- 革命機ヴァルヴレイヴでエロパロ2
249 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/04/13(日) 18:45:09.19 ID:c6htrF2o - なんだか、予想以上に時間がかかってしまったが、ショーコ編が何とか書けた
前作、嘘の絆の2.5倍で、しかもエロ薄… しかも8割方、ショーコの言い訳という誰得仕様 書いてる途中で小説版が出るし、 いっそ小説版準拠で書き直そうかと思ったほど けど、話のプロットと折り合いがつきそうにないので、結局そのまま書き上げた 嘘の絆の続きになるので、ショーコがいきなりカミツキ化してます あと、ハルトが妙に積極的だけど、これは ルーンの補充という、大義名分があるからです
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250 :【ハルトxショーコ】罪と罰と償いの絆[sage]:2014/04/13(日) 18:46:48.07 ID:c6htrF2o - 「ショーコさん、ショーコさん!」
「…ショーコちゃん」 気がつくと、わたしの目の前には心配そうに覗き込むアキラちゃんと流木野さんの顔、 そして狭い天井があった。 ここはパイロット控え室、モジュール77の下層にある、ヴァルヴレイヴの格納庫内の一室。 そこでわたしは、仰向けになって浮かんでいる。 低重力ゆえに浮いているが、どうやら倒れてしまったようだ。 わたしは、どうしたのだろう。 「ショーコちゃん、よかった、気付いた。」 「わたしは…」 まだ、頭がはっきりしていない。わたしはどうしてここにいるんだっけ? 確かわたしは、ヴァルヴレイヴの戦闘訓練をしていたはずだ。 新米パイロットのわたしを鍛えてもらうため、流木野さんとアキラちゃんの三人で模擬戦を実施したのだ。 カーミラの高機動戦法に翻弄され、散々な目にあったあと、わたし達はこの控え室で合流した。 女の子同士だし人目を気にすることもない。わたし達はそのまま着替えを始めていた。 ハルトとお揃いの赤いパイロットスーツ、そのファスナーに手を掛けたとき、それは起こった。 急に、胸を締め付けるような痛みと、眩暈のような視界のゆがみ、 そしてのどの奥にからくる激しい渇きに襲われた。 そのとき、髪を引き上げた直後の、流木野さんの白いうなじが覗いた。 わたしは、引き込まれるように流木野さんに近づき、そのうなじに歯をたて… 「ショーコさん、あなた」 そこでちょうど、わたしの記憶は途絶えていた。 「発作を、起こしたのよ。」 −−−− 「ヴァルヴレイヴは、時縞の記憶で動いている。」 モジュールを脱出した直後、わたし達は疑心暗鬼に囚われていた。 流木野さんの処刑と、その後の復活。アイリーンさんや北川さんのお父さんの惨たらしい死。 そして、直後に始まった虐殺。 何が起きたのか、何を信じていいのか分からなかった。 そしてハルトが、ずっと一緒だと約束してくれたハルトが、その約束を忘れていた。 忘れる筈のない約束を! そのとき目の前に居たのは、わたしの知らないハルト、 いや、ハルトの姿をした、わたしの知らない存在だった。 だから、わたしは、 ハルトを、アルスに売り渡したのだ、自分達の身可愛さに。 わたしは、ハルトを信じ切れなかった。 七海先生の取り成しで、降下組のシャトルと話し合いを行うことになった。 そこで貴生川先生から、ハルトたちカミツキ、つまりヴァルヴレイヴのパイロットの説明を受けた。 ヴァルヴレイヴとの契約により、ハルト達はカミツキになったこと、そして… 「ハルトの、記憶?」 意味が分からなかった。ハルトがヴァルヴレイヴを動かしているって、それは操縦しているってことじゃないの? 「ヴァルヴレイヴの燃料は、情報原子ルーン、つまり、人の記憶だ。」 記憶が燃料? 「ヴァルヴレイヴの稼働時間に比例して、時縞は記憶を失っていく。」 そして、初めて理解した、ハルトは約束を忘れたんじゃない、記憶を消されたのだと。 ハルトはわたし達を守るために、約束含め、他の全てを捨てさったのだ。
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251 :【ハルトxショーコ】罪と罰と償いの絆 2[sage]:2014/04/13(日) 18:48:30.52 ID:c6htrF2o - −−−−
「発作を起こしたそうだな、指南ショーコ。」 執務室に戻ると、エルエルフが声を掛けてくる。 「えっ、あ、うん。」 ついさっきの事なのに、もうエルエルフの耳には入っているのだ。 わたしも席に付くとPCを立ち上げる。これからは、総理大臣としてのわたしの時間。 目下の課題は、新生ジオールの旧ジオールからの分離交渉についてだ。 「発作のリスクについては、あらかじめ説明しておいた筈だ。」 エルエルフは作業を止めると、あからさまに不機嫌な視線を向けてくる。 わたしがカミツキになってから、何度かこの視線でにらまれた。 そんなに、わたしがカミツキになったのが気に食わないのだろうか? 「それは、分かってるって言ったでしょ?」 「お前がカミツキになったことは、まだ公表されていない。だが…。」 何時になくエルエルフは、強い口調で語りかけてくる。 「…もし今度の会議の席上で発作を起こすようなことがあれば、今までの苦労は全て水泡に帰す。」 それは、恫喝とも取れる発言。 「だったら、なによ。」 ついつい言い返してしまう。 エルエルフは席を立つと、わたしの方に歩いてくる。いったい何をするつもり? 「俺はかつて、時縞ハルトと契約を交わした。ハルトが他人を襲わないよう、俺が餌となる契約だ。」 それは、初めて聞いた。ハルトが発作に悩まされていたとは聞いていたが、 まさかそんな解消法を取っていたの? 「その契約は今も有効だ。」 そういうと唐突に、襟元のスカーフを緩め、首筋を晒す。 「え、え?え!」 わたしはちょっとパニクる。エルエルフって、こんなことする子だったっけ? 「…どうした、ジャックしないのか?」 「えっと、エルエルフ、それって、噛み付けってこと?」 「貴様にはルーンの補給が必要だ。」 エルエルフはもう一度、首を傾げて首筋を晒してくる。 「あの、それはちょっと、というか…。」 エルエルフの白い肌を見ていると、唐突に先ほどの出来事を思い出す、 流木野さんの白いうなじ、そして、エルエルフの白い首筋。 「だめだめだめ、そんなのだめだって!」 わたしは何故か叫んでいた。何故か?叫ばないと、ほんとに噛み付きそうだったから。 『わたし、エルエルフを襲おうとしてた?』 「…そうか」 そう言うと、エルエルフは衣を正す。 「ルーンの補充は貴様のノルマだ。会議までに補充を済ませておけ。」 それだけ言うと席に戻って、黙々と作業を再開した。
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252 :【ハルトxショーコ】罪と罰と償いの絆 3[sage]:2014/04/13(日) 18:50:32.83 ID:c6htrF2o - −−−−
