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月のない夜の話
戦隊シリーズ総合カップルスレ 19

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戦隊シリーズ総合カップルスレ 19
528 :月のない夜の話[sage]:2014/08/15(金) 00:50:55.49 ID:fkE9M8JR
トッキュウ Z→グリッタ(肉体はミオ)(→将軍)

もし、グリッタちゃんの駆け落ち作戦が半分だけ成功していたらというIFです。
無理やり系ですので、ご不快な方は、
NGワード:月のない夜の話 でお願いします。
戦隊シリーズ総合カップルスレ 19
529 :月のない夜の話[sage]:2014/08/15(金) 00:51:40.00 ID:fkE9M8JR
グリッタは、何も見たくなかった。
人がネオンと呼ぶ安っぽいギラギラとした光も、天井に映る自分達の影も。
だから、ただ必死に目を閉じていた。彼がキラキラと呼ぶその瞳を。
グリッタは何も聞きたくなかった。
安っぽい造りの寝台の激しく軋む耳障りな音も、響く忌まわしい水音も。
だから耳を塞いでしまいたかった。けれど、それは叶わない。
彼女の両腕をこの行為が始まってすぐ、彼が拘束してしまったから。

心を引き裂く音と、借り物の身体がもたらす泡立つような感覚を耐え忍ぶしかなかった。


駆け落ちの失敗を悟って、グリッタの心は暗く沈んでいた。
もう、母の恐ろしい考えに従うしかない。
己の心も思いも全てを投げ捨てて、そうすることでしか恋しいあの人を救う手立てが見つからない。
半ば放心しているグリッタを知ってか、知らずか、ゼットは少女の細い手首を痛いほど握りしめ、夜の街を楽しげに歩いていた。
月も星もない夜は、シャドーラインの住人に優しい。
人の作った紛い物の光は、太陽や月、星の光のように彼女達を苛みはしなかった。


気がつくと、彼女は奇妙に薄暗い部屋の中にいた。
明かりのない部屋の、中央にあるやけに大きい寝台を血のように赤い外の光がぼんやりと映し出す。
グリッタは、ゼットに促され、その寝台におずおずと腰を降ろした。
体重の軽い少女の身体が、僅かに沈む。
俯いた彼女のあごに手をかけ、ゼットが耳元で囁く。

「お仕置きをしないとな」と。
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530 :月のない夜の話[sage]:2014/08/15(金) 00:53:01.46 ID:fkE9M8JR
「おしおき………?」
殺されしまうのだろうか、それならいっそ、その方が良かった。
今の心を抱いたまま、このまま消えてしまえるのなら。
覚悟を決め、ゼットの目を見つめ返したグリッタは、ゼットの発した言葉に目を見開いた。
「全部、脱げ」
「陛下、この身体は私のものでは………」
「関係ねぇよ。中身がグリッタちゃんなら俺はそれでいい」
震えるグリッタの声を、ゼットは酷薄に切り捨てた。
「それとも………殺すか?」
彼の言う『殺す』、それが自分に向けられた言葉ではないことをグリッタはゼットの目を見て悟った。
「………分かりました」
潰されそうな心を押し殺して、グリッタは頷いた。

脱ぎ捨てた服が足元に散らばる。
少女の身を隠すのは、薄い肌着一枚になっていた。
グリッタはその最後の一枚に震える指を掛け、目を強く瞑ると一気に引き下ろした。
無防備な白い裸体が、ゼットの目に晒される。
所在なげに胸元を覆うその腕を取ると、ゼットは寝台の中央に少女を座らせた。
グリッタは、無遠慮な視線から身を庇うように、己の身を掻き抱いた。
「次はどうしようか………そうだ」
良い考えが浮かんだと無邪気な笑顔でゼットは言い放つ。
「慰めてもらおうか」
「慰める?」
意味は分からないまでも、グリッタは震えながらゼットに手を伸ばし、その頭を撫でた。
「………ハハハハ、違う違う。そういう意味じゃない」
一瞬、虚をつかれたように目を丸くしたゼットは愉快そうに笑いながらグリッタの腕を取る。
「そうか、グリッタちゃんは知らないんだな。こうするんだ」
そう言うと、グリッタの指を少女の下腹部、茂みに隠されたその奥に押し当てた。
「ほら、触って」
「へ、陛下………おやめ下さい」
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531 :月のない夜の話[sage]:2014/08/15(金) 00:54:16.96 ID:fkE9M8JR
こすれるような乾いた痛みがグリッタを苛む。
痛みに耐えかね、許しを請うグリッタにゼットは彼女の指をもう一度持ち上げた。
やめて下さった。そう安堵したのは束の間だった。
持ち上げた彼女の指をゼットは口に含み、口内で舐る。
細い指に舌を這わせ、軽く歯をその爪の付け根に立てる。
引きぬいた指が唾液でぬらぬらと光っていることを確認すると、ゼットはもう一度その指を茂みの奥に差し込んだ。
「陛下、いやです。いや………」
充分にぬめった指は今度は彼女に痛みをもたらさなかったが、あまりの屈辱にグリッタはすすり泣いた。
唾液で僅かに湿りはしたが、少女の秘所は中々湿り気を帯びなかった。
グリッタの心ゆえか、あるいはこの少女の身体がこんな行為に慣れていないのか。
ゼットはため息をつくと、脱ぎ捨てられた黄色い上着を手にとった。
身を横たえさせ、頭上で両腕をひとまとめにするとその袖で縛り上げ、グリッタの口元に己の指を突きつけた。
「咥えて」
「………」
「このままでも俺はいいけど、グリッタちゃんが辛くなるだけだぜ」
黙って首を振っていたグリッタは、どうしようもなくなり、その唇を開いた。
指を差し込んだゼットは、彼女の口内を弄ぶように動かした。
歯列を撫ぜ、舌を嬲り、長い指を奥深くまで差し込む。
飲み込むことの出来ない唾液を口元から垂らしていた彼女は、指が引きぬかれた途端に身を折り曲げ、激しく咳き込んだ。
はあはあと荒くではあったが、彼女の息が整ったのを見て取ると、ゼットは先程まで彼女に強いていた行為を今度は自分の指で再開した。
またしても始まった屈辱的な行為に、グリッタは固く目を閉じる。
ゆっくりと差し入れ、引きぬかれ、掻くように押しつぶすように指が動く。
やがて彼女は聞こえてきた水音と、下腹部に宿る訳のわからない感覚に困惑することになった。
痺れるような痛むような熱いような、今まで一度も感じたことない感覚。
そして、感じる潤みが唾液だけではないことを示すような粘った水音。
それは、己の身を守る為に身体がもたらした防衛反応であったが、箱入りで育てられ、俗なことは何も教えられず、、
まして人間の身体のことなど何も知らない彼女には知る由もなかった。
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532 :月のない夜の話[sage]:2014/08/15(金) 00:55:11.01 ID:fkE9M8JR
彼女の両足が怯えとは別のもので震えだしたのを見て取ると、少女の膝に手を掛け、大きく開かせると、既に固く勃ち上がっていた己のモノを押し当てた。

