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旅の人 ◆UbA0ciRoY2
【獣人】猫耳少女と召使いの物語18【ヒト】

書き込みレス一覧

【獣人】猫耳少女と召使いの物語18【ヒト】
751 :旅の人 ◆UbA0ciRoY2 [sage]:2014/03/15(土) 03:51:27.92 ID:rQuAnekU
書き上がりましたので、上げていこうかと
怒涛のガールズトークッ! ……かなぁ?
【獣人】猫耳少女と召使いの物語18【ヒト】
752 :旅の人 ◆UbA0ciRoY2 [sage]:2014/03/15(土) 03:54:55.78 ID:rQuAnekU
控えめなノックが響く

「誰だ?」
「お父様、私です」
「おぉ、マリー……どうかしたのか?」

重厚な扉を押し開きマリーは室内に入る

「……レス、か?」
「いいえ、レシアよ」
「ほぅ……良かったな、嫌われていなくて」
「……えぇ」
「もう寝ろ、召使いに示しがつかんだろう?」
「酷い言い方ね」
「方便と言う奴だ」

踵を返し、マリーは扉を開くその時、声がひとつ響く

「護衛の術を教えなきゃいけなくなる」
「…………レシアは逆らえない、それだけを言っておくわ」
「心しておこう」

マリーは一人、部屋を退出し
後に残ったのはハーネスだけだった

「しかし、レシアがメスヒ……いや、女だったとはな」
【獣人】猫耳少女と召使いの物語18【ヒト】
753 :旅の人 ◆UbA0ciRoY2 [sage]:2014/03/15(土) 03:55:37.45 ID:rQuAnekU
一方、レシアはと言うと

「……何で、こんなに豪華な食事が用意されて!?」

用意されていたのは、ブッフーシチュー、バケットにサラダだった
レシアが何時も食べていた物は、スープ、バケットとミルクだ、大きな違いである
因みに、丁寧にも「レシアさんの夕食です」と日本語で書かれていた

「全く……」
「レシアさーん、食べないんですかー?」
「食べるわよ!?」
「おっ、レシアさんの女言葉ー」
「悪い!?」
「マリー様が、之をと……」

最後に来た3人目の召使が渡して来た物は、メイド服、それもフリッフリの白黒反転カラー
特注だろう、飾りが多いが、意外に動きやすそうではある

「メイド服……ってこれ付け耳と尻尾つき、しかも奴隷用の材質じゃないし」
「つまりー、ヒトではなくー、人間になれって事ですねー?」
「レシアさん、彼方は旅の付き人なんですよ?」
「でも、メイド服って……召使じゃ?」
「もし駄目なら、此方をと申し使わされております」

次に渡されたのは、なんと――ドレスだ、先ほどのメイド服とは打って変わって、動きにくそうである

「だから! 何で! チョイスが逸れてるの!?」
「無論、マリー様だからだと」
「あぁ、納得したわ」
「凄い説得力だねー」
「他には?」
「"命令"にて此方は禁止されておりますが……」

そう言って出されたのが、燕尾服、これが一番好いのだが、禁止されるのも無理ないだろう
【獣人】猫耳少女と召使いの物語18【ヒト】
754 :旅の人 ◆UbA0ciRoY2 [sage]:2014/03/15(土) 03:56:25.33 ID:rQuAnekU
「……メイド服で」
「畏まりました」
「というより、何で彼方はそんな口調なの」
「癖でございます」
「……レシアさーん、ご飯、冷めちゃいますよー?」
「あぁ、もうっ! 対応が追い付けなくなるでしょう!?」

マリーが割り込む、がレシアは気付かない

「それでも、追いついてる彼方が凄いのよ?」
「ですけど、その所為で倒れる召使も居るんです!」
「うぅ、それは……申し訳ないけど」

少し離れた場所でマリーとレシアを除いた召使が声を潜める

「凄い、勝手に敬語になってる」
「声だけで判別している様です」
「それってー、長い付き合いだからー?」
「そうではなく、もっと強く通じておられるようですね」
「「何故分かる(のー)?」」
「……ふふふ、レシアさんの発情顔はこの目に焼き付けてありますから」
「「えっ!? ずるい……」」

