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7 :蠱惑劇[sage]:2014/04/20(日) 22:57:18.56 ID:oXzJ7cj9 - 前スレの蟲惑魔書いてた奴だが完成したんで貼るわ
今回は多分グロイと思う 「――――よくもやってくれたね、君」 そんな風に堂々と言い放つ目の前に立つ男を、小柄な銀髪の少女――――リラは見上げるように睨んだ。 本当ならこの男、すぐにでも愛剣で斬り殺してやりたいところだった。しかし、それはかなわない。なんせ、愛剣は奪われ、両手両足を魔法道具で固定されてしまい動くことができないのだ。 それでもリラは、勝ち誇った言葉を吐く。 「そうね、やってやったわよ。アナタが無理やり連れ込んだ女の子達は、もうすでに逃がしたわ」 男はここら一帯を占める領主だ。彼は時より領地内の街に出ると、そこの娘達に言いがかりをつけては、自分の屋敷に連れて行くという。 それを聞いてひどく憤慨したリラは、領主の屋敷に忍び込み、辛くも娘達を救出したのだ。 しかし、ここで一つの誤算が生じ、リラだけが捕まってしまったのである。 「ああ、そうだ。君は本当に腹立たしい……!」 言い終えるやいなや、領主はムチを何度も振るう。バチンッと痛々しい音を響かせながら、リラの身体に裂傷が刻まれた。薄手の服はそれだけで破れ、裂傷の痕がのぞく。 それでも悲鳴をあげないのは意地だったとしか言えない。実際、リラの体力は限界なのだ。それでも意識を保っているのは、こんな男に負けるか、という意地である。 「…………」 黙りながら睨み続ける。ここが正念場なのだ。ここで耐え切れれば、逃がした娘達が王国にこの事件を知らせ、自分もなんとか助かるはずなのだ。 領主は悲鳴一つあげないリラに舌打ちする。 「……だんまりかよ、このアマ」 やはりリラの無言の抵抗はそれなりに、領主に効いているらしい。これでいい。正しい判断を奪ってやれば、それだけ娘達が逃げおおせる可能性が上がるのだ。 そして痛む身体に嘘をついてでも、余裕のある笑みを絶やさないリラを見ると、領主は小さくため息をついた。 「……仕方ないね。本当なら、彼女達で試したかったけど、ちょうどいい機会だ」 リラにはもちろん意味がわからない。 何を試すのだろう? 領主の言葉を訝しみながら待っていると――――床が、抜けた。 流れていく景色の中、領主の高笑いが耳に響いた。 「――――フハハハハ! これから君には、ちょっとしたゲームをしてもらうよ。もしそこから戻れたなら、外に出してやる!」 「……え――――」 言葉を残すこともなく、リラの視界は黒く染まった。
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8 :蠱惑劇[sage]:2014/04/20(日) 22:58:51.59 ID:oXzJ7cj9 - 「……ぅんっ……」
上から落ちてくる水滴によって、リラは目を覚ました。 (……ここは、どこだろう?) 仰向けの体制のまま、目を開けて辺りを見回すと、薄暗い洞窟の中のようだった。上を見れば、自分が落ちてきたらしい穴が、おそらくずっと高いところから覗いている。 あんな高いところから落ちたのに、傷一つないのはこの柔らかい『地面』のおかげらしい。 けれど、さすがに登ることはできなさそうだ。 (確か、ゲームか何かって言ってたような……) ゲームと言って連想するものといえば、ポーカーやらスポーツやらそんなところ。もちろん、金持ちの言うゲームがそんなもので無いことは大体想像はつく。 (まずは、ここから動かないと……) ここにいていいことは多分ないはずだ。それにあの領主曰く、これはゲームらしい。それなら、何かあるはずだ。危険なものなんかも、ざらに。 四肢に力を込めて、立ち上がろうとして、リラは違和感に気がついた。 (動けないっ……) どんなに力を込めても、リラの体はうんともすんとも言わなかった。何かに引っかかっているらしい。自分の長い髪の毛も絡まってしまっているようで、くんと引っ張られる感触がする。 しばらくして、暗闇に目が慣れた時、ようやくその全貌が伺えた。 「――――蜘蛛の、巣」 いや、これを蜘蛛の巣と言って語弊がないのか、リラは一瞬だけ迷った。それを迷うほどに、この巣は巨大なのだ。嫌な予感に、背中を冷たい汗が伝う。 「――――目覚めたかしら?」 突然の声に、リラは鳥肌を立てた。さっきまで気配の一つもなかったのに、いきなり声がしたのだ。 仰向けのまま、声の方に目を向けると、一人の黒髪を三つ編みにした少女が糸の上に立っていた。年齢は14歳程度か、ヘタをすればそれよりも下なのかもしれない。とにかくこんなところにいるのは非常に異常である。 しかし、それ以上にその服装はあまりにも不釣合いだ。 一見、薄手のキャミソールか何かに見えるが、腹の部分で上下に別れ、へそを見せるようなデザインは、おおよそあの年頃の少女が身につけるものではない。 あまりにも奇天烈な格好に、リラは困惑していると、少女はくすくすと笑い出した。
