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名無しさん@ピンキー
おわり
パワポケでエロパロ31

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パワポケでエロパロ31
827 :名無しさん@ピンキー[]:2014/04/21(月) 13:38:46.31 ID:s00CoXz3
おーしとうかいくぞー(^p^)




『鼻先10cm』


 それにしても困った事になったと、小波は口の中で溜息を洩らした。
 口の中である。
 この状況で大っぴらに息を吐き出すわけにもいかないのだ。
 そのような事をすれば、10cmの間を隔てて向かい合っている神木唯が、どのような反応を示すか分かったものではない。

「こ、困ったわね……」
 不意に唯がボソリと呟く。
 顔を伏せている彼女の表情を伺う事は出来ないが、声は普段の明るいものではなく、ボソボソと呟くようなものだった。
「ん、そうだね」
 小波もぶっきらぼうな返事を返す。
 彼とて、平常心を保つのに精いっぱいで、普段通りにふるまう事は出来ない。
 無理もない事である。
 もう5分以上、身体を隣接させるより他ない、狭い物置の中に二人でいるのだ。

「扉が壊れて開かなくなっちゃうんだもん……
 ごめんね、私が狭い物置に押し掛けたばっかりに」
 唯の声は申し訳なさそうだった。
 そもそもの原因は、小波が物置から練習道具を取り出そうとした時に、唯が悪ふざけをして物置に押し掛けた事にある。
 その衝撃で閉まった物置の扉は、相当建て付けが悪くなっていたようで、どうした事か開かない。
 はじめはガチャガチャと抵抗を試みていたものの……それでも開かなかった為に、二人は身体を向かい合わせて待機する事にした。


「い、いや、気にしないで……野球部の誰かが道具を取りに来るだろうから、すぐに開けてもらえるよ」
 小波はなだめるようにそう言って、唯の肩を軽くポンと叩く。
「ふぁっ!」
 唯はそれに鋭い反応を示す。
 全身をビクンと震わせ、一瞬だけ小波を見上げるが、すぐに顔を伏せる。
「あ、ご、ごめ……」
「う、ううん」
 気まずい空気が一層深まった。

(なんだろ、今の反応)
 唯を見下ろしながら小波は考える。
 それ位のスキンシップは、これまで普通にやってきた事である。
 という事は、彼女は何かしらの緊張を覚えているのだ。
 何か。
 思い当たりはある。
 おそらくは、自分と同じ緊張を覚えているのだろう。

(発情……してるとか?)
 小波は生唾を飲み込んだ。
パワポケでエロパロ31
828 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/04/21(月) 13:39:42.81 ID:s00CoXz3
「あ、暑いね」
「ん」
 唯の言葉に頷く小波。
 まだ季節は5月だが、このような密閉空間では気温も高まる。
 幸か不幸か、その暑さは、小波の理性を削りにかかっていた。

 身長差があるが、眼下の唯を眺める。
 制服の胸元に汗が見えた。
 小波にドキンと緊張が走る。
 次に学校指定のスカートの下部からは脚がチラリと覗く。
 黒のパンストをまとっている彼女の脚は、この状況では殺人的な魅力を持っていた。


(こ、この距離だし……)
 少し躊躇はあったが、決心する。
 両手をゆっくりと、彼女のふとももへと伸ばす。
 スカート越しに触れると、また唯の身体が揺れた。
「あうっ?」
「ご、ごめん、手が滑って……」
「そ、そっか……し、仕方ないわね、狭いし……」
 唯がしどろもどろな返事をする。
「そ、そうだよね、仕方ないよね」

 そう、仕方がない。
 この距離だから仕方がないのだ。
 だが、たまたま手が当たっても仕方がないという事ではない。
 この言い訳は、つまりは……





(発情しても、仕方ないよね……)




 小波は、彼女の太ももに当たった手を、スカートの中へと滑らせた。
「ひゃんっ!」
 唯が高い声を上げ、小波を見上げる。
 暑さのせいか、それとも恥ずかしさのせいか、顔はこの上なく紅潮している。
「小波君……?」
「ご、ごめん……唯さん……その、俺……」
 謝罪はするが、行為は止めない。
 指先でツツとストッキング越しに太ももに触れる。
「ふ、あ、あん……」
 唯が体をくねらせた。
 だが、彼女は小波を押しのけようとはしない。
 暫くそのまま息を漏らして身悶えていたが、やがて顔を背けて小さな声で呟いた。
「し、仕方ないわよね。平常じゃないんだもん……。
 平常心を持てなくても、仕方ない……。
 いつもの私じゃないから、反応しても仕方ないもん……」
パワポケでエロパロ31
829 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/04/21(月) 13:41:30.35 ID:s00CoXz3
「!! そ、そう、だよね……」
 小波の全身を電流が駆ける。
 その電流は彼の下腹部の一か所に留まり、大いに隆起してみせる。
 野球部のユニフォーム越しでも分かるその隆起を彼女の下半身に押し当てると、唯はもう一度全身を震わせた。

「こ、小波君っ!?」
「あ、当てるだけ……当てるだけ、だから……」
「あうう」
 唯が否定も肯定もせずに唸る。
 そんな彼女のスカートをまくるようにして、ストッキングに股間を押し当てる。
 ほんのわずかだがザラついたような感覚が股間に走る。
 そのじれったさが堪らなかった。

