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名無しさん@ピンキー
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SS書きの控え室145号室
淫魔・サキュバスとHなことをする小説 10体目
年下の女の子に言葉責めされるスレ

書き込みレス一覧

SS書きの控え室145号室
300 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/05/08(木) 03:04:13.68 ID:HIualFaB
支部に投稿してくれれば
振り込めない詐欺タグつけておく
淫魔・サキュバスとHなことをする小説 10体目
206 :...[sage]:2014/05/08(木) 18:41:36.91 ID:HIualFaB
渋で某女体化病の話を見ていたら衝動的に書いてしまった
ホントはTSFスレに出すつもりだったのですがスレチ疑惑があるのでこっちに
※逆アナル注意※女体化注意
淫魔・サキュバスとHなことをする小説 10体目
207 :悪魔っ子の野望(1/6)[]:2014/05/08(木) 18:47:19.25 ID:HIualFaB
「あーあ、嫌なこと知っちゃったぜ」
投げ出された体を受け止めボスンと音を立てたこの宿のソファは手入れもなしに使い古されているせいかただただ沈み込むばかりで座り心地は良くない。
仕方ない、冒険者稼業で路銀を集めて旅をする身だ。ボロボロの安い民宿でも野宿よりはましと考えるべきだ。
このソファのボロさも床の木材がささくれていることも夢を追うための代償と割り切るしかない。


自分は一人前として認められたばかりの魔法使い。
将来は魔法の研究者になりたいと考えていて、そのための試験に提出する論文のため参考文献を探して各地の魔法書を手に入れて回っている。
資金稼ぎのために片手間でやっている冒険者を本職にすれば一攫千金も夢ではないしパーティの斡旋の話もあったのだが、
俺としてはこの命はもっと人類に有意義に使いたいと考えている。


「どうしたの?マスター?」
ギィと窓から器用に部屋に入ってきたのは使い魔のエリー。
彼女とは俺が魔法学校を卒業したときからの仲である。

一人前として認められた証として使い魔を召喚する権利が与えられる決まりがあるのだが、その権利を行使した末に主従契約を結んだのが彼女というわけ。
始めから旅に出る予定だったので魔法陣から腕力のないサキュバスが出てきたときには落胆したものだが、彼女は食費がかからないので助かっている。
生物の精を糧として生きる彼女は俺自身の性欲を食して腹を満たす、それでも足りなければ街に出向いて男を誘惑し絞り上げる。
性犯罪者を取り押さえるお手柄を立てたこともあり、これを咎める気は今のところない。というかタダで欲望を晴らしてもらえるだけで満足である。
彼女の誘惑の術は魔物たちの隙を作るのに大きく貢献するので冒険者としての俺の功績にも深く貢献しているということもあって、
そんなわけで今では完全に俺の相棒として互いを信頼している仲だ。

「あぁ、エリー、聞いてくれよ。俺、研究者に向いてないから諦めろなんて言われちまったんだぜ」
俺の今の鬱々とした気分の理由は30分くらい前に遡る。
この宿を確保した俺はすぐに近くの図書館に行き、そこに目当ての本がないか目を光らせていた。
しばらく探して見つからず、司書を呼び訳を話すと、その司書に『君には研究者は向かない』と言われてしまったのだ。

「えぇ?マスターの熱意は人一倍なのに、何がいけないんだろうね。なにか他に言われた?」
「…それがさ、根本的な問題なんだと」
「それって?」
「なんか、俺が男だからいけないって言うんだぜ?そいつ」
俺が魔法の研究者に向いていないと言われた理由、それは俺が男性だということだ。
元来、魔力は血の巡りと同じように体を循環し体内で消費するものである。
魔力はそのまま魔法を放つためのエネルギー源にする一方で、身体を動かすための活力としても機能する。
そのため、筋肉量が多い男性はどうしても女性に魔法の出力で見劣りしてしまうところがあるのだという。
要するに、魔法運用能力と筋力は兼ね備えられないということなのだ。

