トップページ > エロパロ > 2014年06月17日 > /TYvHJhd

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いつもの人 ◆2XMU15nbVw
黄昏乙女アムネジアでエロパロ2

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黄昏乙女アムネジアでエロパロ2
67 :いつもの人 ◆2XMU15nbVw []:2014/06/17(火) 21:46:33.18 ID:/TYvHJhd
「・・・ごめんなさい・・・」
「謝るなら『夕子さん』に謝って頂戴ね。・・・意外と繊細かも知れないから」
『・・・』
「とにかく、そんなもの面白がったり盲信しても、痛い目見るだけだから。・・・じゃあね」

カッカッカッカッカッ・・・。ガララッ。

「あっ、ちょ、桐島先輩ーっ?」

タッタッタッタッタッ・・・。バタンっ。

「・・・・・・・・・・・・」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

「桐島先輩・・・。
 さすが・・・って言ったらヘンですけど、ああいう時はすごく頼りになりますね・・・」
「ああいう時『は』は余計よ。
 ・・・あんなの大したことないわ。文字通り子供だましよ。適当に口からでまかせ言っただけ」
「口からでまかせ・・・ですか」
「そうよ。なにかおかしい?」
「・・・あまりそういう風には聞こえませんでしたけど」
「そりゃ、まあ、でまかせをさもそれっぽく言うのがわたしの得意技だしね。
 ・・・あなたもよく知ってるでしょう?」
「いえ、僕が言いたいのはそういうことではなく・・・ん?」

タッタッタッタッタッ・・・。

「あ、あの!」
「あら、さっきの・・・」
「さっきはありがとうございました!」
「なあに?わざわざお礼言うために追いかけてきたの?
 ・・・ふふっ、かわいいとこあるんだね」
「それもあるんですけど、その・・・聞きたいことがあって」
「聞きたいこと?」
「はい。あの・・・、夕子さんは、生け贄とか要求しないんですよね?」
「しないわ。さっきも言ったでしょう。
 ・・・でも、お菓子とかお供えすれば喜んで食べるかもね・・・ふふっ」
『!』
「そうですか。なら、いいんですけど・・・」
「なに?それを確認したかっただけ?」
「はい。いえ、えっと・・・。あかマントは、生け贄を要求するって聞いたので・・・」

「っ!?」

「え!?あかマントが?」
「はい。学校に遅くまで残ってる人を生け贄に選んで、その血を吸い尽くすんだって・・・」
「ごめん。その話、詳しく聞かせてくれるかな?」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

「少し前にあかマントの噂が流行った時、
 一年生の一部の間で『あかマントを鎮める儀式』っていうのが行われてたらしいんです。
 で、生け贄・・・ではないかも知れませんけど、何か価値のあるものが捧げられたんじゃないかって」
「でも、一般的にあかマントの怪談は、生け贄とかは出てこないよね?犠牲者は出るかもだけど・・・」
「はい。
 ・・・ただ、この『誠教学園の』あかマントは、他のと違って生け贄を要求してくるって聞いたんです。
 だから、その子たちもそれに倣って、捧げ物をすればあかマントは鎮まるって考えたんじゃないかと・・・」
黄昏乙女アムネジアでエロパロ2
68 :いつもの人 ◆2XMU15nbVw []:2014/06/17(火) 21:48:07.87 ID:/TYvHJhd
「聞いたって、誰から?」
「誰ということはなくて、噂とかなんですけど・・・。
 去年の学園祭でそのあかマントが現れて、生徒たちに生け贄を要求してきたって聞いて・・・」
「!」
『!』
「・・・!!」
「目撃者がすごく多かったって・・・。
 同級生にも、兄や姉が学園祭であかマントを見たって子がけっこういるんです」
「・・・・・・・・・・・・」
「それでその時、あかマントは夕子さんを探してたとか、あかマントの正体が夕子さんなんだとか、
 とにかくあかマントと夕子さんを関連づける話が多かったらしくて」
「そっか・・・。それで・・・」
「はい・・・。それでさっき、『夕子さま』で自分が生け贄にされたら、急にその話を思い出して、
 怖くなっちゃって・・・」
「・・・それであんなに取り乱しちゃった・・・と」
「すみません・・・。でも、先輩のお陰で安心しました!」
「・・・そう・・・」
「あの、先輩!先輩の名前、聞かせてもらってもいいですか?」
「!」
「え」
『・・・』
「・・・ダメですか?」
「・・・。
 ・・・『有子』。
 ・・・『桐島有子』」
「!・・・え!?」
「ふふ。びっくりした?遠い知り合いってね、そういうこと」
「そ、そうですか・・・」
「・・・」
『・・・』
「あ、でも、夕子さんが桐島先輩みたいなキレイでかっこいい人ならわたし、怖くないかも!」
「えっ」
『え゛っ』
「・・・へっ!?」
「とにかく、ありがとうございました!
 他に生け贄にされて怖がってる子がいたら、桐島先輩の話を教えてあげますね!じゃあ失礼します!」
「・・・・・・・・・」

