- 【うpろだ】専用スレのないSS その3【代わり】
261 :<この恋と、その未来。>SS「セックスフレンズ」0[sage]:2014/08/04(月) 00:23:40.58 ID:gM+8ynV8 - ファミ通文庫、東雲侑子シリーズの森橋ビンゴ氏による新シリーズ
「この恋と、その未来。」のSSです。 この七月に一巻が出たばかりです。 ttp://www.enterbrain.co.jp/fb/pc/02sp/02_1407Konokoi/ 姉たちの横暴から逃げるように寮生活を始めた主人公「松永四郎」と 性同一性障害で心は男性で身体は女性の寮友「織田未来」との物語。 読んでて絶対にこの二人幸せになれないだろうと確信できるのがもどかしくて 妄想していったらまったく幸せになれないSSが出来上がってしまいました。 陵辱あり残酷描写ありです。ご注意下さい。 タイトルNGワードは「セックスフレンズ」で除外可能です。
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262 :<この恋と、その未来。>SS「セックスフレンズ」1[sage]:2014/08/04(月) 00:24:42.34 ID:gM+8ynV8 - とにかくオナニーが難しい。
未来がいるときにするわけにはいかない。 実家にいるときも苦労したが、せっかく一人暮らしになったのに、未来がいるときにはできない。 仕方がないから外出先のトイレで済ますことも多い。 未来が一人で出かけて行った休日、勉強にも疲れてきて、ふと一人でいることに気づいて、机の引き出しの奥底から秘蔵の写真集を取り出した。 ショートカットで少し背が高く、丸く大きな瞳のヌードモデル。 どうしたって、未来に見られたらまずい。 なぜならこの写真のモデルは、どう見たって未来によく似ているからだ。 男と男の付き合いを、友達として続ける代わりに押し殺している、俺のせめてもの劣情のはけ口だった。 ズボンとトランクスを下ろして、写真集をめくりながら、前にハプニングで見た未来の裸を思い出す。 どうしたって脳裏に焼き付いて忘れられるはずもない。 あの胸を揉んで、舐めて、吸って、あの割れ目に入れて、思いっきり出したい。 普段はその思いを封印して、未来に知られないようにする。 それでも、こうして一人でさびしく妄想するくらい、誰かに許して欲しかった。 「未来……!未来……!未来……!」 こすっているとあっけなく発射してしまったが、久々のオナニーでまるっきり衰える気配はない。 発射直後の自己嫌悪に浸る間も無く俺は二回目のために擦り始めた。 「未来……未来……!」 「おー、帰ったぞ」 呼びかけに答えたわけでもないだろうに、玄関が開いて未来の声が聞こえた俺は心臓が口から飛び出るかと思った。 とにかく慌てて写真集を隠す。これだけは絶対に見られてはいけない。 それから転がっているティッシュを……と思ったところで 「四郎、ケーキ買ってきたから食おうぜ」 と、無邪気な声で未来がドアを開けた。 下を隠している暇は無かった。 「あ」 さすがにびっくりした未来が、ただでさえ大きな瞳をまんまるに広げて俺の下半身を凝視してる。 ああ、やっぱり本物は写真なんかよりずっと綺麗だ、なんて現実逃避したくなる考えがよぎった。 「四郎……、うわ、すげえ。それ、勃起ってやつだろ!見せてくれ!」 悲鳴を上げるかとおもったら、未来は嬉々として俺に近づいて来た。 ああそうか、こいつ、心は男なんだった。 「見せてくれじゃねえ!とっとと出ていけ!」 「別にいいじゃねえかよ。男同士なんだから」 そんなわけがあるか、と叫んでやりたいが、それは男として扱うという未来との約束を破ることになる。 「だいたい見てどうすんだよ!」 「どういうものか詳しく見たいんだよ。俺には無いからさ……。女と付き合うときに、男の生理を分かっておいた方がいいだろ」 ああそうだよ。矛盾した台詞言いやがって。 「でも、見る機会が無かったんだ。他の男に頼むわけにいかないし、いい機会だからさ、頼むから見せてくれよ、な、四郎。この通り!」 茶化すのではなく大真面目に頭を下げる未来は無茶苦茶言ってくれるが、実のところ本音なのだろう。 男の身体が無いのに、心は男で、男になれなくて、男になりたいと願い続けてる未来のことだ。 男がどういう反応をするのか、知って、真似したいのだとわかる。 わかる、が、それと、これは別だ。 つくづく腹が立ってきた。 俺がこんなにも、我慢してるのに、お前は……! 「ああわかった!よく見てやがれこの野郎!」 やけくそになった俺は、未来の目の前で猛然と扱き始めた。 二発目だというのに、未来の目の前でシコってるという異常事態に興奮しまくって、あっという間に射精感がこみ上げてきた。 「うわ……え、ええ!?」 未来がドン引きしてケーキの箱を取り落とした。当たり前か。それが、お前の限界なんだよ。 「うおおおお!」 痛いくらいにいきり立った先端を、未来の顔に向けた直後に、先端から物凄い勢いで精液が迸った。 「うわあっ!!」 一発目はものの見事に未来の眉間にぶちあたり、二発、三発とびゅくびゅくと飛び出た白濁液が、未来の胸元や腰に派手な染みを作った。 どれほど妄想の中で同じことを繰り返していたことか。 やっちまった、という後悔とともに、途方もない解放感、爽快感があった。 「な……な……な……なにするんだ四郎!」 わなわなと拳を振るわせて、白く汚れた可愛い顔を怒りで真っ赤にして叫んだ未来に、チンポを掴んだままにじり寄った。
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263 :<この恋と、その未来。>SS「セックスフレンズ」2[sage]:2014/08/04(月) 00:25:35.89 ID:gM+8ynV8 - 「何じゃねえよバカ!見せてくれなんて言いやがったのはおまえだろうが!
