- ドラゴンクエスト官能小説Part18
789 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/06/22(日) 13:00:49.72 ID:60fFZvgm - 投下します。DQ5王女ネタで。
タイトル「反抗期のタバサ」
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- ドラゴンクエスト官能小説Part18
790 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/06/22(日) 13:02:02.19 ID:60fFZvgm - それはわたしが馬車で道具を整理していたときのことでした。
緑の匂いがするやくそう、ルビーみたいに赤いエルフの飲み薬。 そんな道具類の下に、すべすべとした生地の白い布が混じっていたのです。 「うわあ、すごいです」 わたしはそれを両手で持ち上げて、思わずつぶやきます。 だって、とても綺麗なレオタードなんです。 ふわふわのフリルがふんだんにあしらわれています。ピンクと金色の緻密な刺繍が かわいらしいです。背中あたりからは天空人の着るようなヒラヒラの二本の布が生え ています。 そこでわたしは思い出しました。 昔、ピピンが見せてくれた防具カタログに載っていた『天使のレオタード』です。 とても強力な防具のはずです。お父さんはいつの間にこんなものを手に入れたのでしょうか? 「おーいタバサ、道具整理終わったかー?」 と、後ろからお父さんの声がしました。 わたしはレオタードを抱えたまま振り返って、お父さんに言いました。 「お父さん、これわたしが着ていいですか?」 おとうさんはびっくりした様子でしたが、すぐに慌てた様子で言いました。 「だ、だだだダメだ! それはお母さん用だから、ほら置きなさいっ!」 「ええっ。わたしも着れますってば、ほら!」 わたしは布地に腕だけを通してみました。すると生地はキラキラと宝石のような光を 発しながら縮まっていき、わたしの腕にぴったりの大きさになりました。このぐらい 強力な装備になると、着る人のサイズに自動的に合う魔法がかかっているのです。 「だったらいいですよね? これ、わたしの今の服よりずっと強力ですから」 ですがお父さんは首を横に振り続けました。 「ダメだ、ダメったらダメなんだ、絶対だめだっっっっ!」 汗を流してすごく慌てた様子です。こんな慌てた表情は見たことがありません。 ちょっと前までのわたしなら、そこで諦めていたかもしれません。 でもわたしは、先月に誕生日を迎えました。 つまり、おとなです。 そしておとなは簡単にあきらめたりはしないものなのです。 たとえ呪いで石像にされてしまったとしても、目的を果たすものなのです!
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791 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/06/22(日) 13:03:09.30 ID:60fFZvgm - 「お父さん!」
ずいっ! とわたしはお父さんに顔を寄せました。 「なっとくできません。お父さん、ろんり的にせつめいしてください。 どうしてわたしが天使のレオタードを着ちゃダメなんですか」 するとお父さんはぽりぽりとほおをかきながら、 「いやだってお母さんとの夜用のアレが染みつ……わ、わわわ今のはなしだっ!」 「夜用の?」 「だあああしまった! ええいこうなったら問答無用っ!」 ぐわしっ。 なんと! お父さんはレオタードを無理矢理奪い取ってしまいました。 わたしは大きく口を開けました。こんなに強引なお父さんは見たことがありません。 でも、わたしは諦めたりはしません。 「あーっ! お父さんおうぼうです! おんななかせです!」 「どこでそんな言葉を覚えたあっ!? とにかくタバサは子供なんだからこの服はダメだ! お父さん命令だ!」 そしてお父さんは、ドタドタと早足で馬車の外に出て行ってしまいました。 なんてひどい。お父さんは大好きですけど、今の態度はとても許せないです。 レディーへの態度ではないと思います! わたしはぐっと杖を握りしめて、ある決意を固めたのでした。 * * * そして夜の宿屋でのことです。 みんなが寝静まったころを見計らって、わたしはぱちりと目を覚ましました。 ぐーすかいびきを立ててるわたしの弟(弟ったら弟です)を起こさないようにこっそりと部屋を出ます。 目的の『ぶつ』はもちろん、馬車の中にあるお父さんの袋です。 「グル?」 「ボロンゴ、しー」 「……グ」 納屋の前で番をしていたボロンゴは、わたしと気付くとまた目を閉じました。 スライム一匹通さないボロンゴですけど、わたしだけは見逃してくれるのです。 ボロンゴはとっても親切で偉いですね(お父さんと違って)。 「こっそり、こそーり」 納屋を通りぬけ、馬車へ入ります。中は暗かったので、呪文でホロに光をつけます。 そうすると奥の方にお父さんの袋が見つかりました。 「あれですね」 がさごそと中をあさると、あっさりと見つかりました。 モフモフした空飛ぶ靴の下に、純白の天使のレオタードが!