公務を終えて寮の部屋に戻る途中、二人の人影を見かけた。ハルトと流木野さんだ。 最近、二人が一緒に居るのを、よく見かける。 二人ともパイロットだったから、接点があるのは分かっている。 けど、流木野さんのハルトへの態度が、以前にも増して馴れ馴れしいのが気にかかる。 もしかして、二人は… ハルトと流木野さん、似合わないといえば似合わない組み合わせだ。 ただ二人は、ヴァルヴレイヴのパイロットとして、モジュールを代表する存在として世界に知られている。 もしも、二人が付き合ってたとしたら… わたしは、何を考えているのだろう?ハルトが誰と付き合おうと、関係ないことなのに。 今のわたしには、ハルトに愛される資格なんてないのに。 そのまま気付かない振りをして通り過ぎようとしたが… 「流木野さん、それって」 「ショーコさんのことが心配なんでしょ?だったら、ちゃんとキメなさい。」 流木野さんに押しだされる形で、ハルトはわたしの視界に入ってくる。 顔を向けずに視線だけ泳がせると、流木野さんはどこかへ行ってしまったようだ。 「ショーコ、あ、あのっ」 どもりながらハルトが問いかける、緊張しているのか、ちょっとぎこちない。 「ほ、発作を、起こしたんだって?」 さっき流木野さんから聞いたのだろう。 「…うん。」 わたしは素っ気無く答える。 「あの、ショーコがだけが苦しむことないよ。僕だって、1号機のパイロットなんだから。」 『でもハルトは…』 言いかけてわたしは言葉を呑む。ハルトをこれ以上1号機に乗せるわけにはいかない。 そう、これはわたしが望んだこと。ハルトと同じ苦しみを味わうこと、それが、わたしの贖罪。 「わたしは大丈夫だから、心配しないで。」 ぜんぜん大丈夫じゃない、けど、これ以上はハルトを巻き込みたくない。 「ショーコ!」 そのまま立ち去ろうとしたわたしを、ハルトの右手が強引に引き止める。肩を掴んだ右手が微かに震えている。 「ショーコには、僕のようになって欲しくないんだ!」 それはハルトの願い。記憶を無くしてしまったハルトの、記憶を無くす前からの願い。 だけど、その願いは聴けない。だって、これはわたしの、わたしに科せられた罰なのだから。 わたしはハルトの手を振り払うと、そのま駆け出していた。 「ショーコ!」 今のわたしには、ハルトの優しさにすがることさえ許されないのだから。
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253 :【ハルトxショーコ】罪と罰と償いの絆 4[sage]:2014/04/13(日) 18:52:21.75 ID:c6htrF2o - −−−−
寮の自室で、一人ぼんやりとしている。 マリエが居なくなってから、妙に閑散とした室内で、こうしてぼーっとしていることが多くなった。 以前だったらマリエとおしゃべりしたり、アキラちゃんとチャットしたりしてたのに、 最近は夜、誰とも話さなくなっていた。 マリエ、わたしの一番の友達。彼女と過ごしたこの部屋も、今はもの寂しく感じる。 記憶を無くしていたのに、それを感じさせない明るさと強さを持った娘。 わたしのことも影から支えてくれた。総理大臣になれたのも、マリエのおかげだ。 マリエの死は悲しかったが、それ以上にショックだったのは、 彼女がヴァルヴレイヴに乗っていたこと。 ヴァルヴレイヴの所為で命を散らせたこと。 そしてハルトも、そうなっていたかも知れないこと。 マリエのことを考えていた筈なのに、気付くとハルトのことを考えてしまう。 「ハルト…」 思い浮かべるのは、幼い頃から、ずっと一緒に居てくれた男の子。 けれどその笑顔を、優しさを、わたしは自ら捨ててしまった。 今のわたしは、後悔と懺悔を繰り返す、愚かな女。 「ああ、ハルト」 でも、胸の内には、まだ未練が残っている。 ハルトに愛されたいと思っている、そんな資格なんて無いのに。 「うぅん」 だからわたしは、浅ましくも求めてしまう、空想上の、思い人を。 パジャマの前をはだけると、自分の胸を手で包む。ハルトなら、どう触ってくれるだろう? 優しく揉んでくれるだろうか? 「うくっ、うん」 左の手のひらで乳を揉み上げながら、指で乳首をつまむ。 ハルトなら、優しく啄んでくれるかな?それとも舐めてくれるかな? 「ああ、ハルトォ」 我慢できずに、右手をパンティの下、私の性器へと伸ばす。薄い茂みの先、既にそこは、 湿り気を帯びていて、わたしの指が来るのを待ちわびている。 「ああ、入れて、ハルト」 妄想のハルトを受け入れるように、自分の指を割れ目に差し込む。 くちゅ 既に濡れているわたしの秘裂は、わたしの指を受け入れる。 『ハルトに、入れてほしい』 そう思うとたまらず、わたしは指をうごめかせる。人差し指で襞をなぞり、中指で中を かき回す。そして、中指を差し込みながら、親指と人差し指で、肉芽を摘む。 「そこっ、ハルト、あはぁ」 胸を揉む左手にも、力が入ってくる。右胸と左胸を交互に揉みながら、わたしの劣情を 引き出していく。 右手の指は1本では足りず、中指に薬指を添えて、浅いところと深いところ往復するよ うにかき回す。 粘りつくわたしの液が、秘裂から指に、指から襞にと広がる。 そして、指先がわたしの大切な膜に届く頃 「ハルト、いくぅ!」 わたしは、絶頂を迎える。 「ハルトオオ!」 『また、しちゃった』 わたしは、何度目か分からないため息をつく。 けっして叶うことの無い願い。 けっして届くことの無い思い。 なのにわたしは、ハルトを求めてしまう。 わたしは、罪人なのに。
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254 :【ハルトxショーコ】罪と罰と償いの絆 5[sage]:2014/04/13(日) 18:54:44.90 ID:c6htrF2o - −−−−
「ハルトー!」 ハルトが帰還したとき、わたしはただただハルトにすがりついた。 総理大臣とか代表とか、そんなの関係ない。ただハルトに謝りたかった。 「ハルト、ごめんなさい、ハルト!」 それは、何度謝罪しても、赦されない罪。 どれだけ詰られても、どれだけ責められても、償いようのない過ち。 それでもわたしは、ただ謝るしかなかった。 「…ごめん、ショーコ。」 けれどハルトは、わたしを責めなかった。 なんで?なんでハルトが謝るの? わたしは、叱ってほしかった。罵ってほしかった。それが当たり前、わたしの犯した罪、 ハルトを裏切ったわたしに対する、相応の罰。 わたしは、罰を受けたかったのだ、罪を償うために。 ハルトは優しい。きっとわたし達を理解し、赦してしまうだろう。でもそれではダメ。 ハルトの好意に甘え、わたしの罪をなかったことにしてしまうこと、それは、ハルトの 苦悩を無にしてしまうこと。 それは同時に、わたしの中で、わたしの罪が、永遠に赦されないということ。 なのに、ハルトは… 「…なにも憶えていないんだ。」 現実は、どこまでも残酷だった。 −−−− 「まだ補充していないのか、指南ショーコ。」 二度目の発作は、運悪くエルエルフの目の前で起きた。 執務室に入る直前、胸が締め付けられるように苦しくなり、扉が開いた途端、 エルエルフの首筋に噛み付こうとしていた。 椅子の足に躓かなければ、そのままエルエルフをジャックしてたことだろう。もっとも、 彼に噛み付ければの話だが… 頭を振って立ち上がると、エルエルフが蔑むような視線で睨み付けている。 「なぜ補充を拒む、指南ショーコ。」 わたしは答えない、答えられない。 エルエルフはそんなわたしをつまらなそう睨むと、独り言をつぶやいた。 「繰り返される発作と抑制、 機能停止するヴァルヴレイヴ各機、 再契約と発作の解消、 崩壊を始めた時縞の記憶、 記憶を失い死亡した、野火マリエ、 導き出される結論は、リミッターの解除!」 なんだ、質問する前から分かってたの? 「お前は、記憶が消えることを期待しているのか?指南ショーコ。」 わたしは沈黙する、この場合の沈黙が何を意味するか、わたしにだって分かる。 「それが、お前なりの”贖罪”なのか…」 またも言葉に詰まる。エルエルフに、この男に隠し事なんてできない、 そんなの、分かってたことじゃない! 「…ならば、協力してやろう。」 言うが早いか、エルエルフは拳銃を抜き放ち、 「え?!」 ターーン! 軽い銃声が、聞こえ…
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255 :【ハルトxショーコ】罪と罰と償いの絆 6[sage]:2014/04/13(日) 18:57:14.42 ID:c6htrF2o - 「うっ!」
