- 【金蹴り】女が男を金的攻撃で倒すSS 5【電気按摩】
216 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/07/13(日) 12:10:13.87 ID:YRo4GqC4 - >>158の続き
とりあえず半分投稿して残りは夜投下します 最初の半分は金的描写少なめれすさーせん
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217 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/07/13(日) 12:11:30.78 ID:YRo4GqC4 - 響はまだ少し前傾姿勢だったが、歩いてるうちに痛みが和らいだのか表情は軽くなってい
た。アロマショップから十分離れると、響をベンチに座らせる。 「休もうね」 「うん。ありがと」 安心し切った笑顔で返してくる響。 その左隣に腰を下ろし、どこかしおらしい雰囲気の響を横目で観察する。うつむいて黙っ ている。自分の晒した醜態に恥じ入っているのか、周囲の女性客に言われたことでも思い 出しているのか。女の子ばかりの空間でただ一点の異物だった響に、わたしだけが味方を してあげた。きっともう警戒心は解けてるはず。わたしのことを信用し切ってるはず。計 画通りの成り行きに満足感を覚える。 なにより、男の自由を奪うことが本当に簡単なんだと確認できたことが嬉しい。ほんの少 し強く金玉を叩いてやれば、体の自由を奪える。その痛みと苦しみを女の子に知られたく ないという健気な思いは、いざ知られてしまったとき強い羞恥心と劣等感へ転嫁される。 手に取るようにわかる響の心の動きは、わたしに支配感を与えた。こいつはわたしの手の ひらの上だ。 「あのね。さっきのあれ、本当にごめんね。わたしの不注意で…」 「ううん。もう大丈夫だし」 「よかった。でもびっくりしたよ〜 手が当たっただけなのに動けなくなっちゃうんだも ん」 「あ…うん」 「大変なんだね。男の子は」 顔を赤くしてうつむく響。そうだよね。恥ずかしいよね。女の子に指摘されたら。異性に 気を使われるなんて、きっと悔しいよね。
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218 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/07/13(日) 12:12:21.65 ID:YRo4GqC4 - 「どうしよっか。この後」
「まだ少し痛いけど、しばらくしたら普通に歩けると思うよ」 「んーでも、わたしもちょっと疲れちゃったからなぁ」 響の苦しむ表情、か細い声、情けない格好を思い起こす。前は見下す気持ちしか生まれな かったそんな姿も、いまは一生懸命我慢してる感じがかわいらしく思える。わたしの思い 通りに顔を赤くして黙ってしまう表情にも、胸がきゅんとする。ときどき、一瞬だけ嗜虐 的な感情が戻ってくるけど、わたしを信用し切っている響を愛おしく思う感情が邪魔をし て、頭の中がごちゃごちゃになる。一つの感情に、一つのイメージに集中できない。 ほんの少し、響に情が移りはじめていた。自分の部屋に響を連れ込んだ後、いろいろと試 そうと思ってたけど…なんか、別にいいかも。響ともうちょっと話すのも悪くない。今度 はくだらない演技抜きで。そんな風に思った。 「響の家…」 「えっ?」 「響の家まで送ってってあげよっか?落ち着けるところで休みたいでしょ?」 「えと、まぁ確かに休みたいけど」 「遊ぶのはさ、また今度でもいいじゃん。なんなら明日だって日曜なんだし?」 「そう…だね」 「わたしの部屋もまた今度ね。代わりに響の部屋見せてよ」 「うん!」 わたしが笑顔で言うと、響も笑顔で返してくる。また響に触れたくなって、その左手に手 を伸ばす。わたしの動作に気づいた響がわたしの右手を見た。恥ずかしさがこみ上げて、 手が止まってしまう。クスリと笑う声が聞こえた。 「さっきまで握ってたくせに」 茶化すように言う響とは目を合わせずに、意を決すようにその左手をとる。
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219 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/07/13(日) 12:13:35.19 ID:YRo4GqC4 - 「さっきは手首だったし」
