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3-91
提督×球磨
【艦これ】艦隊これくしょんでエロパロ9

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【艦これ】艦隊これくしょんでエロパロ9
62 :3-91[sage]:2014/04/22(火) 01:14:13.68 ID:wHbOr9s/
おおイベントを前になんか素晴らしい投下の流れが…! 僭越ながら自分も一本

提督×球磨
お姉ちゃん肌なクマーに甘えっぱなしのイチャラブ純愛
人類敗北後の話だけど鬱要素はあまり無いつもり
連投規制で間隔空きますご勘弁を (ついでにハートマーク出るかテスト ♥)
【艦これ】艦隊これくしょんでエロパロ9
63 :提督×球磨[sage]:2014/04/22(火) 01:15:50.12 ID:wHbOr9s/
数週間ほど前から、球磨と二人、山の中の穴蔵で生活している。
いや、まあ何故かと言えば、横須賀は深海棲艦に占領されてしまったからだ。
それで球磨と二人、呉へと逃げるつもりで脱出したら、呉も敵の手に落ちてるらしい。
こりゃどうすんべと思ってたら、球磨が船を出してくれて、かろうじて敵船が跳梁してない日本海を二人逃げる逃げる。
それでどこをどう逃げたものか俺は覚えてないが、球磨に聞けば、現在地は北海道某所の山中だという。
球磨は「の・ぼ・り・べ・つ! 登別行きたいクマー」などと無邪気に言っている。何のことやら。

……あ、書き忘れたかもしれないが、人類は深海棲艦に敗北した。
もちろん完全な敗北までには、各鎮守府の重雷装巡洋艦への「アレ」の配備通告、「日乃レポート事件」に始まる大規模な政変、
挺身特攻隊「暁の戦力外部隊」による深海棲艦の巣への神風突撃、飛行/潜水能力を有した「合体変形種」深海棲艦の出現と戦況の悪化、
太平洋を中心に投入された巨人兵器「イェーガー」の活躍、米国が主導で唱えた核兵器による徹底殲滅論と、
それを察知した深海棲艦側の「巨大深海氷山空母姫」のワシントンD.C.への先制攻撃と陥落、などなど……
今後100年は映画の脚本のネタに困らないようなドラマと涙の数々があったワケだが。
とにかく結果的に。
人類は敗北した。
…………
……
しかし今の球磨との二人の生活の中では、なぜかそんな敗戦の事実さえ、遠い星の出来事のように思えるのだった。


***


「おっ、提督、起きたクマー?」

まぶたを開けると、球磨のぱちくりした目と目が合った。
俺の目は、涙と目やにでかすんでる。おまけに頭は熱でフツフツ煮えるようだ。球磨の輪郭線もぼやけて見える。

「クマー、あいかわらず熱があるみたいだクマー」
「……ああ、治すように努めてるが……すまないな」

球磨が、湿った布で俺の顔を拭いてくれながら言う。
その手つきがすごく優しくて気持ちいいので、つい口の周りを汚した子供みたいに、球磨にお世話されるままになってしまう。
ここ一週間ほど、ガラにもなく熱なんて出して臥せっているのだった。
その間の看病をずっとこいつが、球磨が、一人っきりでしてくれている。

「ご飯は食べられるクマー? 出来れば少し栄養付けとくといいクマ」

顔を拭われて少しはしゃきっとした俺に球磨が言う。
言われてみれば、穴蔵の中にふわりと漂ういい匂い。
川魚の塩焼き、ふかして潰したジャガイモ、山菜にキノコ。そんな食事が、テーブル代わりにしてる木箱の上に並べられていた。
球磨が俺のために一品一品、苦労して山の中を集めてきてくれたのだろう。
熱のせいで、食欲はさほど湧かない。
けれどそんな球磨のいじらしさを思うと、何としても食べてやらねばという気になった。
寝床の上から身を起こす。

「提督、ムリに起きなくていいクマ−、球磨が食べさせてやるクマ」
【艦これ】艦隊これくしょんでエロパロ9
64 :提督×球磨[sage]:2014/04/22(火) 01:18:05.20 ID:wHbOr9s/
……球磨の手で寝床に戻されてしまった。
仕方なくその言葉に甘えることにする。

「……すまん」
「気にするなクマー、提督だってきっと、球磨が風邪ひいたらおんなじことするクマ」

艦娘に風邪やらなんやらがあるのかはわからないが、球磨はそんなことを言う。
もしかしたら冗談なのかもしれない。
いずれにせよ俺も熱でふわふわする頭では適当な返しが思いつかないから、曖昧に笑って返す。

「ほれ、『あーん』だクマー」
「……」
「提督、『あーん』だって言ってるクマー」
「……あ、あーん」

逡巡したが結局、球磨に「あーん」で食べさせてもらう(所詮人間、その気になった艦娘の力には逆らえないから、従っておくのが賢いのだ)。
食べやすいように潰したジャガイモが、スプーンで口に運ばれる。
ほくほくして、塩気があって、噛むとジャガイモの甘みが出てきて、旨い。甘い。北海道だからか。

「うまいなー、球磨。うまいよ……にしてもコレ、どこで採ってきた?」
「ふふーん、球磨が山を下りてったら村があって、そこの地面一面にジャガイモが『生えてた』んだクマー」
「……すまんな、俺のために畑ドロボウまで」
自分のせいで軽巡・球磨に野生の熊さながらのマネをさせてると思うと、申し訳ない。球磨と、あと農家の人に対して。
「いーや違うクマ! すぐ近くに人の家もビニールハウスもあったけど、たぶんアレは野生のジャガイモだクマー、
 球磨に採って採ってーって言ってたクマ」
「うーむ……野生かー、球磨が野生って言うんじゃしょうがないなー」

なんだか、球磨は俺に徹底的に気を遣わせないつもりらしい。
俺も特にそれを追求することはなく、今は旨いからいいか別に、などと思いつつ、モグモグと球磨の手からジャガイモを食べさせてもらう。
ジャガイモもふわふわなら、球磨と俺の会話もふわふわしてて、熱に当てられた俺の頭もふわふわで。
ついでに人類が深海の敵に負けてしまった事実さえ、何だか現実味がなくてふわふわしてて。
ぜんぶがぜんぶ、ぬいぐるみの中身のようにふわふわしてる。
それがこの、球磨と二人きりの空間だった。

「ほい、『あーん』だクマ」
「あーん……んむ、むぐ、うむ」

球磨の獲ってきた魚も、また格別旨かった。
しかも俺には自分で骨をとる苦労すらない。
ほぐされた状態の切り身を口に運ばれるたび、なんだか赤ん坊の頃に戻るような、イケナイ快楽が芽生えそうになる。
……このままでは俺は、球磨をお母さんだと思いこんでしまうんじゃなかろうか。