気が付くと、天井を見上げていた。 頭が、痛い。 視界が、霞む。 目の前が、薄赤く染まっているよう。 わたしは身体を起こす。どうやら仰向けに倒れていたようだ。 鼻の上辺りが、何かぬめぬめする。左手の甲で拭うと、赤い血が付いていた。 「わたし、何?」 分からない、わたしがなぜ倒れているのか。 分からない、わたしがなぜ血を流しているのか。 わたしはあの時、確か銃声を聞いて… 「はっ!」 わたしの前に、銃を構えるエルエルフが立っていた。 「どうした、指南ショーコ。」 「い、いやぁ」 わたしは、エルエルフに撃たれたのだ。 「衣服に血糊が付かないよう、頭を撃ったんだがな。」 「な、なんで!」 わたしはパニクってた。なんで?なんでわたしが撃たれるの? 「カミツキがヘッドショット程度で死なないことは確認済みだ。」 「そうじゃなくて!」 思わずわたしは叫んでいた。何故か、不条理だと感じた。 「…カミツキは、その肉体の再生にルーンを消費する。 つまり、肉体の損耗が激しいほど、ルーンは枯渇し、発作は起き易くなる。」 それは、理屈だ、だからといって。 「まだ、発作が起きないようだな。」 ターーン! 再び銃声が… 気が付くと、天井を見上げていた。 頭が、痛い。 視界が、霞む。 目の前が、薄赤く染まっているよう。 わたしは身体を起こすと、そのままドアまで駆け出した。 この男はたぶん、何度でもわたしを殺すだろう。 怖かった! ただただ、エルエルフが怖かった。 ピッ! 「…俺だ。」 エルエルフが携帯を使ってる隙に、わたしは振り向きもせずに外に駆け出す。 −−−− 気が付いたら、こんなところに来ていた。 執務室を飛び出し、校庭を駆け抜け、とにかく、少しでも校舎から遠いところへと走ってきた。 本当は、逃げちゃだめだったのに。 わたしの望みをかなえるためなら、痛くても、辛くても、発作が起きるまで、エルエルフに殺され続けるべきだった。 けど、出来なかった。 わたしはまた、自分の身可愛さに、逃げてしまった。 わたしには、度胸も根性もない。あるのは、身勝手さと我侭だけ。 自分勝手にカミツキになって、自暴自棄で記憶を消そうとして、自分可愛さで逃げ出した。全てわたしの身勝手。 「まったく、勝手よね、わたし。」 わたしは薄ら笑いを浮かべる。今は、自嘲するしかなかった。
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256 :【ハルトxショーコ】罪と罰と償いの絆 7[sage]:2014/04/13(日) 18:59:39.46 ID:c6htrF2o - そしてたどり着いたのが、ここ。
「伝説の祠、か」 ここは、わたしとハルトの分岐点。 両思いになれるはずのこの場所で、わたしとハルトは道を違えてしまった。 ハルトはわたしを、みんなを守る道を。 わたしは、ハルトと並び立つ道を。 ハルトに並び立とうとして、総理大臣になった。 みんなを守ろうとして、各国代表と交渉し、サミット開催にまでこぎつけた。 けれど、全部無駄になった。 わたしは、マギウス達に騙されて、ハルトを裏切った。 わたしが、ハルトを信じられなかったから、みんなが、多くの人が犠牲になった。 犬塚先輩、山田君、その他たくさんの学園の仲間たち。 そしてわたしは、ハルトを、いや、ハルトの中のわたしを失った。 今のハルトは、ただの友達。 小さいときからの思い出も、何も残っていない。 わたしのことも、ただのショーコというクラスメイト。 それでも、ハルトが生きていてくれて良かった。それだけでよかった。 それ以上はもう何も、望むべくもないのに。 「うっく!」 自然と、涙が溢れてきた。もう泣かないって決めたのに! 「うあああぁ」 草むらにしゃがみ込むと、わたしは押さえきれずに泣き出していた。 「ショーコ!」 階段を上がって、ハルトが駆け寄ってくる。 こんなところ、ハルトに見られたくない! でも身体は言うことを聞かず、ただ震えて座り込んだまま。 「エルエルフから聞いたよ。」 さっきの携帯は、ハルト宛だったの?。 「あの、僕が言っても説得力がないけど、ショーコが負い目を感じる必要、ないから。」 ハルトは優しく語り掛けてくる。 「悪いのは僕なんだから。」 「ハルトは悪くない!」 そう、ハルトは悪くない、悪いのはわたし。 ハルトを信じ切れなかった、わたしの罪。 「僕が、カミツキのこと話さなかったから…なんだろ?」 ハルトは、あのときのことを憶えていない、わたしがハルトを売り渡したときの事を。 「違うの、違うのよハルト。」 ハルトが話してくれなかったから、信じられなかったんじゃない。わたしはあのとき、 ハルトをハルトと認められなかった。 たった一つの約束を、あの屋上で語った思い出を忘れていたから、それだけの理由で。 なのに、ハルトはわたしを責めない。誰もわたしを責めない、 わたしは総理大臣なのだから、皆の責任を負うはずなのに。 学園内の対立を誤魔化すために、責任がうやむやになっていたから。 「わたしは、罰を受けなくてはならないの!」 誰も、わたしを罰してくれない。だから、自分で自分を罰しようとした、 わたしの一番大切な、ハルトとの思い出を消すことで。 カミツキになれば、何れ記憶を失う。それはとても怖いこと。 記憶が壊れていく恐怖を、ハルトはどうやって乗り越えたのだろう? ハルトは、わたし達のために全てを捨てた。 わたしも、全ての記憶を失えば、ハルトと同じ場所に立てるかな?
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257 :【ハルトxショーコ】罪と罰と償いの絆 8[sage]:2014/04/13(日) 19:01:59.75 ID:c6htrF2o - 「ショーコ、僕は…」
逸らしていた視線を上げ、目の前のハルトを見る。ハルトは、泣いていた。 「なんで?」 なんでハルトが泣く必要があるの?わたしが、我侭言ってるだけなのに。 「僕のこと、忘れてほしくないんだ。」 それはハルトの望み。全てを失ったハルトの、最後の望み。 「僕はみんな失ってしまったけど、ショーコとの思い出も無くなってしまったけど、 だから、忘れてほしくないんだ!僕が僕だったことを。」 「そんなの、辛いよ…」 わたしは辛うじて、言葉を紡いだ。 わたしは憶えている、ハルトとの約束、ハルトと通った道、ハルトと学んだ教室。 なのにハルトは憶えていない。わたしだけが知っている、ハルトの過去、ハルトとの思い出。 ハルトが忘れてしまったそれら思い出を、全部背負えというの? ハルトは忘れてしまってるのに! 「ショーコには、辛いと思うけど、これは僕の我侭だから。」 涙目のハルトの顔に、あの真剣な表情が浮かぶ。 あまり自己主張しないハルトだが、それでも譲れないものがあるとき、あの表情をする。 記憶をなくしても変わらない、ハルトの表情。 頑として受け付けない、そのための意思表示。 忘れさせてもくれない。一生、罪の意識に苛まれ続けなければならない。けど… 「それが、償いになるの?」 ハルトが望むのなら、それは受け入れたい、否、受け入れなければならない。 ようやく分かった、わたしは罰を受けたかったんじゃない。罰を受けることで、罪の意識を誤魔化したかったのだ。 わたしの罪は一生消えないもの。一生かかって償わなければいけないもの。 一生、罪の意識に苛まれること、それ自体が、罰。 けどわたしは、より楽な道を選んでいた。 記憶をなくすことで、罪の意識を忘れようとしていた。 なんて、なんて身勝手なわたし! 「ほら、涙を拭いて。」 ハルトはハンカチを取り出すと、顔を拭ってくれた、涙と血糊で薄汚れた、わたしの顔を。 そっか、わたし、撃たれたんだっけ。 そのとき 「くっ!」 わたしの胸に、締め付けるような痛みが奔る。前には、前かがみになったハルトの涙ながらの笑顔。 そして、わたしは…
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258 :【ハルトxショーコ】罪と罰と償いの絆 9[sage]:2014/04/13(日) 19:04:07.06 ID:c6htrF2o - 「うん?」