そう言って指を絡めようとする。響の手がちょうど同じ意図で動き、わたしたちは手をつ ないだ。指と指の間がくすぐったい。ほんの数秒の沈黙に耐えられず、口を開く。 「キスまでしちゃったのになぁ。これすごい恥ずかしい」 「そうだね。でも玲奈、さっきまでとなんか違うよね」 「いや、緊張…してたから」 「そうかな?」 そんなはずないのに、なんだか見透かされているような気がして言葉を返せなかった。そ の後は会話もなく、ずっと、すごく長く感じる時間を不思議な気持ちで過ごした。
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220 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/07/13(日) 12:14:45.09 ID:YRo4GqC4 - わたしたちは手をつないだまま、響の家へ向かった。痛みの引いたらしい響がまっすぐに
立つと、わたしと背はほとんど変わらなくて目線の高さも一緒になる。生意気。 「ここだよ」 響が足をとめたのは、アパートの前だった。一軒家じゃないんだ。っていうかここ… 「言いそびれたけど、一人暮らしなんだよね」 「そう、なんだ」 「親がどっちも単身赴任なんだよ。気まずい事情とかないから」 「あ、うん」 「行こ」 「ここ…」 「ん?」 「ここ、うちと結構近いかも。道わかんなかったけど、学校からの方向似てる」 「そうなんだ。あとで地図調べてみよっか」 そんな話をしながら響の家、もとい部屋へ向かう。これから、男の子の一人暮らしの部屋 に入るんだ。そう思うと、ちょっとした背徳感。建物の外壁にまとわりつく階段を昇る。 2階へ上がり少し歩くと響が足を止める。 「ちょっと待ってね」 鍵をバッグから取り出した響は、一瞬緊張気味の表情を見せるとドアを開ける。 「どうぞ」 「お邪魔しまーす」 目の前に広がる風景は、まさに映画で見る一人暮らしの部屋そのものだった。いわゆるワ ンルーム。入ったすぐ左手にキッチン、右手には風呂場やトイレなどの水場に通じるらし き扉がある。ほんの少し進むとソファと小さく低い机、本棚、作業机を備えたロフトベッ ドなどの詰め込まれた空間があって、それで全部。窓はそこそこ大きくて光をよくとりこ んでいる。
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221 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/07/13(日) 12:15:42.02 ID:YRo4GqC4 - じろじろ見すぎないようにさりげなく内装もチェックする。綺麗に整理整頓されてるけど、
女の子の部屋と違って全体に飾り気は少ない。アイドルのポスターでもあったら嫌だなと 思ってたけど、そういうものもなかった。 「お茶、淹れようか」 「あ、うん。ありがと」 「あのさ」 「何?」 「種類いくつかあるんだけど、選んでくれない?」 「うん」 なんとない緊張の解けないまま、ぎこちない会話を交わす。キッチンの方についていくと、 響が戸棚を開ける。 「さっきのお店でハーブのアロマ紹介してくれたよね。ぼくも、ハーブティー好きでいろ いろ集めてるんだ」 「そうだったんだ」 そうか。もともと好きだったのか。 「だからハーブティーでは聞いたことないのとかあってすごく面白かった」 「うん」 「こっちにも玲奈の知らないやつとかあればいいんだけど」 響が一歩身を引いて、戸棚の中を覗くよう促してくる。一歩前に出てしげしげと眺める。 「ローズ系とかミント系はとりあえずわかるけど…そっか、ジンジャーとかもあるんだね。 なんか新鮮」 「飲みたいのあったら言って」 「うーん。いろいろ試したいけど、最初は響のオススメのがいいかも」
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222 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/07/13(日) 12:17:11.10 ID:YRo4GqC4 - 「そう?じゃあ…」
