。気持ち良かった……お礼、させてくれる?」 「ああ、いいぜ」 そう言うと、互いに身体を離し、ベッドの上に立ち上がった彼女の翼を生やした姿はまるで悪魔のようだった。 角と尻尾がないのは血が薄まった結果とのこと。彼女の母親がこうなったときは尻尾も生えたとはサクヤの弁。 「……徹……可愛くしてあげるから……」 仰向けに寝た徹は、そのサクヤの言葉に少しだけ複雑な感情と期待を込めた感情を同時に意識した。 そして視線を向けるのは怪しい光を宿した瞳を持つ愛する者だった。 「……――――……」 サクヤから聞きなれない言葉にも聞こえない謎の音が発せられる。 「ううっ……」 その音が聞こえると同時に、徹の身体に違和感――というよりも異変が起こり始める。 精悍な顔つきをしている表情が少しずつ柔らかくなり、身体つきも少しずつ筋肉が薄くなりだしてくる。 そして胸の筋肉が胸板を作っていた部分が筋肉ではない隆起が始まってくる。 女にされている。徹が行われているのは、サクヤが教わったサキュバスの術のひとつ。 「……今日は、おっぱい大きくしてあげる」 そうサクヤは言ったと同時に、また口から言葉にならない音のようなものを発する。 「あぁぁ……」 声は少しずつ高くなり、隆起する胸は自己主張をするように成形されていき、 いっきにグラビアアイドルのような巨乳になっていく。 そしてそのまま身体は女性らしき柔らかい形に変わっていき、表情の男らしさもなくなっていき、 顔の部品部品が男らしさを失わせていく。そしておまけのように少しだけ髪の毛が伸びてくる。 既に見た目は背が高く、少し長めのショートカットの髪型をした女性のような姿になっていた。 ような、ということは当然、まだ股間の男性の部分は変化が行われていない。 「―――!!」 またも音としか聞き取れないサクヤの声に、その股間部分は変化を始め、睾丸は体内に埋没していき、 陰茎と亀頭だけがアンドロギュノスを思わせる形でそそり立つ。 しかし、そんな姿もすぐさま根元に女性器が形成されていくと同時に縮小していく。 そして、彼の身体に秘裂が作られると同時に陰茎は真珠大の大きさの陰核に変化した。 彼は女性になった。
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322 :93マイル=流れSS書き[sage]:2014/08/21(木) 22:55:04.82 ID:8QE1eoRk - 「……ありがとう。徹、女の子になるのあんまり好きじゃないのに」
「先週は、会えなかったろ。それに、三連休だから、少し激しいのやったって平気だからな」 ゆっくりと、膝立ちになって女性の声で徹は応じる。そしてサクヤは同じように膝立ちになる。 サクヤの翼は折りたたまれるようにして背中に収まった。 「……可愛い」 視線を合わせると同時に、徹は股間に熱さが発するのを意識する。 サクヤは精液を受け止めたと同時に翼を生やしたが、それと同時に術などの力も簡単に使うことができるようになっていた。 人間の姿のままではサキュバスとしての能力を本当に最低限しか使えないのだ。 「……はぁ……サクヤの魅了、女になったときほど感じるんだけど……んっ……何で?」 「……徹、あなたが女の子になっているときは受身なの。身体が感じるように出来てしまっているの。 だから、わたしの魅了が無意識に押し負けているの。男のときは、そこの我がまだ強いから、そこまでできないけど」 その言葉の通り、徹が女になればサクヤの独壇場だ。さっきまでの普通の愛を確かめ合うセックスはもちろん必要だが、 彼女はサキュバスであろうがなかろうが性的嗜好が少しだけ違う。バイセクシュアルだということ。 「……徹みたいに受け入れてくれる人いなかったから、わたし我慢できなかったな……」 丁寧にスリットの側に指でなぞりながら、舌で自らの乳首の側を舐めてくる。 「だって……んっ……サクヤは女とつきあったら、男にしてみたり、男とつきあったら女にしてみたりって…… 贅沢だよな……両方味わってみないと満足できないのか……ぁあっ!」 「おしゃべりね……大人しくなって……」 そう言われると同時に女の身体を持った彼は、少し意識が薄くなって瞳がトロンと意識が薄れた顔になる。 「……サクヤ……キスして……」 徹は今や女性の欲情に陶酔させられている。そして、いつも以上に魅了が効果を発揮しており、自由な意思が失われている。 それでも求める気持ちだけは失っていなかった。 「もちろん、してあげる……」
