- 【FFXI】ミスラとまんこしたい14夜目【エロ総合】
657 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/03/23(日) 03:59:03.59 ID:YYBwsrcT - >>650
続き何とか書いたぞー! 戦士を正気に戻したら長くなってしまいましたorz 一応戦士クエのネタバレらしきものがありますので注意 甘口イチャラブものなので苦手な人はスルーして下さい それでは数レスお借りします
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658 :暴走戦士とヒーラーちゃん[sage]:2014/03/23(日) 04:45:07.22 ID:YYBwsrcT - ※このSSは638の続きですが視点がヒーラーから戦士に移っています。ご了承下さい
あれからどのくらい経ったんだろう? 薄れ行く意識を必死で保ちながらこの状況から脱しようと足掻いている。 体の自由を失い意識を保つことも難しいが、今俺の身に何が起きているのかはわかっている。…その原因と、俺がやらなきゃいけない事も。 恐らく俺は今戦士の力…『原始の魂』が暴走し、敵味方問わず襲いかかる化け物になっているだろう。 そしてそんな俺の暴走を止めようと必死に立ち向かってくれているのが、誰よりも大切な…俺の相棒だ。 あいつと初めて出会ったのは、まだ冒険者としては駆け出しの頃だった。 西ラノシアにある、蛮族サハギンと通じ蛮神リヴァイアサンを信奉する海賊のアジト『サスタシャ浸食洞』に行くことになったんだが、四人構成のパーティ以外の立ち入りが許可されないと聞いた俺は途方に暮れていた。 ベテランの冒険者ならともかくヒヨッコの俺にはパーティを組む仲間も誘われるような腕もない。 大人しくコンテンツファインダーに登録して待ってはみるもののいつまで経ってもパーティメンバーが集まる気配すらない。
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659 :暴走戦士とヒーラーちゃん[sage]:2014/03/23(日) 05:24:34.85 ID:YYBwsrcT - 今日のところは諦めて宿屋に向かおうと腰をあげたその時。
「あの…すいません…」 という遠慮がちな女の声が聞こえた。驚いて声のした方を振り向いてみるとそこには質素なローブに身を包んだ女性が立っていた。 腰に木の枝を差しているから恐らく幻術師なんだろう。 「あの…その、失礼ですが、お一人ですか…?」 彼女は真っ赤になって震えながら、それでも俺の目を真っ直ぐ見つめてこう言った。 「も…もし良かったら、私と一緒にパーティを組んでいただけませんか…?」 若干涙目で訴えてくるが、こちらに断る理由はない。 「えっ?あぁ構わないよ。ていうか俺もメンバー探してるところだし」 それを聞いて、不安と緊張で強ばった彼女の顔に安堵と喜びの表情が広がっていく。 「うわぁー、ありがとうございます!よかったー!もう、待っている間に日が暮れてきちゃって本当どうしようかと思っていたんですよ!!」 仲間が出来て安心したせいか、そう早口で話しかけながら満面の笑みで俺の手を取って上下に振り回す。 「これから、よろしく御願いしますね!」 突然の行動に少し面食らったが無邪気な笑顔につられて俺も自然と笑顔になる。 「ああ、よろしくな!」
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660 :暴走戦士とヒーラーちゃん[sage]:2014/03/23(日) 05:55:30.37 ID:YYBwsrcT - 正直な話それからダンジョンに入るまでに相当な時間がかかったが、あいつと他愛ない話をしているだけでも楽しくて退屈なんて全く感じなかった。
初対面の筈なのにまるで昔から一緒に居るような感じがして…気がついたらあいつの事を意識するようになっていた。 そして集まったメンバーで何とかダンジョンを攻略した後フレンド申請を交換して、それ以来あいつは俺の大切な仲間として側にいてくれている。 お互いの予定が合わなくて一緒に廻れない時もあるけど大事な時はいつもあいつは側にいてくれた。 困難なクエストでくじけそうになった時も、あいつが居ることでどれだけ救われたかわからない。 どんな敵にも臆さずに戦斧を振るえるのも、俺を護ってくれるあいつを守りたいから…。 …だからこの気持ちもあいつとの関係を壊したくなくて、あいつの仲間としてだけでいいから側に居たくて、ずっと押し殺してきた。 少しでも俺が戦いやすいように頑張るあいつの気持ちに応える為に必死にスキルを取って、俺の命綱になろうと必死になるあいつの負担を減らす為に立ち回りを研究して…。 いつも明るい笑顔で俺の側に居てくれるだけでいい、高望みはするなと自分に言い聞かせて…。
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661 :暴走戦士とヒーラーちゃん[sage]:2014/03/23(日) 07:05:20.30 ID:YYBwsrcT - だが必死に気持ちを押し殺しても、思いは澱のように心の底に溜まっていく。
