トップページ > エロパロ > 2014年04月04日 > bfaOzMZw

書き込み順位&時間帯一覧

1 位/143 ID中時間01234567891011121314151617181920212223Total
書き込み数00000000804000000005100018



使用した名前一覧書き込んだスレッド一覧
名無しさん@ピンキー
【艦これ】艦隊これくしょんでエロパロ8

書き込みレス一覧

【艦これ】艦隊これくしょんでエロパロ8
428 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/04/04(金) 08:03:06.26 ID:bfaOzMZw
以前自分が書いた7-559の翔鶴ネタと
6-538の島風ネタと8-84の曙ネタが世界観同じにしてるのでその続き


※戦後の話で「鬱」な部分がかなりあるので注意


深海棲艦との長き戦いも終わり、艦娘側の勝利という形で幕を引いた。
戦争当時、資源の枯渇していた帝国海軍は諸外国を魔の海域から救い出すことで
支援物資を得るなど財政はかなりひっ迫していた。
それゆえに短期決戦に全戦力を投入せざるを得なく、結果見事撃破したのだった。
こうして深海棲艦がいなくなり、世界は平和となった。

はずだった。
深海棲艦は駆逐しきれず、魔の海域も一部残っている。
深海棲艦は自然発生し続けているために倒してもキリがないのだ。
すでにじり貧となっていた帝国海軍は最精鋭を以てしてこれ(発生源)を封印した。

之を以て終戦とス。

帝国海軍よりさらに上の彼のお方より賜った御言葉だ。
そして急速な軍縮へと向かってゆくこととなる。

解体解体解体解体解体解体解体解体
解体解体解体解体解体解体解体解体
解体解体解体解体解体・・・

いったい何人の艦娘が解体されただろうか。
艤装を解体された彼女たちは魂の欠片となり大本の魂へと還っていく。
ある者は泣き、ある者は笑って還って逝った。

一定以上の戦果をあげた艦娘は武装解除の後、
鎮守府にて艤装を厳重に安置され、自由を手に入れることも可能だった。
しかし、解体された方が彼女たちにとっては幸せだったのかもしれない。
戦争しか知らぬ彼女たちにとって、そこはある意味地獄だった。

長き戦いで疲弊した帝国に職はなく、生きていくためには体を売るしか道がなかった。
提督たちもまた軍縮のあおりを受け解任され、慕ってくれる艦娘に頼り、養ってもらうしかなかった。
愛する艦娘に体を売らせる苦痛はいかばかりだろう。
艤装の解体を願い出た者もいたが軍はこれを良しとしなかった。
もしもの場合に備えた優秀な戦力温存と、維持費削減。まさに外道の所業と言えよう。
耐えきれず自害する提督が後を絶たなかった。
愛する艦娘の枷となっていることに耐えられなかったのだろう。
【艦これ】艦隊これくしょんでエロパロ8
429 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/04/04(金) 08:04:14.91 ID:bfaOzMZw
----終戦から数年。
人々の努力のかいあって急速に経済の復興を遂げた帝国では、
親に可愛がられて育った自己中心的な快楽主義の若者の吹き溜まりになっていた。
艦娘という戦力とその特殊性から海軍はあまり積極的に徴兵を行わなかった。
結果、戦争を知らない若者たちは終戦直後、膨らんだ軍事費に猛抗議し軍縮を加速させ、
さらには恩人であるはずの彼女たちを慰み者にし食い物にしていた。

そう、かつての救国の英雄たちは、はした金にも満たない額で文字通り凌辱されつくしている。
しかし、民意を恐れてか軍上層部は見て見ぬ振りをして、官僚は今なお私腹を肥やすと聞く。


雷「・・・大丈夫!私がいるじゃない!電は私が守るんだから!」
そう私は自分を奮い立たせる。
司令官は自害してしまった。
体を売ってでも司令官や私たちを守ってくれた秘書官だったあの人も
司令官の亡骸に縋り付き、次の日司令官もろともいなくなってしまった。
机には「ごめんね」とだけ書かれた紙と、幾分かのお金が置かれていた。
後を追って逝ってしまった。つまりそういうことだと思う。

電「わたしもがんばるのです!」
雷「ダメよ!あなたは家でじっとしてなさい。」
電は秘書官が体を売っていたことを知らない。
この世界には私たちの仕事なんてそれくらいしかないことも、
私たち艦娘たちが娼婦として蔑まれ、ボロボロになっていくことも。
何も知らない。何も教えてない。
司令官が死に、秘書官が行方不明なことも。

