- 戦隊シリーズ総合カップルスレ 19
539 :アフターフォロー[sage]:2014/08/17(日) 01:48:06.89 ID:RGk1eHjO - ミオちゃんにあんまりかなと自分でも思いました。
連続で申し訳ありません。 トッキュウ 青黄 NGワード:アフターフォロー でお願いします
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540 :アフターフォロー[sage]:2014/08/17(日) 01:48:58.58 ID:RGk1eHjO - グリッタと入れ替えられていたミオの身体が戻ってきたのは、日の照りつける昼間近のことだった。
行方の分からないミオの身体をライトとヒカリ、カグラが探しまわり、 シャドーラインの身体のせいでに外に出られないミオの側には、トカッチがついていた。 クライナー接近の警告音に、居ても立っても居られず飛び出したミオを追って、トカッチは外に飛び出した。 少しでも日を遮る位置にミオを立たせると、ライト達を呼びだそうとチェンジャーに手を掛ける。 が、一歩早く、目の前にぐったりと力ないミオの身体を、横抱きに抱きかかえたゼットが現れた。 「グリッタ?!」 「ミオ、下がって」 「よう。グリッタの身体、返してもらうぜ」 一瞬、辺りが闇に包まれたと思うと、クライナーの走り去る音が響き、元の姿に戻ったミオがぐらりとよろめく。 「ミオ、大丈夫?」 「平気、ちょっと疲れただけだから」 倒れる間際でトカッチに支えられたミオは気丈に微笑んだ。 トカッチの手を借り、身を起こそうと身動ぐ。 その瞬間、ミオの目が見開かれたのを、安堵に胸をなで下ろしていたトカッチは気づけなかった。 「ちょっと眠いから横になってくるね。ライト達への連絡お願いしてもいい?」 「ああ、勿論。って、ちょっとまって、部屋まで付き合うよ」 「大丈夫だって」 笑って、ミオは立ち上がるとレッシャーへ乗り込んだ。 連絡を受けたライト達はミオの無事を知って、それぞれに喜んだ。 方々を探しまわっていた為、一旦落ち合ってから戻ることにする。 その知らせをミオに伝えるべきか、トカッチは迷っていた。 眠り込んでいた場合、悪い気がするし、ただ横になっているなら世話焼きリーダーたるミオのこと、知らせてあげた方が寛げるだろう。 ううむと悩むトカッチの前に、駅弁が差し出される。 「はい、これ」 首をかしげるトカッチにじれったそうにワゴンは駅弁一式(お茶付き)を押し付けた。 「ミオちゃん、きっとご飯食べてないからお腹ペコペコよ。持っててあげて」 「ああ、うん。ありがとう。ワゴンさん」 「どういたしまして」 立ち上がったトカッチに、ワゴンは親指を突き出す。 「グッドラック!」 「あはは。どうも」 どうも最近、自分とミオの関係がバレている気がする。 壁にチケット、障子にワゴン。げに難しきは車内恋愛なり。
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541 :アフターフォロー[sage]:2014/08/17(日) 01:49:48.47 ID:RGk1eHjO - 「ミオー、入るよー」
小声で断りを入れると、トカッチはそっとミオの部屋に入った。 返事が無かったので眠り込んでいるばかりと思っていたが、ベッドにミオの姿は無かった。 備え付けのシャワー室から、水音が響く。 そうか、先にお風呂にしたのかと、トカッチは少々気恥ずかしい思いをしつつ、シャワー室のドアを叩いた。 「ミオー、お弁当貰ったから持ってきたよ。後で食べて」 水音に負けないよう、声を張り上げる。 シャワー室からはなんの返事もなかった。 聞こえないのだろうか?首をかしげたトカッチは、ふと嫌な想像に襲われた。 急に具合が悪くなって、中で倒れてたりしないだろうか。 昨日の騒動を思えば、そうなっていても決して不思議ではない。 逡巡したトカッチは思い切って、ドアに手を掛けた。 何も無ければ、ビンタを貰おう。 そう考えたトカッチは、驚きに声を上げる。 