- ドラゴンクエスト官能小説Part18
720 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/05/05(月) 23:00:07.01 ID:+X1c8064 - >>622の続きの話を投下します
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721 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/05/05(月) 23:02:42.10 ID:+X1c8064 - エラフィタの御神木の幹の元、何時間も続いた熱気溢れる宴会は徐々に静まり辺りは虫の鳴き声と風の音が響いていた。
月明かりが御神木の花に映える。 今夜はセントシュタイン王主催の宿王グランプリも終わりリッカの宿のグランプリ受賞を祝って 宿の従業員と天使のパーティで花見兼飲み会に来ていた。 宴会はリッカの挨拶に始まり一発芸、酒の席での無礼講、一気飲みバトルロワイヤルを経て 天使以外は皆酔いつぶれ寝息を立てている。 最後に生き残っていたルイーダも天使によって潰されてしまった。 彼は仮にも元天使、こう見えてこの中ではいちばん長く生きている。酒の強さは伊達ではなかったのだ。 天使は恋人の賢者を膝に乗せてルイーダやリッカたちを酔いつぶし今は一人星空を眺める。 美しい御神木と月それに星々……星にされてしまった天使たちは自分を見ているのだろうか? そう思うと天使に寂しさがこみ上げる。 仲間たちがいて恋人がいても故郷と天使たちは恋しい。 天使はぎゅっと恋人を抱きしめた。 「……んっ。」 賢者は小さな声をあげるが目は覚まさない。 天使は賢者を地面に降ろし立ち上がって空を見上げる。 もう一度、天使界が消えてしまう前に、せめて皆にお別れをいいたかった。 だが、沈んだ気持ちが突如消える。天使は自分の腕に何者かが抱きつくのを感じた。 「ふふっ、捕まえた。天使クン。」 いたずらっ子のような、はしゃぐ様な声が天使の顔前から聞こえる。 目を凝らすと月明かりに少女の輪郭が見えた。
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722 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/05/05(月) 23:05:22.77 ID:+X1c8064 - 「パラディン。どうしたの、まだ飲み足りない?」
彼女は天使の腕に抱きつき天使の胸に顔を寄せる。まるで恋人に甘えるように。 「どうしたもこうしたもない。」 そういうと彼女は天使の首に両手を絡めてぶら下がる。 彼女の顔は笑みを浮かべ天使の顔前にある。 恋人以外にはない距離だ。 「………顔近いよ。」 そう天使が言うとパラディンはさらに顔を近づけ彼女の息が彼の顔にかかった。 彼女の表情は今まで見たことがないほど無邪気で魔法戦士のような顔をしている。 「こんな静かで月の出た夜に程よく酒の回った男女が二人きり……なのにそんなに身構えないで、 もっと近く寄って…。」 そういって彼女は天使の左手を掴み、握り締める。 二人の指と指が絡み合い彼女は微笑みながらにぎにぎと指を動かす。 「こういうことって男女の仲にあるものどうしがするんじゃないの?」 天使は少し困惑しながらもこの状況を楽しんでいた。 天使も男、女性と触れ合うことで先ほどまでの陰鬱な気持ちが薄まり少し気が晴れた。 彼女は長身茶髪の少女、賢者とは違った女性の魅力がある。 天使と共に前衛を務める高潔な騎士である彼女がこんな一面を持っていたのは意外だった。 だが彼女は酔っているのだろう、いつもと様子が違う。 「罪作りな男……。」 その言葉の意味は天使にはわからなかった。 天使の表情から言葉の意味を理解していないとみたパラディンは急に天使の両手を掴みながら回り始めた。
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723 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/05/05(月) 23:08:46.82 ID:+X1c8064 - 「私を……パーティに誘ってくれた……すごく……嬉しかったのに