タッタッタッタッタッ・・・。

「・・・」
「・・・あの子・・・」
「桐島先輩?」
「人に名前を聞いておいて、自分は名乗らなかったわ・・・。礼儀正しいんだか正しくないんだか・・・」
「・・・そっちですか・・・」
「に、しても・・・困ったね。退魔師さんにはなんて言い訳したものかしら」
「・・・」
「まさか、ほんとにわたしが蒔いた災いの種だったなんて・・・ね。
 結局、結果的には退魔師さんの犯人扱いは正しかったわけだ」
「桐島先輩・・・。
 ・・・いえ、まだ桐島先輩に全ての原因を求めるのは早計だと思います」
「・・・え?」
「去年の学園祭における桐島先輩の狂言により、多くの生徒にアカヒトさんの存在が認知され、
 その後新年度になって、一部の新入生が持ち込んだあかマントの噂と混同され、
 さらに学園祭におけるアカヒトさんと夕子さんの接点により、
 あかマントも『夕子さま』も生け贄を要求する怪異にねじ曲げられた。・・・ここまではいいですね?」
「え、ええ」
「・・・でもそれだと、結局『夕子さま』の発生源が不明なままなんです」
「そ、それは・・・。
黄昏乙女アムネジアでエロパロ2
69 :いつもの人 ◆2XMU15nbVw []:2014/06/17(火) 21:50:02.63 ID:/TYvHJhd
 わたしが学園祭の時にアカヒトさんの怪談を歪曲させて
『アカヒトさんは夕子さんを探している』って内容で流したから、さらにそれがねじ曲がって
 生け贄を要求するアカヒトさんと夕子さんが混同されるようになっただけじゃ・・・」
「最後の七不思議と矛盾するのに?」
「!!」
「『夕子さま』が流行りだした時期を鑑みるに、
『夕子さま』と最後の七不思議の噂が流れ始めたのはほぼ同時期か、
 夕子さまがやや遅いかくらいのはずなんです」
「・・・」
「不自然じゃないですか?片や生徒を見守る守り神、片や生徒に生け贄を要求して追い詰める祟り神・・・。
 どっちも自然に『噂』として共存するとは考えづらい」
「・・・誰かが意図的に流行らせた・・・?」
「えっ?・・・あ、いや、まあ・・・。
 ・・・そうですね、桐島先輩がこないだ指摘していたように、
 この『帰ってくれなかった場合』のくだりに考案者の悪意が込められているというのなら、
 その可能性は低くないと思います」
「・・・」
「ここからはただの憶測ですが、
 たぶん最初の『夕子さま』は、本当にコックリさんの名前を変えただけのものだったんじゃないでしょうか。
 最後の七不思議の影響によって流行り始めた夕子さん版コックリさんに、
 誰かが後から便乗して悪意あるアレンジを加えたのかも・・・」
「・・・それがわたしだとは考えないの?」
「・・・。
 桐島先輩、自分で気づいてました?」
「・・・気づく?・・・何が?」
「さっきあの子に『キレイでかっこいい』って言われた時、すごく顔がニヤついてましたよ」
「へっ!?」
『・・・』
「本当に桐島先輩が元凶だったら、自分がバラ撒いた悪意によってイヤな思いをした子に褒められたって、
 そんな嬉しそうな反応はしないんじゃないですか?」
「〜〜〜・・・」
「それに最初にも言いましたけど、僕はそもそも桐島先輩のことは疑ってません」
「・・・。
 ・・・ねえ、新谷くん?」
「・・・なんですか?」
「あなた、絶対スケコマシでしょ」
「はぁっ!?」
『!?』
「あなたねえ、そういうのはダメよ?落ち込んで自虐的になってる女の子を、論理的に冷静にかばうとか。
 ・・・コマされてもいいかも、って思っちゃうもの」
「な、なに言ってるんですか!」
「あなた、もう恋人がいるわね?それもとりあえず付き合ってみたとかじゃなくて、相当『重い』仲と見たわ」
「なっ・・・なっ?なっ!?」
『・・・・・・・・・・・・』
「退魔師さんや新聞部の部長さんではないね。あなたと付き合ってるにしては、あの子たちには色気がないから。
 ・・・あー、そっかそっか。ちょっぴり残念ねえ。ちょっといいかな、って思ってたのに・・・」
「か、勝手に納得しないでくださいっ!」
「違うの?」
「あ、いや、その・・・」
『・・・』
「・・・なんで今、後ろを振り返ったのかしら?」
「べっ!別になんでもないですってば!」
「・・・ま、いいわ。今日はもう、とりあえず引き上げましょう。収穫もあったし、また後日吟味すればいいわ」
「あ、はい。・・・って、なんで桐島先輩が仕切ってるんですか・・・」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
黄昏乙女アムネジアでエロパロ2
70 :いつもの人 ◆2XMU15nbVw []:2014/06/17(火) 21:52:54.17 ID:/TYvHJhd
どさっ・・・。

