- 黄昏乙女アムネジアでエロパロ2
89 :いつもの人 ◆2XMU15nbVw []:2014/06/21(土) 04:21:50.31 ID:ZkhhRKg1 - 「〜〜〜・・・っ。
・・・で、でも夕子さん、さすがに外でいきなり暴走するのはカンベンして下さいよ・・・。 端から見たら僕、股間丸出しでブランコに乗ってる変質者ですよ・・・」 「んふっ、ごめんね? おチンポでべちんっ!てやられるとわたし、バキューム便所モードのスイッチ入っちゃうから」 「・・・。 夕子さんって、色んなとこにヘンなスイッチがあるんですね・・・」 「備え付けたのは貞一くんだけどね〜?」 「・・・」 「・・・で、どうしますか?ご主人さま。このまま引き続き、ぶっこき便所でぶっこいちゃいます? ・・・ザ・ア・メ・ンっ♪」 「・・・夕子さんこそ、収まらないんでしょ・・・」 「まあ、わたしはご奉仕しただけだしね〜。 ・・・それじゃ、当初の予定通り、ギッシギッシゆすってもらっちゃおっかな〜っ」 「・・・まあ、座った姿勢なら、人が来てもなんとか誤魔化せるからいいですけど・・・」 「うんうんっ♪・・・んふふふっ、貞一くんのエロ揺りかご、わくわくしちゃう♪」 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ぎしっ・・・。 ぎししっ・・・。 「んっ・・・」 ぐりりっ。 「あ、んんっ。 ・・・んふふっ、貞一くんのおチンポ、もう復活してわたしのふとももをぐりぐりレイプしてきてるよ?」 「んっ! ・・・夕子さんが次から次へと変態プレイを編み出すものだから、 もう身体が勝手に反応しちゃうんですよぉ・・・」 「あら、いいじゃない。お互いがお互いを開発し合うなんて、なんだかロマンチックだわ」 「そうかなあ・・・ぅくっ!」 ぎしぃいぃっ・・・。 「んふふふ。じゃあ、向かい合って座ったところで、さっそくハメハメしちゃおっか?」 「・・・その前に、夕子さん、もうちょっとブランコをしっかり握ってもらえますか?」 「え?う、うん。・・・こう?」 きゅっ・・・。 ぎゅっ! 「あっ!?」 「不安定な姿勢ですからね。こうやって僕が夕子さんの拳を上から握っておけば、 セックスに夢中になってうっかり手を離してしまう危険も減ります」 「〜〜〜・・・。そ、そーだね・・・」 「・・・じゃあ、始めましょうか」 「う、うん。・・・んふふふ、じゃあ、『照準合わせ』はわたしがしてあげるね」 「・・・」 ぐい、ぐいっ。 ぐりりっ。 「あ、んんんっ。・・・んふふふふっ、『砲頭』の角度よーしっ♪『砲身』の反り返りっぷりよーしっ♪ ・・・獲物の『ドスケベアワビ』への照準よーしっ♪撃ち方、はじ―――」
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90 :いつもの人 ◆2XMU15nbVw []:2014/06/21(土) 04:22:37.79 ID:ZkhhRKg1 - 「・・・いえ、獲物はそっちじゃないです」
「・・・へっ?」 がしっ。 ぐいっ。 「あっ!?」 ずりりっ。 「ちょ、ちょっ!?なに?なにっ?」 「夕子さんっ・・・。もっと腰を寄せて、身体を仰け反らせて下さいっ!」 ぐいぃぃっ。 ずりっ、ずりりっ・・・ぐりりっ! 「えっ!?ちょ、まさかそっちは!」 「・・・ふんっ!!」 みちっ・・・みちちちちちっ! 「まっ、まって!まってまってまんオォォオっ」 「ふっ!」 ぬぼぼぼぼぼぼっ・・・! 「あぁあぁあんっ!またお尻ぃいっ!!」 ぬっぼんっ! 「ほ!」 「ふんんっ・・・ん・・・。『的』は、あくまでこっちですっ・・・」 みちっ・・・みちっ・・・。 「まっ、まさかほッ!・・・こっ、こんなとこふんんっ! ・・・こんなとでまでぇ、ケツ穴狙ってくるなんてぇえっ・・・」 「調教するかって聞いてきたのは夕子さんの方でしょ。・・・漕ぎますよ!」 キィッ・・・。キィッ・・・。 ぬぬっ。ぬぬっ。 「あ、ちょ、ちょっとまんほッ!・・・ちょっ、まってってふんんっ!ふんんんっ!」 ギッ・・・ギッ・・・。 ぬぶっ。ぬぶぶっ。 「まってよ!ほんとにまってってばぁっ! ・・・お゛っ! ひ、ひっ、ひびくぅうっ!ブランコの振動がケツ穴にごりゅんごりゅんひびくっう゛ぅっ!!」 ギィッ。ギィッ。 ぶりゅっ。ぶりゅっ。ぶりゅりゅっ。
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91 :いつもの人 ◆2XMU15nbVw []:2014/06/21(土) 04:24:02.83 ID:ZkhhRKg1 - 「ほッ!ほッ!・・・ほっおぉッ!
