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女の子が露出する/させられる小説 その8

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女の子が露出する/させられる小説 その8
291 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/03/11(火) 11:58:38.29 ID:inSrVjyX
軽いものを一つ、投下します。
女の子が露出する/させられる小説 その8
292 :未来と。 1[sage]:2014/03/11(火) 11:59:41.45 ID:inSrVjyX
「う〜ん、上がらないよ〜お兄ちゃん」
「ガンバレ鈴ちゃん!あともうちょっとだ!」

とある部屋の壁を前に、金髪の小さな女の子と、見た目のしょぼい男が対峙していた。
鈴という名前のその女の子は、真っ白のワンピース姿で、壁に向かって逆立ちをしようとしているが、
なかなか上手くいかずにハアハアと息を吐き、今にも泣きそうになっていた。
「ガンバレ!次はお兄ちゃんが手伝ってあげるから」
それを見ている男は、横で懸命に励ましの声を掛けている。
しかし、自力ではどうしても限界があるとみえ、ついに手を差し伸べてあげる事にする。
「うん、じゃああと一回だけ」
疲れているにもかかわらず、果敢に挑戦しようとする姿勢が素晴らしい少女。
それにしても、この2人は先ほどから何故こんな事をしているのだろうか?

少女が両手を壁際の床に付け、「せーの」の勢いで足をあげる。
勢い良く飛び出した片方の足に引っ張られるようにして、もう片方が浮かび上がる。
だが、及び腰の彼女の足では、到底逆立ちの姿勢に持って行けそうにない。
今にも着地しそうになる細い脚を、男はしっかと受け止め、上の方へ持ちあげてあげる。

両足が壁に向かうにつれて、ワンピースのスカートはどんどん捲れ、白いパンツが丸見えになっていく。
ピッタリと壁に着いた時には、捲れあがったスカートが少女の顔を隠すほどになり、
パンツは全開。おへそも丸見えの、なんとも間抜けな姿となっていた。
「鈴ちゃん。このままでもう少しガンバって!」
「う、うん……」
苦しそうな鈴ちゃん。
自分が今どうなっているかよりも、男の言った事を忠実に守ろうとする。
それに引き換え男の方といえば、遠慮しつつもパンツとおへそを見つめて、なにやら邪な気持ちを押し殺していた。

実はこれ、鉄棒の「逆上がり」の練習だったりする。
倒立をさせているのには意味があり、お兄ちゃん曰く、「鉄棒をするには足を勢いよく出せば、その
勢いで勝手に回ってくれる」らしい。
鉄棒で本番をする前に練習が必要だというのだが、壁倒立する事が本当に練習になるのだろうか?
甚だ疑問ではあるが、男を信用している少女は、全くそんな考えはないらしい。

「お兄ちゃん……もうむり……」
少女が両手の力を緩め始めたので、男は彼女の足首と太腿を持ってゆっくりと下ろしてあげる。
床にぺたんと体をくっつけたままでハアハアと息を吐く少女。
捲れ上がったスカートは、お尻の方もキッチリ見せるようにして翻っている。
「よくガンバッたよ、鈴ちゃん」
うつ伏せで倒れこんでいる少女を心配しながらも、男は丸見えのパンツを観察している。
この状況は、見る人が見れば(いや、だれが見ても)かなり怪しい光景だった。
男は充分に白いパンツを視姦した後、ワンピースのスカートを戻してあげようとした。
この子はまだ10才の幼い少女なのだ。自分の歪んだ性の対象にするわけにはいかない。
テレビで報道されるような変態に自分が仲間入りしたいと思わないし、そう考えられるだけの理性が、
まだ自分にはある。というだけで、彼は、自分が誇らしく思えた。
スカートの裾を掴み、なぜか一度上に引っ張り、背中どころか首筋までもワンピースの中から
観察して、彼は予定通りにスカートを正した。