「は―――・・・。疲れた―――・・・」
「・・・・・・・・・」
「生け贄か・・・。あかマントの時、もっと念入りに調査すべきだったかもですね」
「・・・・・・・・・」
「あの時は、ろくに聞き込みしなかったからなあ・・・。
 何より、アカヒトさんとの共通点に気づかなかったのは迂闊でした」
「・・・・・・・・・」
「・・・夕子さん?」
「・・・貞一くんってさ・・・」
「はい?」
「やっぱりスケコマシなの?」
「なっ!?何言い出すんですか夕子さんまで!」
「いや―・・・。最初はわたしも『なにをバカな』と思ったんだけどね―・・・。
 言われてみると、思い当たるフシがあるような・・・ないような・・・」
「そんなことないですってば!」
「でもよく考えたらさ―・・・。
 ず〜〜〜・・・っと誰にも気づいてすらもらえなかったわたしよりはさ―・・・
 まだ貞一くんの方が異性と接触する機会は多かったはずなんだよね―・・・」
「カンベンしてくださいよ〜・・・。僕、夕子さんと出逢うちょっと前まで小学生だったんですよ・・・?」
「最近のコは進んでるって言うし―・・・」
「ちょっ・・・」
「わたしは貞一くんだけだけど―・・・。貞一くんはなんか―・・・。
 無意識に女の子とか引き寄せちゃいそ―だし―・・・」
「・・・」
「今日だってさ―・・・。あのコの表情の変化とかさ―・・・。ミョーによく見てるし―・・。」
「・・・・・・」
「だいたいさ―・・・。ズルいよね―・・・。
 てーいちくんみたいなかーいー男の子にさ―・・・。あんなクールに庇ってもらったらさ―・・・。
 大抵のコはコロリといっちゃうって言うかさ―・・・」
「・・・・・・・・・」
「まーわたしはコロリどころかバタンキューって感じだったんだけどね―・・・」
「・・・夕子さん・・・。なんでそんなにいじけてるんですか・・・」
「べっつに―・・・。
 今日の聞き込みって他の人から見たら貞一くんとあのコが校内デートしてるように見えなくもないな―
 ・・・とか全然思ってないし―・・・」
「・・・」

