- パワポケでエロパロ31
898 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/05/07(水) 05:57:16.08 ID:2NcaNCYe - 2/2
と、ミーナは口を小さくして、こう言った。 「……人は、恋愛をしないといきていけませんか?」彼女はカズに問う。 「そりゃ無くても生きてこれます。けど…あったほうがええやないですか…」彼女は手を組み、寝かせながら質問に答えた。これは深刻な問題だ。 「私達はジャーナリストに超能力者。幾度も命を狙われています。なのに、こうして食べて、お酒を飲める事は嬉しいものです」 「うな〜ん…大層な事はええです。ただ…」 「活き活きとはできない…ですよね?」ミーナは、カズのもやもやとした気持ちを汲み取る。 「カズさんを護衛に選んでよかったです。そしてまた、助けてください」彼女の言葉で過敏に反応するカズ。 「ええ!? なんでえ…ウチより男と付き合った方が楽しいですよ」カズは謙虚に答える。 「いいえ、単に話が合うからですね。私は職業柄、恋人を持てません。カズさんだってそれを嘆いているのでしょう?」 ミーナの言っている事は的確であった。裏社会に生きる者は、貧弱であってはいけない。 弱い者ほど、そのルールからは逃げられない。 「ですから…今後もよろしくおねがいしますね」彼女がカズにそう言うと、 「うぅ〜ん。いつの間にむっずかしい話になったんやろ…。店員さん、すんません!! 度がキッツいのを一本!!」カズのオーダーにミーナは驚きを隠せない。 「そ、そこまでは付き合いませんからね!! カズさんはお酒強い方ですし」 「大丈夫ですって。今のミーナさんは自分に酔っとる。だからウチにも酔わせてくださいな。ふわふわとしてて、無重力の世界に…」 「…それって意識が飛ぶまで呑むんですか!?」 夜は長く、一人で過ごすには寂しい。だけど、こうして楽しい二人を見ていると、酒と人が孤族を打消してくれると感じさせてくれる。 終わり。
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