- 這いよれ!ニャル子さん でエロパロ3
623 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/06/06(金) 05:06:40.41 ID:dR+o7Gig - 以前お題を頂いていた、ニャルまひものの「挙式編」
前編が書けたので投下させてもらいます。 完全な自己満・妄想の産物なのをご容赦下さい。
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624 :挙式 前編[sage]:2014/06/06(金) 05:07:51.15 ID:dR+o7Gig - 「結婚式……しようか」
ベッドから出た真尋が、そう言った。 ニャル子は一瞬。その言葉の意味を理解出来ず。 呆けたように夫の顔を見ていた。 夜のお勤めを果たした後の身体は汗だくで、赤く火照っている。 だが、彼女がみつめる彼の頬を染める赤さは、性交の余韻によるものだけではない。 「マジですか?」 「な、なんだよ。嫌なら……わぶ!」 ぬぅ……っと伸びた腕に頭を絡めとられた真尋は、そのままベッドに引きずり込まれる。 「ぷはっ!おいこら!急に……」 むちゅうと重ねあわさった唇。籍を入れてからというもの、 ニャル子は事あるごとにキスをかましてくる。 始めは照れと恥ずかしさで振りほどいていたそれも、いつからか真尋は自然に甘受するものとなっていた。 「ん……あむ。ん……」 真尋はニャル子の髪を撫で、更に深く口づけた。ニャル子の返事は聞かなくても分かった。 上唇が震える時は、ニャル子が嬉しい事があったときのキスだからだ。 「……幸せにするよ」 「もう、十分幸せですって……」 「じゃあ、やめとくか?」 「あん。もー……意地悪なんですから……んちゅ……」 キスの気持ち良さですっかり元気になった下半身をニャル子にあてがった。 下顎を突き出す様に吸い付くキスはおねだりのサインだ。 「お前は欲張りだもんな……んっ……んあ……」 「あん……真尋さんの愛なら、いくらでも入りますから……ね?」 「うくっ……ニャル子!」 肉壷に沈んでいく快感に膨張率が跳ね上がる。30分前に「もう出ない」 と言ったハズの熱が、ニャル子の中に大量に注がれていく。
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625 :挙式 前編[sage]:2014/06/06(金) 05:10:15.97 ID:dR+o7Gig - 高校を卒業した日。真尋とニャル子は、その足で婚姻届を出しに行った。
名実共に夫婦となった二人を祝福する声は身内だけで十分だった。 卒業後は就職をと申し出た真尋だったが、頼子とニャル子の強い勧めで大学までは卒業する事となった。 学費はアルバイトをして自分で出すと言うのが真尋の譲れない条件だった。 そして、真尋は世の中を知った。 古本屋のバイトをする真尋。バイト仲間の内でニャル子はちょっとした有名人だった。 ちょくちょく来ては、長居する銀髪碧眼の美少女と来ればまぁ無理もない。 事の発端は勇気ある若者がニャル子に話しかける口実に使った一冊の本による…。 「『小説を書こう』?」 鼻息も荒く、突き出されたその本のタイトルを真尋は読んだ。 「私、小説家になります!」 想像通りのその台詞に真尋は嘆息した。 そして、1年後。 20歳になった真尋は学生小説家としてデビューを果たした。
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626 :挙式 前編[sage]:2014/06/06(金) 05:14:31.60 ID:dR+o7Gig - ビクンと跳ねたペニスがニャル子の最奥を叩く。
ニャル子は眉根を寄せ、声にならない快楽の声をあげた。 真尋はそのまま倒れる様にニャル子の胸に顔を埋める。 絶頂にわななく膣の締め付けに苦悶するが、痙攣する陰茎から出せるものはとっくに出し切っていた。 「ま、真尋……さん」 イった余韻で震える声。真尋の頭を撫でる手も震えていた。 「ニャル子のナカ……暖かい」 繋がったままどれくらいそうしていたか。真尋は、苦労してきつく絡む熱い肉ヒダのキスから抜け出した。 半月ぶりに出した精液はまだ半固形状のまま粘糸を垂らし、 激しいオルガスムの影響で未だに勃起の硬度は落ちていない。 「はうぅ、素敵です……」 ニャル子は潤んだ瞳で真尋に抱き着いた。 胸の高鳴りは止まず、愛しさと劣情で頭の中がくしゃくしゃだった。 「結婚式、誰を呼びましょうか……?」 「お前の好きにすればいいさ……」 「お義母様、お義父様、珠緒さんに、余市さん……」 家を離れて久しい。懐かしい名前と家族、真尋の心には郷愁にも似たものが溢れた。 ニャル子はその後もとつとつと、名前を挙げていく。 「……あいつら、今頃どうしているかな?」 真尋が髪を撫でると、ニャル子はすりすり頬をこすりつける。 猫の様甘える仕種。……そこに真尋は彼女の抱える一抹の寂しさを垣間見た。
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627 :挙式 前編[sage]:2014/06/06(金) 05:17:23.81 ID:dR+o7Gig - 新人賞の賞金額を見た真尋が筆を取ったのは、あるいは必然だったのかもしれない。
もともと読書が趣味であり、文系を専行していた真尋はアルバイト先の環境も相まって、 めきめきと文才を伸ばしていった。 「やはりサブカルチャーの創作において地球人に敵うものはいませんね〜〜」 早々にギブアップをしたニャル子は真尋の作品の良い読み手となった。 基本的に何を書いても大ウケする妻の姿。それが真尋にとって何よりも励みとなった。 都合四作目の応募で、真尋は入賞を果たした。 賞金と、入選作品の主催社からの刊行が決まった日。真尋はニャル子との挙式を決意した。 「ハスター君は今頃大忙しでしょうね……」 「……ん」 星に戻ったハス太は父親と和解し、今は父親の会社を手伝っているという。 時を同じく、地球を去ったルーヒー。 ……きっとハス太の会社の前には毎日タコ焼きの香りが漂っているだろうと、真尋とニャル子は笑った。 「アト子ちゃんはきっと変わらずです」 「……ん」 「……あいつと……ポンコツは……」 「……ニャル子」
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628 :挙式 前編[sage]:2014/06/06(金) 05:20:26.90 ID:dR+o7Gig - ニャル子が真尋と入籍するに当たって、惑星保護機構から下された指令は簡素だった。
『地球人として過ごすこと』 ニャル子は家族を含む宇宙人との関わりを絶たれた。 真尋が驚いたのは、この指令に異議を唱えたニャル子を説得したのが、 クー子だったことだ。 別れの日。卒業式が終わり、ハス太を見送った後。 幻夢境へと赴くクー子とニャル子が何を話したのかはわからなかった。 ニャル子はシャンタッ君が入ったカプセルをクー子に渡たし、 そしてクー子はニャル子のスカートに頭を突っ込み……その姿勢のまま脳天をコンクリートに打ち付けられていた。 新しい蕃神が完成するまで500年。 クー子は今も、地球人の知らないところで地球を守ってくれている。 「『ネットゲーム三昧』の間違いですよ」 苦笑する真尋。ニャル子は気まずそうに視線を逸らす。 真尋の為に、全てを失った妻。 真尋は彼女に改めて誓いを立てようと決めたのだ。 「……幸せにするよ……ニャル子」 真尋は再びそう言う。 「真尋さん……」 合わさる唇。 下唇が震えるときは寂しい時のキスだ。 その後、何度愛しあったのかは真尋にはわからなかったが 次の日の午前の講義を真尋は自主的に休講した。
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629 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/06/06(金) 05:24:56.72 ID:dR+o7Gig - 後編に続きます。
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