魔法医学の世界ではこの話はすでに市民権を得ている論説らしいが、炎魔法一筋でずっと専攻してきた俺にそんなことは知るよしもなかった。
背が大きく体内の魔力保有量が高いのであればまだマシらしいのだが、残念なことに俺は背が低い。少女の背格好のエリーより気持ち程度大きいくらいのものだ。
しかも年齢的に青春真っ只中の今このように各地を渡り歩く旅をしたのでは足腰が鍛えられて魔力の無駄遣いが多くなってしまっているとも考えられる。
事実、冒険者として日夜魔物退治をしている俺は魔法学校に入る前よりも身体が引き締まり、二の腕の力こぶとかがすごいことになっている。
もうずっと会っていない親友が今の俺を見たら驚くだろう。女よりも貧相な姿をしていたはずの俺がこんなにムキムキになっているなんて。
しかし筋肉がついてしまうのがいけないと言われても馬車を手配するほどの金銭的な余裕はないし、冒険者稼業を休止すれば旅費が払えなくなる。
まさに俺は死活問題に直面している。
淫魔・サキュバスとHなことをする小説 10体目
208 :悪魔っ子の野望(2/6)[sage]:2014/05/08(木) 18:49:45.44 ID:HIualFaB
「うーん、マスターってば受難だね、実に悲劇ってかんじ」
「そんなさらっと悲劇とか言うなよ…真剣に悩んでるんだぜこっちは」
「悩んだってしょうがないよ、どうしようもないなら諦めるかそれ以上に努力するかどっちかでしょ?どうせ意固地なマスターが夢を諦められるわけないし。
いつも通り、私は私にできることが見つかれば手伝うよ。現状でやることが変わらないなら平常心でいかないと」
「あはは、エリーはそういうところ器用だな。そうだな、諦めないなら努力するしかないな。…よし、気分転換に飯食ってくるぜ。留守番よろしく!」
「はいはーい!行ってらっしゃいマスター!

……
………ふふ、今がチャンスかな…」



この宿は当たりだったようだ。
用意されていた食事は主人の奥さん手作りのものであったが、俺の口に合って美味しく感じられた。
民宿独特の地方色の強すぎてゲテモノ料理が食事に出るという不安が的中しないだけでもうれしいのにこの美味しさは願ったり叶ったりだった。
つい笑顔がこぼれてしまうような満足感に包まれた状態で部屋に戻る。

「…マスター」
「あ、あぁーそうか、わかったぜ、ありがとうな。少し待ってくれ」
粗末なベッドの上に座るエリーは脇に服をたたみ裸でこちらを上目遣いで視線の魔力を放つ。
着てても脱いでも一緒なようなくらいに布地の少ない服だからわざわざ脱いでいても全体の印象は変わらないのだが、
それでも彼女の恥部と乳房が視界に晒されているのを見てしまうと理性がぐらりと揺らいでしまうのが感じられる。
普段は人間の構成物として異形に見える尻尾や翼、角までもこうやって雰囲気が出てくると官能的に見えるのが不思議だ。

何をどう察知しているのか、彼女は俺の性欲が感じられるらしい。
それを駆使して俺が溜まっていることを知るとこうして『食事』の相手を俺に頼むのだ。


「早く…お願い、マスター…」
「服脱いでる間くらいで大げさだぜ。待ってろって」
俺は主従の関係だからって彼女を不遜に扱いはしない。自分勝手に魔界から召喚して侍らせているわけだから彼女の願いは聞き入れるつもりでいる。
だから彼女が俺に望むものはなるべく応える。それがマスターの甲斐性だと勝手に思っているってわけだな。

たとえば服のこともそう。彼女は俺とするとき、湯浴みをすることや衣服を脱がないことに拒否感を示してくる。
俺の匂いが好きなのだと勝手に思っているのだが、どこか気恥ずかしくて本当のところは聞いたことはない。
彼女もいつも情事となれば服は脱いでいるので、毎回お互いに裸の付き合いということになる。


「ん…あぁ!っはぁっくぅぅ!」
「おい、隣に客いるんだぞ、もっと静かに…」
「わ、わかったマスター……んあぁ!…あっ…」
体位のこともそう。彼女はどうやら騎乗位にこだわりがあるらしい。飽きもせず毎回これで最後までする。
一度興味本位で彼女を押し倒すマネをしたら激しく嫌がられたことがある。その一貫性には感心してしまうくらいだ。

「…んぁ、」
彼女はいわゆるボーイッシュというヤツだ。その一番の特徴は胸。
親指ほどの膨らみもない胸板と言って差し支えない彼女の可愛らしい貧乳を見ると、彼女は未だ成長期を迎えていない歳なのではないかと錯覚してしまう。
しかし、そのなだらかな丘に指を滑らせ、頂点の二点の突起に指の腹を当てると発せられる艶めかしい吐息は、
彼女が俺と同じ成人を迎えたばかりの妙齢だと再確認させられる。
「不思議だぜ、見た目俺と大して変わらないのに何を感じてるんだ?エリー?」
「…そりゃ、私、女の子だもん…」
思えば彼女と出会った一年前のあの夜、この少女のようなあどけない四肢に魅了され俺の童貞が消失したということが昨日のようによみがえってくる。
自らを女の子と自称する彼女だが、その本性は娼婦よりもあっけらかんとした顔で性交渉をする人外の存在であると俺はよく知っている。