「提督、気に入ったクマ?」
「ああ、うん……この魚もうまい」
「そっちもだけど、その……球磨に『あーん』されるの、気に入ってしまったクマー?」
「…………!!!?? い、いや、そんなことはないぞ!? 断じてない!!」

いけないいけない。普段はゆるキャラみたいな言動してるくせに、こいつは妙に察しがいいのだ。

「ふっふっふ〜そりゃ残念クマ、なんなら提督が元気になった後も、食べさせてあげてもいいと思ったのにクマー」
「……〜〜〜〜〜!!!!!」

やばい、ちょっとしてもらいたいと思ってしまった。

「あ、あぁ〜〜〜それより、よく温かい料理が作れたな、大変だったろう?」
あわてて俺は話題を変える。
「大変?」
「ほら、山の中とはいえ、火を焚いて煙が出たら、たぶん山狩りに見つかるだろうし」
「あぁ……そのことかクマ」
【艦これ】艦隊これくしょんでエロパロ9
65 :提督×球磨[sage]:2014/04/22(火) 01:19:57.59 ID:wHbOr9s/
事実、俺たちは追われる身だった。だから戦争が終結した今も、こうして隠れ潜んでいる。
追われると言っても、かつての敵、深海棲艦ではなく、人間の手によって。
そう。今回の敗戦の責を一方的に負わされたのが我々――提督や艦娘たちなのだ。
俺たちは各地に落ち延びたあとも、懸賞金をかけられ、鵜の目鷹の目で捜索され、追い立てられる運命だった。

「まあ、燃料用アルコールがあるから、しばらくは煙の出るたき木を燃やさないで済むクマ」
「なるほどな……まあ、何にせよお前たち艦娘には、本当に苦労をかけるな」
「……こっ、こんなの、昔の戦に比べたら苦労のうちに入らんクマ!」

しばらく穴蔵の中に沈黙が落ちた。さっきのふわふわした雰囲気なんてどこにもない、澱のような沈黙。
けど俺はやっぱりその重苦しさを引き受けねばならない気がした。だからこんな風に話題を変えてみせたのだ。
俺にはその責任があった。
実のところ、深海棲艦は重要な拠点や泊地を除いては、いっさい陸への侵攻をしてこなかったのだ。
ただ人類をすべての海域、すべての空域から追い出して、深海棲艦は満足してしまったらしい。
だから人類は滅ぼされることなく生き残った。俺と球磨もおかげで生き残った。
しかし生き残った人類が、当然そのやり場のない怒りの矛先を向けたのが、人類の海と空を守る戦に敗北してしまった軍人たちだ。
海と空という希望を失った世界で、俺や球磨たち艦娘は、地を這いずって生きていかねばならない。
人類すべての怨みを受けながら。

「すまん…………ぜんぶ、俺のせいだ」

ぽつりと呟いた瞬間、球磨にガッ!と胸ぐらをつかまれた。
これがベアクローか、と冗談を言う間もない。息がつまる。

「〜〜〜ばっ!! ばか言うんじゃねぇークマ!!! そんな、一人でそんな風に思っていたのかクマ!?
 ひとりで、世界ぜんぶの運命をしょいこんだみたいな顔して、どうすんだクマー!!!?」

球磨に、そんな風に本気で叱られた。
ほとんど球磨の顔も涙まじりなのに、不思議とすごい気迫があって押されてしまう。さすがは球磨型5人の長女だ。

「こ、こら、な、なんとか言えクマー!!!」
「球磨、あの……く、くるしい……」
「!? ……あ! す、すまないクマ〜!!」
「い、いや大丈夫だ……」

球磨の手をぺしぺしとタップすると、あわてた球磨が離してくれた。

「……提督、やっぱり、そのことを気に病んで、それでこんな熱を出してしまったんだクマー。気づいてやれなくて、本当にすまんクマ……」
「何言ってる……机仕事だった俺なんかより、きっと本当に辛いのを我慢してるのは、矢面で戦っていたお前たちだろ……」

そうだ、結局俺の苦労なんて、ものの数ですらないのだ。
本当に最前線で敵艦と砲火を交え、仲間が沈んでいく横で、痛いのも泣きたいのも押し殺して、戦ってきた彼女らに比べれば。
なのに結局戦争を取り仕切るのは、俺のような安穏として無能な指揮官たちで、
彼女らがどれだけ戦争を終わらせたくても戦略に口を出す権限などなく。
帰ってきたら言われもない敗戦の責を負わされて、一方的に追い立てられる。

「……なあ、球磨。俺を自警団かどこかへ突き出して、その懸賞金でお前だけ逃げるといい。俺みたいな顔が売れてる士官と違って、うまく隠れ潜めるはずだ」

俺は球磨にも、きっと今までたくさん苦労をかけ、我慢させてきたはずだった。
だから球磨を、せめてこれ以上束縛したくはない。そういう思いがあった。

「なっ……何を言ってるクマー!!?」
「女だから尼寺に隠れたっていい。何にせよ、俺をかくまって逃げたり俺のために苦労するより、よっぽど自由で気ままな……」
「……て、提督……」
球磨の震える声に気づいて、顔を向ける。
「提督は、それが本当に球磨にとって幸せだと思っているクマ?」

球磨が、今度は本当にぽろぽろと涙をこぼしている。
俺はあわててその手を取る。
【艦これ】艦隊これくしょんでエロパロ9
66 :提督×球磨[sage]:2014/04/22(火) 01:21:58.04 ID:wHbOr9s/
「い、いや俺は可能性の一つを述べてるだけであってだな」
「球磨の幸せは……苦労しないことでも、自由になることでもないクマ……」

そう言うと球磨が、寝床に横たわったままの俺の体に覆いかぶさってくる。
やわらかくて、温かくて、細っこい球磨の体が、ぎゅーっと押しつけられる。
人なつこい動物に抱きつかれてるみたいだ。

「球磨のしあわせは、好きなもの、守りたいもののために生きることだクマ。もしも、好きなものを守るために戦えるなら、
 どこだってそこが戦場クマ。守りたいものが側にいてくれるなら、どこだってそこが球磨の家なんだクマ」

潤んだ瞳で俺の瞳を覗きこみながら、球磨が一言一言、はっきりと俺に語る。

「だから提督は、球磨の生きがいだクマー。ずっと……ずーっと、離さないクマー」

球磨にしつらえてもらった寝床の上で、球磨の腕と体に抱かれながら。
そんな風に宣言されてしまった。
なんでだろう。球磨の涙ぐんだ目に見つめられて、俺も涙が出てきてしまう。
俺を非難し、糾弾し、ひっぱたき、ののしる権利だってあるはずのこの球磨は。
俺が生きてるだけでいい、そう言ってくれている。
そんな風に言われると、何だか自分でも、それでもいいのかもなあという気分にさえなる。
このままずっと、球磨の腕に抱かれてても、いいのかもしれない。