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323 :93マイル=流れSS書き[sage]:2014/08/21(木) 22:55:35.78 ID:8QE1eoRk - のぼせたような表情で、徹は口を開き、まるで犬のように舌を出していた。
「もう、欲しがりなんだから……」 そのまま長い舌を伸ばし、舌先で徹がだらしなく出した舌先を刺激する。 その度に女性らしい高く小さな声で、何度も呻く。 「……もっと……もっと……」 舌先だけで焦らされている徹には拷問ような時間だった。既に彼の感情は少し女性のようになってきている。 肉体が心を侵食しだしているからだ。 「……はやくぅ……」 サクヤは自分の恋人のこういう普段は絶対に見られない内面を暴くのが好きだ。 性別を反転させるだけで、淡白になったりするところがあったりする人間もいた。 そもそもの精力が弱い人もいた。それらの不満を全て解消できた唯一の恋人が徹だった。 だから、彼の願いはなるべく受け入れるが、同時に彼を困らせるような我侭も無理がないレベルで行っているのだ。 「犬みたい……良い子ね……」 舌先を舐めるのを止め、急にくわえ込む舌を吸う。 その途端、膝立ちだった徹が崩れ落ちるようにサクヤに寄りかかってくる。 苦笑しながら、ゆっくりと徹を仰向けに寝かせてやる。 徹自身が若いからか、巨乳は天井に向けて自己主張をしている。垂れるような形をしてはいない。 乳首はさっきから授乳されるのを待っているかのような尖り方をしている。 「むぅん……んっ……」 「ぅんっうんっ……」 覆いかぶさりながら舌の愛撫は止まらない。サクヤが今度は口の中を犯している。 サキュバスの姿になった彼女の舌は若干、いつもより長くなってしまうのだ。 それの使い方は口内を嬲ると表現しても構わないものだった。 「ああっ……んっ……ぅうっ……」 うわ言のように徹は身体を痙攣させている。サクヤがキスを止めても身体は痙攣をやめない。 既に股間からはダラダラと愛液を垂れ流しにして、太股を濡らしている。 口元からよだれも垂らしている。よほどの快楽を味わったことを物語っている。
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324 :93マイル=流れSS書き[sage]:2014/08/21(木) 22:56:06.13 ID:8QE1eoRk - 「そろそろ……徹、良いわよね」
「へえっ?」 言葉にならない返事を合図に、サクヤは右の手のひらを自らの股間に当てて、何やら呟きだす。 聞き取れるか、聞き取れないかの言葉が発されたと同時に、サクヤのクリトリスが少しずつ肥大化を始め、 一瞬の内に勃起したペニスのような形になった。それもサイズは日本人男性の平均を遥かに超えた物だった。 そして、本当の男性器のように尿道を持つようで、既に先走りの粘液で少し光っていた。 「……レズプレイも飽きちゃったから、久しぶりに徹の処女が欲しいなぁ……」 処女を久しぶりに、ということは言うまでもなく徹は女性にさせられる度に処女の女性にさせられているということである。 「ええっ……」 さすがに処女膜を貫かれる痛みを何度か経験しているからか、少し嫌そうな顔をする。 「そうなの?」 反応に対して、じっと徹を見つめ返すと。 「ぁあっ……」 いきなり徹の秘裂から愛液がどろりとあふれ出た。 「それだけ濡れていたら大丈夫よね」 「うん……」 サクヤの魅了は効果によっては愛液の量まで調節できたりする。 徹としてはさすがに破瓜の痛みは知れども、身体がサクヤのクリトリスを求めていることは自覚していて、 ダメ押しを打たれては拒否もできなかった。 「じゃあ、徹……痛いけど、我慢してね」 少し楽しそうな声音でサクヤは徹に覆いかぶさろうとしている。 「うん……来て……」 すっかり女性になってしまった徹がごく自然にサクヤを求めに応じる。