雷「それに・・・司令官と約束したでしょ?あなたは家を守る役目だって」

電「はわっ、そうなのでした・・・」
シュンとする電を抱き寄せて言い聞かせる。

雷「司令官たちはちょっと遠くで出稼ぎに行っちゃっただけ。きっとまたすぐにみんなで暮らせるようになる」
雷「・・・大丈夫、なんとかなるわ!私がいるんだから!あなただけは守って見せるわ!」
そう、自分に言い聞かせた。

電「はい、なのです・・・」

たぶん電はうすうす感づいてる。
司令官が死んだことも。秘書官が死んだことも。
そして・・・これから私が体を売りに行くということも。
【艦これ】艦隊これくしょんでエロパロ8
430 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/04/04(金) 08:05:40.78 ID:bfaOzMZw
・・・・
・・・
・・
若者A「おい、コイツにしようぜ」
若者B「どいつだ?ってまた艦娘かよ。こいつらクローンみたいにうじゃうじゃいっから飽きてきたよ」

若者A「そういうなって、値段は安い上にこいつら人間と違ってすげー頑丈だから無茶やっても平気なんだぜ」
若者B「とかいっていつもぶっ壊してんのはどこのどいつだよww」
若者A「ゲラゲラ、ちげーねーやww」

艦娘は人間に限りなく近いけど人間じゃない。化け物って言う人もいるけど、
司令官は軍艦の魂が受肉した付喪神のような存在だって言ってたっけ・・・。

雷「んむぐぅ・・・やめっ・・・むぐぉるぶじゅr」

若者A「やべーってコイツの窒息のどマンコすっげー気持ちいいわww」
髪を掴まれ強引にのど奥にずぶずぶと突っ込まれる。
手足は縛られ、雁字搦めなのをいいことに好き勝手に体を使われる。
か弱い女の子にこんなことするなんてヒドイじゃない・・・。
って抗議したらお腹を殴られてもう抵抗する気力も残ってない。

若者B「窒息いいな!こっちも締め付けたまんねーわww」
そう言うと、お兄さんは私の首を絞めてくる。
ジュブッ、グジュッ、と激しく腰を打ち付けられて全身に苦痛と快楽が奔る。

雷「ぷぁっ、ひゃめっ・・ぐるじ・・死んじゃ・・・あ・・が・・・」
びゅくびゅくと熱いものが注がれると同時に
プツンと、画面が真っ暗になるのを感じて、私は意識を失った。

目が覚めるとお兄さんたちはもういなくなっていた。
あの後も私は責め立てられていたようで、体のあちこちが痛む。
シャワーを浴びてお給金をもらい、夕飯の材料と明日の電のごはんの材料を買って帰宅する。

電「お帰りなさい!なのです!」

雷「ただいま!はい、今日のごはんは白い方よ」
私は努めて明るく振る舞う。

電「やったなので・・・・その首どうしたのですか!?」
そういわれて慌てて首を押える。
うかつだった。2人相手は初めてではなかったけれど
拘束されて意識を失うほどの攻めに心身ともに参っていたみたい。。

雷「こ、これは・・・ちょっと・・ね」
言い訳を考える余裕はなかった。

電「ちょっとって感じじゃないのです!・・・・・・・・・・・・・お仕事・・ですか?」

雷「・・ッ、そ、そんなことよりほら!今日はご飯いっぱい食べていいから!お夕飯にしましょ?」

電「やっぱり私も働くので・・・」
雷「ダメよ!!」

電「(ビクッ)」

電だけは守ってみせる。それが司令官との最期の約束だから。
約束・・・だったのに。

-----その日、電はいなくなった。
【艦これ】艦隊これくしょんでエロパロ8
431 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/04/04(金) 08:08:52.49 ID:bfaOzMZw
・・・
・・

あれからどれだけ経ったのだろう・・・。
思いつくところはすべて探したけれど、電はついに見つからなかった。
電も逝ってしまったのかもしれない。
結局私は誰も守り切れなかった。
憧れていた司令官も、解体された暁や響も、そしてみんなに託された電まで。
生きる気力もなくなった私は、いつの間にかこの路地裏でぼろ雑巾のように犯されるだけになっていた。


・・・誰かが来たようだわ。また、犯されるのかしら。・・・もう、どうでもいいけど・・
大切なものは全部なくしてしまった・・・私には何も・・ない

浮浪者「へっへ、今日もお世話になるぜ!」
前戯もなしにいきなり突っ込まれる。
ゴポゴポと誰とも知れない精液があふれてくるのがわかる。

雷「ぅ・・ぁ・・」

浮浪者「このちっぱいを摘みあげるとギュウギュウ締め付けるのがまたたまらんわ」
ずちゅっずちゅっ
私の意思とは無関係に体は敏感に反応し男の竿をきゅっきゅっと扱き上げる。

