- 悔しい!許さない!を前面に押し出すエロパロ
85 :名無しさん@ピンキー[]:2014/07/01(火) 20:26:59.56 ID:tn2p3lD5 - 実際に書いてみた。
超短編。 タイトル『わたしの独白』 「――あっ、あん! いや――いやぁ! らめぇええ!」 それは私自身だった。 男に秘所を掻き乱され、下品な牝犬のように鳴いている私がいる。 どうして、彼はこんなに上手なのだろう。 「いや! 駄目っ、駄目ぇえ!」 日頃はもっと強気で、彼のことも尻に敷いているはずのこの私が、ベッドの上では思い通りだ。 「ほら、ここがいいんだろ?」 巧妙なまでに弱点を貫き、私は快感に逆らえない。 「――ひあぁ……やめっ、やめぇえ! ああん!」 こんな声を上げながら、私は少しムっとしている。 私を自分の思い通りに乱れさせ、ニヤニヤしている彼の顔が目に付くからだ。この私の体をコントロールして、実に喜ばしげな顔をしている。 そういえば、言っていたっけ。 ――今日、俺がお前をイカせたら、俺の勝ちな。 私はこう言った。 ――いいの? そんな賭けしちゃって。今まで一度だって、そこまでやれたことないクセに。 そんな、ベッドの上での一勝負。 負けた方は罰ゲームで、相手のいう事を何でも聞く、とかだっけ。 だから正直、悔しかった。 堕ちている自分自身が自覚できるのに、私はそこから抜け出せない。 落っこちた穴が深すぎて、上へ戻れなくなってしまったような。そんな感じだ。 もう少し気合が入ればいけるのに、って思うのけど。 いいところまで行くたびに、足首を掴まれ底の方まで引きずり込まれる。 そんな気分だ。 「だ、だめぇ――あっ、あ――あぁあああ!」 果てる、私。 本当、悔しかった。 〜完〜
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