- はたらく魔王さま!でエロパロ Part2
407 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/06/01(日) 16:14:42.94 ID:hSud36Sf - 「こんにちはー。真奧さーん」
「佐々木千穂、今日は何の用なのさ」 「いつものように給食持って来たんですけど、漆原さん一人ですか?」 「うん、魔王と芦屋は買い物に行った」 「じゃあ、また後で来ますね」 「あれ? 佐々木千穂、僕を避けてない?」 「当たり前です。漆原さんは前に私にひどいことしたじゃないですか」 「それはもう謝っただろ。何もしないから上がって待ってなよ」 「ホントに何もしないでくださいね。それじゃおじゃまします」 「佐々木千穂は本当に魔王が好きなんだね」 「はい好きですけど、どうしたんですか急に」 「うん、何かうらやましいなと思って」 「はい?」 「僕は天使として生まれ長い間生きてきたけど、何も楽しいことがなかったような気がする。そしてそれは堕ちてからも同じだった」 「漆原さんは誰かを好きになったことはないんですか?」 「誰も僕の心の隙間を埋めてはくれなかったよ」 「漆原さん……かわいそう」 「えっ? な、何で佐々木千穂が泣くんだよ!」 「だって今、漆原さんすごく悲しそうな顔してた」 「佐々木千穂……お願いだ。僕を好きになってくれ」 「ええっ! で、でも私は真奧さんが……」 「わかってる。魔王の次でいいから愛して欲しい」 「それは……できません」 「……ああ、そうだよね。今のは忘れてよ」 「私帰ります」 「ああ」 「僕はバカだ。佐々木千穂はもう来てくれないかもしれない」 「漆原さん……」 「佐々木千穂! 帰らなかったのか!」 「ええ、なんだか漆原さんを放っておけなくて」 「千穂……」 「漆原さ…………んっ」 「……好きだ」 「もう、漆原さんたらいきなり。私のファーストキスだったんですよ」 「そうだったんだ。ごめん」 「ううん」 「千穂、おまえのすべてを見たい」 「で、でも魔王さんたちが帰ってくるんじゃ」 「新宿まで行ったから、もうしばらくは帰ってこないよ」 「あっ……」 「千穂、きれいだ」 「恥ずかしいから、あまり見ないで……」 「本当にいいの?」 「こ、ここで聞かないでください」 「じゃあ……」 「漆原さん、そろそろ真奧さんたち帰って来るんじゃないですか?」 「ああ、そうだね」 「私やっぱり今日は帰ります」 「うん……」 「漆原さん、真奧さんたちが帰ってくるまでご飯食べないでくださいね」 「食べないよ!」 「ふふっ、じゃあ帰りますね」 「佐々木千穂!」 「はい?」 「また……来てくれるよね?」 「ええ! また給食持って来ます!」
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