気づくと、唇にやわらかい感触がある。目の前には、少し傾げたハルトの顔、そして… 『わたし、キスしている!』 ハルトの唇が、わたしの唇を塞いでいる。 わたしの、ファーストキス。 ハルトとの、ファーストキス。 ハルトの唇が、啄ばむようにわたしの唇をなでる。それだけで、脳の芯に痺れが奔る。 わたしは思わず、舌先を伸ばして、ハルトの唇を舐める。 それが合図になったのか、ハルトも舌を伸ばして、わたしの唇を割ってくる。 二人の舌を互いに絡め合い、口腔を擦り合う。それを、息苦しくなるまで続ける。 唇を離したとき、わたしの身体は、すっかり力が抜けていた。頭が蕩けて、何も考えられなくなっていて、 わたしはそのまま、草地に倒れこんだ。 わたしを支えようとしたハルトは、そのまま覆いかぶさる格好になる。 これって、この格好って… ハルトに、押し倒されているみたい。 「ショーコ…」 目の前のハルトが、心配そうに覗き込んでいる。さっきの、発作の所為だろうか? 「ハルト、わたし…」 「ショーコ、あのっ」 お互いに、声を掛けようとして、言葉に詰まる。ハルトの顔が、何故か赤らんでいく。 その時、初めて気付いた、ハルトのネクタイが緩み、シャツのボタンが2つ3つ飛んでいるのが。 『えっ?』 さっきまでは普通の服装だったのに… もしかして、これも発作の所為? わたしが暴れた所為で、ハルトの服が乱れてしまった… わたし、ハルトを襲おうとしたの? 今は、押し倒されている格好だけど、もしかしたら、わたしがハルトを押し倒していたかもしれない… 「ショーコ!」 わたしが、混乱する頭を整理している合間に、ハルトが話しかけてくる、 何故か、場違いなほど真剣な表情で。 「…僕も、オトコノコなんだ。」 そう言うと、わたしの胸に右手を当ててくる。ブラウスを避け、ブラジャーの上からわたしの胸を掴む。 ハルトの服だけじゃない、わたしのブラウスも胸元が肌蹴ていて、ブラが覗いていた。 『まるで、わたしが誘っているみたい。』 そう意識すると、急に顔が火照ってくる。 けれど、胸に手を当てたまま、ハルトは動かない。そう、こんな状況になっても、ハルトはわたしを気遣ってくれている。 「…いいよ、ハルトになら…」 わたしは、かすかに呟く。 本当は違う、今すぐにでもハルトに抱いてほしい。けれど、まだわだかまりもある、 わたしに抱いてもらえる資格が、愛される資格があるのか?と。 ただ、ハルトがしたいのならば、わたしは喜んで全てを捧げる。 弄ばれてもいい、捨てられてもいい、ハルトが望むこと、全部叶えたいのだから。 「ショーコ…」 そうしてハルトは、再び口付けをしてくれる。 ゆっくりと唇を重ねると、ハルトが、舌を伸ばしてくる。 わたしも舌を伸ばして、ハルトの舌と絡める。お互いの口の中に舌を伸ばし、口腔を舐め合う。 キスの最中からハルトの右手が、ブラ越しに左の胸を揉み始める。 最初は鷲掴みにされたみたいで少し痛かったが、徐々に周りから胸を揉みあげるようにしてくれる。 「くふっ」 口内の蕩ける感触と胸から昇る快感に息を漏らしたことで、いったんわたし達のキスは中断する。 ハルトの唇から引く糸は、わたしの唇からあごへと落ちていく。
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259 :【ハルトxショーコ】罪と罰と償いの絆 10[sage]:2014/04/13(日) 19:07:18.50 ID:c6htrF2o - 『ハルトが、キスしてくれた…』
もうそれだけで、天にも昇る気持ちだった。 さっきみたいな、発作による事故じゃない。 ハルトが、わたしを求めてくれる。 ならばわたしも… ハルトが揉んでいる左の胸に自分の左手をあてがう。 それは制止の意味、だけど本当は直に触ってほしいから。 フロントホックを外すと、ブラをずらす。それで、わたしの二つの胸が、ハルトの眼前に晒される。 ごくっ! ハルトが生唾を飲み込むのが分かった。 『わたしの胸、どうかな?』 問いかけるまでもなく、ハルトは胸に吸い付いてくる。 赤ん坊のように乳首をしゃぶる、唇で啄ばむ。舌先で転がすように舐める。 「はうぅん!」 そして胸の谷間に頬ずりしながら、乳輪を嘗め回す。 今まで感じたことのない快感、 『自分でするときより、キモチイイ…』 思わず、ハルトの頭を抱きしめる。もっともっと、弄ってほしい、舐めてほしい。 ハルトは右手で胸を揉みしだきながら、唇と舌で乳首を攻める。 「くうぅん、ハルトォ…」 そんなハルトの攻めを感じながら、わたしは思う、 こんな幸せなこと、あってもいいの? わたしは、ハルトを売った女。 わたしは、ハルトを拒んだ女。 そんなわたしが、ハルトに抱かれて、こんな幸せな気持ちに、なっていいの? 答えは、ない。 今はただ、流されるまま、ハルトのために尽くそう。 「あはっ!」 つい甘い声が漏れてしまう。 ハルトが求めてくれるなら、わたしは全てを捧げられる。 スカートに手を掛けるとホックを外し、腰から腿までずり下げる。 胸をこねていたハルトも、わたしの動きに気付いたようだ。 身体を起こすと、スカートを脱ぐのを手伝ってくれる。 身体を横にずらし、わたしの両足を持ち上げるとスカートを引き抜く。 そして横向きになったハルトの前に、わたしの下肢が、少し湿ったパンティが晒される。 「ショーコ…」 ハルトは足元に近づくと、左足を持ち上げ、腿に口付けをする。 そして、徐々に上のほう、わたしの秘所に向かって唇を這わせてくる、ときに啄ばみ、ときに舐めて。 そしてハルトの口先が、わたしの谷間を覆う布の前まで来る。 わたしの中からは蜜が湧き出て、パンティに薄っすらとシミを作る。そのシミの上に、ハルトの唇が重なる。 「ふわっ」 布越しに伝わる感触に、思わず声を上げる。唇を離すと、ハルトはパンティに手を掛ける。 ハルトはゆっくりと、蒸れたパンティを下ろしてゆく。わたしの中の、雌の匂いがひろがってゆく。 ハルトはまじまじと、わたしの恥ずかしいところ見つめている。そして… ぴちゃっ ざらついた感触が、左の襞をなぞる。 「ひあぁぁん」 ハルトが、わたしのあそこを、いやらしいところを、舐めあげている。 「ハルト、そんなところ…」 わたしの言葉など意に介さず、ハルトは秘部を嘗め回す。わたしの秘裂に舌を浅く差し 込むと、中から湧き出す蜜を、左右の襞に舐め広げる、びちゃびちゃと音をたてながら。 『わたし、気持ちよくなっちゃう!』 ハルトに尽くしたいと思っているのに、これじゃアベコベだ。けれど、どうやって尽くせば… 不意に、左足を持ち上げていた手が離れる。ハルトは、自分のベルトに手を掛けていた、 そして、一気にズボンを下ろす。 ズボンを脱いだハルトの下肢から、肉の塊が突き出ている。
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260 :【ハルトxショーコ】罪と罰と償いの絆 11[sage]:2014/04/13(日) 19:10:26.93 ID:c6htrF2o - 『これが、ハルトのおち○ちん』
以前に、無修正ビデオを見たことがあるけど、それと同じものが、ハルトの股間についているなんて… びくびくと脈打つ肉塊は、とても同じ生き物の一部とは思えない、グロテスクな姿をしていた。 『あれが、あんなものが、わたしの中に入るの?』 それはやっぱり、ちょっと怖い。 ハルトのものだとは分かっているけど、初めてなんだから、怖いものは怖い。 「ショーコ…」 ハルトが声を掛けてくれる。ハルトが、わたしを心配しているときの声だ。 わたしの怯えが、伝わってしまったの? 「わ、わたしは大丈夫だから…」 あわてて笑顔で取り繕う。本当は大丈夫じゃない。 けど、ハルトのものが思ったより立派すぎて、怖くなったなんて言えない。 「ハルトの、したいようにして。」 それだけ言うのが精一杯だった。 ハルトは再び正対すると、わたしの足を開いて身体を割り込ませてくる。 思わず、足を閉じそうになるけど、なんとか力を抜いてハルトを受け入れる。 わたしの割れ目に、熱くて硬いものが押し当てられる。 「ショーコ、いくよ…」 そこで一旦、ハルトの動きが止まる。あくまで、わたしを気遣ってくれる。 「うん!」 わたしは小さくうなづく。そして、 「むっ!」 「くっ!」 ハルトの肉塊が、わたしの秘所に入ってくる。 愛液で濡れてる筈なのに、わたしの秘所からは、鈍い痛みと圧迫感が伝わってくる。 『痛い、やっぱり痛い。』 声を漏らしそうになるのを必死で抑える。 わたしはハルトに尽くすと決めたのに、こんなことでハルトを気遣わせたくない。 いまのわたしにできることは、精一杯の笑顔でいること。たとえ涙を流しても… あれ、わたし、泣いてるの? 痛いから?苦しいから?ううん、違う。 きっと、ハルトと繋がっているから… そして、 びちっ! 身体を切り裂くような痛みが、脳髄へと駆け上がってくる。