「ねぇ、マスター、新しいことをやってみていい?」
そうしてやや感傷に浸りつつ片手で体を支えて起こし彼女の胸を弄んでいると、彼女の腰の動きが止まった。
好奇心に満ち満ちたその表情は、たとえマスターである俺でさえむげにできないほど魅惑的で純粋そうな愛らしさを持っている。
その瞳の奥のどす黒い情欲という名前の食欲の餌食になった男たちはいったいどれほどいるのだろうか。
淫魔・サキュバスとHなことをする小説 10体目
209 :悪魔っ子の野望(3/6)[sage]:2014/05/08(木) 18:55:04.94 ID:HIualFaB
「うん?新しいこと?いいぜ、お互いに気持ちいいなら大歓迎だ」
そう思ったって俺も逆らえないのだが。
灯りに受付でもらった蝋燭の炎には大分余裕がある。ことさら性急にする必要もない。まだこの夜は長くできる。
…それに、あまりにも早く静かになったのでは俺の堪え性が無いと隣室に触れて回っているようで嫌だ。
「やったぁ、さすが私のマスターだねっ」
それだけ言うと突然に倒れ込むようにして抱きつかれ、唇が合わさった。
行為中のキスは初めてで驚いていると、彼女の舌が俺の口の中へ入り、俺の舌と握手でもするかのように絡み合っていく。

これが前に聞いたことのある恋人同士がするキスなのか?と思いつつ、とりあえず拙くも応じてみる。
唾液が彼女の口から重力に従って俺の口内へと流れていく。目と鼻の先の彼女からいい匂いがしている。
「ましゅたぁ…」
くぐもったエリーの声が漏れている。五感全てがエリーで満たされていく思いだ。彼女の全ては甘く、とろけて魂まで侵食してくる。
と、俺の太ももを撫で上げる何かを感じる。彼女の尻尾だ。
彼女の、というよりサキュバスの尻尾の構造はキメラ属の蛇の尻尾と近い。
それは尻尾に摂食器官、つまり口があるということを意味する。普段はこの尻尾の口で精を食するらしいと彼女から聞いている。
どうやら尻尾から舌を伸ばし俺の内ももを舐め上げているようだ。
元来俺はくすぐったいのには弱い。眉間にしわを寄せ身をよじらせているとその舌が徐々に胴体の方へ移動していくのが感じられた。

その舌は腿から玉へと、尻を横切りつつ進み、散々揉み回したのちにさらにその舌へと…
…え、な、そんなところ、汚いって…あ、あ゛!?


「ん゛!?おいおいおい待てそんなとこっっひいいぃっ!?」
し、舌が!尻尾の先ごとケツの穴に入ってる!痛くはない、けど何してくれてんだよエリー!?
先端の膨らんだ部分全体が俺の体内にねじ込まれ、ぬるんと中に完全に侵入してきやがった!
反射的に押し出そうと力を込めたがそれをもろともせず根元のくびれた部分までスポンと入りきってしまった。
腹の中にみっちりした圧迫感を覚えてトイレに行きたい感覚が唐突に湧き上がる。
チロチロと中で這い回る舌は何かを探しているような動きでとにかく気持ち悪い。

「ぷはっ、おい、エリー!?何してんだ!汚ねぇぜそんなとこ!」
「…大丈夫、マスターがもっと気持ち良くなれることだから、ね」
「おいおい、正気かよ…?」
「本当に気持ち良くなれるんだよ、ここを刺激すると、マスターも女の子になっちゃうんだ。ちょっと待っててね…」
エリーが言い終わると同時に身体の奥がキュンとした。
始めはトイレで腹の中のモノが出るときのあの快感。次に、何とも説明できない経験のない熱さ。
やがて時間の経過とともにそれはさらに熱量を帯びて下腹部に行き渡りエリーとの交わりで滾る身体を一層熱くさせる。
「何だ今の、な、何か盛ったのか、エリー?」
「違うよマスター。私は今、マスターの男の子の部分を直接触ってるんだよ。
マスターのここ、さっきからピクピクしててとってもかわいいね」