どさっ。

「むぎゅっ!?」

のしっ・・・。

「ちょっ、て、貞一くん!?なにいきなりのしかかってきちゃってるの!?」
「ここは僕のベッドなんだから、どう寝そべろうが僕の勝手でしょう。
 ・・・そのままうつ伏せでいてくださいね」

ぐりりっ・・・。

「ひッ!?ま、まさか」

みちっ・・・。ぬぬぬぬぬぬぬ〜〜〜・・・っ。

「んあぁあっ!!ま、またおしりんオォオっ!」

・・・ぬぼんっ!!
黄昏乙女アムネジアでエロパロ2
71 :いつもの人 ◆2XMU15nbVw []:2014/06/17(火) 21:55:21.78 ID:/TYvHJhd
「・・・ンほっ!!」
「・・・ふっ!・・・もし僕が軽薄に見えるのなら、それは夕子さんのせいですっ!」
「ちょ、べ、別に軽薄とは言ってな・・・おっおっおっ!」

ぬぼっ!ぬぼっ!ぬぼぼっ!

「あっ、あっあっ、まっ、まさかっあ゛っあっ!まさかのケツ穴で三連戦ん゛っんっ!」
「もっ・・・うぅっ、もうお下劣スイッチ入ってるじゃないですかっ。そんなに好きなんですか?お尻の穴っ!」
「らからぁっ、ケツ穴大好きだけどケツ穴だけに集中砲火されるのはヤバいんだってばあ゛ぁっ!
 そこっおっおっ!そこマゾスイッチあるからぁっ!!」
「昨日から・・・くぅっ、なんなんですかっ、それっ・・・」

ぱんっ、ぱんっ、ぱんっ、ぱんっ、ぱんっ。

ずっ!ずっ!ずっ!ずっ!ずっ!

「あっ、あっ、あっ、あっ、あっ、おっ、おまんことかっ、おくちとかっ、ほかにもあるのにっ、
 よりによって、ケツあなばっか連続オナホにされたらっ、
 て、てーいちくんにっ、いじめられたくってしょうがなくなるスイッチがっ、オンになっちゃうぅぅっ」

ぬぼっ!ぬぬっ!ぶぽっぶぽっ!

「あ゛ぁあっ、あ゛、あ゛、あ゛、ご、ゴリッゴリおされてるぅう゛っ、
 マゾスイッチおされすぎてこわれう゛ぅっ」

ずっ!ずぼっ!ぼぼっ!ぼっぼっ!

「僕もっ・・・!僕も、夕子さんの男殺しアナル、すっかり病み付きですっ・・・!」
「あ゛〜〜〜っ、もっ、そ、その呼び方やめてよぉおっ」
「なに言ってるんですかっ、
 きっ・・・うっ!・・・き、キツキツなのにやわらかくてっ・・・すごいコスれるのにヌルッヌルでっ・・・!」
「あ゛〜〜〜〜〜〜〜っ、だっあっあっ、だめっあっあっ、あっあっあっ!
 ケツ穴しゅーちゅーほーからめっらめっらめっ!」
「ウツボカヅラとかっ・・・、アリジゴクみたいにっ、
 一度『男』を飲み込んだら・・・おぉぉっ、し、しぼり尽くすまで逃がさないじゃないですかっ!
 これが男殺しじゃなくてなんなんですかっ!」
「ご、ごめんなさいっ、ごめんなさ・・・おぉぉぉおぉ」
「・・・桐島さんじゃ、こうはいきませんよ!」
「・・・えっ!?」
「桐島さんは絶対、お尻の穴をオナホ代わりなんかにされて喜んだりしないですよっ!」
「てっていいちくっん゛っんっ!?」
「僕専用の精液便所を自負したりっ、
 僕に射精されただけで正気を失うほど悦んでくれたりっ!
 初めての時、痛みすら喜んでくれたりっ・・・!
 僕のためにそこまでやってくれるの、きっと夕子さんだけですっ!」
「そっそうらよおっおっおっ、てっ、てーいちくんのためおっおっ!
 ・・・たっ、ためっ、ためだったらっ、なんでもするよっおっおっ!」
「なのにっ・・・、なのに、他の女の人なんか、今さら目移りするわけないじゃないですかあぁあっ!!」「!!!
 ・・・・・・て・・・!」

ぶびゅぶびびっ!!

