トップページ > エロパロ > 2014年06月26日 > NFWjh8GC

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223 :yuu[sage]:2014/06/26(木) 21:39:04.63 ID:NFWjh8GC
>>217
乙です。
オチも期待しています。

期待ついでに投稿します。
ちょっと長めなので、ご注意を。
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『あすかの逆成長体験談』
「ねえ、明日花ちゃん、実験のバイトしてみない?」
サークルの先輩から勧誘の電話がかかってきたのは、夏コミも終わり特に予定も無く、これから一月どうやって過ごそうかと考えていた時だった。

由紀子先輩は2つ上で、大学4年で教育心理学の勉強してて、今は研究室で卒業研究をしていると聞いていた。
「えっと、実験のバイトって、どんな実験するんですか?」
「んーとね、詳しい内容は話せないんだけど、バーチャルマシーンに一日中入ってもらうっていうのを3週間位する感じかな」
「3週間って、すごい長いですね・・・。それって、もしかして、3週間ずっと仮想空間で生活するってことですか?」
「あ〜、ちがうちがう、一日中って言っても、せいぜい8時間位だよ。だから、朝から晩までではあるけど、本当に一日中ってわけでもないし、明日花ちゃんはいえ近いから、家から通ってもらう感じになるかな」
「あ、そうなんですか。でも、それでも3週間ぶっ続けの実験ってすごいですね。人集まるんですか?」
「そうなのよ〜、それなのよ、問題は〜。色々と募集してみたんだけど、さすがに3週間実験やってくれる人は見つからなくてね。。。で、さあ夏コミで会った時に明日花ちゃん今年はヒマだっていってたから、もしかしたら〜と思ってね。ねえ引き受けてくれる?」
「え〜と・・・」
今年は夏コミの原稿が忙しくて、その後のことは全然考えてなかったせいで、予定入れるのも忘れてたので、3週間バイトというのも可能といえば可能だ。
でも、さすがに3週間バイトで潰すっていうのは夏休みの使い方としてちょっともったいないかな・・・と思って迷ってしまった。
「あ、そうそう、ちなみにバイト代なんだけど、50万でどうよ?」
「え、まじですか、それならやります、やらせていただきます」
私は、50万という大金に目がくらみ、即断してしまった。
「そうか、よかった、よかった。じゃあ、早速だけど、明日9時に私の研究室に来てもらえるかな?あ、地図とかはメール送っておくね」
「わかりました」
私は、夏休みで夜型習慣に慣れてしまった体が早起きできるか不安に思いつつも、早めに寝ることにした。

【1日目】−現実世界−
翌日、私はなんとか9時までに研究室に来ることが出来、先輩から説明を受けていた
「えっと、これが正式な実験に関する契約書ね」
そこには、実験に関する事項が書かれていた。
先輩からの説明を元にかいつまんで説明すると次のような感じだ。
  ・本実験は仮想空間での行動パターンに関する実験である
  ・実験期間は22日間とし、最終日は予備日とする。
  ・緊急の場合を除き、被験者からの実験の中止は受け入れられない
  ・実験の都合上、本実験中の記憶は仮想空間外では思い出せないように記憶封印を施す
  ・記憶封印は実験最終日に解除する
仮想空間というのは、最近登場したバーチャルダイブシステムを使った仮想空間のことらしい。
ゲームの世界に入り込んだかのような体験ができるとかっていうアレだ。
簡易版ならゲームセンターなどでも普及しているらしいが、研究室にあるのは最新型で本物の世界のようにしか感じられないようなレベルのものらしい。

記憶封印というのあってちょっとビックリしたが、これは実験の精度を高めるために必要なことだと言われた。
外的条件を減らすために心理系の実験ではよく使われる手法とのことで、今までに事故が起きたことはないという説明を聞き、よくわからないけど大丈夫なんだろうと納得した。
私は契約書にサインし、早速バーチャルマシーンに乗り込んだ。
ロボット物のコックピットのような座席に座り、特殊なヘルメットをかぶりしばらくすると、私は急激な眠りに襲われ私の意識は落ちていった。
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224 :yuu[sage]:2014/06/26(木) 21:40:01.98 ID:NFWjh8GC
【1日目】−白い部屋−
目を覚ますと、そこは不自然に真っ白な部屋だった。
「やあ、おはよ、明日花ちゃん」
「おはようございます、先輩。ここが実験の仮想空間ですか・・?」
そこは四方を真っ白な壁で囲まれ、テーブルとイスだけが設置された密閉空間だった。
「そうであるとも言えるし、そうじゃないとも言えるかな。ここは、メインの実験空間と現実空間の橋渡しをするような場所なのよね」
「橋渡しですか・・?」
「そう。例えば、実験に関する説明とか、向こうに行ってから直接しづらいものもあるから、実験のたびにまずはこの空間にきてもらってから、メインの仮想空間に行ってもらうの」
「そうなんですか」
この真っ白な空間でずっと実験はやだなと思ってたので、ちょっとほっとした。
「で、実験なんだけど、明日花ちゃんには特に何も考えず普段通りにしていて欲しいの」
「普段通りですか?」
「そう、普段通り」
私は、何を普段通りにすればいいのかよくわからなかったが、とりあえず頷いておいた。
「じゃあ、今日は初日だし、いきなりだけど実験やってみようか?」
「え、他に説明は無いんですか?」
「大丈夫、大丈夫実際にやればわかるから。あと、明日花ちゃんが困ってそうだったらアドバイスを飛ばすから、ね。」
「はあ、」
「じゃあ、そういうことで行ってみよう〜」
そういうと、先輩はポケットから何やら大きなスイッチを取り出し、ポチリと押した。
すると、私の意識はまた暗闇へと落ちていった。

【1日目】−仮想世界−
ジリジリジリジリジリジリジリジリ
スマホの目覚まし音が鳴り響く。
私は寝ぼけ眼の目をこすりながら、体を起こしスマホを操作し目覚ましアプリを止めた。
「ふわぁぁ、もう朝か。」
(あれ、なんか忘れてるような・・・って、そうだ。私、由紀子先輩に呼ばれて実験をするってなってたような・・・)
すると、急に直接頭に語りかけるように先輩の声が聞こえてきた。
『おはよー、明日花ちゃん』
「あれ、先輩、え、どこに?」
『今、明日花ちゃんは仮想空間にいて、直接明日花ちゃんの頭に語りかけてるのよ』
「え、っということは、ここって仮想空間何ですか?」
『そうよ〜』
私の目に映るのはいつもの通りの私の部屋であり、試しに布団をさわってみても、これが仮想空間とは到底思えないほどリアルな感触だった。
『この仮想空間は明日花ちゃんの記憶を元に作成されてるから、明日花ちゃんにとって違和感のないものになってるはずよ〜』
「そうなんですか」
(あれ、ということは、もしかして私のプライベートな情報って全て覗かれちゃったりするのかな・・)
『安心して、実験の観察は私しかしないようになってるから、明日花ちゃんのプライバシーは守られてるわよ』
「それって、先輩には全て見られちゃうってことじゃないですか、もう。・・・というか、今もしかして私の心読んでませんでしたか?」
『これも実験の一環だからね〜』
「はぁ、そうですか」
プライバシーも何もないな〜とは思ったものの、実験契約書でプライバシーについて書いてあった気がするので、文句を言っても多分ダメなんだろう。
由紀子先輩は優しい先輩なので、人の弱みを握って悪用しようとしたりとかはしないだろうと思い、あきらめることにした。
というか、気にしだしたらきりがないような気がしたからだ。
『そうそう、今日は7/29って設定だから、急いだほうがいいわよ〜』
(えっと、7/29って何してたっけ)
と思いだそうとすると、すぐに今日が何の日か思い出せた。
そう、期末試験の最終日だ。
だから、遅刻しないようにこんな早くに目覚ましかけてたわけだ。
私は急いで朝食の準備などにとりかかった。
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225 :yuu[sage]:2014/06/26(木) 21:40:38.46 ID:NFWjh8GC
先輩と話していたロス時間はあったものの、無事に試験会場に時間内にたどり着くことが出来た。
ふと、周りを見ると、クラスの知り合いの姿もあった。
ただ、その他大勢の知らない人に関しては、なんだか見覚えのない人もいる気がした。
『基本的に明日花ちゃんの知り合いとかは、記憶を元にそれっぽいAIで動いてるんだけど、その他大勢のNPC?みたいな人たちは自動生成で作成されているから、実在しない人だったりするわよ〜』
私の心のなかの疑問に答えるかのように、先輩の天の声が聞こえた。
アニメの背景のモブキャラの顔が適当だったりするのと同じ感じかな〜とか思って、私はふんふんとうなずいていた。