これがチンポだよ!これが射精だよ!これが男だよ!」 呆然となった未来の手に、無理矢理チンポを握らせる。 未来は火傷でもしたみたいに反射的に手を離した。 「男ってのはな!男子高校生なんてのはな!チンポでものごとを考えてるんだよ! いい女がいたらキスしたいし! おっぱいが目の前にあったら揉みたいし、舐めたいし、吸いたいし! まんこがあったらそこにぶち込んで!中出しして!孕ませて!子供産ませたいって衝動をずっと我慢してる生き物なんだよ!」 危ういところで、なんとか言葉を入れ替えた。 好きな女がいたら、と思わず言いそうになったからだ。 だから、俺の叫んでることは大嘘だ。 姉たちの裸なんか見ても、欠片も勃たないし、入れるどころか触りたくもなかった。 だが、こうして未来と一緒に暮らして、肉親以外の女というものを見て、はっきりと性欲というものがあると思い知っているのだった。 「おまえは男だっていうけどな!チンポがないお前は所詮まがいものなんだよ! 女と話して、女と付き合って、男みたいに話して、男みたいな格好をして、それでもな、男ってのは本当はこういうものなんだよ!わかるか!?」 言ってはいけないことを言っていることはわかっていたけど、止まらなかった。 「目の前にいる女にぶちこんで中出ししたい、そう思ったことがあるか!? 俺はな、しょっちゅう思ってるんだよ……! 二人きりで、美人でいい身体の女がすぐ近くにいるんだぞ! 俺はずっと我慢してたんだ!お前が自分のことを男として扱えって言うから! でも、お前は俺のことを男として扱ってない! 男ならな!目の前のまんこにこいつをぶちこみたくなるのに、それができないんだぞ! 男の欲情を、俺にだけ禁止して!自分は男として扱えってのかよ!」 怯んだ未来を壁際に追い詰めて、二度射精しても衰えない剛直を、未来の履いたジーンズに押し当てながら、今まで溜まりに溜まっていた不満をいっさいがっさいぶちまけてしまった。 もう、終わりだ。 未来と一緒に、ずっと友達でいるって誓ったのに、やっぱり、無理だった。 もう、一緒に暮らせない。 未来も、その危険性がやっとわかっただろう。 同居している友達だと思っていた人間が、自分の身体を狙っている強姦予備軍だと。 「…………ごめん」 顔を伏せた未来から、蚊の鳴くような声が漏れた。 「四郎……、ごめん……。俺、何にもわかってなかった……」 ぽたり、ぽたり、と、床にしずくが落ちる。 未来が、泣いている。 俺は、言ってはいけないことを山ほど言った。 掛け替えのない友達を、これ以上無いというくらい踏みにじった。 それなのに、未来は、俺にどうして謝っているのか。 つくづく、自分が嫌になる。 それでも、ただ一言、「お前が好きだ」と言うことだけは我慢した。 最後の最後に残された、俺のぎりぎりの良心だった。 「いや……。悪かったのは、性欲を我慢しきれなかった、俺の方だ……」 恋じゃなくて、劣情だと自分の心を覆い隠す。 半分は本当だから、大丈夫だ、未来にはばれてくれないはず。 「ずっと……、四月からずっと、俺はお前に我慢させつづけていたんだな」 「いや、そのことはもういい……。忘れてくれ。今すぐ俺はここを出てくから」 これ以上一緒にいたら、本気で下半身の衝動が止められなくなってしまう。 押しつけていた剛直を未来から引き離して、脱ぎ捨てたトランクスを拾おうとした。 「待ってくれ!」 それを、未来が押しとどめた。 「待ってくれ、って、何を……」 「俺は……お前に謝らなきゃいけない。でも、これだけお前にずっとお前を男として扱わずに我慢させ続けたことは、土下座したって許されないよな」 未来にとっては、男として扱わなかった、ということをやはり一番気に病んでいるのだろう。 本当に、いい奴だよ、お前は。 俺なんかにはもったいないくらい、素晴らしい友達だと、思おうとしていたのに。 「いいよ、土下座なんて……やめてくれ」 「だから……!」 キッと顔を上げたその未来の表情を何と喩えたらいいのか。 怒りとか、自己嫌悪とか、恐怖とか、嘆きとか、決意とか、誠意とか、ありとあらゆる感情がないまぜになった瞳で、俺のことを見つめてきた。
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264 :<この恋と、その未来。>SS「セックスフレンズ」3[sage]:2014/08/04(月) 00:26:33.28 ID:gM+8ynV8 - 「俺の、友達であるお前への……、詫びだ。