「おっほォっ!?」
「お!おぅぅうっ!」

びゅ―――!びゅ―――っ!ぶびびっ!ぶびゅるるるるっ!!

「んおっ、んオォっ、おっ、おっおっ、んオォォオっ!」
「もっ・・・、自覚のないっ・・・男殺しにはぁっ・・・こうやって・・・はぅっ!
 ・・・お、おしおきしないとぉおっ・・・!」
黄昏乙女アムネジアでエロパロ2
72 :いつもの人 ◆2XMU15nbVw []:2014/06/17(火) 21:57:42.86 ID:/TYvHJhd
びゅ!ぶびゅ――――――――――――・・・!

「ひッ!ひィイイィイ〜〜〜〜〜〜・・・っ」
「・・・おぉぉおおぉ・・・っ」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

すりすり・・・。

「うふふふふ・・・んふふふふふっ♪」

なでなで・・・。

「よしよし・・・。機嫌直してもらえました?」
「うんっ。余は満足じゃ。・・・ふふっ♪」
「・・・まったく。夕子さんは少し、自分の魔性っぷりを自覚した方がいいですよ?」
「・・・え!わたし魔性の女とかなの!?」
「まあ・・・。少なくともその・・・、取り憑かれた僕から見れば・・・」
「・・・やだっ、わたしなんかかっこいい・・・」
「そんな呑気なものじゃないですよ・・・。
 そのせいで僕は今までさんざん胸が張り裂けそうな思いをしてきたのに。
 なのに夕子さんに気持ちを疑われたら割に合わないですよ?」
「うっ・・・。ご、ごめんね?」
「・・・まあ、確かに桐島さんも大人っぽい人ですし、なんか変に鋭いところがあるから
 落ち着かなくなる気持ちは分かりますけど・・・」
「ふふっ、噂を意図的に流行らせたって言われた時の貞一くん、ちょっと面白い顔してたよ?」
「・・・あの時、僕は『夕子さま』の作為性に関して話してるつもりだったんですけれど。
 でも、そもそも最後の七不思議自体、僕自身が意図的に流行らせたものでしたからね・・・。
 だからちょっと、『ぎくっ』てなっちゃって」
「わたしも。・・・一年のコたちを言いくるめてる時の口振り、ただのでまかせには聞こえなかった。
 ・・・あのコ、ほんとにどこまで分かってるんだろうね」
「まあ、とりあえず考えるのは明日にして、今日はもう休みましょう。・・・色んな意味で疲れましたし」
「・・・」

ぎゅっ。

「えっ」
「・・・」
「ゆ、夕子さん?今日はもうさすがに・・・」
「・・・いや、そうじゃなくて・・・ね?」
「・・・?」
「・・・えと・・・。寝る前に・・・ちょっとでいいから、その・・・なんて言うか」
「・・・??」
「・・・・・・い・・・・・・いじめて・・・ほしい・・・かな〜・・・
 ・・・な〜んて・・・」
「・・・は・・・?」
「〜〜〜っ」
「い、いじめるって」
「そ、その、あたまぐりぐりするとかっ、せなかふんづけるとか・・・
 お、おしりペンペンとかっ、そういう軽いのでいいから・・・」
「いっ!いきなり何言ってるんですかっ!?」
「い、いきなりじゃないよ!さっき言ったじゃない!『いじめてスイッチ』が入っちゃったんだってば!」
「え、ええ〜〜〜・・・」
「ちょ、ドン引きしないでよ!そもそも貞一くんが無理矢理スイッチ押しちゃったんだよ!?」
「あ、あれってそういう意味だったんですか・・・?」
「そうよ!て言うか!だからお尻連続はダメだって言ったでしょっ!」
黄昏乙女アムネジアでエロパロ2
73 :いつもの人 ◆2XMU15nbVw []:2014/06/17(火) 22:01:20.97 ID:/TYvHJhd
「・・・・・・・・・」
「貞一くんもわたしにいじられたことがあるから分かると思うけど、お尻の穴を集中的にイジメられるとね、
 なんかこう、相手にすごく恥ずかしい弱みを握られてるような気分になっちゃって、
 ヘンな服従心が芽生えちゃうのよ・・・」
「まあ・・・。分かる・・・ような、分からないような・・・」
「だから、その後もしばらく『いじめてほしい』って気持ちだけが先走っちゃって・・・」
「・・・い、いやいやいや、今まではそんなことなかったじゃないですか?」
「日を跨いでなおもお尻の穴『だけ』イジメられ続けたのはさすがに初めてでしょっ!
 ・・・もうっ!タチ悪いのはアナルアクメの感覚と一緒に刷り込まれちゃってることよ!
 おかげで最近、恥ずかしい思いするたんびに、お尻の穴の気持ちいい感覚まで甦ってきちゃうんだよわたし!」
「・・・・・・・・・」
「だから貞一くんは責任取ってわたしをいじめる義務があるのっ!」
「・・・さ、さっき満足したって言ってませんでしたっけ?」
「それは甘やかされ分!イジメられ分は別腹っ!」
「・・・。
 と、とりあえず、頭ぐりぐりでいいですか?」
「うんうんっ。
 ・・・えへへへ。お手柔らかに・・・はしなくていいけど、とにかくいっぱいいじめてねっ♪」