「鈴ちゃん。ちょっと休憩してお菓子でも食べようか」
「うん!」
「またやるの?」
「当然。何度も練習しないとね」
「へ〜まだやるんだ」
その声は鈴ちゃんの声ではなかった。いつの間にか、別の人物が部屋の中に入って来ていたようだ。
「未来ちゃん!一体いつから?!」
彼女の名は未来といい、鈴のお姉さんでもあった。
女の子が露出する/させられる小説 その8
293 :未来と。 2[sage]:2014/03/11(火) 12:00:19.80 ID:inSrVjyX
「私のりんちゃんになにしてんのよ!」
「タンマタンマ!別に悪さしてないから!」
「……そうなの?りんちゃん」
「うん、練習してただけだよ。みくお姉ちゃん」
「練習?」
「逆上がりの練習だよ」
「??」
「待って!事情を聞く前に足で顔を踏むのを止めてくれ!」

未来が男を押し倒し、その顔に向かって、太ももまで覆われた黒いニーソでグリグリと踏みつけている。
男としては、その脚から見える短いスカートの中のパンチラ景色は嬉しかったが、鈴ちゃんの
目の前でそんなことしてたら、彼女の教育に大変よろしくない。今度、二人っきりになった時に
またやってもらうとして、今は止めてもらう事にした。……惜しいけど。

・・・・・・

「ごめんね。私の早とちりみたい」
3人で話した結果、未来が素直に勘違いを認めてくれて、なんとか警察沙汰にならずに済んだ。
本気かどうかは知らないが、よく「通報する」という言葉を使う未来は、
単に狼狽する男の姿を見たいだけなのかもしれない。

「本当に謝る気があるの?未来ちゃん」
「ホラホラ、クッキーあげるから許してよ」
右手に持ったチョコチップクッキーをひらひらさせてから、彼女は男の口にクッキーを入れる。
彼女が椅子に腰かけているのに、男の方は犬がおすわりする姿勢なので、餌をやっているようにしか見えない。
「おいしい?」
未来の手作りクッキーをぼりぼりと頬張る男に向かって、率直な感想を求める。
この2人はいつもこんな調子でじゃれ合う仲だった。
「普通……かな」
「もうあげない」

男はふざけるのを止めて椅子に座り、鈴ちゃんと話そうとする。
鈴の方は、次は自分があげる番かな?と思いじっと待っていたので、少し残念な顔をした。

「今度は公園に行って練習しようか」
「え〜、でも恥ずかしいよ……」
「なら、もう一度部屋で練習する?」
「うん」
温かいココアをゆっくりと口に含みながら、鈴はまた2人で遊べる事を喜んだ。
逆上がりが出来ないのは本当だが、本格的に練習したいと思った事はなく、でもお兄ちゃんが
練習に付き合ってくれるなら、断る理由はなかった。
むしろ出来るようにならない方がずっと遊べていいな〜、と思っていたりもした。

「で、未来ちゃんはいつ帰るの?」
男は何のひねりもなく未来にそう言った。あの練習風景は未来に見せられないからだ。
単純に、パンツをじっくり見る事が出来なくなる恐れは回避しようとしたのだ。
「え?帰らないよ?私も鈴ちゃんの為に付き合ってあげる」
「そ、そうなんだ……」
「なんで残念そうなのよ!私がいると迷惑なの?!」
「トッテモウレシイデス!」
なんて事だ!せっかく、鈴ちゃんのパンツを拝む為に、いつもの黒い短パン姿から
運動には向いていないワンピース姿に着替えてもらったっていうのに!!

当初の計画が台無しになって、男は心の中でしくしくと泣いた。
女の子が露出する/させられる小説 その8
294 :未来と。 3[sage]:2014/03/11(火) 12:01:21.33 ID:inSrVjyX
「ここの壁って薄くない?」
マンションの壁は、下手をすると隣の住人に生活音が丸聞こえになる。
それを危惧した未来は、なかなか他人の気持ちが分かる良い子である。
「大丈夫だよ。俺が『炉心』を全力で熱唱した時も、誰からも苦情が来なかったから」
「ふ〜ん……」
某・有名歌手の曲を挙げて、男が説明する。
どんな曲かは置いといて、実は未来がそれを歌っている歌手本人だと男は知らない。
あの歌手は漫画の様なボリュームのツインテールがチャームポイントであり、
今の未来の髪型は、同じツインテールではあるが、それには程遠い量であった。
髪の毛の色も青みがかった黒で、目の色も、カラーコンタクトを使っていないので黒のまんまである。
『電子の歌姫』を称する時、未来はCG処理も手伝って別人に近い変貌を遂げる。気付かないのも無理はない。
未来はそれをどうにも言いだせずにいて、たまに話題に上ると白けた態度で応じるようにしていた。