お前を男として扱ってこなかったことの、償いをする……」 俺は一瞬、未来が自害するつもりなのではないかと危惧した。 それほどまでに未来の表情は悲痛だったからだ。 「だから、お前を男として扱う……。俺の……、俺の身体を、犯してくれ……」 それは、未来にとっては自殺するにも等しい、いや、自殺するよりも酷い発言だったに違いない。 「できるかバカ!」 さすがにそれは、未来の魂を殺しかねない。 幼馴染みに手を繋がれただけでむかむかし、キスを迫られたらブン殴って別れたという未来だ。 男であろうとしているのに、女の身体を犯されるなんてことをされたら、未来は本当に壊れてしまう。 「できるだろ!俺の身体に欲情したんだろ!俺の……ここに入れたいって思ってたんだろ!」 「そういうことじゃねえ!おまえは嫌なんだろ!」 未来が語っているのは真実だ。今すぐにでも入れたくて入れたくてたまらない。 その衝動を、ありったけの自制心で押しとどめる。 「嫌だ……、ああ、嫌だよ!心底嫌だよ! 女として犯されるくらいなら、死んだ方がマシだ! でも犯されるよりも、死ぬよりも!四郎を、お前という友達を無くす方がもっと嫌だ! せめて、お前が今まで俺を友達として扱おうとしてくれた、その友誼に応えなきゃ…… 俺は、せめてお前に償わなきゃ、お前の友達だったなんてこと、言えなくなっちまう!」 俺も未来も、言ってることがめちゃくちゃで矛盾だらけだった。 だが、こんなになってもなお未来が、俺を友達だと思ってくれて、俺と友達で居続けようとしてくれて、 そのために、自分の誇りも矜持も、一番大事な男でいたいというアイデンティティすらも投げ捨てようとしていることは、理解できないはずがなかった。 こんな、下衆で下半身でしか関係を考えられずに、友情を壊してしまった男なんかのために。 「……それに、お前だったらなんとか我慢する。 他の男だったら絶対、心底嫌だけど、お前だったら、嫌だけど、犯されても、なんとか我慢できる」 これが普通の恋人同士だったら、お前だったら犯されてもいい、って少しはロマンチックな台詞になるんだろう。 俺たちは、そんな風にはなれない。 「足りない……か?でも、俺にはもうこの身体くらいしか、お前に上げられるものが無いんだ。 何をしてもいいから……、お前がやりたいってことを、この身体に何してもいいから……、お前の男の心を踏みにじり続けて来た、俺のことを、許してくれ……」 逡巡する俺の葛藤を不満と誤解したのか、何もかもかなぐり捨てて未来が言う。 俺がキスしたくてたまらないその顔には、俺がぶちまけてしまった精液がべっとりと付いているのに、未来はそれを拭いもしない。 そんなんじゃないんだ。 俺は、お前に、恋人になって欲しいんだ。 女の子としてのお前と付き合って、愛を語って、犯すんじゃなくて抱きたいんだ。 でもそれは、未来が見せてくれたありったけの譲歩をも踏みにじる欲望だった。 だから、その思いを飲み込む。押し込める。 その代わりに、ありったけの下衆になる。 未来の身体だけが目的の男に成り下がって、未来の心を守る。 「それで、いい……」 それだけの言葉を吐き出すのに、全身全霊の力が必要だった。 それを聞いた未来の、ほっとしたような表情を救いにして、外道に落ちる。 「お前の身体を犯させてくれるなら、それでいい」 身体を、とあえて言った。 身体だけが目的の方が救われるなんて、俺たちは、なんて道化だ。 「よかった……。四郎、サンキュ」 ほっとしたのか、ずるずると力が抜けて、腰でも抜けたようにその場にしゃがみ込んだ未来は、自分の身体を差し出す最悪の選択肢を、笑顔で受け入れた。 気がつけば、勃起したチンポを丸出しのまま突っ立っている俺と、精液まみれでしゃがみ込んでる未来という、無茶苦茶な構図だった。 あれだけ葛藤して逡巡してたのに、俺の下半身はバカ正直に立ちまくっていた。 条件が決まった今、しゃがみ込んでる未来にそのまま襲いかかりたい。 だけど俺はそこで、奇跡的に大事なことを辛うじて思い出した。 トランクスを履き、ズボンを穿いて、辛うじて身だしなみを整える。 「四郎……、その、やるんじゃ、ないのか」 「無いから、買ってくる……」 「え?」 そんな機会なんてあるわけがないと、機会なんて作ってはいけないと思っていたから、コンドームの1つも持っていなかったんだ。 持っていたら、今すぐにでもこのまま未来のことを犯せたのに。 過去の自分の選択に腹を立ててもしょうがないが、腹立たしいことは確かだ。
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265 :<この恋と、その未来。>SS「セックスフレンズ」4[sage]:2014/08/04(月) 00:27:25.00 ID:gM+8ynV8 - その一言で何のことを意味しているか察しがつく未来は大したものだ。