感覚から逃れようと固く目を閉じていたグリッタは、突然宛てがわれた熱いモノに本能的に腰を引かせ、逃れようと背で這う。
だが、拘束された腕で、膝を開かさせられた状態で逃げられる訳もない。
のしかかるように押さえつけられると、まるで押し開くように身の内に熱い塊が入り込んでいく。
先程をはるかに上回る痛みに、目を見開くと、酸素を求める魚のように口をパクパクと開いた。
あまりの痛みに声を出すことも出来ず、呼吸もままならない。
心のなかで、愛しい人の名を、母を呼ぶが助けなどくるはずもなかった。

何かに突き当たるように、熱く痛みをもたらす動きが止まった。
熱さも痛みもさほど軽くならなかったが、それでも動きが止まったことに安堵したグリッタは次の瞬間、高い悲鳴を上げることになった。
動きを止めていたゼットが激しく動き出したのだ。
押し潰すようなその動き。
その様は皮肉なことに、まるで彼女を食い尽くすようだった。
痛みから逃れようにも、腕も足も動きがままならず、ただゼットのなすがままになるしかなかった。
すっぽりと手に収まる少女の胸を形を変えるように捏ね回し、
彼女の意に反し固く尖り始めた蕾を口に含むと舐めあげ、歯を立て、吸い上げた。

口元から、絶え間なく溢れる荒い息と苦悶の声。
だが、やがてその息と声に甘い響きが混じり始めたことに、グリッタは戸惑い、ゼットは笑った。
痛みはやがて別の感覚にすり替わりつつあった。
ベッドの軋む音とグリッタの息ばかり響いていた部屋に、粘りを帯びた水音が響きだす。
「い、や………いやです。いや、もう、いやぁ」
その音から逃れるように、首を振るグリッタの頬を撫でるとゼットは彼女の腕の拘束を解いた。
思わず、目を開いたグリッタの目を覗きこむとゼットは微笑んだ。
「ああ、キラキラだ」
激しい動きが、少しだけ緩やかになる。
快感の波は絶え間なく彼女を襲っていたが、その僅かな間隔に彼女はゼットに問いかけた。
「っん、んぁ………お寂し、いの………です、か………あぁ、はあ、っやあ」
突かれたような顔をすると、ゼットは片手で彼女の両目を覆い、その目を閉じさせた。
「………さあ、どうだろうな」
彼女の中に己を残したまま、腰を持ち上げ、組み敷いていた彼女を己の上にする。
入れられたまま、角度を変えられ、グリッタは一層高い声を上げた。
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533 :月のない夜の話[sage]:2014/08/15(金) 00:56:21.45 ID:fkE9M8JR
腰を両手で固定されたまま、突き上げられ、先程よりもより深く身を抉られて、彼女に出来ることは最早、背を仰け反らせ、魚のように跳ねることだけだった。
「名前、呼んでよ、グリッタちゃん」
「へ、いか」
「違う」
声を上げ続け、掠れきった声でグリッタが名を呼ぶと、ゼットは否定する。
「ゼットだ」
そう告げると、ぐいと強く彼女を突き上げた。
「ゼ、ゼットさ、ま、あぁっ!」
白い首を仰け反らせ、彼女は果てた。

『シュバルツ様』

心で違う名前を呼びながら。


その後も、休む暇もほとんど与えられず、彼女は身を貪られ続け、明け方近く、ようやく彼女は休息を与えられた。
力尽き、ぐったりと微睡む彼女の耳に、いつものゼットの歌が届く。
低く響く、寂しげな声。
その声を聞きながら、グリッタは思った。

−−−陛下を食べてしまおう。

それがシュバルツの役に立ち、そしてこの孤独を癒やす唯一の方法なのだと。
例え、自分自身も消えてしまうことになったとしても。
密かな決意を胸に、グリッタは束の間の安らぎに意識を沈めていった。

以上です。


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