「んっ……そうだ提督、食後のデザート、忘れてたクマー」
「デザー、ト……?」

言いながら球磨は、ほこほこ湯気を立ててるティーカップをテーブルから取り上げると。
その中身の液体を、自分でくいっとあおる。
そうしてから、球磨は俺に口づけた。

「……っ、んッ……ぅむっ」

球磨の口に含まれた液体が、俺の口に流し込まれる。
球磨の舌を伝って、喉の奥へ。口移しだった。
液体はあったかくて甘い。何よりとろりとなめらかだ。
そんな甘くて深い液体を、こくこくと、球磨の唇から分け与えてもらうのは、
まるで球磨から、あふれるような生命を分けてもらってるみたいだった。

「蜜湯だ、クマー。ハチミツと生姜を湯に溶いたクマ」
ぷは、と離した唇をちょっと舐めてから球磨が言う。
「元気の源だクマ」

たしかに甘さの中から活力を湧かせるみたいな、やさしい味だった。
けどそれがハチミツの味なのか、球磨とのキスの味なのかは、よくわからない。
そして、何よりも眠かった。
温かいものをたっぷり胃に入れたせいだろうか。
熱に悩む体が休息と回復を求めてるかのように、急に猛烈な眠気に襲われてしまう。

「球磨……すまん、少し、眠る……」
「ん、それはいいことだクマ。きっと起きたら今までどおり元気だクマ。球磨が、保証するクマ」
「……うん、球磨がそう言うなら、そうなんだろうな……」
「ふふふ〜、提督、目がとろんとしてきたクマ。おねむだクマー」

球磨がそう言いながら、俺の上に覆いかぶさってた体を少し動かす。
そして今度は、球磨が隣に寝ながら、俺をひしっと抱きしめる姿勢になる。
布団代わりのハグだ。
球磨が胸に俺の頭を抱いて、脚でしっかり、俺の腰につかまっている。
上質な毛皮につつまれてるみたいな、心地よい窮屈さと暖かさ。
球磨の胸もとから、汗と、女の子の香りと、ハチミツみたいないい匂いがした。

「球磨が抱きしめてやるクマー。こうして、あったかくして、眠るクマー」
【艦これ】艦隊これくしょんでエロパロ9
67 :提督×球磨[sage]:2014/04/22(火) 01:23:15.01 ID:wHbOr9s/
こうして。
人類が敗北した世界で俺は。
暖かい巣穴の中、球磨に包まれながら、とろとろ、とろとろと眠ったのだった。


***


起きると、なんだか妙に寝覚めがスッキリとしていた。
昼寝から起きると怖いくらい頭が冴えわたってる時がたまにあるが、正にそんな感じだ。
と、そこで気づいたことだが、今まで患ってた熱がすっかり引いている。
ダルさも辛さも、体から抜けている。どうやらこの爽快さの原因はそれだった。
その代わり、何だか体全体がぽかぽかと暖かい。
狭くて、匂いがこもってて、ぬくい、獣のすみかにいるみたいだ。

「……球磨?」

思い出した。俺は球磨の体そのものに包まれて、寝ていたのだ。
球磨は起きてたらしく、俺が呼ぶとすぐに返事が返ってくる。

「クマ〜、提督、お目覚めクマー?」
「うん……おかげで、すごくよく眠れた」
「……そうかクマー」
「ああ、もう熱もすっかり引いたみたいだ」
「ん。なら、よかったクマー」

俺を胸に抱きながら喋るという奇妙な格好のせいか、何だかぎこちない球磨の返事。

「なあ……球磨?」
「なんだクマー?」

球磨の胸もとからもぞもぞ顔を出して、球磨の顔を見すえて言う。
その顔はちょっと蕩けていて、夢見るようだ。もしかすると眠いのかもしれない。

「その……ありがとう、な。さっきも、今までも、ずっと……」
「ふふふ〜〜、大したことじゃないクマー」
「いや、ほんとうに感謝してるんだ…………なあ、ところで、球磨」
「クマ〜?」
「お前、顔が赤くないか?」

いま気づいたのだが、球磨の顔はとろんと蕩けているだけでなく、なんとなく赤かった。
もし俺の看病のせいで伝染ったりしたのなら、申し訳ないどころの話ではないので、俺はちょっと本気で心配する。

「ん? あー……別に、気にするような理由じゃないクマ」
「そ、そうなのか? 何か出来ることがあったら、言ってほしいんだが……」
「……じゃあ、提督にひとつ頼み事してもいいクマー?」
「あ、ああ! もちろん、球磨のためなら何でも!」
「クマー。それじゃあ……」

球磨がちょっといたずらっぽい、不敵な笑みをうかべて言う。

「なら、ちょっと腰を引いてほしいクマー」
「……え?」
「その……提督の……が、当たってて……」
「……〜〜〜〜〜!!!!!? すっ、すまん!! 球磨っ、すぐ、離れるからっっ!!!」
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68 :提督×球磨[sage]:2014/04/22(火) 01:24:08.83 ID:wHbOr9s/
寝床の中、隣り合って並ぶ球磨と俺の下半身。
その片方、俺の腰から、朝の元気にまかせて突き出たモノが。
球磨の腰に、無意識のうちにくいくいと自身を押しつけているのだ。
球磨が頬を染めてたのはそれでか!
しかし俺があわてて腰を引こうとした途端、球磨の両脚がガッチリと俺の腰を押さえてホールドしてきた。

「あーはっはっは!! あはは、はーっ、て、提督、冗談だクマ〜! 球磨はぜんぜんイヤじゃないクマ、本気に受け取らないでほしいクマー」

なるほど体がぽかぽか暖かいのは、まんざら球磨に包まれてるせいだけでもないらしかった。
まるで頭の熱がすべてそっちへ移ったように。
あるいは抵抗力が弱まっている間、体に入った微菌や悪いものを、ぜんぶそこから排出したいとでも言うように。
とにかく俺のモノは、極限まで熱く硬くなっていた。
……有り体に言えば、『溜まってる』状態なのだろう。熱のせいで寝込んで処理も出来なかった、この一週間分が、丸々。
そして俺の分身は、まるでその切ない熱のはけ口を球磨に求めているかのように、キュロット越しの球磨のそこへと、
厚かましくぐいぐい、ぐいぐいと自身を押しつけている。
そんな体の動作に気づいてしまうと、俺の中でも、腰の奥から登ってくるそわそわした欲望が、むらっと鎌首をもたげる。

