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銭湯編
【俺の】結婚&新婚萌えスレッド第5夜【嫁!】

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【俺の】結婚&新婚萌えスレッド第5夜【嫁!】
538 :434[sage]:2014/07/12(土) 15:06:34.04 ID:+jGiZldD
台風が熱気を連れてきたので投下します

調子にのって夫婦2組ぶっこんだら1万字軽く超えてしまったので
微妙な区切りですが前半だけ投下させてください。すみません
葵茜夫婦で、エロ薄い、本番無し、山も落ちも意味もない話なので
必要に応じて「銭湯編」をNGでお願いします
【俺の】結婚&新婚萌えスレッド第5夜【嫁!】
539 :銭湯編[sage]:2014/07/12(土) 15:09:56.88 ID:+jGiZldD
昨晩の台風が嘘のような、台風一過の晴天が広がる土曜の午後。
一月ほど前に発売された、訳を担当した本の振り込みを確認して、
「……あ」
僕は小さな声をもらした。

僕の背中に寄り掛かるように座って、今朝届いた先月の結婚式のアルバムを眺めていた茜が、どうかしたのかという風にこちらを見やる。
いつもであれば即座に応えるところだが、僕は、何よりも先に残高の合計額を確認した。その金額を見て、頭の中で色々なことを計算する。
幸いにも茜の仕事は安定しているし、僕の方も、新しい文章を幾つか頼まれた。加えて、有り難いことに訳している小説の内、
とあるシリーズが大人気と言っても差支えない程人気になった。それを考えると……よし、計算終了。
「なあ、茜」
「うん。どうしたの?」
「子どもつくろうか」
「…………はい?」
僕の言葉を聞いた茜は、たっぷり間をおいて、呆然とした顔でこちらを見上げてきた。少し急すぎただろうか。
「子どもだよ、子ども。僕と君の、子ども」
「えっと……あおくんと……わたしの……こども……?」
「ああ」
「…………」
「………………」
「……………………」
「……茜?」
硬直したままの彼女を覗きこんでみると、茜は、とても混乱していた。やはり急すぎたようだ。反省。

「……ちょっ、ちょちょ、ちょ、ちょっとまってあおくん!」
あ、復活した。
「うん、どうした?」
「子どもって、あの、えっ、だって……えっと、待って待って、その、こ、こどもですか!?」
「そうです、子どもです」
「な、なんで!? いや、その、どうして急に!? せ、説明してください!!」
「承知しました。まずはこれをご覧ください」
おそらく言葉での説明は必要ないだろうと思いながら、先ほど記入してきたばかりの通帳を見せる。
最新の欄には、それなりに中々の額が記載されていた。茶色の目が何度も瞬き、確認するかのように金額を読む。
「……こういう時、なんていえばいいんだろ。目標額達成?」
「うん。それでいいんじゃないか」
「そっか……もう、こんなにたまってたんだ……」
「幸いなことにね」
感慨深げに頷く茜を軽く撫でる。
【俺の】結婚&新婚萌えスレッド第5夜【嫁!】
540 :銭湯編[sage]:2014/07/12(土) 15:12:50.68 ID:+jGiZldD
子育てには、お金が必要だ。
だから僕たちは、これだけ貯めたらある程度は大丈夫だろうという目標額を定め、それを達成するまではしっかり避妊をすることにしていた。
喜ばしいことに、つい先ほど、その目標額を達成していたことに気が付いたので、お誘いをしたわけだ。ということで。
「僕の言いたいことは分かったな?」
「うん。もっと時間かかると思ってたんだけど…すごいなぁ。さすが葵だね」
「そっちでなく」
「え? って、ゎひゃあ?!」
どこかずれている茜を抱きあげた。
目を見開いて、訳が分からない様子で固まっている彼女からアルバムを受け取り
――ちょうど、白いウエディングドレスの茜とタキシードの僕が、笑顔で寄り添っている写真だった。改めて見ると恥ずかしい――通帳を挟んで机に置く。