腰を止め話す彼女曰く、尻尾で刺激されているそこは前立腺で、このじんわりと広がる熱はここを直接刺激していることによる気持ち良さということらしい。
まさかそういう知識に精通しているとはいえ使い魔であるエリーからこんな歳にもなって性教育を受けるとは思わなかった。
いくらエリーがやっていることだから信用できるし気持ち良いという自覚も湧いてきたとはいえ、
そんなに細いとはいえない尻尾をケツに突きこまれてずっと閉じているはずのものを拡げられているこの状況ではまだ色々と収まりが悪い気分なのだが…
すると、訝しげな表情をしていた俺に一瞬理解が追い付かないような快感の波が覆いかぶさった。
とめどなく押し寄せるその波は互いに折り重なり重複し一つの大きな快楽の塊となって神経にどっかりと居座る。
それを土台にして俺の精神は高みへと駆け上がり絶頂へと届く、その感覚に視界が白む。
おい…たったこれだけのことで、こんなにイっちまうのか…!?

「…っ!?っくはっ!?あ、あ…!?」
「あ…イクんだ。
マスター、可愛いよ?いつものマスターの顔も可愛いけど女の子の方でイってるマスターはもっと可愛いね
…もっと可愛い顔見せてほしいな。」
瞬間、エリーの口角がつり上がった。
その笑みはひどくきれいで、ひどくおそろしく、彼女が端くれであっても悪魔なのだと思い返すのには十分な畏れを抱かせた。
淫魔・サキュバスとHなことをする小説 10体目
210 :悪魔っ子の野望(4/6)[sage]:2014/05/08(木) 18:57:14.98 ID:HIualFaB
前立腺を適当に舐めまわす舌が急に規則的な動きを始める。この動き、どこかで覚えがあるような…!?
「え、りー…!?」
長年の経験からそれがルーンを刻むときの魔法陣と気付いたころにはすでに全てが手遅れで、
「マスター、好きだよ。それでね、もっと大好きになりたいから、」
刻まれた紋様が俺の腹の中で効力を発し始めたことをただ感じるしかなかった。
「女の子になって」


身体の中、彼女に舐められていたケツの中の一か所がカイロでも当てているように心地良い熱を帯び、じわりとそれが広がる。
魔力が拡散してる、状態変化を起こすヤツだ。メドゥーサの石化攻撃を受けたトラウマがフラッシュバックして濁流のような不安感にのまれる。
「ひっ…!何をしたんだよ…!?」
柄にもない怯えた声をして、涙を浮かべる俺にエリーはうっとりするような優しい顔で応じた。
石化の恐怖体験を俺がどれだけ根に持っているか知っているはずのエリー。
騎乗位の体勢に戻った彼女との距離はゼロであるが、それが俺にはとても遠いものに思えた。
「反転の魔法だよ。前立腺に貯まってる男の子の精を女の子の精に変えたんだ」

前に習ったことがある、魔力の質に性差があるって…
「そ、それってもしかして、」
「マスターはね、私のお姉様になるんだ…やったね、これで性別がどうこうって悩まなくていいんだよ」
「ちょ、待て、俺はそんなこと…ぐっ!?」
身体の中のあちこちで軋むような、千切れるような耳障りな音が反響する。血流に乗って俺の中に『女』が行き渡っているのだ。
目線を下ろすと逞しかった俺の腕が、胸板が、分解されていくように体積を減らしていっている。
鍛えられたことで筋張った力強い身体の線が丸い流線型のか弱いそれへと変わっていく。ちょうど、目の前の少女と同じようなものへと。
筋や関節を内側から食い荒らされるようなおぞましい感覚、しかもそれに痛みが伴わないという異様さが余計に恐怖感を助長してしまう。
視界を遮られるような感覚があるのはおそらく髪が伸びたのからだろう。肩や首筋に感じる感触もそれなのだろうが自分のものとはいえ慣れない感覚でこそばゆい。
困惑のさなか、唐突にギュッと握られるような圧力を感じる。その源泉は何だと意識を集中すると、エリーとの結合部の感覚に違和感を覚えた。
経験豊富な男さえ唸るとよく自慢していた彼女の名器の感触があまりにも薄い。心許なすぎる希薄な圧迫感に虫の知らせのような形容しがたい恐れが湧きあがる。
この目で自身の上半身が女のそれに変わりつつあるところを見てしまい、現実から逃避したい思いが大きく心の中で主張する。
それを振り切り、俺は意を決しその違和感を上体を起こして確かめた。



