- 【DS】世界樹の迷宮でエロパロ B11F
73 :名無しさん@ピンキー[]:2014/05/08(木) 18:48:12.19 ID:gO1UUctX - サイモン×ラクーナの導入部分だけが出来たよ
・多分馬鹿なノリ ・クリア後のお話
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74 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/05/08(木) 18:49:10.97 ID:gO1UUctX - ベッドに横たわる彼女は、普段の凛とした雰囲気には程遠く、だらしない顔を晒して脱力している。
別に、こういう場面に出くわした事が無いわけではない。むしろ僕の職業に求められる役割を考えれば、日常茶飯事と言って差し支えないものだ。 しかし、今この場において、僕は決断に迫られていた。普段ならこんな『不埒な』事を考える筈は無いのだが、いかんせん、タイミングが悪かったのである。 『あれ』は本当なのか、眉唾なのか。今日の僕の知的好奇心は、アルコールによって鈍った理性で抑え込むには、聊か膨らみ過ぎていた。 「んー……サぁイモぉン……まぁだ、足りないってばぁ……もっと呑みましょうよぉ……うへへ……」 それに、酔っ払い特有の弛んだ声は、男を誘惑するような甘い響きに聞こえなくもない。時に状況は、既成事実たり得るだろう。 もう一つ言い訳をさせて貰うとすれば、僕がこうやって彼女の後処理をやらされる、引き受けてしまうというのは、これまで幾度となく有った事であり、 その度に、僕の男としてのささやかな尊厳は、少しずつではあるが確実に傷付けられていたのだ。そう、これはちょっとした復讐、或いはお仕置きだった。
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75 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/05/08(木) 18:50:04.68 ID:gO1UUctX - ――
僕がその資料を見つけたのは、エトリアと彼の地の世界樹を巡る一連の事件についての報告が、ちょうど一段落ついた辺りのことだった。 ミズガルズの書庫の奥に埋もれていたそれは、リッキィが生活していた時代、およそ1000年前のもので、その内容は、 『戦地で故郷の恋人に思いを馳せた兵士は総じて死亡する』だとか、『人の名乗り口上は決して邪魔してはいけない』だとか、 そういった些末で下らない事象や迷信について延々と書き連ねられているという、一般的な価値に乏しい変わり種であった。 とはいえ、民俗学の見地からすれば十分価値はあるように思えたし、実際に僕が1000年前の人間を知っている、という事実を踏まえれば尚の事興味をそそられた。 だから、慣習的で旧体制的な――アーサー曰く「面倒臭い」――所定の手続きを踏んで、僕はその資料を自室に持ち帰ることにした。 何を言っているのかさっぱり理解できない部分も相変わらず多いとはいえ、エトリアの調査を通じて古代語に多く触れることが出来た甲斐もあって、 僕の古代語の読解力は明らかに向上していたので、なかなか面白い発見もあった。逐次それをメモしていくと、すぐに山のように積み重なった。 僕は新しいおもちゃを与えられた子供のように、その資料に夢中になっていったのだ。
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76 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/05/08(木) 18:50:55.18 ID:gO1UUctX - ラクーナがやって来たのはそんな時だ。『干からびる』だの『不健康』だの、とにかく適当に理由を付けて僕を外に連れ出そうとする。
知っている。誰もお酒の相手をしてくれないのだろう。最終的に彼女が泣き付くのはいつも僕なのだ。アーサーももう少し飲めるようになったら巻き込まれると思うが。 一応ミズガルズでは、学問を修めに来た貴族の御令嬢としての立場があるからと、極端に派手な事はやらかしてこなかった ――つまり、多少の派手な事は何度もやらかしている――のだが、エトリアでの生活が自由で快適過ぎた為に、ここ最近のラクーナはタガが外れ気味であった。 最初の内は比較的付き合いの良い学友もいたのだろうが、金鹿の酒場に集まる屈強な冒険者達のように彼女の相手を続けられるわけでもない。 気付く頃には、以前よりも孤立化が進んでいるという、何とも自業自得な状況が出来あがっていたのである。 彼女の名誉のために断っておくと、普段のラクーナはとても人気が有るし、学府の上層部からの評判も、外部の人間とは思えないほどに高い。 問題は、あの無頓着なアーサーをして『残念』と形容する、酒の席での彼女の豹変ぶりであった。 「サイモーン……お願い!奢るから!ねっ、ねっ!?」 「はぁ……全く君という奴は……節度を保ちさえすれば、僕はどっちでも良いんだが」 「やった!約束するわ、今日は貴族らしくパーっといっちゃう!」 「やれやれ……」
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77 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/05/08(木) 18:51:40.99 ID:gO1UUctX - 今日もダメそうだ、という正直な感想を無理矢理無視して、外出の準備にのそのそと取りかかる。
ここで僕が断って、シェルドン家の名誉が傷付くような事態が起きても申し訳ない。その程度には、僕は冒険を支援してくれた彼女の実家に対する恩義は感じていたし、 何より彼女の友人として放っておくというのも後味の悪い話だった。少しラクーナに対して甘いのかもしれないが。 「早く行きましょ!」 「ちょっと待て、せめてもう一文くらい解読してからにしてくれ……ええと……」 『――――』 「……ほう」 「終わった?終わったわね?さ、出発出発!」 「あぁ、分かった、分かったから引っ張るんじゃない……」 その文言は、ちょうど例の資料のあるページの最後に書かれていた。 経験則だが、人は自分の興味のあるモノから無理に引き離された時、引き離される直前に見たり聞いたりした部分に強い印象を持つ。 そういうわけで、酒場でラクーナの相手をしている最中も、その荒唐無稽な文言は僕の頭の中をゆっくりと巡っていたのだ。 曰く、 『――女騎士は、性的な快楽に耐性が無い――』 と。
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78 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/05/08(木) 18:57:30.16 ID:gO1UUctX - まず捕縛の糸グリモアによる3点縛りからおっぱじめるみたいな内容で書いていたのに
間違って上書きして台無しにするという、糸を忘れるような初歩的なミスをやらかしてしまったのでとりあえず無事だった部分だけ…… 女スパイと並ぶ耐性の無さを誇る女騎士なんだから、ラクーナさんもさぞやひいひい言ってくれるに違いない 続きは頑張りたいなぁ…… あとあげちゃった ごめんなさい
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