なんだか・・・とても疲れた。
酷い脱力感と眠気が私を襲い。意識がもうろうとしてきた。

浮浪者「なんだぁ?締りが悪くなったな。おい!この!・・・やべぇ、動かなくなっちまった」

ブーーーーーン・・・

浮浪者「何の音だ?あーくそっ起きろ!」
ガンガン蹴られ薄れゆく意識の中、懐かしい艦載機の音を聞いた気がした。
艤装は凍結されたはずのに・・・。

??「提督!こっちです!」

浮浪者「なっ、お前ら何もんだ」

提督「シャイセッ!(クソッ)また私は救えなかったのか・・!?」

浮浪者「何言ってやがるんだ?あ?そうか、お前もこれを使いたいなら順番待ちだぜぇ?
つって動かなくなっちまったがな」

提督「どけっ、クズ野郎」

浮浪者「ぐぇ、くっそ、なにす」

提督「お前らの!ような!輩が!いるから!!!」

浮浪者「いってぇ、やめろっ!あ゛あ゛あ゛あ゛!」
ボキッグチャッと明らかにやばい音がする。

翔鶴「て、提督、それ以上は死んでしまいます。」

提督「・・・ッ、次はないと思え」

浮浪者「ひぇ、ひぇぇぇぇぇ」
【艦これ】艦隊これくしょんでエロパロ8
432 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/04/04(金) 08:10:28.67 ID:bfaOzMZw
・・・
・・


提督「ヵ・・っ!・・・ッ!」

何処かで聞き覚えのあるお爺さんの声がした。

雷「ぅ・・・ん・・・?(誰?よく、目が見えないわ・・・)」

提督「ヵ・・っち!いか・・・!」

ぼやけた視界に移る白い制服姿はよく知るあの人と同じで
まるで私を迎えに来てくれたように見えた。

雷「し・・・れー・・・かん?」

提督「雷!大丈夫か!?私の声が聞こえるか?」
司令官じゃ・・ない。・・・あれ?

雷「・・・え?・・・おじ・・さま?何で・・」

提督「!よかった。生きていてくれて。」
ぎゅうっと抱きしめられる。
人のぬくもりを感じるのはどれくらいぶりだろう。
ふと目頭に熱いものがこみ上げてくる。

雷「あっ、いけない、おじさまのお洋服がよごれちゃうわ」

提督「構わないさ。・・・よかった。」

提督「・・・そうだな。年頃の女の子がこんな恰好じゃいけない。翔鶴、タオルと着るものを」

翔鶴「は、はい。今お持ちしますね!」

雷「あ、私・・・」
今になっていろんな感情が沸き上がり、どうしていいのかわからなくなった。

提督「大丈夫だ、もう大丈夫。安心しなさい。」
フルフルと震える私をやさしく撫でてくれる大きな手に、訳も分からず泣いて縋り付いた。

雷「司令官がッ・・みんながッ・・・・あぁぁぁーーーー!」


雷が泣きつかれるのを見計らい、翔鶴がおずおずと戻ってきた。
翔鶴「あの・・・提督・・タオルとお召し物です。」

提督「あぁ、すまないが頼む。」

翔鶴「はい・・」
【艦これ】艦隊これくしょんでエロパロ8
433 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/04/04(金) 08:11:11.28 ID:bfaOzMZw
・・・
・・

歴史をなぞっている。
深海棲艦との戦いはかつての大戦を彷彿とさせるものがあった。
如月の装備を指示しなければ撃沈されていただろう。
天龍に対潜装備をさせなければやはり危なかった。
先手を打ち、大井北上にさらなる重雷装の指示を出さなければ
物資枯渇にあえぐ帝国は高速輸送艦への改装を指示するはずだった。

改変が可能だということに気付いた私は、秘密裏に暗躍し
次々に敵を追い詰めることに成功した。
例え汚い手を使ったとしても。

深海棲艦との戦いが終われば、艦娘たちが接収されるのは明白だった。
軍上層部に取り入り、私の所属する鎮守府は監視の元、現状維持となった。
深海棲艦の封印作戦に投入された特殊部隊、その唯一の生き残りである自分は
軍にとっても切り札として温存しておきたかったのだろう。

あの日、最精鋭の艦娘たちと共に、最精鋭の術者も随伴した。
本来術者と言えど艦娘や深海棲艦に干渉することは不可能だった。
しかし追いつめられた帝国海軍は、狂気の作戦に出た。
当初の作戦では封印などではなく殲滅だった。
術者ではないが大将が3人も随伴する大規模な決死の共同作戦。
一介の少佐に過ぎない自分に声がかけられたのは術師だからという単純な理由だろう。

