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小足刻み蟲 ◆/VvZUVZXRM
H.D.D ◆/VvZUVZXRM
【主と】ハーレムな小説を書くスレ【共に】32P

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【主と】ハーレムな小説を書くスレ【共に】32P
141 :小足刻み蟲 ◆/VvZUVZXRM [sage]:2014/05/18(日) 19:54:21.61 ID:0RT6ZDko
投稿します。

>>140
格闘ゲームで、飛び込み時あるいは起き攻め時に
相手に攻撃がヒットしるかどうか確認するために
しゃがみ弱キック(小足払い)を刻むことを小足刻みと言います。
読み方はコアシキザミムシです。
【主と】ハーレムな小説を書くスレ【共に】32P
142 :H.D.D ◆/VvZUVZXRM [sage]:2014/05/18(日) 19:56:05.73 ID:0RT6ZDko
放課後。雄太は体育館へ向かっていた。
といっても、用事があるのは少々小さい第二体育館の方であり、
厳密に言うと第二体育館自体に用があるわけでもない。
用事があるのはさらにその裏手。ボクシング部の部室だ。
が、今日やってきたのはボクシング部に用事があってのことではない。

「おっ、晴無くーん! ここ、ここーっ!」

手を振っているのは宮下由紀。あの時いた保健委員の一人である。
彼女は今、ブラジャー丸出しの制服ではなく、例の体操服・ブルマに身を包んでいた。
薄いタンクトップのような生地からは胸肉が零れ落ちそうで、
ローレグブルマからはさも当然のように尻がはみ出している。
そんな格好であっても恥ずかしそうな仕草一つしないのだから不思議だ。

「先輩っ! おはようございますっ!」

隣にいるのは雄太は知らない後輩の女子生徒。
由紀から話を聞いているが、彼女の後輩であり唯一のメンバーでもあるらしい。
この娘もブルマを身に着けている。

「由紀。待たせてごめん。HRが長引いちゃって」

事前にタメ口で良いと言われてたので、名前も呼び捨てだ。

「いいのいいの。あたしらも準備運動、終わったところだったから」
「はいっ! ボク達もすっかり準備オッケーです!」

雄太は今日、初めてチア部の活動の一環として出向していた。
この二人の所属しているのは「プロレス研究会」。
そう、同好会なのだ。

    □

「同好会?」
「そうだ。同好会だ」

保健室のベッドの中で京は言った。
堂々とした物言いをしつつも、彼女の右手は雄太の股間をゆったりと撫で擦っている。
こそばゆいが、この際無視だ。

「君の、多勢を擁する部活を落とす、という計画は悪くはないが、
 良くもない。結局のところ、ただの大鑑巨砲主義さ。ここは随分と巨砲だけれどな」

ぎゅう、と肉棒を握られる。
【主と】ハーレムな小説を書くスレ【共に】32P
143 :H.D.D ◆/VvZUVZXRM [sage]:2014/05/18(日) 19:56:58.42 ID:0RT6ZDko
「現状重要なのは、実績だろう? 
 テストだってどれだけ白紙を埋めてるかで点数がもらえるんだ。
 小さかろうと実績1は実績1さ。ようするにでかい一つより小さい百と言ったところだな」
「それで、同好会ですか?」
「その通り。清覧は部活に入っている生徒が6割強。
 何にも所属していないのが、3割程度。
 同好会のみの割合は少ないが、部活に入っていて同好会に入っている、
 という人間も少なからずいるのさ」
「二つ所属していていいんですか?」
「もちろんだ。同好会は結局、同好の士が
 どこそこに集まってなにそれしますよ、というものだからな。
 場所と内容だけ申請するだけだから、人数が少なくとも消される心配は少ないし、
 部活に比べて自由も利く、というわけだな」

ようやく雄太にも、京の言わんとしているところが理解できた。
各部活、ようするに生徒会の管理下にある部活は、
生徒会から目を付けられている部活に手を貸すのは難しいだろう。
少なくとも、面倒ごとに首を突っ込んでいるような気にはならない。
もし同好会ならば、部活よりは気楽に雄太の手伝いレンタルに手を出す事が出来るのだ。

「けど、なんだかんだ言っても同好会だって『やりやすい』だけであって、
 わざわざチア部に手を貸してくれる生徒なんているんですかね」
「ふふふふ。晴無は察しが悪いな。そこが可愛らしいところでもあるが」

