- 不気味なモノに寄生されて虜になる娘!!Part19
295 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/03/12(水) 00:03:02.24 ID:rc1pg/a6 - 不気味な善玉の寄生虫が不気味な悪玉の触手に寄生されて(その現場を見て)虜になるオカルト娘!!
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- 強制女性化小説ない?Part49
803 :...[sage]:2014/03/12(水) 09:56:25.82 ID:rc1pg/a6 - 前スレではお世話になりました。
別のスレで使ってた設定がちょうどここに使えるので一作書いてみました。前置きの長い人外娘モノです。 自分でもここまで長くなるとは思わなかったんですが…『悪夢』の箸休めに、どうぞ。
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804 :竜姫の趣味趣向(reversal side)[sage]:2014/03/12(水) 09:57:42.24 ID:rc1pg/a6 - 世の中には常識ってヤツと激しく軋轢を作っちまう人種-というかなんというか…-がある。
オレの彼女に、そんな一面があったって知るのはもうちょっと後のことだったんだ- 「『誕生日のプレゼント、贈られておいて贈り返さないわけにはいかない。じゃないと公平じゃないからね。』 とは言ってたけど……なーんか、裏がありそうなんだよなぁ… 普段の先輩なら、まずオレに直接何が欲しいか聞くはず。 なのに、『何も聞かず飯が済んだら私の家まで来てくれ。…サプライズがある方が楽しげだろう?』だもんなぁ。」 オレの名前はジークムント。愛称はジグだ。のんびりと留学生をやらしてもらってる。 日本へとやってきて一年が過ぎ、初めての夏休みをやっと終えてようやく二年。まだちょっと休み気分が抜けない。 とは言っても…一月後に迫った学園祭に向けて、部活動で忙しい毎日を送ってるんだがな… 正直、オレは大学生活に少々馴染めていない感じがある。 日本人と言うのは、どうも排他的で-この地域は特にその傾向が強いとテレビで言ってた-白人のオレとあまり接点を持ってくれない。 そのせいで、友達は少ないし部活でもちょっと浮いた存在になっている。 そんなオレの心のオアシスはズバリ、恋愛だ。 レイア・バハムーン。 彼女は先日、部活の先輩兼仲の良いガールフレンドから将来を誓い合った仲に発展したばかりの、オレの恋人だ。 一学年上の先輩で心理学部生の留学生仲間で、オレの卒業を待って結婚することになっている。 背は高く、靴のヒールによってはオレよりもデカくなる。人ごみの中にいても頭一つ出ているので分かりやすい。 性格はやる気になるまでが遅いのんびり屋だが、一度本気を出すと果断即決でどんな困難にも屈しない根性がある。 基本的には上から目線の態度なので横柄だと思われがちだが、実は相手を思いやることが得意で親切で気前もいい人格者。 仕切りたがりな所があるが本当は少しばかり無理をしていて、慌てさせるとしどろもどろになるところが可愛らしいんだこれが。 ベッドでは熟れたような態度を示すし、実際場数も踏んでいるようだが、なかなかどうして乙女な部分も見せるのでいじらしいな。 年長だからとオレを何かと引っ張っていこうとするが、無理がたたり空回りしたり行き過ぎたりすることがあって見てて飽きない。 おまけに巨乳ときてこの触り心地が……ああ、これ以上はただの惚気になりそうだな、いけないいけない。 まぁつまり、レイア先輩はこのつまんねぇ留学生活に花を添えてくれている人物ってわけだ。 そんなオレのリア充ライフを支えてくれる先輩にプロポーズをしたのは先月のこと。 もともと、大学の中で外国人コミュニティを結成して仲良くやってたオレと先輩だったが、 先輩の誕生日にオレが自慢の料理をプレゼントに振る舞うことになり、その後いい感じになって…って流れだ。 そんな先輩が、今度はお返しにオレの誕生日を祝ってくれるという。そう、三連休を明日に控えた今日、まさに今日だ。 「電話でいきなり、夕飯が済んだら家に来い、だかんなぁ。嫌な予感がするような、おもしろいことになりそうな… …心配してもしゃあないか、行くしかないんだし。」 「…どう?」 「どう、って…なんで先輩がオレにこんなものを渡すんですか…」 「君はまだ大人じゃない。だが、私たちは婚約を交わしたから…ならばこれは必要な品だよね。 なら、こういう高額なプレゼントは年上の私がジグに贈るべきものなんだ。」 「…うーん、それは男が女に贈ることに意味があるように意味があると思うんですがねぇ…」 かいつまんで状況を整理しよう。 オレは、先輩の家に着き、先輩に迎え入れられた。 出されたコーヒーを飲みつつ『サプライズってなんですか?』と尋ねるオレの問いに、先輩は小さな箱を目の前に突き出すことで応じた。 その箱の中身は、指輪だった。
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805 :竜姫の趣味趣向(reversal side)[sage]:2014/03/12(水) 09:58:42.33 ID:rc1pg/a6 - シンプルな銀色の輪。それを台座にして例えるなら粒ガムより一回り小さいような大きさの宝石がはめ込まれている。
