- おにゃのこ改造 BYアダルト21
249 :名無しIN東京ドーム[sage]:2014/05/06(火) 14:28:47.61 ID:a/QZC3Bu - 胃の腑を口から吐き出しそうな不快な匂いに貌を顰めつつ、富一は以前はやくざの組長宅であった屋敷を出た。
そうしながらも、たかが一般市民が何故、こんな事をしているのだろうかと思う。 母親の為?そうだろうか?兄貴が<神隠し>に遭って以降、呆けた母親には兄貴が行方不明だという<現実>への認識は無い。 では、兄貴の為か?そうでは無いと、富一は心のなかで呟く。兄貴の悪行のせいで、俺はどれだけ苦しめられたか判らない。逆に、自らの手で殺して遣りたい気分だ。 ”馬鹿馬鹿しい!!” 富一は声を出して呟く。何の意味も無いではないか?兄貴は死んで当然の悪党で、行方不明になった事が問題だと言うなら、それは警察の仕事で市民に過ぎない富一には関係無い話だ。 あの女刑事に踊らされて、俺は深みに嵌っている。 兄貴の事を忘れて、ごく普通の堅気の市民としての営みをするべきではないか? そう思う富一の耳に、携帯の呼び出し音が響いた。非通知という画面を見ながら、誰だろうかと貌を顰めた。 「もし、もし・・・・?」 「私です・・・・。」 「・・・・・?」 「警視庁の松村です・・・・。」 「あの・・・・。」 「いまから言う場所に来てください。場所は・・・・・。」 その声は緊張していた。何が起きたのか? <続く>
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