一つの箱からさっといくつかのパックを取り出した響は、戸棚を閉めて食器棚の方へ移動 する。ティーポットを取り出す。 「座って待ってて。お湯沸かさなきゃ」 「何にしたの?」 「飲んでからのお楽しみ。当ててみてね」 いたずらっぽい笑顔。また一瞬胸がドキッとしてわたしは慌てて振り向くと、壁にくっつ くように配置されているソファーに腰掛ける。座り心地はいいけど、若干スペース取って る気がする。しばらくすると響がティーポットとカップを二つ、几帳面にお盆に載せて運 んでくる。ほとんど距離ないのにね。 「そのソファーね、中学のときお母さんと住んでたときのやつ。この部屋で一番高い家具 ね」 「一緒に住んでたんだ」 「子供の教育って理由で粘ってこっちにいてくれたんだけどね。もともと転勤の多い職種 だから、高校に入ってからは一人暮らしになっちゃった」 「お父さんは?」 「ずっと単身赴任。それも海外」
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223 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/07/13(日) 12:18:42.43 ID:YRo4GqC4 - 机の上にセットを並べながら響が軽くため息を吐く。
「飲もう」 「うん」 響の淹れたハーブティーを飲みながら、わたしたちは他愛のない会話をした。恋人、みた いに。午前の喫茶店のときとは違う落ち着いた会話。ちなみにハーブティーはフェンネル を中心としたミックスだった、らしい。わかるか。 気づくと部屋が夕日の光に満たされていた。日の長くなった今日日、もう結構な時間かな。 ちょうど会話が途切れたところだった。 ふと思う。響になら、話してもいいんじゃないかな。計画のこと。響ならわかってくれる かもしれない。もしかしたら、協力してくれるかもしれない。響に近づいたのが計画のた めってことは黙っておくとして… 「あ、そういえばどうする?夕食もこの辺で適当に食べてく?もう帰るなら地図調べ…」 「あのさ、響」 「うん?」 「ちょっと、聞いて欲しいことがあるんだけど」 「何?」 言い出そうとして、黙ってしまう。人に弱みを見せるようなこと、わたしはいままでした ことがなかった。だからあのことも誰にも言わなかった。高田にされたことを誰かに話そ うなんて考えなかった。でも…わたしの言葉を待つ響の優しい表情を見ると、一人で抱え 込み続けることが急に苦しくてむなしいことに思えてくる。 聞いて欲しい。自分がはっきりそう思っていることを自覚して、口を開く。
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224 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/07/13(日) 12:20:39.53 ID:YRo4GqC4 - 「実はこの前、高田くんに言い寄られて」
「えっ、ゆーちゃんが?」 親しげな呼び名。胸がほんの少しチクリとする。 「そう。学校でね、いきなり好みだとか言われて、体触られて。わたしびっくりして泣い ちゃった」 「…」 「すごい、怖かったの。怖くて恥ずかしくて。なのに抵抗しなかったの勘違いされて、期 待してるのかとか言われて。そのまま…"乱暴"されそうな感じで」 響は複雑な表情のまま黙っている。 「あんなことされたの初めてで。正直ショックだった」 「…つらかったね」 「うん。高田くんってさ、クラスでもイジメの中心だし前から苦手だったんだよね。でも 自分が何かされるなんて思ってなかった」 響はまた黙り込む。 「それに意地っ張りだからさ、わたし。誰にも相談できなかったの。助けてって素直に言 えればいいのにね」 「わかるよ」 「でもなんかね、響には言えるような気がしたの」 「うん」 「ちゃんと聞いてくれそうって思ったから」 「もちろん。当たり前だよ」 「ありがと」 このお礼は本音。実際、少し胸が軽くなったように感じる。人に話すと全然違う。それと も響だから、なんだろうか。そんなことを思って途切れた会話を放置していると、響の方 から口を開く。
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225 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/07/13(日) 12:21:57.56 ID:YRo4GqC4 - 「もう、謝ってもらったの?」