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261 :【ハルトxショーコ】罪と罰と償いの絆 12[sage]:2014/04/13(日) 19:12:14.47 ID:c6htrF2o - 「きいぃ!」
さすがに、声を出してしまった。痛い、イタイ、いたい。 ハルトのものが、わたしの初めてを貫いた。 わたしの、初めて。 ずっと捧げたいと思っていた、わたしの処女。 股間から、おなかの奥から、鋭い痛みがわたしを苛む。 けれどわたしは、もっと別のもので胸が一杯になる。 「うっ、うわあああああん。」 抑え切れなかった。ハルトがわたしの処女を奪ってくれた。 それだけで、こんなに嬉しいなんて! 「ショーコ!大丈夫か?」 ハルトはやっぱり気遣ってくれる。身体を、腰を引こうとする。 「ちがうの、痛いからじゃないの。」 本当は痛いのもあるけれど、それだけじゃない。 「嬉しいの、わたし、嬉しいの!」 想いが言葉に紡がれる。隠す必要もない、本当の気持ち。 「わたし、ハルトにあんな酷い事したのに、 あんな酷い事言ったのに。 絶対赦してもらえないと思っていたのに!」 わたしの中の自責と後悔があふれ出る。 「なのに、ハルトに抱いてもらえるなんて、 初めてを捧げられるなんて!」 「ショーコ」 「嬉しい、嬉しすぎるよお…」 わたしはまた泣いていた。涙も言葉も想いも、止め処もなく溢れ出てくる。 「ねえハルト、わたし変かな?」 泣きじゃくるわたしの顔に、ハルトが手を伸ばしてくる、目尻に指を当て、涙を拭いてくれる。 「これが、ショーコなんだね。」 ハルトは繋がったまま、わたしの目を見つめてくる、優しいけど、真剣な表情で。 ハルトはわたしを知らない。ハルトの中に、わたしとの思い出は残っていない。 だからこれが、ハルトにとってのわたしの全て。 ハルトとの、新しい絆。
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262 :【ハルトxショーコ】罪と罰と償いの絆 13[sage]:2014/04/13(日) 19:14:46.04 ID:c6htrF2o - 「…いいよ、動いても。」
思いの丈を吐露して、ようやく一息つく。 ハルトはその間、じっとしていた。わたしが落ち着くのを、待っていてくれた。 「ハルトに気持ちよくなってほしいから…」 本当は、まだ鈍い痛みが繰り返し上がって来ているけど、 このままじゃ、ハルトはいけないだろうし、時には、強がりも必要だから。 「うん。」 ハルトは頷くと、腰を動かし始める。 ずずっ 肉棒が中で擦れて、わたしの襞を巻き込む。 「きゃん。」 やっぱり痛い。内壁を擦られるたびに、熱いような痛みが奔り、押し広げられる鈍い痛みと重なる。 でも、ハルトに感じてほしいから、痛みに耐える。 「はっ、ショーコ!」 けどやっぱり、ハルトには分かってしまう、わたしが痛がっているのが、痛みに耐えているのが。 『ハルトは、ハルトなんだ。』 記憶をなくしたのに、わたしの仕草なんて憶えてないはずなのに、ハルトには分かってしまう。 「大丈夫、だから…」 わたしはそれでも、ハルトを促す。ハルトが求めてくれるんだから、何だって我慢できる。 「初めてで痛いのは、しょうがないんだから…」 見つめる先の、ハルトの瞳、こんな時でも、澄んだ瞳をしている。 色に溺れるでもなく、わたしのことを気遣う、優しい瞳。 ふたたびハルトは動き出す。今はただ耐えるだけ。ハルトが望むこと、全部叶えたいから。 「ふぅ、ショーコ、僕は、はっ」 ハルトな何かを言いかけて、止める、たぶんそれは、今は必要ないもの。 ハルトの想いが、ハルトの気持ちが、どこにあるのかは分からない。 けど、これだけは分かる、 ハルトが、いまこの時を、大切に思ってくれていることが。 ハルトにとって今のわたしが、新たな思い出の一幕になること、それがすごく嬉しい。 「うっ、くぅん」 だから、無様な姿は見せられない。精一杯の笑顔で、ちょっとだけ涙目だけど、 それでも今の喜びを伝えたい。 だって、本当に嬉しいんだもの! 突き上げられるたびに痛みが襲うけど、それよりも、今こうして、ハルトと繋がっている事の方が、ずっと嬉しい。 だから 「ハルト、来て!」 もっと貪欲に、ハルトを求める。 「うっ、ショーコ」 ハルトもだんだんとペースを上げてくる。 痛みも増すけれど、それとは別な感覚も芽生えてくる。 膣壁を擦る動きが、熱いハルトの脈動が、痛み以外の感覚を引き出してくる。 そう、自分で慰めていたときに感じたのと、同じ快感。 今は痛みの嵐のなかで光る、小さな灯火に過ぎないけど、 これが、ハルトによってもたらされたものだと思うと、とたんに嬉しくなってくる。 「あぁ、ハルト、ハルトォ」 痛いけど、痛いからこそ、ハルトのくれる快楽を求める。
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263 :【ハルトxショーコ】罪と罰と償いの絆 14[sage]:2014/04/13(日) 19:16:45.43 ID:c6htrF2o - 「ふぅ、はぁ、はぁ」
ハルトの息遣いも荒くなってくる。そのとき、ハルトの表情に、急に変化が現れる。 『えっ!』 ハルトの眼は血走り、顔には引っかき傷のような赤い痣が浮かんでいる。 顔に出る、赤い痣。 それって確か、発作の兆し… わたしはまだ、自分の発作を見たことがない。 だから聞いていた発作の症状も、ハルトの症状についてだけ。 『これが、ハルトの発作…』 ハルトもまた、ルーンの渇きを感じていたの? そして、わたしにも訪れる、胸を締め付ける痛みと、堪えようのない渇き。 けれど、その渇きは、別の衝動で塗りつぶされる。 おなかの奥、わたしとハルトの繋がっている所、鈍い痛みを上がるその場所から、 こみ上げてくる、熱く痺れるような衝動。 痛みも痺れも渇きも、一緒くたになって、頭の中をかき回してゆく。 そして、 「あぁ、ハルト、来る、来ちゃう!」 「はぁ、ショーコ、僕も!」 どくっどくっ! 熱い奔流が、わたしの中に注ぎ込まれる。 「はあぁぁぁん」 おなかの中に溢れてくる、熱い塊と熱い液。 それが脈動するたびに、痛みを超えた刺激がわたしの脳へと駆け上がってくる。 『ハルトの、せーえき』 熱に浮かされた様に、わたしも絶頂を迎える。 そのとき、何か暖かな光が、わたし達を包んでいるような気がした。 −−−− ハルトが精を放った後、倒れこんだ姿勢のまま、草むらから空を見上げる。 ハルトはわたしの胸の上で、浅く息をついてる。 まだ、痛みが鼓動にあわせてにじり上がってくるけど、今はそれ以上に、満ち足りた気持ちで一杯だった。 『ハルトと、Hしちゃった…』 それは、ずっと思い続けていた願い、けれど、けっして叶えられないと思っていた願い。 ハルトが帰ってきてから、ううん、ハルトを拒否してから、ずっと考え続けていた、 どうすればハルトに赦してもらえるのか、と。 けど、それは徒労だった。ハルトに赦してもらうことは、もうできない。 けど、だけど ハルトに、抱いてもらえた。 発作の衝動を口実にした、ただの事故のようなものだけど、それでも ハルトに、処女を捧げられた。 それだけで、胸の奥が暖かくなる。
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264 :【ハルトxショーコ】罪と罰と償いの絆 15[sage]:2014/04/13(日) 19:18:28.85 ID:c6htrF2o - 「うっ、ううっ」
