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愛人契約
名無しさん@ピンキー
To LOVEるでエロパロ part16

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To LOVEるでエロパロ part16
669 :愛人契約[sage]:2014/04/06(日) 00:06:11.11 ID:5I9+WLVL
>>667
スマンな、おもっくそザスティンに直視されるわ



愛人契約第十二話投下しまっす
尚、今回からなるべく一度のレスで投下量を増やす為に改行を減らします
読みにくかったら次回から改めるので言ってくれさい
To LOVEるでエロパロ part16
670 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/04/06(日) 00:07:12.78 ID:5I9+WLVL
凛がリトを愛している事を、沙姫と綾は以前から知っていた。
知ってはいたが、実際にその想いを認め、口にするとは、この時まで二人とも予想していなかった。
凛の事だからむしろ、リトへの思慕を隠したまま「仕方ないから」という体裁で彼と交わるものと思っていた。
沙姫も沙姫で、ザスティンに随分度胸のある告白をしたものだが、
凛もまた度胸を発揮し、しかしさらっとリトへの告白を済ませてしまった。
「本当に良いんスか、九条先輩」
「こういう時は下の名前呼べ。あと、いちいち聞いてくるな、馬鹿」
赤らんだ顔をつっけんどんに背けながら、凛は布団の上で正座していた。
隣では綾が、驚天動地の展開に目を回している。
まさか凛がリトに今日告白するなど、予想もしていなかった彼女だ。
「凛ったら、澄ましたお顔でとんでもない事を……」
「いや、私だって結構ドギマギしてるんだが」
「とてもそうは見えないですわよ?」
「平静を装ってないと、顔に火がついて逃げ出しそうになるんだよ」
凛が男に告白するシーンはちょっと想像がつかないが、もしそんな局面があるとしたら、
きっと恥じらいまくりで、うまく呂律も回らないんじゃないか、と思える。
しかし、直前に沙姫が告白する場面を見せてくれていた事で、勢いに任せる事の出来た凛は、
自分で想像していたよりいくらか楽な気分でリトへの愛を白状する事が出来ていた。
「幸せに……してくれないか、リト君」
「もっ、勿論だよ、その……り、凛」
こうしてまた、リトの恋人が一人増える事となった。
リトは凛の肩を抱き寄せると、紳士的なタッチで口付けを交わした。このしなやかな口付けは、御門やお静から学んだものだ。
強引で熱烈なキスではなく、柔和で温厚なキス。それは凛のリトに対する人物評を、更に跳ね上げるに一役買った。
「ふぅ……思った通り、優しいキスをするんだな、君は。君が初恋の相手で良かったと思うよ」
そう言うと凛は、今度は自分からリトを抱き寄せ、口付けを交わした。

それを見ていた沙姫もまた、触発されるものがあった。
「ザスティン様……私達も」
まだセックスは怖いが、キスくらいなら平気だろう。
沙姫は潤んだ瞳でザスティンを見上げ、ぷるんとした唇で懇願した。これに答えない程、ザスティンも馬鹿ではない。
「それでは、いざ!」
今から決闘でもするつもりか、と言いたくなるような気合いの声。
ザスティンは沙姫を抱き締め、彼女のファーストキスを軽やかに奪った。
触れ合う唇と唇からは、少女漫画のように煌めく粒子が飛散した、ように見えた。
「そ、そんな……まるで私だけ、仲間外れみたいな……」
沙姫も凛も、決して綾を仲間外れにしようとしたわけではないが、