「ミオ!」 悪い想像は当たるもの。 シャワーを流し続けたまま、ミオはシャワー室の床に座り込んでいた。 「ミオ?」 放心したように気づかないミオに、眼鏡が曇ってよく見えないことに感謝しながら、トカッチは肩に手を掛けた。 「いや!」 ビクリと肩を震わせ、ミオがその手を払いのける。 自分の肩を抱いて、小さく震えだした。 「ご、ごめん。安心したらなんか急に震えてきちゃって。もうちょっと浴びたら上がるから」 様子がおかしい。 曇りの晴れてきた眼鏡越しに、悪いと思いながらトカッチは凝らした目を、見張ることになった。 ミオの細い足を伝う白いあれは……… 「見ないで!!」 トカッチの視線に気づいたミオは悲鳴を上げる。 「ミオ………?」 「ごめんね。はじめて………トカッチにあげられなくなっちゃった」 ミオは、絞りだすようなか細い声を吐き出した。、 驚愕が通りすぎて、こみ上げてきたのは憤りだった。 彼女をこれ以上なく傷つけたゼットと、そしてこれから傷つけることになるであろう自分への。 「ミオ………軽蔑して」 「え?」 彼女の足首をつかむと、小さく開かせ。 「やだ、こんなことやめっ………あっ」 未だ白を零し続ける場所に、そっと指を差し込んだ。 抵抗しようと弱々しく手をかけていたミオの指が、肩を強く握りしめる。 「んっ、あっ、やぁ………やだ、ぁっ」 掻き出そうと指を動かす度、その身体も声も震える。 止め忘れたシャワーの雨が掻き出された白を流し、戸惑いと嘆きを浮かべた彼女の頬を濡らし続ける。 その顔を見ていることが出来ずに、もう片方の腕で彼女を抱き寄せた。 腕の中の彼女は、肩に顔を押し付けると指の動きに合わせ、震え続ける。 ようやく床に流れる白が消え始めた頃、一際強く身を震わせると、指を締め付け、全身を強ばらせ、そしてくたりと腕の中で力をなくした。
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542 :アフターフォロー[sage]:2014/08/17(日) 01:50:44.66 ID:RGk1eHjO - 「ごめん………最低だ。僕」
床に横たわったミオは両腕で自分の顔を覆ったまま、力尽きたように動かない。 その足元で、ひれ伏すトカッチ。 自分のやったことを考えると、どうしても顔をあげることが出来ない。 「ううん、トカッチは悪くない。私こそごめん、こんなことトカッチにさせて」 「そんな!………ごめん、カグラ呼んでくる」 「やめて!!………ごめん、知られたくない。カグラにも他の皆にも」 立ち上がろうとするトカッチの服の裾を掴むと、悲痛な声で首を振る。 「わかった。ごめん、ちょっと我慢して」 カタカタと震えるミオの身体をバスタオルでくるみ、精一杯肌に触れぬよう気をつけながら彼女を抱き上げた。 髪も肌も雫をそのままに、彼女の身をシーツの上へ横たえる。 逡巡して、立ち上がろうとするトカッチの手をミオは掴んだ。 「ここに、いて?」 「いいの?」 「ひとりに、しないで」 「わかった」 ミオの手をとったまま、床に座り込む。 絡めた指は、まるで熱があるように熱かった。 何かを言いたげに、トカッチを見つめ、口を開いては閉じる。 それを何度も、ミオは繰り返した。 「なに?」 少しでも安心させようと、努めて柔らかい声でトカッチは尋ねた。 「………ぃて」 「え?」 「抱いて。トカッチ」 羞恥に目を伏せながら、ミオは消え入りそうな声で囁いた。 「身体がね、覚えてるの。このままはいや。お願い。消して?」 まるで溺れた者が掴む強さで、絡めた指に力がこもる。 「僕でいい、なら」 「トカッチがいい」 見つめ合い、微笑みあう。 きっと二人共、泣きそうな顔で笑ってた。
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543 :アフターフォロー[sage]:2014/08/17(日) 01:52:52.82 ID:RGk1eHjO - 横たえたままの彼女に、ぎこちなく口付ける。