そのまま寝室の扉を開けたところで、ようやく僕の意図が分かったのか、茜は一気に顔を赤らめた。可愛い。
「あ、葵?! 葵さん、あの、ちょっと待ってください!」
「なんでだ」
「なんでって、だって、まだ明るいんだよ!?」
「大丈夫。それはそれで燃える」
「燃えないよ! あの、あと、私、今日、まだ、お風呂入ってない…!」
「大丈夫。今日は汗かいてないし、茜の匂いは大好きだ」
「全然大丈夫じゃない!」
あわあわと叫ぶ彼女をベッドに座らせ、その隣に腰掛けてなるべく真剣な顔で茜を見る。
「なあ、茜。僕の子ども、産んでくれないか」
「えっ…え、あの…えと…。……う、産みたい、です」
「話はまとまったな」
流れるように押し倒す。
「あああ私の馬鹿!!」
「……もしかして、嫌なのか?」
「そんなわけないでしょ! 産みたいよ! 産むよ! だけどちょっと待って心の準備が!」
「なるほど。なら、40秒で準備しな」
「囚われの女の子を助けに行くんじゃないんだから! それに微妙に違う!」
ツッコミを入れるのはそこか。
我慢できず、つい苦笑した僕の下で、茜はこの現状をどうにかしようと焦っていた。
顔を赤らめ、両手を手持無沙汰気味に漂わせ、なのに本気での抵抗はしない。ああ、なんて可愛くて、夫思いのお嫁さんなんだろう。
【俺の】結婚&新婚萌えスレッド第5夜【嫁!】
541 :銭湯編[sage]:2014/07/12(土) 15:16:05.24 ID:+jGiZldD
彼女の気持ちも分からないでもない。
普段、電気を薄く点けるのでさえ恥ずかしがる茜だ。こんな明るい時間からこんなことを始めるのに抵抗があるのだろう。
その気持ちは一応理解できるし、貞操観念がしっかりしているお嫁さんで大変喜ばしいのだが、
大好きな子を孕ますことをずっと我慢していた僕は、限界だった。

きっと、そんな気持ちが顔に出たのだろう。
僕を見上げた茜は、元々赤かった顔を更に赤くし、彼女を見降ろす視線から逃れようと目を逸らす。が、逃がさない。
「茜。僕はもう、わりと限界だ」
「っ……!」
「これでも、我慢していたほうなんだ。ここには僕と君しかいない。明るかろうがなんだろうが、今、抱きたい」
「だっ…!? あ、あおくん、おねが、ちょっと落ち着いて…?」
「無理」
二文字で切り捨てると、茜は言葉に詰まったが、不意に何かを思い出した様子で僕の肩を押さえる。
「そ、そうだよ、ほら、銭湯!」
「……銭湯?」
何故に今このタイミングでそんな言葉が出てくるのか。
「公園の近くに新しい銭湯ができたから、行ってみようって言ったでしょ?
折角の休みだし、早い時間から行けば空いてるだろうから、今から行ってみない?」
「…えー…」
「ほ、ほら! 最近色々あって疲れてるし、たまには温泉でリフレッシュするのも楽しそうだよ?」
「……否定はしないけどさ」

この状態でお預けなんて、中々に鬼畜なことを仰ってくれる。
だが、僕はともかく茜が疲れているのは確かだし、そもそも銭湯の話をしたのだって、彼女にリラックスしてほしいのが主な目的だ。
僕の欲求より茜の体を優先すべきなのは言うまでもない。
僕の勢いが減少したのを察したのか、茜は更に言葉を重ねる。
「その、そういうことをした後に、ちゃんと洗わないで外に出るのは嫌だし…色々、本末転倒でしょ?
だから、帰ってきてからならいいから、今は、行こう?」
茜の声は安堵の響きを持っていた。
考えるまでもなく、最後までやっちゃったら風呂に入ってからじゃないと外出できない。
銭湯に行こうって言っているのにそれじゃ、なんとも馬鹿馬鹿しい話だ。
茜がそういう目で見られる可能性を上げるのもどうかと思うし…とそこまで考えて、僕は天啓を授かった。