胸の上で、ハルトがうなっている、胸元に水滴が落ちる。 ハルトが、泣いている。 「ハルト?」 ハルトの顔を覗き込むが、ハルトは顔を背けたまま呟く。 「僕には、分からないんだ、なぜこんな気持ちになるのか…」 記憶を失った、ハルトの戸惑い、それはたぶん、わたしのこと。 ハルトはわたしを知らない、そして、以前のハルトの想いも…。 わたしを抱いたことで、ハルトが罪悪感を感じているの? それは、少し寂しい。 わたしは、ハルトが好き。だけど、それを口にすることはできない。 ハルトに、気持ちを押し付けることはできない。 「…気にしなくてもいいよ。」 わたしは、努めて笑顔を作る。ハルトの負担にならないこと、それが今のわたしの務め。 「わたしとの事は、遊びでかまわないから、だって…」 「ショーコ」 「だってわたしは、ハルトを裏切ったから。」 「!」 ハルトの表情が暗くなる。何度も繰り返し話した、わたしとハルトの決別の話。 『だからわたしには、ハルトに愛される資格なんてないの!』 口元から零れ落ちそうになる、心の叫び。でも今は、それさえもハルトを拘束してしまう。 「ショーコ、でも君は…」 ハルトは、たぶんわたしを庇おうとする、記憶をなくしても、ハルトはハルトなのだから。 本当は、過去の全てを清算して、ハルトに愛されたい。けれどそれは、もう無理なこと。 あの時の過ちで、わたしは自らハルトを拒んでしまった。 『ハルトに愛されなくてもいいの、わたしは、変わらず愛し続けるから。』 そう、これは、わたしの我侭。 報われない好きでも、いいじゃないの! 「ハルトは、気にしないでいいよ。」 わたしは一生、罪を背負わなければいけない。一生、罰を受け続けなれればいけない。 遊びでも、慰みでもいい、たとえ、ハルトに愛されなくても。 ハルトが望めば、何度でもこの身体を捧げ、ハルトを受け入れる、 この、おなかの中の熱い滾りのように。 その時不意に、わたしの脳裏に浮かんだこと、 それで、もし、わたしが妊娠したら… 今までの満ち足りた気持ちが、急に萎えていく。 わたしは、ハルトのあかちゃんを生みたい。けど、ハルトがそれを望まなかったら? ハルトに隠れて、生むことができるだろうか?今のわたしに。 総理大臣としても、パイロットとしての役割もあるわたしに。 …堕ろす、しかない。 わたしは、ハルトが好き。でも、ハルトの負担にはなりたくない。 次は、ちゃんと避妊しないと…。 「…ショーコ、君はそれでいいの?」 急に落ち込んだのを心配したのか、ハルトが問いかけてくる。 その問いかけに、心が揺さぶられる。 「だって、仕方ないじゃない!ハルトは、何も憶えていないんだから!」 ハルトは、わたしの思いに応えられない、それ以前に、わたしはこの思いを伝えられない。 だからわたしの思いは、けっして報われない…
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265 :【ハルトxショーコ】罪と罰と償いの絆 16[sage]:2014/04/13(日) 19:20:45.15 ID:c6htrF2o - 「…僕には分からないんだ!なぜ、ショーコのことが好きなのか!」
「えっ?」 突然の告白に、一瞬、わたしの頭の中が空っぽになる。 ハルトが、好きって、言ってくれた。 「最後の、あのマギウスとの戦いで、僕は全ての記憶を失ってしまった。 けど、あの時、ショーコのことを、ショーコが一生懸命だったことを思い出して…」 涙ながらにハルトは語る、ハルトに残っていた最後の記憶を。 「ショーコのためにも負けられないって、そう思ったんだ!」 「なん、で?」 なんで、ハルトはわたしなんかのために戦ったの?あんな酷い事をした後なのに! 「理由なんか分からない。ただひとつ、分かっているのは…」 ハルトは眼に涙を湛えならが、わたしを見詰める。 「あの時の僕は、ショーコが好きだったんだ。」 「う、そ…」 あんな酷い仕打ちをした後なのに、ハルトはわたしのことを思ってくれていた。 何故だろう、すごく嬉しいことのはずなのに、何故かすごく悲しい。 わたしは、手に入れられるはずだったものを、自ら捨て去っていた、 ハルトの心を、ハルトの愛を。 時は戻らない、ハルトの記憶も戻らない。 「あああぁぁ」 後悔が、言葉にならないうめき声として溢れ出る。 これが、わたしの背負った罪、わたしが受ける罰。 わたしが償わなくてはならない、わたし自身の過ち。 「ごめんなさい、ハルト、ごめんなさい…」 謝るのは何度目だろう?何度謝れば赦されるのだろう? 「ショーコ!」 ハルトが心配そうに見詰めている。 さっきまではハルトが泣いていたのに、今ではわたしが泣き叫んでいる。 「わたしも、ハルトが好き!」 言ってしまった、けっして言うまいと決めていた言葉。 「ずっと前から好きだった、ずっとずっと前から言いたかった、けど…」 わたしは、自分の思いがとめられない。 「わたしは、ハルトを裏切ったから、ハルトを傷つけてしまったから…」 吐息が掛かるほど近くにある、ハルトの顔、ハルトの唇、涙に濡れた、ハルトの瞳。 すぐにでも手に入れられるほどの距離、けど、決して縮まらない距離。 「わたし、ハルトに謝りたかった、赦してもらいたかったの、けど…」 けれどハルトは、昔のハルトは、もういない。 今のハルトは、わたしの罪を知らないから、ハルトは、優しすぎるから…。 「わたしは、誰に謝ればいいの?」 結局わたしは、誰からも赦されない…
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266 :【ハルトxショーコ】罪と罰と償いの絆 17[sage]:2014/04/13(日) 19:22:58.70 ID:c6htrF2o - 「…ごめんショーコ。」
『優しい』ハルトは、それでもわたしを庇おうとする。 「なんで、なんでこんなときまで謝るのよ!」 わたしの見つめる先、ハルトの瞳は、涙を流しながら、それでも優しげに光っている。 「過去に囚われたいたのは、僕の方だったんだね。」 「えっ!」 ハルトの言葉が、理解できなかった。過去を忘れてしまったはずの、ハルトの過去? 「…ショーコと一緒にいれば、昔の僕が、取り戻せるんじゃないか?って。」 「あっ!」 『僕が僕だったこと』 ハルトの願い、ハルトが知りたがっていたこと。 「ショーコには、辛い思いをさせると分かってた。 でも、ショーコといれば、昔の僕が、ショーコとの絆が、取り戻せるんじゃないかと思っていたんだ。」 わたしは、改めて思い知らされる、わたしが失ったものを。 わたしは、こんなにもハルトに想われていたんだ。 「けど、間違ってた。僕はもう、元には戻れないんだ…」 寂しそうに微笑むハルト。 「そんなことない!ハルトは、ハルトだよ!」 それだけは間違いない、だってハルトは、こんなにも優しいんだから。そして… 「いいんだ、元に戻れなくても、自分の、今の気持ちが分かっただけで。」 「ハルト…」 「やり直そう、はじめから。」 ハルトはそう言うと、涙を振り払って見つめてくる、あの譲れない思いを秘めた、真剣な眼差しで。 …そう、ハルトは、こんなにも強い意思をもっているんだから。 「でも、わたしは何も償っていない…」 やり直す、ハルトと二人で。なんて甘美な誘惑だろう。 でも、わたしは何もしていない。ハルトになにもしてあげられない。 処女を捧げたのだって、わたしの願い。 なのにハルトは、わたしを赦すというの? 「それじゃ、ダメ!」 わたしは、わたしを赦せない。 「わたしは、やり直さない。わたしは、変われない。だって…」 さっき心に誓ったばかりじゃない!一生、罪を背負っていくって。 「わたしは変わらず、ハルトのことが好きなんだから!」 「それでいいよ、ショーコ。」 ハルトは、涙を拭って微笑んでくれる。 そこにいるのはたぶん、新しいハルト。 過去に決別し、信じる未来を目指す、力強い意思で。 だけどやっぱり、ハルトはハルト。 わたしは、ハルトの過去を担おう。嘗てのハルトが、今のわたし達に何を残してくれたのか、 それをハルトに伝えよう。 それが、わたしの償い。 古いハルトと新しいハルト。どっちも、ハルトなんだから!