瞬間、俺は俺が俺であるということを疑わざるを得なかった。

俺のモノの太さが長さが、大きさが明らかに足りていないのだ。
エリーは今まで陣取っていた俺の下腹部から後ろに下がり、そのため邪魔者がいなくなり陰部が見えるようになっていた。
その股間には先ほどまでのヘソに達するかしないかの長さに膨張してやる気に満ち満ちた愚息の浅ましくも愛おしい姿はなく、
普段の慎ましい姿どころか、小指よりも小さく縮んで頭を半分隠したみっともない姿で硬度も保つこともできず俺の下っ腹に横たわっていた。
ヒクヒクと震える様は踏み潰された蟻のように切なく惨めで、男の証としての尊厳が失われているように見えたのはおそらくエリーもだろう。
その動きも、よく見ると次第に弱々しくなっていっていた。

「あ…嘘だ…チンコが……そんな…おかしくなっちまってる」
「反転の魔法をされてここが無事なわけないよマスター?
もうちょっと早く言ってくれればこれだけでも残してふたなりさんにできたのにね。ごめんねマスター、気付かなくて。もう間に合わないや。」
俺のモノがその言葉に呼応するように小さく律動し、ほんのわずか黄ばんだ白濁を漏らした。
それは俺の頬を伝うそれを愚息が流しているよう。
白濁が流れ落ちると同時に、愚息はゆっくりと力尽きるように収縮し、陰部と同化するように溶けてしまう。いや、溶けいってしまった。
その奥に見えるはずのたるんだ皮袋が見えることを期待したのだが、そちらはすでに消息を絶っていたらしい、
そこには着せ替え人形の装飾を剥いだようにただ弧を描く股間と陰毛があるばかりだった。
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211 :悪魔っ子の野望(5/6)[sage]:2014/05/08(木) 18:59:06.39 ID:HIualFaB
言葉が出ない。
圧倒されてしまっているのだ、俺を襲うこの打ちひしがれた無力感と不条理と喪失感とに。
同じ状況になったとして、騒げる奴はまずいないと思えるくらいだ。
怒るヤツは許さないという想いがあるから怒れる、相手に原因があると矛先を向けるからできることだ。
今の俺にそれはできない。
自分に起きたことが処理しきれないヤツが相手がどうこうとか考えてる余裕があるはずないから。


気付けば天井の節目を100ほど数えていた。
現実逃避が激しすぎてずいぶんと固まっていたみたいだ。机の灯火の蝋燭は尽きかけている。
下を向きたくなかった。何もかも放棄してこのまま仰向けのままで石化したようにじっとしていたかった。
身体があげる悲鳴のような音はとっくに収まり、胸に感じる大きな重力と股間のスースーする感覚は俺に現実をそれとなく知らせているのだが、
「…ねぇ、マスター?…寝てないよね?もう平気?」
それでも、それと向き合う精神の強さは自分になかった。
エリーと何度も夜を重ね、『男』であることが自分にとってどれだけ『俺』の根幹をなしているかはよく分かってる。
それを打ち砕かれたと理解したくないんだ。もうとっくに絶望には直面してるってのに、その場しのぎで知らないふりをしていたい浅ましい人間だ、俺は。


「いつまでボーっとしてるの、マスター」
ふいに視界がぼやけた肌色に覆われた。
焦点を合わせると、少女が顔を覗き込んでいた。



「…ごめんなさい」
「わかった、誠意は伝わった。…まったくよぉ、なんでこんなことをしたんだよ、とりあえず言ってみろ」
「マスターが、男だと研究者に向かないって、言うから。じゃあ女になればいいのかなって」
エリーは泣きそうな表情を浮かべて謝る。
一人用の安物のベッドは小さく、二人で座ると必然的に隣り合う近さになってしまう。
肩をすくめてうつむく彼女はこんなに視界いっぱいに見えているのにその姿がとても小さく見えた。
いつもはピンと伸びているはずの翼も今はだらりとしている。

「本当にごめんなさい、あんな魂が抜けちゃってるようなくらいに驚くとは思わなくて。それに、」
「ストップ。…俺が一人で必要以上にビックリしただけだ。エリーが謝ることじゃない…あっ…」
言いかけて止まる。
頭を掻こうとしたら、腕が胸に当たったのだ。
以前とは違うくすぐったさだけでなくさらに薄い快感が混じった触感。
その違和感に一瞬沈黙がよぎる。