「なら、中にいれなければいいんだな」
「……え?」
「だって、そうだろ? 君だけなら、拭けば問題ないじゃないか」
言いながら覆いかぶさるようにして近付くと、予想だにしなかったのだろう、茜はとても慌てた。
「ま、待ってよ葵! それじゃ、意味ない…」
「子どもはあくまで結果だからね。今の僕の目的は、子どもを作ることじゃなくて、茜のやらしいとこをいっぱい見ることだ」
「ちょっ…ま、待ってくださいあおくん! だって、だって、こんな時間なのに!」
「僕は、朝昼晩関係なく24時間いつだって、茜を抱きたいと思ってる」
「少しは自重して!?」
「常に自重してるよ。…なあ、頼むから、これ以上焦らさないでくれ。本当に限界なんだ。つべこべ言わず抱かせろください」
「なんかそれちが、んんっ!」
これ以上押し問答をしても意味がない気がしたので、半ば強引に口を塞いだ。
当然、茜は非難がましい目で僕を見る。が、それには気付かないふりをして唇を割る。
舌を侵入させ、反射で強張っている彼女の舌を絡め取る。茜が僕の肩を優しく押したが、止まれなかった。
「ふ、んん…っは、あお、ぅん…!」
言葉も全部呑みこんでしまう。それだけ必死だった。茜に夢中になっていた。
そんな僕の様子が、言外の空気で伝わったのだろうか。
茜は仕方ないなぁと目元を緩めると、肩に触れていた手を首の後ろに回し、僕を抱きしめた。辛うじて残っていた理性が、吹き飛んだ。
【俺の】結婚&新婚萌えスレッド第5夜【嫁!】
542 :銭湯編[sage]:2014/07/12(土) 15:20:03.76 ID:+jGiZldD
茜に触れる時、僕はいつも思う。彼女以上に、柔らかくて、暖かくて、心地よいものが、この世に存在するのだろうか。
「んっ、は…ぅ、あお、いぃ…」
甘い吐息が混じった言葉を聞きながら、柔らかくも張りがある乳房をゆっくりしゃぶる。
茜は僕の髪をくしゃくしゃとかきまぜていたが、空いている手でおへその下を撫でると身を震わせた。
下腹から腰に、腰から足の付け根にと徐々に下がりつつ、口では彼女の胸を舐めたり、吸ったり、軽く噛んだりする。
……ああ、僕は、なんて贅沢なことをしているんだろう。
「あおいっ…ぁ、それ…や…」
「嫌じゃ、ないだろ」
言って、もう片方の胸をぺろりと舐めた。細い首が軽くそる。
その反応に気をよくして、控え目ながらも硬くなっている乳首を唇で食み、舌でこね、歯を当てた。堪えきれなかったのだろう、か細い悲鳴がもれた。
滑らかできめ細かな肌は仄かに染まり、じんわりと熱を帯びている。本当なら、強く吸いついて鮮やかな痕を残したいところだが、今は我慢だ。

形の良い胸を堪能しながら、逃げないよう片手で腰を抱いて、もう片方の手を秘所に寄せた。
茜の身体で一番熱いそこは、刺激を待ちわびるかのようにしとどに濡れそぼり、軽く指を動かすだけで水音がした。
「やっ…音、やだぁ…!」
「そうなのか? こんなに喜んでるのに」
「やだ、よ…恥ずかし…ぁんっ」
「ほら。ちょっと触っただけなのにくちゅくちゅいってる」
「ふぁっ…そ、それだめぇ…」
わざと音が出るよう指を動かすと、茜は恥ずかしがって逃れようと腰を引く。
もちろん逃がすつもりは毛頭ないのでしっかり抱き寄せ、中指と人差し指をそろえて秘部を撫でた。
茜はたまりかねたように顔を逸らし、秘裂からはとろりとした愛液が溢れてくる。
「茜、目閉じないで」
「ひっ、ん…だ…って、ぅぁっ…はずか、し、よぉ…」
「恥ずかしくないって。すごくかわいくて、きれいだよ。な、顔見せてくれ」
そう言って頬に唇をよせると、涙が滲んだ茶色い瞳が僕を見た。羞恥心の奥に、情欲や期待が隠されている。
【俺の】結婚&新婚萌えスレッド第5夜【嫁!】
543 :銭湯編[sage]:2014/07/12(土) 15:25:08.58 ID:+jGiZldD
いつもなら、じっくり時間をかけて羞恥心を溶かして欲しがってもらうところだが、今それをしたら僕の我慢が効かなくなるのは目に見えている。
そうなるわけにはいかないので、ついばむような口付けを落としながら、しっかり濡れている中指を一気に中へ突き入れた。
「んあっ?! ぁ、やぁぁあああっ!」
一拍置いて、茜の背中が弓なりにしなった。中指が柔らかく締め付けられる。
「…ぁ…あ…」
「…茜、すごく色っぽい」
言いながら、中指を抜き差ししてお腹側の壁を刺激する。
柔らかい襞の感触を楽しみながら探っていると、少しザラザラした一角を見つける。
軽く触れた途端、茜が小さな悲鳴を上げたが、気にせず指の腹で擦り上げた。
「ふぁああっ?! やっ、あおく、そこだめぇっ!」
「だめじゃないだめじゃない」
「だめっ…だめ、なの! んゃっ…きもち、よすぎる、からぁ…ひゃああっ」
そんなことを言われて止めるわけがない。
びくびくと震える茜の身体を撫でながら一瞬考え、今日はこっちがいいかな、と親指を陰核に寄せる。
半ば夢見心地の茜が気付くよりも早く、
「ひああっ!? あっ、やっ、ああっ、だめっ、あおくん、だめぇ…!」
充血してぷっくり膨れ、ひくひくと震える陰核を擦りあげた。