「ふっふっふ〜……提督が寝てる間ずーっと、この子は可愛かったクマー」
「か、可愛いって……っ!」
「提督がくーくー眠り出すと、球磨の腰とくっついてるところで、この子がむくむく大きくなってきたクマ。
 さすがに恥ずかしくて球磨がちょっと腰を引いたら、今度は寝てる提督が、自分から腰をくっつけてきたクマ〜」
「…………〜〜〜〜〜!!!」
「この子は球磨のお腹でも太ももでも、とにかく先っぽでつんつんしたり、すりすりしたり、くっついてきたがったクマー。
 必死で球磨の中に入りたい入りたいって言ってるみたいで……ふふ、すごく可愛くって、球磨まで照れちゃったクマっ」

顔から火が出るような恥ずかしさで、しばらく絶句してしまう。
……そう言われるとまるで、俺が自分の体と性欲の操り人形のようではないか。いや、事実そうなのかもしれないけど。
しかしさすがに、寝起きの勃起と溜まった性欲に任せて、ずっと付きっきりで看病してきてくれた相手を抱く、
なんてのは、さすがに恩知らずとかいうレベルではないだろう。
球磨がどんなに無邪気に触れてきたり、どんなにこっちの無遠慮を許してくれても、そこまで甘えてはいけない。
こんな山の中の生活ではあるが、まだ俺は動物じゃなく、人間のつもりなのだ。

「な、なぁ球磨……離れてくれないか」
今度は俺が頼む番だった。
「クマー? 提督は、球磨としたくはないクマー?」
「そうとは言ってないが、そうじゃなくてだな……」

男の精神、というか男心は、必ずしも不随意な勃起と連動するものではないのだ。
しかしそれを女の子の球磨にどう説明すればわかってもらえるだろう。
と、そんなことを思っている合間にも、きゅーっと球磨の腰に密着させられている部分から、とても無視しがたい感触が伝わってくる。
キュロット越しの球磨のやわらかい丘の丸みが、屹立をやさしく包みこんでくれる感触。
いかん。このままでは本能に理性が負けて、ほんとうに獣になりかねない。

「クマー……うーん、提督は、ハチミツが媚薬の一種だって話、知ってるかクマー?」
「は、えぇ?」

突然そんな話を持ち出す球磨。

「もちろん球磨も詳しくは知らないクマー。けど、人間の食べ物が貧しかった昔は、栄養満点のハチミツはきっと、
 それだけで身体を興奮させたはずだクマ。だから、最近精力のつくモノを食べてない提督にも、
 ちょ、ちょっとはそーいう効果が出るかもとは、き、期待してたクマ……」
「球磨、お前……まるで『一服盛った』みたいな言い方を……」
「そうクマー! だーかーらっ」
そう言って球磨が背中を抱いてくる。
「球磨の、『計画通り』なんだクマっ」
「く、球磨……だって、何のために?」
「むぅー……好きだから、くっつきたい、つながりたいって、それだけじゃ、いけないクマー?」
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69 :提督×球磨[sage]:2014/04/22(火) 01:25:55.44 ID:wHbOr9s/
そう言って球磨がもっとひしっと抱きついてくる。
いまや腰と同じように、お互いの腹と腹、胸と胸もくっつき合っていた。
球磨の鼓動が、こっちの体の中にも伝わってくる感じがする。

「提督の方は、どうなんだクマー?」
「俺の、方……」
「球磨のこと……その、好きクマー? 球磨と、くっついたり、つながったりしたいクマ?」
「俺は……」

そんなことを聞きながら、球磨の手が不安なようにこっちの背中をさ迷う。
その仕草に気づいて、思わずこっちも球磨の背中をぎゅーっと抱いてやる。
球磨の体はあたたかくて、やわらかいのに、しっかりと質量があった。
すごく、『生き物』だと実感する手触りだ。
何だか、こんなにあったかくてやさしい生き物に、自分が想われてることを、何かに感謝したい気持ちだった。

「球磨が好きだ……くっつきたいし、つながりたいと思ってる」

そう言って、球磨をもっと固く抱きしめる。
抱きしめると、球磨の言ってる「好き」と「くっつく」と「つながる」という言葉がもっとよく理解できる気がした。
三つはひとつづきの同じ意味の言葉のように思えた。
洞穴で二匹暮らすつがいや、母を求める哺乳動物の子供。あるいは群れで暮らしお互い依り添い暖め合う生き物みたいに。
相手を求めてくっつき合うのは自然なのだ。
好きな気持ちだけでも、下半身で球磨とつながりたいだけでもなくて。全身で球磨と『くっつきたい』のだ。

「……わかったクマー、それじゃあ……」
頭をこちらの肩に乗せたまま、球磨がささやく。
「いっぱい、くっついて、つながり合うクマ」


***


布団もない草の寝床の上で、球磨が下になり、俺が上になって、重なり合う。
ゆっくり、くすぐり合うような手つきでお互いの服を外していく。
まずは球磨のセーラーの上を脱がす。
すると、下着も何もなく、そのままの乳房が転がり出てきた。しかも結構、ある。

「ふっふっふ〜……意外におっきい球磨ちゃんって、よく言われるクマー」
白くてふわふわした胸を自慢するみたいに揺らしてみせる球磨。
「……感触、確かめてみたいクマー?」

その言葉に誘われるまでもなく、すでに両手が、丸くてやわらかいモチみたいなのに伸びていた。
初めは吸いつくようで、そしてふよふよふよふよと、どこまでもやわらかい感触。
あんなにしっかり締まった球磨の肢体に、こんなふわふわしたモノがくっついてるのが不思議でならない。
不思議でならないので顔をうずめてみる。

「ク、クマーっ?」

森の熊さんが驚く声がするが、気にしない。
球磨の胸の間は、ぎゅーっと挟みこまれる圧迫感があって。
そして心臓の鼓動がとくとく、とくとく、と聞こえてくる。思ったとおり、とても落ち着ける場所だった。
いい発見である。

「……ふふ、提督は甘えん坊さんだクマー」
「……うん」

球磨にそんな風に甘やかされながら、球磨の体を下へ、下へと降っていく。
球磨のお腹は、胸よりは数段しっかりした肉付きをしていて、うっすら筋肉が感じられる。これも、心地いい手触りだ。
その下、球磨のキュロットパンツの部分に至ると、さすがに球磨がちょっと身を震わせた。
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70 :提督×球磨[sage]:2014/04/22(火) 01:29:08.15 ID:wHbOr9s/
「あ、て、提督……」