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325 :93マイル=流れSS書き[sage]:2014/08/21(木) 22:56:47.83 ID:8QE1eoRk - 「ぅうっ……あつ……痛い……」
処女ということは、当然ながら膣も秘裂の入口も硬い。 それを一般的には巨根といわれるサクヤのクリトリスで貫けば、痛覚も激しく刺激される。 「……大丈夫、すぐ慣れるから」 「サクヤのいじわる……」 本当は、痛みを消す効果のある魅了すらサクヤは使える。 ただ、処女喪失の痛みを味合わせることで、己のサキュバスである本能的な嗜虐心を満たそうとしている。 徹はそれに対する非難めいた声を出す。そして、大抵最後には泣いてしまうのだ。 「痛い……いたいよぉ……」 ポロポロと少女のように涙を零す徹を見て、サクヤは嗜虐心からの庇護欲の転換が行われる。 彼女が徹をいじめるのはこれが理由だった。極端すぎるアメとムチ。 それが叶ったから、ゆっくりと繋がったままサクヤは舌で徹の流す涙を舐め取った。 「……サクヤのバカ……」 「ごめんね……」 徹は目を擦りながら、すっかりと女性のような振る舞いで恋人に対する非難の視線を送る。 「……まだ、動かないでね……結構、このままされるの嫌じゃないけど、ときどき痛すぎるから……」 「分かったわ……」 本当だったらサクヤは動いてしまいたい。最終的には徹も意識を失うほどの快感を味わうのだから変わりはない。 だけど、サクヤの人間の心が徹に対する気遣いを働かせる。どうしても最初の痛みとかは何度体験しても、辛いものがある。 きっと男性の肉体で味わったら気が狂うだろう痛みだからだ。
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326 :93マイル=流れSS書き[sage]:2014/08/21(木) 22:57:18.36 ID:8QE1eoRk - 「んっ……」
徹が唾を飲み込むと同時に小さなため息をつく。 「……そろそろ、大丈夫?」 「サクヤ……がっつくなよ……」 徹も余裕が出たのか男言葉に戻る。 「だって……さっきから少しずつわたしのに締め付けてくるのは誰の身体?」 「分かったよ……」 当然ながら、体内に挿入されていれば自然と反応は示す。 まだ破瓜の痛みは残れども、徹はサクヤのクリトリスの熱さを感じ、 そして身体の中を圧迫するような感覚に襲われつつあった。 そして、膣と子宮は自然と明らかな雌の欲情を発している。 「……さぁ、行くわよ……」 秘裂に突き刺さったままだったクリトリスを引き抜き、そのまま押し込む。 「ふぁあああっ!!」 痛みと快感が入り混じった変な反応。後で痛みも何もかも無くなるのが分かっているからサクヤは容赦はしなかった。 「あぅっ……大きいっ……サクヤ……ずるいっ……」 「ごめんね〜」 楽しそうにサクヤは腰を振る。徹は気づいていた。 サクヤが徹に挿入するクリトリスのサイズがいつのまにか、いつも以上に大きくなっている。 挿入している間に少しばかり大きくしていたようだ。 「ぁぁっ……お腹くるぅ……」 破瓜の痛みより、体内を圧迫される違和感の方が今の徹を翻弄していた。 もはや痛みよりも快感手前の違和感の方に神経が向けられ、腰から背中に駆け抜けるような淡い快感が生まれだしていた。 「んんっ……ああっっ!! あぁっ!」 徹の明らかな快感の声に気を良くしたのか、そのまま、さらにクリトリスを押し込んでいく。 「ぅぅううっ!! お腹くるぅ……サクヤ……サクヤ……」 「子宮にたっぷり注いじゃうね」 「ああっっ、止めて、奥、おかしくなっちゃううっ!!」 しかし彼女は止めずに、腰を押し付けその勢いに負けた徹が背中を仰け反らして涎を垂らしている姿さえ原動力にして、 そのまま子宮口にクリトリスの先端を突き刺すように抉る。 「ああっぁぁぁー!!!! イィクゥッツ!!!!」 獣のような絶叫を徹が叫ぶと同時にサクヤも絶頂に向けて腰を激しくぶつけた瞬間に爆ぜた。 「徹っ!! 孕んじゃえ!! わたしの子供孕んでぇぇっ!!」 「ああっー!!! 熱いよぉっ!!!」 男には出しようの無い量の粘液が徹の体内に放出され、 子宮口への突き上げと先ほどまで上り詰めなかった快感を同時に受けた結果、 徹はだらしなく口を開け、白目を向いて気絶をしてしまった。 「……うわっ……ちょっとイカセすぎちゃった……本当にアヘ顔ってなるんだ……」 恋人に対して、相当な責め苦を体験させておきながら、未知の結果を目撃してサクヤは不思議な思いを感じていた。 当然、サキュバスが気絶したりアヘ顔になるほどのリアクションをするわけがないのだった。
