- 月刊少女野崎くんでエロパロ
36 :32から続けてみる[sage]:2014/08/06(水) 00:42:32.95 ID:uvcTYGmJ - 耳元で低く甘く囁かれて、心臓が止まるかと思った。
「いっ、イケナイ……ことっ!?」 (イケナイことってイケナイこと!? やっぱりいわゆるそういうこと!?) 千代は金縛りにでもあったかのように動けない。 (というかこのフェロモン全開な人は本当に野崎くんなの!?) 野崎の顔が自分の顔に触れそうなほど近くにあって、その息遣いまでも感じられ、 身体中全部が心臓になったみたいにどきどきしている。 野崎からものすごいフェロモンが放たれているようでくらくらしてきた。 いつもはかっこいけどちょっと無骨な野崎から色気を感じるように思うのは気のせいだろうか。 こんな「イケナイ雰囲気」は初めて感じる。 どうしよう、どうしたらいいんだろう。 そりゃまったく興味がないと言ったら嘘になるけど、でもやっぱり怖い。 いやそれよりも物事には順番というものがあって、いきなり色々すっ飛ばしてイケナイことしちゃうだなんて そんな……と頭の中でぐるぐる思考を渦巻かせていると、再び野崎が耳元で囁く。 「佐倉」 名前を呼ばれただけできゅうんと胸が高鳴る。 なにこの甘い空気! やだもう死んじゃいそう! 「あ、あのっ!」 千代は耐え切れずに悲鳴にも似た声を上げる。 「い、イケナイことはっ、そ、その、やっぱりイケナイことっていうか! そのだから、あ、あのっ」 ふっと野崎の気配が離れた。肩からも野崎の体温が失われる。 虚を突かれて顔を上げた千代の頬が野崎の両手にやさしく包まれた。 「イヤ、か……?」 野崎の眉尻がほんのわずか下がる。 「……っ!」 頬を包むという大胆さと捨てられた子犬のような頼りなげな眼差しというギャップ。 千代の顔が湯気でも立ちのぼりそうなほど熱くなる。 (もおおおっ野崎くん! 反則だよぉぉぉっ!) 「佐倉がイヤだって言うなら……」 はっとして千代は思わず叫ぶ。 「イヤ!」 がーんという効果文字が野崎の背に見えた。 「あ、違うの! そうじゃなくてっ」 嫌だと言ったら他の女の子に協力を頼んでしまうかもしれない。 そんなの嫌!と思った瞬間に言葉が口をついて出てしまったのだ。 千代は今にも頬から離れそうな野崎の大きな手をつかんで再度自分の頬に押し当てる。 (そうだよ……ちょっと怖いだけで、野崎くんだもん! イヤなんかじゃない!) 千代は勇気を振り絞って言った。 「のっ、野崎くんっ! 私っがんばりますっ!!」 やっとえろに突入できそう
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