内と外を同時に責められ、強い刺激から逃れようと身をよじる彼女を押さえ込む。
半ば無意識だろう、しなやかな足を僕の腰に絡め、淫らな動きで腰をこすりつけ、上気した顔で僕を見る茜は、艶めかしい美しさに満ちていた。
「ほら、まだ終わらないぞ」
いいながら、中指を鉤型に曲げ、指の先でざらついた部分を小刻みに抉る。
再三、茜の身がしなり、甘い悲鳴が上がった。自然と零れた涙をなめて、柔らかい唇にかじりつく。
涙と色に染まった茶色の目に映る僕は、心底楽しそうな顔で笑っていた。
【俺の】結婚&新婚萌えスレッド第5夜【嫁!】
544 :銭湯編[sage]:2014/07/12(土) 15:28:01.89 ID:+jGiZldD
あんな茜相手でも堪えられるようになったなんて、僕は、理性が強くなってきたのかもしれない。
そう心の中で呟いて、隣の、楽しそうな茜に目を向けた。

風が涼しくなってきた夕焼け空の下を、僕たちはのんびりと歩いている。
茜が受け入れてくれたおかげで、まぁなんとかそれなりに満足をしたので、当初の予定通り銭湯に行くことにしたのだ。
茜が疲れているのは本当だし、新しくできた銭湯はスーパー銭湯というヤツで、温泉以外にも
食事を食べたりマッサージをしてもらえたりするらしいのだから、リフレッシュのため行かない手はない。
だが、昔の、それこそ結婚したばかりの僕であれば、銭湯の予定は次の日に繰り下げて、心ゆくまで茜のことを味わっていただろう。
そうせずに我慢できたあたり、理性が強くなったか、もしくは、
「……僕もそろそろ年かなぁ」
「ううん、それはない」
きっぱり即答された。

だけど、と茜を伺うと、彼女はいたずらっ子のような笑みを浮かべて僕を見る。
「いつも、私がもう無理って言ってるのに、全然聞いてくれないでしょ。
葵がさっき我慢できたのは、年のせいじゃなくて、銭湯で私の疲れを取ることを大事なことだって思ってるからです」
「…………」
つい、言葉に詰まってしまう。
年だという発言だけで、僕が思っていることをほとんど全部把握されて、狐につままれたような気分になった。
表情に出たのだろう。茜が笑みを深くする。
「十年以上、葵がなにを思っているのかなって考えてるんだよ? 私だって、たまには当ててみせます」
少し得意げな彼女を見て、僕は別の意味で目を逸らした。茜が可愛すぎて目が合わせられない。
「……もしかして、照れちゃった?」
「いや、その、まあ、それなりに」
ちょっと違うんだけど、とは言わずに認めると、茜は嬉しそうににこにこ笑う。
くそっ、昔の、それこそ結婚しばかりの茜ならば、気付いたとしても恥ずかしがって言わなかっただろうに。
月日を経るにつれ、段々と、恥ずかしがってばかりいた茜にも余裕が出てきて、可愛いだけじゃなく大人の余裕も兼ね備えてきたのだ。
どうしよう。最強じゃないか。
「……ああ、でも、茜はどんな時も最強か」
少なくとも、僕にとっては。
「あ。葵、あったよ。あの建物じゃない?」
本当に小声で言ったから気付かなかったのだろう。輝いた目で僕を振り返る茜に笑顔を返し、つないだ手に少しだけ力をこめた。
【俺の】結婚&新婚萌えスレッド第5夜【嫁!】
545 :銭湯編[sage]:2014/07/12(土) 15:34:57.69 ID:+jGiZldD
銭湯は、スーパーという形容詞が付くだけあって、広々としていた。
一階は駐車場になっていて、入口は二階にある。中に入ると、温泉特有の硫黄っぽいにおいが漂ってきた。
内装は和風で、柱が走っている天井は高く、開放感がある。お風呂は建物の奥にあって、それ以外の場所は、休憩所兼お食事処になっていた。
和風の扉の先にはマッサージ屋さんもある。
茜と二人、すごいすごいと喜んでいると、親切そうなスタッフのお姉さんがいろいろと教えてくれた。
食券を買うのと同じ要領で切符を買い、タオル等を受け取って、男湯の入り口前で茜と別れる。