……あなたは……最近……賢者と……一緒。」 彼女に振り回されながら天使は聞いた。 まるで今まで彼女の中にたまっていたものが溢れるようなそんな言葉を。 「一緒に……旅をして……私……あなたのことが……。」 彼女の言葉は一度そこで途切れた。 「あなたと……賢者が……仲良く……していると……なんだか……いらいらして。」 彼女の声が寂しく求めるような調子に変わる。 彼女が天使を振り回すスピードが次第に増し、彼は耐えられず地面へと倒れこんだ。 パラディンも天使の手を掴んだままであるので天使の上に彼女が覆いかぶさるような形になる。 「でも、今日はあなたと二人きり……。」 彼女は天使の手を強く握り、もう片手で天使を強く抱きしめ天使を見つめる。 はっきり伝えるなら今だ、彼女は覚悟を決める。 「好き……天使、愛してる……。」 パラディンはおもむろに天使の顔に口を近づけ目を閉じ、全身が熱く火照っていくのを感じる。 天使に自分の想いに気付いて欲しかった。 想いに応えて欲しかった。いつも賢者が近くにいて伝えられなかった自分の想いの全てを知って欲しかった。
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724 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/05/05(月) 23:11:12.68 ID:+X1c8064 - 「………………!!!」
だがパラディンの唇が感じたのは天使の手のひらの感触だった。 天使は彼女の口に手を押し当て制止する。 天使はパラディンの顔から血の気が引くのを感じた。 彼女の困惑した瞳には天使の顔が映る。 「パラディン……ごめん…。」 天使は目を逸らしながらいう。パラディンが何故こんな行動に出たのか彼はわからなかった。 自分と賢者が恋人同士なのは彼女も知っているはずだ。 「すごく……嬉しいよ。ボクのことをそんなに思ってくれていたなんて知らなかった。」 言葉を選びながら彼は言う。 「でも、ごめんね。好きな人は……他にいるんだ。 だけど君は大切な仲間だから…今夜のことは、このことは忘れて……また明日からも―――。」 天使はそういいながら彼女から離れようと体を起こすが彼女は両手を彼の胸に当て押さえつけ逃がさない。 パラディンは少し怒ったような表情で言う。 「まだわからない?」 彼女の言葉の意味は彼にはわからなかった。 困惑している天使を尻目にパラディンは彼の頬に唇を寄せる。 ちゅっとパラディンはわざと音を立てて彼の頬に口付けする。 「ちょっと!?パラディン!」 天使は自分の顔が一気に熱くなるのを感じ、状況が飲み込めず混乱する。 パラディンはそんな天使の頬に何度もキスをし、次第に彼の口に近づく。 彼女は長い指を器用に使い天使の両手を片手で押さえつけた。
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725 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/05/05(月) 23:13:16.82 ID:+X1c8064 - 「ン――――!」
パラディンと天使の唇が触れる。 彼女の舌はすぐに天使の口腔に侵入を始め、口をこじ開け歯の裏をなぞる。 天使は彼女を離そうとするが彼の両手はがっしりと押さえられ動かない。 天使にとって彼女の腕力が自分以上だとは想定外だった。 二つの口が斜めに重なり、強引で甘くはないキスが続く。 「天使クン、君キス下手だね……。」 息が苦しくなるほどの長いキスは終わり二人の口が糸を引きながら離れた。 無論下手なのは彼がパラディンから逃げていたからに他ならない。 息を整える天使は暫く呆然と宙を見ていたがパラディンが自分の上着のボタンを外し始め、ハッとしながら彼女を制する。 「パラディン!君は今酔っているんだ!こんな、こんなこ―――。」 今度は天使の口にパラディンが手を当てて制止する。 「大きな声をあげないで、賢者が起きてしまう。」 天使の耳元でパラディンは囁く。 天使もパラディンもこの状況を賢者に見られるのだけはなんとしても避けたい。 「戯れ事はやめてくれ…。これ以上は……。」 今はまず彼女から離れなければいけない。 これ以上は――――いや既にこれは賢者への裏切り。 はっきりと自分の気持ちを伝えるのがベストだと彼は勘定した。 「ボクはこういうことは賢者としかしたくない!」 その言葉に恐怖するかのようにパラディンはビクッと震える。
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726 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/05/05(月) 23:15:58.39 ID:+X1c8064 - 「私じゃ……ダメなの?」