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267 :【ハルトxショーコ】罪と罰と償いの絆 18[sage]:2014/04/13(日) 19:25:06.90 ID:c6htrF2o - そして、どちらともなく、再び唇を重ね合わせる。ハルトとの、3度目のキス。
やっと、やっと繋がった、身体でなく、心が。 わたし達は遠慮なく唇を貪る。唇を啄ばみ、舌を絡め、口腔を、歯茎を嘗め回す。 キスを続けながら、ハルトの右手がわたしの胸を揉みしだく。 「ふぁあ」 思わず吐息が漏れる。名残惜しそうに伸びる二人の唾液。ハルトは唇を離したけど、キ スをやめるつもりはないみたい。唇からあご、首筋、鎖骨へとキスの雨を降らせていく 「ああ、ハルト…」 わたしは、ハルトの胸元に手を伸ばす。わずかに残ったボタンを外し、下着をたくし上 げると、意外としっかりした胸板が覗く。 『男の子も、乳首で感じたりするのかな?』 ハルトの乳首を撫でようと、手のひらを胸に押し付ける。指の谷間で乳首を挟むと、手のひらを回すように胸を擦る。 「うぅ!」 ハルトは感じてくれたのか、くぐもった声を漏らす。 そんなわたしの行動に対抗してか、 「くん!」 ハルトの唇が、わたしの右の乳首をくわえ込む。 唇で啄ばみながら、舌先で転がされると、甘い刺激が胸から這い上がってくる。 それでも、もっと強い刺激がほしいから 「…噛んでも、いいよ」 わたしは、ハルトにお願いする。 ハルトは、乳輪を嘗め回しながら、答える。 「ん、噛んじゃだめだって…」 そうだった。わたし達はカミツキ、噛み付くことで、相手の身体をジャックしてしまう。 『甘噛みもできないの…』 ちょっとだけ残念。でも、ハルトは、わたしを感じさせようと、舌と唇で乳首を弄り回してくれる。 『なんだか、ハルトに気持ちよくしてもらってばっかり。』 わたしだって、ハルトを気持ちよくしたいのに! ハルトの胸から背中に手を回しならが、どうやったらハルトを感じさせらるか考える。 『やっぱり、アレよね?』 今は陰になって見えない、ハルトの男根。 あれに手を伸ばせば…と思うけど、小柄なわたしでは、手が届かない。 今は、背中を撫で回すのが精一杯。 胸を揉んでいたハルトの右手が、おなかの上を滑っていく。目的地はたぶん… 「ひぁ!」 わたしの秘所、ハルトの精を受け、今も中から愛液がにじみ出ている、わたしのいやらしい所。 ハルトは身体を右側にずらすと、斜め下からわたしに覆いかぶさる。右手は秘所に、左 手は右肩から背中に。そしてその唇が、右胸から左胸に移る。 「あん!きもちいぃ。」 右手の愛撫で硬くなっていた乳首は、唇で啄ばまれただけで感じてしまう。 ハルトの右手は、まだ秘唇の上を撫でるだけだけど、わたしの中からは、愛液と精液があふれ出てくる。 『今の体勢ならば…』 わたしは、おずおずと右手を伸ばす。身体が斜めになった分、たぶん近づいてるはず。 …そしてわたしの右手が、熱くて固い肉棒にたどり着く。 『これがハルトの…』 びくびくと脈打つ肉塊を、やんわりと握る。目で見たときより、手で触れたときのほうが、より大きく感じるなんて。 これが、わたしの中に入ったというの? 「うっ、ショーコ」 軽く握りこむと、ハルトが上ずった声を上あげる。痛かったのかな? 「ご、ごめんなさい!」 「ううん、その、驚いただけだから」 よかった、ハルトを痛がらせたわけじゃなかった。わたしは少しずつ、一物を擦り上げる。 『こんな感じでいい?』 そう問いかけるより先に 「きゅん!」 ハルトの指が、わたしの秘裂に挿し込まれる。
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269 :【ハルトxショーコ】罪と罰と償いの絆 19[sage]:2014/04/13(日) 20:42:04.15 ID:c6htrF2o - 「はぁ、ハルトォ…」
ハルトの指が、濡れそぼった秘裂をぐちゃぐちゃにかき回す。 胸のような甘い刺激でなく、しびれるような感覚が上ってくる。 わたしも負けじと、右手を動かす、少しでもハルトに、感じてもらいたいから。 …といっても、どうすればいいのか、よく分からない、上下に擦ればいいらしいけれど、力加減とか、往復する速さとか。 とにかく感じて欲しいから、懸命に擦りあげる。 「シ、ショーコ!もぅ、僕は…」 「いいよ、か、掛けても」 ハルトも感じてくれいる。このまま射精されてもいい。でもハルトは 「うん、それじゃあ、もう一度」 そういうと秘所を弄るのをやめ、わたしの右手を優しく外す。 身体の向きを直すと、わたしの足を押し広げようとする。 やっぱり、入れる方がいいんだよね? 「ショーコ、力を抜いて。」 わたしはあわてて足の力を抜く。ハルトはしゃがみ込むと、男根を秘裂へと押し当てる。 今度は2回目なんだから、前より痛くないよね、あそこだって、よく濡れているし。 「…いくよ。」 「うん!」 今度は、流されるんじゃない、わたしも、ハルトと繋がりたいから。 そして、ハルトはゆっくりと、一物を押し込んでくる。 『やっぱり、キツイ?』 十分に濡れてるはずなのに、わたしの膣はハルトのものでギュウギュウになっている。 重い圧迫感が鈍痛となって湧き上がってくる、そして… ぶちっ! 何かが裂けるような痛みが脳髄へと駆け上ってくる。 「きいぃぃ!」 ナニ、コレ?イタイ! ちょっと、初めてのときと、同じくらい痛いじゃない。 「ショーコ!」 ハルトが心配そうに声を掛ける、やっぱり、痛いのがわかってしまうから。 「だ、だいじょうぶ。」 口では言うけれど、全然大丈夫じゃない。 引き裂かれるような鋭い痛みと、押し広げられる鈍い痛みとが交互に襲ってくる。 2回目なのに、全然楽になっていない。 「2回目じゃ、まだ慣れないのかなぁ。」 とりあえず苦笑いを浮かべ、泣きそうな痛みに耐える。初めての時だって我慢できたんだもの、今だって我慢できる。 「それより、ハルトはどう?」 痛みを紛らわすために、ハルトに話しかける。 「えっ、あ」 ハルトはキョトンとした表情を浮かべる。 わたしから、質問されるとは思ってなかったのだろう。 「わたしのなか、きもちいい?」 「ああ、暖かくて、きつくって、ってそうじゃない!」 流石に誤魔化せないか、ハルトは腰を引こうとする。 「待って!」 ハルトの手を取り、引き留める。 「このまま、続けて…」 「でもショーコ、まだ痛そうだし…」 やっぱり、ハルトは優しい。 「でも、痛いのでやめたら、何時までも気持ちよくなれないし…」 わたしだって、もっと気持ちよくなりたい。だから、ここで止めるなんていう選択はない。 それに… 「ハルトだって、気持ちよくなりたいんでしょ?」 今ハルトに動かれると、痛みで泣き出してしまいそうだけど、ハルトに喜んでもらえること、その方がずっと嬉しいから。 「だから、このまま続けて。」
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270 :【ハルトxショーコ】罪と罰と償いの絆 20[sage]:2014/04/13(日) 20:43:31.81 ID:c6htrF2o - 「…うん。」