「…ぷっ、おっぱい触っちゃって言いたいこと忘れちゃうって変なの」
「おい、笑うなよ」
「やだぁ、マスター顔真っ赤、図星なんだ…くす…あはははは!」
「だから!笑うなって!」
結局エリーはツボに入ったらしく腹がよじれるくらいに笑い、俺もつられて笑ってしまった。
なんだかんだで俺もこんな大変な事件の原因がエリーのおせっかいのせいだと思うとおかしくて仕方なく、
二人の笑い声がおさまったのは部屋が闇に包まれてしまってずいぶん経った後だった。



「ねぇ、マスター」
「どうしたんだ?」
自分の前より高い澄んだ声色にまた笑ってしまいそうになるが堪える。
「えっと…お詫びに、なんだけど…もう一回付き合ってほしいな…
それに、女の子の身体の構造も今のうちに知っておいて損はないし」
「えー、元に戻してくれないのかよ?」
「う…ごめんマスター、耐性がついちゃってて無理…あのやり方で元に戻れたら魔界の学会で発表できるくらいだと思う…」

「…まじかよ」
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212 :悪魔っ子の野望(6/6)[sage]:2014/05/08(木) 19:02:23.39 ID:HIualFaB
血の気が失せる俺の肩をいきなりエリーがつかみ、抱き寄せた。
「…私が無茶したばっかりにマスターにそんな顔をさせて本当に申し訳ないと思ってる。マスターは私のマスターなのに…
でも、今の悲しみを埋められるくらいに私にはマスターにあげられる愛があるって、手前味噌だけど思ってるから…」
か細い両腕の精一杯の抱擁が、俺のむき出しの心に染み入る。
ありがとう。と、心の中でつぶやく。


…ん?なんかエリーの言葉に違和感があったのは気のせいだろうか?
腕を解いた彼女を見ると顔が今までで一番って言っていいくらいに紅潮していた。

「…あの、私…マスターのことが好き…でも、それは勘違いから生まれた想いだったんだ。」
「え、エリー…?」
「初めて、マスターの姿を見たとき、私はこんなにきれいな人が世界にいるなんてって衝撃を受けたんだ。
昔のマスターは部屋に引きこもって勉強ばっかりでお人形さんみたいに色が白くて手足も細かったしね。
でも、すぐに私の想いは打ち砕かれた。それは、マスターから精の匂いがしたから。
始めは…すごくつらかった。こんなに素敵なマスターと巡り合えたのに、マスターが男だなんて、って。
最近旅のせいで筋肉がついてきてたけどそんなマスターの変化も私にはショックだった。
だからマスターを食料として見て自分を騙してたんだ。
いつも騎乗位ばっかりだったのは、マスターの『男』の部分を少しでも見たくなかったから…」
「まさかと思うが、お前、」
「当たり。私…女の子が好きなんだ。私の仲間はみんな恋に堕ちた相手だけは特別って言うけど…私にはみんな男はご飯でしかなかった。
でもマスターは特別。だって、マスターが男だって知っても諦めきれなかったから。
…ごめんねマスター。マスターが男だと研究者になれないって言ってたからこんなことしたってのはただの口実。本当は…」

エリーの突き出された両手が胸にめり込み、受け止めきれず後ろに倒れ込む。
ベッドに俺が背中をつくと同時に彼女は俺の腰に座り込み肩に手を置き押さえつけた。身体の三点にエリーの体重がかかり、彼女を突き飛ばすことは適わない。
その目は深い欲情の光を見せ、俺の性を狩り尽くさんと煌々と輝いていた。

「貴女と、セックスがしたいの…」
瞬間、エリーは微笑んだ。
その笑みは美しく、可憐で、しかし淫靡で、彼女は立派な悪魔だと私は思わざるを得なかった。




とある魔界の田舎の町に、ちょっとした話題が集まっていると聞いたんだ。
「…んぁ、おはよう、エリー」

あくまでも噂に過ぎないから本当かは知らないんだが、何年かぶりに魔界に人間が住みついたらしいぞ。
「あ、おはよう、お姉様。」

けど、本当だとしても、そう長くは持たないだろうな。
「…あ!また角伸びたね!」




終わる
年下の女の子に言葉責めされるスレ
192 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/05/08(木) 21:09:58.45 ID:HIualFaB
>>1から>>5までの流れ秀逸すぎだろw


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