まるで理不尽に突き放されたかのように彼女は狼狽した。 「どうして……どうしてなんだ!」 ここまですれば自分の気持ちに応えてくれるとパラディンは確信していた。しかし……。 「……わかった。じゃあ、あと一回だけキスさせてほしい……それで今日のことは全部忘れる…。」 『まだ』彼は理解してくれないのだ。なら気付いてくれるまで触れ合えばいい。 雲一つない星空の下、二人は暫く沈黙する。 「本当に…?」 彼は囁くように聞く。あとキス1回で済むのなら安い。 「……。」 俯き、天使の顔を見ずに彼女は頷く。 「わかった…。」 天使は自分とパラディン以外に聞こえないように彼女の耳元でいう。 パラディンは想いを伝えた後と同じように目を細めながら天使の顔に唇を寄せる。 天使も彼女に合わせ目を閉じる。 天使の唇が触れ柔らかい感触がゾクゾクと全身を巡る。 堪らずパラディンは天使の頭を抱きしめ何度も角度を変え貪る。 二人の舌が絡み合い彼女は天使の口内を愛おしく愛撫する。 天使と出会った時から欲しかった……彼との求め合う濃厚な口づけ。 これが天使との最後のキス、このキスで全てを忘れる……のは…嫌だ………。
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727 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/05/05(月) 23:20:10.27 ID:+X1c8064 - 「ふはっ……。」
痺れるような快感が唇から全身に流れた。 天使の息は荒く、彼にのしかかるパラディンにも少年の乱れた呼吸が触れた体から伝わる。 今度のキスはとろけるように甘く、彼の顔は上気している。 天使の胸に耳を当てパラディンは大人しくなる。 彼の胸の鼓動が聴こえ、パラディンは自分の想いをもう一度伝える。 「ずっと貴方が好きだった。」 同時に彼女は天使をぎゅっと抱きしめ、言葉は天使の心の深淵に響き、彼の体と心を硬直させる。 「セントシュタインで出会ったときからずっと私はアプローチしていたのに……。」 と出会ったときの記憶が蘇る。 ルイーダの酒場で彼女を旅の仲間に誘い、二つ返事で承諾してくれた。 「あなたは気づいてくれなかった…。」 そう、自分はあの時人間の感情をうまく理解ができなかった。 「貴方と賢者が男女の仲になって……自分は諦めたつもりだった。 でも、我慢できなくなった。貴方と賢者が毎日……しているのを……隣の部屋で聞かされて……。」 彼女の声に嗚咽が混じり、目からは涙が溢れた。 同時に天使の顔から血の気が引く。 泣かせてしまった罪悪感と自分と賢者の情事をパラディンに聞かれていた羞恥が天使の中に溢れた。 「貴方のことを今でも……自分が想っているのがわかった。」 この一言でようやく天使は彼女の『まだわからない?』の意味を知る。
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728 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/05/05(月) 23:22:03.81 ID:+X1c8064 - 「私も賢者も貴方のことを想っているのに……先に想いを告げたほうだけが貴方と結ばれるなんて我慢できない……。」
パラディンの言葉はそこで途切れた。 彼女は天使の胸で小刻みに震え、彼の上着は少女の涙で少しずつ湿っていく。 初めて見るパラディンの泣く姿と彼女の想いの全てを知り天使は得体の知れない罪悪感に襲われた。 自分を想う人が二人いてその片方にしか気付けなかった自分を―――許せなかった。 いや、確かに自分は感づいてはいたのだ。 だが、二人の女性を愛することはできない。 だから、パラディンの想いには気付かなかったふりをした。 彼女は人間の常識に疎い自分の世話をよく焼いてくれた。 自分の隣の席はいつも彼女と賢者だった。 二人とも自分のことをほぼ同時に好いて……世界を守るための戦いに身を投じた仲間。 賢者に告白されて彼女の想いを受け入れた後もしばらく、パラディンは諦めなかった。 賢者は幾度となく自分に触れようとするパラディンを制止して 睨み付けることが幾度となくあり、パーティ内がギクシャクしていた。 パラディンは凛とした表情で動じていないように見えた。 その裏で彼女は泣いていたのだ。 天使は自分がどうすればいいかわからなかった。今更、賢者と別れることは彼女への裏切り。 しかし、今ここで彼女の想いを受け入れなければ許されない罪を犯す気がした。
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729 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/05/05(月) 23:41:02.45 ID:+X1c8064 - 「……パラディン。ごめんね、気付いてあげられなくて。」