親友二人が目の前で男とキスをしていれば、綾も触発されるのは道理だった。
「綾。おいで」
リトが優しく囁く。
「あ、そんな、あ、綾だ、なんて……」
いきなりファーストネームで呼ばれ、綾は眼鏡の奥の瞳を潤ませた。
彼女の、女の本能のような部分が、思わずリトの唇を凝視させる。
そこから釘付けになって離れない視線を、綾は自分の意思では引き剥がせなかった。
リトの事は何とも思っていなかった筈なのに、何故か目と心が奪われる。
リトの手が、そっと綾の肩を抱き寄せる。それは綾にとって、良い言い訳の材料になった。
あくまで相手の方から強引に抱いてきたのであって、自分の方から求めたのではない、と自分に言い聞かせる為の。
触れ合った唇からは、想像を遥かに絶する幸福感が唾液を伝わって流れてきた。
「ふぁ……キスって、こんなにアツいんれすかぁ……?」
「綾には特別に熱いキスをしただけだよ」
「と、特別……」
その言葉の響きに、綾は酔いそうな感覚になった。
「ズルいぞ、綾。私だって……」
「拗ねちゃ駄目だよ、凛」
リトはすかさず、凛にも同じように熱烈なキスを見舞った。
己の唇で、相手の唇を丸ごと包み込んでしまうかのようなキスだ。
愛されているという実感をこれ程味わえるキスは他に無かった。
To LOVEるでエロパロ part16
671 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/04/06(日) 00:08:27.63 ID:5I9+WLVL
多くの女達から手解きを受けて来た今のリトは、年に不相応なスキルを持っている。
好青年そのものといった優しく温かなリードも出来れば、脂ぎった中年男性のような粘着質のペッティングも出来る。
しつこく貪るも、余裕ぶって焦らすも、思いのままだ。
それは秋穂、林檎、御門らによって施されたテクニックだった。
その技法を以てキスすれば、凛と綾という異なるタイプの女性二人をいっぺんに堕落させるのも、そう難しい事ではなかった。
僅か五分もする頃には、もう二人は股間をしとどに濡らし、競い合うようにリトの唇を奪い合っていた。
「ん、んく……ふ、ッア……こういうのも……良い……」
最初こそ紳士なキスをされた凛も、途中で一度強引なキスを挟まれた事で意外な肉食性に翻弄され、魅入られていた。
リトは、ソフトなキスとハードなキスをランダムに織り交ぜるものだから、
次の瞬間にはどんなキスがくるかと、凛は一秒一秒毎に期待させられた。
「……ふぁ。リト君の唇、やぁらかい……」
始めは熱烈なキスに落とされた綾も、途中で何度か繊細なキスを交えられ、その草食性に驚くや否や、すぐさま魅了された。
これでもう、凛と綾は、肉食な攻めと草食な攻めの、どちらでも受け入れられる女になった。
遊ですら凛と綾のような女をここまで到達させるには、三十分はかかるだろう。
細かな技法において、まだリトは遊には遠く及ばないくせに、
女をその気にさせてしまう神業だけは、誰にも負けないレベルに達していた。
「それじゃ、そろそろ次のステップに移る?」
相手のペースを探り探り、リトは尋ねた。以前までなら、ペースを合わせてやる余裕も無かった。
そして、勢い一つで相手を抱き、そのまま最後までいってしまう事が多かった。
例外もあるにはあったが、基本的にリトは、その勢いというものを自分でコントロールするゆとりは無い方だった。
そんな彼も、今では御門とお静の性教育の賜物か、女のペースを最大限に尊重した緩やかな交わりが出来る男になっていた。
「ま、待ってくれ」
この期に及んで、凛は怖気づいた。
「いきなり、あの……おちんちん……に触れるのは、怖いから……似たようなモノで、予習しておきたいんだが……」
余程テンパっているのか、とんでもない事を言い出すものだ。