まだ何だか脱がせるのが勿体なくて、やっぱりその部分に顔をうずめてみた。
キュロットの股間の丸みの中に、球磨の大事な部分の形が隠れているのが感じられる。
圧迫されると気持ちがいいのか恥ずかしいのか、球磨の腰がふるふる、切なそうに震えて面白い。
ふくらみの部分に鼻先を押しつけて少し息を吸いこんでみる。
やっぱり汗の匂いと、それから山道の草みたいな匂いがする気がした。

「は、恥ずかしいクマ〜! そんなところ嗅がないでほしいクマーっ!」
「う、うわっ、球磨っ!」

ぐわしっ、と。
跳ね上がってきた球磨に押し返されて、逆に寝床にのされる。
そうして今度は球磨が上になって、俺の動きを封じ押さえつけてしまった。
形勢逆転、というワケらしい。

「ふしゅーっ……提督、おまえ、うまそうだクマー……」

そんなことを言いながら球磨が俺の体の上を、獲物の弱い部分を探し当てるみたいに、ふんふん、ふんふん、と嗅ぎ回る。
正直ちょっと冗談に聞こえない。
そのうち球磨の鼻がぴたりと、俺の首筋の上で止まった。
次の瞬間、狙い定めたようにその箇所が、ぴしゃ、ちゅるる、と水音を立てるようにして吸われる。

「うあ、あぁっ……球磨っ……!!」

首という生命につながる器官の周りを吸われると、くすぐったくって仕方がなかった。
きっと生命の危険を知らせる信号の一番弱いようなのがほとばしって、体を疼かせるからだろう。
その信号は下半身にも届くのか、俺の腰の奥にも小さな快楽の電流が、連動したように流れる。

「ぷはぁっ……提督の体、まだ熱いクマ。熱が残ってる感じがするクマー」

首筋に口づけたまま、球磨の手が俺の肩、胸骨、腹、脇の下と、遠慮なくするすると這い回る。
こんな硬いだけの身体のどこが面白いのだろう。いい匂いもしないし。
けれどどうやら球磨は、その雄臭さとでも言うべきものに興奮を覚えているらしい。
撫でまわすうちに淫靡さを増す球磨の手つきに、こちらまでつられて、昂ぶらされる。

「はぁーっ……すごく、熱いクマー……」

腰骨に頬ずりするようにしながら、球磨の手も熱を求めてそろそろと下へ降っていく。
まだ脱がされていない下半身の中心で屹立しているモノも、期待に身を震わせてしまう。

「クマ〜……いちばん熱いのは、ここかクマー?」

しゅるっと。履いたままだったズボンと下着を一気に下ろされる。熱の中心が外気にさらされた。
そしてソレが下着から顔を出したかと思う間もなく、球磨が顔を近づけ、鼻をよせてくる。
そのまま球磨が、ふんふん、ふんふん、と鼻をひくつかせた。

「あ、あぁっ……!! 球磨ぁっ……」

球磨の発情したような熱い吐息と、ときどき当たる鼻の感触。
溜まっていたばかりでなく、外の空気に触れるのすら久方ぶりのソレには、もどかしいぐらいの、繊細すぎる刺激だった。

「ふふ〜……はちきれそうで、雄の匂いがいっぱいしてるクマー」

そう言って一度舌なめずりをしたかと思うと。
ちろちろ、ちろちろと踊る球磨の舌先が竿全体を舐め回し始めた。

「ああぁぁぁ……っっ!!! く、球磨っ……! は、あぁっ……!!」
【艦これ】艦隊これくしょんでエロパロ9
71 :提督×球磨[sage]:2014/04/22(火) 01:30:27.50 ID:wHbOr9s/
根本の茂みの生えてる辺りから、裏筋、敏感なカリの周り、そして先端の割れ目まで。
汚れを気にもせず、それどころか、より興奮しているかのように。
一週間分の垢をこそげ取ってくれるかのように、球磨の舌が俺のモノの上を這い回る。
獣が毛繕いをするみたいな、そんなさりげない動きなのに、俺は幾度となく腰を浮かせてしまう。
「仕上げだクマ」と球磨が、ついばむようにちゅう、ちゅっ、とそこかしこにキスを残していった後は、
ソレはもうてらてらと濡れて、先端から先走りすら溢れさせていた。

「ん……もっと、提督と全身で、くっつきたいクマー」

そう言いながら球磨が、俺の上に乗ったまま器用にキュロットパンツと下着を脱ぐ。
球磨に腰から下を押さえられている俺は、その動作にただ見とれるだけだ。
今までキュロットの奥に隠されていた場所には、わずかに茂みに覆われた、控えめな割れ目が現れていた。
そうして球磨が俺と球磨の付けていた最後の布を取り払ってしまうと、二人とも本当のむき出しの姿になる。
間に何も挟まるものはなかった。

「このカッコで、くっついてみるクマ?」
「え? ……あ、ああ、そうしよう」

そう言うが早いか球磨が両手を広げてぎゅーっと抱きついてくる。俺も両手を広げて受け止めてやる。
球磨のすべすべした頬と俺のヒゲでちりちりした頬。
ふっくらした胸と硬い胸。ふっくらした腰と硬い腰。
両者はぜんぜん違うもののはずなのに、何故だかぴとっ、と、一つにくっつくようだった。
こっちが呼吸するたびに球磨もそれに合わせて呼吸し、だんだん同じリズムで呼吸するようになる。
そうすると、本当にまるで二人が一つの生き物みたいだ。
境目のない世界で、球磨をぎゅーっと抱いてぎゅーっと抱かれて、ハチミツのようにとろり溶けて一つの体になる。そんな錯覚すら覚えた。

「……提督の、さっきよりすごい勢いで、球磨を突っついてるクマー」
「……うん」

そんな心地よさの中でも、やっぱりこの熱をもったモノの疼きだけは、どうも無視しようがない。
いまや球磨のぴったりとした割れ目に、直に押しつけられている屹立。
たしかに快感ではあるけれど、何だか同じ場所で足踏みしているだけのような焦燥感がある。
もっとやさしく自分を包んでくれる、ふさわしい入り口があるはずのソコの前で、
おあずけを食らっているのがもどかしくてしょうがないのだ。

「クマァ♥……提督、球磨にもっと、きゅーって、抱いてもらいたいクマ?」
そんな焦れた欲求を抱えているのを見透かすように、球磨が聞いてくる。
「あったかくて、とろとろして、ふわふわした球磨のナカで、きゅぅーっ、て、抱きしめられたいクマ?
 提督のも、すっごく球磨の中に入りたがってるクマー」
「ああ……球磨の中に、入りたい」
「ふっふっふ〜、よく言えたクマー」
そう言うと俺の体の上で、球磨が少し身を引いて、腰を浮かせて膝立ちになる。