・・・こっ、このひとでなしぃいっ、らめっていってるおッおッおッ!」 ギッ。ギッ。ギッ。 ぶぽっ。ぶぽっ。ぶぽっ。 「やめっ・・・やめっ・・・、け、ケツ穴が、すっごい下品なマッサージされてう゛う゛〜〜〜・・・っ」 ギシッ。ギシッ。ギシッ。ギシッ。 ぼっ。ぼっ。ぬぼっ。ぬぼぼぼっ。 「夕子さんっ・・・、そんなに気に入りましたっ?・・・ううっ!」 「ばっ、ばかっ、ばかっばかおっおっ!きちくっ、レイプまんおぉぉおっ!お!お! ・・・ッほ!」 びくくんっ! 「え?・・・うわわわっ!」 きゅうぅっ!! 「・・・ほ!ほッ! ・・・ッ!ッ!〜〜〜・・・ッ!」 「うわわわっ・・・ふぅうっ!す、すごっ、おっ!すごい締め・・・おぅっ!」 ギィッ!ギィッ!ギィッ!ギィッ! ぐりっ!ぐりっ!ぐりりっ!ぐりりりっ! 「ほッ!・・・おっ、オっ!おチンポさまあ゛ぁっ、もっ、もっもっ、もうしわけございませふんんん゛っ! ・・・おチンポさまに゛っい゛ぃっ、 ケツ穴便所のほじくり゛っい具合を楽しんでいただくつもり゛い゛ぃっらったのにぃいぃっ、 わ、わら、わらひが先にケツ穴でアクメぶっこいちゃいましたぁあぁぁあ」 「うおぉっ!や、柔らかいのにっい、しっ、しまるっう!」 「おっ、おわ、おわ、おわびといってはなんれしゅがあぁあ、 このままわらひのアクメぶっこきアナルを小便器に見立ててぇぇええぇええ、 ちょくちょーめがけてあつくてしろくてどろっどろのションベンを えんりょなくひっちゃってくりゃさいぃいぃいいぃぃいいい」 ギッ!ギッ!ギッ!ギッ!ギッ! ぐぽっ!ぬぽっ!ぶぽっ!ぶぽっ!ぶぽんっ! 「あっ、あっあっ・・・も、な、なんかっ、ホントにこういうトイレみたいに思えてき・・・ ・・・ううぅぅう〜〜〜〜〜〜〜ッ!!」 ぶびゅびゅびゅびゅびゅびゅびゅびゅッ!! 「あオッ!オッ!オッオッ! ・・・ンオォオオ〜〜〜・・・ッ!!」 「うぅう〜〜〜・・・っ!うぉっ!おぉおっ!」 ぶびびっ!ぶびっ!びゅぶぶぶっ!! 「あ゛、あ゛、あ゛、あ゛、あ゛、け、ケツあな、小便器にされて・・・ふん゛っん゛!」 「す、すごい下品な勢いででてるうぅっ・・・あうぅっ!」
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92 :いつもの人 ◆2XMU15nbVw []:2014/06/21(土) 04:24:37.93 ID:ZkhhRKg1 - びゅぶっ!ぶびゅ!びゅ!びゅ!