おずおずと差し込んだ舌で、ミオの舌を捉え、不器用に絡め合う。 唇を離すタイミングがお互いに分からず、ようやく離した時には二人して酸素を求めてあえいだ。 おかしくなって、少し笑い合う。 彼女の腕をとり、優しく口付けると、そっとバスタオルを開く。 ミオの白い肌には、点々と赤が刻まれていた。 形の良い胸に、引き締まった細い腕の内側に、滑らかな背中に、細い腰の至る所に。 怒りがこみ上げた。目の前が赤く染まった。 だが、懸命に耐えるミオのその表情を見て、トカッチは必死にその感情を飲み下した。 そして、その赤を上書きするように、口付けていった。 湿った肌は、ミルクのように白く甘い。 その薫りに目眩さえ覚えながら、ケモノが傷を癒やすように舐め、吸い上げる。 その度に、ヒクリと身体が震える。 首筋を、鎖骨を、胸を、脇腹を。ゆっくりと指がなぞる度に、肌が泡だっていくのが伝わった。 耳年増で枕元の収納ケースを探ると、目的のものはあった。 小さな箱の側面には『Present by ワゴン』と書かれていた。 何、部屋に仕込んでるんだとか、これ絶対僕らの部屋にもあるなとか突っ込みたいことは山ほどあったが、 ともかくありがたく使わせてもらうことにし、いくつかを無駄にしながら、四苦八苦して取り付けた。 その間、ミオは恥ずかしいのか、シーツを頭から被ってじっとしていた。
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544 :アフターフォロー[sage]:2014/08/17(日) 01:55:06.32 ID:RGk1eHjO - 指を絡め、シーツに縫い付けるようにすると、ゆっくりと彼女に覆いかぶさった。
一度イキ、先程までの愛撫を感じていたそこは既にほどけていた。 潤みきったやわらかな奥は、挿しこまれていくトカッチを飲み込んでいく。 『っはあ』 吐き出した荒い息が重なる。 少しずつ進む度、跳ねる身体。 その刺激にトカッチの意識は飛んでしまいそうになったが、彼女の甘い声が意識を縫い止める。 何度も何度も繰り言のように繰り返し、呼ばれる自分の名前。 その声ごと飲み込むように口付ける。 唇を離すと、熱い吐息が肌をくすぐった。 「いかないで」 「いるよ、ここにいる」 奥に突き当たり、ゆっくりと動き出すと、合わせるように彼女の腰が浮き上がり、揺れ動く。 軋むベッドの音も、乱れるシーツの衣擦れも、重なる肌のぬくもりも彼女がもたらす全てが愛おしい。 絡みあわせた手のその甲に、爪が痛いほど食い込む。 強く跳ね上がった身体が、一際強くこわばり、背中が弓反る。 喘ぐような高く甘い声をあげて、彼女の身体が力を失った。 その声を追うように、這い上がる快感に彼女の身体を抱きすくめ、トカッチも熱を彼女に解き放った。 互いにシーツにくるまったまま、身を寄せ合う。 ショートカットの柔らかい髪の毛をゆっくり撫でると、気持ちよさそうに目をとじる。 「ねえ、トカッチ」 「ん?」 目を伏せたまま,ミオが呟く。 「私があげたかったもの、もうあげられないけど………心だけはまだちゃんとここにあるから。心だけは全部トカッチにあげるね」 「………うん。ありがとう」 涙が滲んだ顔を見られたくなくて、胸にそっと抱き寄せた。 以上です。
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550 :アフターフォロー[sage]:2014/08/17(日) 16:36:50.58 ID:RGk1eHjO - 陛下は本当にエロパロ向きで困る。
色々掻き立てられるじゃないか。
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551 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/08/17(日) 16:38:42.94 ID:RGk1eHjO - ぎゃー、タイトル消せてない。恥ずかしい