京に軽く口付けされる。可愛がられているみたいだ。

「種はすでに蒔いてある。それを刈り取るのは、晴無の役目だろう?」

答えになっていない答えを返されると同時に、雄太はまた股間を握られた。

    □

「おいっちにー、さんしっ、にーにっ、さんしっ」

そして、その答えがこれだった。
京の薦めで由紀に話をしてみると、
しばし悩んだ後に彼女は了解を出してくれた。

「いやー、同好会って言っても二人しかいないから、なんだかんだ人手不足だったんだー」
「そうですよね! 晴無先輩、お手伝いありがとうございますっ!」

大股開きで伸脚をしながら、由紀とその後輩の一年生、星川若葉は笑い合った。

「こっちこそありがとう。チア部の存続のためって言っても、
 なんだか行き詰って正直困ってたんだ」
「うんうん。困ったときはお互い様、ってことだね。よっ、準備体操終わりっと」

由紀が跳ね起き、それに倣って若葉も起き上がる。
これから同好会活動が始まるわけだが、その前に確かめないといけないことがある。

「俺の方から頼んでおいてごめん。
 正直、まだプロレス研究会がどういう活動してるのか把握できてないんだけど」
「あ、そっか。九条先生から頼まれてそれっきりだったっけ。
 んーと、晴無君ってプロレスって良く見る方?」
「えーと、一応三秒フォールした方が勝ち、とかってのは知ってるけど、あんまり」
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144 :H.D.D ◆/VvZUVZXRM [sage]:2014/05/18(日) 19:57:28.66 ID:0RT6ZDko
プロレスなんて、総合格闘技よりもアンコ型の体系の男達が、
汗水流しながら投げ合っているイメージしかない。

「そっかぁ。もったいないなぁ。
 あたしんちスポーツ用品店やってるから
 結構昔っからプロレスの人達に会うこともあったんだよね。これ見て」

由紀が差し出してきたのはポータブルDVDプレイヤーだった。
再生してみると、どこかの広い会場にリングが映し出された。
スポットライトがリングの両端に当たり、ハスキーな声でリングネームが呼び出される。

「ほらほら、この人がドラゴンレディって人でベビーフェイス…… 
 正義のヒーロー役で、こっちのデビルオーガって人がヒールね」
「おお……」

雄太は目を皿のようにして画面を見つめていた。
女子プロレスは見たことなかったが、
それにしても雄太のいた世界のそれとは全く違うのだろうというのは容易に想像できた。
何しろ、どちらも露出度過多のセクシーなコスチュームに身を包み、
グラビアアイドルやレースクイーンとして活動してる方が
違和感の無い美貌とスタイルをしているのだ。

二人とも会場の人たちに愛想を振り撒き、ゴングが鳴ると激しく闘う。
確かに痛そうな動きが多かったものの、
どちらかといえば激しいキャットファイトと呼んだ方が適切な内容だった。

「どう? すごいでしょっ!」
「う、うん。すごかった」

少々すごかった、の意味にズレを感じたが、雄太は素直に頷いておいた。

「由紀先輩とボクしかいないんで、
 技をかけてもうまくカメラに収められなかったりして困ってたんです」
「なるほどねぇ」

話はわかった。確かにあまりお嬢様学校には縁が無さそうな研究会ではある。
とりあえず、善玉と悪役がいて戦う、というのが基本路線らしい事はわかった。
当然他のジャンルもあるのだろうが、
少なくともこの二人がやっているプロレスはそういうタイプの奴らしい。
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145 :H.D.D ◆/VvZUVZXRM [sage]:2014/05/18(日) 19:58:09.56 ID:0RT6ZDko
「あたしらはそんな本気でプロレスをやろうっていうよりも、
 技の真似したりするのが好きだから。あんまり緊張しないで」
「まずはいつもどおりジョギングから始めましょう!」
「ジョギングかぁ……」

運動するとなると先日の剣道部の一件が思い出されたが、文句を言うわけにもいかない。
とにもかくにも、こうして研究会のお手伝いが始まったのだった。

    □

三十分程度のジョギングと、これまた三十分程度の筋トレ。
適度な疲れを感じながら、ようやく実践練習が始まろうとしていた。
場所は、ちゃんとしたリング。借り物だが。

「ボクシング部が休みの日にだけ借りられるんだよ」

というのは由紀の弁。
二人は今着替えている最中だ。更衣室の向こうから声だけが届く。

「お待たせしました。先輩!」
「おおっ!?」

登場した二人の格好を見て、雄太は喜びの声を上げた。
由紀も若葉も、さっきのDVDに出ていた二人に勝るとも劣らない格好をしていたのだ。
二人とも猫耳ヘアバンドを身につけ、由紀が虎猫、若葉が白猫らしい。