彼女は愛刀たる竹刀に視線を落とした。
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672 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/04/06(日) 00:12:46.48 ID:5I9+WLVL
リトが沙姫を呼び出したと聞かされた時、凛は警戒した。
どうせ彼の事だから、またエロいトラブルに見舞われるのだろうと。その時には、沙姫が犠牲になるかも知れぬと。
そうなった際には、自分が制裁をせねばなるまいと、彼女は踏んでいた。
だからこそ休日で、しかも私服なのに、竹刀だけは持って来ていたのだ。
その竹刀が今、凛の股間をパンティ越しに擦っている。竹刀はリトではなく、凛をこそ責める道具に成り下がった。
「うぁっ、くぅん、ひふっ、ふんんっ」
布団の上で自発的にM字開脚した凛は、一心不乱に竹刀オナニーに没頭した。
肉の棒に触れる前に、まずは竹の棒というわけだ。長過ぎる事は別として、太さは実物のペニスと比べても悪くない。
これなら肉棒に触れる前の予行演習には適任と言える道具だった。
流石に挿入こそしないが、覚悟を決める前の予備動作といったところだ。
その横で綾は膝立ちの姿勢のまま、スカートの縁は咥えたままで、両手の指で自らの股間をパンティ越しに虐め抜いていた。
リトと交わる前に、女性器をまさぐられる事の予習をしたいと思ったのは、凛だけではなかったというわけだ。
鼻からズレ落ちかけている眼鏡が、いつかの晴子を思い出させる。
薄布の上からクリをつねったり転がしたりと、どうもオナニー慣れしているようでもある。
こういうタイプが意外とムッツリなんだよなぁ、とリトは既存の恋人達の顔をつい思い浮かべてしまった。
「んっ、んっ、ふーっ、ん、むっ、ふむぅっ」
スカートを咥えていても、声はついつい漏れてしまう。
擦る度に表面が湿り気を帯びていく凛の無骨な竹刀と、水滴が貫通して布団を濡らしてしまいそうな程に湿る綾のパンティ。
胡坐をかいたままでそれらを眺めるリトにとって、どちらも甲乙つけがたい絶景だった。
女達はどちらもまだ服を着たままで、下腹部だけ露出させている格好だが、
今や服の上からでも乳首の固さが透視出来るかのようでもあった。

二人の様子を隣の布団の上で見つめながら、沙姫もまた股間を湿らせていた。
我知らずモジモジとフトモモを擦り合わせ、必死にもどかしさを誤魔化す。
「沙姫さんは、あのお二人のようにはしないので?」
意地悪な問いかけをするザスティンに、沙姫は目を伏せて答えた。
「わ、私……オナニーって、した事ないから……やり方、分かりませんわ」
それは明らかに強がりだった。ザスティンを想って自らを慰めた事が、彼女なら一度や二度はあろう。
もしザスティンが意地悪な性分なら「自分のやりたいようにやってご覧」とでも言い、
沙姫のオナニーショーをとっくり見物した事だろう。
だがザスティンはそうしなかった。彼女が嘘をついている事を分かった上で、騎士は騎士らしく姫を導く。
「では、私が教えて差し上げましょう」
後ろから沙姫を抱き締め、片手はスカートを捲り上げると、もう片方の手でパンティの中をまさぐる。
まだ胸も揉んでいない、どころか服も脱いでいない相手に対して、
容赦の無さではザスティンは歴戦の騎士そのものと言えた。
「はぅ、あ、そっ、そんなトコロぉ……ダメです、ザスティン様ぁ……」
憧れのザスティンに愛撫されながら、沙姫は心にも無い事を言った。
ダメなわけが無いのだ、彼女にとって。ザスティンの手でアソコをビチョビチョにされる事は。