 ・・・昼間は『いじめ』の温床となる占いを悪質だと断じていた恋人が
夜は『いじめ』を強要してくることに、激しい矛盾を覚える少年であった。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

ガラッ。

「うーす。・・・うわっ、なんだっ?」
「うへへへへ・・・」

すりすり・・・。

「・・・あ、霧江さん、こんにちは」
「おい、なに食わぬ顔で挨拶するな!なんだその、お前の太ももにむしゃぶりついてる妖怪は!」
「いや〜、その・・・」
「いーじゃない。ここはわたしの特等席だもーん。
 それにわたし、今日はすごーく機嫌がいいの」

すりすりすり。

「・・・ったく、また色ボケモードに入ってるのか・・・。いや元々色ボケだけど。
 アバズレ女の前じゃさすがに自重しろよ」
「えっ」
「えっ」
「・・・ん?なんだ?当然のことだろ」
「・・・霧江さん。ひょっとして、桐島さんには夕子さんの姿が見えてると思ってます?」
「え?
 ・・・あ!そ、そっか。あいつには夕子の姿は見えないよな。
 ・・・あれ?なにを勘違いしてたんだわたしは・・・」
「・・・やっぱりあなたも、なんとなくそう感じちゃうんだ?」
「え?」
「・・・どうも桐島さん、夕子さんの存在を察してるフシがあるんですよ・・・」
「・・・」
「僕や霧江さんみたいに、はっきり認識できてるわけではさすがにないと思うんですけど」
「・・・まさか・・・。
 ・・・いや、でも、あいつカマかけとか得意そうだからな。
 そう思わせるように振る舞ってるだけかも知れないぞ」
「それは結局、夕子さんの存在を意識してる前提じゃないと成り立たないのでは?」
「・・・」
黄昏乙女アムネジアでエロパロ2
74 :いつもの人 ◆2XMU15nbVw []:2014/06/17(火) 22:02:58.88 ID:/TYvHJhd
「なんかね〜・・・。
 わたしもあのコの前だと、なんとな〜く貞一くんとイチャイチャしづらいんだよね〜・・・」
「お前はあの女関係なしにもうちょい自重しろよ・・・。
 ・・・しかし、そうそう夕子の存在を感知できるものか?
 少なくともお化け屋敷の時は見えてなかったんだろ?」
「あの後色々ありましたからね・・・。
 元々、桐島さんはイヤでも夕子さんを意識せざるを得ない環境にありましたから、
 普通の人よりは感知しやすくなる土壌が出来上がってたとも言えます」
「う〜ん・・・。
 でも夕子、お前って新谷と出逢うまで、ただの一人にも気づいてもらえなかったんだよな?」
「うん。そりゃもう聞くも涙、語るも涙よ?」
「・・・なのにここに来て、急に三人も認識できる人間が出てくるものか?」
「霧江さんは血縁があるから、ある意味で必然だと思いますけど」
「・・・じゃあお前はなんなんだよ」
「えっ」
「わたしは血縁があって、桐島は名前のせいで意識しまくってるってんなら、一番接点ないのはお前だろ」
「あ〜〜〜・・・」
「わかってないわねぇ。そんなの『赤い糸』ってやつに決まってるじゃない」
「『アカいヒト』の間違いじゃないのか?ある意味で新谷はお前への生け贄だからな」
「ぐっ・・・」