「で、どうやるの?練習」
仕切り直して未来が問いかける。さっき見た光景は、男が鈴のスカートを直しているところ
なので、何をしていたのか分かっていなかった。

「壁倒立?それで逆上がりの練習になるの?」
「いや、これは脚を上手く使う練習なんだよ」
「そんなの簡単じゃない」
そう言うと、未来は床に手をついて、その場で逆立ちをした。
少しよたよたとしていて、綺麗な姿勢とは言えないが、未来は壁など使わなくても逆立ちが出来る。
「うわー!お姉ちゃんすごーい!」
「うむ、さすが未来ちゃん」
素直に感心する鈴ちゃんの声に、未来は、お姉ちゃんとして誇らしく思った。
そのせいか、ただでさえ短いスカートが逆さまになり、縞々のパンツを男の前に投げ出している事に気が付いていない。
鈴も男もパンツが丸見えの事を指摘せず、未来が満足するまでずっとその格好でいさせた。

「さあ、りんちゃんもやってみて」
「私はお姉ちゃんみたいに出来ないよー」
「壁を使ったら出来るんでしょ?」
「うん、多分」
姉妹の会話を聞いて、男は何やら考え事をしていた。

もしも、未来が鈴の逆立ちを見たらどうなるだろう?
パンツが丸見えになるところを見たら、やっぱりそれを止めるだろうか?
そうなったら、もうパンツは見れないし、未来に軽蔑されてしまうかもしれない。
男の頭の中はパンツ一色だった
なんとかして未来と鈴のパンツを上手く拝む術がないか、脳をフル回転させた。

「2人とも、ちょっと勝負をしようか」
「勝負?」
「どっちが長く逆立ち出来るかを、ね」
「でも、りんちゃんは壁を使うんでしょ?私不利じゃない?」
「いや、鈴ちゃんは俺が脚を持ってあげるから、壁は使わないよ」
「……それでも、やっぱり不利だと思うけど」
「いや、でもさ、鈴ちゃんが自分の体重を支える体力がどのくらいあると思う?」
「うーん、そう考えれば私の方が有利かも」
「でしょ?じゃあ決まりって事で」
男の目論見にまんまと引っ掛かる未来。
個別に逆立ちされるとパンツが丸出しになるのがバレるので、苦肉の策だがなかなかの案だった。

「じゃあ、まずりんちゃんから」
「いやいや、二人同時にするの!」
だから、未来が別々にしようとするのは絶対に阻止しなくてはいけなかった。
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295 :未来と。 4[sage]:2014/03/11(火) 12:02:52.32 ID:inSrVjyX
「未来ちゃんはこっち。で、鈴ちゃんはこっちに来てね」

男は、自分を中心に、少女2人をある程度間隔を置いて立つように仕向けた。
逆立ちした後の鈴を支えられるように。でも、未来との距離も同じくらい近くなるような配置だ。
第一に、2人のパンツを間近で見たい。
第二に、未来にパンモロを意識させないようにしたい。
未来が多少怪しんだとしても、この配置は譲れなかった。

「お兄ちゃん、私ちょっと練習したい」
「え?でも……」
鈴曰く、逆立ちどころか壁倒立も覚束ないので自信がない。らしい。
「……そうだね。じゃあ、一回練習しようか」
未来も休憩も兼ねて鈴の練習を見学する事にした。さっきの逆立ちで少し疲れていたのだ。