時間が早いからか人の少ない更衣室で服を脱ぎ、荷物をロッカーに入れて中へ入ると、これまた凄い光景が広がっていた。
解放感のある空間には、複数のお風呂がどーんと構えている。手早く髪と体を洗い、さてどれに浸かろうかと首をひねる。
お湯は、基本的に源泉掛け流しらしい。熱いお湯と温いお湯、電気風呂にバブル風呂に…外には露天風呂と岩盤浴が出来る場所もあるらしい。
こんなに沢山のお風呂を用意してどうしろというのか。
内心ぼやきつつ、ひとまず、むわっとした熱い空気から逃れようと露天風呂の方へ向かう。
そこで、思いがけず知り合いを見つけた。
「やあ、彪じゃないか」
「…へ? あ、葵さん。こんにちはー」
定食屋あいちゃんの入り婿、藍沢彪だ。早い時間ではあるが、あいちゃんを閉めてすぐに来たのだろうか。

隣に座る了承を得てぬるめのお湯につかると、自然とため息がこぼれた。彪が力の抜けた柔らかい笑みを浮かべる。
「お風呂って、いいですよね」
「ああ」
「俺、結構のぼせやすいんで、普通のお風呂だとあまりのんびりできないんですけど、露天風呂だと長く浸かれるんです」
「それはいいな。今日は、偲乃も一緒なのか?」
「はい。ちょっと疲れることがあったんで、もう夜は怠けちゃおうかーって話になって」
「へぇ、珍しい」
思わず言うと、彪は少し困ったように笑って「偲乃、真面目ですからね。たまにはこんな日があってもいいかと思って」と言った。
僕が言ったのはそっちの意味ではないのだが、敢えて言わなくても良い気がしたので話を合わせる。
そこで、なんとなく違和感を感じた。なんだろうと考えて、つい、気持ち良さそうに目を閉じている彪を観察する。直後、気付いた。
普段は服を着ているから分からなかったが、彪は、意外と筋肉質で引き締まった体をしている。
身長は男性平均とさほど変わらず、そうでなくても気弱な性格の印象が強すぎて僕以上にひょろひょろなのではと勝手に思っていたのだが、
それは間違っていたようだ。顔立ちは柔和なままだが、しっかりした体躯と合わせると、どこか野性的な印象を受ける。これが違和感の正体か。

一人で納得し、彪と同じように目を閉じた。雨が止んだからか、どこからか鳥のさえずりが聞こえる。
「……そういえば」
「はい?」
「疲れたことって、なにがあったんだ? 君がそんなことを言うなんて、珍しいよな」
尋ねてみると、彪は穏やかな顔を苦笑させ、頬を掻く。
「実は今日、兄が来たんですけどね」
「お兄さんいたのか」
「あ、はい。兄と姉が一人ずつ。……言ってませんでしたっけ?」
「初耳だよ」
言った気になってました、と笑い、彪は続ける。
「兄さんが、9歳年下の金髪の美人連れてきて、その子と結婚するって言い出したんです」
その言葉は、彼を質問攻めし、ついうっかりのぼせさせてしまい、偲乃に睨まれる結果につながる程度には、衝撃的だった。
【俺の】結婚&新婚萌えスレッド第5夜【嫁!】
546 :434[sage]:2014/07/12(土) 15:50:14.47 ID:+jGiZldD
中途半端ですみません、しかも規制に引っ掛かって遅くなってすみません!
とりあえずここまでです!
投下した後で銭湯の影が薄いことに気付きました

相変わらず拙い作ですが、少しでも楽しんで頂けると幸いです


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