パラディンに掴まれ痺れる両腕をゆっくりと動かし天使は彼女を抱きしめ、優しく少女の頭を撫でたしなめる。 パラディンは天使の胸に押し付けていた顔を起こし天使と見つめあう。 パラディンがずっと求めていた天使が賢者にだけ見せる優しい顔……。 欲しかったものが目の前に現れた………。 瞬きもせずに自分を見つめる彼女の涙を優しくふき取り、今度は天使からパラディンの顔に唇を寄せる。 先ほどより優しく、だが……ずっと甘く。 桃源郷の空気に酔うがごとく彼女の眼はとろんと虚ろになり心地よい時間が二人の間に流れ始めた。 互いの肌の温もりが先ほどの愛憎の吐露による傷を癒していく。 天使はパラディンに仲間以上の感情が芽生えるのを感じ、 パラディンも天使に自分を女と認識してもらったことを理解する。 パラディンは天使の手を握り、指を絡めてにぎにぎと動かす。 彼女は彼の優しい抱擁と口づけに安堵し、落ち着きを取り戻した。 しばらくして彼女は天使の胸に押し付けていた顔を上げ、彼を見つめた。 パラディンは少し怒ったような、拗ねたような顔をしている。彼は不思議そうに首をかしげた。
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730 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/05/05(月) 23:43:13.28 ID:+X1c8064 - 「それにしても私のアプローチに気付かないなんてどれだけ鈍感なんだ、あなたは!」
「竜のしっぽの温泉で胸を押し付けても気付かないなんて!」 「!!?」 まだ天使だったときドミールに向かう途中に確かにそんなことがあった。 「仕方ないじゃないか、天使は性欲が弱いんだよ! 長生きの種族でそんなに子供を作る必要がないから。」 「あら?そのわりに賢者と最近は毎日……。」 「今は人間だからだよ。」 パラディンの言葉を遮る。 「変だな。天使ではなくなっただけでこんなになるなんて。」 パラディンはそういいながら天使の股間に手を伸ばし握る。 ――――――こうなったら天使に直接いってやる。 一度深く息を吸い込んで、彼の目を見ながら一気にはき出す。 「素直に…私のことを受け入れて。」 羞恥の表情を見せながら彼女はいう。 パラディンは天使の耳に口を寄せ囁く。 「愛して。」 パラディンは天使の左手を掴み自分の頬に押し当てた。 天使は彼女の求めに応じ優しく頬を撫でる。
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731 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/05/05(月) 23:46:25.82 ID:+X1c8064 - 「強引だね。」
言葉とは裏腹に天使の顔は微笑んでいた。 「あら、毎日宿の部屋をギシギシいわせて私をこんなにしたのは貴方、責任はきちんととって……。」 感情や雰囲気に流されてしまうのはいけないことである。 しかし、今は彼女が……。 「君が欲しい……。」 天使は自分に正直に答えた。パラディンの想いは実を結び彼女の心を照らす。 「ありがとう……好きよ、天使。」 パラディンは天使の上にのしかかったまま結ばれた髪を解いた。 しなやかで少し癖のある髪の毛が巻き上げられ女性の甘い香りが漂う。 「もっと素直になって……。」 そういって彼女はズボンを脱ぎ下半身は下着だけになる。 妖しく優美な肢体が服の下からあらわになり、天使の全身に渇きが走った。 以前風呂を覗いたときや一緒に温泉に入ったときに見たが適度に締まり、 出るところは出ているその体は男の性を滾らせる。 男にとって下半身だけ下着姿の彼女は官能的すぎた。 普段は鎧の下に隠れていた彼女の四肢と凹凸に富んだ身体は魅力的で官能的で ……白い肌も……甘い香りのする髪も……引き締まった腕と脚も……かなり大きめの胸も……触れて、自分だけのものにしたい。 天使は彼女の背中に手を回し一気に引き寄せる。そして彼女をぎゅっと抱きしめ彼女の首筋にキスを繰り返した。 「んッ……、あぁ…天使……。」 最初は優しく、続いて跡が残るように強く。
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732 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/05/05(月) 23:48:38.41 ID:+X1c8064 - 「ぷ…はぁ、はぁ……はっ。」