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673 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/04/06(日) 00:18:51.65 ID:5I9+WLVL
そこから更に三十分もする頃には、既に綾は一糸纏わぬ姿になっていた。
いつの間に服を脱いでいたのか、自分で脱いだのかそれとも脱がされたのか、それさえ覚えていられない程、彼女の意識はふわふわとしていた。
そのようにたゆたっていた彼女の意識が、突如として振り戻されたのは、公開オナニーに一区切りをつけてリトとの本番に臨んだ瞬間だった。
「はぁあがっ!? いだっ、痛ひぃぃぃっ……!」
破瓜の痛みは人それぞれ。綾の破瓜は、小学生の美柑のそれにも劣らぬ激痛を伴った。
リトもなるべくゆっくり挿入してやったのだが、こればかりは仕方ない。
リトの男根の直径と、綾の膣の内径という、物理的な問題がどうしても立ちはだかる。
代わりに綾のナカは、百戦錬磨のリトでも長くは耐えられない程、ぎゅうぎゅうに締め付けてくれる狭さがあった。
バックで挿入しながらアヌスにも指先の第一関節までを軽く捻じ込んでやると、膣の締め付けは尚一層に強まって、リトが射精するのを今か今かと急き立てた。
「そっ、そこはぁぁっ!? お尻の……ふんんうぅっ! あ、頭がぁっ……ジンジンしてきまふぅうっ!」
下半身から脳天まで、綾の体内を痛みと共に悦楽が染み渡る。
いつか読んだ小説に、女はセックスをすると相手への情が深まる、と書いてあった。
勿論、そうでない女も世の中には沢山居るのだろうし、そんな事でコロッと落とされる女は正直チョロい方なのだろうが、今ならそんな女の気持ちが、綾にはこれ以上無いくらいに理解出来た。
ナカを擦られる度に、先程までは無かった筈の愛情が、湯水のように溢れて来る。
奥を一突きされる度に、背後の男への好感度が目盛り五つ分くらい上がる。
強姦でもない限り、セックスは相手への好意を深める効果があるのだ。女のカラダはそういう風に出来ていた。
ひとたび交わるだけでインスタントな愛が育まれ、回数を重ねる程にそれはやがて本物の愛に育っていく。
「あふぅぅぅぅんっ!  しゅっ、ひゅきれすぅぅぅっ! だいひゅきぃぃぃんっ!」
「うっ、は……! あ、あぁ……」
綾の貧相な肢体をかき抱きながら、リトは果てた。
その様をじっと見つめていた凛も、もはや我慢の限界といったところだ。
「私の方が、ずっと前からリト君を好きだったのに……綾に先を越されるなどと」
「悪かったよ、凛。でも、綾の方はこれで一時休戦だろうから。ここからしばらくの間は凛専用だよ、俺の体は」
一口にオナニーと言っても、棒で表面を擦るのと、指で様々な刺激を与えるのでは、どうしても後者の方が先に達してしまえる確率が高い。
たまたま準備が先に整ったのが綾の方だっただけで、リトは決して凛を蔑ろにするつもりは無かった。

本来の目的に照らし合わせれば、沙姫が行為に没入していくのに、下準備はこれで完了と言えた。
彼女はただ、処女の挿入の場面をその目で見届け、覚悟を決めたかっただけだ。
凛はまだオナニーしかしていないが、綾が既に一戦終えて燃え尽きた後なのだから、この期に及んでまだ覚悟が決まらないなどと、臆病な事はもう言えなかった。
「ザスティン様……はしたないなんて、思わないで下さいね……」
沙姫はするりとブラウスを脱ぐと、均整の取れた見事なボディラインを披露した。
その姿はあたかも中世ヨーロッパの裸婦画、或いは彫刻のよう。彼女が脱いだだけで、安普請のアパートは美術館の如き様相となった。
ルーブルも、ナショナル・ギャラリーも、メトロポリタンも、これ程の美しさを誇る所蔵品は持ち合わせていまい。
