- 熟女萌え妄想 三十路〜五十路 その2
133 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/06/27(金) 23:59:41.45 ID:HbEHFDaj - >>132
「今晩は泊まっていく?」 店を閉め、食器などを洗っていると、裏口のほうから声がした。 「どちらにです?」 「家によ」 「いいんですか?」 意地の悪い答えに、雪子さんが溜め息をついたのだろう。 会話が途切れる。 「……嫌?」 「雪子さん?」 「やっぱり、素直に甘えてくれる女の方が、良いの?」 普段の声とは違う、震えた声に、思わず息を飲む。 喉の音がやけに大きく聞こえた気がした。 「前もそう。好きだったのに、結婚してから甘えられずに、辛く当たってばかりで」 「好きって言いたいのに、旦那と口喧嘩ばっかりして」 「浮気されて。別れ話を切り出されて」 「でも、最後の最後まで素直になれなかったの」 僕は、背中に触れる感触を、拒もうとはしなかった。 「雪子さんは、素直になりたいんですか?」 「なりたいわ。だけど、無理なのよ。こんなおばさんに甘えられて嬉しい人なんて、いないでしょ」 「僕は、雪子さんに甘えられたいですよ」 ふぇ?と、可愛らしい声がする。 「僕は、今の雪子さんしか知りません」 「だから」 「今の雪子さんにおねだりされたり、甘えられたりしたいです」 「僕だけの知る、僕だけの雪子さんを見たいです」 どうですか?と呟くと、張り詰めていたものが千切れたかのように、号泣しはじめた。 背中から聞こえる泣き声を聞きながら、僕は立ち続けた。 やがて泣き声が止むと、雪子さんが小さく呟いた。 「明日はお店を休みにしましょう」 「今晩、私の家に泊まっていって欲しいの」 「今晩と明日、たっぷり甘えさせて?それで………」 「………私を、あなただけの雪子にして欲しいの」 こんなんになるぜ か
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