「・・・案外、新谷の家も祖母辺りが夕子と知り合いだったんだったりしてな・・・」

「・・・貞一くんのおばあちゃん・・・かあ。
 まあ、貞一くんと出逢ったことによって、わたしも色々活動するようになったから
 それで意識されやすくなったっていうのもあるのかもね」
「そういえば霧江さん、そのアカヒトさんですけど・・・」
「ん?ああ。結局桐島が元凶だったんだろ。とんだ茶番だな」
「・・・いえ、昨日も僕の意見は話しましたけど、
『夕子さま』を悪意あるものとして流行らせた人間は恐らく別にいるはずです」
「・・・でもな、新谷・・・。
 大きな意味での発端が学園祭における桐島の狂言だってのは、もう間違いないと思うぞ。
 それであいつが嫌な気分になるのは、自業自得じゃないのか?」
「・・・正直、もう桐島さんはあまり関係ないと思ってます」
「・・・は?」
「霧江さんも知っての通り、最後の七不思議を広めたのは僕です。
 僕の知ってる本当の夕子さんをみんなに知ってほしくて、
 ・・・そして、それによって夕子さんが帰ってきてくれるように」
「・・・」
「貞一くん・・・」
「・・・なのに、
 僕と同じ時期に、
 僕と同じやり方で、
 僕とは真逆の夕子さんを広めた人間がいるかも知れない。
 ・・・あまりこういう言い方はしたくないんですけど」
「・・・・・・」

「僕は、ケンカを売られたと受け取りました」

「・・・!!」
「新谷・・・」
「だから、桐島さんの依頼はやり遂げたい。
 ・・・別に戦うとか、そういうのじゃないんです。ただ、納得できるまで調査したい」
「・・・。
 はあ・・・。しょうがないな。
 まあ、ここで中断したら怪異調査部の名折れだし、部長代理の命令なら・・・ん?」
「〜〜〜・・・っ」
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75 :いつもの人 ◆2XMU15nbVw []:2014/06/17(火) 22:03:41.19 ID:/TYvHJhd
「おぅわっ!?な、なんだ夕子!!なに悶絶してんだ!?」
「ゆ、夕子さん!?どうしたんですか?」
「・・・い・・・」
「・・・『い』?」
「いまのてーいちくんのセリフっ・・・『ずきゅーん』ってきちゃったあぁっ・・・」
「・・・は?」
「・・・え?」
「ど、どーしよていいちくんっ・・・わたしまたスイッチはいっちゃいそうっ・・・」
「えぇっ!?な、なんでですかっ!?」
「スイッチ?スイッチってなんだ?」
「あ、いや、その、こっちの話です!」
「あぁあぁあっ・・・。あのコの言う通り、やっぱてーいちくんって女殺しなんじゃ・・・はうぅっ」
「ちょ・・・もーっ、昨夜納得したんじゃなかったんですか?」
「・・・よく分からんが・・・。
 ひょっとして夕子って、こういう病気なんじゃないだろうな・・・」

ガララッ。

「ごめんくださいな。・・・あら、なにしてるの?」
「へっ!?き、桐島先輩!?」
「き、桐島!?あ、いや、これはだな、その・・・!」
『・・・はうぅっ・・・』
「・・・?」
「・・・あ!いえ、霧江さんと昨日のことで議論してたら、ちょっと熱くなっちゃって・・・!」
「え?・・・あ、ああ、そうそう!」
「・・・?
 ・・・そう?」
《おい夕子、いつまでものたうってないでしゃんとしろよ!》
『てーいちくんが膝枕で看病してくれないとムリぃ〜・・・』
《・・・こいつは〜・・・》