やがて、教授が現れ、試験問題が配られ、試験が開始した。
試験問題を見るまで私は余裕だろうと思って、ゆったりと構えていた。
なぜなら、試験は難しかったが、一度受けた試験なら二度目に解くのは楽だろうと考えていたからだ。
しかし、試験問題を見てその余裕は吹っ飛んだ。
(あれ、これ見たこと無い問題・・?もしかして本当の試験とは別の問題だったりするのかな。あれ、そもそも、本当の試験の問題ってどんなのだっけ・・?)
そんな風に混乱していると、また天の声が聞こえてきた。
『あ、それはね、実際の試験の問題を使ってるんだけど、明日花ちゃんの記憶の一部を封印させてもらってるから、思い出せないようになってるんだよ〜』
(え、そんなことまでするの・・・。記憶封印が契約書に書いてあったのは、これのためでもあったのか・・・。)
『あ、ちなみに、試験の問題をちゃんと解いてもらうのが実験の目的だから、手を抜いて解くとかはダメだからね〜』
(うう、せっかく試験を乗り切ったと思ってたのに、またがんばらないといけないとは・・・)
手を抜いてテストを受けても、心のなかを覗いている先輩にはすぐにバレてしまいそうだったので、私は必死に試験に臨むことにした。

(ふぅ〜、やっと終わった・・・)
試験最終日ということで寝不足で疲れていたものの、なんとか試験も乗り切り私は家路へとついていた。
だが、このままペッドで寝るわけにもいかなかった。
なぜなら、夏コミの原稿がまだ終わってなかったからだ。
一度終わったはずの修羅場をまさかまた体験するとは思っていなかったものの、バイト代50万のためと思い、しぶしぶながらも私は頑張った。

【1日目】−白い部屋U−
寝落ちしていたのか、気づくと私は最初の白い部屋へと戻ってきてた。
「おつかれさま〜、明日花ちゃん」
「あ、おはようございます、先輩」
「どうだった、実験初日やってみて?」
「う〜ん、正直疲れました。。もしかして、毎日こんな風に試験受けたりするんですか?」
「そうでもないから安心して。まあ、何度かはあるけど、こんな忙しい日は早々ないはずだから安心して。」
「そうですか」
「実験終わって何か質問とかある?なければ、このまま現実世界にもどっちゃうけど?」
「そういえば、実験時間って8時間って聞いてたんですけど、明らかに8時間以上居た気がするんですけど・・・」
「あ、それね。このバーチャルマシーンは最新型だから、加速機能もいいのがついてるのよ」
「加速装置ですか?」
「そう、現実の3倍の長さで体験できるって加速機能がついてるのよ。」
「じゃあ、一日8時間の実験で24時間1日分体験できるってことなんですね」
「そういうこと。あとは質問ある?」
「無いです」
「じゃあ、現実世界に戻しちゃうわね〜」
私は眠くなり、私の意識は再びブラックアウトしていった。

【1日目】−現実世界−
「ふわぁぁ」
「おはよう、明日花ちゃん」
「おはようございます、先輩。あれ、実験はどうしたんですか?」
「今の明日花ちゃんは記憶が封印されてて覚えてないけど、実験はもう終わったわよ」
「え、本当ですか?」
私の認識では、バーチャルマシーンに座って眠ったと思ったら、夢を見るまでもなく目が覚め、起きたら実験が終わっていたという感じだった。
ただ、言われてみると、ずっと寝ていた割には眠くて少し頭が疲れていた気がしたので、きっと仮想空間で頭をつかうようなことでもしたんだろうなと思った。
その後、バーチャルマシーンを使って体に以上がないか軽くチェックを受け、特に問題もなかったので、今日はそのまま帰ったのだった。
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226 :yuu[sage]:2014/06/26(木) 21:41:11.81 ID:NFWjh8GC
【2日目】−現実世界−
私は、昨日と同じく9時に研究室にやってきた。
今日は特に検査もなく最初から実験をするらしく、バーチャルマシーンへ座って仮想世界へと旅だった。

【2日目】−白い部屋−
今日もまずは白い部屋に呼び出されたのだが、特に話すこともなく、すぐに実験の世界へと旅だった。
【2日目】−仮想世界−
目が覚めると、そこはいつもの私の部屋だった。
ただ、普段寝るときは冷房をつけてなくて暑いはずの部屋は涼しく、部屋の様子もどこか違うような気がした。
(うーん、そういえば、今っていつなんだろう・・・)
私は、今がいつかを思い出そうとするとすぐに、思い出した。
そうだ、今日は10月×日だ。あれ、もしかして、未来・・?じゃなくて、去年のか。
そう、今は私はまだ大学1年生であり、ちょうど授業が始まりだした頃だ。
そんなことを考えているうちに、時間も無くなってきたので、一限の授業に出席すべく、朝の支度を始めた。

先輩がこの日を選んだのにはなにか理由があるのだろう、と思い何かイベントでもあった日かと思ってたのだが、特に何もない1日だった。
あえて言うなら、1年生の時には仲よかったけど、別の学科に進んでしまい最近喋っていなかったこと喋れて、ひさしぶりだな〜この感覚とか感じたくらいだった。
前回の実験のあとに、”こんな忙しい日は早々無いはず”と言ってたので、こういう普通の日の場合もあるのだろう。

そんな感じで2日目の実験は特筆することもなく終わった。

【3日目】−仮想世界−
目が覚めると、そこは、いつもの私の部屋ではなかった。
なんか、見覚えがあるような・・・と、記憶を辿って行くと、どうやら、今日が大学の二次試験当日だったということがわかった。
(あ、そうか、試験受けるためにホテルに泊まってたんだっけ)
実家が大学から遠い私は試験をうけるためにこのホテルに一人で泊まっていたのだった。
私は、試験会場の大学へと向かった。
大学の前につくと、なんだか、緊張してきた。
本当は毎日ここに通っていたはずなんだけど、記憶を封印されているせいか思い出せず、堅牢な佇まいの大学の門はとても大きく感じた。
大学試験の教室に入ってからもずっと落ち着かない感じだった。
何度も授業を受けているであろう教室は、今の私にとってはアウェイな領域で、私は落ち着かない様子できょろきょろと周りを眺めていたのだった。

そして、試験が始まった。
これで大学に入れるかどうかが決まる、これから先の人生が決まる、そんな考えが頭のなかを駆け巡り、私は実験ということを完全に忘れ、全力で試験にとりかかった。
その後、試験が終わったあと何をしていたのかよく覚えていない。
全力を出し切った私は、フラフラになりながらホテルへ戻りベッドへとそのままダイブしてしまった。

気づくと、白い部屋に戻ってきて目の前には先輩の姿があった。
こうして、実験3日目は疲れはしたものの無事に終了した。
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227 :yuu[sage]:2014/06/26(木) 21:41:44.26 ID:NFWjh8GC
【4日目】−仮想世界−
目が覚めると、そこはいつもの私の部屋ではなかった。
そして、ホテルのように見慣れない場所というわけでもなかった。
そこは、私の実家の部屋だった。
(あ〜、懐かしいな〜、実家の部屋。)
そこは、すっかりモノ置き場になっている今の実家の部屋ではなく、高校時代の実家の部屋で壁には高校の時の制服がかけられていた。
私は、懐かしさを噛み締めながら、制服へと着替えていった。

朝食を食べるため、リビングへいくとそこには父と妹と母の3人がすでにテーブルに揃っていた。
いや、いつも通りに見えたが、なんかおかしかった。
母の席に座っているのは、母ではなく、母の格好をしている由紀子先輩だった。
(・・・先輩何してるんですか?)
『明日花ちゃんの様子を身近で観察しようと思って、母親役になってみたんだ。』
何となくそんな予感はしていたのだが嫌な予感が的中した。
サークルの先輩が母親役とかすごい恥ずかしい気もするが、先輩にはすでに1日中観察されているのでもう今さらかと思い、色々と諦めた。