「ううん」 「だったらぼくから言うよ。玲奈にこんな大変な思いさせてるん…」 「いいよ。そんなことしなくて」 「…どうして?」 心配そうにわたしの顔を覗き込んでくる響。 「わたしね、決めたんだ。あいつに仕返ししてやるって」 「え?」 「自分が何をしたのかわからせてやりたいの。わたしが感じたのよりもっと酷い目に合わ せてやりたいの」 「玲奈?」 「だから響さ、協力してくれない?あいつが泣いて謝るくらい…」 「ちょ、ちょっと待ってよ玲奈!」 響が慌てた様子でわたしの言葉を遮る。 「話が急すぎるよ。玲奈、何か勘違いしてない?」 え? 「ゆーちゃん…その、悠馬はさ、玲奈に酷いことするつもりなかったんじゃないかな」 「何、言ってるの?」 「悠馬とは中学からの付き合いだから。悠馬は相手が本当に傷つくようなことはしないよ」 「だって現にわたし…」 「だから何か誤解してるってことない?悠馬はたぶん、ふざけてやっただけだと思うんだ」 「何、それ…ふざけてってわたしは泣くくらい…!!」 「それは、その。女の子には少し乱暴すぎたのかもしれないけど」 女の子には。その言葉に心臓が凍りついたように感じた。
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226 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/07/13(日) 12:24:05.82 ID:YRo4GqC4 - 「月曜日、悠馬に聞いてみるよ。悠馬がまだ謝ってないんならちゃんと謝らせるし、とに
かく誤解があると思うから…」 「何それ」 「…玲奈」 「意味わかんないんだけど。響、わたしのこと信じてくれないの?」 「そうじゃなくてさ」 「そうでしょ。わたしよりあいつのこと信じるんだ」 「そうは言ってないから。とにかくきちんと確かめないと」 「何言ってんのよ!!」 怒鳴り声に驚いた響が押し黙る。背中と手足に不快な感覚が巡る。高いところに行って足 がすくむときみたいな。裏切られたように、わたしは感じた。 「あいつ、わたしの体触ったんだよ。彼女でもない子にふざけてそんなことするの!?」 「だ、だから、少し乱暴だったかもしれないけど…」 「なんであいつのこと庇うの?」 「なんでって…」 「もういい。わたしのこと、どうだっていいんだ」 「そんなこと言ってないよ。玲奈のこと心配だよ?でも悠馬は本当に、根はいいやつだか ら」 響があいつの名前を呼ぶたびに頭にくる。わたしは耐えられなくなって立ち上がる。頭の 中が真っ白だった。 「”女の子には”って何?」 「え?」 「さっきそう言ったよね。女の子には少し乱暴すぎたのかもって」 「それはだから…」 「女だから簡単なことで泣くってこと?女だからちょっとしたことで騒ぎ立ててるってこ と?そんな風に思ってるんだ」 「思ってないよ」 「わたしさ、そういう風に思われるの一番キライなんだけど」 「だから思ってないって」
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227 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/07/13(日) 12:27:07.96 ID:YRo4GqC4 - 響も立ち上がってわたしに目線の高さを合わせてくる。わたしのこと心配するよりわたし
のこと慰めるより、高田を庇う方が先なんだ。響なら、わかってくれると思ったのに。勘 違い?誤解?わたしの言うことなんて信用できないってこと?……違う。響は親友の高田 を信じてるから。女のわたしが言うことなんて、男同士の友情に比べたらとるに足らない ものなんだ。 そうだ。そうだった、とわたしは思う。こいつは男なんだ。高田と同じ。男。 「少し落ち着こう?ね、玲奈?」 そう言って一歩近づき、わたしの肩に手をかけてくる響。高田が腰に手を回してきたとき のような汚らわしさを感じた。意識することもなく、体が動く。 「触んないでっ!!」 響の手を払いのけると同時にそう叫んで、右足を振り上げる。 スパァン 鋭い音がして、響の体が一瞬浮き上がる。怒りのあまり、蹴った感触もよくわからなかっ た。蹴りが股間に入ったのは確かだけど、うまく当たったのか当たらなかったのか。しか し目の前の響の様子は、4階の自販機のときとも、6階のアロマショップのときとも明ら かに違った。 目を丸くした響は少し腰を引いたような姿勢のまま固まっていた。それがわずかに傾き、 そのままソファーと机の間の狭い空間へと倒れこむ。受身もとらない着地で大きな音がし た。一瞬「あっ…あっ」と無機質な声を漏らしたかと思うと、急にガクガクと震えはじめ る。首を捻るようにして白目をむいている。口からよだれが垂れ、泡までふきはじめた。 わたしはさすがに慌てた。