「い、イカくっさいションベンでケツあな、あ、あつっ、あつ・・・ ・・・んオオォオドロドロにされてるうぅうぅぅうう」 ぶび。びゅ。ぶびゅびゅっ・・・。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「はへぇぇええ・・・。てーいちくぅんっ、おんぶしてぇ〜」 「へっ?」 「気持ちよすぎて腰抜けちゃったあぁ・・・」 「しょうがないですね・・・」 す・・・。 「はい、どうぞ」 「・・・ん〜・・・。 なんならお姫さま抱っこでもい〜んだよ〜?」 「カンベンして下さい。この距離を腕の力だけで抱き上げたまま帰るのは、いくらなんでもムチャです。 ・・・夕子さん、ただでさえ僕より重いんですから・・・」 「てーいちくんっ、乙女に面と向かって『重い』はシツレーだよ? ・・・もう乙女じゃないけど」 「いいから早くおぶさって下さい。僕もけっこう足にキてるんですから」 「・・・ちぇっ」 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ザッ・・・。ザッ・・・。 「ん〜〜〜っ、極楽極楽っ♪」 「・・・歩けるようになったら降りて下さいよ?」 「分かってるってば。 ・・・に、しても、すっかり暗くなっちゃったね〜・・・」 「そうですね・・・」 「・・・」 ザッ・・・。ザッ・・・。 「・・・ねえ、貞一くん?」 「・・・なんですか?夕子さん」 「そう言えば、『たそがれ』ってなんで『たそがれ』って言うか知ってる?」 「え?」 「黄色の『黄』に昏睡の『昏』と書いて『たそがれ』。 ・・・って、なんか当て字っぽくない?」 「・・・あー・・・。言われてみればそうですね・・・」 「あのね、『黄昏時』って暗いけど、全くの暗闇ってわけでもないでしょ? だからね、すれ違う人の顔を見極めようして、思わず『誰そ、彼?』って覗き込んじゃう、そんな時間帯なの。 ・・・だから『たそがれ』」 「へ―・・・。 ・・・でも、なぜ今それを?」 「ん―・・・。別になぜってこともないんだけど・・・。 わたしと貞一くんが初めて出逢った時も、こんな黄昏時だったな―・・・なんて」 「・・・そっか。そうでしたね。 あの時はまさに『誰そ彼』でしたね」 「そうだね。・・・ふふっ、なにしろわたし、自分自身すら『誰そ彼』だったもんね」 「・・・」
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93 :いつもの人 ◆2XMU15nbVw []:2014/06/21(土) 04:26:16.58 ID:ZkhhRKg1 - 「そっか。そっかそっか。
・・・そうだよね、あの時貞一くんがわたしに『誰そ彼』と興味を抱いてくれなかったら、 わたし、今もあのままだったんだものね・・・」 「まさか、こんな事になるとは思いませんでしたけどね・・・」 「・・・。 ・・・貞一くん、ひょっとして、後悔してたり・・・」 「・・・。 僕が今後悔してることがあるとすれば、夕子さんのお尻を責めすぎたせいで、 非常に荷が重い帰路を強いられてるってことくらいです」 「ちょ・・・もーっ、すぐそういうイジワルを言うんだからっ」 「・・・夕子さんみたいな、素敵な人に取り憑かれて・・・。 贅沢だと思いこそすれ、後悔なんてするわけないじゃないですか。 ・・・もし、この先後悔することがあるとすれば、それは多分、夕子さんを後悔させてしまった時です」 「貞一くん・・・。 ・・・ふふっ、ずいぶんキザなこと言うようになったね?」 「・・・本心のつもりです。まぎれもなく、僕の・・・」 「分かってるよ。わたしもおんなじだから・・・」 「夕子さん・・・」 『キャアアァァっ!』 「へっ?」 「えっ?」 タタタタタタタタタ・・・っ。 「な、なに?なに?」 「・・・なんか、誰か逃げていった・・・ような」 「逃げてったって・・・な、なんで?」 「・・・・・・・・・。 ・・・あっ」 「な、なに?貞一くん。なんか心当たりある?」 