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- 淫魔・サキュバスとHなことをする小説 10体目
327 :93マイル=流れSS書き[sage]:2014/08/21(木) 22:57:54.17 ID:8QE1eoRk - 「んっ……」
徹が気づいたとき身体は既に男の物に戻っていた。 「お疲れ様……」 隣ではサクヤが寝転がりながら徹の様子を伺っていた。満足したのかサキュバスの翼は背中から消えている。 今、ふたりは大きな羽毛布団に包まれながら、小休止をしていた。 「……かなりやばい姿を見せた気がするんだけどな……」 「ごめんなさい……調子に乗りすぎたわ」 「ぐっ……腰が抜けたかも……」 女にされると徹はこうなることが多い。それだけサキュバスの責めは強烈だった。 「ああ……徹、無理しないで良かったのに……」 「いや……最近は俺が責めるばっかりで、責めたがっていたのにウズウズしてたろ」 「あ、ばれてた?」 最近のサクヤとのセックスは徹が責めてばかりが多かった。 最近の彼女は仕事が忙しく、ストレス発散するにしても、 体力を使いすぎるのも良くないと、ある程度、抑制していたのだ。 「いつも疑問なんだけど……仮に俺が男に戻らなかった場合、お前の精子で俺は妊娠したりするのか?」 「ううん。それはしない。あれは、あくまでわたしの愛液を精液みたいに精製しただけ。 それにわたしの力だと絶頂しちゃったら、すぐに元に戻っちゃう。おばあちゃんなら数日とかできたかもしれないけど」 それを想像するだけで、徹は彼女の祖父のことを思うと、少し辛そうなことしか想像できない。 純正のサキュバスに責められるのは地獄……いや天国なのかなんてことを考えながら。 「しかし……サクヤは大学でも元々モテたはずなのに、長続きしなかったよな…… やっぱり、みんな体力が持たなかったのか?」 大学時代からの付き合いであるから、徹はある程度、サクヤの男性遍歴、さらには数少ない女性遍歴を知っていた。 付き合う前は親友のようなものであったから。
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- 淫魔・サキュバスとHなことをする小説 10体目
328 :93マイル=流れSS書き[sage]:2014/08/21(木) 22:59:46.08 ID:8QE1eoRk - 「……怖がるか、壊れるかのどっちかだったから……わたしと付き合うと……」
寂しそうな顔をしたので、彼女が男とセックスをしてサキュバスになれば怖がるだろうし、 中には溺れすぎて独占欲を募らせる奴もいただろう。それは男でも女でも変わらなかった。 「良い思い出にしたいかったけど、あと腐れないように記憶を消してばっかり。別れた後も友達でいたけど、 今更ながら、ちょっと後悔してる」 サキュバスであったことやらトラブルになりかかったことを記憶を消してなかったことにするのはサクヤにとってはお手の物だった。 とはいえ、純粋に好き合っていたものを消すというのはどうしようもなく辛いものであった。 「……だから、徹と今、こうしているのは自然だけど……正直、言えば一番相性が良かったのかもしれない。 わたしが翼を生やしたときなんか、怖がるどころか『何これ? え? 本物?』って物怖じしないのは知っていたけど、 そんなリアクションが返ってくるかなんて思わなかったし」 確かに徹はサクヤのことを怖がらなかった。そして溺れはしたが、比較的に言えばセックスの回数も普通ではあった。 「何事もバランスじゃないかな……俺たちは、何かロマンティックな恋とかじゃなかったしな」 「そだね。