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228 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/07/13(日) 12:28:32.17 ID:YRo4GqC4 - 「ちょ、ちょっと響!?」
邪魔な机をずらし、響の傍に駆け寄る。ガクガクという動きが止まると何度かビクッと体 が痙攣し、そのままピクリともしなくなった。首の力が抜けだらりとしている。口からこ ぼれる泡を除いて、動きがまったくなかった。部屋の中に急に静寂が訪れる。しん、じゃ った?響の様子が死んだようにしか見えなくてそう思ってしまった。 「うそ?」 怖くなってあたりを見渡す。救急車?携帯どこやったっけ?違う。まずは息があるか確か めなきゃ。人工呼吸?心臓マッサージ?どうしよう?どうすればいいの?パニックに陥っ たわたしは泣きそうになりながら、とにかく息を確かめようと響の唇に耳を傾ける。 と………ちゃんと息をしていた。少しの間呆然として、今度は響の胸に耳を当ててみる。 トクン、トクン ちゃんと音がする。呼吸があるなら心臓も動いてるに決まっているのに、わたしはそれで ようやく安心して落ち着きを取り戻す。 どうなってるの?これ、わたしがやったの?わたしの味方をしてくれない響が、男である 響が憎くて急所を蹴り上げてやった。蹲る響を見下ろしてザマァ見ろと言ってやりたかっ たから。でもそれだけだよ? 気絶した響を観察する。泡は消えたが、まだ白目でよだれを垂らしている。かわいい顔が 台無し。目線を下半身へ移すと、股間を抑えた手が太ももに挟まれている…やっぱりわた しが蹴ったせいなんだ。金玉蹴っただけで、こうなっちゃうんだ。 背中がぞくりと震える。男って、なんて弱いんだろう。
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229 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/07/13(日) 12:29:56.49 ID:YRo4GqC4 - 男が金玉を抑える様は女から見て滑稽でしかない。わたしもそれがおかしくて面白くて、
響の苦しむ姿には笑いを堪えるのに必死だった。金玉を大切そうに握る手がエッチに思え て少し興奮したりもした。でも、ここまで危険な場所だとは正直思ってなかった。特別力 が強いわけでもない女子高生のわたし。そのわたしに一発蹴られただけで泡を吹いて気絶 するなんて。 胸がドキドキする。わたしは興奮していた。顔が熱くなって呼吸が速まる。自分を抑え切 れず、響のお腹の上にまたがって股間を押さえたままの手を引き剥がすと、ベルトをはず してズボンに手をかける。思い切ってずりずりとズボンを下げた。ボクサーブリーフに包 まれたもっこりが顔を出す。恥ずかしさで顔がさらに熱くなるのがわかった。手で叩き上 げたときにももっこりとした感触を感じたけど、実際に見るとやっぱり恥ずかしい。その もっこりに手を当てて軽く握ってみる。独特の柔らかさがいやらしい。 また、唇が歪むのがわかった。今度は下着に手をかける。ちらりと振り返ると、響は相変 わらず気絶したまま起きる気配はない。わたしは意を決し、ズボンのときと同じ要領で下 着をずり下げた。黒い毛が見えたかと思うと、おちんちんがぷるんと飛び出す。さらにぐ っとずり下げてやると、赤黒い袋が見えた。まわりの部分とは明らかに色が違う。グロい。 指で触れて、その異様な柔らかさに驚く。キモチワルイ。響が自分で握っていたときの手 の形を思い出しながら、金玉を軽く握ってみる。手の中に納まった柔らかいモノはすごく 熱くて、そして思っていたよりずっと大きかった。保健の教科書の断面図で見たときも大 きいと思ったけど、実際のボリュームは想像以上。揉んでみるとグニュグニュと変形して、 二つの球体がなめらかに動くのがわかる。 そうやって揉んでいると、金玉が他のどの部位とも違う特別な場所だという実感がわいて きた。蹴られただけで意識を失うほどの急所。まさに男だけの急所。女には想像もできな いほどデリケートなモノ。いや、違う。金玉じゃなくて、男が女には想像できないほどデ リケートなんだ。男は弱い。金玉を守って生きる弱い生き物。これが自分についていたら と思うとぞっとする。絶対邪魔だし、こんなものを必死に守るなんて惨め過ぎる。