すみません。見逃して下さい。 乙とGJありがとうございました。
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- エロパロ板の愚痴を吐け! 【二十五言目】
626 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/08/17(日) 17:20:15.84 ID:RGk1eHjO - せっかく楽しかったのにやらかした。
自分が悪い
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552 :Fragile[sage]:2014/08/17(日) 20:46:46.87 ID:RGk1eHjO - すみません。やっぱり今日の陛下に耐えられませんでした。
連投しておりますので、今後は自重しようかと思います。 トッキュウ Z→グリッタ(→将軍) グリッタ嬢が擬人化かつ、陛下が若干病んでおりますので、 苦手な方は、NGワード:Fragile でお願いします。
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553 :Fragile[sage]:2014/08/17(日) 20:47:45.43 ID:RGk1eHjO - 身の内で彼女の目覚める気配を感じ、ゼットは己の中に沈み込んだ。
「よう。グリッタちゃん。お目覚めかな」 「陛下………」 横たわっていた彼女が身を起こすと、金属の触れ合う音が耳に残る。 手枷が擦れた跡が、赤く彼女の手首を彩る。 自分が人間の姿をとれるように、彼女も人の姿をとれた。 ただ、やり方を知らなかっただけだ。 あの『将軍』も知らなかった自分だけの彼女の姿。 本来の姿の彼女も愛らしいが、最近はよくこの姿をとらせている。 こちらの姿の方が、今から行う行為には向いている。 「このようになさらずとも、私は逃げません」 「逃げられない、の間違いだろ」 まあ、いいさと顎を指で上げさせると、齧りつくように口付けた。 「昨日はグリッタちゃんが上だったな。一昨日は立ってヤった。今日はどうしたい?」 「如何様にも。陛下のお気に召すように」 何もかも諦めたような顔で、彼女は目を伏せた。 レースに縁取られた肩を軽く押す。 連日の行為に弱り切っている彼女は、抵抗をしめすことも出来ず、寝台に横たわった。 あの花嫁衣装を模したキラキラした白いドレス。 首元に手をかけると、音を立てて胸元まで破り裂いた。 絹の鳴く高い音に、彼女の顔が恥辱に歪む。 その表情は、ゼットの心の何かを掻き立てた。 半ばまで破けたドレスの胸元から、少女らしく小ぶりな胸を露わにする。 掬いあげるように、下から舐めあげ、その弾力のある肌を楽しむ。 白い肌には、昨日の跡がまだ色濃く残っていた。 項を撫で、首筋に噛み付き、唇を貪る。 舌を強制的に引き出し、長く長く口付けると呼吸が出来ないのか苦しげにもだえた。 身動ぎする度、彼女を戒める鎖が高く鳴り、手枷に擦れた手首からは赤い血が滴った。 白い肌に赤い筋をつけていく血を舐めとると、細い手首と手枷の間に舌を差し込み、傷を舐める。 空気を取り込もうと荒い呼吸を繰り返していた彼女の目元が痛みに潤む。 「どうして………」 「なに?」 肌に触れる手の動きはそのままに、尋ね返す。 「私はもう………陛下のものなのに、なぜそんなにもお寂しそうなのですか」 「俺のもの、ね………」 彼女をうつ伏せに裏返し、ドレスの下に手を差し込むとその下の下着を剥ぎ取る。 腰を持ち上げると、まだ殆ど潤んでいない中に無理矢理にねじ込んだ。 「−−−−−−−!!」 苦悶の涙を散らして、彼女の首が反り返る。 中は、まださほど濡れておらず動きずらかったが、擦れて滲んだ血を潤滑油に彼女の身を抉った。
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554 :Fragile[sage]:2014/08/17(日) 20:48:22.66 ID:RGk1eHjO - 俺のものなどと、よく言えたものだ。