由紀は際どいレオタード。腰骨は露出しており、
ハイレグどころかTフロントといったほうが良い形だった。
当然後ろもTバック。虎柄ではあるが、虎地の縞以外ほぼ素肌だ。

対して若葉はまだ少々おとなしめといえた。
とはいえ、こちらも土手が見えそうなローライズのパンツに、
ギリギリチューブトップの合わせ技。白い肌に白い生地の白猫だった。

「二人合わせて、ダブルキティ、ってとこかな?」
「す、すごいな。二人ともまるで本物のプロレスラーみたいだ」
「あははっ、ありがと。普段の練習ではあんまり着ないんだけどね。今日は折角だから」

わざわざ自分のために用意してくれたとなると、嬉しさもひとしおだ。

「晴無君はあたしと若葉が練習するところ撮っててね」
「わかった。きっちり撮らしてもらうよ。どんなアングルでもいいの?」
「別にいいよ。出来れば満遍なくとってくれると嬉しいな」

任せてください! と雄太は心の中で叫んだ。
この美少女達の姿をどこからでもとっていいというのだ。こんなに嬉しい事は無い。
それから雄太は、彼女達の身体をファインダーに収め続けた。
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146 :H.D.D ◆/VvZUVZXRM [sage]:2014/05/18(日) 19:58:40.53 ID:0RT6ZDko
「やぁっ!」
「くぅ、くふぅっ」
「えーいっ!」

まるでセックスをしているかのような喘ぎ声が響く。
雄太もこれには興奮を禁じえなかった。
豊乳を持った由紀と、ささやかながらもしなやかな体の若葉の絡みだ。
まるでレズビアンを見ているようでもあった。
何本か技を掛け合い終えると、二人は一度リングから降りた。
雄太はタオルと水を差し出す。手伝い、というよりマネージャーのようでもあった。

「ふぅ…… さて、どうかな。プロレスに興味湧いた?」
「湧いた湧いた。ちょっと俺もやってみたいなと思っちゃったもん」

これは正直な感想だった。
ヒーロー番組やアクション映画が好きなこともあって、
アクロバティックな技には興味を引かれるの当たり前と言えた。

「それじゃ、晴無君もやってみる?」
「えっ?」
「そうですよ、先輩。
 プロレスは見てるだけじゃなくてやってみるのも楽しいですよ。
 ボクもそう由紀先輩に言われて始めたんですから」

若葉の弾けるような笑顔が、その楽しさとやらを物語っている。

「人手不足って初めに言ったけど、ほんとにそうでさ。
 私も若葉もどっちかっていうとベビーフェイスをやりたい派なんだ。
 だから、その、悪いんだけど悪役をやってもらえる人がいると、助かるなぁ、なんて」

由紀が決まり悪そうに笑う。
雄太は思案した。彼女の言わんとしてることはともかくとして、これはチャンスではないだろうか。
京の「色仕掛け」を仕掛けるというのならば、まさにここだろう。

「うん、わかった。やろう!」

雄太の提案に、二人は意外そうな顔をした。

「ほんとにいいの!?」
「男に二言は無い! それにちょっと役得かもしれないし」

少々イヤらしい目で雄太は二人の肢体を追った。
由紀と若葉は視線に敏感に反応したが、かといって体を隠すような真似はしなかった。
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147 :H.D.D ◆/VvZUVZXRM [sage]:2014/05/18(日) 19:59:14.81 ID:0RT6ZDko
「なら、まずは普通にスパーリングしよ。
 いきなりツープラトンの実験台だと怪我しちゃうかもしれないし」
「もし出来そうだったら反撃してもいい?」
「いいよ。けどまっ、流石にシロートさんに返されるような技の掛け方しないけどねー」

意地悪そうに微笑む由紀だったが、雄太には秘策がある。
確かに普通に返すのは出来ないだろう。あくまでも普通には、だ。
こうして、完全プロレス素人とプロレス同好会二人のスパーリングは始まった。

「本日は皆さまよくぞお集まりくださいました。
 まずは赤コーナー、我らがヒロイン。正義の虎こと、タイガーキティ!」

若葉が丸めたプリントをマイク代わりに、綺麗な声で由紀のリングネームを読み上げる。
想像上の観衆に答えるように手を振った後、
由紀は颯爽とリングへジャンプした。流石の運動神経である。

「続きましてー…… えー…… 謎のヒール、ユウター!」
「何か調子狂うなぁ」

ただの本名を呼ばれながら、雄太はリングへよじ登る。
こっちはコスチュームなどないので、下は体操着に上は上半身裸である。
二人と違ってまかり間違っても魅力的な肉体とは言いがたい。