お酒の勢いで、やっちゃって……いっそお試しで付き合っちゃおうってしてから……三年」 はにかんだサクヤは徹の頬にキスをした。 「割と幸せ」 「俺もだ」 どこにでもいるようなカップルだが、少しだけ秘密があったりする。 ただ、このふたりの秘密は誰にも知られることのないまま、こうして延々と続いていくのだった。 おまけ 朝。早起きではないが、九時前にふたりは起きた。 「今日は、朝からどっちかが完全に潰れるまでやってみないか?」 「ええー、絶対、徹が先に潰れちゃうよ。それに、朝ごはんの用意をしてるし、ちょっと洗濯物溜まってるから、お昼過ぎだったら良いよ」 そうして、朝食、洗濯物とふたりで一緒にいながら徹は気づいていた。 「サクヤ」 「……何?」 「したいならしたいって言えよ。うずうずしたり、貧乏ゆすりがやたら目立つんだけど……」 「バカ……わたしでも自分から言うの恥ずかしいんだからね」 そう言って、徹に抱きついた。そんな彼女はサキュバスの末裔というよりも恋する少女のように今は見えた。 * * * * * 続かないです……エロくなくてすいません……後、ご都合主義ですいません……沖田雅みたいだ……。
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- 淫魔・サキュバスとHなことをする小説 10体目
329 :93マイル=流れSS書き[sage]:2014/08/21(木) 23:10:37.82 ID:8QE1eoRk - おまけのおまけで設定です。
「佐藤サクヤ」 サキュバスと人間のクォーター。 身長168cm 体重−− バストD 大学時代に徹と出会う。ゼミやサークルと悉く縁がある。 男性遍歴は大学四年で15人という適度なビッチ。 イケたのはふたりだけ。それもサキュバスとしての姿を現したら明らかな恐怖を示したので、 記憶を消してポイっと捨ててしまうばかり。 女性遍歴は四年で六人。こっそりと付き合い、イカせってばっかりで飽きたので、 男性化やふたなりにさせたら身体としては満足したが、 相手が総じてメンヘラ化、依存症気味になってしまって記憶消してこれらもっポイ。 最終的に、腐れ縁の徹と酔った勢いでセックスをしたところ相性が良く、そのまま付き合うことに。 サキュバス化は任意で可能。ただしイってしまった場合などは勝手に翼が生えてしまう。 魅了を上手く使うことで、人間関係を円滑にするしたたかな人。 祖母はドイツ辺りに住んでた純正のサキュバス。 どこから来たのかは分からないし、山奥の集落で暮らしていた。 変わり者であった彼女は、市街に飛び出る異端児であった。 そして、見慣れぬ東洋人と恋に落ち、そしてありとあらゆる手段で誘惑し、ドイツを離れることになった。 そして、子供を生んだ途端に若く美しい身体が衰え始め魔法のような力も弱まりだした。 サキュバスである以外はほとんど人間のようなものになってしまった。 ひとり娘はハーフだということで、周囲から虐められるも、母親から教わった術で、 変わり者だった自分を守ることに成功し、そんな変わり者に興味を持った男をこれまた誘惑して、 今度は子供を三人生む。それでも美しさは同年代の平均的容姿を凌駕している。努力せず美魔女と呼ばれるようなもの。 サクヤには弟が二人いるが、どちらもインキュバスのような要素は持っていないが、 普通の人間には出ないフェロモンを発しているのか、 男だろうと女だろうとモテてしまっていることが目下の悩みだったりする。 将来的に徹との間には三人欲しい願望あり。 趣味は料理とビーズやら折り紙といった物で小物を作ること。 「前田徹」 凡人。公務員。 平々凡々を大事にする無難な男。 サクヤがサキュバス化しても恐怖せず、逆に興味を持ったことが恋人になる決め手。 基本的にはサクヤを責めるのが好きだが、 責め好きなサクヤには男性のまま逆アナルや、女性化させられて生中出し、 挙句の果てには、両性具有にさせられて女性化ふたなりで擬似妊娠プレイまでさせられて、 自分がMにされていることを認めるしかないな、と半ば諦めている。 趣味はクロスワードを解くことと、作って投稿すること。
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