「な……無くても、いい……。お前はさっき言ったじゃないか。その、中出し、したいって」 その未来の言葉を聞いて、下半身がぞくぞくするような快感を覚えた。 そりゃ、したいさ。 中出しして、あわよくば、未来を孕ませたい、そんな衝動が思いっきり渦巻いてる。 未来はさっき、自分の身体に何をしてもいいと言った。 その約束の通りなら、確かにやっていい。 でも、まだ高校生の俺たちが、万に一つでも妊娠なんてさせちゃいけない。 妊娠なんて、女がすることを強いられたら、本当に未来が壊れてしまう。 だから、目の前の据え膳を蹴っ飛ばす。 「約束は、犯すことまでだ。中出ししていいなんて、約束してない」 俺の答えを聞いて、未来はほっと息をついていた。 だから、きっと、この選択は間違っていない。 「ちょっと遠くのコンビニまで行ってくるから、その間に、顔、拭いておけよ」 汚した当の本人に言う資格はないかもしれない。 未来の返事を待たずに俺はそそくさと出かける。 普段使っている一番近所のコンビニでコンドームを買う蛮勇はさすがに無いから、自転車で二つ遠くのコンビニへ向かう。 道中、危なかった。 そこら辺を歩いている女がみんな、おっぱいとまんこの塊にしか見えなかった。 下半身がいきり立ったまま、まるっきり収まらない。 それでも、顔を見れば違う。 みんな、未来じゃない。 俺はこれから未来を犯すんだと、まるっきり犯罪者の思考で自分を落ち着かせて辛うじて買い物を終えた。 店員が男で助かった。おかしな目で見られていたが、知ったことか。 なんとか犯罪者にならずに寮に戻ることが出来た。 「あ、四郎……、おかえり」 着替えてる途中だった未来は、どうやらシャワーを浴びたらしい。 服と言わず顔と言わず精液でべたべただったから、当然だろう。 だがそのおかげで、湯上がり後の肌が赤く上気して、もう、雰囲気がたまらなかった。 わずかに立ち上る、女のような匂いが、実家にいた頃うんざりしていた姉たちの匂いに似ているはずなのに、何か違っていて甘い。 しかも、インナーを付けずにシャツだけを羽織っているから、未来の大きなおっぱいが押さえつけられずにシャツを内から膨らませてこれみよがしに存在を強調させている。 ズボンを穿いている暇がなかったのか、下半身はパンツは穿いているのかもしれないが、シャツの下はそのまま眩しい太腿だ。 女だ。 どうしようもなく、女だった。 「未来、来い」 共有のスペースであるリビングでことに及ぶ気にはならなかった。 未来の手を掴んで、俺の個室に引っ張り込む。 未来は観念したように、逆らわずに従った。 扉を閉め、先ほど未来を追い込んだ壁際に再び未来を追い込む。 そのまま断りもせずに胸元に手をやり、ボタンを外すと、抑えきれなかった乳房がこぼれ落ちた。 「う……」 覚悟していたとはいえ、そんな風にされるのが嬉しいわけはないのだろう。 未来が唇を震わせて顔を背ける。 多分、俺はひどく酷い顔をしているんだろう。 それでも、こんな身体を見せつけられて止まるはずがなかった。 正面から両手で溢れるほどのおっぱいを掴む。 信じられないくらい柔らかい。 あのとき初めて未来の裸を見たとき以来、ずっとずっとこうしたかった。 揉む、こねる。柔らかい重みを掌に載せて揺する。 そして、先っぽの鮮やかに赤い右の乳首に、衝動的に吸い付いていた。 「うあっ……!」 吸い付いた勢いが強すぎたのか、未来が悲鳴を上げる。 艶っぽくなく、痛みに耐えるような声だったが、それが俺の嗜虐心をなおのことそそった。 頭の中が熱で浮かされたようにぼうっとなる。 唇で吸い、舌先で弄んでいるのが、未来のおっぱいだということが、もう、天にも昇る気持ちだった。 片っ方だけでは飽きたらずに、今度は左の乳首に吸い付いた。 唾でべとべとになった右の乳首は、左手で摘んでこねくり回す。 その弾力のある感触がまたたまらない。 未来がどんな顔をしているのか、おっぱいに顔を埋めている俺にはわからない。
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266 :<この恋と、その未来。>SS「セックスフレンズ」5[sage]:2014/08/04(月) 00:28:43.10 ID:gM+8ynV8 - きっと、軽蔑してるだろう。