雄太がリングに上がっても、まだ由紀は存在しない観客へアピールを続けていた。
華奢な体に不釣合いなセクシーな体。
背後から見ているだけでも、指の沈みそうな体の柔らかさは伝わってきた。
それを堪能できるチャンスを、このまま不意にするわけにはいかない。

「隙有りだ! タイガーキティ!」

ヒールよろしく雄太は、卑怯にもまだ背を向けている由紀へ襲い掛かった。
対して由紀は体を半回転させると、まずは肘鉄を雄太の脇腹へかました。

「そうはいくかないよっ」
「ぐぅっ」

あくまで本気ではないのだが、それでも当たっているので結構痛い。
ただ、それでよりも雄太が注目したのは間近で見る由紀の肢体だった。
腕や太股は健康的な筋肉がついているのに、胸や尻にはたっぷりと脂肪がくっついている。
事実、今の簡単な動きだけでも量感のある乳房が大きく左右へ揺れた。

「ていやっ!」
【主と】ハーレムな小説を書くスレ【共に】32P
148 :H.D.D ◆/VvZUVZXRM [sage]:2014/05/18(日) 20:00:00.07 ID:0RT6ZDko
さらに前のめりになった雄太の首を、由紀が脇に挟んで一回転。
体を入れ替え、そのまま首投げの要領で雄太をリング中央へと投げ放った。

「おーっと! 開始のコールを待たない攻撃を、タイガーキティ軽やかにかわした!」

マットに叩き付けられた状態で、そのまま押し潰すようにして締め上げてくる。

「卑怯者め、これでどうだっ」

彼女の脇に潰されている形なのだが、
その苦しみよりも胸が押し付けられている気持ちよさの方が勝っていた。
別に首を絞められているわけでもないので、痛みは無い。ただ、自力で外すのは難しそうだった。
だが、雄太はギブアップは元より、普通に技を外すつもりなぞ無かった。

マットに押し付けられているとはいえ、下になっていない方の手は自由だ。
この手で攻撃してもただの手打ち。
威力は皆無だし、それを受けて技を外す人間はいないだろう。
だから、この手は別のところへ用いるのだ。

「ほらほら、どうし―― ひゃあっ?!」

自由になっている片手を、由紀の胸へと差し込む。
突然の出来事に由紀は慌てるが、構いはしない。
あくまでも雄太は技を外そうとしているだけなのだから。

「あっ、ちょっ、んあっ」

大きな胸を絞るように揉み込む。揉もうとすると掌から零れ落ちそうな大きさだ。
運動しているためか弾力に富み、指を押し返そうとしてくる。素晴らしい触感だ。

「それは、ズルいってぇ」

口では否定するものの、大きな抗いは無い。
指先で乳首を転がし、摘み、弄ぶ。
段々と由紀の声にも艶が篭り始め、雄太の首を絞める力も緩んできた。
その隙に首を脇から引き抜く。
そして、由紀の背後へ回り、彼女の体をひっくり返した。
つまり、まんぐり返しの形になる。

「きゃああっ!? ええっ?!」
「よーし、こっからは俺のターンだ」

さかさまにされているため、由紀は手が使えない。
肩をマットと自分の体で抑えられてしまっているためだ。
そして、両足は雄太の手によって大きく広げられてしまった。
【主と】ハーレムな小説を書くスレ【共に】32P
149 :H.D.D ◆/VvZUVZXRM [sage]:2014/05/18(日) 20:01:11.57 ID:0RT6ZDko
「あの、晴無先輩。これって……」

雄太の有り得ない返し技に、すっかりアナウンサーから素に戻った若葉。
対して、雄太はたっぷりとした演技口調でこう返した。

「俺は晴無などではない。今はただの悪役ユウタ。
 反撃してもいいって許可はもらっているのだぞ。くらえっ」
「わわっ?!」

由紀が驚きの声を上げたのは、雄太が突然ズボンを下ろし、肉棒を露出したからだ。
天地逆転の状態の上、さらに眼前に肉棒を突きつけられているのだ。

「このまんぐり固めの強さは相手の股関節を苦しめつつも、呼吸まで制限するところにあるのだ」
「何を―― ふぐぅっ」
「歯立てないで」

足を無理やり押さえ込みつつも、
雄太は由紀が咳き込まないようにゆっくりと口腔へ肉棒を挿入した。

「うぐぅっ、ふむっ、んふぅ」

突然のイラマチオに初めは由紀も抗おうとしたが、
あの保健委員会での出来事を思い出したのか、すぐにねっとりと舌を絡め始めた。
由紀も、保健委員の時間に見た雄太の肉棒に興味を持っていたのだ。