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230 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/07/13(日) 12:31:55.69 ID:YRo4GqC4 - 金玉から手を放す。ぷるんとして元の位置に戻った。立ち上がると少し離れた位置に移動
して、おちんちんも金玉も丸出にした響を眺める。変な体。ふと思い立って、ずり下げた ズボンと下着を今度は完全に脱がせてしまう。靴下もシャツも脱がせ、アクセサリーもは ずす。 そして全裸になった響を見下ろす。薄暗くなった部屋の中、響の肢体はなまめかしく光っ ていた。綺麗な肌の白さが生殖器の異物感をことさらに強調する。股の間に二つの球体の 浮き上がる赤黒い袋をつけた響は、わたしとまったく違う生き物だった。 その惨めな生き物を見下ろしながら、わたしは自分の間違いに気づいた。異常な光景が、 わたしをかえって冷静にするようだった。 響なら協力してくれるかもしれない?なんて馬鹿なことを考えていたんだろう。協力なん ていらない。響はただ、わたしに従えばいい。みっともない袋をぶら下げたこの滑稽な生 き物と、わたしは対等じゃない。そう。男は女に従うべきなんだ。それが正しい姿。だか ら女の方が優れているし、男はこんなにも脆くできている。女が簡単に支配できるように、 弱点をぶら下げている。 響を屈服させる。心の動きを見透かすまでもなく、響が自分からすべてをさらけ出して従 うまで痛めつけてやろう。わざとらしく目を引く男の象徴を。男に生まれたということが どういうことか、理解するまで。
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231 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/07/13(日) 12:33:22.62 ID:YRo4GqC4 - とりあえずここまで。またあとで。
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236 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/07/13(日) 23:55:05.68 ID:YRo4GqC4 - >>230の続き投下します。感想は本当にありがたいです。
せっかくこういうとこに投稿してるってのもあるし > ただ、同種である筈の響がお人好しの美少年になってる感がやや残念 そういやそんなことも書いたっけww
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237 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/07/13(日) 23:56:04.29 ID:YRo4GqC4 - 決意が固まると、わたしは準備にとりかかった。
はじめに、部屋の隅に置いたバッグから携帯を取り出し家に電話をかける。お母さんが出 て、今日は友達の家に泊まるから夕飯はいらないと告げると「もう作っちゃったじゃない! なんでもっと早く言わないの?!」やら「それで誰の家に泊まるの?いきなりおしかける ようなことして、何か持っていかなくていいの?」やら散々小言を言われたが、とりあえ ず以前も泊まったことのある久美の家に泊まることにして、あとは適当にごまかし電話を 切る。次に全裸で気を失ったままの響を中心に、スペースを確保するように家具の配置を 調整。狭いから限界があるけど、多少は広くなる。響の服はロフトベッドの上に投げた。 