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名無しさん@ピンキー
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【朝ドラ】ごちそうさんでエロパロ2

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【朝ドラ】ごちそうさんでエロパロ2
253 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/04/12(土) 02:22:52.86 ID:hQSps/cc
エロくない
訳が分からない
グダグダしてる

そんな話が出来たので、こんな時間に投下
【朝ドラ】ごちそうさんでエロパロ2
254 :酔っ払い乱れ咲く 1/3[sage]:2014/04/12(土) 02:24:27.08 ID:hQSps/cc
春が近い時節のとある夜、生真面目に勉強をしていた悠太郎の下宿に珍客がやって来た。
「いよう悠さん」
戸口で一升瓶を抱えて鼻歌を歌っているのは、め以子の父親の大五であった。普段は娘思いでざっく
ばらんな性格ながらも何にせよ厳格な男だけに、こんな姿を見るのは初めてだったので珍しいことも
あるものだと悠太郎は戸惑いながらも出迎える。
「どうしたんですか、お義父さん」
「いやなに、いい酒が手に入ったんで一緒に飲もうと思ってな」
既にその辺で一杯やって来たのか、大五はやたらと上機嫌だ。
婚約者のめ以子が女学校を卒業するまであと半月余り。普段は仕事に没頭して平然としている振りを
しているが、やはり可愛い娘と離れてしまうのは寂しいのだろう。この頃何かにつけてめっきり感傷的に
なっているのが鈍い悠太郎にも手に取るように分かった。
ここはひとつ寂しい父親の感傷に付き合ってやるのが人の道だろう。
という気持ちがあった訳で、なし崩し的に大の男二人の酒盛りとなった訳である。

ところが、この夜の大五の感傷はとてつもなかった。
窓から見えるは欠けることのないうららかな満月。
あの月を眺めていたら娘と離れゆく寂しさが増大したのだろうか、と考えたがとりあえず今は関係の
ないことだ。
悠太郎が湯呑に注いだ一杯も飲み終わらないうちに、大五の方は一人でぐいぐい飲み続けて遂には
酩酊状態になってしまった。
「お義父さん、そんなに急いで飲んだら身体に悪」
「め以子はなあ」
ふらふらになった大五を持て余して、とにかく寝かせておこうと布団を敷きかけていた悠太郎の耳に
愛しい人の名前が聞こえてきた。
「え?」
「め以子は俺の宝なんだよ」
湯呑に残った酒をぐびりと飲むと、大五の口調が急にしんみりしたものになった。
「年頃になっても食い気ばっかで色気もへったくれもねえ奴でも、一度こうと決めたら馬鹿みてーに
突き進んじまう奴でも、可愛い可愛い俺の娘なんだよ」
「あの、お義父さん?」
「餓鬼の頃からそりゃあ美味そうにもの食いやがるから、豚みてーに肥えて男もよりつかなきゃいいと
思ってたんだがよお…あの親不孝者が、食えば食うだけ縦にばっか伸びやがって…」
【朝ドラ】ごちそうさんでエロパロ2
255 :酔っ払い乱れ咲く 2/3[sage]:2014/04/12(土) 02:25:37.66 ID:hQSps/cc
畳の上に這いつくばって体勢を立て直そうとでもしているのか、じたばたしながらも大五の口調その
ものはしっかりしたものだ。め以子と離れてしまうまであと少しなこともあり、相当に参っているに違い
ないと思うと途端に申し訳ないような気持ちになった。
「…あのう、すみません」
「はああ???」
つられて悠太郎までがしんみりした口調になった途端、目が据わって真っ赤な顔をした大五が声を
張り上げる。全くもって酔っ払いというものは分からない。
「あのな、あのなあ悠さん。俺が言いたいのはなあ」
調子良く酒をがぶ飲みしたせいで短い間に急に酔いが回ったのか、先程までしっかりしていた口調が
呂律の回らないものになっている。
既に足腰も立たないのがもどかしいのだろう、側の卓袱台に手をついて猛獣のようにやたらと腕を
振り回している。それが物悲しいほどに滑稽で、そして胸が締め付けられた。父親というものは誰しもが
愛娘を手放す時にはこうなるのだろうか。
「そんな大事な可愛いむすめをー、さっさとかっさらっちまうんだから、幸せにしないと承知しねえから
なああ!」
叫んだその言葉が、今夜どうしても言いたいことだったのだろう。
「分かりました、お義父さん」
「絶対だからなー」
「あー、お父ちゃんいたー」
男の感傷も手伝って妙な感じに盛り上がっていた部屋の中の空気が変わった。唐突にめ以子の声が
聞こえたからだ。
けらけら笑いながら下宿の部屋に入って来ため以子も、相当酔っぱらっている。その後から何故か
桜子が興味深々な表情でついて来ていた。
「お父ちゃん急に一人でどっか行ったって、お母ちゃんかんかんだったよ。いーけないんだー」
立ち上がれないほど酩酊している大五の額をぱちぱちと叩きながら、め以子の方は上機嫌で鼻歌を
歌っている。
「何なんですか、これは」
このとんでもない場にいながら平然とした顔で部屋の隅に座っている桜子に、訳を聞こうと悠太郎が
縋るような目を向けたが典雅な柄の袖をひらひらさせて軽くあしらわれた。
「ふふふ、さあねー」
この綺麗なお嬢さんがどれだけ曲者なのかは、め以子と関わるようになってから嫌というほど分かって
いる。独身最後の羽目外しとでも言って宴を設け、単純に誘いに乗っため以子にしこたま飲ませたに
違いない。全く混じりっけのない好意そのもので。
単純さではめ以子といい勝負の悠太郎にとっては、苦手この上ない相手だ。
【朝ドラ】ごちそうさんでエロパロ2
256 :酔っ払い乱れ咲く 3/3[sage]:2014/04/12(土) 02:26:52.53 ID:hQSps/cc
「あ、悠太郎さーん」
着物の裾がすっかり乱れているのも気付かず、め以子は糸の切れた人形のようにふらりと悠太郎の
前に立つなりにっこりと笑った。
「だーい好き」
酔いがそうさせているのか、笑う表情が妙に艶然としていて胸が高鳴る。普段と違う姿を見ただけで
目が釘付けになるのは、この可愛い婚約者にすっかり心を奪われているせいだ。ひどく酔っぱらわ
なければ本音すら出せない父親が守り慈しんで育ててきたかけがえのない宝物を、これからは独占
するのだ。
その責任と覚悟を改めて感じて、悠太郎は足元がふらついているめ以子をしっかりと抱き留めた。
そしてもう居眠りをしかけている大五に宣言した。
「お義父さん、め以子さんは僕が幸せにします」
「…悠太郎さん」
酔いがそうさせているのか(二度目)、腕に抱かれて少し見上げてくるめ以子の表情は見たこともない
ほど蕩けている。思わずむしゃぶりつきたくなったが、やたら目をきらきらさせて見ている桜子の手前、
ぐっと堪える。
そんな感じで何だかんだありつつも、全く収集のつきそうにない夜の一幕ではあった。








悠太郎はふ久を嫁に出す時、全く感傷のかけらもなかったよな


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