この宝石は…アメジスト…だろうか。 だが、紫というよりも、漆黒と言う方が近い漆塗りの工芸品のような不思議な色合いだ。不気味と美しさが織りなす魅力的な雰囲気ってか。 中央にスリットのように一本の縦線の模様が入っている。猫目石…はこんな色じゃないよな。 こんな珍しい模様の石が、これだけの大きさで付いているこの指輪は…これは、高いぞたぶん… 「本当にもらっていいんですか、これ…高かったんじゃないですか?」 「いやいや、このくらい安いもんさ。ほら、見て。」 先輩は左手の甲をオレに向けてくる。あっ、同じ指輪が指に…! 「ありふれたモノじゃないとは胸を張って言えるけど、高価なモノでもないんだ。 じゃなかったら、バイトで学費を稼いでる私が2セットも用意することなんて難しいだろう?」 「先輩、その…ありふれたモノじゃないってのはどういう意味なんですか?」 「まぁまぁ、とりあえずはめてみてよ。話はそれからさ。」 簡潔に話す先輩がさっきからもったいぶってばかりということは、それ相応に大きなサプライズのつもりなんだろうな… はぁ、という生返事を返して、箱から指輪を出し、何となく中指に通す。 ちょっとだけサイズが小さい。 改めて指輪の宝石を見てみる。光沢のある黒のような紫のような暗い色の中に浮かぶ目玉のような紅の縦線。吸い込まれそうだよ。 特にこの目玉模様とか、まるで龍の目のような神々しいパワーを持ってそうなカッコ良さを持っている…ん? 「あれ、この石、なんかおかしいな…」 「どうした?」 「い、いや…いま、石の中の模様が動いたような気がしまして…うわぁ!?」 そんな妙ちくりんなことが起こってたまるか、偶然、何かの勘違いと軽く流そうとしたオレのちょっとした願いは見事に砕かれた。 石を見る視点を変えようと手首をひねって指輪を横から見たら、なんと目玉模様がオレを追いかけてきたのだ。 その模様の動きはさながら、蚊か何かを目で追っているときの眼球のよう。うわぁ、なにこれきめぇ… 「うわわわわわ、この目ん玉模様ずっと追っかけてくる、気色悪いな、おい…」 「ふふふ、気付いたみたいだね。これがありふれたモノじゃないっていう由縁だよ。」 「何なんですか、これ…わっ、まだ追いかけてくるぞ。さっきまで普通だったのに、コレって何か仕掛けでもあるんですか?先輩。」 先輩がドヤ顔を浮かべながらニシシと笑った。…かわいい。破壊力ヤバイな今の顔は。 「よくぞ聞いてくれたな、ジグ。 …魔石さ。私くらいになれば自身の魔力から抽出した魔力を固めてこんなのも作ることができるんだ。」 「ま、魔石って、ゲームで出てくるようなアレですか?はー…先輩ってつくづく人間じゃないんだなぁって思いますよ。」 「ふふん、称えるといい、畏れるといい、そして誇りに思うといい。そんな私を婚約者にしたんだからな、ジグは。」 実は、先輩は人間ではない。 先輩の正体は化身。森羅万象を司る精霊のようなもので、先輩は『畏怖』を司るのだと説明された。 実は、今の姿は魔法で人間に変身した姿で、それを解くと翼と角と尻尾を生やしたバケモンのようなケモノのような、 妙に男の子受けの良さそうなカッコイイ姿の本性を現す。本人曰く、マンティコアという種族だそうだ。 ただでさえ普通の人間にはできないような第六感的な技を当たり前にやってのけられるという化身の中で、 さらに上位に位置するという先輩は、オレにフィクションやSFの世界の中によく見られるような行動を見せてくれることがある。 今日の先輩は、まさしくそういう人外の不思議パワーをオレに見せて自慢したいという気分なのか。 オレも新鮮な体験が楽しめるし、今日も付き合ってもいいかな。
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806 :竜姫の趣味趣向(reversal side)[sage]:2014/03/12(水) 10:00:03.76 ID:rc1pg/a6 - 「ふふ、驚くといいぞ、ジグ。実はこれ、材料費はタダなんだ!」
「えー!?マジっすか!?」 「あっはっは!すごいだろう。宝石は純粋な私の魔力が凝固したもの。…っていうのはさっき説明したな。 そしてリングの金属はそこら辺の砂利や石を錬金術で合成して生成したものなんだ。どう?本物の金属のようだろう?」 へぇ…って感動がつい口から洩れてしまうな。 …っていうか、こんな宝飾品を手作りでできる腕前があるんなら、 これを売って金にした方がバイトするよりも楽だと思うんだけどなぁ…と、宝石の中の目と目を合わせながら思う。 「あ、これで金稼ぎって考えた。ジグは分かりやすいね、顔に書いてある。…これはね、そう気軽に作ることはできないよ?」 「どうして、ですか?」 「簡単な事さ。この宝石を作るのは楽なんだけど、この形にとどめておくために私は常に魔力を注ぎ続けなければならない。 二つならランニングコストも微々たるものだけど…これを商売にするほどの量だと私の負担もバカにならないよ。」 「なるほど…」 「でもその代わり、この宝石を通じて私とジグは魔力の糸で繋がってるってことになるんだ。 赤い糸なんかより現実的でロマンチックじゃない?」 「『現実的』の定義がオレの中でおかしくなりそうです…」 「あっははは!確かに、私には当たり前でも人間にはファンタジーだもんね。 そうだ、それで思い出した。ちょっとこの指輪にはいろいろと術式を組み込んでいてね…ほら、私の指輪、見て。」 突き出された先輩の指輪を見る。やっぱり目玉模様がこっちを見てて気色悪い。 すると、目玉模様が段々と薄れ、透明になっていき、何かが映し出されていく…これは…オレの顔? 「すごいだろう。魔力を込めて念じると互いの顔を指輪の目を通して覗くことができるんだ。 仕組みとしては、私が二つの指輪に繋いでいる見えない魔力の送電線を宝石の維持以外に活用してるんだ。 まだジグは魔術のまの字もわからないから使いこなせないだろうけど、 なんとか使いこなせれば携帯みたいな電子機器にはできないことができる便利なアイテムとして使えるよ。」 「はぁー、けど魔術なんて大層なもん、オレに使えるんですか?」 「それもこの指輪の出番、さ。 この指輪に魔法の使い方を念じて、定期的に君の指輪に送る。 スピードラーニングってあるだろう?それと同じ原理でいつの間にかできるようになる算段さ。」 「すげぇな、オレが魔法使いか。カッコイイなぁ。」 「ジグは童貞はもう捨てたけどね。くすす。」 「童貞と魔法がなんか関係あるんですか?」 「ジグの日本に染まってないところ、私は好きだなぁ。」 「…?」 「ふふ、こうすると一足先に夫婦気分だね。」 オレの手を取り、中指に通していた指輪を外し、薬指にはめなおす先輩。今度はサイズがぴったりだ。 冗談とかじゃなく本気で結婚指輪のつもりっていうことか。 なんか現実味ないなぁ。正直なところ、先輩の想いに気付いて告白したついこの前まで結婚について考えたこともなかったのに。 ついこの間までガールフレンドだった先輩が突然婚約相手になり、今やすでに結婚指輪の用意まで完了してるってなぁ… 一番初めは自分からのアプローチだったが、こうも進展が早いと気持ちの整理が追い付かねぇよ。 「ねぇ、ジグ…」 「はい、先輩。」 「『あなた』…ふふ、言ってみたかっただけ。気にしないで。」 否、先輩が言いたいことはそんなことではない。 普通なら、その言葉の破壊力にやられ、先輩の発言の意図なんて考えていられないだろう。 でも、茶化すような、ふざけてみせるようなことを言い出すのは先輩が不安だって伝えたいときって知ってるから。 つまり、『気にしてくれ』ってことだ。 ほら、その証拠に腕組みしてる。オレには分かるんですよ、そういうところ。