久しぶりの高校生活は、久しぶりのはずなのに久しぶりな感じがしなくて不思議な感じだった。
学校の通学路は久しぶりに通ったはずなのに、昨日も一昨日も通っていた感じがした。
友だちと話してる時も、自然と会話が弾み、「昨日何した〜?」とかな話題もすぐに対応できた。
心のなかでそれとなく由紀子さんに聞いてみたところ、『実験がスムーズに進むように記憶などが調整されてるのよ』という答えを頂いた。よくわかんないけど、そういうことなんだろう。

授業が終わったあと、私はいつもの通り、部室へと向かった。
高校時代の私は美術部のマンガ部門に所属していて、そこでオタク同士集まってアニメの話をしたり、同人誌を書いてたりした。
部室にいくと、既に当時の部員のメンバーが揃っていた。
その日は、前日に放送されたアニメの話で盛り上がって部活は終わってしまった。
本当なら最後の展開まで知っているはずなのに思い出せず、色々と妄想話が盛り上がり楽しかった。
よく例え話で、記憶を失ってもう一度アニメとか漫画とか読み直せたら幸せか?みたいな話があるが、それがまさか現実になるとは思ってもいなかった。

【5日目】−白い部屋−
今日もまた、部活のみんなとしゃべったりして、楽しい感じになるかな〜とか思いつつ、私は実験の世界へと旅だった。
【5日目】−仮想世界−
目が覚めると、そこは昨日と同じく実家の私の部屋だった。
ただ、時期は高校一年の頃みたいで、部屋のヲタグッズが少し少なかったりした。
(やっぱり、毎日1年ずつもどっているのかな・・・?でも、まさか最終的には0歳になるとかはないよね・・・)
そんなことは杞憂だろうと思い、私は学校へと向かった。

クラスに入るとなんだか違和感を感じた。
そう、知っている人が少ない気がしたのだ。
高校1年と2年ではクラス替えがあったので、2年の時の友だちが1年の時は一緒じゃなかったというのはあり得るのだが、それにしても、本来いるはずの人が居ないような気がしてなんだかモヤモヤしていた。
そして、そのモヤモヤは放課後の部活で明らかになった。

放課後、部活にいくと、そこには、昨日と同じく部活のメンバーがみんな揃っていた。
そこで、わたしはアレ?と思った。
なぜなら、昨日の段階で1年生だった後輩は、今日の段階では本来入学していないはずだからだ。
話してみると原因はすぐに分かった。
この世界では、私以外の人は立場が若返らないようだった。
昨日まで同級生だった友人は今も2年生のままで、わたしの立場が若返ってしまったので、同じクラスには居なかったのだ。
なんで、先輩がこんな設定をしたのかはわからなかったが、昨日まで同級生だった友人のことを先輩と呼ばないといけなかったのはちょっと恥ずかしかった。
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228 :yuu[sage]:2014/06/26(木) 21:42:40.26 ID:NFWjh8GC
【6日目】−白い部屋−
私は段々嫌な予感がしてきていた。
このまま1年ずつ若返るとするとそのうち0歳になっちゃうし、そうじゃなかったとしても、近いうち厨二病全開のあの頃の世界に行く可能性は高かったからだ。
私は憂鬱な気持ちになりながらも、実験の世界へと旅だった。

【6日目】−仮想世界−
目が覚めると、そこは実家の私の部屋だった。
部屋にかけてある制服は中学のものに変わっていて、私が中学生にもどってしまったのだと感じた。
だが、制服に着替え鏡を見ると、なんだか違和感を感じた。
(あれ・・?私の中学の頃ってこんなだっけ?なんかもっと幼い感じだった気がしたんだけど・・)
そんなことを考えていると、見計らったかのように天の声が頭のなかに響いた。
『せいかい〜、明日花ちゃんの体は本物のサイズのままだからね。あ、ちなみに服とかはきちんと着れるように設定されてるから安心してね』
(いいですけど、何でそんな変な設定に?)
『ん〜と、詳しくは言えないけど、それも実験に必要なことってことで〜』
(はぁ)
大学生の体のままと言われると、なんだか私は中学生のコスプレをしているような気分になり恥ずかしくなってしまった。
朝食のためリビングへいくと、今さらながら、違和感を感じた。
ここ3日間、妹の美羽の身長も変わっていないような気がするのだ。
試しに聞いてみると、今は小学6年生だという答えが返ってきた。
たしか、2日前もランドセルをしょって学校に言ってたはずなので、美羽の年齢はここ3日間で変わっていないということだ。
(もしかして、そのうち美羽に年齢を追い越されちゃうのかな)
そんな嫌な予感がしつつも、楽天家な私は学校へと向かった。

中学校の教室はいつも通りのだったが、クラスの友だちは居ない人も多かった。
きっと昨日、一昨日で高校で会ってた友だちは今も私の居ない高校に通っているのだろう。
そう思うと、なんだか私だけ時間の流れから取り残されているようでなんだか変な気分になってきた。
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229 :yuu[sage]:2014/06/26(木) 21:43:11.73 ID:NFWjh8GC
【7日目】−白い部屋−
前日までの通りなら、今日は中学二年生になる日、私は正直気が進まなかった。
先輩に、「中学二年生だけはスキップしてもらえませんか?」と頼んでみたが、「だ〜め」と笑顔で断られてしまった。
(どうか、黒歴史がひどい時じゃありませんように・・・)
そう願いながら、私は実験の世界へと旅だった。

【7日目】−仮想世界−
我が眠りから覚めると、そこは、混沌の儀式場のごとく黒いカーテンで囲まれた一室だった。
いや、なんかもう自然と出てくる心の声からしておかしかった。
この当時は、厨二系のアニメにどっぷりはまり込み、心のバイブルとして崇めるほどに心酔していたのだ。
おかげで、心のなかでは自分のことを我とか呼んじゃったりして、アニメのヒロインのになりきっちゃっていた。
唯一の救いは、学校とかで目立つのはいやだったので、学校で変な言葉遣いしたりアクセをつけたりはしてなかったことか・・。
まあ、でも魔術書みたいな表紙のノートを自作して、アカシックレコードとか言って日記をつけていた段階で手遅れな気がする。
あんまり憂鬱になっててもしょうがないので、これは仮想現実なんだと割りきって頑張ることにした。
朝食を食べにリビングに行く途中、私は妹に会ったので、普通に挨拶しようとした。
しかし、口に出てきたのは、「おはよう、我が妹よ」という挨拶であり、
妹は、お姉ちゃんいつもの病気か〜と言った冷めた目で
「おはようお姉ちゃん」
と返してきた。
この一連の流れで、私は今日は厨二病から逃げれないんだなと覚悟した。

学校では思ったよりもひどくはなかった。
いや、多分本来はもっとひどいのだが、中二の時に仲が良かった友人は高校でも一緒だったので教室に仲の良い友だちがいなかったので、一人おとなしくしていたからだ。
まあ、ボッチという意味ではひどいことには変わりないが・・・。

ただ、見た目はともあれ、頭の中身はひどかった。
休み時間も授業中も関係なくアニメの設定のことばかりが脳内をめぐり、同人誌何冊も出せるんじゃないかという量の妄想が創作されていった。
最初はこれ以上黒歴史を増やさない努力をしていた私だったが、中学二年生という設定には逆らえず、しだいに厨二病的妄想をするのを楽しんでしまっていた。

家に帰ってからはひどかった。
部屋にこもると、自作の呪文の魔法陣をノートに書き出したり、もしものときの呪文のポーズの練習なんかをしてしまっていた。
あとから考えれば馬鹿らしい行動なのかもしれないが、この時の中学二年生の私にはこれが楽しいことだったので、私は由紀子先輩に見られていることも忘れ、無我夢中に新作ポーズの研究に取り組んでしまっていた。

【7日目】−白い部屋U−
そして、白い部屋に戻ると、先輩から、
「おかえり、明日花ちゃん、かわいかったよ。」
と言われてしまった。
その瞬間、今までノリノリで厨二病的行動をしていたことを思い出し、そしてその全てを先輩に見られていたことに気づき、恥ずかしくなり顔を両手で隠してしまった。
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230 :yuu[sage]:2014/06/26(木) 21:44:07.34 ID:NFWjh8GC
【8日目】−白い部屋−
予定通りいくなら、今日は中学1年生になっているはずだ。
厨二病全開の昨日と比べるとだいぶマシだが、中1の頃の私というと、多分オタクにはなってない頃なので、どんな感じだったかすぐには思い出せない感じだ。
そもそも、私自身がすぐに思い出せないような状況を仮想世界に実現できるのかどうかわからなかったが、どんな風になるかちょっと楽しみだった。
そんなことを思いつつ、私は実験の世界へと旅立っていった。