ハルトは覚悟したように頷くと、ゆっくりと腰を動かし始める。 痛くないよう、わたしを気遣っての動きだけど、あまり効果はない。 やっぱり、痛い。 「うぐっ、くっ!」 引き裂かれる痛みに声を抑え切れず、小さな悲鳴が漏れてしまう。 「ショーコ、やっぱり…」 ハルトは肉棒を差し込んだまま動きを止める。 やっぱりハルトはハルトなんだな。こんなときでも、自分よりわたしのことを気遣ってくれる。 「だいじょうぶ、ちょっと声が出ただけ。もう、そんなに痛くないし…」 わたしは強がって、痛くないふりをする。 ハルトに気持ちよくなってもらいたい、そのためには、今は我慢するしかない。 「…」 ハルトは何も言わず、繋がったまま唇を重ねてくる。 「…ん! そのままわたしに覆いかぶさると、背中に手を回し、強く抱きしめてくれる。 わたしも、ハルトのわきの下から背中に抱きつく。 上と下とで繋がったまま、抱きすくめられている。 背中を擦る感覚と、唇を啄ばまれる快感とで、だんだんと痛みが治まってくる。 少し息苦しくなって唇を離すと、今度は顔を寄せて頬ずりをしてくれる。 「はぁ、ショーコ」 そうしてハルトは、またゆっくりと抽挿を再開する。まだ痛いけど、これなら我慢できる。 「はうぅ、ハルトォ」 ハルトの胸で乳首が擦れて、ちょっと気持ちいい。 わたしを庇って、痛みを減らそうとして、全身でわたしを愛撫してくれる、そんなハルトの優しさが、心を満たしてくれる。 痛いけど、嬉しい! 痛いけど、気持ちいい! 痛いけど、大好き! わたしも段々と感じてくる。さっきと同じしびれるような快感、突き上げられる度に、おなかの置くかが湧き上がってくる。 うねるような快楽の波、それらが痛みの信号と混ざって、頭の中をかき回していく。 「ああ、ハルト、ハルト!」 「うぅ、ショーコ、もう…」 ハルトの動きが速くなる。腰が跳ね上がるほどに衝かれ、わたしの身体も絶頂へと誘われる。そして… 「はぁぁ、ハルトォオオオ!」 「うくっ!」 どくん、どくん、とくん。 ハルトの精が放たれると同時に、わたしも絶頂の波に流されていく、おなかの中から湧き上がる、あの熱い奔流に。 「はあぁぁぁぁぁぁ!」 そして、何か暖かい光に包まれながら、わたしの意識も、絶頂に飲まれていった。
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271 :【ハルトxショーコ】罪と罰と償いの絆 epilogue[sage]:2014/04/13(日) 20:46:58.92 ID:c6htrF2o - −−−−
「本日は遠路はるばるモジュール77にお越しいただき、ありがとうございます。」 そして、会議の日が訪れる。 かつてのサミットの会場となった咲森学園の体育館に、ドルシア、ジオール、そしてモジュール77の代表が集まった。、 ここでは、ドルシア王党派を中心としたレジスタンスの指導者達、 旧ジオールの官僚達を中心としたジオール暫定政権、 そして、わたしたちモジュール77の政府関係者が、一同に会している。 ドルシア内部ではまだ総統派の抵抗が激しく、統一までには時間がかかるらしい。 旧ジオールにしても、一部地域が総統派の部隊に占拠されており、完全な独立回復にはまだ関門が残されている。 しかし、このタイミングでドルシア新政府とジオール政府の高官との会合を設けることは、 世界に対して両者の正当性をアピールし、戦後の問題処理を円滑に行うための下準備をする意味がある。 そして、両政府の代表を招くことにより、わたし達モジュール77が、 何れの領土にも属さない独立国であることを、内外に宣伝する効果もある。 この会議で、わたしたちモジュール77は、旧ジオールとは異なる、新たな独立国としての建国を宣言する。 この会議は、わたし達カミツキと、人類との共存の第一歩なのだ。 「会議に先立ち、皆様にご報告しい事があります。」 わたしは、出席者一同に挨拶している。そして、ここからが本題だ。 「わたくし指南ショーコは、ヴァルヴレイヴのパイロット、カミツキになりました!」 代表達の表情はそれほどでもないが、背後の報道陣は、明らかに動揺していた。けれどそれは、彼の予想の範囲内だ。 「会議の開催前に、モジュール77の住民全員による、指南総理の信任投票を行っている。」 報道陣を前に、エルエルフは淡々と説明する。 「結果は、不信任1の信任多数で、指南総理の再任が決定した。」 エルエルフの説明に、報道陣も代表達も、黙り込むしかなかった。 「ちなみに、不信任の1票は、指南総理自身の票だ。」 そう、カミツキになったのは、わたしの身勝手。だから、ケジメはつけないといけない。 それでもみんなは、霊屋君や連坊小路会長達も、もちろんアキラちゃんや流木野さんも、わたしのことを信任してくれた。 これからわたしたちは、示さないといけないのだ、カミツキは人と共存できるということを。 あの日、ハルトと結ばれた日以来、わたしの発作はピタリと治まった。 ピノの話だと、ルーンが一杯になっているらしい。そしてそれは、偶然でも奇跡でもない。 ハルトとHしたことで、わたしの中がルーンで満たされたのだ。 わたしはなんとなく、ルーンの正体に気づいた。それはたぶん、人の「想い」。 人の記憶でも、身体の動かし方や、数学の方程式などには、「想い」が篭らない。 強く印象に残る思い出は、必ずそのときの「想い」もあわせて憶えているものだ。 そういった「想い」があるからこそ、人は生きていける。それこそが、人のもつルーンの本質なんじゃないかな? ハルトとHしたとき、あの刹那の快感は、泡沫の夢として消えてしまうけれど、 そのときの強い「想い」は、ルーンに昇華されるのじゃないかな? だとしたら、わたしたちは、人からルーンを奪うことなく、生きていくことができる。 そう、わたしたちカミツキは、かつてのマギウス達とは違う。自分達のルーンだけで、生きて行けるのだ。 「それでは、話し合いを始めましょう、わたしたちカミツキと、人との共存の道を。」 わたしたちは誰も犠牲にしない。人もカミツキも、手を取り合って生きていける。 それこそが、ハルトが造ろうとしていた国なんでしょう? そうでしょう?ハルト。
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272 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/04/13(日) 20:55:03.80 ID:c6htrF2o - 以上、ハルト生存ルート ショーコ編「罪と罰と償いの絆」でした
ショーコの発作からのなし崩しHというプロットはすぐ思いついたのですが、 ショーコに語らせると、なかなかHにたどり着けなくて苦労しました あとハルトの記憶について、前作「嘘の絆」と間で齟齬がありますが これは、ハルトがショーコに嘘をついている、という設定です (ハルトは、ショーコが拒絶したシーンを憶えているけど、忘れたふりをしている) >>268 支援thx
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