大人気のようだ

「って、マリー様……どうかされました?」
「皆で一緒にご飯食べようかな、って思ってね」
「……彼方たちも席に着きなさい」
「分かりました」「はーい!」「畏まりました」
「個性的ね?」
「えぇ……とても」

席に着き食事が始まる
マリーは早速、口に料理を運ぼうとしていたが召使たちは一言告げて手をつける
【獣人】猫耳少女と召使いの物語18【ヒト】
755 :旅の人 ◆UbA0ciRoY2 [sage]:2014/03/15(土) 03:57:34.32 ID:rQuAnekU
「「「「頂きます」」」」
「あら、何それ?」
「元の世界では、私たちの血肉になって支えて貰う食べ物に感謝をして――」
「――頂きますって言うんですよー」
「例えば、ブッフー……彼らもまた生きております」
「その肉を食し、我が身に変える」
「大切なことですが、その分、命がまた変わって行くんですよ?」
「そう、だから……感謝を込めて”頂きます”を言うんですよ、マリー様」
「……なるほどね、素晴らしい考えよ」

マリーもまた彼女たちに倣い「頂きます」と呟いた

「〜♪」
「あ、いい笑顔」
「確かにー」
「またも、この目にしかと焼き付けました」
「私も、ね?」

レシアの表情が少し強張る
機嫌がずれた証拠である

「……只今より、質問会を開催したいと思います、ルールは明快、無礼講と言うだけ」
「「「良かろう、受けて立つ!」」」
「面白そうね……いいわ、やりましょう」

何故か緊迫した空気が流れる
第一発言者はレシア

「んー……私の質問は、『今まで私の部屋に侵入した回数』」
「うっ、いきなり痛い所を」
「……1日に4回程」
「私も同じくらいかなー」
「……2・3回」
「えっ、マリー様まで!?」
「……質問と答えが逸れている気がするよー?」
「それはご愛嬌で」
【獣人】猫耳少女と召使いの物語18【ヒト】
756 :旅の人 ◆UbA0ciRoY2 [sage]:2014/03/15(土) 03:58:52.24 ID:rQuAnekU
少々、白熱してきた質問会
第二発言者は、特徴的な話し方のアヤ

「それでは私めが質問するのは……『自慰の方法』でも」

空気が凍る、レシアはアヤを除く全ての目を見てから

「満場一致で却下」
「……無礼講、でしたね?」
「うぐっ」
「んー……私はー、軽い媚薬使ってるかなー?」
「……わ、私は…………指、です」
「何で気にするのかしらね、私は普通に張り型を使ってるわ」
「私は……あれ、してなかった」
「「流石っ! 執事長!」」
「ほほぅ、では今までして来ていないと?」
「……マリー様とはさっき致しちゃったけどね」
「そうね、凄く可愛かったわ!」

べた褒めである、そして、恥にまみれた質問会は何処へ行こうと言うのか
第三発言者、間延びした話し方のエリ

「えーっとねー、それじゃー『好きなヒト、またはトラさん』でー」
「マリー様一筋!」
「あら、嬉しいわね、勿論私はレシアよ」
「あらあら、アツアツですね……私はレシアさんです」
「右に同じく、私めもレシアさんです」
「……後学までに聞くけど、同姓愛好者ですか?」
「「「イエス、マム!」」」
「私はどっちも大丈夫よ」
「さいですか……いや、差異ですか」

かなり熱く語り合う彼女たち
第四発言者、この状況では寧ろ異常なサツキ

「ちょっと空気を変えましょうか、『特技または、一発芸、その他』で」
「また描写が……いちいち面倒そうな物を」
「しかし、それもまた一興と言うものです」
「そうだねー」
「それじゃあ、マリー様からどうぞ」
「私から? ……そうね、料理が得意よ」
「「意外だ……」」
「マリー様に失礼でしょうサツキ、エリ」
「然様ですね、事実、非常に失礼かと」
「いいのよ、私は気にしないし……トラって苦手なものってとことん苦手だから」
「ほらー、マリー様許してくれたー!」
「だから、それが失礼だと……」
「次はー、私ー……軟体運動が得意っ!」
「間延びして無い!?」
【獣人】猫耳少女と召使いの物語18【ヒト】
757 :旅の人 ◆UbA0ciRoY2 [sage]:2014/03/15(土) 03:59:50.06 ID:rQuAnekU
席を立ち、バク宙をしてそのまま着地
その後にブリッジから手を支点に立ち上がり、ポーズをとる
見事な物だ