構うものか。 よく見ろ、これが、お前がなろうとしている、男ってものの、どうしようもない正体だよ。 両方の乳首を唾液まみれにしてから、おっぱいの間に顔を埋めて、両手で両乳房をこねくり回した。 「うう……」 未来は気持ち悪いだろう。未来にとっては、同性の男に身体を弄ばれているのだから。 でも、俺にとっては、どうしようもなく、好きな女の身体なのだ。 ただそれでも俺は俺なりに考えていることがあった。 未来は間違い無く処女だ。 その処女を強姦するのに、いきなり突っ込んでうまくいくはずがない。 ただでさえ傷つく未来をぐちゃぐちゃにしてしまいかねない。 だけど、女は強姦の時でも濡れるんだそうだ。 それは受け入れるからではなく、身体を守るためにそうなるらしい。 今からやるのは間違い無く強姦だ。 たとえ合意があっても、嫌がる未来を犯すのだから、気持ちよがってくれるはずがない。 それでも、こうして身体を弄んでいたら、未来の女としての身体が攻めて少しでも、自分の身体を守るために、濡れてくれるかもしれないと期待した。 未来の心に逆らってばかりのこの女の身体が、せめて少しでも、未来を助けてくれるように。 頭の片隅でそんなことを思いながら、それはしばらく、赤子のように未来のおっぱいをひたすらに貪り続けた。 やがて、未来の呼吸が荒くなってきてるのが息遣いでわかった。 未来には不本意すぎるだろうが、おっぱいを弄ばれてほんの少しでも感じてくれているのかもしれない。 大丈夫だ、男だって乳首は感じるんだぞ、なんて軽口を叩いてやればよかったのだろうが、今この状態で俺が言ってもいい冗談ではない気がした。 「もう……ダメだ……」 それは拒絶ではなく、我慢の限界だったのか、未来が膝から力が抜けたように体勢を崩した。 おっぱいをつかんでいた俺は、必然的に未来を押し倒す構図になった。 未来の身体はシャワーの直後よりもさらに火照っていた。 そして、多分無意識にだろう、普段は男らしく振る舞おうとして広げている膝を、その内側を隠すように揃えていた。 シャツの裾がめくれて、その下から男物のブリーフが覗いていて……真ん中に、はっきりと分かる濡れた透明の染みが見えていた。 未来が、俺の蛮行で股を濡らしている。 いや、未来の身体が、と言ってやるべきなんだろうか。 いずれにせよ、その征服感は悪くなかった。 「……脱がすぞ」 いいか、とは聞けなかった。 俺は強姦魔で、未来はこれから犯されることが確定している乙女なのだ。 だがそれでも、非道にも友の身体を弄ぶときに、ほんの少しくらい、未来に覚悟するだけのわずかな時間を与えてやりたかった。 「……、ああ」 何十秒かの逡巡の後、顔を背けていた未来がほんの少しだけこちらを向いて、小さく、頷いた。 諦めたような、どうしようもない絶望感に浸された瞳だった。 やめようか、という言葉を飲み込む。 いまさら、止められない。 未来を犯さなければ、俺はもう自分で発狂しそうだった。 未来の身体と心の両方が欲しくて、だけど一方は手に入らないから、せめて身体だけでも欲しかった。 めくれたシャツの裾の内側に手を差し込み、未来の両腰に手を掛けて、ブリーフをずり下げていく。 せめてもの抵抗というわけでもないだろうが、未来は腰を動かさずに止まっていたから、尻の下から引き抜くのに苦労した。 引き抜いたその下には、綺麗な花のつぼみがあった。 未来は当たり前だけど自分でいじくったことなんか無いんだろう。 ぴったりと閉ざされていたそこは、貝のように合わさっていて、真ん中に割れ目があり、未来の呼吸にあわせてかすかに上下していた。 そこは、堅く閉ざされながら、中からうっすらと雫を垂らしていた。 陰毛はあるが、そんなに多くはない。 慎ましく、そっと割れ目を飾るように佇んでいた。 おそるおそる、割れ目の周りの少し膨らんだ肉に手を伸ばす。 中が、見てみたかった。 処女だということはわかっているけど、その証を見て確かめたかった。 「し、四郎……」 覗き込もうとしたとき、未来が蚊の鳴くような声を上げた。 「未来……?」 それは制止のためだとわかっているけど、無視することはできなかった。 「頼めるような立場じゃないけど……、その、頼むから、いっそ、一思いに……」 「駄目だ」 自分でも驚くほどに、非情な声が出た。
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267 :<この恋と、その未来。>SS「セックスフレンズ」6[sage]:2014/08/04(月) 00:29:42.87 ID:gM+8ynV8 - 「いきなり入れたら、お前が傷つく」