ヒトマルマルマル、開戦と同時に艦娘たちによる一斉射に敵深海棲艦は大破し、優勢かに見えた。
自然治癒により、徐々に劣勢になっていくことになる。
多数の犠牲を出しつつ、常に援軍のやってくる深海棲艦をじわじわと追い込む。
撃沈したはずの戦姫もいつの間にか無傷で戻ってくる。
悪夢のような戦場だった。

フタマルヨンマル、友軍による波状攻撃についに魔の海域の発生ポイントまで戦線を押し上げることに成功。
術者を投入しての浄化作戦が発令される。
そして開始3分、あの光を思わせる発光現象のあと、最前線のほとんどが蒸発。消滅した。
自分だけはこの日を予想していた。
上層部に対策を具申したが棄却された。
いや、大事の前の少佐の具申など取り合ってすらもらえなかった。
対策をしていた私の乗った艦と艦娘、そして私の言葉を信じてくれた友軍を残し、
最前線は文字通り蒸発した。

それを目の当たりにした大将たちは取り乱し、指揮系統は瓦解。
通信は混乱していた。
予想通りの展開か。一つため息をつき、全艦に指示を出す。

提督「大将旗艦との通信を切れ。我が艦隊は如月を旗艦としこれより封印作戦に移行する。」

如月「お呼びかしら?如月、最大戦速、出撃します!」
【艦これ】艦隊これくしょんでエロパロ8
434 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/04/04(金) 08:11:55.86 ID:bfaOzMZw
・・・
・・

そうして封印はなされた。
最前線にいた他の術者の張ろうとした結界を再利用させてもらった。
通常の術式は彼女たち深海棲艦にはあまり効果がない。
そこで彼女たち自身の力の源を利用させてもらう。
術式に織り交ぜ、組み込み、結界を成した。
彼女たちの負の感情が強ければ強いほどより強固な結界となるように。
いつかその魂を救いに来ると心に誓いながら。


如月「司令官?」

提督「あぁ、すまない。少しボーっとしていた。」
また一人、提督を失い海軍に反旗を翻そうとする艦娘の艤装を解体した。
場合によっては解雇された元提督をも相手にすることもある。
それが今の仕事だった。
我が艦隊の艦娘を守るためとはいえ、正直気が重い。

世界を救った英雄と称され、中佐へ昇進すると同時に
危険分子として疎まれるようになった。
本来大佐になってもおかしくない功績だったが、上層部は私に恐怖した。
今までこうなることを危惧して程度に演習で負けたりしていたが、
案の定飼い殺しの状態だ。
秘書官の如月の艤装だけ武装解除の上に厳重に保管されている。
事実上の更迭であり人質と言えよう。
普段は見えないピンクのハート形のカギ・・・艦娘保護チョーカーなど
艦娘のシステムを構築する上でかなり尽力した功績も今となっては枷でしかない。


如月「司令官。大丈夫ですわ。如月はずっとお傍に」
そっと頭を胸に抱き寄せられる。
甘い香りにしばし癒される。

提督「・・・ありがとう。如月、ゆこうか」

如月「はい、司令官。」

・・・・今日の相手はかつての上官にしてあの戦いの友軍。・・・元大佐の所だ。
【艦これ】艦隊これくしょんでエロパロ8
435 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/04/04(金) 08:12:31.44 ID:bfaOzMZw
・・・
・・

雷「ここ・・は?」
目が覚めるとふかふかのベッドに寝かされていた。
辺りを見渡すとアンティークな家具やランプなどがある。

ふと横を見るとすやすやと女の子が座りながら眠って・・・

雷「電!?電なの!?生きていたのね!」
驚きとうれしさのあまりガクガクと揺する

電「はわわっ!?何事ですか!?地震ですか!?」

電「ふわっ!?だ、大丈夫なのですか!?怪我はないのですか!?」
今度は私がゆすられる。

雷「だ、大丈夫だから、落ち着きなさいっ」

電「生きててよかったのです!ぐすっ」

雷「それはこっちのセリフよ!もう、心配したんだから。」

---後から聞いたところによるとどうやら電は司令官からもしもの時のために
かつての上官を頼るように言い聞かせられていたみたい。
私が無理しすぎないように見ていてほしいって・・・。
司令官ったら、私がいないと何もできないくせに・・・こういうとこだけ・・・・。

