- 革命機ヴァルヴレイヴでエロパロ2
476 :【キューマxアイナ】想いの欠片 1[sage]:2014/07/09(水) 01:30:41.52 ID:CQJ4uCqB - 「アイナ!」
「犬塚先輩!」 中空でがっしりと、ほほを寄せ合うように抱きしめ合う二人。 二人の目尻から頬へ、涙が伝い落ち、やがてひとつに混じる。 「やっと、やっと逢えました。」 「ああ、待たせてしまった。」 抱擁をやめ、互いに見詰め合う二人。二人は衣類は身に着けていなかったが、少女は眼鏡を掛けていた。 その眼鏡越しに映る少年は、少女の記憶よりも逞しさを増しているようだ。 「先輩、カミツキになったんですね。」 「…俺はアイナを守れなかった。だから、みんなを守れるように、カミツキになったんだ。」 少しだけ、少女の表情に陰がさす。 「そう、ですよね、私はもう、死んじゃって…」 少女がうつむくと、新たな、別の意味の涙がその頬をぬらす。 「…先輩も、亡くなったんですね…」 「…だが、こうして、またアイナと逢えた。」 うな垂れる少女を、少年は再び抱き締める、両の手でその背中を、細い腰を、締め付けるほど強く。 「…アイナ、俺は君が好きだ。」 「先輩…」 それは、遅すぎた告白。 少年にとっては、告げられなかった言葉。 少女にとっては、告げられることのなかった言葉。 二人の間に、しばしの静寂が訪れる。 「でも、わたしたち、何時までこうしていられるか、分からないのに…」 「だからこそ、今、伝えたいんだ、俺達の存在が、消え去る前に!」 少年の瞳に宿るのは、嘗ての悔恨と、それ故の決意。 少年の意志に、眼鏡の奥の、少女の瞳が再び潤む。 「…先輩、わたしも、好きです!」 「アイナ!」 しばし見詰めあった二人は、そのまま唇を重ねる。 軽く触れるだけのキス。 「わたしの、ファーストキスです。」 「…俺もだ。」 そのまま、今度はより濃厚な口付けを交わす。 舌を差込み、絡め合う。口腔を、歯茎を舐め、唇を啄ばむ。 少年は口付けしたまま、少女の肩から胸へと右手を滑らす。少女の小さな膨らみが、右手にすっぽりと収まる。 「うんっ!」 口付けしたまま、少女は嬌声をあげる。 「ふぅ、アイナ…」 口付けをやめ、少女を見詰める少年。キスと胸への愛撫で、恍惚とした表情を浮かべる少女。 しかし少年は、そこで動きを止める、右手は少女の胸を覆ったままで。 「…先、輩?」 不安げに少女が見上げる。 「ごめん、余計なことを考えていた。」 「余計なこと?」 「…目の前にいるアイナが、ただの俺の欲望の残滓なんじゃないかって。」 少年は理解していた、自分が既に死んでいることを。 ならば、目の前にいる少女は、本当に死んだ彼女なのだろうか? 人が死の前に見る走馬灯と同じで、この少女も、自分の願望が生み出したのではないかと。 「そう、ですよね。おかしい、ですよね…」 少女の声も、消え入るように萎んでゆく。 少女も理解している、自分が既に死んでいることを。 二人はここに、居るはずのない存在、まがい物の命。ならばこの想いも… その時、不意に、声が聞こえた。 『相手にどう思われるかなんか、どうでもいい、僕がどうしたいか、なんだ!』
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477 :【キューマxアイナ】想いの欠片 2[sage]:2014/07/09(水) 01:31:44.78 ID:CQJ4uCqB - 「今のは!」