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792 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/06/22(日) 13:04:15.57 ID:60fFZvgm - 「やった!」
作戦せいこう、ガッツポーズです。 ではさっそく着てしまいましょう。いわゆる一つの《きせいじじつか》です。 一度着てうまく戦闘してしまえば、お父さんもその防御効果を認めてくれることでしょう。 わたしは服とパンツをそろそろと脱いで、レオタードを身にまといました。 肩口から胸、太ももまでが、ピッチリした布地で覆われました。 「えへへへへー」 くるりと回ると、ひらひらとした布が幻想的な光を残して馬車内を舞いました。 きれいな光です。まるで天使です。 今のわたしは天空城のルーシアさんにも負けない天使だと思います。 ちょっと胸と足の露出が多いですけど……でもいまやわたしは、お母さんにだって 負けない立派なレディーなんですから、これぐらいの露出はへっちゃらなのです。 どうですかお父さん。 わたしタバサ・グランバニアは、ちょっとセクシーなレオタードの似合うレディーなのです。 えへへ。むず。えへへへへ。むずむず。 ……あれ。 「あれ……あ、ひゃう……?」 何かがおかしいです。わたしは太ももをぺたりと床につけて寄せました。 なぜなら太ももの付け根、お股の部分が、なんだかすごくむずむずしてきたからです。 むずむず。じんじん。立っているのもきつくなる……かゆさです。 「あう……なにこれ、か、かゆいよお……っ」 カラダが変になってしまったのでしょうか? とにかくかゆくてたまりません! わたしは手を下げて太股にやろうとして……その瞬間。ぎゅうっと手首に痛みを感じました。 「やっ、なにこれえ!?」 振り向くと天使のレオタードのヒラヒラが、わたしの手首に絡まっていました。 なんで? 助け呼ぼうとして――わたしはすぐにそれを止めました。 騒ぎになったらお父さんが来ちゃいます。叱られちゃいます。 そんなのレディーのプライドがゆるさないのです。 「やだあっ……」 とにかくほどこうと試みますが、うまくいきません。 ヒラヒラはまるで生き物のように動いて、わたしの指から逃れてしまいます。 その間もお股のかゆさはどんどん大きくなって……じんじん、じんじんと責め立ててきます。 「はううう……そ、そうだ……床で……」 わたしはパタンと床に伏せて、お股を木にこすりつけようとしました。 ――その瞬間でした。
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793 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/06/22(日) 13:05:02.35 ID:60fFZvgm - びくびくびくうっ!