沙姫の姿にはまるで白薔薇が纏わりついているようだったし、彼女の脱いだ服からは百合でも咲き乱れてきそうな程だった。
沙姫の周りでキューピッドの群れが祝福のラッパを吹いているような様を、リトもザスティンも、そればかりか息も絶え絶えな凛と綾さえ幻視していた。
「……やる事なす事いちいちエレガントなんだな、この人」
「まぁ、沙姫様だからな……このぐらい当然だよ……」
「さ、流石、ですわ……沙姫、様……」
この誉れある誇り高き絶世の美女が、今から男の前でだらしなく股を開く。
それは晴子のような「普通の女」が乱れる時とは、また違った素敵さがあるだろうと、リトは思い描いた。
だが残念ながら、沙姫を犯すのは彼ではない。
沙姫を汚し、その美しい顔を性欲に歪ませ変貌させるのは、ザスティンの役目だ。
ちょっと惜しい気分だな、とリトが考えていると、彼の意識を引き戻すように、凛がおねだりをした。
「さぁ、リト君。次は私の番だろう……? これ以上、他の女に目移りしないでくれ」
主君たる沙姫でさえ、今の凛には「他の女」扱いだ。
反逆にも等しい暴言だったが、それ程までに、凛はリトを欲するようになっていた。
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674 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/04/06(日) 00:31:36.54 ID:5I9+WLVL
「ふぁあはっ! ひゃふっ! んんソコぉっ! 奥ゥッ!」
綾と違い、凛は服を着たままでの正常位で、リトを受け入れた。服を脱いでいる時間が勿体なかった。
だが実際交わってみると、破瓜の痛みも勿論大きいが、それ以上に、もっと彼と素肌で密着したい、との思いが強かった。
着衣のままで交わるなど勿体ない事をした、とつい後悔する。だが全裸で交わるのは次の機会で良い。
リトの恋人になれた以上、次の機会などいくらでもあるのだ。
凛の体には今、脱げかけのワイシャツと、首元までたくし上げられたブラ、ふくらはぎに引っ掛かったままのジーンズが残されていた。
もう一つ、パンティも穿いたままだったが、これは横にズラされており、リトの挿入を邪魔するにはあたらなかった。
「んんぐっ! ひゅふっ、はっ! ザスティンしゃまのぉっ……太いぃっ!」
沙姫の方はと言うと、声が隣室に漏れるのを堪える為に、下唇を噛み締めようとしているが、堪えきれずにヨガってしまっていた。
まだザスティン以外の男のモノを知らないくせに、とはリトも思ったが、しかし処女からしてみれば、大抵どんなチンポでも太く思うだろう。
いつもの高貴な雰囲気はどこへやら、沙姫はひっくり返った蛙じみた格好で、縦ロールを千々に乱しながら安物の布団の上で体を揺らしていた。
「沙姫さん! 沙姫さん! 沙姫さん! 沙姫さん!」
ザスティンはリトに比べれば随分大人びているが、経験回数がそれ程でもないのか、リトより余裕が無かった。
王女の護衛として身を粉にし働く日々だったのだから、女と逢瀬を重ねている暇など無かったのかも知れない。
さすがに童貞ではないのだろうが、この端正な顔立ちが、今まであまり女に触れられてこなかっただろう事は勿体なかった。
凛と沙姫は、互いを横目に見ながら、変わり果てた友人の淫らな表情に愕然とした。
(あの沙姫様が、こんなにみっともな顔を……)(あの凛が、こんなにだらしない顔を……)
言葉を出す余裕は両者には無かったが、文にしたとしたら、概ねこうだろう。
彼女らは気付いていない。それぞれ、自分も同じくらい、情けない顔を晒しているのだと。
「アッ、もっ、だめっ! イってしまいますわぁぁぁぁん!!」「こ、これっ、擦られ過ぎ、てっ、あぁっ、あぁぁぁぁっ!!」