俺に抱かれる度、彼女が誰を思っているか、バレていないとでも思っているのだろうか。 俺に突き上げられる度、声を出さずに呟く名前が誰のものかなど、わからないと思っているのだろうか。 先程破り裂き、ただの布切れと化して彼女の胸元に垂れ下がっていた白いドレスの成れの果てを、破りとる。 痛みと苦悶と快感を綯い交ぜにした声を上げ、動きに合わせ揺れる彼女の頭を後ろから掴むと、その目を覆い隠す。 視界が白く 閉ざされたことに、戸惑う彼女を抱えこむと、奥まで深く突き立てた。 奥を貫いたまま、波のように彼女を揺らす。 敷布を掴む彼女の指は、力を込めすぎて白くなっていた。 「呼べよ。ほら」 「っ、はぁ、へい、かっ」 彼女が本当は、誰を呼んでいるか知っている。 閉ざされた視界の中で、誰の姿を浮かべているかなど知っている。 覆われた瞳の色がどんな色かなぞ、わかっている。 突き立てる度、揺れる胸を掴み、弄ぶ。 尖った蕾を軽く捻ると、痛みとも快感ともつかない声をあげた。 行為に慣れてきたのか、あるいは視界を閉ざされた故か、血以外のもので潤んできた中を、わざと水音が響くように動かした。 角度を変え、浅く深く抉ると、赤が混じった透明な液体が彼女の足を伝い、白いドレスに染みていった。 その音を、感覚を拒絶するように彼女が弱々しく首を振る。 音を聞くのが嫌なのか、感じることに未だに戸惑いを感じるのか。 抱く度いつも彼女はこの瞬間、甘く響く声に苦痛の色をにじませる。 何度抱かれても、戸惑いと恥辱を浮かべる彼女のほろ甘い声。 だが、それも結局はゼットを楽しませるものでしかなかった。 反り返った背中をその曲線に沿うように舐めあげると、泡だった肌は吸い付くようで心地よい。 覆いかぶさり抱え込んだ身体が己の下で張り詰めるのを感じた。 彼女の絶頂が近いことを感じて、ゼットはその唇を片手で塞いだ。 彼女から漏れる声が、どんな色だろうと聞きたくなかった。 声に出されぬ彼女の声を感じたくなかった。
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555 :Fragile[sage]:2014/08/17(日) 20:49:20.24 ID:RGk1eHjO - 「んっんぅ、ん、んんーーーーーーー」
塞がれた手のひら越しのくぐもった声と、手枷の張り詰める音とともに彼女が腕の中で力尽きるまで追い詰めた。 腕の中の彼女が意識を失い、ぐったりとその腕にもたれかかると、ゼットは彼女の中から自分を引き抜いた。 鎖を鳴らしながら仰向けにすると、ドレスに隠された膝を掴んで、力なく横たわる彼女の足を開き、もう一度突き入れた。 意識なく、なすがままだった彼女は揺さぶる内、意識を取り戻し、行為が続いていることに気づいて力なく悲鳴をあげた。 だが、最早彼女に抵抗する力があるはずもない。 荒れた息を漏らし、覆い隠された目から溢れる涙で頬を濡らし、揺さぶられるままに手足を動かし、鎖を鳴らしては喘いだ。 足りない、まだ足りない。どれだけ抱いても、どれだけ彼女の光る闇を我が身に取り込んでも、満足できない。 「そうだ。俺のものだ。お前の何もかもは俺のものだ。グリッタ」 彼女のキラキラした闇も、手も足も、髪も目も胸も背中も何もかも、彼女の身体を形造る全ては最早自分のものだ。 けれど、彼女の心だけは今も違う。 優しくいたわりを込めて抱こうが、激しく手荒に抱こうが自分のものにならない。 今もここではないどこかにあり続ける。 それは、あの男を消したところで変わりはしなかっただろう。 彼女が心まで、俺のものになるのと、壊れてしまうのとどちらが早いだろうか。 いっそ壊してしまおうか。 それもいいと彼女を揺さぶりながら、笑った。 彼女が彼女でなくなるまで、壊してしまえば、彼女はもうあの男のものにならないのだから。 以上です。
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