「いくよ?お兄ちゃん」
鈴がそう言って床に手を付いて言った。その声は自信のなさを思わせた。
だが、緊張しているのは鈴よりも男の方だった。
なんとか、すそが捲れないように上手く補助してやらないと、パンモロになるのが未来にバレてしまう。
ここで失敗は許されなかった。
「よし来い!鈴ちゃん」
妙に気合が入っている男を見て不思議に思いながらも、未来はジッと見守っていた。
細い脚が宙に上がる。
ワンピースが逆さまになり、スカートが下着を隠そうとしなくなるその時、
男はギリギリのタイミングでその裾を掴み、鈴を逆立ちの姿勢に持っていった。
「りんちゃんスゴーイ」
未来はお姉ちゃんらしく、妹の鈴を褒めてあげる。
「鈴ちゃん、さっきより綺麗に出来てるよ!」
男も褒める。それを聞いて、鈴は十分自信がついたようだ。
上手く誤魔化す事が出来たので、逆立ちをする鈴を見ても、未来はパンツがどうこうと言う事はなかった。
実は、男の目線から見るとスカートの中がチラチラ確認できたのだが、流石にこれは上から覗いていないと分からない。
鈴が疲れない程度のところで、男は鈴を優しく降ろしてあげた。

「ねえねえ、私が勝ったら何か買ってよね」
ようやくゲームが始められる段になって、未来がそう提案する。
さきほどの鈴の格好を見て、勝利を確信したようだ。
「えっと……何を?」
「それは……その時に決めるって事で」
「(パンツの為なら)あんまり無茶な物じゃなければ良いよ(仕方ない)」
「ヤッター!りんちゃんもイイよね?」
「う、うん!」
鈴は鈴で勝つ気まんまんらしく、なにか欲しい物を模索していた。
男の財布が試される時が近いらしい。このゲームは、なんとも高い買い物になりそうだった。

「それでは位置について……2人ともいいかな?」
「私はいつでもいいよ〜」
「うん、大丈夫……」
鈴はどうにも万端と言える状態ではなさそうに見えるが、男はさっさと始める事にする。
どこで邪魔が入るかも知れない、善は急げ(?)だ。

「3・2・1、スタート!」
男の声に合わせて未来と鈴が逆立ちの姿勢に入る。今度はスカートの裾を抑える必要はなく、
パンツが丸見えになってもお構いなしに、男は鈴の脚を持つ。未来はさっきよりも綺麗に逆立ちを決めた。
かなり本格的に勝ちに来ている。男の目の前には、未来の縞々パンツも、鈴の真っ白パンツも、同じくらい近くに見えた。

これからの数分間を、この光景を眺めて過ごせる事に男は感謝した。
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296 :未来と。 5[sage]:2014/03/11(火) 12:03:35.04 ID:inSrVjyX
「鈴ちゃんガンバレ!未来ちゃんもガンバレ!」
声援を受けて、二人は気合を入れてゲームに取り組んでいた。

しかし男の声援は、当人達にではなく、眼前にあるパンティに向かって放たれていた。
男と彼女達の距離はとても近く、匂いを嗅げるほどである為、男は理性を抑えるのに必死になった。
ほのかに汗のにおいが漂ってきて、そのまま吸い込まれそうになる頭をなんとか繋ぎ止める。
彼女達のプルプル震えるお尻は、簡単に理性を吹き飛ばしてしまいそうだ。

「あっ!」
咄嗟に、男は未来に手を出してしまった。
いや、エッチな意味ではなく、未来が突然よろけたので、バランスの補助を手伝おうとしたのだ。
といっても、男の手は、彼女の愛らしいお尻を包み込むパンツをぷにっと軽く押しこんでしまっていて、
セクハラ行為をしているのは間違いない。

男はゲームの最中に手を出してしまった事を悔やんでいた。
手を差し伸べた理由は欲望の発露ではなく、未来が思いのほかすぐに、逆立ちの姿勢を維持出来なくなった事に
驚いた為だった。だが、男は勘違いをしていた。
未来は逆立ちが維持できなくなったわけではない。ただ、その姿勢ゆえに動かない状態を維持するのが
難しかったから、バランスを取ろうとしたのだ。
多少よろけるくらい普通であるが、男はそれを即座にギブアップと受け取ってしまった。

しかし、それが功を奏した。
未来は男の補助(お尻を触っているが)によって負担が少なくなった事を喜んでいたし、
もし、彼が未来を静止させておかなければ、逆立ちで自由に移動が可能な未来は、男が何故こんなゲームをするのか
気が付いてしまったに違いなかった。