「「「「おぉ〜」」」」
「えへへー、これでも毎日ストレッチは欠かさないからねー」
「……私は、護身術を少し」
「レシアさん、そんなのやってたんだ!」
「……では、少し私と手合わせを願えますでしょうか」
「…………いいわ」


既に空になった食器を下げ場所を移動する
その先は、トラ達が良く使う決闘場のような場所だ、といっても
簡単に言えば、道場のようなものだ
二人の召使いは道場の中心に立ち礼をする

「さて、来なさい」
「……(隙が無い)」

レシアは何の構えもしない、つまり直立だ
一方、アヤは腰を落し、重心を落した姿勢だ
膠着から一変、アヤが動く

「ふっ―――」
「んー、だめ」

レシアは、突き出された鋭い貫手を簡単に捌く
そのまま捌いた手で肩を掴み、右足を相手の右足にかける――大外刈りだ
その時のレシアの顔は凶悪に笑みを浮かべていた

「(んなっ…)ふあっ!?」

完全に不意を突いた一手、体制を崩し倒れきる前にその体が止まる

「……彼方の負け、この体制で止められたら動けないでしょう?」
「うっ」

レシアの言うとおり、アヤは暴れたら
レシアに支えて貰うか、地面に背を打ち付けるかの二択だった
【獣人】猫耳少女と召使いの物語18【ヒト】
758 :旅の人 ◆UbA0ciRoY2 [sage]:2014/03/15(土) 04:00:35.62 ID:rQuAnekU
「私の負けです、レシアさん」
「えぇ、いい貫手だったわ」
「凄いわね、あれだけで終わっちゃうなんて」
「(レシアさんのあの顔……)」
「凄い短かったねー」
「それだけ、濃密な一合だった、て事よ」
「……それにしても、もっとやり合わないの?」
「ヒトの勝負は、相手に敵わないのなら大人しく降参を決める物なのですよマリー様」
「そうなの……トラと戦ったら絶対に馬鹿にされるわよ?」
「そー言う、マリー様もトラですけどねー」
「あら、私が言ってるのはレシア彼方によ?」
「えっ!?」
「彼方は私と旅に出るんでしょう?」
「……ふふっ、そうでしたね」
「あぁ、そう言えば」「そうだったねー」「……(怖い)」
「お父様から護衛法の訓練が在ると思う」
「心得ております…………私は、マリーを護るためなら出来る限りの事をする」
「! ……そう、お願いね」
「うん……それではマリー様」
「えぇ、そろそろお開きね……レシア」
「お送りしますマリー様」


「……レシア、さっき―――」
「何も言わないで下さい、マリー」
「でも……」
「いいですか、私は殺しに何の躊躇いも無くなった者ですから」
「……」
「私は、殺せと言われたのなら……彼方も殺しましょう」
「……彼方の心はどうなるの?」
「もう、十分満たされていますよ?」
「ずるいわね」
「十八番です」
「……本当にずるいわ」


静かな部屋、そこには新たな名を貰った彼女がいた
とてもにこやかな笑顔を浮かべて

「本当に……嬉しいんだよ? マリー」
「私の事を救い上げてくれた存在、どんなに満たされる事か判らないでしょう?」
「ずるくて、騙し騙しな私だけど、彼方の事は信じれる……」

レシア、彼女はただ一人呟く

「ありがとう、マリー……」
「えっ、なっ、なにを……っ!? …………『騙されたら、どうなっちゃうか判らないけど』」

最後に響いたのは、多数の老若男女の怨嗟を交えたような声だった
更に声が続く

「『彼方は……いや、お前の体は実に居心地のいいモノだな』」
「……やめっ!」
『私たちには抗えないよ?』
『だって君がこの体に入れてくれたんだもの』
『我らもそれを無碍には出来ない』
「か、勝手に……入って、来た…………のにっ!」

拒絶の声は誰にも響くことは無い
【獣人】猫耳少女と召使いの物語18【ヒト】
759 :旅の人 ◆UbA0ciRoY2 [sage]:2014/03/15(土) 04:29:51.58 ID:rQuAnekU
以上です、ちょっと長めでしたね
…………二人旅(仮)、でお願いします


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