- 黒子のバスケでエロパロ 第2Q
115 :赤司家へようこそU[sage]:2014/05/10(土) 08:52:17.99 ID:QUVFlver - >>108,110
ありがとう 調子に乗って続き書いてしまった 赤司は帰省中ということにしておいて下さい 後半赤司がとんでもなく女々しくなってしまったので嫌な方はスルーお願いします 「すごいお屋敷…」 相田は目の前の門を見上げながらため息をついた。 仰々しい装飾が施された門。 恐ろしく広い敷地に、形よく剪定された木々。 奥の方に見える大きな家屋。 こんなの都市伝説だと思っていた。 「来ると思っていたよ」 敷地の中から声がした。 一瞬体が硬直する。 相田は俯き加減に赤司を見つめた。 門が開いていく。 「この間はいきなり悪かったね」 「!」 相田は顔を背けた。 先日の事が頭に浮かび、顔が熱くなる。 帰り道いきなり気分が悪くなって倒れ、気がついたら何故かベッドに拘束されていた上、赤司と男女の行為に及んでしまった。 その後また気を失って、気がついたら大きな車の中だった。 そのまま家の近くで降ろされたのを覚えている。
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116 :赤司家へようこそU 2[sage]:2014/05/10(土) 08:52:52.54 ID:QUVFlver - 今日は特に連絡もせずただ来たのに。
「どうして…」 「僕は相手の行動が大体予測できるんだよ」 「……」 「とりあえず中へ入るといい。僕も君に話したい事がたくさんあるんだ」 赤司は踵を返して玄関の方へ歩いていく。 「心配しなくても夜まで誰もいないから見られる心配はない。安心してどうぞ」 (誰もいないって事は逆に…) 相田が庭に入ると同時に門が閉まった。 閉じ込められた気がして怖さを感じながらも相田は赤司の後ろをついていった。 玄関を抜け古めかしい手すりの付いた階段を上り、赤司が入ったのは長ソファがテーブルを挟んで対面に置かれている応接室だった。 高い天井に大きなシャンデリアが下がっている。 「どうぞ。掛けて」 促され、相田はとまどいながらも腰を下ろした。 「で?用件は?うちに来た理由があるはずだろ」 あんな事をして、あんな事を言わせておいて、その態度は何? 少しムッとしたが、相田はとりあえず目的を果たそうと口をきった。 「やっぱり私、貴方と…結婚もお付き合いもする事はできません」 赤司は面倒くさそうにソファにもたれかかり、蔑むような視線を向けた。 「わざわざそれを伝えに来たの?」 「だ、だってあんな状況だったとは言え自分で言った事だし…」 相田は少し顔を伏せた。 「それに赤司君、私の事なんてほとんど知らないはずでしょ?なのに好きって言われても、し、信じられないし…」 体を崩していた赤司は、背を正して膝の上で腕を組みなおした。 「好きだと言ったのは本当だよ、リコ。一応誠凛のことは色々調べているんでね。君の事もよく知っている。 気の強い性格も、真摯にカントクを務め部員達を想っているところも…本気で惹かれているんだよ。 それに今日だって、この間の言葉なんて気に留めないで無視していればよかったのにこうやって僕に伝えに来た。 そんな正直で律義なところも…益々気に入ったよ」 碧眼がまっすぐにこちらを見つめる。 「それに君だって本当は僕に惹かれているんじゃないのか」
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117 :赤司家へようこそU 3[sage]:2014/05/10(土) 08:53:32.93 ID:QUVFlver - 「そ、そんな事…!」
相田は顔を真っ赤にして否定しようとしたが、赤司と目が合った途端何も言えなくなってしまった。 (私、まさか本当に…) 勝手に連れてこられて、拘束されたうえ薬を飲まされて。 そして、あんな行為を……。 そんな相手を好きになってしまうなんて。 でも彼の目を見ていると感情が吸い込まれていくような感覚に陥るのだ。 心を捉えて離さない、危うい魅力。 「言っただろう?僕は相手の行動が予測できると」 赤司は視線を動かさずに言った。 「今日君がここに来たのは、先日の言葉を撤回するため。それも間違いない。だけど本当は…」 先の句を告げる前に赤司は立ち上がってこちらの方に歩いてきた。 相田はとっさに立ち上がって逃げようとした。 「僕に会いたかった。そしてあの行為が忘れられなかった。それもあるだろ」 一瞬ビクッとひるんだ隙に腕を掴まれてしまった。 背中に手が回り、そのまま唇を塞がれる。 「んっ…!ぅん…」 舌が絡む度に理性が溶けていくような感覚に陥る。 足がガクガクして力が抜け、膝が崩れた。 「あ…ぁ…」 「図星だね。計画通りだよ」 赤司は相田を抱き上げ、ソファの上にドサッとおいた。 手首を掴まれそのまま押し倒される。 抗わなければと思いながらも体は動かなかった。 「抵抗しないのがいい証拠だろ?先日と違って拘束されていないし薬も飲んでいないのに」 服がブラと一緒に捲り上げられる。 赤司は胸を揉みながら先端を指で弄んできた。 「あ…はぁ…だ、だめ…」 「ダメ?全然抵抗していないのに?」 赤司の声はすべて見透かしているかのようだった。