凛と沙姫は、仲良く同時に初イキを味わった。

ぐったりしている凛と綾を前に、リトは余韻に浸っていた。「ふふっ。二人とも、可愛い寝顔してら」
凛と綾の眠りこける姿を前にしては、寝込みに余計な悪戯をする気にもなれない。純真にして穏やかな寝顔だ。
だが、沙姫の方はまだまだいけるようだ。「ザスティン様……今度は、こちらに……」
高貴な家柄の女とは思えない、下品な懇願。沙姫は自分の股間に中指を滑らせると、マンコではなく、菊門の方を撫でてみせた。
「沙姫さん、よろしいので?」
「そ、そのっ……綾がここを責められてるのを見たら、何と言うか……興味が、湧いてきてしまいまして……」
肉棒をねだる彼女の声は、言葉の内容と裏腹に、オペラのように麗しい。
いやだからいい加減そのエレガント路線やめろって、とリトは言いたくなった。しかしこれが沙姫の生来備える気品なのだから仕方ない。
「ならば、私も再び気合いを入れましょう!」
ザスティンはやっぱり決闘でもするかのような気迫で答えた。
そうして、たった今処女を失ったばかりの令嬢が、すぐさまアナルファックなどというディープなプレイに勤しむ事となった。
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675 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/04/06(日) 00:33:16.41 ID:5I9+WLVL
「沙姫さん! どっちが! 良いですか!」バックで沙姫の直腸を犯しながら、ザスティンが問いかける。
「前と! 後ろと! どちらが! 好みですか!」ピストンに合わせながら喋るものだから、言葉が途切れ途切れだ。
普通だったら後ろの穴なんてそんなに気持ち良くないのだろうが、沙姫はこれで結構、元々痴女の天性が身についている。
その事は普段の彼女の振る舞い(元祖ToLOVEる見てれば一目瞭然)からも、容易に窺い知れる事だった。
「そっ、そん、なのっ……比べっ、られ……」どっちも良い、とはまた強欲な事だ。どちらか一つに絞れないのだろうか。
「どっちも! どっちも欲しいですわっ! 前も! 後ろも! 同時に犯して欲しいのほぉっ!」
乱れ狂う沙姫のその回答に、ザスティンはひっそり微笑んだ。沙姫の痴態に呆れていると言うよりは、より愛しく思っている風だ。
早速、彼は沙姫の腰の横から自分の腕を滑り込ませ、アナルを突きながら同時に、マンコの方も指で擦ろうとした。
それを止めたのは、誰あろう沙姫自身だった。「ちがっ……違うのぉっ……両方とも、おちんぽ入れて欲しいのぉっ!」
無茶言うなよ、チンポは一本しか無いんだぞ。リトが心の中でそうツッコむと、丁度ザスティンと目が合った。
……何か変な予感がするな、とリトが思った矢先、ザスティンはにっこりと悪気無く笑ってこう言った。
「それならば沙姫さん。ここに居るではないですか。あなたの、愛人が」

考えてみると、こういう形での3Pは初めてだ。
今までリトは何度も3Pをしてきたが、それは全て、リト一人に対して女が二人、という形式ばかりだった。
何度かはリトが分身した事もあったし、晴子相手にはそれで3Pもしたが、あれは結局「リト対女」という構図であり、厳密な3Pとは言い難い。
遊に素股された直後の唯とヤった事もあれど、あれはただ順番に唯を弄んだだけで、二人で同時に協力攻撃したわけではない。
自分以外の男と、同時に一人の女を犯す経験は、リトはまだ無かった。
「良い事!? 絶っ対に! 余計な事はしないで下さいまし!」
沙姫はリトに対し、鉄の掟を課した。
「あなたに貸すのは、お尻の穴だけなんですから! 私の体の他の部分は全てザスティン様専用です!