【8日目】−仮想世界−
目が覚めると、いつもの実家の部屋だったが、いつも通りではなかった。
オタクっぽいポスターもなければ、ゲームソフトもない、少しばかり漫画や小説の量が多いくらいの素朴な女子な部屋だった。
(あ〜、そういえば、中1の頃は部屋こんなだっけ)
私は自分でも忘れかけていた当時の部屋の様子を眺め、懐かしい気持ちを感じていた。

学校へ行っても、私は普通のおとなしい女子だった。
友だちが多い方ではないがボッチではなく、本を読んでいる時も多いがクラスの友だちともそれなりにしゃべり、家に帰ったら雑誌や少女漫画を読んだり、だらだらとネットサーフィンをするそんな無趣味な女子だった。
オタク文化という今の私の根幹をなす趣味がないのに一日の生活が成り立っていることに気づき、なんだか不思議な気分だった。

夕飯前、私がトイレでおしっこをしている時、あることに気づいた。
ショーツに赤黒い斑点の模様がついていたのだ。
最初、私は自分が気づかないうちにう◯こを漏らしてしまってたのかとも思ったのだけど、よく見てみると、茶色よりは赤黒い感じに近い色で、匂いも違うようだったので、まさかと思い、お母さんに相談してみた。
すると、お母さんはそれを見るなり、「おめでとう、これで明日花も大人の仲間いりね」と言った。
それを言われた時に私は思い出した。
(ああ、そうだった、そういえば私が初潮を迎えたのはこの時だったのだ)
私は初潮を迎え大人の体になった時の嬉しいようなもどかしいような感触を再び味わったのだった。

そして、白い部屋に戻ると、由紀子先輩がお母さん役をしていたことを今さらながらに思い出し、また悶絶してしまうのだった。
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231 :yuu[sage]:2014/06/26(木) 22:43:23.55 ID:NFWjh8GC
【9日目】−白い部屋−
そして、ついに迎えた9日目、予定通りなら、今日は妹の美羽と一緒の小学六年生のはずである。
双子設定になるのか、 同い年の姉妹設定になるのかは分からないが、妹が同い年になるというのは初体験だったので、なんだかよくわからない不安でいっぱいだった。
まあ、いくら不安を訴えても実験は実行されるので、私はしぶしぶながら実験の世界へと旅立っていった。

【9日目】−仮想世界−
目が覚めると、そこは昨日と同じく実家の部屋だった。
だが、そこには昨日まであった中学の制服はなく、代わりにピンクのかわいらしいランドセルが置いてあった。
(そっか、私小学生の設定になっちゃったんだ・・・)
着替えの途中、ふとショーツを見ると、履いていたショーツは偶然か昨日履いていたものと同じだった。
だが、新品同然のショーツにはシミ一つ無く、今の私は初潮前のこどもの体なんだと実感してしまった,
私は、学校への着替えを済ませ、試しにランドセルを背負って鏡を見てみた。
そこには、コスプレをしてランドセルを背負っているようにしか見えない女子の姿があった。
(やっぱり、これは無理があるよね・・・)
背が低く、特に中学からはほとんど伸びていない私だったが、それでもランドセルを背負うのには顔が大人びていて無理があった。
そのはずだったのだが、なんだか鏡をじっと眺めているうちに、段々違和感が消え、この姿が本来の私のような錯覚が起きてきた。
私は、自分が自分じゃないものになりそうで、恐くなって鏡を見るのをやめリビングへと向かった。

リビングへ入ると美羽が「おはよう、おねえちゃん」と声をかけてきてくれた。
私は、まだお姉ちゃんだったことに安堵し「おはよう、美羽」と返事を返した。
朝食を食べると、私は美羽と一緒に小学校へ向かった。
本来は年の離れた姉妹の私たちは、こうやって一緒に学校へ行くことはなかったので、なんだか新鮮だった。

学校へつくと、懐かしい友達たちが居た。
わたしは中学入るタイミングで引っ越しをしていたので、小学校の友だちで今でも合う人はほぼいないので、相当久しぶりに感じたのだ。
(あ〜、みんな当時のまんまで、懐かしいな〜。一方、わたしは・・・・)
ふと鏡を見ると、そこには大学生の大人びた顔つきのわたしが居て、なんだか疎外感を感じてしまった。
(そういえば、なんだか鏡をよく見る気がするな)
最近気づいたのだが、この仮想世界は現実よりも鏡が多い気がする。
記憶を元に作られた世界のはずなのに、実家には本来鏡なんて置いてなかった場所に鏡がいくつも置いてあった気がする。
(この姿のままなのにも意味があるって言ってたし、この鏡にも意味があるのかな)
なんて思ってしまった。

小学校の授業ともなると、大学生のわたしにとってはだいぶ余裕の内容だった。
だが、今のわたしにとっては違った。
今のわたしは小学生の設定になっているのか、小学6年生当時の学力しか無く、授業中の小テストにも四苦八苦してしまった。
一方、美羽は勉強が得意だったので、姉であるはずのわたしよりも小テストの点数がよく、それを見てわたしは情けない気持ちになってしまった。

家に帰ってもその微妙な力関係はそのままだった。
宿題も美羽のほうが解くのが早くて、わたしは美羽に勉強を見てもらう感じになってしまっていた。
美羽も美羽で、お姉ちゃんに妹なのに姉に勉強を教えるというシチュエーションが面白いのか、楽しそうに勉強を教えてくれた。

晩御飯は珍しくお赤飯だった。
お母さんに「お赤飯って珍しいね、何かあったの?」と聞くと、「明日花もそのうち分かるわよ」とはぐらかされてしまった。
あとで気づいたのだが、美羽の様子が学校から帰ってからちょっとおかしかったので、もしかしたら、そういうことなのかなと思った。
そして、妹に初潮で負けるってどうなんだろうと、一人部屋の中で落ち込んでしまっていた。
立場だけの交換・変化 7交換目?
232 :yuu[sage]:2014/06/26(木) 22:43:56.12 ID:NFWjh8GC
【10日目】−白い部屋−
そして、ついに大台の10日目に突入した。
予定通りなら今日は美羽のお姉ちゃんになる日だ。
今まで妹だと思ってた子をお姉ちゃんって呼ばないといけないって、どんな心境で呼べばいいんだろう。
そんなことを思いながら、わたしは実験の世界へと旅だった。

【10日目】−仮想世界−
目が覚めると、そこは昨日と同じく、実家の部屋だった。
だが、少しだけ昨日までは見なかったものがあった気がした。
(あれ、わたし、こんなぬいぐるみ持ってたっけ・・・?)
記憶をたどるとすぐに答えが出た。
(ああ、そっか、これ美羽お姉ちゃんのお下がりだからか)
この世界では、私のほうが妹であり私の部屋には美羽のお下がりのものがあったというわけだ。
思わぬところで、妹になっちゃったことを実感したなと思っていながら、着替えているとある変化に気づいた。
(そういえば、ブラつけてないのか)
私がブラをつけはじめたのは小学校5年の終わり頃だったので、今はまだ、ブラをつけていないようだった。
大人の体ということで、そこそこ胸もある私にとってブラをつけずに過ごすのはなんだか変な感じがした。
だが、乳首が擦れて痛いということもなさそうだったので、そこは仮想世界がうまく調整してくれるから大丈夫なんだろうと思った。

リビングへつくと、「明日花ちゃん、おはよう」という美羽の声が聞こえた。
それに対して、私は「お姉ちゃん、おはよう」という返事が自然と口から出てきてしまった。
学校へ向かう途中、美羽お姉ちゃんと話していると、お姉ちゃんの友だちと会った。
お姉ちゃんたちは仲良く話していて、妹の私をかわいがってくれた。
昨日まで妹だったり同級生だったりしたはずの子どもたちに可愛がられるのは、大人の女性として恥ずかしい気もしたのだけど、不思議と嫌な気分にはならなかった。