「あ、当てるだけだよね?」
 不意に唯が呟く。
 次の瞬間、下半身に強い圧力が加わった。
 彼女から自分に向って、下半身を押し当て始めたのである。

「ふっ、あっ、ふうっ……」
「くふっ、あっ、ぁん……」
 狭い暗闇の物置の中、二人の猥らな吐息が漏れる。
 チークダンスのように下半身を押し当てあう。
 いやがおうにも、興奮は高まった。
パワポケでエロパロ31
830 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/04/21(月) 13:42:13.46 ID:s00CoXz3
「あ、当てるだけ、だし……」
 小波がもう一度そう呟いて、ズボンのチャックを下ろす。
 そうして下半身を弄ると、すぐにチャックから隆起したものが飛び出した。
 それを、直接唯の股間に押し当てる。

「あ、ああんっ!」
 どうにも、クリーンヒットしたようであった。
 彼女はこれまでの吐息とは異なる、明確な喘ぎ声を漏らした。
「あ、あふっ……小波、君……?」
「当てるだけ! 何も変わらないよ。当ててるだけだから……」

 確かに当てているだけ、という意味では変わっていない。
 何とも、とんでも理論である。

「ん、んんっ……」
 だが、唯は拒絶しない。
 なおも強く下腹部を密着させる。
 反り返った竿が、パンスト越しに彼女のクリトリスを削り上げた。
「あっ、あふっ!」
「うあ……」
「い……ぃぃ……」
 唯が身悶えながらそう口にする。
 それに応えて、小波も腰の動きを強める。
「あ、あふっ! あん、ふ、ふあ……
 だめ、もう、立てな……ああっ!」
 いよいよ唯の動きも激しくなった。
 小波の肩にもたれかかりながら、それでも下半身を押しつけ合う事をやめようとはしない。

「はあっ、はあ……はあっ……」
「ふあっ、あ、ああ……あふ……」
 いつの間にか、二人とも全身汗まみれになっていた。
 息を荒げながら、暫くそうして興奮を高めあう。
 もうこうなれば、後は時間の問題であった。
パワポケでエロパロ31
831 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/04/21(月) 13:42:44.01 ID:s00CoXz3
「小波、君……」
 唯が潤んだ瞳で見上げてくる。
 何事かと続く言葉を待つ。
 だが、大よその予想はできていた。




「発情、しちゃった……」




「! 唯さんっ!」
 彼女のその告白が引き金になった。
 パンストを引き裂き、パンツをずらすと、とうとう互いの性器を直接押し当てる。

「あ、ああんっ!!」
 唯が喘ぐ。
 その反応にますます興奮を高まらせて、ペニスを挿入する。
 互いに、この上なく潤滑油に塗れており、挿入はスムーズだった。


「あ、あ、あああああっ!」
「す、すご、ヌルヌル、して……」
「小波君のも硬くて、すご……ああっ!」
 もう、何の遠慮もない。
 互いに興奮をありのまま口にして、立ったままで行為に至る。
 唯の膣壁をエグるようにペニスを押し上げると、彼女は一際強い声を漏らした。

「はああ、ああんっ!」
「ゆ、唯さんっ!」
「いい……いいっ! もっと激しく……壊して……」
「唯さんっ! 唯さんっ!!」
「あっはっ! はあっ、あああああんっ!」
 唯のお尻を持ち上げるようにして掴みながら、腰を振る。
 彼女もそれに応え、小波にのしかかるようにして膣でペニスを咥える。
 心身ともに十分な前戯を終えている彼らの絶頂は、すぐにやってきた。
パワポケでエロパロ31
832 :おわり[sage]:2014/04/21(月) 13:43:21.37 ID:s00CoXz3
「す、すご……俺、もう……」
「ああっ! いいよ……いいっ!! はあんっ!」
 小波の言わんとする事は分かっているのだろうに、唯は腰を振る事をやめようとしない。
「唯さん、で、出るんだよ!?」
「いい、いいからっ! はああああっ!!
 気持ち良く……気持ち良くなりたいの……あっはっ!!」
「!! う、おおおおっ!」
「あんっ、あんっ、あんんんっ! あああああっ!」
 二人のリズムが重なる。
 激しくなる。
 この上なく高まる。
 そして……

「で、出る……うあああっ!」
「イ、イカ、されちゃう……ああああああああああんっ!!!」
 もう恥も外聞もない喘ぎ声と共に、二人は絶頂に達した。







「ふうっ、ふう、ふうう……」
「あ、あん……あふ……」
 互いに息を整える。
 小波もそうだが、唯も体力の消耗が激しかったようで、彼女は結合したままで身体を預けてきた。

「し、しちゃった、ね……」
「うん……」
 唯が赤い顔を隠すようにして胸元に埋もれる。
 だが、今さら羞恥も何もあったものではない。
 彼女はすぐに顔を起こすと、小波を真っすぐに見上げて声をかけた。

「……密室、癖になっちゃったかも。
 今度は、別の所でしようね」

 小波の返事は、言うまでもない。


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