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807 :竜姫の趣味趣向(reversal side)[sage]:2014/03/12(水) 10:00:48.73 ID:rc1pg/a6 - 「そうですか…でも、何かオレに言いたいことがあるならはっきりどうぞ。」
「…じゃあ一つ、頼みがあるんだけど、聞くだけ聞いてくれないかい? …君は、私の眷属になる気はないかい?」 「けんぞく?えっと…ちょっとその言葉は知りませんね、どういう意味なんですか?」 「んー……義兄弟の契りみたいなものだね。結婚ができるようになるまでの仮止め、みたいなことかな。」 「…?婚約までして、今更義兄弟ですか?…まぁ、いいです。先輩が望むなら先輩の好きにしてくれるとオレも楽しいですしね。 それに、オレ、三国志に興味があるんで、義兄弟とか聞いてちょっとワクワクしてるんですよね。」 「…!そう、そう…ありがとう。一つ私の貸しができたね。 じゃあ、私の眷属となるため、儀式めいたことに少々付き合ってほしい。指輪を見てくれ。」 言われたとおり、指輪に目を向ける。相変わらず不気味な魔法の目玉模様がこっちを見据えていて不気味だ。 その目を見ていると、段々心が落ち着いてくるから困る… え、心が落ち着く?不気味なのに? いやいや、よく見てみろ、こんなに気色悪いじゃないか。 …ぬおお、カッと目玉模様が見開かれた。不気味通り越してカッコイイな。 ……そうだな、これは、カッコイイ。うん、こいつ、よく見るとなかなかいいじゃん。 あ、なんかそう思うと気分が穏やかになる気がする。 なんだが、身体ごと心が軽くフワフワと浮き上がっていくような感覚がするな… あ、心地いい、心地よくて、眠たい… … 「…ジグ?」 「………はい。」 「よし。指輪のお陰で魔力の浸透が早いな。もう催眠状態に入ったか。導入が早くてらくちんらくちん。 …ごめんなジグ。君が私を見限るなんてこれっぽっちも思ってないけど、念には念を入れておきたいんだ。」 レイアは、半開きな虚ろな目をしてこちらを見るジークムントを見やりつつ、ひとりごちる。 その瞳は、決心期待感罪悪感諦観その他もろもろが折り重なり、混ぜた絵具のような真っ暗な黒色。 「ではジグ、これから、君には私の眷属になってもらいたい。 …眷属になることはいいことだ、私と同じ次元に君の器が成ることができる。 私との関係性がもっと強化される、 私ともっと離れられなくなる、 私と共にあるだけで今よりもっと楽しくうれしく思える。 これはとても幸せになれるということだ。 …幸せになるのは、もちろんいいことだよね?」 「…はい。」 「ジグは、もっと幸せになりたいとは思う?」 「…はい。」 「じゃあ、ジグは、幸せになる方法、君に試していいよね?」 「…はい。」 「分かった。なら、私は君を眷属にする。認めてくれるね?」 「…はい。」 「……契約完了だ。…ふ、何百年と経とうが人間は相も変わらずちょろいな。 こうも簡単に魔に魅入られてしまう。…体質的に耐性がないからしょうがないのもあるんだけどね。」 口角を上げ、ニヤリと微笑むレイアとは正反対に、ジークムントは焦点も定まらず椅子にもたれて正面を向いて上の空。
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808 :竜姫の趣味趣向(reversal side)[sage]:2014/03/12(水) 10:02:06.03 ID:rc1pg/a6 - 「ジグ、顔をこっちに寄せて。そう…ふふ、いただき。」
「……!」 レイアはジークムントの顎と後頭部に手を当て、強く、深く唇を合わせた。 驚いている様子こそ見せるが、脱力し、意識薄弱でされるがままの彼の口内に、レイアは自身の舌を突き入れる。 彼の舌を、歯茎を、奥の親知らずさえも舐め上げ、己の唾液を送り込まんとする彼女の舌は、まさしく侵略者だ。 彼女の体液が、彼のそれを上書きするかのように塗りつけられ、侵食する。 舌で唾液を擦りつける行為にとどまらず、キスの体制のままレイアは立ち上がり、 彼の真上を位置取って重力の力を借りて彼に直に彼女の分泌液を摂取させていく。 魔力、もしくは霊力の濃縮された化身の体液は、栄養素を補うような精力剤であり、感覚を鋭敏にさせる劇薬である。 口内に溢れた彼女の唾液を嚥下してしまったジークムントの体内に、チクチクとした鈍痛が生じる。 魔力という強大で、異質なエネルギーが送り込まれたのだ、彼の身体の自己防衛機能に引っかかってもおかしくはない。 いわばこの痛みはアレルギー反応のようなものであり、彼の真人間としての尊厳が穢されることへの抵抗なのだ。 だが、その痛みもやがて、じんわりとした熱に変わり、それは遅かれ早かれ股間へと集約される。 既に、彼の眼は潤み、腰が若干引けている。唇と口内に感じる刺激ですでに性感を刺激されてしまっているのだ。 椅子に深く腰掛け、くの字に縮こまろうとする彼を逃すまいと、レイアは彼の顎に添えていた右手を放し首に持ち替える。 すると、彼は一気に体をこわばらせ、反抗する様子がなくなる。 怯えている様子の彼に、一度離れて様子を見るレイア。 「…?あぁ、前にジグを襲った時、首を絞めて落としちゃったんだっけ。」 思えば一月弱ほど前の夏休み、彼女は彼を襲った。 彼への好意が抑えきれず、偶然彼が家を訪ねてくることになったときに、告白などしつつ彼と行為に及ぼうとも考えていたが、 訳あって段取りが崩れ、募ったイライラの勢いに任せて彼を性欲のはけ口としてしまったという苦い思い出だ。 そのとき、彼が暴れないように首に添えていた手につい力が入り、失神させてしまったのだった。 口では彼はもう気にしていないとは言っていたが、 まだ彼の深層心理にはあの時の記憶がフラッシュバックを起こすトラウマとして残っているらしい。 彼が抵抗を止めたのも、あの時の記憶がよみがえった恐怖からだろう。心の傷が行動化するのは催眠時にはよく起こるものだ。 「わがままを通したいときに使えるな、これ。」 …それを知ってて利用するあたり、彼女が彼を尻に敷く未来は明白である。