あの日、電はいなくなったんじゃなくて、ずっと探していたその上官の居場所がわかって
助けを求めに行っていたとか。

電「すぐに戻れるはずだったのですが、色々とあって遅れちゃったのです。」

雷「結局、電に守られちゃったね。ありがと、電」
シュンとする電を元気づけようととっさにお礼を言う。

電「そんなことないのです!私はずっと守られっぱなしで何もできなかったのです・・・」

雷「そんなことないわ。ありがとね、電」
ひしっ、と抱き合ってちょっと泣けてきちゃうじゃない?
【艦これ】艦隊これくしょんでエロパロ8
436 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/04/04(金) 10:40:56.38 ID:bfaOzMZw
提督「あー、おほん。雷、加減はどうだ。」

雷「あ、おじさま。」
はわわ、とわたわたと電が恥ずかしそうに離れるのがちょっと微笑ましい。

雷「助けていただいてありがとうございました。」

提督「いや・・・、もっと早く救ってやりたかったんだが、戦後の騒乱で行方がつかめなくてな。
・・・すまなかった。」
そういったおじさまの顔は悔しさでゆがんでいた。

雷「おじさま、笑って。私は大丈夫だから!」

提督「そうか、あぁ、そうだな。雷は強い子だったな。」

雷「そうよ!なんでも私に任せなさい!って」
まだ大切なものはなくしてなかった。
今度こそ守って見せる。
へこたれてなんていられないんだから!

電「い、電の本気もすごいのですよ!」
むん!と胸を張って電も主張する。

提督「ふむ、まだまだ育ちは足りないようだがね?」

電「せっセクハラは駄目なのです!」
胸を隠して照れた後、からかわれたと気付いた電が
ぽかぽかとおじさまを叩く。

提督「ふっふっ、きかんな」

提督「--おかえり、雷、電。お前たちは今日からここの子だ。」
きょとんとした電と一瞬見つめ合い、二人で力強くうなづいた。

雷・電「はいっ」

・・・
・・
雷「とっても広いお屋敷なのね。」
ここ数か月しっかり療養をとって歩けるまで回復した私はお屋敷を散策することにした。
さっきからずっと廊下を歩いているけど、全然行き止まりにたどり着かない。

電「そうなのです!畑に田んぼに、大きな噴水のある池もあるのです!」

雷「畑に田んぼ?なんでそんなのがあるのよ?」

電「えっと、おじさまは提督をやめてしまわれたようなのです。」
電「それで艦娘たちを養うためにお庭を開拓して・・・」

雷「食料を自給自足してるのね?」

電「なのです!私たちみたいな艦娘をいっぱい受け入れてくださってるのです!」

雷「そっか。」
司令官、なんでもっと早くおじさまのとこに・・・。ううん、あの人のことだからきっと・・

ふと見上げるとおじさまらしき人影が出てくるのが見えた。
雷「おじさまかしら?」

電「あれ?また新しい艦娘が来たみたいなのです」
【艦これ】艦隊これくしょんでエロパロ8
437 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/04/04(金) 10:41:41.67 ID:bfaOzMZw
・・・
・・

若い提督「お久しぶりです。大佐。いえ、元でしたね。」

大佐「壮健そうだな。中佐。噂は耳にしている」

中佐「・・・そうですか。では話が早い。」
中佐「匿っている艦娘を軍に引き渡していただきたい。これは軍上層部からの命令です」

大佐「・・・断る。私はもう軍属ではないのでな。従う義務はない」

中佐「はぁ・・・やはりそう来ますか。」
中佐「如月、私のそばにいなさい。(ボソッ)」
如月「ッ!はい・・」
提督の力になれず如月はギュッと唇をかむ。

中佐「かつて無敗と詠われた提督相手に正直気乗りはしないのですが、いたし方ないですね。」

大佐「フッフッ、常勝ではなく無敗か。勝ちに行かず、艦娘生存第一に守りに徹しただけよ。」
大佐「翔鶴!瑞鶴!第一艦隊は輪形陣にて迎え撃て!」

翔鶴・瑞鶴「了解しました!機動部隊、出撃!」

中佐「はっはっ、艤装にフル武装ですか!よく軍の接収を逃れたものです」
中佐「さらに艦娘は水がなくてはその力の半分もでない。考えましたね大佐」
大佐は庭の中央に位置する噴水の池に陣取り、輪形陣にて陣取っていた。
海ではないので威力は出ないが、それでも陸で戦うよりも数倍はましだ。

