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名無しさん@ピンキー
【怪力】スーパーガールでエロパロ part6

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【怪力】スーパーガールでエロパロ part6
565 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/04/05(土) 18:11:23.14 ID:bnl8a7j4
559です。続きを投稿させて頂きます。
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「ねぇ、私ってスーパーガールなんだよね?」
「そうだね。あ、今日は俺、ミス○ー味っ子の再放送を見ないといけないんだった。先に帰」
「待てぇええい!」
花梨に肩を掴まれる。痛い痛い。スーパーガールの腕力でロックされたら逃げようがない。
そう、俺の彼女、朝霧花梨はスーパーガールだ。ポニーテールに抜群のスタイル、凛々しい顔立ちの美人さん。
その上、素直で努力家だ。そんな努力家の彼女は、スーパーガールとしての能力の研鑽に余念がない。
今度はいったい何を思いついたというのか。
「な、何かナ?」
俺は冷や汗をかきながら花梨に尋ねる。
「あのさ、スーパーガールって目から光線出せるじゃない?」
飛び道具だと!?
「でもさ、私って出来ないじゃない?」
当たり前だ。コイツに飛び道具なんて、そんな危険なことが出来るはずがない。
近距離型だったからこそ、今まで被害範囲が俺の周辺だけで済んできた。
攻撃範囲が拡大するようなマネを、させるわけにはいかない。
「だからさ、練習に付き合ってくれないかな?」
 コイツの事だ。断っても自分で練習して、いつの間にか破壊光線を出せるようになってるかもしれない。
でもそれは、目を開けているときは常に破壊光線が出続けるような、とんでもない事になる可能性がある。
学生の俺にルビー製のバイザーを買う金なんてある訳が無い。周囲への被害も心配だ。
「い、良いよ……」
「やった!じゃあいつもの裏山ね!」
総合的に判断した結果、俺は練習に付き合う事になった。