「それじゃ、球磨の方から迎え入れてやるクマー」

くち、と熱に喘いでひくひく震えている先端に、湿りのあるモノが触れた。

「は、あぁっ……!」

そして息をつく暇もないまま。
にゅる、ぬぷ、と、球磨が腰を深く沈めるにつれて、にゅくにゅくと球磨の暖かい蜜壷に入りこんでしまう。
気づいたときにはもう、肉茎全体がとっぷりと湯に浸かったみたいに、心地いい感触で満たされていた。
球磨の言ったとおりにあたたかくて、とろとろしてて、ふわふわしている。

「は、んぅっ……」
「く、球磨、その……大丈夫か?」
「……んっ……心配ご無用クマー、提督のがあったかくて、気持ちいいぐらいクマー」

さっき球磨にうながされるまま、わずかな抵抗をする膜に当たったときも、それをぷつりと破って進んでしまったが、
球磨は少しの痛みの他は、何も苦にしていないらしかった。
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72 :提督×球磨[sage]:2014/04/22(火) 01:32:54.15 ID:wHbOr9s/
「ふふ〜、こんな体勢でつながる生き物は、きっとそうそういないクマー」
「まあ、そうだな……」

俺は球磨に上にのしかかられたまま、いわゆる⊥字不利……もとい、騎乗位の体勢で球磨とつながっていた。
こんな風に、雌が上位になって雄を搾りとるなんて交わり方をする動物が他にいたものか、寡聞にして知らない。

「でも、この方が球磨には動きやすいクマー。だから、提督……ふふ、動いて気持ちよくしてやるクマー」

そう宣言すると、球磨は俺の上で動き出す。
暖かい洞の中ぬくぬくしていたモノが、ちゅぷちゅぷ、ぬるぬると上下に激しく擦り上げられる。
ハチミツみたいな時間がとつぜん動き出したかのようだ。
球磨の荒い呼吸と共に、収縮しては痙攣する球磨の内側の秘肉。
それに圧迫され、揉み上げられ、ただ横たわったまま、敏感な部位へ与えられる快感を享受するのは、至上の快楽だった。
球磨が腰を沈め、苦しそうなくらいに俺の剛直をくわえ込み、そしてぬるぬると腰を動かして、
色んな液体に濡れた竿を見せつけるように引き抜き、またくわえ込む。
純粋で、白くてふかふかしてて、女らしさや淫らな部分なんてのが想像もつかない球磨が行う仕草だけに、それがとても淫靡で鮮烈な姿に写る。

「あっっ……く、球磨っ、ちょ、ちょっとタンマ!」
「クマ〜? どうしたクマー?」

制止の声をこちらが上げる間にも、にゅくにゅくと腰を振り立てる動きをやめない球磨。
そのたびに生まれる途方もない快感に、下半身からそろそろ危険信号が告げられる。

「そっ……そのっ、このままだと出っ……ヤバいから、一旦、抜いてくれるとっ……!!」
「んー? 提督は、気持ちよくないクマー?」
「いっ、いや、そうじゃなくて……」
しいて言うなら死ぬほど気持ちがいい。
「気持ちいいなら、何もガマンすることなんてないクマー。このまま、んっ、球磨のナカに、出してほしいクマ〜」

そう言うが早いか、球磨の腰の動きが、ただの上下運動から、こちらのモノを絞り上げるような動きに変わる。

「…………〜〜〜〜!!!!」

きゅう、きゅう、と。脚を閉じるようにして、蜜穴の中もいっしょに締めつけ、くわえ込んだ肉茎を圧迫するような動き。
そして脚を開いたかと思うと、今度はふりふりと、媚びるように腰を横に振ってみせ、中へと振動の快楽を送り込む。
さっきまでの、ただ性急なだけの動きが可愛く思えるほどだ。
同時に、その雄の快楽を誘うような動きの中に、これまでにないくらいに、『女』としての球磨を見出してしまう。

「く、球磨っ……!! もうヤバいっ、出、出るっ……!!!」
「大丈夫クマ、提督……来てほしい、クマー……」

腰を振り立てる球磨に追い詰められ、すべての部位を余すところなく刺激されるような、めくるめく快楽に浸されて。
こらえるために腰を引くことも出来ず、そろそろと登ってくる、じくじくした快感に押したてられるまま。

「〜〜〜〜ぁ、ああぁぁ……っっ!!」

やがて止めることの出来ない奔流が先端に登ってくるのを感じると、抵抗する間もなく。
びゅく、びゅく、と、溜まりにたまっていた熱い精を、球磨に捧げるように、内側へと漏らしてしまっていた。
もちろん一週間分の射精は一度の放出では途切れずに、二度、三度と、脈動しながら吐き出される。
そのたびに暴れる肉茎を、球磨の蜜穴がやさしくあやすみたいに抱きとめてくれるようで、
その心地よさにまた新たな快感を呼び起こされてしまう。
結局俺の分身は、長く尾を引く快楽の証を、ぴゅーっ、ぴゅっ、と球磨の中に噴き出させた後、
ようやく降参したようにくったりとなったのである。

「んっ……提督、気持ちよかったクマー? 球磨の中に、たくさん出てるクマー」

内側に射精されたばかりの自分の下腹部を撫でながら、球磨がそんなことを言う。
こうして尽くすのが何より嬉しいとでも言うような、慈しむようなその表情。
けれどその顔を見るたび、やっぱりそんな球磨の優しさにすがってばかりではいけないという気持ちが、心の奥で湧き起こる。
欲求を解放してひとここちついたせいか。また、球磨に対してすまないと思った。
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73 :提督×球磨[sage]:2014/04/22(火) 01:34:27.24 ID:wHbOr9s/
「球磨……その……ごめん」
「なっ、なんで謝るクマー?」
「その、ホントは出す前に引き抜くなり何なり、しようと思ってたんだが……」
「……て、提督は、球磨との間に子供、作りたくないクマァ!??」
「……な、ええぇっ!!?」

絶句する。
いや、こんな風になる前は、そもそも球磨が子供の作り方を知っているとすら想像しなかった俺も悪いが……。
球磨が、俺との間に子供を、欲しがっている!?