「ひああああああっ!?」 電撃の魔法を受けたように、わたしはビインと体を反り返らせました。 すごい、すごい刺激が……かゆさが収まるどころか、ますます強いです。 そしてそれ以上に……頭の奥にまで突き抜ける……なんか……すごい、何かが来ました。 な、なんだったんでしょうか今のは。 こわいです、こわいですけど……でも、イヤな感じではありませんでした。 「はう、あうう……も、もう一回だけ……」 今度はそうっと、お股を床に添えます。すると……じゅううん! 「ひあううううう……」 口がだらしなく開くのがわかりました。さっきよりはゆっくりとした感覚。 それでも……なんだかすごいです、まるで意識が全部飛ばされちゃうような……。 これはたぶん……気持ちいいんだと、思います。 だって、幸せな何かが身体に広がっているのがわかりますから。 「あ、あう、あうう……」 すべすべのレオタードごしにお股を木にこすりつけます。 スリスリ、すりすり。するとまた気持ちいいのが広がっていきます。 すごい、すごいです。なんでしょうこれ。こんなに気持ちいいの、生まれて初めてです。 「ひああああん……はあ、はあ、はあっ」 ずりずりずりずり。わたしは一所懸命にこすりつけました。かゆさはぜんぜん収まりません。 それどころか、擦り付けるたびに強くなっていっているような気がします。 すりすり! もっと強く。ずりずり! もっと直接。 手を一杯に動かそうとしますが、動きません。 なんで、なんでわたしは動けないのでしょう。 これはレオタードの効果なのでしょうか? それともわたしの体が突然おかしくなったのでしょうか? どっちでもいい気がしました。今はとにかく、もっと触りたいです。 もっともっと、お股をすりすり、ごしごしとさわっていたいです。 「これ、これいい……これすごいよお……」 腰をめいっぱいに床にこすりつけます。チカチカと目の前が点滅した気がします。 床とレオタードが擦れる音が、夜の馬車に響きます。ずるずる、じゅるじゅる。ぬるぬる。 あれ……?
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794 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/06/22(日) 13:05:53.50 ID:60fFZvgm - 「……や、あれ、もれ……?」
摩擦がやけにスムーズになったと思ったら、ぬるぬるした何かが股のあたりを濡らしていました。 わたしのお股と太ももは、ナメクジみたいにぬるぬるになっちゃっているようです。 なんでしょうこれは。レオタードから? それともまさか、わたしから? でも、それもどうでもいいことです。 「ひあああう……ぬるぬる、ぬるぬるもきもちいいよお……」 声が出ました。ぬるん。ぬるぬる。じゅぷるじゅぷる。 「にゅるう……にゅるにゅるもっとお……」 それはとてもとても気持ちのいい、ぬるぬるでした。 「あああ……あうう……」 ずっとこうしていたい……でも……もっと強くしたい……。 レオタード越しに床に押し付けたら、むずむずがじんじんに変わりました。 もしも直接触れたなら……わたしはどうなってしまうのでしょうか? 手は動かせません。でも、でも他の何かがないでしょうか……。 「はあ、はあ……あれ……」 そのとき。わたしは頭の蕎麦にちょうどいいものが転がっていることに気づきました。 ふわふわの毛並みをした『空飛ぶ靴』です。これに股を押し付ければ、もっと強い刺激になります。 わたしは夢中で体をずりずりと這い回らせて、それを床下に押し付けました。 そしてお股をその靴の上に置こうとした……直後のことです。 ぎゅううううっ! 「ひゃああっ!?」 股下に置こうとした『空飛ぶ靴』は、まるで吸盤のようにわたしの股にすいついてきたのです! 右足用の靴はわたしの前側、左足用の靴はお尻がわに吸い付いています。 しかも、それだけではありませんでした。 「はあああああああんっ!」 ぺろぺろぺろぺろぺろっ! ニュルニュルぺろぺろぺろぺろん! 「や、やめ、な、なめちゃだめえええええっ!」 ふわふわだったはずの毛並みはとても固くなっていました。 『空飛ぶ靴』は吸い付くばかりか、その毛を一斉にうごめかせていました。 ちろちろチロチロっ! にゅるにゅるぺろぺろ! お股の部位に、まるで大量のミミズがのたうちまわったような感覚。 それはさっきの床へのこすりつけよりも何倍も強い、快楽でした。
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795 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/06/22(日) 13:06:37.84 ID:60fFZvgm - 「あ、しゅご、すご、にゅるにゅる、しゅごいっ! しゅごすぎっ!」