悪魔のような答えで未来を縛って、怯んだ隙に未来の膝を開かせた。 そのまま身体を割り込んで、未来の足を開かせる。 自分にこんな邪悪なことができるとは知らなかった。 男って、女を犯すためならなんでも出来るんだな。 足を開かせると、蕾の花びらがほんの少しだけ開くようにして、肉に覆われた内側が、ほんの少しだけ垣間見えた。 両手を伸ばして、その肉を広げると、未来の純潔の赤い内側が見えた。 思わず、息をするのも忘れて見入った。 「き……」 綺麗だった。その絶賛の気持ちを危うく口に出すところだった。 誰にも侵されたことがない、おそらく本人がいじくったことすらもほとんど無い、本来ならば誰にも侵させることのないはずの場所だった。 その真ん中よりも少し上に、指の先ほどの穴が、未来の身体の奥へ通じるように開いていた。 その周りを守っているのが、まぎれもなく処女膜に違いない。 これから自分が征服する場所のあまりの小ささに、欲望に浸っていた俺もさすがに怯んだ。 チンポの大きさに別段自信があるわけじゃないけど、これは、いくらなんでも膨れあがった俺のチンポに比べて小さすぎる。 でも、その穴の奥の暗闇を見てしまった。 その奥に、未来の膣がある。子宮がある。 入りたい。 何が何でも、未来を傷付けてでも、入りたい。 だけどせめて、未来が傷つくのを少しでも和らげたい。 唾棄すべき偽善者の思考で、俺は未来のまんこにむしゃぶりついた。 「や、やあ……!」 さしもの未来も絶えきれずに悲鳴を上げた。 雫を舐め取ると、脳髄まで未来の色香に浸らせるほどの、濃厚で得も言われぬ味がした。 さらに周りを舐めて、穴の少し上にある、肉の芽のようなところを舐めて、未来の奥から滲み出てくる液と、俺の欲望まみれの唾液とで、未来のまんこをどろどろになるまで舐めつくした。 肉の芽のようなところを舐めるたびに、未来が身体を跳ねさせるのを、俺は両膝を押さえつけて留めた。 「んー!」 悲鳴を上げまいと押し殺した声が響く。 ここが多分、未来のクリトリスだ。 男のチンポに相当する器官だと、保健体育の授業で説明していたような気がする。 だから、ここで感じるのはお前にとって悪くないんだ。 そう、心の中でいいきかせていた。 未来のチンポを舐めていると思うと、不思議な心境だったが。 それから、少しでも未来を楽にさせてやるために、いや、つまるところチンポを楽に突っ込むために、処女膜の周りを何度も舐める。 舌でなぞっていえると、それ自体が生きているように蠢動する。 そうすると、少しは開きやすくなるかもしれないが、その動きがまた、どうしようもなくいやらしい。 こんな身体を抱えて、男として振る舞うことがどれほど無茶なことか。 どれほどの苦労を抱えていたことか。 その未来の努力と苦労を、これから台無しにする行為に至る。 もう、駄目だ。 我慢できない。 気がつけばまだ俺はトランクスもズボンも脱いでいなかったが、呆れたことに、ズボンにまで我慢汁がしみ出していた。 慌ただしくそれらを脱ぎ捨てて、鈴口からどろどろに我慢汁が溢れているチンポを掴みだした。 よくもまあ、こんなに長いこと勃ったままいられると思うとともに、人生の中でこれほど強烈にいきり立ったことも記憶に無かった。 先端は赤く膨れあがっていて、竿の血管が凶暴に取り巻いていて、それが露出した内臓というよりも凶器のようになっている。 早く、早く、入れたくて出したくて仕方がない。 だが、それを辛うじて堪えて、買ってきたばかりのコンドームの袋を破り、箱を破り、個包装の一つを引き裂いて、円形の塊を取り出した。 俺がその作業をしている間、一時だけ愛撫を猶予された未来は、唇を震わせて瞳に涙を浮かべながら、それでも俺の作業を凝視していた。 俺の股間でいきり立っているのは、未来が欲しかったものだ。 チンポが欲しい、というとエロマンガだと意味が違う。 自分にもその器官があればよかったのにと、きっと未来は思っているのだろう。 それは、叶わない願いだ。 だから、よく見ろ、とばかりに一度、未来の前に膨れあがったチンポを見せつけるように差し出した。 これから、お前をこれで犯す、という合図だった。 悲鳴もあげずに、未来は自分をこれから刺す凶器を凝視した。 その形、その存在をしっかりと忘れまいとするかのように。 そうして、小さく、諦めたように頷いた。
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268 :<この恋と、その未来。>SS「セックスフレンズ」7[sage]:2014/08/04(月) 00:30:33.68 ID:gM+8ynV8 - 未来に見せ終わったので、コンドームを被せていく。