「…ハルトさん?」 それは微かに響く、懐かしい声。二人の間を取り持つ、共通の友。 「…そうだったな、ハルト。」 その声を聞き少年は、わだかまりを捨てる。 「誰かのためじゃない、俺自身のために、俺はカミツキになったんだ。」 そうして、再び少女を、強く抱き締める。 「アイナ、俺はもう迷わない。だから君を、俺のモノにする。」 少女も、自らもしがみつく様に、少年に抱きつく。 「…ハイ、先輩、よろこんで…」 抱き合っていた二人は、頬を寄せ合い、ふたたび口付けを交わす。 軽く唇同士で啄ばんだ後、少年の唇は、唇から頬へ、首筋から鎖骨へ、そして乳房から乳首へと降りてゆく。 「はぁうん、せんぱぁい。」 乳首を啄ばまれ、少女は甘く鳴く。初めての快感。少年から与えられる快楽に、戸惑いながらも喘ぐ。 少年は左手で背中を撫で回しながら、右手で再び乳房を揉む。 「うぅ、わたし胸、小さいから…」 少年の手には、物足りないサイズ。それでも少年は、小さな肉の山をやんわりと捏ねてゆく。 「小さくても可愛いよ、アイナの、おっぱい。」 そう言うと唇で乳首を吸うように覆い、舌で乳首の先端を舐める。 「くふぅん、それ、気持ち良いです!」 唇と手で胸を攻められ、少女は早くも軽い絶頂を感じていた。 「アイナって、意外と敏感なんだな。」 頬を片方の乳房に当て、舌先で反対の乳を舐める。顔を胸の谷間に埋めならが、左右の乳房を交互に舐める。 そして、開いた右手を、おへそから下へ、少女の淫裂へと導いていく。 「あぁん、そんな、恥ずかしいです…」 少女の秘唇には、何時しか愛液がにじみだしていた。 秘唇の左右、陰毛の生え際をなぞるように、少年は指を這わす。 そして右手で少女のスリットを擦りながら、左手を少女の臀部へと伸ばす。 「ひゃうん!」 お尻を軽く撫でられただけで、少女は悲鳴にも似た嬌声をあげる。 「…お尻も、弱いんだね。」 「あんっ、先輩の手が、気持ちよすぎるんです。」 そう言うと、今度は両方の手で尻肉を揉みはじめる。 「ひぃん、先輩、そんなにしちゃ…」 少女の止めるより早く、少年は舌先で少女のクレヴァスを舐める。 「うぁぁっ、そんなにされたら、わたし」 「…いっても、いいんだよ。」 少年は少しだけ意地悪な表情で笑うと、再び少女の秘唇を、尻肉を攻める。 「はあぁ、それじゃ、わたしも…」 上下の感覚のない空間で、少女の身体が、半回転する。 「うんぐっ!」 「うっ!」 少女の小さな手が、おずおずと、少年の竿を握り締める。 「うふっ、わたしも、攻めちゃいます。」 そう言うと少女は、唇で、少年の男根を包む。そして、唇と手を前後に擦り、一物を絞り込む。 「ふっ、じゃ、俺も!」 上下逆向きになった秘裂を、舌でなめあげる。 臀部の向きも逆になったが、手でこねる分には大差ない。 「うっぶ、ひもひひいへふ。」 男性器を銜えろれつが回らないながら、少女は答える。 少女も負けじと、唇をすぼめると頭ごと前後に竿を擦る。 左右の手は、少年の玉袋をやんわりと揉みあげる。 「ひゅふっ、アイナ、もう、出そうだ。」 スリットに舌を差し込んでいた少年は、急速に射精感を感じていた。 「ふえんふぁひ、はひへふあああい!」 一物を口に含んだまま、少女が答える。 「うっ、ア、アイナあぁ!」 どぶ、どぷ、どぷっ。 「きゃっ!」 少年の男性器から、白濁が放たれた。
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478 :【キューマxアイナ】想いの欠片 3[sage]:2014/07/09(水) 01:33:11.75 ID:CQJ4uCqB - 放たれた精液は、少女の口に納まりきらず、その顔へと注がれる。
重力のない空間で、精液はそのまま鼻に、頬に、眼鏡に貼り付く。 「だ、だいじょうぶか?」 少年が慌てて問いかける。 「あはっ、だいじょうぶです、ちょっと、眼鏡が見えにくいけど。」 そういって眼鏡を外し、指で拭う。顔の方は、左手の甲で撫でる。 ただ其れだけのことなのに、少年の中では、蠱惑的な行為に見えてしまう。 射精した直後の男根に、再び血が巡り、欲望が滾ってくる。 「アイナ!」 再び少女のと正対すると、少女の両足を持ち上げ、少年はその腰を少女の間に割り込ませる。 「…先輩…」 精液で汚れた眼鏡越しに、不安そうに見詰める少女。 