二人の息が混ざり合い、体を火照らせる。 天使はパラディンの背中を、腕を愛撫し彼女に服の上から何度もキスをする。最初は重ねていただけの両手が何度も絡み合う。 指が絡むたびにパラディンは望んでいたものを手に入れた悦びに感慨深く浸る。 天使はパラディンと出会ったころからのことを回顧しつつ彼女をより一層愛しく想う。 今までの好意に感謝するように……炎のように激しく、熱く。 彼女ともっと深い関係になりたい ……水のように混ざり合い……体の心も……共有して……二人で一つのものに……。 天使は体をひねりパラディンの上にのしかかり彼女の股に自分の股間を押し付ける。 「あ…天使………。」 天使は彼女の上着に手を付け首から胸元までのボタンを外す。 上着がめくられ彼女の白い肌と黄色の下着が露出する。 「………………。」 普段、鎧を着ていて人前で肌を見せることはない。まして父親以外の異性の前で肌を曝すのは初めての経験だ。 パラディンは両腕で自分の上半身を抱きしめるように隠し、顔には羞恥心が溢れていた。 彼女の恥じらう姿は愛らしく、天使の保護欲をかき立てた。 出来る限りの理性で自分を抑えながらパラディンの鎖骨にキスをする。 「んッ!」 パラディンの可愛い声が天使を誘い、天使は二度鎖骨にキスをし、舌を這わせパラディンの胸へと移動する。 抵抗する彼女をやや乱暴に……両手首を掴んでパラディンの身体から引き離す。 下着の上から彼女の胸に舌を触れ、胸を甘噛みする。 女性の甘い汗の香りが天使の鼻に満ち布に覆われた柔らかな感触に思い切り吸い付きたい衝動に駆られる。
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733 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/05/05(月) 23:53:57.94 ID:+X1c8064 - 「もっと優しく……。」
優しくしてといったのに天使は攻めを止めず、彼女の下着に手を付けそっとボタンを外し剥ぎ取る。 彼女の形のいい胸が月の光に照らされる。パラディンは目をつぶり顔を横にそらして天使に身を任せていた。 彼女は彼の細く締まった体を愛撫することよりも天使に自分の身体のどこが気になるのか興味を抱く。 「パラディン…怖い?嫌?」 自分をただただ受け入れる彼女に天使は聞く。 正直、自分の行為を制止しないパラディンは物足りない。 「えっ!!……いや、そういうわけではなくて……その……。」 「言って、何が不安なの?」 「こんなことは初めてだから………優しくして欲しい。」 パラディンは目を逸らしながらいう。 彼と視線を合わせては言えなかった。 天使はパラディンの胸元に口を寄せ汗をふき取る。 「いいよ……。」 彼には優しくするつもりなど微塵にもない。 弱点を曝け出すような彼女の言動に少年は心の中でほくそ笑んでいた。 「あっ……ぁん、そんな…もっと優しく、あぁん!」 天使の手の中で彼女の胸は揉みしだかれていていた。 指が食い込むほど強く握られ、両胸を擦りつけられる。 天使は先端を指先で摘みクリクリと弄り回して彼女の甘い声と表情の変化を楽しむ。 引き締まった四肢に比べて胸は非常に柔らかい。
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734 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/05/05(月) 23:58:46.56 ID:+X1c8064 - 「……私の…胸がすきなのか?」
執拗に攻める彼は胸に口を寄せ彼女の胸の先端を口に含み、舌の上でコロコロと転がして味わう。 感度のいい大きく柔らかな彼女の胸はたまらない。 「嫌なら止めるけど?」 「はぁ…そんな……止めないでくれ。」 彼女は天使の頭を抱きしめ彼の顔に自分の胸を押し付ける。 天使に自分の胸をもっといじって欲しかった。 彼女の胸に挟まれた天使もまたパラディンと同じように相手の温もりと柔らかさを楽しむ。 息は荒く頭はクモの巣が張ったように上手く働かない。 パラディンの股間を下着の上からスジに沿って撫で始める。 彼女の顔は既に赤く指を動かす度に甘い声を上げる。 「いや、だめぇ。」 そういって彼女は天使の手首を握り彼の指の動きに弱々しく抵抗する。 上気したパラディンの額には汗も見え、天使が彼女の耳を甘噛みすると痙攣するように少女は震える。 見たこともない上気したパラディンの表情に天使は耐え切れず彼女の下着の中に一気に手を侵入させる。 「いやぁ……。」 言葉とは裏腹に甘い声がパラディンの口から漏れる。 しっとりと湿ったその場所に天使の指が触れ、慎重に指先を沈めていく。 「……指、冷たい。」 「我慢して……すぐに暖かくなるから。」 初めは優しくゆっくりと動かし彼女の様子を見る。 抱きしめるパラディンからは彼女が声を上げないよう耐えているのが伝わる。 こうやって守りに入られると本当にやりやすい。こちらは攻めればよいのだから。 天使は指を奥に向かって深く侵入させた。
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