「いいよ。もっと舌で転がして」
「んじゅる、くちゅ、じゅるる」

挿入のタイミングは雄太の勝手だが、あまり由紀が苦しめてしまっては元も子もない。

「こっちもそろそろ可愛がってあげないとね」
「じゅりゅ、ふむぅっ!?」

由紀の喉奥から驚きの声が肉棒へ響く。それもそのはず。
彼女は突然雄太に秘所をいじられたのだ。レオタードの上からグリグリと擦る。

「由紀のここ、もうすっごい濡れちゃってるよ」
「んんっ、んふぅー」

恥ずかしいのか、抗議の声なのか、鼻に抜ける声だけが聞こえてくる。

「わぁ…… 先輩たちすごい……」

ロープ際の若葉の口からは感嘆の声が漏れる。
突然目の前で激しい情事が始まったのだから、無理も無い。
若葉の驚きをよそに、雄太は自由に由紀の口内を蹂躙していく。
亀頭を内壁へ擦らせるようにして、ゆっくりと感触を味わうようにして前後させるのだ。
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150 :小足刻み蟲 ◆/VvZUVZXRM [sage]:2014/05/18(日) 20:02:22.58 ID:0RT6ZDko
対して、由紀も素直に「技」を受け入れていた。
最初は肉棒を押し返すようだった舌の動きだったが、今ではむしろ愛でる様に表面を伝う。
快感に満足しながらも、雄太は宣言どおり更なる攻勢に出る。
レオタードのクロッチをずらし、彼女の秘所を露出させる。
思っていた通り、十二分に濡れそぼっていた。
雄太が指を挿入すると、由紀は軽く鼻を鳴らし、快楽に身震いする。

「んふぅ、くふぅ、ちゅる」
「指がどんどん飲み込まれてっちゃう」
「んぶーっ!」

抗議の声だろうか。それでも雄太は動きをやめたりはしない。
由紀の鼻息には俄然甘いものが混じり、雄太の人差し指を締め付ける。

「よーし、それじゃまず一発目イッとこうかな」
「ふへ? えっ? えっ? 何?」

肉棒を由紀の口から抜くと、雄太は彼女の顔の前でそれを扱き始めた。
要するにオナニーだ。そして、すぐにその時は訪れた。

 びゅるっびゅくっびゅくくっ

「うひゃあっ!?」
「わぁっ!?」

おそらく、二人とも男の射精を生で見たのは初めてだろう。
驚きの表情が物語っている。
飛散した飛沫は勿論由紀の顔面に降り注ぎ、彼女の顔を白く汚す。

「さーて、こっからが本番だ」
「え? ちょ、ちょっと待って! きゃーっ!?」

絹を裂くような乙女の悲鳴。だが、雄太は聞くつもりは無い。
まんぐり返しの姿勢のまま、由紀に挿入しようとして――

「カーットッ!」
「うぐおっ!?」

吹っ飛ばされた。
なんと、リングのポール上から若葉がドロップキックでカットを仕掛けてきたのだ。
反則といえば反則だが、えてしてプロレスでは認められている行為である。
【主と】ハーレムな小説を書くスレ【共に】32P
151 :H.D.D ◆/VvZUVZXRM [sage]:2014/05/18(日) 20:03:08.23 ID:0RT6ZDko
「うーっ、くおお。痛い……」

いくら小柄な女の子とはいえ、ドロップキックされればそれなりに痛い。

「あ、ありがとう。助かったよ」
「大丈夫ですか! 最初っから由紀先輩にえっちな事をするのが目的だったんですね!」
「くくくっ、ばれちゃしょうがない。
 俺は初めからダブルキティを手篭めしようと思ってたのよ」

雄太はわざと芝居がかった口調で言葉を吐いた。

「――! なんという事だ。ボクが正義の鉄槌を食らわせてやるっ!」

それにすぐさま反応したのは若葉だった。
彼女は即座に役へ入り込み、まさしく「ベビーフェイス・ホワイトキティ」へと変貌した。

「かかってこい! ホワイトキティ!」
「行くぞっ! えーと…… 変態!」

いくらなんでもそれはないんじゃないか。
それはともかく戦いの火蓋は切って落とされたのだった。
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152 :小足刻み蟲 ◆/VvZUVZXRM [sage]:2014/05/18(日) 20:03:38.94 ID:0RT6ZDko
今回はここまで。
また来週くらいに来ます。


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