息が絶え絶えです。すごいです。わたしの想像をはるかにこえて、この靴、すごいです! しかも舐めるだけじゃありません。先端部から生える二本の触覚がシュルンと長くなると、 その先端を這いつくばるわたしの胸のあたりまで伸ばしてきます。 「ひっ……!?」 魔物の口のような、紫色の先端でした。 肉厚の唇のように丸い穴を持っていて、そこにヨダレを滴らせていました。 わたしが不安と、怖さと、期待を持って見守っていると……ちゅぽん! 「やあああっ!?」 わたしの両胸の先端が、いきなり、その口に吸われてしまいました。 ちゅぱちゅぱちゅぱちゅぱちゅぱ、ぐちゅるぐちゅるぐちゅるぐちゅる! いきなりの責め立て。お股と同じぐらいの刺激が、上半身にもやってきてしまいました。 「ひいいいいいんっ! だめだめだめすっちゃだめええええっ!」 頭が真っ白になりそうでした。わたしはたぶん泣いてました。 それでも靴はとまりませんし、かゆみは強くなっていきます。 気持ちよさもすごくなっていきます。 ぐちゅ! ぐちゅ! 「だめ、だめ! お尻なめちゃだめっ!」 レオタードの後方部をぐぐんっと触覚で持ち上げられて、中のきたない穴をぺろぺろぺろぺろんっ! 「ヒャあああっ! おまた、たて、たてなめたら、しゅごしゅぎだよおおおっ!」 前の方も同じように持ち上げられ、直接さわられてしまいます。 ずぽんぐちょんぐっちょんぐっちょん! 「むねええええっ! へん、へんになっちゃうっ! とんじゃうよおおおおおっ!」 じゅぷるじゅぷるにゅるんにゅるん! ぐちょぐちょぐちょぐちょ! もうふやけそうになるほどにしゃぶられています。 太ももが。股が。胸が。おしりが。 すごい、すごい、すごいのれんぞくです。 なんでこんな、もう、わたしたぶん、だめになってます。 もう何もきこえなくなりそうです。わたしはもう――どこかに、飛んじゃいそうです。
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796 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/06/22(日) 13:07:35.76 ID:60fFZvgm - そして、そのときはすぐにきました。
「ああああああああああああっ!」 じゅるじゅるじゅるううううううううううううううっ! 吸盤がわたしのお股を吸い上げた、その瞬間。 わたしの頭で火花が散って。 「ひあああああ、もうとんじゃいますうううううっ!」 しゅわああああああ! そのとき、きもちよさが、はじけました。 はじけたきもちよさがからだじゅうにひろがって、もっときもちよくなりました。 「はあああああああああ……」 すごい。こんなすごいの……すごすぎです……。 意識があったのは、そこまででした。 * * * 翌日のお昼のこと。 「ええーい、イオナズンッ!」 ずごばごーんと敵は吹っ飛びました。 わたしたちの勝利です。 「ほらお父さん、だいじょうぶでしたよね?」 振り返って、お母さんのマネみたいに勝利のウインクをしてみせます。 お父さんは腕組みをしてぐむむむと黙りこんでしまいました。 「た、タバサ……本当になんともないのか?」 「なんのことですか? これ、とても戦いやすくてすごくいい感じです!」 わたしは両腕を上げてくるりんっと回って見せました。 フリルとヒラヒラ布が舞って、ぱちぱちとピエールから拍手が上がりました。 その様子を見ては、お父さんもあまり強くは言えない様子でした。 ぶつぶつとつぶやいています。 「むむむ……メダパニ呪文が切れてたのかなあ……勝手に着たって言うから 心配したけど、なんともなさそうだし……何も起きないし……」 「お父さん、なにかおっしゃいましたか?」 「な、ななななんでもない! し、仕方ない」 お父さんは何かを振り払うようにターバン付きの頭をぶんぶんと横に振りました。 「しょうがない。それはタバサにプレゼントするが、何かあったらすぐお父さんに言うんだぞ」 「はいっ」 「あとお母さんと一緒の時は、絶対に着ちゃダメだぞ!」 「はいっ!」 そうしてしぶしぶ、お父さんはわたしに天使のレオタードをプレゼントしてくれました。 わたしは内心でぴょんぴょんっと飛び跳ねていました。 じゅじゅんっと股が濡れていくのを感じます。 ふふ、えへへ、えへへへへ。 「これで――」 ――あのきもちいいのが、今日もできちゃいますっ♪ (完)
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797 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/06/22(日) 13:37:20.38 ID:60fFZvgm - 以上です。
大人しい性格の中でときおり見せる自己主張が好きなので、 書いてみました。では。
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