- 金田一少年と探偵学園エロパロ事件簿 〜File5〜
167 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/06/09(月) 06:13:20.14 ID:U0itpMVK - 「…腕枕、してほしい…なぁ、なんて」
しばしの沈黙。 「…そう言われたら、します、けど…」 「だ!だって!高遠くん細いんだもん!!腕枕なんかしたら折れちゃいそうなんだもん!!」 「そっ、そこまでヤワじゃありません!」 なんだか急に気恥ずかしくなって、けれど意地になって僕は先輩を勢いで抱き寄せた。 「……っ、」 僕の二の腕の上で、びくりと頭を浮かせた先輩が、そろそろと重みを預けてきた。 「…折れてない?」 「折れません」 ちょっとムッとして言い返すと、先輩は安心したように笑った。 「…本当だ。見た目よりしっかりしてる」 「男ですから…」 「ん、そうだよ、ね」 えへへ、と笑う先輩は、いつもの女王様と呼ばれる凛とした姿より、なんだか幼げに見えて。 「…先輩、好き…です」 「……」 ぐりぐり、と頭が胸に押し付けられた。…これは、ひょっとして、照れているのだろうか。 「…あたしも好き。大好き」 甘くて、少し切ないような感情が胸を刺す。 お砂糖とスパイス、素敵なものみんな。 そんないとしい女の子を、僕はぎゅっと抱きしめた。
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