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高遠×ジゼル
名無しさん@ピンキー
金田一少年と探偵学園エロパロ事件簿 〜File5〜

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金田一少年と探偵学園エロパロ事件簿 〜File5〜
153 :高遠×ジゼル[sage]:2014/05/15(木) 01:52:12.28 ID:mlguIPD3
「………っ」

抵抗されるかと思ったが、ジゼルはただくちびるを噛みしめるだけだった。

「……やめるなら今のうちですよ」
「やめない」

真っ赤な眼で彼女は言い放った。
怯んだのはむしろ私の方だったのかもしれない。

「大嫌い。きちがい。異常者。プライド高くて、自己中で……」

でも、と彼女はしゃくりあげた。

「……好きなの、お兄ちゃん」

その言葉ははっきりと響いた。
もう、彼女は完全に我を取り戻していた。
その上で……私を憎むより、愛することを選ぶと宣言したのだ。
兄妹愛というには行き過ぎた、「愛」。
だが、歪んだ私達には、相応しいのかもしれなかった。

「…………」

答えのかわりに、触れるだけのキスをした。
はなから普通の兄妹ではいられない運命だったのだ。
……墜ちる処まで、堕ちてしまえばいい。

白いレースの下着に手をかける。
ブラのホックがぱちんと音を立てて外れ、豊かな胸がまろび出た。
続いてショーツも脱がしていく。羞恥に顔を背けるその姿が、今は素直に愛おしいと思えた。
金田一少年と探偵学園エロパロ事件簿 〜File5〜
154 :高遠×ジゼル[sage]:2014/05/15(木) 01:55:11.17 ID:mlguIPD3
「………綺麗、ですよ」

真っ白な肌。胸の頂を飾る薄紅の蕾。黒髪がシーツに鮮やかに映える。
ルネサンス期の絵画のようなその姿に、一種崇高ささえ感じた。

「……私ばかり、嫌、脱いで」

起き上がったジゼルが私の衣服に手をかけた。ボタンを外す指が震えている。制して、自ら脱ぎ捨てた。

「……」

互いに一糸纏わぬ姿になると、自然と抱きしめあった。
体温が、鼓動が、肌の匂いが、ダイレクトに伝わる。髪を撫で、耳に、頬にくちびるをつけた。
柔らかくベッドに横たえると、その白を塗りつぶすように首も、鎖骨も、ありとあらゆる処に口づけていく。ぎゅっとシーツを掴み、耳を真っ赤にして、ジゼルはその感覚に耐えていた。

「……我慢しなくていいですよ」
「うるさい…っ」

ああ、いつものジゼルだ。
意地っ張りでプライドが高くて、愚かで愛しい私の妹。

胸の蕾を軽く吸うと、明らかにびくりと身体が跳ねた。頭を撫でたり、頬を寄せたり、幼子をあやすようにしながら、時折そうして彼女の中の欲望を引き出していく。
たわわな胸はしっとりとした皮膚の中にたしかな重みを持って、手の動きに合わせて形を変える。

「…っ、んっ…」
「胸が弱いんですね」

ちろちろと舌先で舐めると、徐々に充血していく。硬くなり、ぴんと立ったところをさらに指先で掠めたり、じわじわと焦らすように高めていく。

「…っやっ、なんでっ、そんなしつこくっ…」
「失礼、マジシャンの職業病かもしれませんね」
「ずっ、るい…」
「気持ちいいんですか?」
金田一少年と探偵学園エロパロ事件簿 〜File5〜
155 :高遠×ジゼル[sage]:2014/05/15(木) 02:22:47.90 ID:mlguIPD3
ぷいっと顔を背けられた。答えなど聞かなくても身体は正直に反応している。
細かくふるえ、軽く汗ばむ肌を、なおも指先と掌、くちびると舌で愛撫する。

「…っ、ひっく…っぅ…ううぅ…っ」

血が出そうなほど噛み締められたくちびるからすすり泣くような喘ぎが洩れ出していた。くちびるが切れないように指をやや強引に押し込む。
閉じられなくなった口からつぅ、と唾液と、喉奥から絞り出すようなせつなげな声が零れた。

「脚、開いてください」
「…や、らぁ…」
「…今更いやいやはなしですよ?」

かたく閉じられた二脚、その間。
抱き起こし、体育座りのような姿勢にさせる。横から上体をしっかり抱きしめ、深い口づけを繰り返しながら、彼女の唾液で濡れた指で腿をつぅ、と撫でる。

「ほら…いい子だから」

息を含ませて囁くと、微かに脚の力が緩んだ。その隙を逃さず、秘部に触れる。

「ひゃ、ああぁっ…ん!」
「もっとちゃんと開いて」
金田一少年と探偵学園エロパロ事件簿 〜File5〜
156 :高遠×ジゼル[sage]:2014/05/15(木) 03:21:27.15 ID:mlguIPD3
そこは既にうすく蜜をたたえていた。軽い刺激を与えているだけにも関わらず、びくんびくんと反応しさらに熱い粘液が滲んでくる。
そうなるともう我慢ならないのか、小さく腰が動き、柔らかい太腿に力が篭って手を強く挟み込んだ。身体を支えている腕にしがみつかれる。