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118 :赤司家へようこそU 4[sage]:2014/05/10(土) 08:54:06.51 ID:QUVFlver - 多分自分でも分かっていたはずなのだ。
また流されると思いながらもここに来てしまった。 スカートが捲り上げられ、ショーツの中に手が入ってくる。 「ほら、たったこれだけでもうこんなに濡れてる。リコ、君はこうなる事を期待して来たんだ」 「や…」 耳元で囁かれ、体がぞわぞわして鳥肌が立つ。 「言っただろ?君は体も心も僕のものになるって」 指で女性の部分をかき回される。 先日と同じ場所を攻められ、相田は体をのけぞらせた。 「あ…ぁん……そ、そこ…やぁ…」 呼吸がどんどん荒くなる。 「あ…かし、く、ん……」 「リコ…また征十郎と呼んでくれないか?」 快楽に溺れそうになりながらも相田は首を横に振った。 「どうして?」 「だって、何か違う…の。多分あの時は…薬の影響で…」 赤司は少し苛立った様子を見せた。 「名前では、呼べない……あ!ぁ…」 いきなり赤司自身を挿入れられ、相田は悲鳴のような声をあげた。 「あ…ぅ…」 突かれる度に強烈な快感が体を貫く。 苛立ちからか、赤司の動きはどんどん強くなった。 「あぁ…あ……い、いっちゃう……!」 相田の体が大きく震えた。 頭の中が真っ白になり、何も考えられなくなる。
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119 :赤司家へようこそU 5[sage]:2014/05/10(土) 08:54:41.41 ID:QUVFlver - 呼吸が整ってくるとともに、意識が現実に戻ってきた。
悲しげな表情が目に入る。 恐らく自分が思い通りにならなかった事への悲嘆の色。 赤司の事については黒子から聞いていた。 (思い描くままの人生を歩んできたんだろうけど、それって…) 快楽の波が収まり冷静になってくると、目の前の相手がとても弱弱しく見えてきた。 珍しく取り乱した様子の、自分の上に覆いかぶさっている男子の姿。 相田にはその様子が何故か幼子のように見えた。 「赤司君って」 無意識に言葉が出る。 「本当は寂しいんじゃない?」 赤司は一瞬ビクッと硬直した。 そのまま言葉を続ける。 「私、案外鋭いところあるのよ。体のデータ見るのも得意だけど、心の機微にも敏感なの。一応カントクですからね」 一呼吸おいて相田は続けた。 「何でもできて、どんな勝負にも勝って…貴方は本当にすごい。だけど完璧すぎて、すごく張りつめてて、ちょっと触ったら壊れそう」 その瞬間、赤司の目の力が消えた。 相田は初めて素の彼を見た気がした。 「頑張りすぎてるんじゃないの?色んなこと」 そっと赤司の胸に手をあてる。 「弱音はける人…いるの?」 ぽたっと、頬に温かい水滴が落ちた。 相田は柔らかく微笑んでそっと赤司を胸に抱き寄せ、頭を撫でた。 「私、年上だからかな…。何だかその張りつめたところ、緩めてあげたくなっちゃった」 「どうして、君に…そんな事を言われないといけないんだ…」 最後の方は言葉にならなかった。 相田の胸から水滴がいくつも流れて肌をつたった。 何かが切れたかのように相田の胸で泣く男を、相田はとても小さく感じ、そして愛おしく思った。
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120 :赤司家へようこそU 6[sage]:2014/05/10(土) 08:55:26.32 ID:QUVFlver - なあんだ。
危うくて完璧すぎて誤解しちゃってたけど…この子は高校1年生の、私より年下の、普通の男の子。 ただちょっと何でも出来過ぎるだけ。 そして甘え方を知らないだけ。 「せいじゅうろう、くん」 「…!」 赤司ははっとした表情で相田を見た。 涙を目にいっぱいためたまま、赤司は困ったような笑顔になった。 「名前で…呼んでくれたね」 「うん。何だか征十郎って、呼びたくなっちゃった」 この子は、とっても危なっかしい。 だからそばにいて、見守ってあげたい。 「やっぱり僕の目に狂いはなかった。リコ…君は赤司家に…いや、僕にとって必要な女性だ」 赤司は相田の手を取った。 「本当に、我ながら感心する。こんな風に…自分を理解してくれる女性を見つけられるなんて」 まだ瞳を潤ませる赤司を、相田は慈愛に満ちた目で見つめた。 「前言撤回を撤回するわ、征十郎君。私の方から改めて申し込みます」 赤司の頬に優しく手をあてる。 「私と、お付き合いして下さい」 私が貴方を、支えてあげる。 弱音を吐ける場所になってあげる。 微笑む相田を赤司は一瞬きょとんとして見つめた後、また泣き笑いの表情になった。 「相田さん。喜んで」 以上です。
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