- 戦隊シリーズ総合カップルスレ 19
519 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/08/14(木) 00:53:53.19 ID:4lgwZCFx - なんか、急にムラムラして書き上げた。反省はしていない。
という訳で、特急緑桃 NGワード『声を聞かせて』でお願いします。
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520 :声を聞かせて[sage]:2014/08/14(木) 00:54:32.25 ID:4lgwZCFx - どうして、こうなったんだろう。
カグラは、口元まで湯船に浸かりお湯をブクブクさせながら、考え込んだ。 ほんの10分前までは、暖かなお湯の中で小さくお気に入りの曲を口ずさみながら、のびのびと寛いでいた。 今はと言えば、湯船の中で体育座り、リラックスとは逆の体勢のまま、上目遣いでカグラはこの状況の原因となった彼を見つめている。 見つめられていることに気づいているのか、いないのか、彼、もといヒカリは上機嫌で石鹸を泡立てていた。 振り返ること5分前、ゆったりお湯に浸かっていたカグラはドアの開く音に「ミオちゃん?」と顔を上げ、声にならない悲鳴を上げると、慌ててお湯に深く潜り込んだ。 そこには、腰にタオルを巻きつけただけの姿のヒカリが立っていた。 「あ、ごめん」 「ううん、大丈夫」 少しばかり驚いた声で謝るヒカリに、カグラは顔を上げられないまま、首をブンブン振った。 無防備な姿を見られたことが恥ずかしいのか、上機嫌な鼻歌を聞かれたことが恥ずかしいのか、 それとも、ヒカリの細身ながらも引き締まった裸を思いがけず見てしまったのが恥ずかしいのか、 色々な恥ずかしいでぐちゃぐちゃになって、顔から火が吹き出てとてもじゃないが、顔を上げられない。 ドアの閉じる音を耳にして、ほっと顔を上げたカグラは口をパクパクさせた。
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521 :声を聞かせて[sage]:2014/08/14(木) 00:55:59.38 ID:4lgwZCFx - てっきり、出て行ったとばかりに思っていたヒカリが洗い場に座って、せっせと身体を洗う準備に勤しんでいる。
「どぉーしてぇ?」 上ずった声を上げたカグラにヒカリは笑いかける。 「せっかくだからオレも入ってくよ、ダメ?」 「だ、だめじゃないけど」 にっこりと笑うヒカリの笑顔に何故か駄目と言えず、そして今に至る。 「カグラ、上がっていいよ」 「い、いえいえ、お気になさらず」 泡だらけの手で手招きするヒカリに思わず敬語で返すと、ヒカリは少し困ったような顔をした。 「ずっと浸かってるとのぼせるぞ」 もうのぼせております。 心なしか、先程から身体は火照るよう、顔と身体の熱でカグラは頭がクラクラしていた。 「ほら」 再度、手を招くヒカリにカグラは遂に意を決すると、タオルを自分に引き寄せ、湯船から身を起こした。 おずおずと、ヒカリを背にして座り込むと、巻きつけていたタオルをあっさり身体から引き剥がされた。 「ひゃっ!」 「タオルがあったら、背中流せないだろう」 後ろ向きなら大丈夫だろ?そう問いかけるヒカリにカグラは真っ赤になりながら頷いた。 滑らかな泡が優しく、背中を撫でていく。 そっと、首筋を滑るヒカリの手にカグラは小さく肩を竦めた。 「カグラ、足洗いづらいからちょっと膝立ちになって」 「う、うん。っ!」 言われるがままの姿勢をとったカグラは、息を飲み込む。 優しく泡を撫でこんでいたヒカリの手が、おしりをふにふにと揉んだのだ。 「ここもちゃんと洗わなきゃ、駄目だろ?」 円を描くように、ヒカリの掌がおしりから太ももにかけて撫でさする。 ぎゅっと目を瞑ったカグラの顔を覗きこむと、 ヒカリはそっとカグラの太ももの一番柔らかな部分、その更に奥に指を伸ばした。
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522 :声を聞かせて[sage]:2014/08/14(木) 00:57:24.20 ID:4lgwZCFx - 突然与えられた刺激にカグラは思わず、目の前の湯船の縁にしがみつく。