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809 :竜姫の趣味趣向(reversal side)[sage]:2014/03/12(水) 10:03:22.21 ID:rc1pg/a6 - 「よし、これだけ私の魔力を取り込んだら大丈夫でしょう。始めるか。」
その後時間にして半刻ほど、彼女は彼に自らの唾液を受け渡す淫靡な接吻を続けた。 その間、彼女は手持ち無沙汰な左腕の二本の指で、自らの膣を掻き回していた。 レイアは催眠で操り人形になっているジークムントを移動させ、ベッドに横になるように指示すると、 彼女はトロトロになった陰唇を彼の唇に押し付け、それからさらに気が済むまで彼女の蜜を味わわせていた。 唇を離した時点ですでに本来の目的を達成しているのだが、 それでも彼女が彼の眼前に座り込み、自分の体液を彼に呑ませることに拘ったのは、 一重に、彼を完全に自分のモノとするという執念じみた欲望のせいであるだろう。 本人はいたって冷静なつもりであった。 彼を、ジークムントを、真の愛で結ばれた相手との関係を完璧なものにするための王手、それがこの行為の目的。 それ以上の意味も以下の意味もないから。 だが、その表情は、彼を貪り、彼を弄び、彼を傷つけたあの日と同じ、畏怖の化身たる所以のどす黒い笑みだった。 「…ここらへんでもう催眠はおしまいにするのがいいかな。 ふふふ、ジグの驚く顔、怯える顔、私に助けを求める顔、絶望する顔、全部しっかりと目に焼き付けなくちゃ。 ジグ、起きて。あーストップ。でも、起きるのは半分だけ、意識とか感情とか、そーゆーものは眠ったままで。じゃあ、起きて。」 「…ん…ん?あれ、どうしたんだオレ? あ、先輩。どうしてオレはベッドに?」 「儀式を行うって言ったのに、いきなりうつらうつらって舟をこぎ出して、あんまり眠そうだからここまで運んだよ。 もう眠気はすっきりした?」 「あ…寝てたんですかオレ?あれー?そんなはずは…まぁいいや、もう大丈夫ですから、やりましょうよ。儀式っての。」 「分かった。と、言いたいところだけど、儀式はもう済んじゃってるんだよね。ほとんど。」 「えっ?」 「あとは、儀式の効果が現れ出すように、刺激を与えるだけだ、こうやってね。」 そこまで言うと、やおらレイアは横になっているジークムントのズボンに手をかけ、ファスナーを下げ、彼の一物を出す。 「ちょ、ちょっと。なんでこんな…」 「悪いが、少し我慢してくれ。これも儀式のためなんだ。」 「う…儀式のためなら、しょうがないですねぇもう。恥ずかしいから早く終わらせてくださいね。」 「分かった。手早くいこう。」 レイアは、その取り出した一物を、右手で握って前後にしごき、刺激する。 それはすでに彼なりの最大域までに張りつめている。…彼女の片手に収まってしまうという、どうにもこうにもなレベルで小さいが… いくら相手が恋人とはいえ、いきなり大した説明もなく大事なところを出されれば、 奥手なジークムントは直ちに不平不満を並べ連ね、レイアの行為を止めさせるだろう。 だが、倫理感情があやふやの半覚醒状態のジークムントの脳は、彼女の行動の異常さを認識させない。 むしろ、今までにない環境下で、憧れの先輩に手でされているという新鮮さが、より刺激的な快楽を与えているようであった。 彼女の左手が乳首を撫で、摘まむ刺激も初心な彼にしては存外快感らしい。 「っふ、あ、っはあああぁぁぁ…あ、あ、あ!」 「えっ?おお…早漏とは聞いていたが、こんなにとは思わなかったな。」 ジークムントは30秒ともたずにその欲望を決壊させてしまった。 本人の堪え性が足りないこともたしかに大きいが、彼女が飲ませた体液の影響が最も大きいということに、本人は気付いていない。 そんなレイアをよそに、彼の白濁は高く宙を舞い、彼女の手を、自身の服を、肌を、薄く黄色がかった白に染め上げていく。 高鳴っている心臓の鼓動と同期するように吐き出されていくそれらを絞り出させた畏怖の化身は、恍惚とした表情で見つめる。 律動のたびにビュルビュルと飛び出る子種を腹で受け止める彼は蕩けた表情で惚けているが、しだいにその顔は苦悶の表情に変わった。 元々量の多い彼だが、こんなに数十秒も出続けたことなど一度たりともない。 彼の中に浮かんだ一つの疑問がむくりと起き上がり、薄い意識の中で徐々にその存在を主張し始める。 ようやく彼に『おかしい』という帰結がなされるときには、一分にも及ぶ射精も落ち着き、彼は顔まで白に覆われていた。
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810 :竜姫の趣味趣向(reversal side)[sage]:2014/03/12(水) 10:04:10.23 ID:rc1pg/a6 - 「あ、あ…へ?え…なんで、こんなに…」
