- 【クェイサー】吉野・佐藤健悦作品でエロパロ 4【舞・舞乙】
297 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/06/07(土) 17:44:53.73 ID:QE4zEdHE - 2日後…
9月2日 午後6時10分 風華学園 女子寮 たまゆら祭り当日… 女子寮の一室には、浴衣の着付けに苦労する晶と、それを手伝う舞衣の姿… 「ゴメンな、舞衣さん…私、女の癖に浴衣の着付けとかできなくて…」 「あはは、いいわよ〜〜〜♪浴衣なんて滅多に着る事ないんだし、しょうがないわよ(笑)」 昨日…舞衣は巧海と晶に、自作の浴衣をプレゼントした。 青を基調とした男の子用のデザインの布地で作られた浴衣を受け取り、嬉しそうな巧海… そして、ピンク色の可愛く可憐なデザインの浴衣に、目を輝かせて喜んだ晶… 二人の嬉しそうな反応は舞衣にとって新鮮で…心に残るシーンだった。 そして今…舞衣は晶の浴衣の着付けを手伝っている… 『浴衣の着付け…あの子たち出来るのかな?』 と不安に思っていた舞衣は、集合時間前に巧海と晶の部屋を訪ねてみた。 案の定…二人は着付けなど分からず…浴衣を着る事に悪戦苦闘していた… 最初に男子寮に寄り、巧海の着付けを済ませた舞衣は、次に晶の部屋に立ち寄った。 下着姿で慌てる晶を落ち着かせながら、舞衣は何とか着付けを済ませた。
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- 【クェイサー】吉野・佐藤健悦作品でエロパロ 4【舞・舞乙】
298 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/06/07(土) 17:47:05.23 ID:QE4zEdHE - 「ここで帯を締めて…っと!はいっ、出来上がり〜〜〜♪」
「ふぅ…サンキュー舞衣さん!助かったよ」 「わぁ!可愛い♪似合ってるわよ〜〜晶くん♪」 晶は浴衣姿の自分を鏡に映す… 「えへへ…そうかなぁ…巧海…喜んでくれるかな?」 晶は自分の浴衣姿をあらゆる角度から鏡に映して鑑賞した。 「もちろん♪あっ、そうそう…晶くんに、もう一つプレゼント用意してたの♪」 そういうと、舞衣はバッグからファンシーな包装に包まれた物を晶に手渡す… 「えっ…何これ?開けていいの?」 「いいわよ〜〜どうせ今から使うものだし」 晶は包装を開ける… すると、晶の目の前には見慣れない物が現れた… 「うぇえ!!?こ、これって…」 「あはは、そんなにビックリしなくても(笑)」 晶の両手で開かれていた薄い布地は、白いソングショーツ(Tバック)だった。 今まで見たこともない形のショーツに、晶は思わず赤面してしまった。
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299 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/06/07(土) 17:47:45.41 ID:QE4zEdHE - 「ちょ…こんなエロい下着…どうして?」
「エロいって(笑)あのね、浴衣って結構ピッチリしてるでしょ?だから下着のラインがハッキ リ浮き出ちゃうのよね。だから下着を着けない人も多いんだけど…それはイヤでしょ?それに、 そういうのって、普通にピッチリしたパンツルックにも合うし、持ってて損はしないと思うわよ」 「そ…そうなのかな…?うん、分かった。ありがとう舞衣さん…」 晶は納得しながら物陰に隠れると…浴衣の股下から身に付けていたショーツを脱ぐ… そして、プレゼントされた白いソングショーツをゆっくりと身に付けた… 「うわっ…何かいつもよりスースーするし…ちょ、ちょっと食い込むな…」 「よしっ!オッケー♪準備が出来た所で、そろそろ行きましょうか♪」 晶は慣れない浴衣やソングショーツの感触にモジモジしながら舞衣に付いて行く… そして舞衣は笑顔で晶を引きつれ、女子寮を後にした。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
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300 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/06/07(土) 17:49:06.02 ID:QE4zEdHE - 女子寮から、待ち合わせ場所のビジネスホテル前まで…
舞衣と晶…二人は雑談しながら目的地を目指した… 「晶くん、いつも巧海のお世話をしてくれて…本当にありがとう」 「えっ、いや…お世話だなんて!!俺っ…じゃなかった!!私の方が世話になってる位だし…」 「ううん…晶くんと話してる時の巧海の顔…凄く嬉しそう…巧海、本当に晶くんの事が好きなのね…」 「そ…そうなのかな(笑)舞衣さんから見ても…そう見えるのかな?」 「うん、そうね…そう見えるわね…」 晶の足元は、浴衣に合わせた下駄… 舞衣は晶の歩幅に合わせながら、ゆっくりと歩く… その時…舞衣は晶の左手薬指に目が留まった。 「あれっ、晶くん…その指輪って…もしかして?」 「あっ、あぁ…これは…その…巧海から…えへへ…」 晶は照れ笑いしながら左手を前に差し出す… 「はいぃ〜〜っ!!?そうなんだ〜〜〜♪巧海もやるわねっ!!」 「二人でお金を出して…ペアリングを買ったんだ。二人で…頑張ったお金で…」 晶は多くを語らなかった… しかし、舞衣には二人がどういう思いでペアリングを購入したのか理解していた。 「そっか〜〜〜そんなに仲良いんだ…姉として嬉しいような…寂しいような…」
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301 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/06/07(土) 17:49:42.28 ID:QE4zEdHE - 「ええっ?舞衣さん、もしかして怒ってる?」