 あなたには私のオマンコはおろか、胸さえ触らせません! キスしたら殺しますから! ハグしても殺しますから!」
「それ3Pって言うのかなぁ……」
沙姫はこの期に及んでも、やはりザスティン以外の男は要らないらしい。
たまたま居合わせたリトのペニスを欲しているのも、所詮はチンポがもう一本欲しいだけで、リトが欲しいわけではない。
本当はザスティンに男根が二本生えてれば、それが一番良かったのだろう。
「それでは、沙姫さん。どうぞ、こちらへ」
ザスティンは布団の上に仰向けになると、股間の聖剣をそそり立たせた。
一度は直腸に突っ込んだモノだが、既に風呂場で丁寧に汚れと菌を洗い流している。その上に、沙姫が騎乗位で跨る。
そんな沙姫の後ろから、リトはバックで彼女の肛門を抉る手筈だ。つまり、束の間沙姫は、リトとザスティンにサンドイッチされる格好になる。
せっかくたった今までザスティンが後ろの穴を掘っていたのだから、そのままリトは沙姫のマンコに挿入すれば早かったのだが、
彼女は「前の穴だけは絶対ザスティン様専用!」と言って譲らなかった。そういう貞淑さは、秋穂にも見習わせたい。
「んんっ……ん〜〜〜っ!」
きつく唇を閉じながら、沙姫はザスティンの上に腰を落とした。
ズン、という擬音が聞こえてきそうな程の、深い挿入だ。
「さ……さぁ……リト……早く、入れて下さいまし……」
他の女達もそうだったが、いつしか沙姫も、リトを「リト」と呼んでいた。
今更になってフルネームで呼ぶのも趣きが無い。
美の理解者、天条院沙姫は、この場でリトを他人行儀に扱う事の醜さと愚かしさをも理解していた。
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676 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/04/06(日) 00:36:11.83 ID:5I9+WLVL
形だけの愛人だった筈が、本当の愛人になる。
それは今まで肌を重ねてきた全ての女達に共通していたが、沙姫も結局はその例から漏れる事が無かったというわけだ。
「はぁんっ! はぁっ! ザスっ……ティン、様ぁっ! リ、リトぉっ!」
前の穴を亭主に、後ろの穴を不倫相手に貫かれながら、沙姫は汗の粒を撒き散らしていた。
リトの側からすれば、沙姫の姿は、後頭部とうなじと、背中しか見えない。
ザスティンに膣を抉られた沙姫がどんな緩みきった顔をしているのか、リトの方からは想像する事しか許されなかった。
どこかそれは、「寝取られている」と感じる悔しさがあった。
自分の知らない沙姫の顔を、ザスティンは今まさに見ている。間近でその蕩けた瞳を凝視し、唇を重ね、舌を吸い合っている。
リトの方には、彼女の唾液の一滴さえ、分け前が与えられない。
……こういうのも、それはそれで良いな、とリトは肯定的に捉えた。
それまで全ての恋人達を自分一人で独占していただけのリトが、初めて、たまには他の男も交えて3Pも良いかも、と思った瞬間だった。
今度レンを呼んで、ララと3Pしてみようか。或いは遊さんと一緒に秋穂さんを犯してみようか。
そんな、女達が聞いたら何と言うやら分からない展望を、彼は思い描いていた。
「沙姫っ……沙姫っ」
リトもいつの間にやら、沙姫を「天条院先輩」とは呼ばなくなった。
愛人なのだから、それもおかしくはない。
おまけに、一度体を繋いでしまえば情が移ったようで、沙姫も別段それには反感を覚えなかった。
さり気なくリトが前傾姿勢になり、沙姫の背にもたれかかり、彼女とザスティンの胸板の間に手を滑り込ませ、
彼女の乳房を揉み始めようとも、拒絶すらしない。
胸にすら触るなと言っていたあの気高さも、どこへやらだ。
「アァッ、らめぇっ! おっぱい感じちゃいますわぁんっ!」
乳頭をクリクリされ、沙姫は美しい金髪を振り乱した。
リトは沙姫のアヘ顔を空想しながら、彼女のうなじに舌を這わせた。花の蜜のような香りが、沙姫の後ろ髪の生え際から立ち上っている。
余程良いシャンプーを使っているのか、それとも彼女の生まれつきの体臭か。きっと両方だろう、とリトは結論付けた。

一度3Pを経験すると、沙姫はもう、完全に堕落した。
ザスティンの精液を掻き出した膣にリトのペニスを、リトの精液を吐き出した直腸にザスティンのペニスを受け止め、
前後を入れ替えての、ついに三回戦目に突入だ。