「く、球磨は欲しいのか、子供……?」
「と、当然だクマっ!! 好きな相手といっしょに、子供作って、産みたいって思うのは、あ、当たり前の気持ちだクマー!!」

俺の上に覆いかぶさったまま抗弁する球磨の目は、真剣そのものだった。

「そっ、それに……」
球磨が俺の胸に顔をうずめながら、続ける。
「……たしかに球磨たちはこうして、深海の敵に負けてしまったクマー……けど、子供を作って、
 その子供たちが戦いの記憶を受け継いで、新しい世界や、新しい戦いのための礎にするんなら、負け戦も、ちっともムダではないクマー」
「球磨…………」

ふたたび俺は言葉も紡げなくなる。
理解できないのではない。むしろ、ああそうか、平静感じていた球磨の強さは、ここにあったのかと実感したからだ。
俺が再戦のために奮起するでもなく、敗北を受け入れて生き方を考えるでもなく、ただのろのろと。
漫然とした自罰感に引きずられ、何かを生み出すことも出来ず、ただ球磨との安楽な生活を引き延ばしていた間に。
球磨はこんなにも希望にあふれた未来を思い描いていたのだ。
それでいて俺を無理に付き合わせようとせずに、ハチミツを媚薬代わりに盛ったり、
添い寝をしてくれたりして、事が自然に進むようお膳立てしてくれたのだろう。
体を重ねながら、俺との子供を産む未来に思いを馳せていただろう球磨に対して、俺は快楽を求めていただけだったなんて。

「……そうだよな、球磨。気持ちいいだけじゃ、ないもんな」
「く、クマっ?」
俺が身を起こすと、球磨がびっくりしたように身をすくめる。
「ずっと、考えてた。こんなに俺に尽くしてくれるお前自身は、何か望むものはないのかって。俺は何かしてやれないのかって」
球磨が驚いている隙に、そっとその顎に手を添えた。
「子供、作るぞ球磨。何人でも」
「あ、提督……」

ゆるやかに開いている球磨の唇に口づける。
やっぱりさっきの口移しの甘さは、ハチミツのせいだけではないらしい。
球磨が、んっ、と鼻にかかったような切ない声を漏らし、体がちょっと弛緩する。
その瞬間を見逃さず、腰をバネに力をこめて、体を倒す。
そうして俺は、球磨をふたたび押し倒す格好になった。

「て、提督……やっぱり、この体勢が好きクマー?」
「なに、お前にしてもらってばっかりじゃ、男としてアレだからな」

押し倒されると弱いのか、ちょっと身を縮こまらせる球磨。
その胸の上で、同じくふるふる揺れてるモノを掴み、やさしくマッサージするように揉みしだいてやる。

「あ、く……クマァっ!」

さっきの騎乗位の間中もずうっと、ぶるんぶるんと自己主張していた胸に、
ふかふかと指を沈め、こねるように揉む。コリをほぐすような感じだ。
やがて中心で、ピンク色の乳首がぷっくりと立ちふくらむ。何となく白米にちょんと乗った鮭の切り身みたいで、可愛らしい。
球磨の反応を楽しみつつ、ソレを口にふくみ、吸い上げてやる。

「ふぁ、はあぁぁっ……!! だ、だめクマァっっ!!」

ピンと勃ち上がったのを口の中でねぶり、転がすたびに、球磨がそんな嬌声と呼ぶにはあまりに可愛らしい声を上げる。
【艦これ】艦隊これくしょんでエロパロ9
74 :提督×球磨[sage]:2014/04/22(火) 01:36:10.95 ID:wHbOr9s/
「こ、これは子供が出来たときにすることクマァ……子作りには、ぁんっ、関係ないクマァっ……!」
「いいや、関係あるぞ球磨。お前も一緒に気持ちよくなった方が、子供を作るにはいいんだ」
「え、えぇっ……!?」

それを証明するように俺は、二本の指をそっと、球磨の湿りの中に浸す。
そうして次第に指の動きを激しく、壷の中の蜜を探るように、わざとくちゅくちゅ、と音を立ててやる。

「はあぁ、ああぁッ……〜〜〜んんっ……!!」
「ほら球磨、この中、球磨が濡らしてビショビショにしてるけど、俺が放ったモノはだいぶ、こぼれ落ちちゃってるだろう?」
「……!? あ、あぁっ〜〜!? ほ、ほんとだクマ〜っ……!!」

その言葉に思わず自身の足の間に目をやった球磨が、驚きの声を上げる。
さっき俺があふれるほど放った精液が、割れ目の外へとかなり滴り落ちてしまっているのだ。
雌が騎乗位で雄から搾りとってしまっても、そのあと跨がったままの姿勢でいれば、重力に従って子種はこぼれ落ちる。自然の摂理だった。

「……その、俺を気持ちよくさせようとしてくれて、ありがとうな、球磨。だけどやっぱり、俺がちゃんと自分で動かなきゃダメだ。
 球磨にしてもらうんじゃなくて、俺が動いて、球磨が身を起こせなくなるまで気持ちよくしてやんなきゃ」
「提督が、球磨を……」
「ああ。だから球磨、体を楽にしろ。あんまり、恥ずかしがるな」
「ク、クマぁ…………っ」

球磨は最初、女の子らしいためらいと恥じらいを見せつつも、次第に俺にゆだねるように、体の力を抜く。
それを確認すると、俺はゆっくり球磨の体に覆いかぶさり、曲線を愛でるように、
球磨の乳房や、腰や、球磨の体に官能をもたらすだろう場所を撫でさする。
そうして球磨が、安心したような、深い息で呼吸するようになったのを確かめると。

「……じゃ、もう一度、挿れるぞ」
「ん……クマァ♥……っ」

声をかけて安心させる。そして俺の肉茎の前にさらけ出されている球磨の秘肉の中へ、にゅくく、と、かき分けるように差し挿れた。

「……ん、あ、ああぁぁッ……!!」

自分から快楽を貪るため動かすのと、待ち焦がれた快楽が入ってくるのでは、やはり違うものなのか、
球磨が騎乗位のときは上げなかった甲高い声を放つ。

「あ、提督にっ……してもらう、のっ……ふぅっ、す、すごいクマっ……あぁッ!!」

にゅぷにゅぷと、球磨の予想もしない角度で突き入れてやったり、
膣壁を擦る竿の動きに合わせて乳首にも刺激を与えてやったりすると、涙を流して吐息を漏らす球磨。
そんな球磨のむき出しの反応が、俺も嬉しかった。
俺自身も、さっき球磨に跨がられていた時より快感が劣るなどということはない。
むしろ一突きごとに昂ぶりを見せる球磨の愛らしさに、ぞくぞくと、背中から腰まで快感の電流が流れる。反作用のように。

「んうぅっ……てっ、提督ぅっ……く、球磨がちゃんと気持ちよくなったら……あぁっ、子供、ほんとうにっ、出来やすくなるクマァ……っ!?」
「俺もよくはその、知らない……けど、自然な営みなんだから、これでいいんだ、球磨っ……
 二人とも気持ちよくなれるやり方が、自然で、正解なはずだ」