「ふふ、まずは中間地点だ。これからだよ、ジグ。」 「こ、これから…?……ん、ん…?…ぅ!?ぅあ、ああっ?あ…うひいぃいいぃやあああああああ!?!?」 違和感と衝撃はほぼ同時であった。 彼の股間、粗末な見た目の一物に握られたような圧迫を感じると、張りつめたその姿を保って、その輪郭が縮んでいくのだ。 元々張りつめているところに体積が小さくなれば、それだけ内圧は極端に大きくなるのは当然。 彼は、自身の股間に強烈な苦痛を感じ始めた。 「う゛!?ぅがぁ!ああぁあ゛!?っはぁ゛!?」 おそらく、正常な生活を送ればまず味わわなかったであろう異常な痛覚信号に、身をよじり叫び声をあげ混乱するジークムント。 はじけ飛びそうに張りつめている一物から送られる痛みは、 感覚神経を皮膚を介さず直接かきむしられているかのよう。 張りつめながらそれでいて縮んでいき、その長さ太さを減らしていく一物の光景は、 半身を毟られ、それでもなお生にしがみ付き、死に抗おうとする昆虫のよう。 「ふぐぅ!ぅ?あ゛ああ!?はあ!あ゛!あ!?ひぐあ゛あああわあ゛あああ!!!!」 既に半狂乱という言葉で表現するにはいささか振り切りすぎていた。 「…うるさい。前も言ったでしょう?隣に迷惑だから叫ぶなって。」 レイアは眉間にしわを寄せ、彼の首を押さえつつ、近くにあった長めのハンドタオルを引っ掴み、 彼の口の中に突っ込みつつ余った端を後頭部に回して片結びした。いわゆる猿轡だ。 「ぬぐ!?ん゛!んぁ!っふん、ぉああああおほああ!?!?」 しかしながら、こんなことでは根本的な解決にはならない。 すでに小児のそれの大きさになっている一物の圧迫は、口を封じられた程度ではその叫びを止めることなど不可能なのだ。 その苦痛に彼は全身から脂汗を流している。…もっとも、先ほどの大量の白濁が邪魔で、その汗は彼女には見えないのだが。 この時点で、彼にはもう一つの大きな衝撃にも襲われた。 痛みで跳ね上がる身体を押さえつつ股間を見やると、 「…!?んぐっ!?ふぁ、ふぁい゛!?」 現在進行系で変事に見舞われている相棒と同じく粗末ながらもしっかりとその下で一人前に存在していたはずの彼の大事な袋が、 彼の視界からその存在を消していたのだ。 「あぁー引っ込んだか、よしよし、もうすこし、頑張れ。」 苦痛に髪を振り乱すジークムントの頭を撫でるレイア。その表情は、まるで病を得た兄弟の看病の最中のよう。 一方で彼は、彼女により生じた異常事態にいまだ苦しめられていた。そこに、睾丸の不在というショックが加わり脳髄が揺さぶられる。 彼は苦痛と催眠で朦朧とした意識で、大切なアイデンティティを粉砕されたショックに涙を流すことはできた。 彼の足元に座るレイアの視界には、すでに彼の男のシンボルは竿しか残されていなかった。 その後ろに備わっていたはずの陰嚢は、内側から溶けるように体内へ引きずり込まれていき、小さな割れ目を作りつつ消えていく。 一応人並みにあったはずの筋肉は軋み、虫に食い荒らすような激痛を新たに彼に浴びせながら委縮しつつある。 わずかながらも存在を主張していた喉仏は、先ほど猿轡をかけられたときに砕けるような痛々しい音を立てて体内に沈んでいっている。 むさくるしいと不評すら買っていた体毛は毛根が溶けてしまったかのようにするりと抜け、落伍していく一方である。 ついには置いて行かれるように取り残された竿すらも、消えていった陰嚢を追うようにして割れ目に向かい、去っていった。
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812 :竜姫の趣味趣向(reversal side)[sage]:2014/03/12(水) 14:17:27.75 ID:rc1pg/a6 - 「あぁ…完璧には上手くいかなかったな。線は細くなったが、出るところは出なかったな。
まぁ、出す方は追加で弄れるからまぁ及第点か。」 もはや声は枯れ始め、咳き込むようにして嗚咽するしかなかった彼を見て、彼の猿轡を外しているレイアはつぶやく。 一応ジークムントにも聞こえていたが、いまだ続く全身の痛みに打ち震え、その真意を分析する余裕などなかった。 全力で握りしめていた拳はシーツを掴んでいるのだが、なぜか少しも破けてはいないようだ。 絞り出すようにして依然として出る叫びは、なぜか甲高く彼の自覚する己の声と乖離しひどく混乱を起こさせる。 頭を振り乱すたびにさわさわと肩に触れる感触は髪らしく、今までずっと短髪であるはずの彼には違和感しかない。 なんで?どうして?おかしい。これは、何? あまりの慢性的な痛みに催眠の力も屈してきたらしく、ジークムントはようやく自身の状態と向き合うことが叶った。 苦痛に耐えつつ涙で潤った目を開け上半身を起こし、その瞳で自身の身体を見やる。 生まれつき白い彼の肌はムダ毛もなくよりきめ細かく繊細で、美しい艶を放っている。 細マッチョと自慢だった手足は浮き上がるはずの血管を見失い、細く丸っこい見た目になっている。 そして、粗末だが愛らしい相棒がいた下腹部は、 「…んっ!?…ぁ?」 その瞬間、刹那的に感じたのは、性的快楽だった。 しかし、場所がおかしい。 自身がそれを感じる場所は今は感覚すら残っていないあの器官のみだ。 他人は尻や乳首もそれに当たるらしいが自分の場合それ一本でこれまでやってきた。 だが、実際に、そのとき快感を覚えたのは、 臍の下の、体内だった。 「え…な、に?これ…は…?」 恐怖からでも歓喜からでもない異質な震え声に、レイアは彼が意識を取り戻したことに気付く。 「あぁ、催眠が完全に解けたか。」 「催、眠?先輩、何を…」 怯えた声を上げる彼の声色は、今や普段の彼の裏声よりも高いものとなっている。 もはや彼は『彼』と呼称する域を脱してしまいかかっていた。 「よく痛みに耐えてくれたね、ジグ。そのご褒美に、君に今何が起こっているのか、包み隠さず伝えよう。 結論を言えば…君は約束通り、眷属になっていっている。それだけのことだ。 あぁ、眷属とは何か、だね。眷属というのは、簡単な話が使い魔だ。」 「使い魔…!?」 「実態を言ったまでだ。実際には、化身を姉とする義兄弟、その妹だ。 前に一度言ったと思うが、化身は女しかいない種族でね。ゆえに、その兄弟は女でなければならない。 たとえ、血が繋がらなかったとしてもだ。 …実を言うと、儀式の中で女の性を持つ私たちの魔力を相手に充填させることになるから、そもそもこうなるしかないんだ。」 彼女の言葉に、やおらハッとした表情で自分の胸に手を当てるジークムント。 しかしその胸は予測とは異なり平らで以前のままの姿を残しており、そっと小さく溜め息をする。 「…その反応がどういう意味だろうが、私はそれをいずれ大きくするつもりだ。まぁ、期待していてくれ。 それより、ジグは他に気にするところがあると思うが?」 その言葉と、下腹部に感じた疼きでジークムントは我に返った思いになった。 