クラスへつくと、そこには知っている人は居なかった。
5・6年ではクラス替えがないので、昨日まで友だちだった子たちは今も6年生をやっているのだろう。
とは言え、実験のためなのか、私の知らないうちに私の知らない友だちができていた。
その子は、おそらくAIが自動作成したモブ子で、本来は実在しない子のはずなのだが、その子と話しているうちに、いつの間にか私の頭の中にはその子に関するエピソードが浮かんできていた。
(ああ、こうやって記憶は改ざんされていくのか)
なんて嫌なことを思いつつも、友だちもいないまま1日小学生やるのもつらいので、私はそのモブ子ちゃんと仲良くすることにした。

家へ帰り宿題をしていると、先に宿題が終わった美羽お姉ちゃんが部屋に入ってきて、勉強を教えてくれた。
昨日は、同い年で私のほうが姉という立場だったので、妹に勉強を教えてもらうのは恥ずかしかったのだが、今日は私のほうが妹なのであまり気にならなくなっていた。
鏡を見ると、小学生の子供に勉強を教わっている大学生の姿があり恥ずかしくなったのだけど、見ているうちに妹の私がお姉ちゃんから勉強を教わるのは何にもおかしくないと思えてきました。
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233 :yuu[sage]:2014/06/26(木) 22:44:28.08 ID:NFWjh8GC
【11〜13日目】−仮想世界−
それからあとの三日間も、私の年齢設定は1年ずつ若返っていき、進級ではなく、降年を繰り返していった。
美羽との年齢逆転のような大きなイベントはなかったものの、私の年齢設定が急激に下がっていくことを感じた。

一番感じたのは身長差だった。
私は元々150cmちょいくらいの小柄な体型だったので、小学校5年生くらいまではクラスにも同じくらいの背の人も結構居たのでそれほど違和感はなかった。
だが、4年生ともなると、私と同じくらいの背の人は殆どおらず、3年生になると完全に頭ひとつ飛び出る形になってしまった。
気分としては、子どもたちの中に一人だけ大人が混じってしまったような気分なのだが、他の人達には私は普通の小学生にしか見えず、小学生扱いをされるのだった。
ふと、鏡を見ると、大学生の私が小学生扱いをされている姿が映し出される様子が見えた。
その様子を見ていると、現実の大学生の私自身が小学生扱いされているような気がしてきて、なんだかちょっと怖くなってきた。

また、それぞれの学年でモブの女の子と知らない間に友だちになっているのだが、日が変わるごとに私だけ降年していくので、なんだか、私だけ置いてみんな先に行っちゃったような気がして寂しくなった。

見た目の変化といえば、服装も変化していった。
少し前までは、ちょっと背伸びをして大人っぽい服装もしていたのだが、今では完全にかわいい系のキッズ服になっていた。
しかも、中には美羽のお下がりの服も混じっていて、数年前に実際に美羽が着てたのを覚えていたものもあった。
部屋の内装も子供っぽさが増していった。
大人っぽい小物類はどんどん消えていき、代わりにかわいいぬいぐるみなどが増えていった。
本棚も最初は少女漫画や小説がいっぱいあったはずなのに、今では児童文学や子供向けの漫画がわずかに残るばかりだ。
その反動なのか、美羽の部屋は前よりも大人っぽい部屋に見え、美羽お姉ちゃんとの年齢差を実感させられてしまった。

見た目の変化も大きかったが、中身の変化も大きかった。
学年が1年ずつ下がるにつれ、私の脳内設定も1年ずつ下がっていき、わからないことが日に日に増えていった。
最初の頃は読めていたはずの新聞やテレビのテロップは今ではほとんど読めなくなってしまっていた。
私の部屋には子供向けの本しか残らなかったので、美羽お姉ちゃんの部屋から本を借りて読もうとしたのだが、漢字が難しくて読めなかったのであきらめた。
算数の授業も、最初は分数の足し算とかで苦労してたはずなのに、いつの間にか九九も忘れてしまっていた。
中学までと違い、直接生活で関わってくるような知識や学力まで幼くなっていくので、なんだかそのうち何も出来なくなってしまうんじゃないかという嫌な妄想が頭のなかを駆け巡り、恐くなってしまった。

【14日目】−白い部屋−
「明日花ちゃん、今日でいよいよ実験2週間ね、あと1週間頑張りましょうね!」
「えっと、その実験なんですけど、私もう続けたくないんですけど・・・」
私は思い切って由紀子先輩にお願いしてみることにしたのだが・・。
「だーめ、ちゃんと実験の計画書に被験者からの実験の中断は認められないッて書いておいたでしょ」
「でも、わたし、これ以上幼くなりたくないんです。出来ないことが増えてくるのが怖いんです・・・」
涙ながらにお願いすると、先輩は私をギュッと抱きしめた。
「大丈夫、明日花ちゃんはどんなに何にもできなくなっても、私がちゃんと面倒見てあげるからね」
「ママ・・・・」
先輩というよりは母親らしいそのセリフに、私は思わずそう答えてしまっていました。
私は先輩に抱きしめられ、やわらかいおっぱいの中にいるうちに、リラックスしてしまい気づいたら意識が落ちてしまっていました。
立場だけの交換・変化 7交換目?
234 :yuu[sage]:2014/06/26(木) 22:44:59.02 ID:NFWjh8GC
【14日目】−仮想世界−
目が覚めると、そこは実家の私の部屋でした。
そこは少女の部屋よりは幼女の部屋といったほうが近い感じで、可愛らしいぬいぐるみなどでうめつくされていて、本は絵本が少しあるくらいでした。
そして、真新しい学習机にはピカピカのランドセルが置いてあり、横には「1−3 おがわ あすか」とひらがなで書かれた名札が置いてありました。
私はそれを見て、自分の名前も漢字で書けなくなったことに気づいたのでした。

学校の授業も初歩中の初歩のものばかりでした。
国語の授業はまずはひらがなの練習からでした。
つい昨日までは意識せずに当たり前に書けていたはずなのに、今ではきちんと意識して書かないと、きれいなひらがなを書けませんでした。
私は悔しくなって必死になってノートのお手本をなぞって練習したのでした。

算数は足し算ですらなく、数を数えたり、数字の書き方を練習するところからでした。
いや、足し算ですらなくといったけど、足し算が算数の言葉の何かだとは思い出せるんだけど、それがいったい何だったのかはもう思い出せなくなっていました・・・

午後になると、縦割り学習の時間になり、私は2〜6年生の女の子たちとグループを組み遊ぶことになりました。
何の因果か由紀子先輩の陰謀か、私のグループのメンバーはそれぞれの学年で仲良くしていたモブの友達たちでした。
みんな、私と友だちだったことは忘れているみたいで、最年少の私はみんなからかわいい子扱いされて、嬉しいやら哀しいやら微妙な気持ちになりました。
ふと、鏡をみると、そこには、小学生の女の子たちから可愛がられ撫で回されている私の姿がありました。
その姿は、心なしかいつもより小さく見え、大学生とは思えない幼い表情をしていました。
それを見ていると、私は今小学1年生なんだと再認識してしまいました。

【14日目】−現実世界−
「おはよう、明日花ちゃん」
「おはようございます、先輩」
今日も、寝ている間に実験が終わっていた。
記憶が封印されているので、実験しているのに自分では実験している気分が無いのでなんだか不思議な感じだ。
「ねえ、ちょっと、このあといい?」
「いいですよ」
普段ならこのまま家に帰るのだが、何か話があるらしく引き止められた。

