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名無しさん@ピンキー
442の名無し
【涼宮ハルヒ】谷川流 the 68章【学校を出よう!】

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【涼宮ハルヒ】谷川流 the 68章【学校を出よう!】
452 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/07/22(火) 07:26:52.93 ID:lrn9s/CK
ハルヒに感謝することがあるとすれば、感覚として感じる場所がわかることだろう。
まだ感じる場所と脳のリンクができていないみくるさん。物理的かつ強制的にリンクをつなげる。
彼女の両足首をつかむと肉芽に近づいてくちづける。
「キョン君もうやめて・・・ね、もういいから」
そういって逃げようとする。でも許してあげない。
じたじたと体を振って力なく暴れるのをかるく押えて、陰唇と肉芽を吸い取ってなめあげる。繰り返し、しつこいくらいに。
「また、くるのぉ。きちゃうのぉ!」
と、じたじたしてみくるさんは楽しませてくれた。
口での愛撫だけではなく、膜の合間から指1本をすべり込ませて中を(おそらくハルヒがすごく感じた辺り)蹂躙すると、
みくるさんが口をパクパクさせてもがいた。彼女から溢れたものが、股間を濡らしている。
「膣の中って実はあんまり感じる場所ってないですよね?」
とか関係ない薀蓄を言ってみる。
脱力しているみくるさん。性臭がしている。四肢をだらしなく投げ出している。
これならと己をみくるさんに入れるべくのしかかる。
「まだなにかするのぉ」
というみくるさんの勘違いした言葉。でも中に入ると、「んんっ!」って叫んでオレの胸に手を当てて軽く抵抗した。それも、
口付けしたり、おっぱいを吸ったり、脇を舐めたり香りをかいだり(みくるさんは恥じらって抵抗した)、髪に顔を寄せてその
質を楽しんだりして紛らわせた。オレがとんでもない快感にすぐにはてた後も、おっぱいや腰やお尻や太ももを撫でると身
を震わせて熱い息をしてくれた。
みくるさんが愛しい。

「岡部先生だと思う」
みくるさんが腕の中でささやく。ハルヒの相手のことだ。でもなんで今教えてくれるんだろう。
「ここ一週間くらいでどんどん未来に連絡が取り難くなってきて、とうとう今朝からどうやっても連絡が取れなくなったの」
上目づかいでこちらの様子をうかがっている。大丈夫わかってますよ、と言う代わりにお尻をポンポンはたいて先をうなが
すと、もうっと頬を膨らませるみくるさん。とっても可愛い。愛しさがインフレーションを起こしそうだ、じゃなくって次元断層
がもう一個できたってことか?
「連絡が取れなくなる前の情報を整理すると、むしろここが別の世界になるのが近いと思う」
でも、みくるさん禁則事項はいいのかい?そう言うとニコッと笑って
「連絡取れなくなっちゃいましたから」
と、話してくれた。
「ハルヒさんの相手は岡部先生だと思います。キョン君はそれを知ってハルヒさんなり岡部先生なりをどうかしますか?」
と問う。オレが裸のみくるさんを抱きしめると、彼女が腕の中で暴れた。
「今更ハルヒの事はいいよ。岡部も何かわけあってのことだろ?自分で何とかするさ。それよりみくるさん、連絡が取れない
ってお金とか保証人とか大丈夫なの?」
みくるさんは嬉しそうに笑うと、屈託なく話した。
「非常用にアパートを借りたり(ここがそうです!)お金も用意してましたから、しばらくは大丈夫です」
そしてオレの腕を取ると、花のような笑顔を見せた。
【涼宮ハルヒ】谷川流 the 68章【学校を出よう!】
453 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/07/22(火) 07:28:39.82 ID:lrn9s/CK
それから事あるごとにみくるさんを抱いた。
みくるさんは性行為でもすぐに感じるようになったし達することも覚えた。彼女はことのほか後戯がお気に入りだ。
彼女が要領を覚えてきたのか、それともオレが上手くなったのか、とても感じやすい身体になったようだ。
彼女とうまくいったのは周囲にも気取られるのか、谷口や国木田、はては阪中や瀬能といった女子にまで冷やか
されることになった。みくるさんも鶴屋さんには手を焼いているようだ。
SOS団でも生暖かく歓迎されている様子。
長門は情報統合思念体とうまく連絡がつかないのか心ここにあらずって感じだし、古泉は巨人が現れない=ハルヒ
が暴れない=機関が意味を失う訳を探っていてそれどころではない様子。でも一応は祝福してくれた。みくるさんと
付き合うのを二人ともそうですかって感じでながされたけど。
だけどハルヒとはその週は顔を合わせても話さなかったし、SOS団にも姿を見せなかった。
【涼宮ハルヒ】谷川流 the 68章【学校を出よう!】
454 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/07/22(火) 07:30:16.54 ID:lrn9s/CK
数日後のSOS団の部室
SOS団でみくるさんの入れてくれたお茶を飲みながら、野球盤の消える魔球の効果的運用方法を考察していると、
古泉が真面目に話しかけてきた。
どうやら、一応の調査が済んだようだ。
「あんな風にしていますが、涼宮さんは母性の極めて強い女性です」