どんどんと顔から血の色が抜け、青ざめ貧血に陥ったような顔になる。 その途端、彼に特別大きな疼きが走る。 キュンと腰の筋肉の引きつけを起こしつつ、もどかしい中途半端な快楽が襲い掛かる。 「…ふふ、ついに最終段階だね。」 「…っ、くぅ…う…あ、っくあ…」 今更これに加えていったい何を、と言いたげな顔をしているが、 疼きに耐えるしかないジークムントはただ、か細く変わり果ててしまった両腕で腹を押さえたまま動けない。 もし、彼にまだ一物が残っていたならば、恥も顧みずそれを握りしめ、その欲望を放出せんと扱きあげるだろう。 しかし、現実には彼にはもうその器官は存在していない。あるのは、縦一筋の裂孔のみ。 それでいてしかも、彼をここまで昂らせている疼きの震源地は自身の体内という違和感極まりない場所から発せられているのだ。 彼はこの間混乱の真っただ中で、その疼きを我慢するという形で必死にしのいでいた。 これに耐えれば、先輩が助けてくれる。彼は錯乱し、彼にこのような仕打ちをしたレイアからの救いを求めていた。
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- 強制女性化小説ない?Part49
813 :竜姫の趣味趣向(reversal side)[sage]:2014/03/12(水) 14:18:20.56 ID:rc1pg/a6 - だが、そのような微かな願いすらも、次の瞬間彼の頭から吹き飛ぶことになった。
彼の下腹部がまるで空腹であると訴えかけるように鳴くと、その腹の中で徐々に快楽が膨れ上がり始めた。 始めはもどかしいままであったその感覚が、次第に大きなものとなり、性感を掻き回されているような興奮が湧いて出てくる。 それに呼応するかのようにクチュクチュという音が腹腔から漏れ出す。 「っくぅっああ!?っはぁ…!」 「いいねいいね、気持ちよさげで何よりだよ。 今、ジグのお腹の中では、君の子宮ができようとしているんだ。 性感帯も併せて作られている最中だから快感で痛みは感じないはずだけど…まぁ、少しでも楽にしてあげようか。」 それだけ言うとレイアは嗜虐的な笑みを浮かべ、歯を食いしばって、仰向けに寝ているジークムントの股座に潜り込んだ。 そして、そのまま彼に新しくできたばかりの裂孔に口付けると、そのまま内部に唾液まみれの舌を這わせる。 彼女の魔力により行われているこの性の壁を強引に乗り越えさせる淫靡な儀式。 その所要時間を短くするためには、今まさに変化が起きている場所へと魔力を届ければよい。 レイアは、まさにその現場へ肥沃な魔力を含んだ自身の唾液を送り込むとともに、舌で彼の新たな性感帯を開発していく。 もはや、この光景を第三者が見たとして、この光景を儀式だと思うものは十中八九いないだろう。 必死にシーツを掴んで快楽に打ち震えるジークムントと、彼の裂孔に舌を突き入れて刺激を与えるレイア。 その光景は、己の性欲の赴くままに互いの味を貪る色欲の罪に囚われた同性愛者のカップルでしかなかった。 そして、事実がそれにすぐさま追いつく。 彼の腹部、快感がごった煮になっているそこにわずかにつねられたような感覚を覚えると、 途端に彼の快感に高みの頂点へと押し上げるバイアスがかかる。 「っつぁ!?あ…あ、あ、ああああっ、はああ゛あ゛あ…ああっ!」 声の調子から彼の絶頂を予感したレイアは彼の裂孔の内側、その空間のわずかに盛り上がった部分を徹底して舐め上げる。 「っっっふあああっああっっあっ!あはっ!?あっあっっああ!」 指輪の目が見開かれ、彼の身体がベッドに跳ねる。 レイアは口の中に水滴が飛び込んだのを感じ、そのほのかな甘さから『彼』が『彼女』になったことを知ってほくそ笑んだ。
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814 :竜姫の趣味趣向(reversal side)[sage]:2014/03/12(水) 16:36:49.44 ID:rc1pg/a6 - 「変わるというのはいいことさ、停滞は進化を産まないし、成長も妨げる。」
「そ、そんなの、き、詭弁ですよ!とにかく、早く元に戻してください!」 ひとしきり快楽の波も身体の変化も収まったジークムントは、先ほど口に押し込まれたタオルを腰に巻き、レイアに詰め寄る。 先日、半ば強姦のように彼女に食べられてしまった際には彼女の自分への愛を感じたが、今回は違う。 彼女は自分の存在を歪め、使い魔としたという。そこに、彼女の愛はあるのか? 否、恋人にこんなことをするなどフィクションでも聞いたことがない。それになぜ自分を同性にするのか? 疑問は尽きず、納得する答えも与えてはくれないレイアのもどかしさに苛立ちが収まらないというのが本心だ。 「無茶を言わないでくれ、ジグの血液にはすでに私の魔力が通っている。 眷属の儀式は不可逆。私が人間に化けてるのとはわけが違うんだ。」 「じゃあなんでそんなことをオレに!ふざけないでください! 先輩は…先輩は、オレを顎で使う奴隷にするために今日まで付き合ったんですか!?こんな、こんな塗炭…!」 「違う、そんなことのために、ジグをこんな風にはしない…」 「じゃあ、なんで!」 ほとんど悲鳴のような声で怒鳴るジークムントの顔は紅潮し、目には大粒の涙を浮かべている。 もっとも、これは先ほどの情事を体がまだ引きずっていることが大きいが。 「…怖かったんだ、ジグが、いなくなってしまうんじゃないかと。別に、ジグのことを疑ってるんじゃない。君みたいに恋に不器用っぽい男子ってのは、得てして一途になってくれるものだ。その点は信頼している。 だが、ジグと私の絆がしっかりしていたとしても、君との関係は断ち切られる可能性はまだいくらだって残ってる。恋仲というのは当事者だけの世界の話と思えて、実際には周りの影響を受けやすいものだからね。 まず、君がどこかの泥棒猫に盗まれてしまうのじゃないかという可能性だ。化身同士なら私の匂いをかぎ取って近寄らないだろうが、鼻の弱い人間だとそうはいかない。ジグは断れない性格だから君で遊ぼうとする阿呆がいてもおかしくはないしね。 それに、ジグの健康面の心配が私には拭い去れない重要なポイントだ。