- 【クェイサー】吉野・佐藤健悦作品でエロパロ 4【舞・舞乙】
331 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/06/22(日) 11:43:04.65 ID:DkONQts4 - 翌日…
9月3日 午前11時 風華港 フェリー乗り場 巧海の無期限停学処分がキッカケで、数年ぶりに訪れた風華町… そして、約1ヶ月間滞在した舞衣… そんな日々も終わり…舞衣が東京へ帰る日が訪れた。 「お姉ちゃん、1ヶ月間…本当にありがとう。僕、もう大丈夫だよ!」 「舞衣さん、巧海の事は私がしっかり見守ってるから、安心してくれよなっ!」 日曜日と言う事もあり、乗客や見送り客で賑わうフェリー乗り場… そのフェリー乗り場には、舞衣と祐一を見送る為に訪れた巧海と晶の姿があった。 舞衣は巧海の姿を改めてジックリと眺める… 中等部の頃よりも身長が伸びた…成長した巧海の姿を目に焼き付けるようにジッと見つめる… そして、笑顔で巧海に話しかけた。 「巧海、お姉ちゃんね…この1ヶ月間いろいろ大変だったけど…成長した巧海に会えて、凄く 嬉しかった。」 「お姉ちゃん…うん、僕もお姉ちゃんに会えて…凄く嬉しかったよ。またいつか…祐一さんと 一緒に風華町へ来てよ。また4人で、一緒に遊んだり…食事したりしようよ」 「そうね…そうしたいわね…またいつか…」
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- 【クェイサー】吉野・佐藤健悦作品でエロパロ 4【舞・舞乙】
332 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/06/22(日) 11:53:47.09 ID:DkONQts4 - 巧海…そして舞衣…二人は寂しそうな表情を見せる…
唯一の肉親…その二人が再び離れ離れになる… そう考えると、舞衣と巧海…二人の心には寂しさが浮かんでくる… そんな時、祐一は巧海に一言告げた。 「いいか巧海、確かに東京と風華町…離れ離れにはなるけど…もう前とは違うんだからな。 距離は離れてるけど、俺達は連絡しあえる仲なんだからよ、何かあったらすぐに相談しろ よ!俺も舞衣も、いつだって相談に乗ってやるからなっ!一人で悩むなんて事は絶対無し だぜ?男同士の約束だぞ、いいな?」 「はいっ、ありがとうございます、祐一さん!」 巧海は笑顔で祐一と握手を交わした。 既に出航時間が近いのか…フェリーの汽笛が鳴り響く… 「…巧海…元気でねっ!受験…頑張ってね!!絶対に合格しなさいよ!!」 「うん、お姉ちゃん…僕、頑張って…絶対に合格するよ!!」 舞衣は明るい笑顔で巧海を激励した。 そして舞衣の激励に、巧海は力強く応えた。
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333 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/06/22(日) 11:55:34.76 ID:DkONQts4 - 舞衣と祐一はフェリー乗り場に向かう…
フェリーの入り口に差し掛かった所で…再び舞衣は巧海の方を振り向いた。 「巧海〜〜〜〜っ!!頑張りなさいよ〜〜〜〜〜〜っ!!」 舞衣は目に涙を浮かべながら…大きな声で舞衣を見送る巧海に言葉を送った。 「巧海っ!!根性見せて!!絶対合格しろよなっ!!」 そんな舞衣の姿を見た祐一は、抑えきれず…舞衣と一緒に巧海に声援を送った。 そんな二人の声に応えるように…巧海は笑顔で手を大きく振っていた。 巧海は右手を大きく振りながら…左手で涙を拭く… 二人からの声援に…笑顔で涙を浮かべた… そんな巧海を…励ます晶の姿… 声や会話は聞こえない…しかし、どんな会話が交わされていたのか…容易に想像できた。 そして…フェリーは出航した… 二人はフェリーの甲板から…離れていく風華町の風景を眺める… 舞衣の脳裏に、この1ヶ月間の様々な思い出が蘇ってきた…
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334 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/06/22(日) 11:56:21.82 ID:DkONQts4 - 「…本当に…いろいろ大変だったわね…」
「…あぁ…でも、良かったな…」 舞衣はいくつもの問題に悩まされていた。 巧海の停学処分に始まり…盗撮されたDVDの存在… そして…高等部時代から続いていた…舞衣に対する詩帆の恨み… 巧海が傷付き…舞衣自身も傷付き… 精神的にも…肉体的にも…限界に近かった舞衣… しかし、何とか全てを解決する事ができた。 祐一にとっても、長く続いた「詩帆からの想い」を断ち切る事ができ、高等部時代から続いた 問題を、ある程度解決する事ができた事に安堵していた。 いくつもの問題を解決する事ができた二人の表情は晴れ晴れとしていた。 「さ〜〜て、あたし東京に帰ったら、またバイト始めようかな〜〜〜♪」 「おっ、マジで?何処でバイトするんだ?」 「うん、出来れば…前まで働いていたお店で…店長、また雇ってくれるかしら?」 「あぁ、多分大丈夫なんじゃねーかな?」 二人の話題は、既に杉並区に帰った後の話に…
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335 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/06/22(日) 11:56:53.42 ID:DkONQts4 - 「それよりも…帰ったら大変よ〜〜!掃除に洗濯、お買い物(笑)どうせ、あたしが居ない間
、掃除もロクにしてなかったんでしょ〜〜?」 「えっ!?あ、あぁ…結構汚れてるかもしれねーな(笑)」 「そうよねぇ〜〜男の一人暮らしって最悪だし?想像つくわよ〜〜(笑)」 「ま、帰ったら…また二人で頑張りましょう♪あたしは家事にバイト…アンタは勉強♪」 「そうだな…また、よろしく頼むぜ、舞衣」 「うん、よろしくねっ!祐一♪」 二人はお互い満面の笑顔で会話を交わした。 「風華町…またいつか…今度は祐一と…二人で…」 舞衣は離れていく風華町の情景を清々しい笑顔でいつまでも眺め続けていた。 そして…杉並区に帰省して数ヵ月後…舞衣に幸運の「転機」が訪れる事になる… (完)
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336 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/06/22(日) 12:58:07.91 ID:DkONQts4 - と、お話はまだまだ続くのですが、
長い間スレッドを独占してしまい、他の方の作品投稿を阻止してしまっていたのではないかと心配に なってきました。なので、お話のキリがいい所で一旦投稿を終わらせようと思います。 1、2ヶ月くらい待って、他に投稿がなければ、また続きを投稿しようかなと思ってます。 この拙い文章を読んでくださった方、意見や感想を書き込んでくださった方、ありがとうございました。 この作品の続きは、数ヵ月後のここか、某SS投稿掲示板に投稿すると思うので、続きが気になる方 は(いるのでしょうか?)是非確認してくださいね。 それでは、失礼します。
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