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9 :蠱惑劇[sage]:2014/04/20(日) 23:00:08.30 ID:oXzJ7cj9 - 「わたしはアトラの蟲惑魔。この館の主が生み出した魔法生物よ」
魔法生物。 名前だけなら聞いたことはあった。名前そのままの意味で、魔法で作られた生物であるらしい。 しかしながら、生命を作るという行為は神への冒涜であり、禁忌の一つだ。そんなことをあの領主がおこなっていたとは、リラでも予想ができなかった。 (……やっぱりとんでもない男だわ) ここから絶対に出なければならない理由ができた。 正義感が強く、悪を許せないリラにとって、こんなことは絶対に許せないのだ。 絶対にここから出て、真実を公にする。そう意思を固めると、黒髪の少女の顔がいつの間にか間近に迫ってきていた。 「ふーん、なかなか強情そうな顔ね。これは面白くなりそうだわ」 「……ッ! どういう意味?」 思わず顔を惹かせながら言うと、アトラの蟲惑魔はくすくすと笑う。 そして、そのまま彼女は、リラの唇に自分の唇を重ねた。 「――――んんっ……!?」 突然の深く舌が交わる口づけ。しかも相手はとし場もいかない少女。そんな突然の事態にリラの頭は追いつかなかった。深いキスから逃げようともがくも、糸に絡まった体は動くことはない。 いっその事、入れてきた舌を噛んでやろうかと思っても、痺れたように体は動かない。 まだ16になった頃のリラには耐え難い苦痛だ。 「……んんっ……ぅんっ」 クチャクチャ。ピチャピチャ。いやらしい音を出しながら、口内を舌がはっていく。歯茎をねぶり、喉を叩き、舌を締め付け引っ張り唾液をすする。 たっぷり五分間、口内を陵辱され尽くしたアトラの蟲惑魔は、静かに口を離した。ツーっと伸びた橋をすすると、喉を鳴らしながらリラの唾液を飲み込んでいく。 「……はぁ、はぁ……一体、どういうつもり――――んぁっ!?」 変化が起きたのはリラの方だった。 少しだけを身じろいだだけで、衣服が肌に擦れただけで、突如すさまじい刺激が体中を走り回り、頭がショートしたように真っ白になる。 「……なに、を……やった、の?」 息も絶え絶えにリラが目を向けると、少女は鈴を転がすような声で答えを明かした。 「わたしの唾液には、ちょっとした『ある毒』が含まれているのよ。まぁ死にはしないけど」 「ど、毒……!?」 「そうよ。きっと、アナタが今まで体感したことがないほどのね」 ぞわり、と全身の毛が逆立った。それすらも刺激に変えられながら、リラは漏れそうになる声を必死に耐える。 「あらら、我慢しなくてもいいのに」 「うる、さい……」 ここまでくれば、もはや意地でしかない。リラの第一目標は娘達の救出。第二の目標は生きて帰ること。ならば、この程度で屈するわけにはいかない。 しかし、それすらも蜘蛛のような少女には、関係のないことだった。
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10 :蠱惑劇[sage]:2014/04/20(日) 23:01:44.10 ID:oXzJ7cj9 - 「無駄なことねー。まぁ、それがいつまで持つか見ものだけど」
どう言う意味だ。そういう思考すら、挟むまでもなかった。 少女が言った瞬間に、あたりから黒い何かが吹き出してきたのだ。それは、糸を辿りながらリラに集まっていくと、瞬く間に全身を覆い尽くしていく。 そこで影の正体がわかった。 (――――む、蟲……!?) それは途方もない数の蟲たちだった。蜘蛛、百足、芋虫、甲虫ありとあらゆる蟲の群れがリラを飲み込んでいく。 「蠱惑劇第一章、蠱毒穴。大小様々ありとあらゆる蟲が全身を這い回る酒宴よ」 もはや、リラに耳にアトラの蟲惑魔の声は届いていなかった。いや、それどころでなかったというのが正解だ。 ただですら『毒』によって蝕まれ、いつも以上に敏感になった身体を凄まじい数の蟲が這い回っているのだ。痛み、痒みよりも遥かに強い嫌悪感。 それはさっきまでのリラの意思をも簡単に飲み込んだ。 「――――いやっ、いやっ……イヤァァァッ!」 簡素な衣服だったのが災いした。うねるように這い回る蟲の波は、服をいとも簡単に捲り上げ、下着をも取り去った。 