まぁ、君みたいにちゃんと自炊する習慣のある子がそう簡単に病に倒れるとも思ってはいないが、もしも、ということもあるし、若いうちの大病は進行が早いというし。 あと、事件事故といううっとうしくて怖い存在も見過ごせない。この辺は露出狂やら通り魔やら、みょうちくりんな人間が多いからね。この前も自動車で通行人を轢くなんて物騒な手口の通り魔が出ただろう?あんなのに巻き込まれて君が死ぬなんて御免だ。 それに、そろそろここには大きな地震が来るそうじゃないか。知っているか?地震で死んだ者の死因は十中八九が圧死か酸欠、それと焼死だ。ただでさえジグには死んでほしくない。君が苦しんで苦しみ抜いて天に召されるような死に方なんて尚更だ。 そして…人間と化身では、寿命が違い過ぎる。分かりやすい例を挙げよう、私の祖父はちょうどさっき君が言っていた三国志の頃の時代の人間だ。…分かるな?そのくらい、化身は長生きということだ。 化身と人間の最大の違いは、魔力の保有量だ。魔力を持つ者はそれを循環させ命をつなぐ。魔力は力であり、命の資本だ。だから、化身の魔力が通う眷属は長生きする。たとえ、器が人間でも、ね。 …私は、君と100年も持たずに死別なんてしたくない。ジグがいない空白の時間なんて嫌だ。君を知ってしまった私の身体は君を欠いたらもはや成り立たない。私の一生の大部分にジグがいないなんて悲惨すぎる。」 ひとしきり独白したレイアの目に、涙が溜まり、ついに頬を伝って流れていった。 長く生きてきた彼女のことだ、当然多くの別れを経験しているはず。 そして、その別れが、自分の場合でもいずれ彼女には訪れる。 先輩は、オレと過ごす時を、少しでも長くしたかったのだ。 いずれ、死がオレたちを分かつことは自明のこと。だが、先輩はせめてそれに少しでも抗いたかった。 オレを眷属にしたのは、オレから死を少しでも遠くするためのことだったんだ。 ゆっくりと、頭の中を整理するように、自分の腕を、手を、指を、その先に光る指輪を見つめる。 たしかにか細くなってしまったけど、この腕に、足に、頭に、胴体に、以前には感じなかった力がみなぎっている。 筋力とも活力ともやる気とも違うこの感覚は、先輩の持つ魔力という物だろう。 これがオレの血液を循環し、オレを女に、眷属にした。 そしてその魔力はこの指輪を通して、先輩と繋がっている。
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815 :竜姫の趣味趣向(reversal side)[sage]:2014/03/12(水) 16:38:46.42 ID:rc1pg/a6 - 「先輩…」
「だから、君には私の『妹』になってもらった。生粋の化身とまではいかなくても、君の寿命はもう人のそれではないよ。 眷属、この言葉を別の言葉で言いかえるとどうなると思う?…答えは親族だ。 …君は、卒業したら結婚してくれると言っていたが、ちょっと待ちきれなくてね。少し強引だが、これで恋人以上の関係だ。 ふふ、指輪と合わせて、これが私からの君への誕生日プレゼントだ。 驚いてもらうことを第一としてこんな手段をとったんだが…君の思いを鑑みてなかった。えっと、怒らせて済まなかった。 それに…ジグは、私を残して逝くことを覚悟していた、と前に言っていたのに、こんなワガママでその覚悟を狂わせて…済まない。」 「いや、先輩がそんなことを考えているなんて思わなかったですから、オレ…」 「ふふっ、どこから見ても今のジグは可愛い女の子だ。なのに、『オレ』なんてもったいないな。 …『あたし』って、言ってみないか?」 「え…?オレが、あたし、ですか? えーと、こ、小っ恥ずかしいからまた今度でお願いします…」 「えー。」 「い、いきなりそんなこと言われたって無理ですよ!オレ、ここはまだ男ですし…」 自身のわずかに柔らかく膨らんでいる胸に手を当てながら言う。 まだ心は男だ、と続けて言おうとしてその胸の感触に言葉が詰まる。や、柔らかい… 「ふーん、まだそんなことを言えるんだ…じゃあ、これを見てもそう思えるかな!?」 先輩はバッと跳躍してベットを飛び出し、カバンの中を漁りだすと、一枚の紙を取り出した。 …?何か書いてあるが、全然読めない。というか、これって何かの模様? 「ふふ、これはな、私の知り合いが開発した魔法陣だ。脅し…じゃない、コネを使って分けてもらった。 コレをここに当てると…どうだ?これを見てどう思う?」 「す、すごく、大きいです…」 な、なななななんで先輩の股間にオレの2倍はありそうな化物が!? 「その知り合いってのが、男装趣味があってね。その究極形が、男そのものに変装でなりきることだったんだが… それの研究途中で半陰陽に変化する術式が間違って生じたんだ。 本人はそれの術式を廃棄しようとしたらしいんだが…面白半分で魔法陣に書き起こして他の化身に教えたら好かったらしくてね。 私もそのご相伴にあずかっているわけだ。」 「え。え!?ええええええ!?!?」 「ジグにもこれをじきに教えようと思う。そうしないとこのままの格好じゃまた大学に通えないし、ね。 あと…これを使って、私を愉しませてもほしいし。」 「へぇ!?えっ?へ!?」 「それに…実は私は、今の君と同じ。 …そう、身体は女でも、心が、男なんだ。……はぁ、私も『オレ』って言いたくてしょうがなくてね。 これを使えば、今だけ私も形だけは君という女を嬲る男ってことだな。…夢だったんだこれがよぉ!」 「……え、うそおおおおおおおお!?」 「よしっ、今だけは、『俺』って言うぞ! ジグ!覚悟しろ!俺がお前をコイツで犯して、孕ましてやる! ふふ、ふはははは!!!『俺』!今の『私』は『俺』なんだ!やったぜぇええええ! 安心しな!本当にジグが妊娠したら表向きは私が妊娠したことにして、お前の講義には私が変装して代わりに行ってやる! …ほら、前戯をしている余裕は私にはないんだよ!男の性欲とはこういうものなのか。抑えが利かねぇ。」 「っふあ!?」 衝撃的な告白と衝撃的な凶器を見せられて、まともな返しすらできなかったオレを先輩が肩を掴んで押し倒してきた! うぉ…オレは女になっちまったし先輩はもともと腕っぷし強いしどうあがいても逃げらんねぇよ… ちょ、もんのすごい血管とかカリとかヤバイんですけど先輩のアレ…!