その結果俺はあいつへの思いから目を背け、自分を偽り…自分の弱さに呑まれた。 あいつに振られることを恐れて、自分を回復してくれるヒーラーを失うことを恐れて、あいつが俺の前から居なくなるのを恐れて…。 だが俺を信じて俺の暴走を止めようと立ち向かってくれているあいつからこれ以上逃げるわけにはいかない。 己の弱さから這い出して、自分の心と…あいつにむきあわなければ。 そう思ったその時、微かに女の啜り泣くような声が聞こえた。 …あいつの声だ!まさか、あいつが泣いているのか!?と思うと同時に他の体の感覚も戻ってくる。 甘酸っぱいあいつの髪の匂い。 掌に感じる柔らかい感触。 涙の跡がいくつも見える紅潮した頬。 啜り泣きに聞こえたのは普段のあいつからは想像もできないような甘い声で俺の名前を呼ぶ声と、押し殺したあいつの喘ぎ声。 …えっ?俺、暴走してる間何やってるんだ!?ていうかこういう暴走、原初の魂的にありなの!? 想定外すぎる状況に体と思考が停止する。 すると俺の動きが止まったのに気付いたあいつがどこか惚けたような顔を俺に向け、
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662 :暴走戦士とヒーラーちゃん[sage]:2014/03/23(日) 07:43:33.06 ID:YYBwsrcT - ゆっくりとまばたきした。
「…戻ってきたの?」 少し掠れたあいつの声で我に帰った俺は反射的にあいつの顔の方を向き、無言のまま頷いた。 あいつの顔に花がほころぶような笑顔が広がる。 「よかった…元に戻ったんだね!」 あいつは嬉しそうにそう言いながら俺を抱きしめた。 「えっ?ちょ、おまっ…!」 「ん?どうしたの?」 あいつがきょとんとした表情で俺を見返す。 「もしかしなくてもこの状況って、俺、お前にその……性的な事してるよな?」 「あー…まぁそうだね。」 「普通はなんかこう…キャーとかイヤーとか叫んだり暴れたりするもんじゃないのか?」 「今のところはホルムギャングで縛られてキスされて…胸を触られただけだから大丈夫だよ。それに…」 不意に言い淀んで恥ずかしそうにうつむく。 その言葉で呼吸が止まり、心臓が跳ね上がる。 「初めて会ったときからずっと好きだったの。だからこういう形で暴走したのも、びっくりしたけど…うれしかったんだ。」 嘘みたいな展開に頭が混乱する。 恐らく今の俺は物凄く間抜けな顔をしているだろう。 「マジかよ…!」 「…うん。今だって暴走してたけど君になら…されてもいいっておもっていたんだもん」
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663 :暴走戦士とヒーラーちゃん[sage]:2014/03/23(日) 08:56:16.81 ID:YYBwsrcT - ごくり。と自分の唾を飲み込む音が妙に大きく聞こえる。
「原初の魂の暴走の事を相談してくれた時は君の弱い心がどういうものか教えてくれなかったけれど、殺そうとして襲いかかってこないでこういう事をしたって事は…私の事…好き…なのかな、って…」 首まで真っ赤にしながら目を潤ませ、上目遣いで問いかけてくる。 「そ、そりゃあお前…好きに決まってるだろ!つーかお前そんな可愛い顔普段しないだろ!そんなで好きって言われたら俺…!!」 可愛いと言われてもっと赤面するあいつを抱きしめながら今まで抑えていた思いをぶちまける。
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664 :暴走戦士とヒーラーちゃん[sage]:2014/03/23(日) 10:17:12.67 ID:YYBwsrcT - 「俺だって初めて会った時からお前のこと…好きだった。
けど、そう言っちまうともうパーティ組めなくなる気がして、ずっと言い出せないでいたんだ。 …お前に振られて一緒に居られなくなるくらいなら、この気持ちを隠して普通の仲間として接していた方がいい。…そう思ってた。」 無意識のうちに腕に力を込め、あいつをさらに力いっぱい抱きしめる。 「どんなに苦しくても逃げずに己に立ち向かう心の強さが戦士の真の強さだって解ってた筈なのに俺、お前からずっと逃げてたんだ。 自分の心から逃げ続けるとどうなるのかも解ってた筈なのにお前を危険な目に遭わせて……!」 そう叫んだ瞬間、俺の口があいつの唇で優しく塞がれた。 唇を軽く啄まれ、遠慮がちに口内に入れてきた舌を舌に絡ませてくる。 あいつの唾液がひどく甘く感じて、柔らかい唇の感触が気持ち良くて他に何も考えられなくなる。 …暫く後、ちゅっ、という音と共に離れた唇から唾液が糸を引いた。
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665 :暴走戦士とヒーラーちゃん[sage]:2014/03/23(日) 10:46:09.39 ID:YYBwsrcT - すいません!ちょっと用事で続きの投下は夜以降になってしまいますorz
ただでさえ長いのに本当に申し訳ないです… あと誤字脱字も結構あってごめんなさい! とりあえず658の 原始の魂→原初の魂 662 不意に言い淀んで恥ずかしそうに俯く。 「私、君の事が好きだから…」 その言葉で呼吸が止まり、心臓が跳ね上がる。 に訂正してお詫び申し上げます。 なにぶん不慣れなもので本当にすいません
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