知ってるよそんな事。と、淡々と話す古泉にオレは頷きを返した。
「涼宮さんは婚約者に去らられて落ち込んでいた岡部教諭に体育館で会いました。そこでどのような心境の変化が
あったかはわかりません。その週末のことです、岡部教諭に会いに彼の部屋を訪ねたのは。涼宮さんは、婚約者の
荷物をかたずける岡部教諭の姿を見て、何か感じたのでしょうね。そして彼に抱かれた」
心をえぐられるようだった。オレは全く折り合いなど付けていなかったことを知らされた。みくるさんがそれを見えない
ようにしてくれただけだった。
「我々はいつでも介入できたし、正直高をくくってもおりました。結果はごらんのとおりです。あなたには本当に申し訳
ないことをしました」
古泉は自嘲するように言った。
いつの間にかきていたみくるさんがオレの手を握った。それを見ていた古泉は言う。
「そうです、貴女が最後の枷を払ってしまったのですよ」
そう言うと古泉は冷笑を浮かべた。
みくるさんが手に力を込めて、だが下を向いて小さく力なく叫ぶ。
「これしかないんです。この時しかないんです」
古泉の冷笑がみくるさんの言葉を聞いて声を上げた笑いに変わる。
それでもみくるさんはオレの手を握るだけだった。
【涼宮ハルヒ】谷川流 the 68章【学校を出よう!】
455 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/07/22(火) 07:32:12.12 ID:lrn9s/CK
長門の部屋
おすすめだと言って長門が本を貸してくれた。例によってしおりに部屋で待ってる旨が書いてあった。
急いで長門のマンションまで行くと先客がいた。
「キョン君が一緒に呼ばれているとは思いませんでした」
みくるさんだ。
「別々に話すのは時間の無駄。一緒に話す」
長門はお茶を出すとちゃぶ台の向こう側で居住まいを正した。
「情報統合思念体との連絡が途切れた。多分存在そのものが消去された。これは連絡が途切れる前の情報」
と言って一枚の紙を取り出す。
そこには、あらゆる世界が太陽系を目指して小さくなっていることが記してあった。
「宇宙は風船みたいに均質で存在していない。それなのに太陽系の一点に向かってあらゆる世界が収縮している。
おそらくはその中心にいるのは涼宮ハルヒ」
オレとみくるさんは顔を見合わせる。
「だからみくるさんは未来と連絡が取れなくなったし、長門もその思念体と連絡ができないのか?」
長門がその情報に食いつく。
「朝比奈みくるも連絡できないのなら、この現象に説明がつく」
そういって思考の海に飛び込もうとする長門を食い止める。どうやら長門の中でこの事柄の体系が整ったようだ。
「じゃあ聞かせてもらおうか」
オレの言葉にうなずく長門。
【涼宮ハルヒ】谷川流 the 68章【学校を出よう!】
456 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/07/22(火) 07:34:39.11 ID:lrn9s/CK
「言っておくけど今から話すことは私の推論もだいぶ混ざっている。ここまでの事実の確認。
朝比奈みくるは未来と連絡ができない。情報統合思念体との連絡が途切れているし、たぶん
存在そのものが消去している。涼宮ハルヒに向かって世界が収縮している」
共通できる認識であったのでうなずく。これが重要・・と長門。
「涼宮ハルヒはあなた達が良い仲になったのを知っている」
みくるさんがなんで関係する?オレは即座に否定した。
「それは関係ないだろ!」
だが、長門は首を振った。
「事態が涼宮ハルヒの主観を中心として進行している以上これはとても重要」
断言する長門になぜか反論もせず、全てを受け入れるみくるさん。
「情報統合思念体は消滅し、未来とも隔絶した。そして世界は収縮に向かっている。これらは
この時空間の閉塞を意味していると思われる。涼宮ハルヒが何を望むのか。それによってこの
先は決定すると思う」
そして長門はオレを見た。
「私は対有機生命体コンタクト用ヒューマノイド・インターフェースとして作られている。ある程度、
人の感情というのものも理解できる。涼宮ハルヒが岡部教諭の部屋に行くのを阻止しなかった
結果、今に至っていると理解している。済まなかった」
あの長門が小さく頭を下げている。信じがたい光景だ。
「どうしようもなかったことだろ?良いんだ」
オレが長門を慰めると、彼女は首を横に振る。
「少なくとも2回目以降は阻止できた。でも情報統合思念体は涼宮ハルヒによる現状打破を望んだ。
それで私の情報を制限した。結果は失敗に終わったけれど」
長門が冷ややかに笑う。
「時空の閉塞は確定してしまっている。この状況をまねいた責任は情報統合思念体にある。それは
私と言っても良い。だから私は何もせず貴方達と涼宮ハルヒに全てを任せようと思う」
そう言うと長門は精気をなくしたかのように何事かを呟いてちゃぶ台の一点を見つめる。
「おい長門、長門」
オレは長門の肩をつかんで呼びかけたが無駄だった。
みくるさんがオレに手を添えて首を振る。
もう長門は何も答えないだろう。
だから、みくるさんの手を引いて外へ出た。
【涼宮ハルヒ】谷川流 the 68章【学校を出よう!】
457 :442の名無し[sage]:2014/07/22(火) 07:39:11.83 ID:lrn9s/CK
次で終わる予定です。
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