- 【獣人】亜人の少年少女の絡み12【獣化】
102 :兎パイ 兎♂×狼♀[]:2014/08/07(木) 20:40:05.61 ID:frDssqWF - 以前に豚獣人の話を書いていた者ですが、また投稿致します。
エロが少ないですが、よろしくお願い致します。
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- 【獣人】亜人の少年少女の絡み12【獣化】
103 :兎パイ@ 兎♂×狼♀[sage]:2014/08/07(木) 20:40:58.85 ID:frDssqWF - 「やめ...やめてくださいよぅ...」
そんな情けない声が寝室で響いていた。 声の主はその声音と同じように体を震わせ、弱々しく両手を突き出しては相手の動きを阻もうとしている。 「なんで?」 そんなひ弱な抵抗をあっさりと退けて、僕は声の主の体に覆い被さった。 灰色のモフモフした毛が僕の体を包み込む。 とても心地よく、僕は思わず頬ずりした。 「だって...そんな...あなた、らしくないこと...」 「...これが、僕だよ」 何故、このようなことになったのかは、大分時間を遡らなければならない。 僕は獣人の中において可愛いと人気のある兎だ。 TVなどで目にするアイドルは主に、同種が結構な数を占めている。それは表の芸能も、裏のアダルトも同様に相当な人気がある。 僕もその例に漏れず、幼い頃はそれなりにモテた。 しかし、それは正確に言うと、ぬいぐるみやマスコットを愛でるような意味合いであり、本当の意味での恋愛を経験した記憶はなかった。 いつか、自分を真の意味で愛してくれる、異性と出会いたいものだといつも思っていた。 それを確固とした形にさせたのは、以前に友人と一緒に見に行ったアダルト映画であった。 内容はごくありふれた物であり、童話の赤ずきんのパロディであった。 しかし、僕はその映画の赤ずきん役である同種の兎獣人が、狼獣人に激しく犯される様を見て、強い興奮を覚えた。きっと僕はマゾヒストなのだろう。 映画を見終えた後、友人は兎が犯される様を見せたので、気分を害さなかったかと心配そうに聞いてきたが、僕はそんなことはない、とても良い映画だと答えたのを今でも覚えている。 それ以来、僕は肉食系の異性にたいして強い興味を寄せ始めた。流石に同性と、そういう関係になりたいと思うほど変態ではなかった。 要するに僕は、あの映画の異様に狼に襲われたかったのである。無防備で弱々しい抵抗はするものの、最終的には押し切られて、羞恥と快楽に苛まれたかった。 だが、現実は非常なもので、この歳になるまで、そのような異性とは巡り会えなかった。 映画のように凶暴な狼など、現実にいようものなら、すぐに逮捕だ。 しかし、それでも何度か肉食系の異性と付き合いはしたが、皆一様にどことなく僕に優しかった。 普通の男性ならば嬉しくて仕方ないだろうが、あの赤ずきんに憧れる僕にとって、それは新手の拷問のようであった。そんな関係に耐えきれず、僕はだいたい数ヶ月でそんな異性に別れを告げ続けた。 それを知っている友人達は皆一様に、羨ましい奴だと言うが、僕には心底どうでもいいことだった。
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- 【獣人】亜人の少年少女の絡み12【獣化】
104 :兎パイA 兎♂×狼♀[sage]:2014/08/07(木) 20:41:39.29 ID:frDssqWF - そして、なかなか良い出会いが無いと、もっとも仲が良い親友の豚獣人に相談すると、彼はいい加減に、そんな非現実的な理想を捨てるべきだと諭された。
そう言われて、確かに今まで理想が高すぎたのかもしれないと、僕が落胆すると、彼はせめてそういうのは創作物で満足するべきだと一冊の官能小説を渡した。 それが現在の僕を形成する大きな要因だった。 それは、僕が普段から思っている欲望に、全て答えてくれるような、素晴らしい内容の小説であった。 僕のような兎獣人が一方的に精神的にも肉体的にも、狼獣人に責め立てられる様な内容で、普段そんな読書をしない僕でも、その小説を何度も読んで抜いた。 僕は本を何度も読み返した後、再びその友人に会い、この作品の著者はどう言った人物か知っているかと聞いた。 それに対し、彼はその本は自分の腹違いの姉が書いた同人小説であり、その他にも幾つか物を書いているが、さっぱり売れず、ニート同然の暮らしをしているとの事だった。 それを聞いた僕は、次にその姉は一体、どの様な容姿をしているか聞いてみた。 