(柔らかい……)
男の自制心は、もう限界といってよかった。
片手を未来の縞々パンツに添えてしまった際に、鈴の体も同様の支え方に変えていたのだ。
右手に尻を、左手にも尻を。
両手に花ならぬ、両手に尻。それが今の状態だった。
彼女達の体重はかなり軽い方だったが、それを同時に支えるのは案外難しく、必然的にお尻に込める力も、
添えるというより、手のひら全体で鷲掴みにしてしまっていた。

「も、もう……むり……」
先に限界が来たのは鈴だった。補助があったとしても、両手で体を支えるのは重労働だ。
まだ小さな鈴に、長時間耐えられる姿勢ではないのは確かだった。
腕から崩れ落ちる鈴。
男は鈴のバランスを保たせようと、小さなお尻を支えていた右手を、彼女の足先まで持っていく。
吊りあげる様にして支えてあげれば、鈴は持ち直すかもしれない。そう考えたのだった。
そして、その考えは間違ってはいなかった。

ただ、男の作戦は、自身の行動ミスにより失敗に終わった。

鈴の足先を持つはずの右手は、鈴のパンツに指を引っ掛けてしまった為に移動が停止。
未来(のお尻)を支えていた左手は、男が鈴のよろめきに釣られたせいで制御が出来なくなり、
あろうことか、ひとさし指を未来のお尻の穴の位置に、ピンポイントで差し込む形を取ってしまった。
「わっ!」
「やっ!」
「ひいぃっ!」
男は、自分が何をしているのかも分からないままに、鈴と未来と一緒に床に崩れ落ちた。
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297 :未来と。 6[sage]:2014/03/11(火) 12:04:28.13 ID:inSrVjyX
「いててて……」
ショック自体はそれほどなく、軽く背中を打ちつけた体を、男は起き上がらせようとした。
ところが、それがとても困難な事にすぐに気が付く。

男の両腕が塞がっていたのだ。
少女を支えていたはずの両手は、その少女たちによって緩衝材代わりに使われていた。
つまり、腕の上に鈴と未来が片方ずつ乗っかっていたのだ。
男が動けない理由がもう一つあった。
さっきの男の行動ミスが原因で、鈴のパンツが膝まで脱がされていた。
男の前には、鈴が股間を隠すことなく倒れていたのだ。胸近くまで捲れた服も、そのままだった。
あわてて男は顔を逸らした。

未来の方を見ても、その惨状は変わりないようだった。
鈴も未来も仰向けに倒れこんだらしい。やはり股間が丸出しになっていた。
残念ながら(?)未来の縞々パンツは脱げていなかったが、男は心穏やかではいられなかった。
左手が未来のお尻に押し潰され、指が……その指が未来のお尻の穴に差し込まれていた……。
もちろん、男の目線でそれが見えるわけではない。
ただ、自分の指の感触を信じるなら、そうなっているとしか思えない温かみを感じてしまうのだった。

(まずいまずいまずいまずいまずいまずいますいまずいまずいまずいまずい……)

なんとかしなくてはならない。
二人のこの状態を直してあげないと、(というか気付かれたら)確実に嫌われる自信が男にはあった。
鋭い焦りが込み上げていながらも、男には顔を左右に振るくらいしか手立てはなく、
「いったーい」
「ひゃん!どこ触ってんのよ!」
鈴と未来が起き上がるのを、ただ見守るしかなかった。

男は全てをあきらめる事にした。
せめて……せめて今この状況を味わおう。
鈴が、何故かワンピースもパンツも体を隠していない事に気づき、あわてて直しているさまや、
未来が四つん這いになり、お尻の中心をむず痒そうに撫で回している光景を。
……我が一生に、一片の悔いなし。そして、男は事切れた。

・・・・・・


目が覚めた時、男は自分が今どこにいるのか分からなかった。
急に目の前が暗くなったと思ったら、いつの間にかベッドに寝かされていたのだ。
「あっお兄ちゃん気がついた?」
「……鈴ちゃん……ここって病院?」
「お兄ちゃん気絶しちゃってたんだよ。あっ動いちゃダメ!」
「……ッつぅ…何これ?俺、骨折したの?」
「うん……ごめんね、お兄ちゃん」