中佐「大井北上!それに島風!単縦陣にて水路に魚雷を放て!」


島風「にひひ、それじゃいっくよ〜」

大井「了解!九三式酸素魚雷、やっちゃって!」
北上「大井っち張り切ってるねぇ〜。いっちょ私もやってみますか!」



・・・
・・

雷「ねぇ、なんか変じゃない?いきなり砲雷撃戦始めちゃったわよ!?」

電「はわわ、大変なのです!」

雷「何か手は・・・ねぇ、なにか武器になるものはないの!?他の艦娘たちは?」

電「えっとえっと、他の艦娘たちは偽装が軍に押えられてて戦闘できないのです。」

雷「じゃあ武器の方は?」

電「その・・・実はおじさまが内緒って言って教えてくれたのですが、
軍からこっそり私たちの艤装を回収してくださってるのです。」

雷「さっすがおじさまね!電!支援砲撃、するわよ!いけるわね?」

電「任せるのです!」
【艦これ】艦隊これくしょんでエロパロ8
438 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/04/04(金) 10:42:58.43 ID:bfaOzMZw
・・・
・・

中佐「さすが空母艦隊で名を馳せただけはおありだ。対空装備満載でもしのぎ切れませんか」
軍の信頼のない自分には動かせる主戦力も少ない。
とはいえ共に戦った練度の高い娘たちだ。攻めに転じない相手に引けは取らない。

大佐「そちらこそこちらの艦攻艦爆特化をいなすのは神業ではないか」

中佐「これもあなたから教わったことですよ、大佐」
にやりと笑う

大佐「陸地とはいえなかなかにきれいな回避運動だ。」
大佐もまた笑っていた。

久々の艦隊戦にお互い高揚している。

中佐「ですが、これでチェックです!イク!ゴーヤ!」
ドドォォ・・・ン!!
激しい水柱を上げて翔鶴に命中する。

大佐「なっ、潜水艦で挟撃だと!?バカな!・・・!!・・水路か!」

中佐「ずいぶんと深く立派な池が仇となりましたね?大佐」
中佐「すみません。念には念を入れてと思いましてね。」

大佐「くっくっ、まったくその通りだな。翔鶴!瑞鶴!潜水艦に艦攻雷撃!」

瑞鶴「翔鶴姉は沈ませないんだから!」

中佐「まさか!応急修理女神!?妖精もまた軍に接収されたはずでは・・!」
中佐「しかも女神をつける分の装備を削ってなおその戦力だと!?」

伊19「ひゃぁ〜なのね〜」
伊58「痛いのでち〜」
く・・・、いくら深い池とはいえ深度が足りずに正規空母の攻撃が届くか。

ドドドドドッ

島風「ひゃっ!?やーめーてーよーぅ!」

中佐「追い打ちに援護射撃!?何処から・・・まだ戦える艤装を持った艦娘がいたのか。」
中佐「軍の手から逃れここまで戦力を温存していようとは・・・どうやら貴方を侮っていたようだ。」

大佐「(いや、これは・・・・・そうか、あの子たちか。)」

大佐「これで詰みだ。大人しく引き下がってもらおうか。」

中佐「・・・残念です」
【艦これ】艦隊これくしょんでエロパロ8
439 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/04/04(金) 10:43:34.29 ID:bfaOzMZw
中佐「と、いうのはまだ早いですね。・・・隠し玉もあなたからの教えだったのをお忘れですか?」

ヒューンヒューン・・・ドドドドドッ

大佐「これは!!戦艦クラスの援護射撃か!?しかも海上からの!」

中佐「これでチェックメイト・・・ですね。大佐。」

瑞鶴「翔鶴・・姉ぇ・・」
旗艦の翔鶴をかばい、瑞鶴は大破。他艦娘も今の砲撃で満身創痍だった。

翔鶴「く・・・まだ、やれます!提督!」
ボロボロになってなお立ち上がる翔鶴は、提督を守るために必死だった。
残った発艦済みの艦載機で最後の突撃に出るつもりなのだろう。

大佐「いや、もういい。翔鶴。私の負けだ。」

中佐「大佐の空母艦隊の腕も健在か。この分なら大丈夫そうだ。」
中佐「・・・では、私の話をしばしお聞き願いたい。」

大佐「?構わんが、何を・・」


・・・
・・

雷「大変!おじさま負けちゃったわ」
電「助けに行くのです!」
雷「待ちなさい!私にいい考えがあるわ」
【艦これ】艦隊これくしょんでエロパロ8
441 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/04/04(金) 19:15:54.24 ID:bfaOzMZw
・・・
・・

大佐「つまり、クーデターを起こすのだな?」

中佐「ええ、そういうことになりますね。」

現在、深海棲艦の封印は自分の術によるものだった。
いつでもその術を解くことは可能だ。
深海棲艦の脅威が再び襲って来れば、この平和ボケした国も少しは目を覚ますだろう。
かつてお国のため、未来の子供たちのために戦った英霊。
彼らの行いは間違っていたがその願いは賛同できる。
しかしその切なる願いも子供たちには伝わらず、平和な国といわれながら
内実中身は腐りきっていた。
自分さえよければいい、気にくわなければ他人を批判する。
あの時彼らが望んだ平和な世界にするための戦いは、完全に無駄だったと言えよう。