「ねえ、明日花ちゃん、良ければだけど最終1週間はここで泊まって実験していかない?」
「それって、24時間ずっと仮想世界にいるってことですか?」
「ん〜と、厳密には脳を休ませないといけないから、16時間仮想世界にいて、8時間はバーチャルマシーンに乗ったまま寝てもらうことになるわね」
「そんなにずっと座りっぱなしで体に悪くないんですか・・?」
「それは大丈夫よ。元々、これは医療用にも使われる機体だから、筋肉に刺激を与えて擬似的に運動させたり、血行の流れが悪くならないように調整してくれるから、1週間くらいなら特に問題ないわよ」
「でも、こういうの聞くのはアレなんですけど、食事とかオシッコとかってどうするんですか・・?」
「食事は食べれないから点滴でとることになるわね。オシッコも自動で機械が回収してくれる様になってるわね。でも大丈夫、オシッコの設定とかそういうのは私だけがやるから、他の人に大事なところが見られたりとかは無いわよ」
「そうですか・・・」
(でも、先輩に見られるってだけでも恥ずかしいような・・・)
「あと、もし泊まりで実験してくれるなら追加報酬20万出せることになっているわ」
「え、本当ですか」
「うんうん、そうよ」
私は悩んだ。
恥ずかしいのはいやだし、泊まり込みでずっと拘束されるのは嫌なのだが、最近は実験で疲れているせいか、帰ってもアニメやゲームをやる気も起きず9時位には眠くなって寝てしまっているのだ。
どうせ、家に帰ってもそんな生活なら泊まり込みでも変わらないか・・・。
「わかりました、泊まり込み実験やります」
「助かるわ〜。じゃあ、早速明日から入れるように手配しておくわね。あと、1週間留守にするなら、色々と準備が必要と思うからお願いね」
「はい」
こうして、最終1週間、私は泊まり込みで実験を受けることになった。
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235 :yuu[sage]:2014/06/26(木) 22:45:41.19 ID:NFWjh8GC
【15日目】−現実世界−
研究室へいくと、入院患者が着るような服に着替え、いつものようにバーチャルマシーンに座った。
いつもと違うのは、おしっこを回収するためのカテーテルがつけられ、念のためオムツもつけられていたことだ。
昨日言われたとおり便秘薬で出してきたので大丈夫だとは思うが、オムツのお世話にはなりたくないところだ・・・。
1週間の実験ということで私はドキドキしていたが、装置が起動すると、すぐに私の意識は闇へと落ちていった。

【15日目】−白い部屋−
「というわけで、これから1週間よろしくね〜」
目が覚めると、いつもの白い部屋に先輩が居ました。
「えっと、1週間ずっと仮想空間にいるっていうことは、2週間分ここで過ごすってことですか?」
「そうよ〜」
やっぱりそうなのか、と私は思いました。
ただ、このまま1日1年ずつ年齢が下がっていくと最終日には−7歳になる計算なので、どうするんだろうと思いました。
「2週間すごすといっても毎日1歳ずつ年齢が下がるって言う訳では無くなるから安心していいわよ」
私の疑問を察してか、先輩はそう答えてくれました。
「ただし、注意点として、今までと違って1日毎に現実にもどる必要はないから、向こうの世界での1日が終わってもこの部屋には戻らずにそのまま次の日になっちゃうから気をつけてね」
「はーい」
「じゃあ、準備が良ければ実験の世界へ飛ばしちゃうけど大丈夫?」
2週間も向こうの世界で子どもとして過ごすのは不安もありましたが、今までも何とかなってきましたし、なんとかなるだろうと思い、私は「大丈夫です」と答えました。
すると、私の意識は落ちていきました。


【15日目@】−仮想世界−(6歳幼稚園年長)
目が覚めると、そこはここ数日慣れ親しんだ私の部屋ではありませんでした。
そこは、お母さんの寝室で私はお母さんと一緒に寝ているようでした。
自分1人で寝ることも許されない年齢になちゃったんだと、わたしは実感してしまいました。
朝食を食べ終えると、美羽は朝の支度がすんだみたいで、ランドセルをしょって小学校へと出かけて行きました。
そんな美羽のことを見ると、羨ましいな〜、私も早く小学校に行きたいな〜という感想が自然と出てきてしまいました。
「明日花も幼稚園のバス来ちゃうから、はやく着替えなさい」
と言われたので、私は幼稚園の制服に着替えました。
(うう、恥ずかしい・・・)
幼稚園の制服は大学生の体型の私にピッタリのサイズだったのですが、大人の人が無理やり子供の服を着ているようで、最初はとても恥ずかしかったのでした。
ただ、段々鏡を見ているうちに、鏡の中の女の子はただのかわいい幼稚園の女の子にしか見えなくなってきて、幼稚園の制服を着てても全然恥ずかしくなくなりました。

幼稚園のバスに乗ると、知り合いの姿はありませんでした。
そもそも幼稚園の頃の友だちはほとんど覚えてないので当然だと思いました。
ただ、バスの中で話しているうちに知らないはずなのに知っている友だちは出来て、その友だちと楽しくおしゃべりしていました。

幼稚園につくと、制服からスモッグへと着替えました。
スモッグも最初は恥ずかしかったけど、鏡を見ているうちにこれが自然な格好に見えてきて気にならなくなりました。
幼稚園での自由時間、外で遊ぶのが苦手な私は教室でお絵かきしたりしていました。
最初は文字を書こうとも思ったんですけど、自分の名前はかけても他の文字はほとんどかけなかったのであきらめました。

あと、幼稚園から帰ると絵本を読んだり、絵を描いたりして遊んでました。
昨日まで小学校に通っていた時は家に帰ってからも勉強をがんばてったんですけど、もうやらなくていいと考えると、ちょっとお得な気がしました。

夜になって寝る時間になると、私は由紀子ママと一緒に眠りました。
ゆきこママのおっきなおっぱいはやわらかくて気持ちよくて、ママに抱きしめられていると私はすぐに眠くなってしまい、ぐっすり眠ってしまいました。
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236 :yuu[sage]:2014/06/26(木) 22:46:12.10 ID:NFWjh8GC
【15日目A】−仮想世界−(5歳幼稚園年中)
朝起きると、なんだかお股のあたりが濡れてる気がしました。
まさかと思い、オムツの中に手を入れると、オムツの中はしっとり濡れてました。
「あー、おもらししちゃってのね」
「ごめんなさい、ママ・・・」
「いいのよ。でも、今回はまだ3日しか我慢できなかったから、オムツとれるのは、もうちょっと先かもね。朝ごはん、そろそろできるから、オムツ着替えちゃいなさいね」
「は〜い・・・」
私はしっとり濡れてちょっと気持ち悪くなってしまったオムツを脱いでパンツに着替えることにしました。
着替えているうちに段々記憶が戻ってきて、私は昨日まではオムツを履いてもいなかったし、おもらしもしていなかったことを思い出しました。
私はおもらしをするような恥ずかしい子になっちゃったんだと気づき、急に恥ずかしくなってきました。

幼稚園にいくと、私は年中さんになっていて、昨日仲良くしていた友だちとは別のクラスになってて寂しい感じでした。
でも、自由時間に思い切って声をかけてみたら、一緒に遊んでくれたので嬉しかったです。
ただ、鏡を見ると、幼稚園の子供に大人の女の私が面倒を見てもらっている風景が見えて、なんだかむず痒い気がしました。
でも、あの鏡の中の私は見た目は大人でも中身は幼稚園児なんだから問題ない、と気づくとスッキリしました。

幼稚園から帰ってからは昨日と同じように過ごしました。
でも、絵を描くのが昨日よりちょっぴり苦手になったような気がして、すこしだけがっかりしました。

夜寝る前、トイレに行ったあと、私はオムツを履きました。
年長のお姉さんたちは履いてないみたいなので、ちょっと恥ずかしかったのですが、なかなかオネショが治らないのでしょうがないです。
オムツがちゃんと履けたか確認するため鏡を見ると、そこには見た目だけ大人の私がかわいらしい寝間着とオムツを履いてました。
オムツは恥ずかしかったけど、鏡を見ているうちに似合っててかわいいかもとか思ってきてしまいました。

【16日目@】−仮想世界−(4.5歳幼稚園年小)
朝起きると、今日もオムツが濡れてたの。
昨日はちょっとだけおもらししたくらいだったんだけど、今日は普通におもらしをしちゃってたみたいだったの。
ママにも何も言われなかったので、毎日おねしょしちゃうようなお子様になっちゃったんだと気づいで恥ずかしくなっちゃった。

ご飯を食べてから幼稚園の制服に着替えたんだけど、なぜか昨日よりも着替えるのが大変になってた気がするの。
服は一緒だし、何でだろうと思ったけど、どうやら、私のお手手が昨日よりもぶきっちょになってたみたい。

幼稚園にいくと、昨日のお友達も一昨日のお友達もお姉さんになっちゃってたけど、あすかと一緒に遊んでくれて楽しかったです

【16日目A】−仮想世界−(4歳幼稚園年小)
今日もオムツが濡れてたけど、なんかもう慣れちゃったの。
一昨日までは普通に朝起きるまでオシッコ我慢出来てたはずなのに、今ではどうやったら我慢できるのか全然想像できない感じになの。

昨日は私は年少さんだったので、今日はもう幼稚園に行けないのかなとおもってがっかりしてたんだけど、部屋にはまだ幼稚園の制服があって、私はまだ年少さんだったので幼稚園に行けたの。
そういえば、毎日1年じゃなくなるってゆきこママが言ってたのを思い出し、こういうことなんだって納得したの。
(そういえば、きょうは さいしょから かぞえて なんにちめだろ)
って思ったけど、両手の指だけじゃ数えきれなかったので、あきらめたの。

