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名無しさん@ピンキー
【なんでもあり】人外と人間でハァハァするスレ8
【獣人】猫耳少女と召使いの物語19【ヒト】

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【なんでもあり】人外と人間でハァハァするスレ8
172 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/06/06(金) 00:52:56.55 ID:WcVcoqFH
ゼロから始める魔法の書の二次
白い虎の傭兵×ぼくっこ魔女
エロなし


 白い虎の獣人と、一言で表せばそういう事になるだろう。
 ただ「傭兵」と名乗るその男は、“獣堕ち”と呼ばれる半人半獣の化物だ。
 趣味は料理で、夢は自分の酒場を開いてのんびりと余生を過ごす事。
 その性格は獰猛な肉食獣の見た目とはうらはらに、どちらかと言うと臆病で、
少しばかりぶっきらぼうで偽悪的なだけの小市民だ。
 今はわけあって戦争稼業は休業し、魔女の傭兵などといういかがわしい
仕事を請け負っている。
 今もその関係で、傭兵はウェニアス王国の王城に滞在していた。
 夜中である。
 あてがわれた召し使い用の部屋のベッドでぐうぐうと眠りこけていると、
しのびよる気配を感じて傭兵はふと目を覚ました。
 だがそれが知っている気配だと気がついて、特に騒ぎたてる事もなくゆっくりと目を開ける。
 そのまま無視して寝ようかと思ったのだが、気配がベッドの近くに立ったまま動かないので、
傭兵は仕方なく半身を起した。
「何の用だ? そんなところにぼーっと突っ立ってられたら、気が散って寝られ――」
 ねぇだろう、と言おうとして傭兵は口を閉ざす。
 そこには、一糸まとわぬ姿の少女が立っていた。
 思いきりよく短く切った金色の髪と曲線の少ない体は、ともすれば少年と
見間違えそうだが、傭兵はそれが少女だと知っている。
「な……何やってんだ、お前……! 馬鹿! 服を着ろ!」
 思わず怒鳴ると、少女――アルバスは思い詰めたように唇を引き結び、
傭兵のベッドに膝をかける。
 傭兵は喉の奥で悲鳴めいた声を上げ、アルバスから逃げる様にしてベッドから転げ落ちた。
「な、何の冗談だ一体!? 俺の毛皮を寝床にするのが目的か!? だが、お前にゃ
犬面っていう下僕がいるだろうが! ベッドにするなら俺じゃなくあっちにしろよ!」
 ベッドから離れた壁に背中を張り付け、情けないくらい震えた声で叫ぶように言うと、
ベッドに取り残されたアルバスがきっと傭兵を睨み付けた。
「そんな理由で僕がわざわざ君の部屋に来るわけないだろ……!
夜這いにきたんだよ! 決まってるだろ!?」
「よ、ば……い……ってなぁ! お前、意味分かって言ってんのか!?
おまえみたいなガキがそんな亊してどうするんだよ。いいから服を着て、
自分の部屋に戻れ!」
「なんだよ、いくじなし! 人が折角勇気出して部屋まできたのに……!
そんな風に追い返す事ないだろ……よーへいの馬鹿!」
 アルバスはどなって、枕を傭兵に投げ付けた。
 しかし全裸でベッドの上に居座ったまま動こうとはしない。
 傭兵は困りはて、投げ付けられた枕を手に立ち尽くした。緊張で無意識に爪が出て、
枕につき経ったせいで中身がこぼれる。
「そ……そんな亊言われてもだなぁ……」
 猛獣の姿で生まれたせいで、今までずっと女と無縁の生活を送ってきた傭兵である。
 それがいきなり全裸で夜這いをかけられたところで、
いきなりその気になんぞなれるわけもない。
 相手が色気のかけらもない、チビで貧乳のガキでは尚更だ。
「……必要なんだ、どうしても」
「――あん?」
【なんでもあり】人外と人間でハァハァするスレ8
