- 【怪力】スーパーガールでエロパロ part6
565 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/04/05(土) 18:11:23.14 ID:bnl8a7j4 - 559です。続きを投稿させて頂きます。
*************************************** 「ねぇ、私ってスーパーガールなんだよね?」 「そうだね。あ、今日は俺、ミス○ー味っ子の再放送を見ないといけないんだった。先に帰」 「待てぇええい!」 花梨に肩を掴まれる。痛い痛い。スーパーガールの腕力でロックされたら逃げようがない。 そう、俺の彼女、朝霧花梨はスーパーガールだ。ポニーテールに抜群のスタイル、凛々しい顔立ちの美人さん。 その上、素直で努力家だ。そんな努力家の彼女は、スーパーガールとしての能力の研鑽に余念がない。 今度はいったい何を思いついたというのか。 「な、何かナ?」 俺は冷や汗をかきながら花梨に尋ねる。 「あのさ、スーパーガールって目から光線出せるじゃない?」 飛び道具だと!? 「でもさ、私って出来ないじゃない?」 当たり前だ。コイツに飛び道具なんて、そんな危険なことが出来るはずがない。 近距離型だったからこそ、今まで被害範囲が俺の周辺だけで済んできた。 攻撃範囲が拡大するようなマネを、させるわけにはいかない。 「だからさ、練習に付き合ってくれないかな?」 コイツの事だ。断っても自分で練習して、いつの間にか破壊光線を出せるようになってるかもしれない。 でもそれは、目を開けているときは常に破壊光線が出続けるような、とんでもない事になる可能性がある。 学生の俺にルビー製のバイザーを買う金なんてある訳が無い。周囲への被害も心配だ。 「い、良いよ……」 「やった!じゃあいつもの裏山ね!」 総合的に判断した結果、俺は練習に付き合う事になった。 * 「じゃあさっそくやってみるね!うーん……」 花梨は何かきばっているような唸り声を上げつつ、目前の倒木を凝視した。 何も起きないな。当たり前だ。起きてたまるか。いや、起きてからでは遅い。俺は先手を打つ。 「ビームにこだわる必要はないんじゃないかな?」 「何を言ってるの!?ビームはロマンよ!?」 突然、小学生みたいなことを言い出す。 「いやさ、結果が同じなら目からビームにこだわらなくてもいいんじゃないかな」 「と言うと?」 「両手をこう腰に構えて、ハーッってビームを出すのもアリなんじゃないかな?」 俺が提案したのは、ありがちと言えばありがちなポーズだ。 花梨が目からビームなんて、暴走しそうで怖い。いや、間違いなく暴走する。 安全弁として予備動作をつけたいのが俺の考えだ。 「なんか可愛くないなぁ。だったら、ばきゅーん(はぁと)みたいなのが良いな」 花梨は指で銃の形を作って打つマネをする。ああ、貴女はこういうのが趣味なのですね。 凛々しい見た目とは裏腹に、花梨は乙女趣味だ。花梨提案のポーズが乙女なのかはさておき。 「ま、まあ、どっちでも良いんじゃないかな」 予備動作があれば何でも良い。暴走しがちなコイツに安全弁をつけるのが、俺の役目だ。 「よし!じゃあ練習するから見ててね!」 「あ、ああ」 本人は納得してくれたようだ。そして俺を早く家に帰してほしい。 変なポーズをとりつつ練習する花梨を遠目に、俺はそう思った。
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- 【怪力】スーパーガールでエロパロ part6
566 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/04/05(土) 18:12:23.03 ID:bnl8a7j4 - 「出来ました!」
数日後、花梨に裏山に呼び出された俺は、聞きたくない言葉を聞いた。 「そうなの……」 ここ数日花梨は、一人で練習していたらしい。俺は諦めてくれること願っていたが、先にスーパーパワーのほうが勝ってしまったようだ。 「それで、目からビームとかは……?」 恐る恐る俺は聞いてみる。 「そんなんじゃないわよ。手からよ」 僅かだが俺は安堵する。安全弁をつける事には成功したようだ。 確かに、今の花梨の目から、常にビームが出ているなんてことは無い。 「じゃあやってみるね!見てて!」 花梨は倒木から2mほど離れて立つ。射程は短いらしい。 「むーん!」 花梨は腕まくりをすると、片腕を腰の横に構えて気合を入れる。 可愛いポーズは失敗したっぽいな。 「ハーッ!」 気合一閃、花梨は腰に構えた手を突き出すと、風が巻き起こり、目の前の倒木にえぐれたような跡があった。 「どう!