幼稚園で遊ぶのは、今度こそ最後かもだったので私はお姉さんたち思いっきり遊んだの。
あまりに頑張りすぎてたら転んでしまい、擦りむいて痛かったので泣いちゃったんだ。
その時に見た鏡には、わんわん泣きじゃくる大人の私の姿が見えて、何故か恥ずかしくなったのだけど、よくよく見ると、幼稚園年少の女の子泣いているだけで全然おかしくなかったの。
だって、大人がわんわん泣くのはおかしいかもだけど、私は子供だもん。
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237 :yuu[sage]:2014/06/26(木) 22:46:43.04 ID:NFWjh8GC
【17日目@】−仮想世界−(3.5歳)
今日も朝起きるとオムツが濡れてて気持ち悪かったので、新しいおむつに履き替えたの。
部屋にはもう幼稚園の制服がなくて、もう幼稚園には行けないんだと思って寂しくなっちゃったの。

朝ごはんを食べて、ぬりえや積み木で遊んでいると、ママから
「ねえ、今日からトイレトレーニングしよっか」
と言われたの。
(トイレトレーニングてなんだろう)
と思いましたが、なんだか楽しそうな言葉だったので、やってみることにしたんだ。
まず、わたしはトイレに連れて行かれたの。
トイレは場所は知ってたけど、みんなそこで何をしているのかは知らなかったの。
「あすかちゃん、ちゃんとママのここ見ててね」
私はそう言われたの。
すると、ママのお股の辺りからしゃーと水が流れてくるのが見えたの。
「あすかちゃん、これがオシッコよ」
私はビックリしたの。
私にとってオシッコとは気づいたらオムツの中に出しちゃってるものだったので、新鮮に見えたの。
オシッコをしているママは、気持ち良さそうな嬉しそうな顔をしていて、私もやりたいな〜と思ったの。
水の音が終わると、ガラガラとトイレにある紙を巻き始めたの。
「これはね、トイレットペーパーって言って、トイレのあとはこれでふきふきして、きれいにするの」
「なんで?」
「きれいに拭かないと、パンツが汚くなっちゃうからね。あすかも、うさぎちゃんのパンツが茶色くなっちゃったらいやでしょ。」
「うん、茶色じゃかわいくないもん〜」
「だからね、明日花もトイレをするときは、ちゃんとコレで拭くのよ」
「うん!」
「拭いたトイレットペーパーはこうやってポイして、ここのレバーを引っ張るの」
すると、ぎゅるるるんと大きな音がなり、トイレの中の水がすごい勢いで回ってたの。
私はなんだかよくわからなかったけど、すごい〜と思って眺めてたの。
「最後に、ここのスイッチを押して電気を消せばおしまいね。明日花もやってみる?」
「わーい、やるやる〜」

私は、電気をつけ、中にはいり、がんばってオムツをぬいで便器の上に座ったの。
ママの時はすぐにおしっこが出たので、待ってれば勝手に出るのかなと思ったけど、出なかったので、力を入れておしっこを出そうとしましたがなかなか出なかったの。
普段は気づいたらオムツの中に出ている感じだったので、出し方がよくわかりませんでしたが、ママに教えてもらいながらお腹の下のあたりに力を入れてみたら、ちょろちょろとおしっこが出たの。
最初はチョロチョロだったオシッコは次第に勢いを増し、シャーと出て行ったの。

やった〜、気持ちいな〜とおもって、前を見ると、トイレの反対側の壁に鏡が置いてあったの。
そこには、大人のお姉さんがおしっこをしながらおおはしゃぎで喜んでいる姿が見えたの。
それを見ていると、私は本当は大人のお姉さんで、昨日までは普通におトイレでオシッコをしていたことを思い出しました。
(あれ、なんでこんな あたりまえのことを わすれてたんだろう はずかしい)
って思ってしまい、鏡の中お姉さんも恥ずかしがってしまいました。
でも、よく考えると、私は幼稚園に入る前の子供なんだからしょうがないよね、と気づきました。
すると、恥ずかしさはなくなり、鏡の中私には子供のような明るい笑顔が戻ったの。

お昼ご飯を食べて、トイレでおしっこしたあと、ママに連れられて近所の公園にいって遊んできたの。
幼稚園に行ってない子供の中では私が一番お姉さんだったので、みんなの面倒を見ながらも夢中になって遊んじゃったの。
夢中になりすぎたせいで、オシッコが間に合わなくてオムツの中にしちゃったのは少しだけ残念たっだの。

家に帰ってからもトイレでオシッコは出来たり出来なかったりだったの。
ママに言われてご飯の前とか何度か行ったんだけど、うまく出ない時もあって、そういう時は、そのあとオムツの中にしちゃってたの。
オムツの中にじわーとオシッコが広がるのも気持ちいいんだけど、そのままにしてると段々冷たくなって気持ち悪くなっちゃうので、トイレでオシッコ出来るようになりたいな〜思ったの。

「明日からもトイレトレーニング頑張ろうね」
「うん」
そういって、私は寝ちゃったの。
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238 :yuu[sage]:2014/06/26(木) 22:47:14.13 ID:NFWjh8GC
【18日目@】−仮想世界−(2.5歳)
朝起きたらおむつが濡れてたの。
服に着替えようとしたけど出来なかったので、ママに着替えさせてもらったの。
お絵かきとかぬりえが好きだった気がしたんだけど、うまくかけなかったの。
だから、積み木とかしてあそんだんだ。

なにか忘れてる気がするけど、楽しかったからいいや。
そう思ってたら、ママがオムツを変えてくれたの。
気づかないうちにおしっこをしてたみたい。
新しいおむつはふかふかで気持ちよかったの。

【18日目A】−仮想世界−(2歳)
今日も朝起きると、ママにオムツやお洋服を着替えさせてもらったの。
今日も公園でお姉さんやお兄さんたちに遊んでもらったの。
初めて見たおばさんに、
「ねえ、自己紹介できる?」
って言われたんだけど、うまく自分の名前が言えなかったの。
今度は答えられるように練習しなきゃと思っちゃった。

遊んでる途中、なんかすごく気持ち悪いなと思ってたら、うんちがもれてたの。
ママは気づいてくれて、おしりふきでふいておむつを変えてくれたの。
みんなのお外だったので恥ずかしかったけど、気持よかったの。

そういえば、おしりふいてもらってる時、鏡に大人の女の人が見えたの。
それを見てると、私は私は本当は大人だったんだと思いましました。
でも、今は子供だし、おしりふいてもらうの気持ちいので何も気にすることはなかったの。

【19日目@】−仮想世界−(1.5歳)
今日は初めての公園デビュー。
お外にでることは何度もあったけど、他の人と遊ぶのは初めてなので。
ちょっとこわいかも・・・。
私は靴を履かせてもらって、ベビーカーにのって公園に行ったの。
鏡で見ると、大人の私がのってもベビーカーは大丈夫なのかな?って気になったの。
でも、よく考えるとわたしは子供だったので大丈夫だったの。

公園のお兄ちゃんお姉ちゃんに話すのはこわかったけど、
すぐに仲よくなれたの。
私は楽しく遊んじゃっていつの間にか寝てて、起きたら家だったの。

【19日目A】−仮想世界−(1歳)
昨日までは元気に歩きまわってた気がしたんだけど、
歩いてもすぐに疲れちゃっうので、座って遊ぶことにしたの。
積み木をつもうとしたんだけど、うまくいかなかったの。
試しに積み木をガチャガチャぶつけてみたら楽しかったの。

昼ごはん、食べ終わってもなにか物足りないと思ってたら、
ママがおっぱいを飲ませてくれたの。
鏡を見ると、ママが大人の体の私を持ち上げ、おっぱいを飲ませてました。
鏡の中の私もママも優しい顔をしてました。

【20日目@】−仮想世界−(8ヶ月)
朝起きて起き上がろうとしたら起きれなかったの。
しょうがないので、ハイハイで移動したの。
お腹が空いたのでしゃべろうとしたんだけど、
口がうまく動かなくて、「あうあー」とかって声になっちゃったの。