「夕子さん・・・。申し訳ないんですけど、やっぱり降りてもらえますか?」 「ええ〜っ!?な、なんでっ!?」 「・・・ほら、今って薄暗い黄昏時ですよね?」 「う、うん」 「僕は夕子さんをおんぶしながら歩いてますよね?」 「う、うんうんっ」 「・・・見る人が見たら、 よく分からないオバケに取り憑かれてふらつきながら歩いてる怪しい人に見えるんじゃ・・・」 「うんう・・・えっ」 「ほら、色々いるじゃないですか。べとべとさんとかオバリヨンとか・・・」 「・・・・・・・・・」 「だから、その、なんて言うか、申し訳ないんですけど、降りて下さい」 「・・・・・・・・・」 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「ううう・・・。なんか最近、やたら妖怪みたいなのとごっちゃにされるような・・・」 「そう言えば、霧江さん側の聞き込みによると あかマントと夕子さんを同一視してる生徒がわずかにいたらしいですね」 「そーだよぉ〜・・・。て言うか、なんでみんなわたしをそんなおっかない妖怪と一緒くたにしたがるの・・・」 「・・・まあ、あかマントの噂が広まっちゃったのは、僕たちの責任でもありますしね・・・」 「いーじゃない、ちょっと新しい愛の形を求めて、おトイレでエッチしたって。 だいたい、わたしのセクシーなあえぎ声をあかマントの声と聞き違えるなんて失礼だよね? 被害者はむしろわたしじゃない?」 「まあ、夕子さんはそういう存在ですから・・・」 「あーあ。おんぶお化けに間違われるわ、あかマントとごっちゃにされるわ、化け猫と見間違われるわ、 乙女心はズタズタだわ。 ・・・もう乙女じゃないけど」
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94 :いつもの人 ◆2XMU15nbVw []:2014/06/21(土) 04:27:12.75 ID:ZkhhRKg1 - 「そうで・・・えっ?化け猫?」
「ん?」 「化け猫って、霧江さんの聞き込み情報にあったあれですか?」 「うん?そうだよ?あれ、わたしと貞一くんのことでしょ?」 「・・・」 「・・・あれ?貞一くん、ひょっとして気づいてなかった?」 「な、なんで」 「なんでって・・・覚えてないの?エロ合宿」 「エロ合宿って・・・。夕子さんが学校でエッチしたいっていって無断宿泊した時のことですか?」 「そーそー。あの時裏山でエッチした後、服がびしょびしょになっちゃって、 わたし、ねこちゃんパジャマに着替えたでしょ?」 「・・・」 「・・・で、同じように着替えてる貞一くん見てたらまたムラムラきちゃって、 戦闘再開を申し込んだら・・・貞一くん、いきなり逃げ出したじゃない」 「・・・・・・」 「それをたまたま、ちょっと歪んで目撃されちゃったんだと思うんだけど」 「・・・・・・・・・」 「て、言うか、彼女が誘ってるのにいきなり逃げ出すとか、あの時の貞一くんシツレーだよね?」 「・・・。 あれ以上エッチしてたら僕、たぶん化け猫に取り殺されてましたよ・・・」 「貞一くんひどいっ!」 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「・・・次は1-Bですね」 「・・・」 「僕の推測、当たっていればいいんですけど・・・。何しろ、夕子さんの名誉に関わることですからね」 「・・・・・・」 「何とか夏休み前に、沈静化のための体勢を整えないと・・・。 夕子さんが生け贄を要求するだなんて、馬鹿げてますから・・・」 「・・・ねえ」 「・・・はい?なんですか桐島先輩?」 「前から思ってたんだけど・・・。 ・・・あなた、夕子さんのなんなの?」 「へっ!?」 『えっ!?』 「な、ななな、なんなのって、まさか桐島先輩・・・」 「だって、あなたが夕子さんのことに触れる時って、お話の上の存在って言うより、 なんか、こう・・・。 ・・・こないだも言ったけど、親しい人のことを話してるみたいって言うか」 「!!」 