腹の上、脇、太もも。ありとあらゆる箇所を蟲たちは、一切の遠慮もなく汚していく。 そして、二つの果実のありったけの蟲が這い回り、やがて一匹の蟲がてっぺんにある突起に近づいた。 嫌な予感よりも先に、痛みと何かが入り混じった衝撃がリラを貫いた。 百足のような蟲は明確な意思でも持っているのか、リラの悲鳴が響くたびに、そのアギトで強く突起を挟む。 さらなる絶叫。だが悲鳴もそこまでだった。 「――――ふぐぅっ!?」 太く長い胴体を持った蟲がリラの口に侵入したのだ。噛み切ろうとしても、太すぎる胴体はリラの口内限界の大きさで、舌を動かすことさえままならない。 ひどい悪臭と、蟲達の体液がリラの思考能力を奪い、精神を確実に削っていった。 「くすくす、本当に可哀想な子。ご主人様に喧嘩を売らなければ、こんなことにならなかったのに」 ねちゃりとした粘液が敏感にされた肌を汚してもなお蟲達は、さらに塗りたくるり這い回ることを止めることはない。 吐き気と怖気、そして嫌悪感。それしか感じ得ないはずなのに、この感覚は何なのか。 「ぅっ……くぅ」 蟲の体液で溺れそうになりながらも懸命に、押し寄せてくるソレに耐える。 だが、それをあざ笑うかのように、蟲達は最も恐れていた場所に触れ始めていた。
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11 :蠱惑劇[sage]:2014/04/20(日) 23:02:58.48 ID:oXzJ7cj9 - 「…………ッ!?」
少女の身体で最も敏感な場所。他人には絶対に触れさせることのなかった、そんな下半身にあるサーモンピンクの花弁。 最初にそこへ到達したのは、小さな甲虫だった。 (ま、まさか) もぞもぞと、忙しなく六本の脚を動かす蟲は、リラの悪寒に違うことなく、花弁を包む布の下へと入り込んでいく。 小さな脚が動く感触は、いやがおうにもソレがソコに入ろうとしている事を表していた。 (待って、待って……そこだけは……やめて) 蟲の大きさは、わずか2センチ程度。指先よりわずかに大きい程度だ。 だが、それでも、その『蟲』がソコに入り込む。それは途方もない恐怖でしかない。 「――――――ッ……ぅぅッ!?」 今、まさに入ろうとしているソレを、なんとしてでも止めようと、必死でもがく。 しかし、見た目以上に頑丈に作られている蜘蛛の糸は、リラを離そうとはしなかった。 (やだ、やだやだやだ……そこだけは本当にだめ!) 身体を震わせ、懇願する。しかし、それが知性の欠片も何もない蟲に、届くことなんてなかった。 ――――つぷり。と軽い水音ともに、異物が蜜壷へ侵入した。 「――――――ッッッ!?」 アトラの蟲惑魔の毒によって、すでに蜜壷は洪水状態で、蟲の進行を阻むこともできない。 蟲が脚を動かすたびに、痒みのような快感が身体を駆け回る。 しかし、蟲の進軍はそこで止まることはなく、なおも奥へと進んでいく。 『膜』は破れなかったのは、奇跡だっただろう。 (私、蟲に、犯され……てるの!?) 屈辱的だった。本来ならば、愛する人間にしか捧げるはずのない場所を、蟲なんて汚らわしいものに蹂躙されているのだ。そんなの、女性としてありえない。 耐え難い状況の中、リラの目に涙がにじんだ。 「アラアラ、泣いちゃった? かっわいいわねー。でもでも、残念。わたしの劇は、まだ始まったばっかりよ」 リラにその言葉を聞いている余裕はなかった。 一匹の蟲が蜜壷へ入り込んだのをきに、ほかの蟲達もそこへ侵入を始めていたのだ。 「――――ッッッ!?」 防がれた口では、悲鳴も上がらない。 一匹、一匹と蟲達が入り込み、奥へ、奥へと進んでいく。 そして、一番戦闘の一匹が、再奥の狭い門にたどり着いたことに、リラは気づいてしまった。 (ま、まさか……入る、気なの?) 予感は当たっていた。 カリカリと短い脚を動かす感触がした後に、弾けるような感覚がリラを貫いた。 「ねえ、どんな気持ち? 処女のままで、初めてを蟲に奪われるってのは」 答える気力なんてなかった。 禁域を蟲達に蹂躙されながら、リラの視界は真っ白に染まった。
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12 :蠱惑劇[sage]:2014/04/20(日) 23:08:16.73 ID:oXzJ7cj9 - 一応これで、第一部完成
まとめに入れるときはタイトルに数字つけてくれると助かるわ あと>>7>>8もまとめに入れるときに、間に記号を入れて分割してください 蟲姦って難しいな
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