鏡に写る私の姿は大きい大人だけど、完璧に赤ちゃんだったの。
自分で歩けないし、お洋服も着れないし、外にも出れないけど、
でも優しいママがいるから幸せでした。
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239 :yuu[sage]:2014/06/26(木) 23:50:06.96 ID:NFWjh8GC
【21日目@】−仮想世界−(???)
意識が戻っても目は覚めなかったの。
狭い場所に閉じ込められてて動けない感じ。
メモ開けないし口も開けれない。
ううん、ちがう、開け方がわからなかったの。
それだけじゃない、私が誰かも
何もかも思い出せなかったの。

何とか動こうとすると、騒がしくなってきたの。
色んな人の声が聞こえてきて、私は外に出されようとする。
なんだか怖かったけど、私も外に出たかった。
だから、なんとか出ようとしたの。

やがて、やがて急に目の前が真っ白になり外に出たの。
目は開けてもただ明るいだけだったの。
誰かに持ち上げられた気がして声が聞こえたの。
「こんにちは、明日花ちゃん」

あ、そうだ私は明日花、そしてこの人はママだ・・・
大事なことを思い出せた私はそのまま眠りについた

【21日目】−白い部屋−
私は目が覚めた。
目が覚めても最初は真っ白にしか見えなかったが、次第に視界がはっきりしてきた。
すると、目の前にママがいることに気づいた。
私は、「まあまあ〜」と言って、ママのところへ行こうとしたのだが、転んでしまい、肘を打ってしまい痛さのあまりおしっこを漏らし、泣いてしまった。
ママは駆け寄ってきて、「大丈夫、大丈夫、いたいのいたいのとんでけー」って慰めてくれました。
ママに撫でられているうちに私は段々と思い出してきました。

自分の足で歩く方法、
声の出し方、
自己紹介の仕方、
トイレの仕方、
ひらがなの読み書き、
中・高・大で学んできたこと、

3週間かけて忘れたことが頭のなかに戻ってきた。
そして、この3週間の出来事を全て思い出した。
その思い出は恥ずかしい物ばかりのはずだったのに、今となっては恥ずかしさが消えていた気がしました。
「もう大丈夫?」
「うん、ママ。」
「じゃあ、現実世界にもどろうか」
「うん」
こうして、私は現実世界にもどった。
立場だけの交換・変化 7交換目?
240 :yuu[sage]:2014/06/26(木) 23:50:38.23 ID:NFWjh8GC
【21日目】−現実世界−
「お疲れ様、明日花ちゃん。気分はどう?」
「不思議な気分です・・・」
それが率直な感想だった。
ここ3週間の出来事を急に思い出したからだ。
この3週間、特に後半は恥ずかしいことばかりだったはずなのに、それ以上に楽しかった記憶ばかりが残り、自分でもどう受け止めればいいのかわからなくなっていた。
「ねえ、明日花ちゃん、今日家で飲んでいかない?」
「え?」
「実験成功打ち上げみたいな感じで、さ?」

ということで、私は先輩の家で飲むことになった。
先輩は私に気を使ってくれてるのか、実験中のことには触れず、実験の準備が大変だったとか、サークル活動今どんな感じ?とかの話をしていた。
やがて、酔いも回ってきた時、先輩はあるものをクローゼットから取り出してきた。
私はそれを見てびっくりした。
なぜなら、それは実験の最後のほうで私が着ていたベビー服だったからだ。
「ねえ、明日花ちゃん、これ着てみない?」
「え、そんな、なんで・・・」
「だって、明日花ちゃんこれ見た瞬間、目を離せないほどじっくり見てるんだもん。興味が無いなんてわけないでしょ」
「それは・・・」
そうだった、私は何故か、そのベビー服から目が離せなかった。
見ているだけでドキドキしてきて、着ちゃったら私どうなっちゃうんだろうという好奇心が頭のなかをグルグルを回ってた。
「じゃあ、ママが着替えさせてあげるね」
そういうと、先輩、いやママは私の服を脱がせていきました。
抵抗すればやめてくれたのかもしれなかったけど、私にはそんな気は起きず、気づいたら積極的に着替えを手伝っていました。

「はい、出来上がり、鏡を見てご覧」
鏡を見ると、そこには仮想世界で見たような、赤ちゃん姿の私がありました。
それを見ていると、段々心がポカポカと暖かくなってきて、全身の力が抜けていくのを感じました。
「あ、そうだ、今の明日花ちゃんにはこれも必要だよね」
そう言ってママが取り出したのは、ここ数日お世話になった紙おむつだった。
ママはおむつ交換用のボタンを開け、私にオムツを履かせてくれました。
おむつはふわふわしていて、私の心は完全に溶かされてしまいました。
全身に力が入らなくなり、口からはよだれがタレ、立っていられなくなって座り込んでしまいました。
「ねえ、まま〜」
「なに、明日花ちゃん?」
「だ〜いすき」
すると、ママは私のことをギュッと抱きしめて、
「私も大好きよ」
って言ってくれました。
その言葉に私も嬉しくなり抱きしめ返しました。
ママの体はやわらかくて、気持よくて、気づいたら、私はおしっこを漏らしてしまっていました。
「あらあら、明日花ちゃんお漏らししちゃったの?」
「だって、うれしくて・・・」
「ふふ、もう子供なんだから、ママが交換してあげるわね」
「ありがとう、ママ!」
こうして、私は現実世界でも由紀子ママの赤ちゃんになれたのだった。
立場だけの交換・変化 7交換目?
241 :yuu[sage]:2014/06/26(木) 23:52:50.90 ID:NFWjh8GC
【10月】−現実世界−
そして、大学が始まった。
長い夏休みを終え、私は元の大学生活へともどった。
でも、変わったこともある。
私は夏休みの終わりからママのお家で一緒に住むことになったのだ。

「ただいま〜」
「おかえり〜、明日花ちゃん。今日はちゃんと我慢出来たかしら」
そう言って、ママは私のスカートの中をさぐり、ぐしょぐしょになったオムツを確認する。
「あらあら、今日も濡らしちゃったのね、着替えのついでにママが交換してあげるわね」
「ありがと〜、ママ」
あれから、私はオムツが手放せない体になってしまった。
いや、本当は我慢しようと思えば我慢できるのだ。
でも、こうやってママに着替えさせてもらうのが好きでついつい漏らしちゃうのだ。

「今日はこのお洋服ね」
ママが見せてくれたお洋服は3歳の時に着ていたもので、わかりやすく3の文字が書かれていた。
「今日は3歳なんだ」
「赤ちゃんになれなくて残念?」
「ううん、3歳ならママのお手伝いも出来るから3歳も好きよ」
「ふふふ、ありがとう。じゃあ、着替えましょうね〜」
「は〜い」
私は腕を上げ、バンザイのポーズをした。
私にとって着替えとは、ママにさせてもらうものになっていた。
大人っぽい黒いお洋服を脱ぎ捨て、パステルカラーの子供服に着替えさせられる私。
「はい、出来上がり」
鏡の中には大人の体の、でも中身は3歳の私が居た。
それを見た瞬間、私の脳はふやけ、難しいことは全部忘れ、文字も読めない、おトイレの仕方もわからない、お子様に私はなっていた。
「今日も明日花ちゃんはかわいいね」
「わーい、ありがとう、ママ」
こうして今日も、私はママの子供になるのだった。

あれから、私はずっとこうやって家に帰るとママの子供になる。
何歳になるかは、ママの気分次第だ。
高校や中学の制服もあるけど、なかなか着せてくれなくて、赤ちゃんの服とかよく着せられてしまう。
ただ、私も赤ちゃんのほうが思いっきりママに甘えられるので大好きだ。
高校や中学の制服を着るときは、大体エッチなことをする時だ。
お母さんとエッチなことをするのは恥ずかしいけど、その恥ずかさが気持ちよくなってしまっている。

バーチャルマシーンはあれから使っていない。
もう現実で十分になりきれるようになってしまったからだ。
でも、ママにはちょっと内緒で今計画してることがある。
それは、幼くなったママの世話を仮想世界で出来ないかな〜と考えてるのだ。
今はまだ、こっそり研究室の人と相談してるだけだけど、春休みまでにはなんとかしたいな〜て考えてたりするけど、予定は未定だ。

とにかく今は、ママとの生活を楽しもう。
そう思い、私は今日もママに甘えることにした。
(続く・・・?)
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長文になってしまい、すみませんでした。m(_ _)m
最後の伏線ぽいのは、後日談的な短編で補足するかもです


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