『!!』 「いや、まあ、それは元々だからいいよ。 ・・・ただね、去年の学園祭でわたしがアカヒトさんモドキに助けてもらった時、 あなたはあの中身は夕子さんだ、って言い切ったよね?」 「・・・」 『・・・』 「・・・これは、いちいち口に出すことでもないと思ってたんだけど」 「・・・え?」 「わたしもあの時ね、あのアカヒトさんモドキから、そういうような気配を感じたの」 『・・・・・・・・・』 「だから、まあ、あなたが夕子さんを知人みたいに言うのも、納得・・・ではないけど、 怪異調査部なんかやってるくらいだから、 普通の人は感じないようなことも感じるのかなくらいに理解してたんだけれど」 「な、なにが言いたいんですか?」 「いや、なんかね、この数日間、あなたの近くであなたの夕子さんに対する言いようを聞いてる感じだと、 そんなあやふやな感じじゃないのよ。なんて言うか、もっと、こう・・・」 「・・・・・・・・・」
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95 :いつもの人 ◆2XMU15nbVw []:2014/06/21(土) 04:27:51.81 ID:ZkhhRKg1 - 「・・・・・・・・・『愛してる』?」
「ッ!?」 『!!!』 「もちろん、オカルトマニアが偏執してるとか、そういう感じじゃなくて、 一人の女性として愛してるって言うか・・・。」 「なっ、ななな・・・なっ!」 「それもねえ、なんかこう・・・ 新谷くんの普段のキャラからは想像できないくらい、ねっとりとしたものを感じるんだよね・・・。 あなた、夕子さんのことに触れてる時だけ、妙に艶っぽいのよ。・・・自覚ない?」 「・・・・・・・・・・・・」 「退魔師さんもそういうとこあるけど、あなたはもっともっと特別な感じ。 まるで身体の隅々まで知り尽くしてる恋人みたい」 「・・・。 ・・・桐島先輩・・・。カマをかけてますね?」 「・・・。 心当たりがなければ、そんな返しはしないよね?」 「うっ・・・」 「・・・まあ、隠しておきたいのであれば言わなくてもいいよ。 わたしもあなたには借りがあるし、詮索して欲しくないっていうならしないわ。 ・・・でも、そんなに触れてほしくないこと、ってわけでもないんじゃない?」 「・・・・・・・・・」 「ただね、こないだ言ったあなたの『恋人』って、とどのつまりは・・・」 「・・・僕が本当のことを言ったとして、それを知ってどうするんですか?」 「別にどうもしないよ。ただあなたに興味があるだけ。 『恋人さん』のヤキモチを買わない範囲でね」 『・・・』 「新谷くんって面白いね?洞察力があって機転も利くのに、ウソはてんでヘタなんだから。 あなた、たぶんリーダーより参謀に向いてるタイプよ。 人を動かすのには、ウソが上手くないとダメだしね」 「・・・お前が人の上に立つようになったら、世も末だけどな」 「!」 「あ・・・霧江さん」 「お前みたいに中身のない口車でみんなを引っ張りまわすような奴よりは、 新谷みたいなバカ正直バカについていきたいと思うのが人情だろ。 ・・・わたしは別にどうでもいいけどな」 「・・・」 「霧江さん、どうしてここに?」 「ん・・・。ちょっと調査切り上げて、こっち来てくれないか?」 「え?」 「儀式の参加者が見つかったんだ」 「!」 「ビックリしましたよ〜。ほんとに新谷さんの言う通り、滝谷出身の子が参加者だったんですから・・・」 「ほ、ほんとですか?・・・桐島先輩、行きましょう!」 「・・・ええ」 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「・・・最初は、こんなオオゴトになるとは思ってなかったんです」 「・・・オオゴト?オオゴトって言うのは、あかマントのことか?儀式の噂のことか? ・・・それとも、まさか『夕子さま』のことか?」 「・・・」 「えっと、まず確認したいんだけど、あかマントを鎮める儀式っていうのは何人でやったの?」 「・・・わたしを含めて四人です。うち二人は、わたしと同じ滝谷出身で・・・」 「一人は違うのか」 「はい・・・。 その子は元々はあかマントのことをよく知らなかったんですけど、 わたしたちが話して聞かせたら、すっかり怖がっちゃって・・・」