刻一刻と戦力となりうる艦娘たちも減っていっている。
事を起こすならもはや猶予はなかった。
しかし、如月の艤装を押えられていたのでは事を起こせない。
そこで協力者となるだろうある者を探していたら、一人の艦娘に行き当たった。
彼女に出会ったとき、すでに目当ての提督は彼女の腕の中で死んでいた。
海軍の同期だった男だ。

あの晩解体した艦娘こそ彼女だった。
ちょうど彼女が提督と共に海に身を投げている頃だろう。

救えなかったという苦々しい思いを噛みしめ、次の候補、大佐に会いに行くこととなった。
彼の所在は最初からつかめていた。
それでも彼は裏で手を回したのかなかなか軍が介入できなかったため、
表だって会うことも不可能。
それでも望みはもはや彼に託すしかなく、今回の強襲と相成ったのである。

中佐「今深海棲艦の脅威が復活すれば、必ず提督と艦娘は救われます。」
中佐「そして、人手不足となった軍は広く提督となるべく若者を徴兵するでしょう。」
そうすれば、きっと彼らも平和の大切さと、国を守るという誇りを取り戻す。
国とは民だ。民が腐っていては国は成り立たない。
共に助け合い、慈しむ心無くして何が平和か。

中佐「あなたもお感じになったのではありませんか?現状の提督たちや艦娘たちを知っておいでなら」

大佐「しかし、彼(か)のお方がいずれきっと・・・」
【艦これ】艦隊これくしょんでエロパロ8
442 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/04/04(金) 19:16:25.17 ID:bfaOzMZw
中佐「・・・彼のお方は傀儡です。謁見した際に少し試させてもらいましたが神気を感じない。
かつての大戦の敗戦で人へ堕とされたのでしょう。」
中佐「それにお優しすぎた。あれでは軍を制御することは不可能でしょう」

大佐「そうか・・」
深い沈黙の後、大佐は静かにうなずいた。。

大佐「この国のため、未来の子供たちのためにもう一度立とう。」

中佐「では!」

大佐「あぁ、深海棲艦(奴ら)を叩き起こすぞ!」

中佐「了解しま・・」

雷「せーの!てーーーーい!!!」
電「やぁーーーーなのです!!」

べしっばきっ

中佐「ぐほぁっ」

電「殺ったのです!」
雷「電・・・字がおかしいわ。はっ、おじさま!ご無事ですか!?」

大佐「二人とも・・・ふっ、ふっはっは。見事敵将を打ち取ったな」

えっへんと胸をそらす二人だった。

中佐「いつつ、酷いじゃないか雷、電」

雷「あれ?・・・おにーさん?」

電「なんでお兄さんがここにいるのです?」

如月「司令官!ご無事ですか!?何かすごい音が・・・」
外で待機していた如月が慌てて飛び込んでくる。

雷「あーっ!如月じゃない!久しぶりねー」

如月「えっ、えっと、お久しぶり・・ね?って、ふぁぁああああっ!?」
混乱気味な如月は雷に押されっぱなしだ。
雷はぴょんこぴょんこ跳ねて如月を振り回して喜んでいる。

中佐「よかった。二人とも無事だったんだな。大佐にお前たちの所在の情報と艤装を
軍に気付かれないように流したが間に合ったようだ」

大佐「あれはやはりお前だったか。おかげでギリギリのところで間に合ったぞ」
どうやら大佐には今回の自分の訪問の内容もすべて予想されておいでか。
さすが我が師、といったところか。
先ほどの”演習”も小手調べをされていたのは自分だったようだ。

雷「そっか。みんなが私たちを探してくれていたのね・・・」

電「そうだったのですか・・」

中佐「あぁ、それに・・・(ヤツの愛したあの娘との最期の約束だったからな)」
【艦これ】艦隊これくしょんでエロパロ8
443 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/04/04(金) 19:17:02.12 ID:bfaOzMZw
翔鶴「ムー!ムーーーー!」

雷「そうだった!何故か邪魔してきた翔鶴さんを縛り上げちゃったんだ!」
しかも仕事仕込みのキツイ亀甲縛りで。

大佐「やれやれ、翔鶴は私が何とかしておこうか。」

翔鶴「んん!?ふむーー!んふっ/// んん〜〜〜〜〜!」
と言いつつ何処に手を突っ込んでるんだ師匠!
ムニムニと胸を揉みしだかれ、荒縄ですでに出来上がっていたのか
翔鶴はどう見ても達していた。