凄いでしょ!」 花梨は、自慢げに、大きな胸を突き出してそっくり返る。 「最初はね、全然ビームっぽい感じが無かったの。 それで、腕を勢いよく突き出す時に、こうひねりを加えると風が起こってね!行けるって思ったの!」 嬉しそうに花梨は説明する。 「なんとかハリケーン(はぁと)みたいで可愛いよね!」 花梨はスーパーガールの癖に魔法少女に憧れている。 この技もどうやら魔法少女をイメージしているらしいが、どちらかというと貴女のそれは、男塾三号生筆頭の技です。 「そ、そうだね。とっても凄いよ」 何度も言うが俺は本人が納得しているならそれでいい。俺が思うに、純粋に拳圧で吹っ飛ばしているっぽいな。 触れずに木をえぐるような拳圧を出せるのは凄いが、ビームに行けないあたり、近距離型の限界のようだ。 今日はこれで終わって早く家に帰ろう。
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- 【怪力】スーパーガールでエロパロ part6
567 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/04/05(土) 18:14:05.19 ID:bnl8a7j4 - 「それでね、考えてみたの」
続きがあるんかい。 「その技って二人で重ねて出すとパワーアップするんだけど、私ひとりじゃ出来ないの」 出来なくていい。 「でもこう、両手でやると一人で出来ると思うんだよ!」 両手を腰に構えるポーズをとる花梨。 今度は神○嵐か。可愛いは消えたな。本当はコイツ、知っててやってるんじゃないだろうな。 「そうすると、その圧倒的破壊空間は歯車的砂嵐の」 「知ってるのかよ!」 「何のこと?」 セリフの途中でツッコミを入れられた花梨が、不機嫌そうに言う。本当に知らないで、歯車的砂嵐とか言ってるのなら、それはそれで凄い。 常人を飛び越えた発想も、一種のスーパーパワーでは無いのだろうか。原作者も超人っぽいしな。 「とりあえずやって見せてよ」 なんでもいいから、さっさと終わらせたい。 「むー、まあいいわ」 話の腰を折られた花梨は、不機嫌な表情ながらも、先ほどの木の前に立つ。 両手を腰に構えたポーズ。 「むーん」 そこには可愛らしさは無く、戦士の風格があるのみだ。 「ハーッ!」 両手を間に突き出した花梨から、さっきを上回る突風が巻き起こり、ちぎれるような音も聞こえる。激しく砂埃が舞い上がる。 「ゲホッ、ゲホッ!」 埃を吸いこんで俺はむせた。砂埃が落ち着いて、視界が明らかになってきる。さっきはえぐられるだけだった倒木が、真っぷたつになっていた。 「おお!すげぇ!」 俺は思わず感心する。拳圧だけで木をへし折ってしまった。 本人はビーム的なものだと思っているようだが。 花梨は自慢げにこちらに向き直る。キミが笑顔なら俺は何でもいいよ。 「さすがスーパーガール」 「えへへー」 花梨は何も知らず嬉しそうだ。俺はブレザーの上を脱ぐと、そんな花梨にやさしく羽織ってあげる。 「ところで下を見てください、花梨さん」 「え?」 花梨は俺の行動の意味が理解できないらしい。 花梨は下を見る。無い。服が無い。着ていたはずの服が千切れ飛んで、巨大な胸が露わになっている。 片手だと手の先から衝撃がいくだけだが、両手でやると服ごと千切り飛ばしてしまうっぽいな。 それにしても、これだけ大きいのに垂れていない、綺麗な形。つんと上を向いた、可愛らしい先端。筋力半端じゃないからな。 俺はおっぱい星人の中でも、特に大きい事はいいこと派だが、花梨のスタイルはそんな俺でも大満足だ。 「きゃっ?」 花梨は悲鳴を上げると、胸を抱え込むようにしてしゃがみ込んだ。 その後花梨は、ジャージの上にオレのブレザーの上着を着て、スカートをはくという奇天烈な恰好で帰宅する事になった。 あれから飛び道具の話は聞いていない。服を破くのはさすがに嫌なのだろう。平和に俺は今日も貢献できたようだ。
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- 【怪力】スーパーガールでエロパロ part6
568 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/04/05(土) 18:16:21.25 ID:bnl8a7j4 - 終わりです。
今回は版権ネタが多めで、ちょっと申し訳なく思っています。 感想ありがとうございます。反応があると、本当にうれしいです。 次の話で終わりです。 近く投稿できると思います。
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