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96 :いつもの人 ◆2XMU15nbVw []:2014/06/21(土) 04:29:49.08 ID:ZkhhRKg1 - 「まあ、まず順を追って聞いた方がいいわ。
・・・そもそもなんで儀式なんかやろうとしたの?」 「・・・」 「言えないようなこと?」 「・・・・・・」 「ま、まあまあみなさん、これじゃなんか尋問してるみたいですよぉ。もう少し・・・」 「・・・口実です」 「・・・え?」 「・・・」 「口実?」 「・・・。 その子、怖がりのくせに、口先では頑なにお化けとかいるわけないって言い張ってたんです。 そのせいで他のクラスメートとも、口論みたいになったことがあるんですけど。 で、ふとしたきっかけで、わたしたちの小学校であかマントが流行っていたことを話したら・・・」 「バカにされた?」 「ええ・・・。と言うか、逆ギレみたいな感じでした」 「・・・」 「それで・・・。わたしとほかの二人が、その子のこと・・・ 面白くないってなって」 「何か、痛い目に遭わせてやろうってことになった・・・か」 「・・・はい・・・」 「・・・」 「その頃、・・・あ、四月の終わりくらいのことだったと思うんですけど・・・。 わたしたちの間で『誠教版あかマント』の噂が持ち上がってて、 ・・・先輩たちも知ってるかも知れませんけど、 この学園のあかマントは『アカイヒト』とか『アカヒト』って呼ばれてて、 ただ生徒を襲うだけじゃなく、生き血を供物として要求してくるんだって」 「!」 「それで・・・その子を呼びつけて、その供物の話をした上で この学園にも最近あかマントが現れたから、わたしたちで供物を捧げて鎮めよう、って言いくるめて・・・」 「そんな話、その子は鵜呑みにしたの?」 「実際に『出た』っていう話自体は既にあったんです。それもかなり生々しい話で。だから・・・」 「ひょっとして、去年の学園祭のこと?」 「はい。やっぱり先輩たちも知ってるんですね・・・。 それで、こないだあんたにバカにされてあかマントが怒ってるとか、 あんたこないだ遅くまで学校にいたから、標的にされてるって言い掛かりつけたら、すっかり縮みこんじゃって」 「・・・」 「もう、その時点でわたしたちもけっこう満足してたんですけど、 ここで止めたらウソだと分かってますますつけ上がるんじゃないかって。 それで、捧げ物を選ぶ儀式をでっち上げたんです」 「・・・まさか・・・」 「・・・『夕子さま』?」 「・・・・・・・・・・・・すみません・・・」 『・・・』 「その頃に流行っていた『夕子さま』はほんとにそのまんまコックリさんで、 それじゃインパクトがないからって『裏ルール』を捏造して・・・」 「帰ってくれなかった時のパターンか」 「はい。なにより、アカヒトさん・・・誠教版あかマントは 夕子さんと関わりが深いって話だったので・・・これは絶対信じるだろうって」 「なるほどね・・・。なかなかよくできたでまかせね」 「おい」 「・・・ふん」 「それで、適当な質問をいくつか終えたところで、 『夕子さんはただでは帰ってくれない、みんながやってる「夕子さま」は不完全なルールで、 「夕子さま」にはみんなには知られていない真の形式・・・つまり、儀式用の裏ルールが存在する』って。 そのでっち上げを語った上で、わたしたち三人で十円玉を操作してあの子を『生け贄』に仕立て上げて・・・」 「・・・」 「その子は今どうしてるの?」 「・・・。 ・・・その二日後、事故に遭って・・・」
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