少なくとも球磨の体の反応は、きっとこれだけでも子供を作るには十分だろうと思うくらい、熱心で意欲的だ。
どんなに激しく抜き挿ししても、決して子種を生むソレを離しはしないという風に、肉茎に吸いつき、からみついてくる秘肉。
射精を待ち焦がれ、あるいは煽り立てるように、とろりと愛液をまとった粘膜でつつみこみ、くにゅくにゅと収縮する内壁。
それらの動作をどれだけ球磨が自身の意思で行っているかはわからなかったが、とにかく刺激が繰り返されるたびに、
射精という見えつつある頂点へ向かって、一段一段確実に、登り詰めさせられていく。

「はッ、ああぁぁぁっっ……!! 提督、提督ぅっ……!! なんか……なんかっ……きちゃうクマァっ……!!!」
【艦これ】艦隊これくしょんでエロパロ9
75 :提督×球磨[sage]:2014/04/22(火) 01:37:49.06 ID:wHbOr9s/
一方逆を言えば、そんな不随意の運動を繰り返す球磨の体も、限界が近いということなのだろう。
いまや球磨は、俺の手が触れるすべての箇所にこらえがたい快楽を感じるのか、
そのたびにお腹を押すと鳴き出す人形みたいに、切ない吐息まじりの声を上げている。
球磨の反応が俺を昂ぶらせ、昂ぶった俺の動きが、また球磨から好い反応を引き出す。
まったく自然はなんて生き物に都合よく出来ているのだろう。

「いいんだ球磨っ……気にせず受け止めろ、それが、気持ちいいって、ことなんだからっ……!」
「く、んうぅっ……!! 提督は……提督も、気持ちがいいクマァ……っ!?」
「ああっ、すごく、いい……! でも、もうそろそろ……っ!!」

俺が最後のスパートに腰の動きを一段と早めると、球磨もそれに気づいた様子を見せる。

「ひ、ぁああっ……!! 提督っ……! 提督の子種っ、いっぱい、んうっ、球磨の中に……ほしいクマァっ……!!
 球磨に子供、作らせてほしいクマっ、あ、ああぁ……っっ!!」
「わかってる、球磨っ……! たくさん作るぞ……っ!! 俺の、俺の子供を生んでくれ、球磨ッ……!!」
「クマぁぁっ……あ、や、ぁん……んっ〜〜〜ぁぁあああっっ!!!!」

球磨がひときわ大きな声を出したかと思うと、背中を反らせて全身を大きく震わせた。
同時にきゅうっと締め付けを強くする蜜壷と、タガが外れたような球磨の乱れっぷりに、俺も完全に余裕を失う。
数回、きつく締め上げる球磨のナカに突き入れた後、最も深くに至った瞬間に、痺れるような快感が腰に走り、とうとう限界を迎えた。
どぷどぷと、球磨の最奥へと思う存分、精を叩きつける。それを待ち望んでいたかのように、球磨の内壁も合わせて動く。
蠕動する蜜壷にきゅうきゅうと揉みしだかれながら、最後の一滴まで搾りとられ球磨に捧げる快楽を俺は味わった。


***


恍惚をしばし味わいながら、球磨の上に折り重なるように倒れ込む。
隣に横たわる球磨も、深い快楽を感じているような蕩けた顔をしている。
見つめると少し照れたように笑った。

「ふぅ、んっ……提督の、あったかいのが、今度こそじんわりお腹の中に、広がってるクマァ……」

そう言う球磨の様子は、本当にお腹に子供を抱えた生き物のように、おごそかで安らかだ。
引き抜いた後の縦筋からは、わずかに白い液が滴っている。
まるでほつれた縫い目から綿いっぱいの愛を溢れさせるぬいぐるみだった。
まあこうして激しい動きもしなければ、俺の出したモノも無駄になることはないだろうからいいか、なんて思った瞬間。

「ふっふっふ〜。提督も、がんばったクマァ、えらかったクマー。クマクマァ♥」

などと連呼されつつ、頭を胸のところに抱かれ、撫でられてしまう。
……やっぱり球磨は元気である。
俺のしたことと言えば、ほとんど気持ちよさに任せて腰を振ったことにすぎないと思うのだが、
何だかそんな風に球磨にほめられると、自分でも本当に、何かを成し遂げたような気さえした。
そして二回続けて果てたことの疲れもあってか、なんとなく球磨に抱かれるこの体勢に落ち着いてしまう。

「なぁ、球磨」
「クマクマ?」
「その、なんだ……こうしてつがいになったからにはさ、俺も男として頑張るよ。
 お前の夫の役目も果たすし、子供が生まれてきたら、ちゃんとした親になる覚悟がある……だから、その……」

両手で球磨の背中をぎゅっと抱き、球磨に身を寄せる。お気に入りのぬいぐるみを抱く子供のように。
球磨の頭と胸の間。球磨の吐息を頭の上で、球磨の鼓動を間近で感じられる、安らぎの場所へと顔をうずめてみる。

「あと少しだけ、球磨に甘えさせてくれ」
「ふふふ〜ん。お安い御用クマー」
【艦これ】艦隊これくしょんでエロパロ9
76 :提督×球磨[sage]:2014/04/22(火) 01:39:56.86 ID:wHbOr9s/
そう言って球磨が、二人の体がぴったり一つにくっつくぐらいに、強い力で抱き寄せてくれる。
こうすれば二人の体温の間にはすきま風すら通ることなく、やがて寝床の中はぬくぬくした熱で満たされるだろう。

二人の巣になったこの穴蔵の外では、雨がしとしと降っている気配がした。
その他には、球磨と俺の吐息、球磨と俺の心音だけ。あとは、何の音もない。
もしかしたら球磨と俺、二人の他は、誰ももう世界には残っていないような気さえした。
けれどそんな二人の間にも、いつか新しい生命の灯火が宿るのであり。
そして何より。俺は。

「……クマ〜……クマ〜……」

スピースピー、と。
いつの間にか眠りについた球磨の吐息と鼓動と体温を間近に感じつつ。
たとえこれが世界の終わりでも、球磨の腕の中に抱かれながら、俺は今例えようのないぐらい幸せなのだった。


(了)
【艦これ】艦隊これくしょんでエロパロ9
78 :3-91[sage]:2014/04/22(火) 01:41:53.94 ID:wHbOr9s/
「球磨のセリフからクマの語尾を取るとすごくカッコいい」との話を聞いて以来、自分の中ではすっかり
『球磨=お姉ちゃん=甘えさせてくれそう』のイメージです。もちろん愛玩動物なクマーも好きだけど。モコモコボンボン!
イベントで資源がボロボロになってしまったらぜひ艦娘にたっぷり甘やかされたいものです

ちなみにこの話の後は、世界中で人類と艦娘のハーフが生まれて深海棲艦と対話が可能になり滅茶苦茶和解した
とかそんなご都合主義ハッピーエンド
では長文失礼しました


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