「あっ…あっ…んっ…んうぅ…!」

泣き声のような喘ぎ。さらに指を進め、狭い入口に少しずつ、少しずつ挿入していく。同時に陰核を親指で押しこねてやると、とぷっ、と愛液が溢れ指に絡みついた。

「……今更ですが、もしかして…初めて、なんですか」

腕に歯を立てられた。…おそらく、肯定。
慣れない…いや、未知の感覚に翻弄され、ぽろぽろ涙を流しながら爪先を突っ張らせる。

「…出来る限り、優しくします」

ようやく一本指が入った。きつく熱いその中は、異物を拒むようにひくつく。それを慣らしていくように、内壁を細かく擦りながらさらなる蜜の分泌を促す。

「…大丈夫、ちゃんと濡れてきましたから入りますよ」
「言わない…っで!」

もうぐちゃぐちゃに顔を歪めながら、それでも健気に彼女は二本目を呑み込もうとする。その姿に焦燥にも似た欲情を感じながら、私はそれを抑え込んで丹念に中を解して行った。
金田一少年と探偵学園エロパロ事件簿 〜File5〜
157 :高遠×ジゼル[sage]:2014/05/15(木) 03:23:00.83 ID:mlguIPD3
「………よく出来ました」

そろそろ頃合いか、と指を抜く頃には、糸をひく粘液がシーツに染み出していた。ぷちゅ、と愛液の泡が弾ける。

「…ぉ、にいちゃ…」

正面から抱きしめ直し、入口に己を宛てがう。

「……生憎避妊具の持ち合わせがありません。アフターピルを用意しますが、それでいいですか」
「……」

こくん、と小さく頷いた彼女の髪をかきあげてやった。迷子のような瞳に私が映る。
目を合わせたまま、ゆっくり、ゆっくり中に入っていく。

「……っ…」

予想はしていたが、きつい。それを見てとったのか、彼女も必死にいきんで、ずぶ、ぢゅぷり、と水音を立てながら受け入れていった。

「……っ、〜〜〜っ!」

突っかかった、と思った瞬間、何かを突き破った感覚がした。みると、赤い血が結合部からしたたっていた。

「…ジゼ、ル…」
「私のはじめて…あげたからっ…」

抱きつかれて受け止める。お互いの荒い息が聞こえる。何処もかしこも熱くて、融けそうだ。繋がった場所から一つになっていくような感覚に、目の眩むような恍惚感が襲ってくる。

「…お兄ちゃんっ…お腹、熱いっ…」
「…え?」
金田一少年と探偵学園エロパロ事件簿 〜File5〜
158 :高遠×ジゼル[sage]:2014/05/15(木) 03:24:04.69 ID:mlguIPD3
導かれ、やわらかな下腹に手をあてる。脈動する臓器…子宮が、私を受け入れようとしているのだと、本能的に感じた。

「きゅってして、せつない…の、でも、気持ちよくて、しあわせ、で」

眉を寄せ、痛みに耐えながら、しかし彼女はまるで聖母のように見えた。

「……!」

勢いをつけて倒れこんだ。壊れそうなくらい強く抱きしめる。彼女もまた私の腰の後ろできつく脚を組み、腰を揺らしながらあまくせつなげに啼きはじめた。

「あっ、っ…!ひとつ、にしてっ…!ぜんぶ、ぜんぶっ…私にちょうだい…!」
「わかって、ます」
「も、はなさないで、ひとりっ…に、しないでぇっ…!」

ぐちゃ、ぐちゃと抽送の音が響く。
肉体的な快楽だけではない何かが、脳髄まで揺らして全て塗りつぶしていく。

「…や、おにいちゃ、なんかっくるっ、きちゃうう、うっ……!」
「…っぁ、ジゼルっ…!」
「ぁ…あ、あああああっ……!」

私が彼女の奥深くに精を叩きつけるのと同時に、ジゼルは悲鳴にも似た声を上げて、果てた。





全てが終わったあと、後始末をして着替えた彼女をベッドに横たえると、私もその横に身体を投げ出した。

「……本当に良かったんですか」
「…いまさら、」

抱き寄せると、私の腕に小さな頭を預け、ジゼルは静かに笑った。
そして、甘えるように身体を摺り寄せ、私の手を取って頬に当てた。

「……だいきらい」
「ええ」
「でも、ずっと、いっしょにいてね…」

柔らかくまぶたが降ろされ、穏やかな寝息が聞こえてくる。

「勿論…地獄まで、ね」

背徳と罪とに身を浸しながら、しかし確かな幸福に包まれ、私も目を閉じた。
金田一少年と探偵学園エロパロ事件簿 〜File5〜
159 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/05/15(木) 03:25:02.53 ID:mlguIPD3
以上です。お粗末様でした


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