ガララッ。

「こんにちはーっ!
 ・・・あれ?みなさんもうお揃いですか?」
「あ、小此木さんこんにちは」
《ほら、みんな集まったからしゃきっとしろ!》
『ちぇーっ』
「・・・」

がしっ。

『・・・へっ?』

ぐいいっ。・・・ばふっ。

『わぶっ!?』
「お、おい新谷!?」

なでなで・・・。

『あっ・・・んんっ。・・・ふあぁっ』
《・・・膝枕くらいいくらでもしてあげますから、しばらく大人しくしててください・・・》
『んんんっ・・・。
 ・・・うへへへ、極楽極楽っ♪』
「もうそのまま昇天してしまえ」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
黄昏乙女アムネジアでエロパロ2
76 :いつもの人 ◆2XMU15nbVw []:2014/06/17(火) 22:04:21.37 ID:/TYvHJhd
「・・・おおよその原因が分かったところで、今後の方針ですけど・・・」
「やっぱり広めたバカの特定じゃないか?シメてやらんとまたヘンな噂を広めようとするかも知れないぞ」
「いえ、大元を特定したところで、『夕子さま』が沈静化するわけじゃありません。
 まず火消しの方を優先すべきじゃないかと」
「わたしはどっちかとかじゃなくて、同時進行すべきだと思うけど。徹底的に根絶やしにすべきだわ」
「・・・桐島さんが言うとなんかコワいです・・・」
「お前は部員じゃないんだから、方針に口出ししてくるなよ」
「あなたたちが手ぬるいからでしょう。どちらか一方でも叩き損なえば、きっと禍根を残すわ」
「ふん。お前が言うと説得力が違うな」
「・・・」
「ま、まあまあ、霧江さんも桐島さんも落ち着いてください。ねっ?ねっ?」
「う〜ん・・・。
 桐島先輩、僕は犯人を放置しろと言ってるわけではなくてですね、順番のことを言ってるつもりなんですけど」
「順番?」
「例えば、先に犯人を特定できたとしても、すでに拡散してしまった『夕子さま』にはあまり影響はありません。
 もちろん霧江さんが言ったように、発生源を止めるっていう意味での効果はありますけど、
 だからと言って学園中に浸透した『夕子さま』が自然消滅するわけじゃないですし」
「・・・」
「逆に『夕子さま』が流行らないように火消ししていけば、自然と発生源に近付いていくんじゃないかと思うんです。
 ちょうど昨日、桐島先輩が一年生を諭してくれたおかげで、有力な情報が聞き出せたように」
「・・・なるほど」
「おお〜・・・。さすが新谷さん、戦略的です!」
「いや、そんな大したものじゃないよ小此木さん・・・。
 それにやり方としては、結局桐島先輩が言ったような同時進行の形に近くなると思うし」
「・・・そうなの?」
「僕が気になってるのは、一部の一年生が行ったという『あかマントを鎮める儀式』です。
 滝岡さんと昨日の一年生、二人の口から聞けたってことは、その儀式が執り行われたのは恐らく事実なんでしょう。
 ですから、火消しはそっちの情報収集も兼ねる形でいこうかと思うんです」
「・・・新谷は、その儀式の参加者を疑ってるのか?」
「まあ、無関係ではないかと・・・」
「いいわ、そういうことなら。要するに、昨日みたいなことを繰り返せばいいんでしょう?
 ・・・ちょろいわ」
「さすがに、単体行動で口出ししてもただのヘンな人だと思われるでしょうから、2チームに分かれて行いましょう。
 僕は桐島先輩と行動しますから、霧江さんは小此木さんと行動をお願いします」
「分かった」
「りょーかいです!」
「・・・この分け方、なんか意味あるの?」
「霧江さんは、この手の話では一部の一年生に信頼がありますからね。
 桐島先輩は昨日の諭し方を見る限りでは、すごく説得力があったので」
「・・・ふうん」
「じゃあ、さっそく開始しましょう。なにか分かったら、また携帯で連絡お願いします」

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