最後に部屋の鍵が閉まっていることを確認し、部屋にある通信機器をチェックする。固定 電話はなく、ノートパソコンと携帯だけ。携帯は電池をはずす。 これで一晩は邪魔が入らない。すっかり冷めてしまったハーブティーの残りを自分のカッ プに注いで一気に飲み干す。深呼吸をして、再び響を眺める。大声を上げられたら面倒だ し、本当なら口にガムテープでも貼った方がいいのかな。とはいえこの部屋にガムテープ があるかはわからないし、響の性格を考えたら心配ないだろう。 仰向けの響の左隣にかがみ込むと、頬を軽く叩きながら声をかける。 「響っ!ほら起きて」 しばらく続けると、響の表情が苦しげに歪みまぶたが持ち上がる。ぼーっとした表情でわ たしの顔を見上げてきた。 「…れい、な?」 わたしはにっこりとした微笑を返す。 「やっと起きたね。響、気絶してたんだよ?」 「…」
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238 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/07/13(日) 23:57:31.17 ID:YRo4GqC4 - 偽物の笑みを消すと、わたしは問いかける。
「早速だけど、さっきの話に戻ろっか?”女の子には”ってどういう意味?まだ答えてな いよね?」 「ん…え?」 状況もよくわかってない響にまくし立てる。 「わたしわかんなくてさぁ。なんで響は女の子にそんなナメた口きけるのかなぁーって。 蹴られただけで気絶しちゃうモノぶら下げた響がっ!」 言いながら、左手を赤黒い袋めがけて振り下ろす。重力に引かれるままに加速した平手が ぴしゃりと音を立てた。 「あああぁーー!!ぁお、お…はぅ…」 目を見開いて叫び声を上げた響が、反射的に股間を両手で覆い呼吸を乱す。その過剰な反 応に、わたしは手を叩いて笑った。響の顔が一瞬悔しいように悲しいように歪み、すぐに 驚きの表情へと変わる。 生殖器に直接手が触れた感触に違和感を持ったのだろう。自らの股間へと目を向けた響が、 ようやく自分が全裸であることに気づいた。 「あれっ?!ふく、は?」 「やっと気づいた?かっこ悪いよね、男の子の体って。変なものぶら下げて恥ずかしくな い?」 響の手がすばやく動いて、両手の隙間から飛び出していたおちんちんを隠す。顔が急激に 赤くなるのが見てとれた。
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239 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/07/13(日) 23:59:49.64 ID:YRo4GqC4 - 「そうだよね?そうやって隠しといた方がいいよ。みっともないもんね?」
わたしは響の両肩に手を当てると、体重をかけて地面に押し付けた。そのまま響にまたが り四つん這いの体勢をとると、これ以上ないくらい真っ赤になった響の顔を上から眺めて クスクスと笑った。 「…やめて」 響が涙のにじむ目をそらしながら、か細い声で言った。右手を響の肩から離して、乳首を つつく。 「ひぁっ!」 女の子のような声で反応してくる。わたしは湧き上がる嗜虐的な感情のままに、驚きで半 開きになった響の唇に自分の唇を重ねる。抵抗してくるが、右手で首を強引に固定しキス を続ける。 しばらくすると、響の左右の手がわたしの両肩を押し上げてくるのがわかった。わたしは 首を抑えつける右手をそのままに、左手でがら空きになった金玉を握る。 「んー、んんー!!」 全然力も入れてないのに、響は助けを求めるような情けない調子で声にならない声を上げ る。わたしは長いキスから響を解放すると、上半身を起こした。左手を一旦金玉から離す と、すぐに馬乗りの姿勢になり、今度は右手で背後にある金玉袋を掴み、捻り上げる。 「だめぇー!だめ!やめてやめて!!」 響が必死の声音で叫んだ。わたしはそれと同じくらい大きな声で笑いながら、響の表情を 観察する。泣いていた。怯え切って、パニックになっている。気絶から目覚めたばかりで 状況もよくわからない中、突然急所を痛めつけられ完全に冷静さを失っているのだ。右手 でわたしのスカートをぎゅっと握っている。
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