しかし何しろ初めてだからなかなか上手く広がってくれない。 ゴムを巻いた輪の部分がキツくて、それが降りていく感触で危うく射精しそうになる。 それでもなんとか嵌めることができた。 準備が出来た凶器を、未来のまんこにあてがう。 無意識に未来の身体が逃げようとすることを、両腰を押さえつけて留める。 めくれていない陰唇が、チンポの先端の亀頭が潜り込むことで押し開かれていく。 最後に、俺は未来の顔を見た。 処女を失う寸前の、処女である最後の未来の瞬間を見ておきたかったのだ。 つくづく、俺はこんなに外道だったのかと思う。 そうして、先端が処女膜とはっきりとわかるところに到達したことを確認した俺は、ぎゅっと未来の両腰に力をかけた。 もう、逃がさない。 俺の、俺の、本当に好きな、最愛の女。 その純潔を、これから、情け容赦なく、奪い去る。 不思議と、これから童貞を喪失するという実感は無かった。 ただただ、未来の処女を貫くということしか考えていなかった。 ぐっと、ほとんど全体重を掛けるようにして、チンポの先端を未来の処女膜に押し込んだ。 「ぎ……ぎゃああああああ!!」 未来が、腰を跳ねて、身体を思い切り仰け反らせて絶叫した。 文字通り身体を裂かれる激痛が未来を襲っているはずだった。 その瞬間を、俺は確かに見届けて、暗い欲望の一つを満足させた。 ぶつり、と間違い無く大切なものを突き破った実感があった後、俺のチンポはとてつもなく狭い、暖かいものの中に突入していた。 「これ……が……」 未来の、膣の中。 狭い肉を掻き分け、突き入れながら、俺は未来の肉に取り囲まれるとてつもない快感とともに、到達感と達成感がないまぜになった、途方もない幸福感に包まれていた。 未来を、確かに貫いている。 俺の身体と、未来の身体が、俺のチンポで繋がっている。 最愛の女の、身体だけでも、俺は手に入れているんだという実感が、チンポから下半身を痺れるような快感で爆発させていた。 その繋がっているところが、未来が失ってしまったものの証として赤く染まっている。 その純潔の傷を押し開いて、俺はさらに自分自身を押し込んでいった。 「ぐ……ぎあ……ああああああ!!」 今まさに強姦されている未来の声が痛々しく、それゆえになおさら嗜虐心をそそって俺のチンポをさらに太く堅くして、いっそう未来を苛んでいた。 容赦せずに押し込んで、押し込んで、押し込んで、そうして、ちょうど終わりまで行き着いたという感触があったとき、俺のチンポはちょうどすべて、未来の肉の鞘の中に収まっていた。 予め、それが俺のためにあったもののように、未来の女の身体は、俺の男としてのチンポを、丸ごと全部飲み込んでいた。 その事実に、俺は、手に入れられなかったものの代わりのような充足感を味わっていた。 肉体的にも、精神的にも、とっくに射精してしまってもおかしくないのに、未来の中があまりに狭いから、射精したくても抑えこまれていた。 射精寸前のあの快感が炸裂する状態が、頭の中でずっと続いていて、脊髄から下半身まで快感で焼き切れそうだ。 未来が感じているであろう激痛とひきかえの快感だった。 こらえようもない涙がぼろぼろと未来の綺麗な顔をこぼれ落ちて、なおのこと、美人を際立たせていた。 いっそのこと、その唇にキスしてやりたい。 キスして、俺の女だと告げてやりたい。 それができない。 強姦して、処女を奪って、チンポを丸ごと未来に埋め込んだのに、未だに渇望感が消えきれない。 その渇望が、未来を顧みずに俺の腰を野生動物のように前後させた。 「四郎……四郎……!」 懇願なのか、糾弾なのか、悲鳴なのかわからない声を未来が上げる。 「未来……!未来……!」 冒涜なのか、愛撫なのか、絶叫なのかわからない声を俺が上げる。 未来の膣は、あれほどに陵辱された俺のチンポを、掴んで離さない。 俺が腰を引こうとすると、抜け出すまいと引き留めるようにして絡んでくる。 チンポ全体が未来に愛撫されている。 これまでに感じたことがない途方もない快感が、身体の奥から発射するところを求めて暴れ回っている。 未来の膣が絞り上げることで留めていた快感が、あまりに膨れあがってもうこらえきれない。 この快感を、一生味わっていたいという思いとともに、その先の、射精に至りたいという渇望感が急速に高まっていく。 「未来……未来いいいいいい!!」 俺は、破れるはずのないコンドームが破れてくれることを願うかのように、一際強くチンポを未来の身体の一番奥まで押し込んだ瞬間、その快感を爆発させた。
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- 【うpろだ】専用スレのないSS その3【代わり】
269 :<この恋と、その未来。>SS「セックスフレンズ」8[sage]:2014/08/04(月) 00:32:04.06 ID:gM+8ynV8 - 「う……わああああああああ!」