「じゃあさっそくやってみるね!うーん……」
花梨は何かきばっているような唸り声を上げつつ、目前の倒木を凝視した。
何も起きないな。当たり前だ。起きてたまるか。いや、起きてからでは遅い。俺は先手を打つ。
「ビームにこだわる必要はないんじゃないかな?」
「何を言ってるの!?ビームはロマンよ!?」
突然、小学生みたいなことを言い出す。
「いやさ、結果が同じなら目からビームにこだわらなくてもいいんじゃないかな」
「と言うと?」
「両手をこう腰に構えて、ハーッってビームを出すのもアリなんじゃないかな?」
俺が提案したのは、ありがちと言えばありがちなポーズだ。
花梨が目からビームなんて、暴走しそうで怖い。いや、間違いなく暴走する。
安全弁として予備動作をつけたいのが俺の考えだ。
「なんか可愛くないなぁ。だったら、ばきゅーん(はぁと)みたいなのが良いな」
花梨は指で銃の形を作って打つマネをする。ああ、貴女はこういうのが趣味なのですね。
凛々しい見た目とは裏腹に、花梨は乙女趣味だ。花梨提案のポーズが乙女なのかはさておき。
「ま、まあ、どっちでも良いんじゃないかな」
予備動作があれば何でも良い。暴走しがちなコイツに安全弁をつけるのが、俺の役目だ。
「よし!じゃあ練習するから見ててね!」
「あ、ああ」
本人は納得してくれたようだ。そして俺を早く家に帰してほしい。
変なポーズをとりつつ練習する花梨を遠目に、俺はそう思った。
【怪力】スーパーガールでエロパロ part6
566 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/04/05(土) 18:12:23.03 ID:bnl8a7j4
「出来ました!」
数日後、花梨に裏山に呼び出された俺は、聞きたくない言葉を聞いた。
「そうなの……」
ここ数日花梨は、一人で練習していたらしい。俺は諦めてくれること願っていたが、先にスーパーパワーのほうが勝ってしまったようだ。
「それで、目からビームとかは……?」
恐る恐る俺は聞いてみる。
「そんなんじゃないわよ。手からよ」
僅かだが俺は安堵する。安全弁をつける事には成功したようだ。
確かに、今の花梨の目から、常にビームが出ているなんてことは無い。
「じゃあやってみるね!見てて!」
花梨は倒木から2mほど離れて立つ。射程は短いらしい。
「むーん!」
花梨は腕まくりをすると、片腕を腰の横に構えて気合を入れる。
可愛いポーズは失敗したっぽいな。
「ハーッ!」
気合一閃、花梨は腰に構えた手を突き出すと、風が巻き起こり、目の前の倒木にえぐれたような跡があった。
「どう!凄いでしょ!」
花梨は、自慢げに、大きな胸を突き出してそっくり返る。
「最初はね、全然ビームっぽい感じが無かったの。
それで、腕を勢いよく突き出す時に、こうひねりを加えると風が起こってね!行けるって思ったの!」
嬉しそうに花梨は説明する。
「なんとかハリケーン(はぁと)みたいで可愛いよね!」
花梨はスーパーガールの癖に魔法少女に憧れている。
この技もどうやら魔法少女をイメージしているらしいが、どちらかというと貴女のそれは、男塾三号生筆頭の技です。
「そ、そうだね。とっても凄いよ」
何度も言うが俺は本人が納得しているならそれでいい。俺が思うに、純粋に拳圧で吹っ飛ばしているっぽいな。
触れずに木をえぐるような拳圧を出せるのは凄いが、ビームに行けないあたり、近距離型の限界のようだ。
今日はこれで終わって早く家に帰ろう。
【怪力】スーパーガールでエロパロ part6
567 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/04/05(土) 18:14:05.19 ID:bnl8a7j4
「それでね、考えてみたの」
続きがあるんかい。
「その技って二人で重ねて出すとパワーアップするんだけど、私ひとりじゃ出来ないの」
出来なくていい。
「でもこう、両手でやると一人で出来ると思うんだよ!」
両手を腰に構えるポーズをとる花梨。
今度は神○嵐か。可愛いは消えたな。本当はコイツ、知っててやってるんじゃないだろうな。
「そうすると、その圧倒的破壊空間は歯車的砂嵐の」
「知ってるのかよ!」
「何のこと?」
セリフの途中でツッコミを入れられた花梨が、不機嫌そうに言う。本当に知らないで、歯車的砂嵐とか言ってるのなら、それはそれで凄い。
常人を飛び越えた発想も、一種のスーパーパワーでは無いのだろうか。原作者も超人っぽいしな。
「とりあえずやって見せてよ」
なんでもいいから、さっさと終わらせたい。
「むー、まあいいわ」
話の腰を折られた花梨は、不機嫌な表情ながらも、先ほどの木の前に立つ。
両手を腰に構えたポーズ。
「むーん」
そこには可愛らしさは無く、戦士の風格があるのみだ。
「ハーッ!」
両手を間に突き出した花梨から、さっきを上回る突風が巻き起こり、ちぎれるような音も聞こえる。激しく砂埃が舞い上がる。
「ゲホッ、ゲホッ!」
埃を吸いこんで俺はむせた。砂埃が落ち着いて、視界が明らかになってきる。さっきはえぐられるだけだった倒木が、真っぷたつになっていた。
「おお!すげぇ!」
俺は思わず感心する。拳圧だけで木をへし折ってしまった。
本人はビーム的なものだと思っているようだが。
花梨は自慢げにこちらに向き直る。キミが笑顔なら俺は何でもいいよ。
「さすがスーパーガール」
「えへへー」
花梨は何も知らず嬉しそうだ。俺はブレザーの上を脱ぐと、そんな花梨にやさしく羽織ってあげる。
「ところで下を見てください、花梨さん」
「え?」
花梨は俺の行動の意味が理解できないらしい。
花梨は下を見る。無い。服が無い。着ていたはずの服が千切れ飛んで、巨大な胸が露わになっている。
片手だと手の先から衝撃がいくだけだが、両手でやると服ごと千切り飛ばしてしまうっぽいな。
それにしても、これだけ大きいのに垂れていない、綺麗な形。つんと上を向いた、可愛らしい先端。筋力半端じゃないからな。
俺はおっぱい星人の中でも、特に大きい事はいいこと派だが、花梨のスタイルはそんな俺でも大満足だ。
「きゃっ?」
花梨は悲鳴を上げると、胸を抱え込むようにしてしゃがみ込んだ。
その後花梨は、ジャージの上にオレのブレザーの上着を着て、スカートをはくという奇天烈な恰好で帰宅する事になった。
あれから飛び道具の話は聞いていない。服を破くのはさすがに嫌なのだろう。平和に俺は今日も貢献できたようだ。
【怪力】スーパーガールでエロパロ part6
568 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/04/05(土) 18:16:21.25 ID:bnl8a7j4
終わりです。
今回は版権ネタが多めで、ちょっと申し訳なく思っています。
感想ありがとうございます。反応があると、本当にうれしいです。
次の話で終わりです。
近く投稿できると思います。


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