それまでに既にリトは、凛、綾とのセックスを含めてもう三回も射精していたが、何のそのといったところだ。
普段は他の恋人達相手に、一日五回くらいはヤっている。この程度では、彼の精液は枯渇しなかった。
「良い事? あなたはただの浮気相手! ただのセフレなんですから! これで私があなたに籠絡されたなどと、調子に乗らないで下さい!」
ザスティン以外のモノは膣に入れたくないと言っていたくせに、籠絡されていないなどと、どの口が言うのだろうか。
しかも本命であるザスティンの前で、堂々と浮気だのセフレだのと。
「ははっ、許して下さいリト君。沙姫さんは私の妻ですので」
「大丈夫だよ、ザスティン。これはこれで、新鮮だから」
れっきとした他人の女を抱く事自体は、リトにとっては初めてではない。
林檎は彼の母親だが、才培の妻だ。秋穂は遊の彼女とは言い難いが、リトの恋人とも言い難い。
しかし、息子を愛して当然の林檎や、本気で恋をしない秋穂とは、沙姫は全く違った不倫の風情をリトに与えてくれた。
これからも、心底ザスティンを愛すれば良い。ザスティンを愛したままで、時折浮気してくれれば、それで十分だ。
罪悪感と快楽の狭間で悶えるご令嬢の複雑な表情、是非堪能させて貰う。
「それじゃ、動くぞ、っと」
今度はリトが騎乗位、ザスティンが後背位という、さっきとは真逆のポジションでの3Pとなっていた。
これなら、喘ぐ沙姫の顔が間近に見られ、声が間近に聞こえる。
「アッ! アァッ! 深いィッ!」
予想違わず、沙姫は良い顔で嬉し涙を流し始めた。
二穴を同時に攻められた時、沙姫はこんな顔をするのだと、リトは初めて知った。
沙姫のナカは温かく、それはそのまま、彼女の心の温かさのようだった。
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678 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/04/06(日) 00:39:18.70 ID:5I9+WLVL
「それじゃあ沙姫も、とうとうリトの彼女になったんだねぇ」
事後報告をする為に、沙姫とザスティンと凛と綾は、結城家に立ち寄った。
嬉々としてはしゃぐララに、沙姫は躍起になって言い返す。
「彼女じゃありませんから! 愛人! あ、い、じ、んっ!」
愛人の方が普通は嫌なんじゃないかなぁ、という美柑の指摘はスルーされる。
「それにしてもザスティン様、よく沙姫様の浮気を受け入れられましたね」
感心するように言う凛に、ザスティンは何食わぬ顔で答える。
「私の居ない所で、私に内緒でなら兎も角、今回は話が別ですから。
 あれは浮気と言うより、ただのそういう愛し合い方、ですよ」
この人ひょっとしてお兄ちゃんより心広くない? と美柑がモモに耳打ちする。
「リトさんも王になるのなら、このくらいの寛容さは必要かも知れませんね」
「それって私達も、お兄ちゃん以外の男の人に抱かれるって事なんじゃ……」
私はそんなの絶対嫌、と美柑は口を尖らせた。同席していた多くの女達も、大体同じ意見だった。
違ったのはララくらいのもので、彼女だけは「それもアリかなぁ」などと、あまり深く考えずに言っている。
とは言え彼女の場合、リト以外の男の顔は、パッとは思い浮かばなかった。
目の前にザスティンが居るのに眼中に無い辺り、いかにもララらしい。
結局のところ、彼女もリト以外の男とは根本的にヤル気が無いのだ……今の所は、だが。
「とりあえずこれで、愛人枠は後一人なんですよね? どこから調達すれば良いんでしょうか」
綾は眼鏡の奥の瞳を細めながら、真剣に言った。
晴子や秋穂まで協力してくれたのだから、ツテを当たれば他にも協力者は現れるかも知れないが、
今の所誰にとっても、新しいツテなど思いつかなかった。
沙姫を愛人に出来ただけでも、本当なら殊勲賞モノなのだから。
「うー、後一人かぁ……その後一人が、難しいんだよなぁ……」
リトは腕組みしたまま、苦笑さえ浮かべる余裕が無かった。



第十二話終了。
ネメシスの登場する後日談をずっと前から用意してたのに、
「メアの髪の毛一本とお静の念力で協力してネメシスを抑え込む」というとっておきのネタを原作で先に披露されたので
俺の貧相な脳味噌ではもうネメシスをうまく負けさせるネタが無くなってしまった……。


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