「はいっ?あはは、怒ってないわよ〜〜〜(笑)ただ…巧海も…もうそんなお年頃なのかな〜 〜ってね…お姉ちゃんのはずなのに…あたし、何だか晶くんに嫉妬しちゃうかも(笑)」 「そんなぁ〜〜〜勘弁してよ舞衣さ〜〜〜ん!!」 「あはは!!冗談、冗談♪」 巧海が成長していく事は、舞衣にとっての喜びの筈… 巧海に彼女が出来て…巧海が人生を謳歌している事は舞衣にとっても喜びの筈… しかし、それと同時に…寂しさも感じていた。 何故だか舞衣は…巧海が自分の元から離れていくような…そんな気がした… 「晶くん、これからも巧海の事…よろしくね」 「あぁ、分かってるよ舞衣さん!私に任せてくれよ!」 二人は待ち合わせ場所のビジネスホテル前に辿り着いた。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
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- 【クェイサー】吉野・佐藤健悦作品でエロパロ 4【舞・舞乙】
302 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/06/07(土) 17:51:55.13 ID:QE4zEdHE - 午後6時40分
ビジネスホテル ロビー 「よっ!お待たせ、巧海っ♪」 「あっ、晶ちゃん!」 ホテルのロビーでは、既に浴衣姿の巧海が待っていた。 巧海は、晶の可憐な浴衣姿を見るなりソファーから立ち上がる… そして、慣れない姿に照れ笑いする晶に歩み寄った。 「晶ちゃん、浴衣凄く似合ってるよ!可愛いよ!」 「かっ…可愛い…?あっ…ありがとう…えへへ…嬉しいよ」 巧海の真っ直ぐな笑顔…そして素直な言葉に、晶は思わず赤面してしまった。 しかし巧海の言葉は晶にとってとても嬉しく…その場で小さく「よしっ!」と呟いていた。 そんな微笑ましい光景を、舞衣は笑顔で眺めていた。 そんな時…正面にあるエレベーターが1階で止まる… そしてドアが開くと…Tシャツにジーンズ姿の祐一が現れた。 「巧海!久しぶりだなっ!」 「あっ、楯さん!久しぶりですね!」 「…おっす…久しぶり…」 祐一と巧海…約3年振りの再会… 巧海は中等部の頃から、祐一と舞衣が「彼氏彼女の関係」である事を知っていた。 そして、巧海が風華学園中等部に在学していた頃、祐一は「兄」のように接してくれていた。 そんな祐一との再会に、巧海は若干の緊張を覚えた…
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303 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/06/07(土) 17:52:49.90 ID:QE4zEdHE - 「なあ舞衣、そろそろだろ?着替えて来いよ」
「うん、そうするわねっ♪」 まだ私服姿だった舞衣は、エレベーターで宿泊している上の階へ向かった。 舞衣が乗ったエレベーターが上の階へ行った事を確認すると、祐一は晶に一言告げた。 「なあ尾久崎…ちょっといいか?巧海と少しだけ話がしたいんだ…」 「えっ?あぁ…いいぜ…」 晶は頷くと、一人女子トイレに向かった… ロビーの一角には…巧海と祐一… 二人はソファーに座り会話を始めた… 「…巧海…無期停って大変だったよな…」 「…すみません…本当にビックリさせちゃったみたいで…」 「あぁ、マジでビックリしたぜ…俺もだけど…舞衣は本当に驚いてたんだ…」 「お姉ちゃんには…謝りました…本当にごめんなさいって…」 巧海は申し訳無さそうに…呟くように言った… 「…あの…僕がどうして停学になったか…聞きましたか?」 「いや、理由はまだ聞いてない…てかさ、もう聞く必要ないだろ?」 「えっ?どうして…ですか?」 「聞いてどうすんだよ?俺が説教でもするのか?そんな必要ねーよな(笑)俺は何があったか 聞かねーし…聞く必要もない…実際、無期停の期間が3日なんて…どうせ大した事でもないだ ろ(笑)」 自分の彼女の弟…祐一は巧海が学園に在籍していた頃から兄のように接してきた。 そんな大切な弟のような存在だから…無期限停学処分の事に触れない訳には行かなかった。
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- 【クェイサー】吉野・佐藤健悦作品でエロパロ 4【舞・舞乙】
304 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/06/07(土) 17:53:42.14 ID:QE4zEdHE - 「ただ、俺が言いたい事は…何かあったら、すぐに俺に相談してくれって事だ!ムカついた事
でも、悩んだ事でも…何でも俺に相談してくれよな!一人で悩むなんて事は…止めてくれ…い いな?」 「…楯さん…はい…ありがとうございます!」 そんな時、晶が女子トイレから出てきた… 「オホン!あ〜〜〜もういいか〜〜?」 と同時に、浴衣姿の舞衣がエレベーターから降りてきた… 「お待たせ〜〜〜♪じゃ、そろそろ行こうか」 「うわっ…舞衣さん…綺麗だなぁ…」 「お姉ちゃん…凄く綺麗だね…」 舞衣の浴衣姿はとても艶やかで…巧海や晶…そして、既に2日前に見ている祐一… 更にホテルで仕事中のフロントの職員までもが見惚れていた… 「あはは、そんなに…大袈裟よね〜〜〜(笑)」 紅色を基調とした…印象的なデザインや色の浴衣… その紅色は、舞衣のオレンジ色の髪の毛や白い肌をより一層引き立て…目立たせた。 そして、身体にフィットする浴衣は身体の線をハッキリと浮き立たせ…舞衣の抜群のスタイルを 周囲に惜しげもなく披露していた… 「それじゃ、みんなでたまゆら祭り、見に行きましょうか♪」 舞衣の掛け声と共に、一同はたまゆら祭りの会場に向かった。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
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