少年は一旦動きを止め、少女を見詰め返す、その想いを受け入れてもらうために。 「…アイナ、入れるよ。」 それは、簡潔な答え。シンプルに、その想いを伝える。 「はい、わたしの初めて、もらって下さい。」 少女の答えに頷くと、少年は腰を押し進める。少年の男根が少女の秘唇に触れ、割り込む。 「くっ!」 愛液で濡れているとはいえ、少女の秘裂は初めてで固い。 それでも、少年は少女の足を引き寄せるように、徐々に自分の性器を押し込んでいく。 「うくっ」 少女は、押し広げられる、鈍い痛みに耐える。 やがて少年の一物が、少女の薄い膜に突き当たる。 再び、見詰め合う二人。この先は、もう後戻りできない。 ぷちっ! 「いきぃぃ!」 「ぐっ!」 少年は強く腰を押し込み、強引に膜を破り去る。そして、少年の性器が、全て少女の膣内に納まった。 破瓜の痛みに、身を裂かれるような痛みにも、少女は耐える。少女の目尻に再び涙が浮かぶ。 それは、少年も同じ。彼の一物は痛いほど締め付けられていて、やはり目尻に涙を浮かべている。 だが、二人とも分かっている、その涙の意味が。 「先輩…」 「ああ、アイナを、俺のものにしたぞ!」 それは、歓喜の涙。二人はこの時、身も心も、ひとつになった。
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479 :【キューマxアイナ】想いの欠片 4[sage]:2014/07/09(水) 01:34:42.03 ID:CQJ4uCqB - それから、どれだけの時間が過ぎたか?
繋がったまま抱き合う二人は、お互いのぬくもりを肌で、そして敏感な箇所で、直に感じ取っていた。 「ふぅ、アイナの中は、温かくて、きつくって、気持ちいい。」 少年は、一度射精した所為か、男性器を包み込む肉壁の感触を堪能していた。 「…先輩、もう、だいじょうぶですから。」 そんな少年に安堵してか、少女が控えめに呟く。 本当はまだ、股間から伝わる鈍い痛みと、破瓜直後の鋭い痛みが残っている。 それでも、膣壁から伝わる一物の脈動が、女の性が、更なる快楽を求めている。 「…ああ、動くよ。」 少年は頷いて、少女の腰へ手を掛ける。 少女の細い腰を、両手で挟むように持つ。そして、 「アイナを、もっと気持ちよくさせたいから。」 少女の腰を持ち上げ、自分も腰を引く。 「くふうぅ!」 少年の性器が雁口近くまで引き抜かれ、秘唇が捲れかえる。 今度は少女の腰を引き付け、自身の腰を打ち付ける。 「うぁあん!」 僅か一往復だけで、少女の中に快楽が芽生えていた。 それが鈍く伝わる痛みと重なり、少女の心をかき乱す。 少年も、うごめく肉襞に新たな快感を覚える。 「うっ、アイナの中、締め付けられて…」 思わず、更に二度三度と、抽挿を繰り返す。繰り返すごとに、快楽が積み上げられる。 「ひうぅ!先輩、そんな激しく…」 少女は堪らず悲鳴を上げる。しかしそれには、甘い声色が混じっていた。 「アイナ、まだ痛いか?」 はっとして、少年は少女を気遣う。快楽に流され、つい、急ぎすぎてしまった、と。 「あのっ、まだ痛いですけど、それより!」 涙を浮かべつつも少女は、はにかみながら答える。 「…気持ちいいんです。」 「アイナ!」 こみ上げる愛おしさと、湧き上がる快感に、少年の腰の動きが加速する。 「ひゅん、くふっ、せっ、先輩!」 少年の抽挿に、徐々に早くなる腰の動きに、少女の身体は翻弄される。 だがその奥深く、膣洞から沸きあがる苦痛と快楽は、少女を別の意味で翻弄しようとしている。 そして少年も、膣洞を往復する毎に締め付けられ、急速に射精感を覚える。 「ア、アイナ、俺は、もう!」 「はっ、あっ、あふっ、先輩!中に!」 少女も甘く鳴きながら、湧き上がる快楽に流されていく。 少年は、絶頂をめざし、一心不乱に腰を振る。 少女は、ツーサイドアップの髪を振り乱し、少年の攻めを受け入れる。そして、 「アイナァァァ!」 どくっ、どくっ、どくっ、どくっ。 少年は、少女への想いと共に、少女の膣内に、熱い精液を直接放出した。 「ふわああぁぁぁぁぁ!」 同時に、少女も絶頂の頂に達していた。 二人して絶頂に達したまま、繋がったままで、二人は見つめあう。 「…アイナ、もう離さない。」 「うふっ、わたしもです、先輩。」 そして二人の身体は、心は、繋がったまま混じり合い、溶け合っていった。