今日三回目の射精だというのに、途方もない量の精液が竿の中を走り抜けていった。 膨れあがった亀頭の先が、到達出来ない膜の中で、擬似的な解放感を幾度に跳ね回らせていた。 全身がチンポになったような快感が、頭の先から足の先まで痺れさせていく。 その中で、ほんの一片だけ冷静な自分が、未来の子宮を孕ませたかったと、ぼやいていた。 陵辱劇がようやく終わった。 全身の力を使い果たして、俺は未来の上に倒れ込んだ。 俺の身体と未来の身体との間で、未来の大きな乳房が柔らかく変形した。 息が掛かるほどの間近に未来の顔があった。 激痛に歪み、涙に濡れた酷い顔だったけど、それでも美しかった。 「四郎……、俺の身体、満足できたか……?」 俺の蛮行を非難してもよかっただろうに、未来はまっさきにそんなことを聞いてきた。 お前の身体、最高だったぜ、などと、強姦魔に言われたくはないだろうが、 未来は俺を満足させるために、その純潔をも差し出したのだった。 「ああ、念願叶って、満足した」 心だけは、手に入らなかったけど。 「そうか……。捨ててしまいたいものだったけど、お前の役に立ってよかった……」 そんな未来の述懐を聞きながら、俺は最後まで未来を抱き締めることなく、未来の中からそっと自分を引き抜いた。 そいつは俺自身の心残りを物語るように、まだ、萎えることなくいきり立ったままだった。 だが、俺にはもうそれ以上のことはできなかった。 「未来、先にシャワー、浴びてこいよ」 「ああ、そうさせて貰う……」 よろめきながら立ち上がったものの、痛みを堪えるように股を開けながら歩く未来の後ろ姿を見送ってから、俺は俺の欲望の後始末をした。 よくもまあこれほどと呆れるくらい、ゴムの中は吐き出した汚泥で膨れあがっていた。 それから、床に飛び散っていた、未来の鮮血をそっとハンカチで拭き取った。 未来はいつもよりずいぶん長くシャワーに入っていた。 あいつがどんな思いで自分の身体を洗い落とそうとしているのかを思うと居たたまれなかった。 そうしてようやく、俺の下半身は落ち着いてきてくれた。
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- 【うpろだ】専用スレのないSS その3【代わり】
270 :<この恋と、その未来。>SS「セックスフレンズ」9[sage]:2014/08/04(月) 00:32:42.74 ID:gM+8ynV8 - 「四郎、出たぜ」
俺の部屋には入らずに、リビングから未来の声がして、すぐに扉が閉まる音がした。 顔を合わせづらかったので、その配慮は有り難かった。 チンポの周りに付いた泡の中に、未来の愛液が混ざっていると思うと、洗い落とすのが惜しかったが、いつまでもそのままにしておくわけにはいかない。 変態じみた未練をふりきって、俺も身体を洗い落とした。 シャワーから出て服を着たというところで、見計らったように未来が部屋から出て来た。 しっかりとインナーで胸を押さえ、知らなければ男性に見える、いつものきっちりした服装だった。 お互いに視線を合わせにくい。 未来の「償い」を受けて、俺の昔年の妄執は果たされたと言って良い。 だからといって、今まで通りの暮らしができるはずもなかった。 かといって、この生活を辞めることは、お互いにできなかった。 しばらく、なんとも居心地の悪い沈黙が続き、 「未来……」 俺が辛うじて紡いだ声に、未来が顔を上げた。 「なあ、四郎……。どれくらいの頻度で、その、抜いて、たんだ?」 意外な質問が飛んできた。 「二三日に一回くらいか……」 やりたいという頻度ならそれこそ毎日なのだけど、未来の前ではそうもいかなかったからな。 「そんなには……無理だ」 血の気が引いた顔で呟いた未来は唇を震わせて表情を百面相させてから 「一ヶ月に、一回……」 そんなことを言った。 「毎月、俺の生理が終わった後、一ヶ月に一回だけ、お前は男として、俺のことを犯してくれていい……。 だから、その代わり、そのとき以外は……これからも、俺の友達でいてくれ……。頼む……お願いだ」 それだけならばなんとか我慢する、ということなのだろう。 さっきの処女喪失だけでも、未来にとっては嫌どころか、自分の身体を斬り捨ててしまいたいくらいの絶望的な嫌悪にまみれていただろうに。 ずきりと、心臓が刺されたように痛い。 最愛の女を、恋人にすることができないのに、そいつを友として扱うために、そいつの身体だけを弄ぶ。 セックスをする、友。 そんなのは欺瞞だ。 わかっている。 でも、未来にとっては、俺は掛け替えのない友であって、恋人になんかできない。 俺と未来の思いは、両立できない。 だったらせめて、一ヶ月に一度だけ、俺の欲望を未来にぶちまける。 それ以外は、友として、俺は我慢し続ける。 失うよりは、ずっといい。 未来と一緒に暮らすこの環境が無くなるよりも。 だから俺は、恋心を封印して答える。 「わかった。その時以外は、俺たちは、ずっと、友達だ」 それを聞いた未来の、ほっと救われたような笑顔を、俺はきっと忘れまいと、心に刻んだ。 了
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