膝立ちの姿勢のまま、前かがみになったカグラの身体の中心を撫でながら、ヒカリはもう片方の腕を彼女の左胸に伸ばした。 やわらかな胸を、その感触を楽しむようにゆるゆると揉みしだくと、泡にぬるつく指で立ち上がりかけた頂きを優しく摘む。 与えられる刺激にカグラは熱い息を零した。 その時、ひくつきだしたカグラの身体の奥で動いていたヒカリの指が突然、動きを止めた。 「ヒカリ?」 「しっ!」 思わず、振り向きかけたカグラの唇にヒカリの指が押し当てられる。 「カグラ、大丈夫?のぼせてない?」 ミオの心配そうな声がドアの向こうから聞こえてくる。 時間の感覚はとうに分からなくなっていたが、随分長い時間がたっていたのだろうか。 「………ううん、のぼせてないよっ!………だ、大丈夫」 いたずらっ子のように笑ったヒカリの指が再度、動き出す。 「そっか。程々で上がらなきゃ駄目だよ」 「う、うん!っ、あ、ありがとっ!」 2本に増やされた指の刺激に気を抜くと声を上げてしまいそうで、そして何より身体の奥から出るくちゅくちゅとした水音が聞こえてしまいそうで、 カグラは波のような快感を耐え、懸命に声を張り上げた。 ミオの気配が無くなったことを察すると、ヒカリはカグラの頭をいい子いい子した。 「良く出来ました。ご褒美あげないとね」 ヒカリの長い指がカグラの一番感じる部分をこすり上げ、すっかり尖った小さな膨らみを親指が押しつぶす。 「ん、っやぁ、ヒカっ………やあ、っっん、あっ、やだっ!」 いやいやとカグラは首を振る。 膝はガクガクと震え、もはや縋り付いた湯船の縁だけを頼りに身を起こしていた。 ふと、またもヒカリの指が動きを止めると柔らかなそこからゆっくりと引きぬかれた。 「えっ?」 「カグラが嫌ならもうしないよ、どうしたい?」 そう言って、シャワーを捻るとカグラの身体の泡を洗い落とし始めた。 もじもじと擦り合わされる足にも、指を引きぬかれた後もヒクヒクと動く部分にも、シャワーの微かな刺激が与えられた。 一歩手前で打ち切られた切なさと羞恥で、悲しくもないのに泣き出したい気分になりながら、小さくカグラは囁いた。 「………嫌いにならない?」 「え?なんで?」 「エッチな女の子、ヒカリ、嫌いにならない?」 一瞬、2人の間に流れた沈黙にカグラは余計泣きたくなった。
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523 :声を聞かせて[sage]:2014/08/14(木) 00:59:12.26 ID:4lgwZCFx - 「あー、もう!かわいいなあ!!」
背中から、ぎゅっと抱きすくめられる。 「ヒカリ?」 「嫌いになるわけないだろ」 身体の前に回された腕が、下腹部に回り、断ち切られていた刺激が再び与えられ始めた。 堪らず、カグラはヒカリに背中を委ねる。 優しく、強く、柔らかく、激しく、甘く、切なく。与えられる刺激に甘い息が口をつく。 息とともに押し隠せない声が溢れそうで、カグラは自分の手の甲を口に押し付ける。 押し付けた手はけれど、すぐにヒカリによって外された。 「声、聞かせてよ」 「………恥ずかしいよお」 甘い声は、まるで自分のものではないようで、どうしても恥ずかしくてしかたがない。 「カグラの声なら、なんでも聞きたい」 そう囁くと同時に、与えられた更に強い刺激にヒカリの耳元で甘い声を上げ、カグラの背中は弓反りになった。 身体のどこにも力が入らないカグラをヒカリは、バスタオルを敷いた床にうつ伏せに横たえると、両手で腰を持ち上げた。 「いい?」 「………うん」 ぐったりと目を瞑ったまま、小さく首を縦に振る。 まだ引くついている奥に、ゆっくりと押し込まれる圧迫感に、カグラはヒクリと息を詰めた。 抱え込まれ、身体の奥に深く打ち込まれたカグラは悲鳴にも似た声を上げた。 「やっ、ヒカリ、動かないで………」 「………動いて、ないよ」 締め付ける奥の刺激に苦しげに眉をよせながら、ヒカリが答える。 深く繋がったそこは、2人が動かずとも、列車の振動を刺激として快感を与え続ける。 「ごめん、カグラ、限界っ」 先に音を上げたのは、ヒカリの方だった。 繋がった場所ギリギリ、引き抜く手前まで引き上げると、再び、深く打ち込み、激しく動き出した。 「んっ!ヒ、カリっ、ハァっ、ん、やあ、ヒカリっ」 ガクガクと揺さぶられ、甘い刺激に声を途切れさせながら、ヒカリの名前を呼んだ。 「カグラっ」 ヒカリに名前を呼ばれた瞬間、登りつめる快感にカグラの意識は白く弾けた。
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524 :声を聞かせて[sage]:2014/08/14(木) 01:00:53.77 ID:4lgwZCFx - 向かい合わせの格好でヒカリに抱き寄せられ、カグラは湯船に浸かっていた。
「ごめん、無理させて」 労るように、優しく髪をとかされる。 「ううん、平気」 ヒカリの肩に顔を載せて、カグラは微笑む。 「ヒカリとだったらね、なんでも大丈夫、なんかそんな気がするんだ」 「………イマジネーション?」 「うん。きっと、そうかも」 見つめ合ったヒカリの瞳が、愛おしそうに和らぐ。 溢れるような愛情を込めて、カグラはヒカリに腕を回し、ぎゅっと縋り付いた。 「………ところでヒカリさん、なんか固いものが当たるんですけど?」 「………ごめん」 カグラの夜はまだまだ終わりそうもなかった。 以上です。
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