瑞鶴「あっ、翔鶴姉だけずるいっ・・・じゃなかった。提督さん、私も一緒に行きます!」

電「それじゃ、私はお兄さんとお茶でもするのです!///」

雷「それいいわね!私も参加するわ!」

北上「ちょっとー、私たちもわすれないでよね?もう〜」

大井「とかいって北上さんちゃっかり入渠してたじゃないですか」

北上「そんなこといって、大井っちなんて提督とられないかしらってそわそわしてむぐmぐう!?」

大井「わーっわーっ!北上さん!クッキー!そう、魚雷クッキー美味しいですよ!?
ささっ、遠慮なさらずに!」

島風「てーとくーーーーかけっこしよーーー!って、あー!私のてーとくとらないでよー!」


・・・
・・

榛名「遠距離支援はこんな感じでいいのでしょうか」

金剛「バッチリなのデース!これで提督からご褒美もらえマース」

榛名「あの・・金剛お姉さま、その時は私もぜひご一緒に・・・(モジモジ)」

青葉「あ、青葉も・・・その・・」

金剛「青葉はいつもこっそり提督に愛されてるからダメデース!次こそは私の番ねー」

青葉「ばれてっ!?はぅ///(テレテレ)」

榛名「榛名も!できれば混ぜてほし・・・(モジモジ)」



曙「----私たちの支援攻撃・・・成功したかしら?」
曙「ちゃんと無事帰ってきなさいよ?クソ提督♪」


春一番がさわやかに吹き抜けた。
【艦これ】艦隊これくしょんでエロパロ8
444 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/04/04(金) 19:17:42.38 ID:bfaOzMZw
以上です。

連投規制に負けましたorz
支援ありがとう

思いついたプロットを追いかけるので手いっぱいで駄文になってしまった。
そして長文申し訳ない。

島風編はこの後まだ続きを書く予定だけど
攻略前の時代にさかのぼるので少しややこしいかもしれない。

時間の流れ
6-538の話→8-84の話→今後書く話→今回の話→それ以降書くかは未定

あと気づかれないと思うけど、最初に雷を買ってた二人のうちの一人が浮浪者です。

そしてもう一人がどうなったかというと艦娘を壊しすぎて怖い人たちに連れてかれました。


まだしたらばで書いた発情青葉さんのちょっと手直し版とか
今回登場でいきなりデレな大井っちが
どうやって落とされるか(やっぱりちんぽには勝てなかったよ)とか
そうなるように仕組んだ北上さん(提督に惚れちゃった)とか
潜水艦たちの濡れ濡れお風呂奇襲作戦とか

まだ登場してない潮とか夕立とか愛宕とか羽黒とか雪風とか睦月とか漣とか阿武隈とか夕雲型とか
・・・つまり可能な限り出したいです


ちなみに大佐はあの後翔鶴さんを”そのまま”お持ち帰りして瑞鶴さんを交えてしっぽり楽しんだとか。
そして雷と電はしばらく後、「ゴーイチゴー・クーデターを成功せよ」という任務の報酬として正式に中佐の艦隊に所属して、
中佐争奪戦に参加したとかなんとか。
【艦これ】艦隊これくしょんでエロパロ8
446 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/04/04(金) 19:26:53.71 ID:bfaOzMZw
あ、潜水艦ズはお仕事終わったからそのまま本来の仕事の深海棲艦の警戒任務に戻ってます
ちゃっかり中佐にあとからご褒美もらってるけどw
【艦これ】艦隊これくしょんでエロパロ8
447 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/04/04(金) 20:18:56.55 ID:bfaOzMZw
しまった・・・読み直してたら1つのシーンをすっ飛ばしてるわ
しかもなんで如月パート・・・
というわけで追記orz

島風「てーとくーーーーかけっこしよーーー!って、あー!私のてーとくとらないでよー!」

・・

しばらく如月は艦娘たちに囲まれてる中佐を幸せそうに見ていたが
ふと中佐と目が合う。

くすっと笑いあうと、お互いの言いたいことはなんとなくわかった。


窓の外を見上げると雲一つない晴れやかな空が広がっていた。
如月「いい風」

ふわっと桜の花びらが舞い上がった。
「ありがとう」
一瞬、その中に雷たちの艦隊の秘書官が笑っているのを見た気がした。

彼女の魂は救われただろうか。
同じ秘書官として痛いほどにその気持ちがわかる。

如月「(ずっと.....おそばに)」
そっと指輪を抱きしめた。


※このページは、『2ちゃんねる』の書き込みを基に自動生成したものです。オリジナルはリンク先の2ちゃんねるの書き込みです。
※このサイトでオリジナルの書き込みについては対応できません。
※何か問題のある場合はメールをしてください。対応します。