- 牧場物語・ルーンファクトリー総合エロパロ Part6
457 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/08/05(火) 08:27:43.24 ID:syJBj7be - 目覚めると、雨の音が聞こえた。
「今日の畑仕事はお休みですか」 すぐそばでアーサーの声がした。 「えっと…今大水晶花を育てている途中なので、水やりの確認はしておかないと」 花が育ったら、夫のために防具を作るのだと決めている。でも、そのことは まだ秘密だ。 それは残念です、と悲しそうな顔を見るとフレイはなんだか申し訳ない気持ちに なる。 「じゃあ、畑に行くのは午後からにします。雨がたっぷり降ってくれれば 仕事も楽になるし」 たちまちいつもの笑顔に戻るアーサーを見ると、フレイもつられて笑顔になる。 「いいんですか。それなら、お願いついでに、もう一つ頼みたいことがあるんです」 アーサーの頼みは、拍子抜けするようなほど簡単なものに思えた。 ベッドの上に10分間横になっていて欲しい。 今日はなんだか、あなたをずっと見ていたい気分なのだ、と。
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458 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/08/05(火) 08:29:22.58 ID:syJBj7be - パジャマのまま掛布団の上に横たわる。
アーサーは椅子を持ってくるとベッドの横に腰かけた。 「ふふ。病気でもない人をこんな風にじっと見つめているなんて、 なんだか変ですね」 アーサーの視線はフレイの顔、首筋、鎖骨、胸へと移動する。 その視線を追うフレイの頭に昨夜の記憶がよみがえる。 愛の言葉をささやく唇がたどった場所。 その一つ一つが正確にしるしづけられ、記録されているかのように、 いとしい人の視線はそこかしこで立ち止まる。 なぜだろう。フレイの心臓はだんだん早くなり、体はしっとりと汗ばんでくる。 思わず胸のあたりを腕でおおいかくしてしまう。 「だめですよ。そんなことをしては。良く見えなくなってしまう」 さあ、腕を解いてください。後、もう5分です。おとなしくいうことを 聞いてくれたら、次は私があなたのお願いを聞きますよ。 いつもと同じ甘く優しい声。端正な顔立ちと優しいほほえみ。 逆らうことなどできない。
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459 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/08/05(火) 08:29:56.06 ID:syJBj7be - 永遠にも感じられる5分間が過ぎ去った後。
「今度はあなたの番です。私にどうしてほしいですか」 「えっと…あの…」 「きちんと言ってくれなくてはわかりませんよ。あなたはどうしてほしいですか」 「…キスして…」 「それだけですか」 「はい」 胸の動悸が早まる。キスなんてもう何度も繰り返してきたことなのに。 言葉にするとなんで恥ずかしいんだろう。 いとしい人を見上げる。彼は立ち上がると椅子を持ってベッドの足元に移動した。 そして、フレイの左足を持ち上げると親指の先にそっと口づけた。 なんで?
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460 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/08/05(火) 08:31:13.91 ID:syJBj7be - 「あなたはキスしてほしいとは言いましたが、どこにとは言いませんでした。
ですから、私はさっきあなたを見つめていた時に一番気になった場所に キスすることにしました」 視線を動かせば、軽く持ち上げられた足といたずらっぽく微笑むアーサーが 目に入る。目と目が合うと彼は微笑んだまま、親指を口に含んでいく。 うそ。 足の指を今までに触れたことのない柔らかい感触と温かさがくるみ、 そして離れていく。何度も何度も。 目を離すことができないその動きは、昨夜の行為を思い起こさせる。 彼が男性であることのしるしを自分も同じように愛したことを。 そして、途中で自分が眠り込んでしまったことまで思い出したとき、 ああ、これは罰なのだと思い至る。 彼が言わせたかった言葉がわかった気がした。 「アーサー様。昨日の続きをしましょう」
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461 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/08/05(火) 20:12:07.73 ID:syJBj7be - フレイはゆっくりと自分のパジャマのボタンをはずしていく。
ボタンをはずしているのは自分の指なのに、自分の意志で動かしている気がしない。 自分ではない誰かに操られているような気がする。 でも、不快ではない。 このまますべてを譲り渡してもかまわない気がした。 雨は、まだ降りやまない。
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