「気がついたの?良かった」
「未来ちゃん、俺どうなったの?」
「知らないわよ。急に返事しなくなって、揺さぶっても起きないし、腕も変な形だったから
あわてて救急車呼んだの。痛みで失神するなんてひ弱ねー」
「そう……ハハハ良かった……」
「良くないわよ!!心配させないでよね!」
「私もすっごく心配したんだよ?」
「違うんだ。俺が良かったっていうのは……いや、ありがとう2人とも。助かったよ」

セクハラで絶交されるより骨折の方が全然マシなんて、流石に言えなかった。
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298 :未来と。 7[sage]:2014/03/11(火) 12:05:47.25 ID:inSrVjyX
・・・・・・

「はい、アーン」

骨折の完治には1ヶ月ほどかかるらしく、数週間の病院生活の後、退院を許され自宅に帰って来た。
日常生活に支障はあれど、こうしてかいがいしく未来が面倒を見てくれるので、男は幸せだった。
「おいしい?おいしいならワンと言いなさい」
「ワン!」
その分、Sっ気が大きくなってしまった気がするが、これはいつも通りだった。

人は、病人には過剰に優しくなるらしく、骨折からの数週間は頻繁に未来と鈴が介護に来てくれたが、
徐々に手が自由になると、とても分かりやすく適当に対応するようになった。
「未来ちゃん。俺、汗かいちゃった」
「だから?」
「体拭いてくれない?」
「……もう、一人で出来るでしょ?」
「完全には治ってないんだよ!?」
「リハビリしなさい」
口ではそう言いながらも、未来はタオルとお湯を張った洗面器を用意してくれる。
この親切心は、単に面倒見が良いと片づけていいのかどうか男は迷った。
「いつもありがとう未来ちゃん」
「どういたしまして」
だからといって、未来の気持ちを確かめる様な真似はしない。
いくじなしと言ってもいいし、今の関係で充分満足しているとも言えた。

「そういえば、あの時の勝負ってどっちの勝ちだったの?」
「えっ?ああ……」
未来に言われて、男は今思い出したフリをした。
忘れたことなどない。あの時の二人のお尻の感触も、あの時の衝撃的な光景も、忘れられる筈なかった。
入院中も、今現在も、両手が不自由な事を嘆かない時はなかった。

「分からないけど、多分未来ちゃんかな……」
「多分なの?」
「俺が手を出さなければ、勝ってたと思う」
「……お尻触ったよね」
「ごめんなさい」
未来の方も忘れた事はなかった。骨折が早く治ってくれれば、いくらでも虐められるのに……。
そう思いながらも男の面倒を見てしまうのは、未来が男の事を本気で恨んでいるわけじゃない事を示していた。
かといって、お尻の穴に指を突っ込まれるのは二度とごめんだが。

「勝ったら何か買ってくれるんだよね?何にしようかな〜」
「あの、あんまり高いのは……腕の治療で出費もあるんで……」
「そんなこと知らないもんね。自業自得でしょ?」
男は、未来が何を頼んでくるのかぞっとしない心持ちだった。
自分がしでかした事を考えると、何を言われようと断れないからである。
「私、旅行行きたいなー」
「えっ?」
「それじゃあダメ?物に限った事じゃないでしょ?」
「え……うん。未来ちゃんがそれで良いなら」
「やったー!じゃあ早くその腕治してよね」
男は正直ホっとした。旅行が高くつかないわけじゃないが、際限なくふっかけられないだけマシだ。
「旅行か……」
未来ちゃんと旅行……。二人っきり?そんな訳ないか。鈴ちゃんも一緒かな?多分。
想像して興奮した。願ってもない提案だった。未来ちゃんの方から持ちかけてくれるなんて……。
男は、未来以上に自分が早く治るように願った。


おわり。
女の子が露出する/させられる小説 その8
299 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/03/11(火) 12:09:26.54 ID:inSrVjyX
終わりです。

できれば9日に投下したかった……。


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