その問いに対して、彼がお前の好きな狼だと答えると、僕は彼にその姉に会わせて欲しいと懇願した。 彼はとても困った様な顔をしていたが、最終的には僕の押しに負けて、後日、喫茶店で待ち合わせて会うことになった。 その時の僕がどれほど興奮していたかは、筆舌尽くし難い物があった。今まで自分が考えていた世界観を華麗に描写している作家なのだ。きっと僕の理想とする女性であると、僕はとても興奮していた。 そして、友人に連れられて、彼の姉が店に入って、席に座ると僕は柄にもなく舞い上がった。 今まで、何人も肉食系の異性と出会ってきたが、彼女は僕の理想とする狼獣人のソレを全て兼ね備えていた。 ほっそりとした肉体を覆うように生えた鮮やかな灰色の毛と、狡猾そうに横に素晴らしく延びた唇。 胸などは決して豊満な物とはいえなかったが、僕は大きい物より小さく痩せている方が好みであった。 「どうもぉ初めましてぇ...」 そう彼女が低く間延びした声を発した途端、僕の体に電撃に、似たような快感が走ったことは言うまでもない。 そこから先は、素晴らしいの一言に尽きた。 今まで大勢の異性に対して、僕が使ってきた甘言とテクニックを最大限に活用して、婚約まで異様なスピードで漕ぎ着けさせた。 その間僕は毎日のように、彼女にあっては創作物について話し合ったことを覚えている。僕はそういう物書きである彼女にとって素晴らしい相談相手であったのだ。 だが、その間に友人はしょっちゅう僕に、恋は盲目であるから、婚約についてよく考えた方が良いと、何度も言ったが、僕はそれを全て無視して、彼女と付き合い続けた。 そして、僕は彼女と結婚し、今に至る。
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105 :兎パイB 兎♂×狼♀[sage]:2014/08/07(木) 20:42:22.58 ID:frDssqWF - だが、やっと幸せを手にしたのだと思ったときに、やっと友人が散々言っていた言葉の意味がよくわかった。
それは何かというと...彼女が酷く奥手だったということである。 自分の書いている物に対しては、彼女はとても強く素晴らしいほどのサディズムを描写できたのだが、実際に僕と行為に至ろうとすると、彼女はとても異性に対して怯えている節が強かった。 「あ...その...また今度にしてください...」 実際に僕が夜の寝室にて、彼女に行為を求めたとき、彼女はそう恥ずかしそうに拒んだのだ。 それはまるで僕が期待していた物とは真逆の物であった。 僕は強い落胆を覚えたが、かといって結婚までしておいて、すぐに離婚など彼女が可哀想だった。 小説の中ではあんなに冷酷で素晴らしい狼を描けるのに、現実の彼女は僕と同じ様な兎のような、心を持っていたのである。 「どうしても...?だって...この前だって...」 「あぅ...ごめんなさい...」 僕が幾ら同じ寝台にて求めても、彼女は僕より大きい身体を小動物の様に震わせて、僕に背を向けて毛布にくるまってしまう。 「もう...」 そんな姿を見せられては、サディストではない僕は引いてしまうしかない。傷つけられる事は大好きであったが、傷つけることはお互いに嫌いだったのだ。 だが、そんな事が何日も続くと、性欲が強い兎の性を持つ、僕は次第に我慢ができなくなってきた。 そのため、冒頭の事になった。 僕は一通り今日分の仕事を終えて、のんびりソファで休んでいた彼女に、覆い被さった。 体格差は大分あったが、彼女は普段からさほど身体を動かさないため、兎獣人である小柄な僕を押し退けることができなかった。 「あ...あなた?」 押し倒したとき彼女は、なにが起きたのかまるでわからないといった表情をしていた。 だが、僕が返答の代わりに、性欲で淀んだ瞳を向けると、彼女は寝台の時のように、小さい悲鳴をあげて、身を強ばらせた。 「や...やめてくださいよぉ...」 そんな拒否の言葉に、今夜の僕は引く気が全く起きなかった。
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- 【獣人】亜人の少年少女の絡み12【獣化】
106 :兎パイ 兎♂×狼♀[sage]:2014/08/07(木) 20:43:52.38 ID:frDssqWF - 以上です。お目汚し失礼致しました。
もっとエロを鍛えていきます...
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