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480 :【キューマxアイナ】想いの欠片 epilogue[sage]:2014/07/09(水) 01:35:50.59 ID:CQJ4uCqB - それは、ただの幻想。
それは、ただの偶然。 ただ、それだけのはずなのに、 何故だろう、涙がとめどなく溢れてくる… 滲んだ視界の先、水滴の浮かぶバイザー越しに見えるのは、小さく輝く、ルーンの塊。 それは2つの塊が、絡み合い、混じり合い、繋がり合い、ひとつの結晶を形作っていた。 あたかも、それが元からひとつに繋がり合う塊であったかのように。 そしてそれは、睦み合う恋人同士が、互いを求め合い、まぐわう様にも似ていた。 まるで離れ離れになった恋人達が、ようやく巡り会い、ひとつになる。 そんな物語のような、小さな偶然。 アイナと、犬塚先輩の、二人の想いの欠片。 通常のルーンは物質に依存し、物質の変化とともに変容する。 しかし、何かの弾みで物質から切り離されたルーンは、物質からの干渉を受けない。 そうしたルーンは当初、周囲の空間に干渉し、淡い光を放つ。 だが、やがてルーンも不活性化し、空間への干渉力を、光を失う。 そうなると物質界からの検出は困難になり、ルーンの扱いに長けたマギウス以外には、存在そのものが認知されなくなる。 そして不活性化したルーンは、ルーン同士でも干渉しなくなる。 物質に組み込まれたルーンとも、ルーン同士がぶつかっても、ただ反発しあうだけ。 そうして不活性化したルーンの塊は、形を変えることなく、半永久的に虚空を漂う。 ただ、不活性化したルーンの間に、活性化したルーンが割り込んだ場合は? 二つのルーンの間を取り持つ、活性化されたルーン。 それを放った存在は、一人しか考えられない。 「ハルト、貴方なの?」 ヴァルヴレイヴによって奪われ、砕かれたハルトのルーン。 その、僅かなルーンの欠片が、二人のルーンを導き、巡り会わせた。 それは文字通り、起こりえない程の確率の、奇跡と呼んでいい、偶然の出来事。 「アイナ、犬塚先輩と、永遠に一緒ね!」 そう言って私は、ルーンの結晶を虚空へと放つ。 二人の結晶は、誰からも邪魔されることなく、虚空を漂い続けるだろう。 …もしかすると、いつの日か、誰かの心に、二人のルーンが宿るかもしれない。 リインカネーション、前世の記憶、自分の知らないはずの、もうひとつの想い。 その時、その人は、この二人の思いを受け継いでくれるだろうか? そんなことを考えながら、私はカーミラを駆る。 私の大切な彼の、想いの欠片を求めて。 起こりえるはずのない、奇跡を信じて。
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481 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/07/09(水) 01:42:40.16 ID:CQJ4uCqB - 以上、キューマxアイナ「想いの欠片」でした。
>>452のネタを膨らませただけなのですが こういう「救い」があってもいいかな?と思って書きました。 …本当は、修羅場が掛けなくてスランプぎみだったので 気分転換に書いてみたのですが
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