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816 :竜姫の趣味趣向(reversal side)[sage]:2014/03/12(水) 18:20:08.27 ID:rc1pg/a6 - 「…ふふ、いいな。これ。女を組み伏せているというのは優越感が半端じゃないぜ。」
「ひぃぃぃ…せ、先輩、元の先輩に戻ってくださいよぉ…」 「うるせぇ!やいやい言うな!今の『俺』が『俺』自身だ! ほら、あんまり上の口でピャーピャー騒ぐなら、俺が下の口に突っ込んで黙らしてやるってんだよ!」 ズブッ…っという音を感じるとともに、わけがわからない刺激が脳に飛び込んでくる!? 目がチカチカする!なんだよ、これ!? 一突きされるごとに射精しているみたいな、爆発的な快感! し、しかも、それがどんどん積み重なって…!? うう、そんな、オレは、目の前で揺れてる先輩の胸とかを堪能しながら、もうちょっとゆっくり楽しみたいのに…ッ!? あ゛あ゛あ゛あ!?気持ち良さが滅茶苦茶だァ! 「う、うひぎぃいあ!?っはぁぁああ!?っンな!?っふううううああああ!?」 「っは!どうだ!オンナの快楽は!? これを味わっちまったら男の身体のオナニーなんてなんも気持ち良く思わないだろうな! それもそうだ!オンナの性感は男より断然敏感なんだ! 産む苦痛に耐えなきゃいけないからな、快楽の締まりがガバガバなんだよ!ほら、ここが善いんだろ!?」 ガンッという音が出てるんじゃないかという衝撃が背筋を伝い、 一瞬の間があってようやくそれが先輩の一突きが強く感じるポイントを抉るようにまとめて刺激した快楽だと気付く。 さらには今は亡き相棒がいた辺りからも詳細不明な甘美な電撃が走ってしまう。 先輩の凶器のようなアレの先端を感じている最奥の個所も怖くなってしまうくらいに『キモチイイ』と脳に伝えてくる。 そ、それが、断続的に、何度も何度も、こんな、熱いものを触って、一瞬冷たく感じるような振り切った刺激を受けたら、オレ…!? 「ふうあ゛ああああバカになっぢゃうううう゛う!!!無理無理むりぃいいい!!! 気持ち良さ過ぎてづらい゛いい゛いいいいぃい゛いい!!」 「一人で善がってんじゃねぇよ!ほら、お前ばっかじゃなくてちっとは俺をもっと愉しませろよ! 俺は喘ぐオナホに突っ込んでんじゃねぇんだぞ!」 「ひいいぎぃいいいいあああうああああ!?な、なんか来るぅうううううう!?」 なに!?なんなのこれ!?イッてる!?けど、なんか落ち着かない!イッてるのにすっきりしない! もっと、もっとイッたのが弾みになってもっとキモチヨク…ふにゃあああああああいやあああああ! 「くっふ…そうだよ、その締まりだ!っく…刺激が…強い! ちっ、ジグ!もう出すぞ!このまま膣内で出すからな!」 「ひぃあああああああ!?」 なんか、いやッ!?先輩の精液が注がれちゃってる!?あ、熱い…! あああ、なんでこんなことでもっと気持ち良くなってるのぉ!?くううああああまたイッちゃうよおおおおお!!! ひぃいい、気持ち、良、すぎて、もう、限、界……… 「あ…ぁは…あ……」 「あっ、ジグめ、漏らしちまったか。しかたないか、ナニがなくなった分抑えが利きづらくなっているしな。しょうがないよな。 あー、ふー、これ、いいわー。 ふぅ、すっきりした。男の絶頂は区切りがつけやすくていいな。 …… …また私はジグになんてことを… ああ、こんどこそ彼にハッキリとしたトラウマを刻んでしまった… うわあああ今度こそ償いようのない損害をジグに…やっちゃいけない一線超えちゃった! くぅ…一方的に犯すというシチュエーションに興奮しすぎた…!くそおおおおおお!」
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817 :竜姫の趣味趣向(reversal side)[sage]:2014/03/12(水) 18:22:18.29 ID:rc1pg/a6 - その後、先輩は失神したオレを必死になって揺り起こして、風呂場まで連れて行ってくれた。
風呂場のタイルに土下座までして必死で誠心誠意謝ってきた先輩は、元の先輩を通り越してちょっと情けなかった。 これからの予定は、先輩の計画では明日からの三連休を使ってオレに男に化ける魔法を教えるつもりらしい。 そうすれば、今まで通り大学に通えるから、ということだった。 先輩は、オレを眷属にしたこと、後悔してるみたいな顔をしていた。 それは多分、この前の一件やさっきみたいなことをオレにしてしまった反省って事だろう。 今後いつか、オレをあんな感じでまた無茶苦茶にしてしまうかもしれない自分が怖い。とも言っていた。 でも、オレは… 「先輩。」 「…どうした、ジグ?」 「オレを…眷属にしてくれて、ありがとうございます。」 「どうしたんだ、改まって突然に。」 「オレ、考えたんですよ。 この身体には、今先輩の魔力が流れてる。 それって、先輩のDNAがオレに組み込まれて、『恋人』って赤の他人から『姉妹』っていう家族になったってことだと思うんです。 この指輪の繋がりよりもずっと深い、血縁っていう繋がり… どうあがいても事実として乗り越えられなかった生まれの違いを、先輩が乗り越えさせてくれたんだなぁ…って。」 「…ばか。 あぁ、もう!ジグ!」 「うわっ、先輩、ちょっと、くすぐったいですよぉ。」 「くすぐったいじゃない!大体の女の子は、こうされると気持ち良くなるものなんだ! ジグみたいにな!けしからんことを言う可愛い子は…こうして開発してやるんだっ!」 「ちょ、そん、な…しつこく…やぁぁ…めてって…ばぁ…」 「そんな気持ち良くなっちゃいながら言っても説得力ない!…許せ!もう私の中の雄が興奮して我慢ならん! 今晩はずっとこうして交わって、このまま寝るまで続けよう、な?な!? 大丈夫!もうさっきの術は使わない!その代わり、私に潮を吹かせられるほど腕を磨いてもらうぞ! 今度はジグが私を責める番だ、これでチャラにしてくれ、頼むよ。」 「ひぃぇええええ…」 その夜、二人は力尽きるまで互いの蜜を堪能し、互いの身体を擦りつけ、オンナを愉しんだ。 この日はまだ夏休みが過ぎて幾許。バイトの安月給で暮らすレイアの家にエアコンはなく、窓は開けっぱなしだった。 明朝、付近の住民のほとんどが寝不足であったことは言うまでもない。
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818 :竜姫の趣味趣向(reversal side)[sage]:2014/03/12(水) 18:51:27.65 ID:rc1pg/a6 - 「…私の魔法陣のメモ書き、何に使うのであろう?
あの色ボケ人魚め、『欲しい人がいるからー』と言いよるからくれてやったというに、それが誰かも教えぬうちに帰りよって… まさか、あやつ本人が使わないだろうな…?…ありえすぎて怖い。」 「ぐぬぬぬぬ…あのチビをぶち犯そうと思ってふたなりの魔法陣をもらったのにー… レイアさんにカツアゲされるとは思わなかった…! くぅ、どうせあの人がやりそうなことは見当がつくし、今日はそれをオカズにして寝るかー…」 終わらせる。 キャラを立てる方に力が入って肝心のTSFが不完全燃焼っぽいですが、初心者ですのでこれで許してください。 それではまた、ネタが浮かんだ頃に。
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- SS書きの控え室144号室
536 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/03/12(水) 19:09:27.76 ID:rc1pg/a6 - 連投規制ウザすぎ萎えた
朝昼晩三回に分けて投下とか
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- SS書きの控え室144号室
547 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/03/12(水) 21:50:52.12 ID:rc1pg/a6 - 結局連投規制かけられたときってどれくらい待つのかな
10、20分くらいじゃ解除されなかったけど
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- SS書きの控え室144号室
552 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/03/12(水) 22:03:32.59 ID:rc1pg/a6 - おおー!ありがとうございます!メモっておかないと…
つまり、支援を少々貰ったらそのまま続行おkってことやんね
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