173 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/06/06(金) 00:53:45.77 ID:WcVcoqFH
「け、獣堕ちの……せ、せーえき……が、必要で……だ、だから……」
 言いながら、アルバスの顔は見る見る赤くなっていく。
 獣堕ちの首は、魔術や魔法を扱ううえで重要な贄となる。
 首だけでなく血や爪、肉に至るまで役に立つというのだから、
精液だってそれは確かに何かの役に立つのだろう。
「けど、ホルデムは……あ、あいつは馬鹿だし、凄い女好きだし、
僕が精液よこせなんて言ったらどうなるかわかんないし……だから傭兵なら、
その、や、優しくしてくれと、思って……それで……なのに……」
 馬鹿、とアルバスは弱々しく傭兵をなじった。
 ホルデムとは、アルバスの下僕の獣堕ちだ。
 その姿は狼で、好色な上に真性のクズ野朗だ。だがアルバスの前でだけは大人しく、
アルバスの命令は喜んで聞く犬的な気質も持ち合わせている。
 だが確かに、アルバスがホルデムに「精液をくれ」などと言ったら、
たががふっとんで大惨事になるだろう事は傭兵にも想像がついた。
 ――それで、俺の所にくるのかよ。
 内心嘆息して、傭兵は頭を抱えた。
「だからって……裸で俺の部屋に乗り込んでくることはねぇだろう……
そんなもんが欲しいだけなら、口で言えば何か……その、入れものにい
れるとか……とにかく、俺みたいに化物に体を投げ出すようなマネする
必要は――」
「傭兵は化物なんかじゃない!」
 鋭く怒鳴られて、傭兵はびくりと尻尾を跳ねさせた。
「そりゃ、君は獣堕ちだけど……けど、そんなの関係無いよ。
僕は傭兵ならいいと思って……ホルデムより、傭兵の方がいいって、
そう思ったから……」
 ぎゅうと、アルバスは裸の体に足を引きつけ、その小さな肩を抱きしめる。
「僕……と……したく、ない……?」
 上目遣いに聞かれて、傭兵はごくりと喉を鳴らす。
 まだ、ガキだ。
 しかしベッドの上に白い素肌を晒し、頬を染めて男を見るその顔には、
女の色香が漂っている。
 触れたいという欲望なら、ある。
 枕を落として、傭兵は一歩足を踏み出した。アルバスが小さく肩を跳ねさせて、
膝をより強く抱き締める。
 アルバスの心臓の音が聞こえてくるようだった。
 近づくとふわりと汗の香りが傭兵の鼻をくすぐる。
 その柔らかな白い肌に手を伸ばし、傭兵は触れる直前で拳を握り締めた。
 剛毛に覆われた、ケモノの手。その指先に光る鋭い爪は、少しでも力加減を
間違えればやすやすとアルバスの体を引き割いてしまうだろう。
 心に芽生えた欲望が萎えるのは、一瞬だった。
 アルバスの服を拾い上げ、その肩に巻き着ける。すると、アルバスは大きく
目を見開き、裏切られたような顔をして傭兵の顔を引っぱたいた。
「よーへいの馬鹿! いくじなし! 一生童貞野郎!」
 捨て台詞を吐きながら、アルバスは外套を体に巻き付けて部屋から飛び出して行った。
 取り残されて、傭兵は叩かれた頬を押さえながらベッドに座り込む。
「……ぶねぇ……マジで……」
 そのままベッドに仰向けに倒れこんだが、結局朝まで眠ることはできなかった。


終り
だめだ傭兵がへたれすぎてエロくならんかった
【獣人】猫耳少女と召使いの物語19【ヒト】
65 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/06/06(金) 01:45:03.96 ID:WcVcoqFH
まーかなり昔の作品だしなー
けど他作品のキャラに言及して
「○○より強い」とか「○○より偉い」とかは最強厨っぽくなるから
諸刃の剣


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